JP2506096B2 - 搬送装置 - Google Patents

搬送装置

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JP2506096B2
JP2506096B2 JP62009407A JP940787A JP2506096B2 JP 2506096 B2 JP2506096 B2 JP 2506096B2 JP 62009407 A JP62009407 A JP 62009407A JP 940787 A JP940787 A JP 940787A JP 2506096 B2 JP2506096 B2 JP 2506096B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) この発明は搬送装置に関するものである。さらに詳し
くは、この発明は、トンネル、建設現場、鉱山、工場、
流通施設等での物品の搬送に有用な、曲線搬送、垂直搬
送、さらには上載搬送もしくは吊下げ搬送をも可能とす
る新規な搬送装置に関するものである。
(背景技術) トンネル、建設現場、工場等において、台車を用いる
搬送は、従来から普通に行われている。この台車による
搬送以外にも、コンベア搬送、リフト搬送などの手段が
知られているが、これら手段に比べて台車による搬送
は、その装置の設置が簡単で、搬送経路の変更や、延長
短縮も容易で、しかも重量物の搬送にも有効であるとい
う特長を有している。
このような特長を生かしつつ手作業の危険性を取り除
き、しかも効率を大幅にアップするものとして、走行レ
ールを敷設し、該レールに沿ってワイヤーロープによっ
て台車の移動を行うことも、これまでによく行われてき
ている。
しかしながら、従来のワイヤーロープ移動による台車
搬送の場合には、そのほとんどが水平面もしくは、若干
の傾斜面での直進搬送に限られ、水平および垂直方向の
曲線部での搬送は不可能であった。その理由としては、
これらの曲線部においてはワイヤーロープが搬送経路の
周囲の物体、あるいはトンネルの場合には地中壁と接触
して台車への引張り力の伝達が困難になることや台車が
レールから脱輪してしまうことなどがある。
このため、各種の障害や設計上の理由により、曲線部
を含む搬送経路においては、それら経路を直線分画し、
その区分された経路の各々で台車搬送を完了させ、断続
的に運搬物の積み込みと積み卸しを行わざるを得なかっ
た。このことは、搬送のための設備コストを増大させ、
搬送効率の向上を制約し、しかも積み込みと積み卸しの
ために人間を配置しなければならないことから、安全性
の面でも大きな問題を残していた。
(発明の目的) この発明は、以上の通りの事情を鑑みてなされたもの
であり、従来の方法のような欠点のない、搬送効率に優
れ、設備コストの低減が可能で、安全性にも優れた、曲
線搬送、さらには垂直搬送、吊下げ搬送をも可能とする
新規な搬送装置を提供することを目的としている。
(発明の開示) この発明の搬送装置は、上記の目的を実現するため
に、各々のみぞ部が背向する一対のチャンネル部材から
なる走行ガイドレールと、この走行ガイドレールの各々
のみぞ部でローラがガイドされて移動する移動ローラ装
着の搬送台車と、対向する走行ガイドレールのチャンネ
ル部材間の空間に敷設した移動ワイヤーロープと、この
ワイヤーロープの駆動装置とを備え、搬送台車は、これ
に一体とされている係止装置により、ワイヤーロープに
間隔をおいて固着された二つの係止具の間のワイヤーロ
ープに非緊結固定状態で係止され、走行ガイドレールへ
のワイヤーロープの接触と、一対の対向する走行ガイド
レールのチャンネル部材間の空間からのワイヤーロープ
の浮上りを防止するワイヤーロープのガイドローラが走
行ガイドレールに配設されていることを特徴としてい
る。
添付した図面に沿ってさらに詳しくこの発明の搬送装
置について説明する。
第1図は、この発明の一例を、台車、走行ガイドレー
ルおよびワイヤーロープの位置関係として示した要部斜
視図である。この例においては、各々のみぞ部(A)
(B)が相互に背向している一対のチャンネル部材
(1),(2)からなる走行ガイドレールのみぞ図
(A)(B)によって、ローラ(3)がガイドされてい
る。このローラ(3)は、移動ローラとして搬送台車
(4)に装着されている。
搬送台車は、荷台部分と走行部分とに分割・固着で
き、同一の走行部分に対して、搬送物の形状、重量等に
適合した荷台部分を固着することにより、どのような搬
送物にも対応できる。また搬送台車は、ワイヤーロープ
(5)に複数装着することも可能である。
走行ガイドレールの一対のチャンネル部材(1),
(2)の間の空間(C)には、上記の移動ワイヤーロー
プ(5)が敷設されている。このワイヤーロープ(5)
に引張られて搬送台車(4)は移動する。
この例の場合には、搬送台車(4)に、運搬物、たと
えばトンネルのコンクリートセグメント(6)が係止具
(7)によって固定されている。また搬送台車(4)に
は、その横ぶれの防止のためのローラ(8)が設けられ
ており、チャンネル部材(1)(2)の側板部端面に当
接して回転するようにしてもいる。
第2図は、この第1図の例を断面図として示したもの
である。移動ローラ(3),(3′)は、走行ガイドレ
ールのチャンネル部分(1),(2)のみぞ部(A)
(B)によってガイドされている。この場合の移動ロー
ラ(3)(3′)としては、たとえばゴムライニングロ
ーラを用いることができる。
搬送台車(4)は、ワイヤーロープ(5)に、係止装
置(9)によって係止されている。また上記の通り、こ
の例では、横ぶれ防止のためのローラ(8),(8′)
を両側に設けてもいる。
ワイヤーロープ(5)への搬送台車(4)の係止につ
いて拡大して示したものが第3図である。搬送台車
(4)に一体化されている係止装置(9)は、ワイヤー
ロープ(5)に対して非緊結固定状態にあり、ワイヤー
ロープ(5)に間隔をおいて固着した二つの係止具(1
0)の間のワイヤーロープ(5)に若干の遊びをもって
係止装置(9)が止められて係止される状態になってい
る。このように係止装置(9)がワイヤーロープ(5)
に対して非緊結固定状態にあること、すなわち、ワイヤ
ーロープ(5)に対して自由度があることは、搬送台車
(4)が、曲線部においても安定して走行するために欠
くことのできない要件である。この自由度によって、搬
送台車(4)は、係止装置(9)との間にクッションを
介して、あるいはクッションを介することなく、図中に
矢印で示したように、左右に揺動可能としている。
また、第4図および第5図に例示したように、この発
明の搬送装置においては、曲線部において走行ガイドレ
ールのチャンネル部材(1)にワイヤーロープ(5)が
接触して、その摩擦によりワイヤーロープ(5)および
これに係止されている搬送台車(4)の移動が困難にな
ることや、一対の走行ガイドレールのチャンネル部材
(1),(2)の間の空間(C)からのワイヤーロープ
(5)の浮上りによる搬送台車(4)の移動の困難さを
防止するために、ワイヤーロープ(5)のガイドローラ
(11),(12)を設けている。第4図のガイドローラ
(11)の場合には、ワイヤーロープ(5)と接触して回
転し、また第5図のガイドローラ(12)の場合には、同
様にワイヤーロープ(5)と接触して回転するととも
に、搬送台車(4)の係止装置(9)が通り抜けること
ができるように、左右に揺動自在(矢印a,b)としても
いる。もちろん、このガイドローラとしては、第4図お
よび第5図に示したものに限られることなく、適宜な形
状と構造のものを、必要とされる走行レールの部位適宜
に設けることができる。
第6図および第7図は、この発明の装置について、そ
の全体を概略的に例示したものである。
第6図では、搬送台車(4)に、クレーン(13)によ
って運搬物(6)が積み込まれる状態を示している。こ
の積み込みが終了したあと、搬送台車(4)は、ウィン
チ(14)によって移動するワイヤーロープ(5)の動き
に従って、走行ガイドレール(15)にガイドされて竪抗
(16)を垂直に移動降下する。走行ガイドレール(15)
には垂直方向の曲線部でのワイヤーロープ(5)の浮上
りを防止するため、前記の通りのガイドローラ(12)を
設けている。
D地点を到ると、右にカーブを切り、第7図のD地点
からさらに移動し、再度、垂直に移動降下する。終点の
E地点において、搬送台車(4)に吊下げられた状態に
ある運搬物(6)を台車(17)に積み卸す。
走行ガイドレール(15)の終端では、ウィンチ(18)
がワイヤーロープ(5)を巻き取っている。
この発明の装置において、ワイヤーロープ(5)の駆
動装置に一対のウィンチ(14),(18)を使用する場合
には、第8図に示したように、ウィンチ(14),(18)
の近傍にワイヤ速度検出器(19),(20)を置いてワイ
ヤーロープ(5)の移動速度を検知し、モータースピー
ド制御装置(21),(22)によって、ウィンチ(14),
(18)を同期させる必要がある。
ワイヤーロープ(5)については、この第8図に示し
たようなワイヤスピードの同調とともに、ワイヤーロー
プ(5)の張力の同調を行うことができる。この場合
は、ワイヤーロープ張力同調用のウィンチを設け、この
ウィンチと、上述の駆動ウィンチ(14),(18)の各々
との間にロードセルを設置し、各々の張力を検知して、
駆動用モータを制御することができる。これらのスピー
ドと張力の同調は、コンピューターによる統括制御がで
きるようにするのが好ましい。
ワイヤーの切断、あるいは停電時に対応するため、適
宜な制動装置を採用することができる。
以上の搬送装置によって搬送を行う場合、一般的に
は、走行レール長が200m,搬送重量10t程度まで可能であ
る。たとえば、径7.6mのトンネルの8分割セグメントの
搬送においては、その重量は3t程度となる。もちろん、
より軽量なものの搬送にも有効であることはいうまでも
ない。
搬送する運搬物の大きさ、重量、そして搬送経路とそ
の長さに応じて、搬送台車への運搬物の取付けを行う。
取付けの方法、そのための装置には様々なものが使用で
きる。たとえば第1図に示したようなものだけでなく、
第9図のように、高強度バンド(23)によって固定して
もよいし、軽量物の場合には、真空装置を台車に組込
み、真空吸着力によって固定してもよい。
また、この発明においては、走行レールは複数であっ
てもよい。特に大形運搬物、重量物については、搬送台
車の横ぶれを防止し、安定走行を可能とするために、た
とえば、第10図に示したように、走行レール(24),
(25)、およびワイヤーロープ(26),(27)の複数の
組合せとすることができる。
もちろん、この発明は、以上の例に限定されるもので
はなく様々な態様が可能であることはいうまでもない。
(発明の効果) この発明により、以上の通り、従来は実現することの
できなかったレール走行による搬送台車を用いての曲線
搬送、垂直搬送、さらには上載搬送や吊下げ搬送も可能
となる。
搬送効率は著しく向上し、装置の設置、メインテナン
スも容易で、低コスト搬送が実現される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一例の要部斜視図であり、第2図
は、その断面図である。第3図は、係止部の部分拡大斜
視図である。 第4図および第5図は、ガイドローラ部の部分拡大斜視
図である。 第6図および第7図は、この発明の装置の一例を全体シ
ステムとして示した断面図である。第8図は、ウィンチ
について示した斜視図である。 第9図は、搬送台車への運搬物の固定法を例示した斜視
図である。また第10図は、複数の走行レールを有するこ
の発明の他の例を示した斜視図である。 図中の番号は次のものを示している。 1,2……チャンネル部材、3,3′……移動ローラ、4……
搬送台車、 5……ワイヤーロープ、6……運搬物コンクリートセグ
メント、7……係止具、 8,8′……横ぶれ防止ローラ、9……係止装置、10……
係止部、 11,12……ガイドローラ、13……クレーン、14……ウィ
ンチ、 15……走行レール、16……竪抗、17……台車、18……ウ
ィンチ、 19,20……ワイヤ速度検出器、21,22……モータースピー
ド制御装置、 23……バンド、24,25……走行レール、26,27……ワイヤ
ーロープ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各々のみぞ部が背向する一対のチャンネル
    部材からなる走行ガイドレールと、この走行ガイドレー
    ルの各々のみぞ部でローラがガイドされて移動する移動
    ローラ装着の搬送台車と、対向する走行ガイドレールの
    チャンネル部材間の空間に敷設した移動ワイヤーロープ
    と、このワイヤーロープの駆動装置とを備え、搬送台車
    は、これに一体とされている係止装置により、ワイヤー
    ロープに間隔をおいて固着された二つの係止具の間のワ
    イヤーロープに非緊結固定状態で係止され、走行ガイド
    レールへのワイヤーロープの接触と、一対の対向する走
    行ガイドレールのチャンネル部材間の空間からのワイヤ
    ーロープの浮上りを防止するワイヤーロープのガイドロ
    ーラが走行ガイドレールに配設されていることを特徴と
    する曲線搬送、垂直搬送および上載搬送、吊下げ搬送可
    能な搬送装置。
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JPS6049062U (ja) * 1983-09-12 1985-04-06 日本エアレーション株式会社 物品搬送装置

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