JP2505909Y2 - 丸のこ液体冷却装置 - Google Patents

丸のこ液体冷却装置

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JP2505909Y2
JP2505909Y2 JP1989149453U JP14945389U JP2505909Y2 JP 2505909 Y2 JP2505909 Y2 JP 2505909Y2 JP 1989149453 U JP1989149453 U JP 1989149453U JP 14945389 U JP14945389 U JP 14945389U JP 2505909 Y2 JP2505909 Y2 JP 2505909Y2
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    • B27WORKING OR PRESERVING WOOD OR SIMILAR MATERIAL; NAILING OR STAPLING MACHINES IN GENERAL
    • B27BSAWS FOR WOOD OR SIMILAR MATERIAL; COMPONENTS OR ACCESSORIES THEREFOR
    • B27B5/00Sawing machines working with circular or cylindrical saw blades; Components or equipment therefor
    • B27B5/14Rim-driven circular saws
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23DPLANING; SLOTTING; SHEARING; BROACHING; SAWING; FILING; SCRAPING; LIKE OPERATIONS FOR WORKING METAL BY REMOVING MATERIAL, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23D59/00Accessories specially designed for sawing machines or sawing devices
    • B23D59/02Devices for lubricating or cooling circular saw blades

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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、リング形ののこ刃の半径方向内側の端部
を、円板状プレートの外側円周端部にて回転可能に支持
する丸のこ液体冷却装置に関する。
[従来の技術] 米国特許A第4,352,241号は、前記の型の装置に関す
る。その特許明細書中で説明されている実施例によれ
ば、冷却および洗浄剤のための流路は、円板状プレート
の平面側またはエッジのいずれかで終わっており、開口
部は、のこ刃の内側エッジに対してほぼ半径方向に向け
られている。平面側で終わっている場合、開口部がのこ
刃に向けられていないので、冷却および洗浄効果が特に
低い。エッジで終わっている場合、洗浄および冷却剤が
のこ刃に当たるが、のこ刃にはね返る傾向があり、のこ
刃のまわりが全く洗浄できない。したがって、いずれの
場合にも十分な洗浄および冷却効果が得られない。洗浄
効果が低いことにより、汚染物質がのこ刃を通って駆動
組み立て物中に、特にのこ刃のウェブの1個または複数
の溝に入り、その結果、のこ刃の支持ロールが著しく摩
耗する。
[考案が解決しようとする課題] 本考案の目的は、上述の問題を解決する改良された円
板状プレートを有する冷却装置を提案することである。
それは、前記排出開口部を円板状プレートの外周に隣接
配置し、かつ排出開口部に隣接するのこ刃の内側のエッ
ジの接線にほぼ平行に向けることにより行なわれる。洗
浄および冷却剤は、このように主にプレートの外周に沿
って向けられるので、液体がより簡単にのこ刃のまわり
を洗浄し、比喩的に言えば、のこ刃に張り付くようにな
る。
さらに、本考案により、洗浄および冷却剤等液体を導
き、洗浄および冷却剤等液体にのこ刃に対して必要な方
向および適切な速度を与えることが可能になる。
このことは、好ましい実施例によれば、プレートの排
出開口部の外側に移送用平面あるいは方向づけまたは誘
導用表面を備えることにより行なわれ、それにより水は
本質的にのこ刃に対して接線の方向に導かれる。
本考案の別の目的は、のこ刃が、駆動機構の一部を形
成する駆動および支持ロール中に入る前に、おがくずや
同様のものの形の汚染物質がほぼなくなるように、のこ
刃を洗浄できるようにすることである。この目的は、洗
浄剤のために前記排出開口部の1つを配置し、かつ前記
移送用平面あるいは方向づけまたは誘導用の面を設計す
ることにより行なわれる。
[課題を解決するための手段] 本考案の丸のこ液体冷却装置は、 リング状ののこ刃の半径方向内側の端部を、円板状プ
レートの外側円周端部にて回転可能に支軸する丸のこ液
体冷却装置であって、 円形の外側円周端部と液体流路を有する円板状プレー
トと、 円板状プレートの後部を丸のこ装置本体の保持部に取
付ける手段と、 液体流路への注入口と液体流路からの少なくとも1つ
の排出開口部と、を有し、 液体注入口は円板状プレートの後部に配置され、液体
排出開口部は円板状プレートの最前部にある外側円周端
の内側に隣接配置され、円板状プレートの外側円周端に
おいて支持されるリング状ののこ刃の回転方向に沿いそ
の回転円周のほぼ接線方向をなしている。
[実施例] 本考案の利点のみならず、さらに別の特徴および様相
を好適な実施例にもとづいて以下に説明する。
第1図は、本考案の丸のこ液体冷却装置の一実施例を
備えた丸のこ装置の斜視図、第2図は、第1図の円板状
プレートの上面図、第3図は、第2図の下面図、第4図
は、第3図のA−A線に沿った、プレートの内側への冷
却および洗浄液の注入口の断面図、第5図は、第2図の
B−B線に沿った、プレート取付部の断面図、第6図
は、第2図のC−C線に沿った、冷却または洗浄液の排
出開口部の前面を示す断面図、第7図は、第3図のD−
D線断面図、第8図は、第2図のE−E線断面図であ
る。
第1図に示す丸のこ装置は、次の主な構成要素、すな
わち機械部分1を有し、この機械部分1は駆動モータお
よび伝動手段を含んでいる。モータハウジングは2つの
ハンドル2および3を備える。リング状ののこ刃4は、
前記駆動手段および伝動手段(図示せず)により、矢印
5の示す方向に回転可能である。前記のこ刃4も前記駆
動手段も本考案の丸のこ液体冷却装置の構成要素範囲外
である。なお、丸のこ装置は、例えば米国特許A第4,47
2,880号に示す方法により製造できる。
本考案対象は、のこ刃4を冷却する液体の吐出口を有
する円板状プレートおよびこのプレートを丸のこ装置本
体に取付けるための取付具ならびにプレートに固着ない
し加工された液の注入口、流路および排出口である。こ
のうち、とくに排出口に重点がある。
リング状ののこ刃4の内側エッジ6、仮想中心7が図
示されている。
円板状プレート8は、のこ刃4の内側エッジ6の内側
の、のこ刃4からわずかな半径方向距離に備えられ、か
つのこ刃4の面と平行であり、その厚さはのこ刃の厚さ
とほぼ同じである。プレート8は、本実施例では、回転
状態ののこ刃4を保持するように設計されている、のこ
刃ホルダ10と呼ばれるユニットに固定されている。のこ
刃ホルダ10の領域内に配置されているのこ刃4およびプ
レート8の部分は、それぞれのこ刃およびプレートの後
部と呼ばれ、残りの部分はそれぞれのこ刃およびプレー
トの主要部分と呼ばれる。
第一の実施例による円板状プレート8の構成は、第2
図ないし第8図において、より詳細に示される。プレー
ト8は、上部シート8Aおよび下部シート8Bから成る。2
つのシート8Aおよび8Bは、第2図の破線11Aで示すプレ
ート8の外周のそれらの部分に沿ってステッチ溶着部11
0により互いに溶接されている。2つのシート8Aおよび8
Bは、円形の線12Aに沿ってもステッチ溶着部12により互
いに溶接され、その中心13は、プレート後部からみての
こ刃の中心7よりも幾分外方へ移動している。さらに、
2つのシート8Aおよび8Bは、プレート8に外接する円形
の弦の部分を形成する線14Aに沿っても、ステッチ溶着
部14により互いに溶接されている。3本の線14Aのうち
中央の1本は、中心7および中心13の2点を通るプレー
ト8の直径である第1の線15に垂直で、他の2本は前記
直径である第1の線15に平行である。2つのシート8Aお
よび8Bは、2つのステッチ溶着部16によっても互いに固
定されている。ステッチ溶着部16の各々は、ガイドロー
ルの取り外しを容易にするために、下部シート8Bの部分
17を取り囲んでいる。最終的には、シート8Aおよび8B
は、挿入物19(第7図)をも含む溶着部18により互いに
密封して固定される。一部を外周のステッチ溶着部110,
14,16および18により、一部を内側のステッチ溶着部12
により画成されている範囲においては、2つのシート8A
および8Bは互いに分離されて隙間20が形成され、その隙
間20が、プレート8を通る冷却および洗浄剤のための前
記流路を形成している。
注入管路21が図示されている。注入管路21は第4図の
注入口22へ、そして隙間20すなわち流路に接続されてい
る。3つの排出開口部25が図示されている。これら各排
出開口部は、上部シート8Aの外周部分の一部を切り取る
かあるいは打ち抜くことにより形成されている。この部
分は、プレートの外周上または外周の近くの第1の点31
とこの第1の点の半径方向内側に一定の距離を置いた第
2の点32とを結ぶ第1の線15,27、および第2の点32と
第1の点31同様プレートの外周上または外周の近くに位
置している第3の点33との間のステッチ溶着部14の外側
外郭線に沿った第2の線26により、画成されている。第
1の点31と第3の点33との間の外周エッジラインは第3
の線29と呼ばれる。ステッチ溶着部110と14との間の第
1の線15および27は2つのシートが互いに固定されてい
ない部分上に延びているので、前記排出開口部25はこの
区域内に形成されている。
排出開口部25は、第6図に示すように、比較的狭いギ
ャップとして設計されているこのギャップは、幅が溶着
部110と14との間の距離に相当し、高さが外周の溶着部
との内側の溶着部との間の前記部分中のシート8Aと8B間
の隙間20、排出路28の厚さに相当する。従って、ギャッ
プ形の排出開口部25は、のこ刃4の直径の方向に延び、
その結果開口の向きは、線14Aと平行になる。排出開口
部25から流出する液体に線14Aに対して主として平行に
方向づけるために、溶着部14は部分141が排出開口部25
の線を越えても延びている。溶着部分141と、溶着部分1
41の半径方向外側にある外側のステッチ溶着部110との
間の隙間は液体に必要な方向を与えるように設計されて
いる短い排出路28を形成している。
注入管路21から2つのシート8Aと8Bとの間の隙間20で
ある流路へ供給される洗浄および冷却剤は、排出路28お
よび排出開口部25から各排出開口部25の直前の位置にあ
るのこ刃4の回転運動方向にほぼ平行な方向に流出す
る。通常、水である液体の一定の広がりが横方向に生ず
るが、上部シート8Aの第2の線26に対応する下部シート
8Bの部分である移動平面30をたどる平面ジェットがほぼ
得られる。このように移送平面30は、のこ刃4の内側エ
ッジ6にやや平行にぶつかるジェットのための移送用平
面または誘導表面として作用する。その結果、液体がの
こ刃4にぶつかる時、液体がのこ刃4の平面側から外側
ののこ刃のダイアモンドコーティングされた外周を通る
ので、その方向と速度は、十分な冷却および洗浄効果を
与えるようなものとなる。
次に、第2の実施例について説明する。
第9図は、本考案の第2の実施例を備えた円板状プレ
ートの上面図、第10図は、第9図の下面図、第11図は、
第9図のC−C線に沿った、冷却および洗浄液の排出開
口部の前面を示す断面図、第12図は、第10図のD−D線
断面図、第13図は、第9図のE−E線断面図である。
第9図ないし、第13図は、リング状ののこ刃の洗浄お
よび冷却を一層よくすることができる第2の実施例の冷
却装置を備えた円板状プレート108を示す。また、この
プレート108は、プレート8よりも剛く、製造工学の分
野の長所も提供するように設計されている。特に、第9
図ないし第13図による第2の実施例により、溶接中にプ
レートの反りの原因になる引っ張りが生ずることを避け
得る。
プレート108は、上部シート108Aおよび下部シート108
Bから成る。シート108A,108Bは、前述のシート8Aおよび
8B同様、互いに1つのユニットに溶接される前に打ち出
される。しかし、シート8Aおよび8Bとは対照的に、ステ
ッチ溶接ではなくスポット溶接により互いに溶接されて
おり、プレートに反りを生じさせることとなるような、
構成物中に内在する引っ張りを受ける虞れが少なくな
る。プレート108の最大の厚さは、のこ刃4の厚さより
も幾分薄い。
プレート108の外周に沿って、2つのシート108A,108B
は、外周ゾーン111B中でプレート108の外周の部分に沿
って互いに係合しており、それは第9図の破線111Aによ
り示されている。2つのシートは、同一に設計された3
つの湾曲ゾーン114Bにおいても互いに係合しているが、
この湾曲ゾーン114Bは外周ゾーン111Bに連続しており、
プレート108の外周上の第3の点133から、次第に外周を
離れ、かつ次の外周ゾーン111Bの始まる第1の点131を
通る円弧状に、第9図の時計回りの方向に延びている。
湾曲ゾーン114Bの最終的な末端部分は末端1141で示され
ている。湾曲ゾーン114Bとその末端部分1141との間の境
界を形成する点は第2の点132で示されている。第2の
点132は、外周の第1の点131の半径方向内側に位置して
いる。2つのシート108Aと108Bは、スポット溶着部111
により外周ゾーン111Bにおいて溶接され、溶着部114に
より湾曲ゾーン114B,およびその末端部分1141において
互いに溶接されている。これらのスポット溶着部は、約
10mmの中心距離で間隔を置いて配置されている。
シート108A,108Bは、4本の中央の直線ゾーン112Bに
おいても互いに係合している。ゾーン112Bの各々におい
て、2つのシートは4つの溶着部112により互いに固定
されている。
シート108A,108Bは、第1の実施例のステッチ溶着部1
6,18に相当するゾーンにおいても互いに固定されてい
る。従って、ここではこれらのゾーンのこれ以上詳細な
説明はしないが、これらのゾーンにおいては2つのシー
トもステッチ溶着部よりもスポット溶着部によって互い
に固定されている。
十分な不透過性が、ステッチ溶接よりもスポット溶接
によって得られる。外周に沿って洗浄液の一定の漏れが
生じる場合、それは容認される。事実、少なくともゾー
ン118Bで示されるゾーンにおいて、スポット溶着部が実
際に一定の漏れが得られるように離れて位置しているこ
とが適切であり、それによりのこ刃の駆動ロールの部分
を直接に洗浄および冷却することができる。
注入管路21は、第1の実施例と同じように設計されて
いる。
第2の実施例も、洗浄および冷却液の3つの排出開口
部125を含む。各排出開口部125は、上部シート108Aの外
周部分の湾曲線126の部分を切り取るか、または打ち抜
くように設計されている。この部分の範囲は、第1の点
131と第2の点132とを結ぶ半径方向の直線、および第2
の点132と第3の点133とを結ぶゾーンの外側外郭線に沿
った湾曲線126により画成される。従って、プレートの
湾曲線126と外周との間の表面130は、ジェットの移送平
面すなわちガイド面をなし、第1の実施例の場合におけ
る排出開口部25から排出されるジェットのための移送用
平面30に対応するが、図示のように、かなり長く、湾曲
している。そのことが機能にとって重要であるので、以
下において説明する。移送用平面130の形状は、ほぼ細
い三日月形の扇形である。
第1の実施例と比較した他の相違点は、2つのシート
108A,108Bが外周に沿って互いに係合している湾曲ゾー
ン114Bが、点131の隣の小さな部分111C、すなわち各排
出開口部125の近くの小さな扇形内で幅を広げることで
ある。各外周ゾーンすなわち扇形の部分111Cとその内側
に位置する部分1141との間には、外周ゾーンの部分111C
の前記広がりにより、排出開口部125に向かって狭くな
る排出路128がある。外周ゾーンの部分111Cの内側エッ
ジ111Dは直線で、第1の点131と第2の点132との間に延
びている線と角度αを形成し、角度αは90°よりも小さ
いが、適切には約80°である。外周ゾーンの部分111Cの
設計の目的および結果は、排出開口部125から排出され
るウォタージェットが湾曲ゾーン114Bに押し付ける傾向
を与えることであり、この設計の有利であることが証明
されている。
第9図ないし第13図を参照して説明されているプレー
ト108は、主に先に説明したプレート8のように作用す
るが、第2の実施例は、さらにいくつかの効果および重
要な利点を示す。これらの利点は、主として移送用平面
130の新設計と、排出路128おび排出開口部125の設計と
によっても得られる。排出開口部125の外側の壁すなわ
ち外周ゾーンの部分111Cの内側エッジ111Dが排出開口部
125に向かって内側前方へ斜めに延びているので、洗浄
水は、移送平面130の内側エッジをなす湾曲線126に直接
向かう、よく集中されたジェット平面、すなわち液体カ
ーテンの形状で排出開口部125から排出される。ジェッ
トは移送平面130に沿って次第に幅が広がるが、ジェッ
トの一部はエッジたる湾曲線126もたどる。従って、各
第1の点131間をプレート108の外周の大部分に沿って、
そして第3の点133までずっと洗浄水がのこ刃4に運ば
れる。このようにして、のこ刃の連続的な洗浄および冷
却が行なわれ、それが非常に有効であることが証明され
ている。特に、のこ刃が駆動機構に入る前に最後にある
排出開口部を通るのこ刃の洗浄が、第2図のガイド溝35
からおがくずや汚染物質を取り除くために非常に有益で
あることが証明されている。このため、排出開口部125
は駆動機構に関して幾分違った位置に配置される。第2
図と比較すると時計回りの方向に約20°移動されてい
る。
プレート108の別の利点は、2つのシート108A,108Bを
接合するためのスポット溶接の使用と、中央の直線ゾー
ン112Bの設計により、製造時にプレートが反らないこと
である。
本考案は、もちろん、考案の概念の範囲内で変更でき
る。従って、例えば、排出開口部のすべてがプレートの
同じ側に配置される必要はないし、数も3つより多くと
も少なくともよい。また、排出開口部は、開口部に隣接
するのこ刃の内側エッジの接線と平行な方向に向けられ
なくともよい。従って、ホールが第1の接線とほぼ平行
に開口部を幾分傾けることは、全く可能である。さら
に、プレートを形成する2つのシートを、ステッチ溶接
またはスポット溶接以外の別の方法で固定することもで
きる。従って、溶着、はんだ付けおよび/または折り込
みによる接合も実行可能な方法である。
[考案の効果] 以上説明したとおり本考案は、液体流路を形成する隙
間を有する円板状プレートの後部に液体注入口、前部に
排出開口部が配置され、この排出開口部が、リング状の
のこ刃の回転方向に沿いその回転円周のほぼ接線方向を
向いている構造とすること等により、洗浄および冷却効
果の高い、したがってのこ刃支持ロールの寿命にも好結
果をもたらす丸のこ液体冷却装置を提供することができ
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の丸のこ液体冷却装置の一実施例を備
えた丸のこ装置の斜視図である。 第2図は、第1図の円板状プレートの上面図である。 第3図は、第2図の下面図である。 第4図は、第3図のA−A線に沿った、プレートの内側
への冷却および洗浄液の注入口の断面図である。 第5図は、第2図のB−B線に沿った、プレート取付部
材の断面図である。 第6図は、第2図のC−C線に沿った、冷却または洗浄
液の排出開口部の前面を示す断面図である。 第7図は、第3図のD−D線断面図である。 第8図は、第2図のE−E線断面図である。 第9図は、本考案の第2の実施例の円板状プレートの上
面図である。 第10図は、第9図の下面図である。 第11図は、第9図のC−C線に沿った、冷却および洗浄
液の排出開口部の前面を示す断面図である。 第12図は、第10図のD−D線断面図である。 第13図は、第9図のE−E線断面図である。 1……機械部分、2,3……ハンドル、4……のこ刃、5
……矢印、6……内側エッジ、7……仮想中心、8,108
……プレート、8A,108A……上部シート、8B,108B……下
部シート、10……刃ホルダ、11,111……外周、110,12,1
4,16,18……ステッチ溶着部、11A,111A……破線、12A…
…円形の線、13……中心、141……シーリングの部分、1
4A……線、15,27……第1の線、17……下部シート8Bの
部分、19……挿入物、20……隙間(流路)、21……注入
管路、22……注入口、25,125……排出開口部、26……第
2の線(直線)、28,128……排出路、29……第3の線、
30,130……移送用平面、31,131……第1の点、32,132…
…第2の点、33,133……第3の点、35……ガイド溝、11
10,114……スポット溶着部、111B……外周ゾーン、111C
……扇形部分、111D……内側エッジ、112……溶着点、1
12B……直線ゾーン、114B……湾曲ゾーン、1141……末
端部分、118B……ゾーン、126……第2の線(湾曲
線)。

Claims (12)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】リング状ののこ刃の半径方向内側の端部
    を、円板状プレートの外側円周端部にて回転可能に支持
    する丸のこ液体冷却装置であって、 円形の前記外側円周端部と液体流路を有する前記円板状
    プレートと、 前記円板状プレートの後部を丸のこ装置本体の保持部に
    取付ける手段と、 前記液体流路への注入口と前記液体流路からの少なくと
    も1つの排出開口部と、を有し、 前記液体注入口は前記円板状プレートの前記後部に配置
    され、前記液体排出開口部は前記円板状プレートの最前
    部にある前記外側円周端の内側に隣接配置され、前記円
    板状プレートの前記外側円周端において支持されるリン
    グ状ののこ刃の回転方向に沿いその回転円周のほぼ接線
    方向を向いている丸のこ液体冷却装置。
  2. 【請求項2】前記排出開口部の外側の前記プレートが、
    水をのこ刃の回転方向に沿いその回転円周のほぼ前記接
    線の方向に導くことができる移送用平面(30,130)を有
    することを特徴とする、請求項1記載の、丸のこ液体冷
    却装置。
  3. 【請求項3】前記プレート(8,108)が、間に内側隙間
    (20)を有する2つの壁をなす上部シート(8A,108A)
    および下部シート(8B,108B)を有し、内側隙間(20)
    が注入口から排出開口部への流路を形成することを特徴
    とする、請求項1または2記載の、丸のこ液体冷却装
    置。
  4. 【請求項4】前記排出開口部が、プレートの外周上また
    は外周の近くの第1の点(31,131)から、プレートの外
    周からさらに内方にやや離れた第2の点(32,132)に、
    第1の線(15,27)に沿って延びていることを特徴とす
    る、請求項1記載の、丸のこ液体冷却装置。
  5. 【請求項5】前記排出開口部および前記移送用平面が、
    前記第1の点と第2の点との間の前記第1の線、前記第
    2の点とやはりプレートの外周上または外周の近くに位
    置している第3の点(33,133)との間の第2の線(26,1
    26)、ならびに前記第1の点と第3の点との間のプレー
    トの外周に沿った第3の線により画成されている部分中
    の2つのシート(8A,8B)の1つにより形成され、かつ
    プレートの2つのシートの間の隙間がほぼ前記第2の線
    の部分中またはその部分の隣で密閉されていることを特
    徴とする、請求項1ないし4のいずれか1項記載の、丸
    のこ液体冷却装置。
  6. 【請求項6】前記移送用平面(30)がほぼ三角形に形成
    され、前記第2の線(26)が直線であることを特徴とす
    る、請求項5記載の、丸のこ液体冷却装置。
  7. 【請求項7】前記移送用平面(130)がほぼ細い三日月
    形の扇形として形成され、前記第2の線(126)が湾曲
    し、かつ前記三日月形の内側エッジを形成することを特
    徴とする、請求項5記載の、丸のこ液体冷却装置。
  8. 【請求項8】前記移送用平面が、30°ないし90°の中心
    角に対応するプレートの外周をもった扇形に沿って延び
    ていることを特徴とする、請求項7記載の、丸のこ液体
    冷却装置。
  9. 【請求項9】前記第2の線に沿ったシーリングの部分
    (141,1141)も前記第1の線の後方に、すなわち排出開
    口部(25,125)自体を越えて延び、排出路(28)が、洗
    浄および冷却剤の排出方向と同じ方向に延びている排出
    開口部の後方に形成され、前記排出路が、プレートの半
    径方向の延長部分において、一部を前記第2の線に沿っ
    た前記後方部分(141,1141)、一部をプレートの密閉さ
    れた外周(11,111)により画成されていることを特徴と
    する、請求項5記載の、丸のこ液体冷却装置。
  10. 【請求項10】外周の密閉された端の部分が排出路(12
    8)の範囲の部分(111C)中で次第に幅が広くなるよう
    に設計され、かつ排出路が排出開口部(125)に対して
    そのように集まり、排出開口部から排出されるジェット
    が前記第2の線(126)に向けられていることを特徴と
    する、請求項9記載の、丸のこ液体冷却装置。
  11. 【請求項11】複数の排出開口部(25,125)が、プレー
    トの主要部分の領域内のプレートの外周に沿って配置さ
    れていることを特徴とする、請求項1ないし10記載の、
    丸のこ液体冷却装置。
  12. 【請求項12】3つの排出開口部(25,125)を有するこ
    とを特徴とする、請求項11記載の、丸のこ液体冷却装
    置。
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