JPH11229318A - 乾式の路面加工装置 - Google Patents

乾式の路面加工装置

Info

Publication number
JPH11229318A
JPH11229318A JP3767898A JP3767898A JPH11229318A JP H11229318 A JPH11229318 A JP H11229318A JP 3767898 A JP3767898 A JP 3767898A JP 3767898 A JP3767898 A JP 3767898A JP H11229318 A JPH11229318 A JP H11229318A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
road surface
main shaft
air
spacer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3767898A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Hirashita
賢治 平下
Takao Yamamoto
隆男 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON FUREKI SANGYO KK
Original Assignee
NIPPON FUREKI SANGYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON FUREKI SANGYO KK filed Critical NIPPON FUREKI SANGYO KK
Priority to JP3767898A priority Critical patent/JPH11229318A/ja
Publication of JPH11229318A publication Critical patent/JPH11229318A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Road Repair (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 路面切断及びグルービング用の装置におい
て、作業時に発生する粉塵をハウジング内から速やかに
回収するとともに、ブレードの発熱を抑えて効率的切断
と良好な施工が得られるようにする。 【解決手段】 本体1に備えるハウジング3によって被
覆されたブレード2の回転方向を、装置の進行方向に対
して路面層を上に掻き上げる向きとし、ハウジング3に
は空気をブレード2の両面に沿う流れとして圧送すると
ともにその下流から吸引する掃気手段を備えることによ
って、粉塵を含む空気をハウジング3から外部に放散さ
せることなく回収可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば下水道工
事や地下ガス配管工事の際に舗装路面をカットしていく
乾式の路面切断装置、及び走行車輛の滑り止め等のため
に複数の条溝を刻むグルービング装置等の路面加工装置
に係り、特に切り粉や切削粉を速やかに回収除去して切
断効率を向上させるようにした乾式の路面加工装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】たとえば下水道工事や道路の補修等のた
めに、舗装道路の路面を線状にカットしていく路面切断
装置や、一般道路のカーブ部分や急傾斜面及び飛行場等
に多数の条溝を刻むグルービング装置が従来から知られ
ている。
【0003】これらの路面切断装置及びグルービング装
置は、切断及びグルービングのための部材としてダイヤ
モンドブレードを備え、これを高速回転させて路面中に
食い込ませながら切断していくというものがその基本的
な構成である。
【0004】これらの路面切断装置及びグルービング装
置では、施工の際にダイヤモンドブレードの冷却を兼ね
て切り粉や切削粉を排除するための水を供給するいわゆ
る湿式施工用のものが主流であった。ところが、供給さ
れた水に切り粉や切削粉が混入してそのまま路面に流し
出されるので、汚濁した水で道路が浸されることにな
り、施工後にはこの汚濁水を回収除去する作業が必要と
されていた。
【0005】また、ダイヤモンドブレードによる路面切
断やグルービングでは、供給されるブレードの冷却より
もむしろ切り粉や切削粉をブレードの表面から除去する
ことのほうが重要とされている。
【0006】これは、施工中に発生してその経過時間と
共に増加していく切り粉や切削粉が切断面とブレードの
表面との間に入り込み、これらの介在物とブレードとの
摩擦によるブレードの発熱が避けられないので、このよ
うな切り粉及び切削粉を排除したほうが好ましいという
考え方からくるものである。そして、切り粉及び切削粉
が積極的に排除されないままであると、ブレードの発熱
によって撓み変形等を生じてしまい、これに起因して切
断効率を大幅に低下させたりカット面が劣悪になったり
して施工不良を招くことになる。
【0007】一方、このような湿式施工に代えて、水を
全く供給しない乾式のものも従来から知られている。こ
の乾式施工に使用する路面切断装置やグルービング装置
は、発生する切り粉や切削粉を回収するために、ブレー
ド周りを覆うハウジングに集塵のための空気の吸引機構
等を備えたものである。
【0008】図13は従来装置におけるハウジング内か
らの切り粉及び切削粉の吸引構造の要部を示す概略図で
ある。
【0009】図示の例は路面切断用の場合であり、切断
装置の本体に設けた駆動機構に連接した1枚のダイヤモ
ンド砥粒を含むブレード51の周りを包み込むハウジン
グ52が、本体側に一体に取り付けられ、このハウジン
グ52の前方には吸引用のダクト53を配置している。
このダクト53は、本体側に配置したバキュームポンプ
に接続されたものである。
【0010】ブレード51は本体が走行するときの車輪
の回転方向と同じ向きであって図において時計方向に回
転し、この回転によって路面の舗装部分を線状に切断し
ていく。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このようにハウジング
52の前方にダクト53の吸引口を開放させておけば、
切断中に発生する切り粉や切削粉を吸い上げるようにし
て回収することは可能である。
【0012】ところが、ハウジング52内の小さな微粉
はその一部がダクト53側に吸引されるものの、ブレー
ド51の軸線方向の両面に触れたり、ブレード51自身
が引き起こすその回転方向と同じ向きの強制旋回流の影
響を受けやすい。特に、ブレード51が高速回転すると
きには、切り粉や切削粉を含む微粉に対してブレード5
1の回転方向と同じ向きへの旋回力が加わるようにな
る。
【0013】すなわち、ハウジング52内の微粉は単に
浮遊しているだけなのではなく、ブレード51の高速回
転によって流動性を与えられてしまい、ダクト53によ
る吸引力が減衰してしまう。特に、図示のように、ダク
ト53の吸引口部分に相当する部分では、微粉が下向き
に旋回していくので、ダクト53の吸引方向とは逆向き
に微粉が向かうことになり、この場合ではダクト53に
よる吸引効率が大幅に低下してしまうことになる。
【0014】このように、吸引用のダクト53をハウジ
ング52に付帯していても、ブレード51の高速回転の
影響を受けて切り粉や切削粉等の微粉が強制的に流動化
されてしまうため、ハウジング52からの微粉の飛散が
避けられない。そして、このような微粉がブレード51
と道路の切断面の中に入り込んでブレード51の発熱を
促すことにより、切断効率の低下及び切断面の不良を招
くことにもなる。
【0015】一方、路面にスリップ防止等を目的として
複数の条溝を同時に切削していくグルービング装置で
は、多数のブレードを同軸上に配置してこれらのブレー
ドによって溝切りしていくので、路面切断に比べると発
生する微粉も多量となる。そして、発生した微粉は1枚
のブレードではなく間隔をおいて配置した一対のブレー
ドどうしの間に挟み込まれた部分で流動化されるので、
先に述べたような強制旋回流の流動力も大きくなり、そ
の結果ダクトによる微粉の回収率も低下してしまう。
【0016】また、ブレード51にはダイヤモンド砥粒
を周面にセグメントとして備えたダイヤモンド砥石等が
利用されるが、作業時間が長くなると砥石の切削面が次
第に磨耗していく。このため、ブレード51を交換する
頻度も高くなり、現場でブレード51の交換作業をする
ことも多い。
【0017】ところが、ブレード51は高速で回転駆動
されるほか路面から受ける切削抵抗も大きいので、路面
切断またはグルービングのための装置本体に対しての固
定構造は剛性が高いものとしなければならない。このた
め、ブレード51を支持するための部材の構成が複雑に
なり、たとえば装置本体からブレード51用の回転主軸
を取り外したり組み立て直したりする作業に時間を費や
すことになる。たとえば、図示の例のように1枚のブレ
ード51であれば、交換によって中断される作業時間は
さほどでもないが、スリップ防止用の多数の条溝を同時
に切削していく複数のブレードを同軸上に配置したグル
ービング装置の場合では、ブレードの枚数が多いため、
交換作業がかなり長くなる。
【0018】このように、従来の乾式施工による路面切
断及びグルービングでは、汚濁水の発生がなくてその清
掃作業も不要であるという利点があるものの、発生する
微粉の外部への飛散による周囲環境の劣化や、微粉の切
断面への入り込みによるブレードの発熱及び変形による
切断効率の低下が避けられない。また、ブレードの交換
作業も煩雑で時間がかかるため、作業効率を更に低下さ
せてしまうという問題もある。
【0019】本発明は、ブレードによる切断及び溝切り
時に発生する微粉が外部へ放散されることをより一層効
果的に抑えるとともに、ブレードの発熱や変形等も抑制
して効率的な路面切断及びグルービングができ、しかも
ブレードの交換作業も短時間で済ませることができるよ
うにすることを解決課題とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、装置の本体
に、路面切断用またはグルービング用の1枚または複数
の同軸配置の円板状の回転刃を回転駆動可能に設けると
ともに、前記回転刃の少なくとも下端側を除いて被覆す
るハウジングを備えた路面加工装置であって、前記回転
刃には、外部の空気供給手段に連通し供給された空気を
放出する空気流路を備え、前記ハウジングには、発生す
る粉塵とともに空気を前記ハウジングから外部に吸引す
る吸引手段を連接してなることを特徴とする。
【0021】この構成により、回転刃自身から空気を放
出するとき、回転刃の高速回転によって空気流をブレー
ドの半径方向に拡散させることができ、切削加工面付近
の粉塵を吸引側に払いだすことができる。
【0022】本発明においては、前記回転刃は、一対の
基板を間隔を軸線方向に間隔をおいて配置したブレード
であって、その外周に切断用のチップを備えるとともに
基板どうしの間の間隔部分を前記空気流路とし、前記ブ
レードの軸線方向の少なくとも一面側または外周面側に
開口させてこの開口部分を空気の流出口とすることがで
きる。これに代えて、回転刃は、基板の外周に切断用の
チップを配置した一対のブレードを軸線方向に間隔をお
いて配置したブレード積層体としてもよい。
【0023】また、前記装置の本体に備える駆動装置に
連接されて回転駆動される主軸を前記ハウジング内に配
置するとともに、前記ブレードまたはブレード積層体を
前記主軸の周りに外挿固定し、前記主軸には前記空気供
給手段に連通する空気の供給路を備え、前記ブレードま
たはブレード積層体の空気流路を前記空気の供給路に連
通させたものとすることができる。この場合、ブレード
またはブレード積層体を保持する主軸を空気の供給用に
兼用できる。
【0024】更に、前記主軸は、前記空気供給手段との
流路をスイベルジョイントによって接続してもよく、主
軸が高速回転してもブレードまたはブレード積層体側へ
の空気の供給が支障なく行われる。
【0025】また、前記主軸に、ブレードまたはブレー
ド積層体の外径よりも小さく且つブレードどうしのまた
はブレード積層体どうし間に間隔を持たせるスペーサを
外挿固定し、このスペーサに前記主軸の空気の供給路か
ら前記ブレードまたはブレード積層体の空気流路までを
連通させる流路を形成したものとすることができる。こ
の場合では、スペーサをブレードまたはブレード積層体
の間隔保持だけでなく空気の供給部材としても兼用でき
る。
【0026】また、前記主軸の空気の供給路は、前記主
軸の外周面に軸線方向に刻んだ流路溝を備え、前記スペ
ーサは、前記主軸を外挿する装着孔の周りを座ぐり状に
形成した凹部を備え、前記スペーサと前記ブレードまた
はブレード積層体が重合したとき前記凹部に含まれる領
域の前記ブレードまたはブレード積層体の面に前記空気
流路と連通する流入孔を開け、且つ前記スペーサの外周
縁から離れた位置に前記空気流路と連通する流出孔を開
けたものとすることができる。この場合、スペーサと流
入孔及び流出孔の関係を調整するだけで空気流路が得ら
れる。
【0027】更に、前記主軸は、その軸線方向の一端を
前記駆動装置に連接されるドライブ側として前記装置の
本体に設けた第1の軸受に支持され、軸線方向の他端側
を支持する第2の軸受を前記装置の本体に対して着脱操
作可能とすることができる。この場合、第2の軸受を外
すだけで第1の軸受は装置の本体側に残したままでブレ
ードまたはブレード積層体及びスペーサの交換が可能と
なる。
【0028】また、前記主軸には前記第1の軸受側に第
1のフランジを外挿固定し、前記第2の軸受には前記ス
イベルジョイントを連結した支軸を内挿し、この支軸に
は前記主軸の一端をスプライン係合する第2のフランジ
を備え、これらの第1及び第2のフランジの間に前記ブ
レード及びブレード積層体またはこれらとスペーサの配
列群を配置し、第1及び第2のフランジの狭圧によって
前記ブレードまたはブレード積層体またはこれらブレー
ドとスペーサの配列群を拘束したものとすることもでき
る。この場合、第1及び第の2フランジの高速によって
ブレードまたはブレード積層体やスペーサを固定できる
ので、主軸に対してブレード及びスペーサをきつく嵌合
させることが不要となり、これらの部材の着脱が容易に
なる。
【0029】また、前記第1のフランジには前記主軸と
平行であってその先端を自由端とした複数の連接ロッド
を設け、前記ブレードまたはブレード積層体及びスペー
サには前記連接ロッドを通すための通孔を設け、前記第
2のフランジに前記連接ロッドの先端を係合・離脱操作
可能に連接したものとすることができる。この場合、連
接ロッドの先端に雄ネジを設けておきこれに螺合するナ
ットによって第2のフランジを狭圧して固定する簡単な
組み立てが実現される。
【0030】
【発明の実施の形態】図1は本発明のグルービング装置
の外観の概略図である。
【0031】図において、グルービング装置の本体1は
作業者が乗車して操作できるようにした自走式のもので
あり、走行用の駆動ホイール1a,コントローラ1b付
きの操作盤1c,ハンドル1d等を備えている。そし
て、本体1の側部には作業時に発生する切り粉や切削粉
等を捕集して空気だけを外に放出する回収ユニット2を
設け、本体1の後部側にはブレードドラム4及びその周
囲を覆うハウジング3を備える。
【0032】ブレードドラム4による路面の切削時に発
生する切り粉や切削粉を回収するため、ハウジング3に
は圧縮空気を供給する一方で、このハウジング3内から
のダストを吸引するための吸引系統を接続する。圧縮空
気の供給は、本体1に内蔵したコンプレッサ5を供給源
とし、ハウジング3内からのダスト及び空気の吸引は、
本体1の反対側の側面に配置した回収ユニット2により
駆動する。この回収ユニット2は、その内部にダストの
回収チャンバ2aを備えると共に上面に設けた吸引ファ
ン2bにこの回収チャンバ2aからの流路を接続したも
のである。そして、回収チャンバ2aとハウジング3と
の間は、蛇腹管等を利用した回収ホース2cによって接
続され、吸引ファン2bを作動させればハウジング3か
らの空気を回収チャンバ2aに吸引し、この回収チャン
バ2a内でダストを回収された後の空気は吸引ファン2
bの排出口に接続した排気ポート2dから排出される。
【0033】ハウジング3は、図2の切欠側面図に示す
ように、下面側だけを開放した断面形状を持ち、その内
部にブレードドラム4を回転可能に収納したものであ
る。ハウジング3の周面には、その下端部から上向きに
立ち上げた掃気ポート3aを設け、この掃気ポート3a
の上端に回収ホース2cが接続される。掃気ポート3a
は、ハウジング3の幅方向の中央部に1箇所設けるか、
幅方向に間隔おいて2箇所以上に設けることができる。
すなわち、ハウジング3の幅方向の長さに応じてその内
部全体からの掃気が十分にできるような掃気ポート3a
の配置とすればよく、図中の矢印R方向にブレードドラ
ム4が回転するとき、その回転方向に倣う接線方向に掃
気ポート3aを立ち上げることにより、ブレードドラム
4の回転によって誘起される空気流を速やかに受け入れ
ることができる。
【0034】図3はブレードドラム4の詳細を本体1と
の連接構造とともに示す要部の切欠正面図、図4は要部
の分解斜視図である。
【0035】ブレードドラム4は、本体1に設けた一対
のフレーム1eのそれぞれに固定した軸受6,7によっ
て支持されたもので、主軸8,ブレード9及びスペーサ
10を備えるとともに、主軸8の一端側にフランジ11
を固定したものである。本実施の形態においては、ブレ
ード9が本発明における回転刃としての構成部材に相当
する。
【0036】主軸8はフランジ11を外挿固定した部分
よりも端部を突き出して軸受6を貫通する長さを持ち、
軸端には本体1内に配置した駆動装置1f(図1)に連
接される被動ホイール8aを一体に備えたものである。
この被動ホイール8aは、駆動装置1fからの連鎖手段
がチェーンであればスプロケットであり、連鎖手段がベ
ルトであればプーリ状としたものであればよい。また、
フランジ11は図3においてその右端面を軸受6に連接
することによって主軸8軸線方向の位置決めができるよ
うにしたもので、4本の連接ロッド12を主軸8と平行
に取り付けている。これらの連接ロッド12は主軸8回
りに90°の角度ピッチで配列されたもので、それぞれ
の先端には雄ネジ12aを形成している。
【0037】また、主軸8が軸受7側に対峙する端部の
外周面にはスプライン8bを形成し、このスプライン8
bを設けた側の端面から軸線方向に空気の供給路8cを
設ける。この供給路8cの終端にはT字状に分岐して外
周面側に開口する二つの流出口8dを設け、更に主軸8
の外周面にはこれらの流出口8dを含む流路溝8eを形
成している。流路溝8eは、図4から明らかなように、
スプライン8b部分からフランジ11部分にまで及ぶ長
さを持つ。
【0038】軸受7は支軸7aを予め回転自在に組み込
んだもので、この支軸7aの先端ににはフランジ13を
同軸上に取り付けたものである。そして、軸受7は図4
に示すように、そのブロック7a−1をボルト7a−2
によってフレーム1eに着脱可能としたものである。ボ
ルト7a−2は、ハウジング3を本体1から取り外した
ときに工具を掛けられるような位置に配置し、ボルト7
a−2を操作することで軸受7を本体1から簡単に取り
外したり組み立てたりすることができる。
【0039】フランジ13は支軸7aと一体に回転可能
であり、主軸8側の4本の連接ロッド12を差し通すた
めの4個の通孔13aを設けるたものである。そして、
主軸8のスプライン8bを差し込んでこれに係合する受
け座13bを凹ませて形成し、更にこの受け座13bの
中央に主軸8の供給路8cに整合する流路孔13cを開
けている。
【0040】支軸7aは軸受7の端部から突き出る長さ
を持ち、この軸受7をラジアル/スラスト軸受とするこ
とによって軸線方向の位置を拘束されている。そして、
軸線方向の全長にはフランジ13の流路孔13cに整合
する連絡流路7bを形成し、この連絡流路7bの一端側
には外周面に開口する流入口7cを備えている。また、
支軸7aの先端部にはスイベルジョイント7dを回転自
在に接続してその内部流路を流入口7cに連通させる。
【0041】スイベルジョイント7dは従来周知の構造
を持ち、自身は静止しているときに支軸7aが回転して
も流入口7cに対する連通が常に保たれる機構を備えた
ものである。そして、本体1に内蔵したコンプレッサ5
に接続した空気供給ホース14をスイベルジョイント7
dに連結することにより、コンプレッサ5からの圧縮空
気は、スイベルジョイント7d,支軸7aの流入口7c
から連絡流路7b,フランジ13の流路孔13c,主軸
8の供給路8c,流出口8dに向けて供給されることに
なる。
【0042】図5はブレード9の詳細であって、同図の
(a)はその正面図、同図の(b)は一部を拡大して示
す要部の縦断面図である。
【0043】ブレード9は2枚の基板9a,9bを間隔
を開けて重ね合わせるとともに、これらの基板9a,9
bの外周面にセグメント式のダイヤモンド砥粒を含むチ
ップ9cを一体に接合したものである。基板9a,9b
とは、たとえば同図の(a)において破線で示す円の領
域をスポット的に溶接して一体としたもので、この溶接
部分を除いた領域には同図の(b)に示すように空洞9
dが形成される。
【0044】基板9a,9bには、主軸8の外径よりも
僅かに大きな内径を持つ装着孔9eを開けるとともに、
連接ロッド12を差し通すための4個の通孔9fを設
け、更に装着孔9eの周りには小さい内径の複数の流入
孔9gを同軸上に配置する。そして、通孔9fの配列ピ
ッチ直径に相当する部分から外周縁側に伸ばした4個の
流出孔9hを設け、図示の例においては2個の通孔9f
について流出孔9iを形成している。
【0045】スペーサ10はブレード9どうしの間の間
隔を保持するとともに、主軸8側及び支軸7a側のそれ
ぞれのフランジ11,13の間にきっちりとブレード9
を固定するための部材である。このスペーサ10は図4
に示すように、主軸8を外挿する装着孔10aと、連接
ロッド12を通すための4個の通孔10bを開けたもの
で、装着孔10aの周りには肉厚を薄くして座ぐり状に
形成した凹部10cを形成している。そして、スペーサ
10の大きさは、図6(図3のA−A線矢視による縦断
面図)に示すように、ブレード9と重ね合わせたときに
は凹部10cの範囲に全ての流入孔9gが含まれ、流出
孔9hはスペーサ10の外周よりも外に突き出る関係を
持たせる。
【0046】図7は図6のB−B線に沿う断面図であ
り、2枚のスペーサ10によってブレード9が挟まれて
いる状態を示す。
【0047】ブレード9及びスペーサ10を図3に示す
ようにフランジ11,13の間にきっちりと配列してい
くと、それぞれの装着孔9e,10aの内周面が主軸8
の外周面の全体を覆うようになる。そして、主軸8の外
周面には流路溝8eを刻んでいるので、この流路溝8e
はブレード9とこれに隣接しているスペーサ10の凹部
10cとによって形成される空間に連通している。この
空間部分は凹部10cが占める範囲に形成されるので、
この凹部10cの中に含まれるように位置している流入
孔9gも流路溝8eに連通する。したがって、ブレード
9内の空洞9dは主軸8の供給路8cに連通し、本体1
のコンプレッサ5からの圧縮空気はこの空洞部9dに送
り込まれ、スペーサ10の外周面よりも外に臨んで開口
している流出孔9h,9iから放出される。
【0048】以上の構成において、ブレード9が路面に
対して適切な切り込み深さとなるように高さを調整した
後、操作盤1cによって駆動装置1fを起動し、本体1
を走行させると同時にブレードドラム4を回転駆動す
る。このとき、図2に示すように、本体1の走行方向は
図中の矢印F方向であり、ブレードドラム4の回転方向
は矢印R方向である。すなわち、ブレードドラム4は、
本体1が走行する方向と同じ向きに切削粉を切り出す向
きに回転するもので、駆動ホイール1aの回転方向とは
逆向きに回転駆動される。
【0049】ブレードドラム4の回転によって、複数の
ブレード9が同時に路面の中に入り込んで抜ける切削動
作を繰り返し、この切削によって発生する切り粉や切削
粉は、ハウジング3に設けた掃気ポート3a側に吸引さ
れる。すなわち、ハウジング3には回収ユニット2が回
収ホース2cによって接続されているので、吸引ファン
2bの吸引力によって、ハウジング3内の空気は切り粉
や切削粉と一緒に吸引され、これらの粉の放散を抑え
る。
【0050】ここで、コンプレッサ5からは圧縮空気が
供給され、先に述べたように各ブレード9の流出孔9
h,9iから放出され、ブレード9の基板9a,9bの
表面に沿う流れとして半径方向に拡散する。すなわち、
ブレード9は高速で回転するので、流出孔9h,9iか
ら抜ける空気流には空洞9d内での内部流れの履歴も含
めて遠心力を受け、ブレード9の外周側への指向性が付
与される。これにより、ブレード9の側面に流出孔9
h,9iが開口していても、これらから流れ出る空気流
はブレード9の外周すなわちチップ9c方向に強制流れ
として送り出される。
【0051】このように空気をチップ9c側に送り込む
ようにすることで、切り粉や切削粉が付着したり浮遊し
ている部分に効率的に空気流を供給することができ、空
気流をブレード9の半径方向であってその外周縁に向か
うように設定できる。これにより、ハウジング3の内部
は各ブレード9のそれぞれについて半径方向に拡散する
向きの空気流によって定常化される。そして、図2に示
したようにブレードドラム4の回転方向は、切削点を過
ぎた直後に掃気ポート3aに臨む向きなので、切削点か
らの切り粉や切削粉は流出口9h,9iからの拡散空気
流れによる付勢を受けると同時に掃気ポート3aからの
吸引力を受ける。したがって、ハウジング3内で発生す
る粉塵を効率よく掃気ポート3aから回収することがで
き、外部への粉塵の飛散を伴わない作業環境が得られ
る。
【0052】また、流出孔9h,9iからの空気流はチ
ップ9c方向に拡散していくので、この空気流をチップ
9c部分の冷却にも利用できる。すなわち、各ブレード
9ごとについてその両面から空気が放出されてチップ9
c部分に至るので、路面との接触を繰り返して高温とな
るチップ9cが空気流によって冷却される。これによ
り、チップ9cの耐久性の向上及び高切削性の維持が可
能となり、作業効率の改善が図られる。
【0053】チップ9cが磨滅したりブレード9に破損
を生じたときには、主軸8は装置1側に残したままで、
ブレード9を交換する。この作業はまずハウジング3を
本体1から取り外した後、図4に示すように、連接ロッ
ド12からナット12bを外すとともに、支軸7aを支
持している軸受7をフレーム1eから外すことによって
行う。この軸受7の取り外しはボルト7a−2を回して
抜くだけの作業でよく、ナット12bを外した後にはフ
ランジ13と主軸8とはスプライン8bによって係合し
ているだけなので、軸受7を主軸8から引き離せばこれ
らを分離できる。
【0054】軸受7が外れた後には、主軸8は図4に示
す状態であって、主軸8自身及び連接ロッド12のそれ
ぞれの先端は自由端となる。したがって、装着されてい
たブレード9及びスペーサ10をそれぞれ抜き取り、ブ
レード9を新しいものに交換して再度図3に示すように
ブレード9とスペーサ10とをそれぞれ交互に配列して
組み込む。これ以後は、分解のときと逆の手順で軸受7
のフレーム1eへの取り付けを行えば、ブレード9の交
換が完了する。
【0055】このように、ブレードドラム4を装着する
主軸8側は装置の本体1に残したままで作業できるの
で、現場での交換作業であっても軸受7とフランジ13
の組み合わせ部材だけを取り外せばよく作業負担が軽減
される。したがって、交換のための時間が短縮でき、グ
ルービングの作業効率の向上が図られる。
【0056】図8〜図10はブレードからの空気の放出
構造の別の例であり、主軸及びスペーサ等との組立て構
造は先の例と同様であり、同じ部材については共通の符
号で指示する。
【0057】図9に示すように、ブレード20は2枚の
基板21,22とをパターンプレート23を挟んで積層
したものであり、これらの基板21,22の外周にセグ
メント式のチップ24を設けている。基板21,22に
は、先の例と同様に、主軸8を通すための装着孔21
a,22aと、連接ロッド12を通すための通孔21
b,22bと、スペーサ10の凹部10cの領域に含ま
れるように配列した流入孔21c,22cを設けてい
る。
【0058】パターンプレート23は、基板21,22
どうしの間の隙間を持たせて流入孔21c,22cから
空気を基板21,22の外周縁まで導くためのものであ
る。すなわち、このパターンプレート23は図8に一部
を切欠して示すように、スペーサ10の凹部10cの領
域に含まれる部分から外周縁までの間の切欠23aを形
成し、この切欠23aによってできる基板21,22ど
うしの間の隙間を流入孔21c,22cからの空気流路
としたものである。そして、切欠23aが基板21,2
2の外周縁のセグメントノッチ21d,22dに臨む部
分には、図10の(a)に示す半径方向に開口する第1
放出口23bと、図10の(b)に示す円周方向に互い
に対峙し合う一対の第2放出口23cとが形成されてい
る。
【0059】なお、第1放出口23bと第2放出口23
cは、基板21,22のセグメントノッチ21d,22
dに交互に配列するパターンとして形成する。これによ
り、隣接するセグメントノッチ21d,22dは、空気
を半径方向に放出するものと円周方向に放出するものと
の組み合わせとして配列されることになる。
【0060】このような構成においても、主軸8の供給
路8cからの圧縮空気は、図9に示すようにスペーサ1
0の凹部10cに含まれた部分の流入孔21c,22c
からパターンプレート23の切欠23aに供給される。
そして、この切欠23aは、図10の(a)及び(b)
に示すように第1流出口23bと第2流出口23c部分
に連なっているので、供給された空気はこれらの第1,
第2流出口23b,23cから放出される。
【0061】このような空気の放出によって、先の例と
同様に、切り粉や切削粉が付着したり浮遊している部分
に効率的に空気流を供給することができ、ハウジング3
内で発生する粉塵が効率よく掃気ポート3aから回収さ
れる。そして、空気はチップ24に近いセグメントノッ
チ21d,22d部分から放出されるので、チップ24
に対する冷却効果を先の例の場合よりもより一層高める
ことができる。
【0062】図11及び図12は空気の放出構造の更に
別の例を示すものである。なお、主軸8やスペーサ10
等の部材との組み合わせは先の例と全く同様であり、そ
の詳細な説明は省略する。
【0063】この例は、2枚のブレード25,26と1
枚のスペーサプレート27との組み合わせとしたもので
あり、ブレード25,26は共通部品である。そして、
本実施の形態においては、これらのブレード25,26
の組み合わせがブレード積層体としての回転刃を構成す
るものである。
【0064】ブレード25,26は基板25a,26a
の外周縁のセグメント式のチップ25b,26bを備え
るとともに、主軸8を通すための装着孔25c,26c
と連接ロッド12を通すための通孔25d,26dをそ
れぞれ開けたものである。そして、スペーサ10の凹部
10cに含まれる領域内の3箇所に流入孔25e,26
eを開けている。
【0065】スペーサプレート27は、図12に示すよ
うにチップ25b,26bどうしの間に僅かな隙間がで
きるか密着する程度としてブレード25,26を積層で
きるようにした厚さを持つものである。そして、このス
ペーサプレート27には主軸8及び連接ロッド12をそ
れぞれ通すための装着孔27a及び通孔27bを設け、
更に流路用の3条の切欠27cを半径方向に切開してい
る。これらの切欠27cは、スペーサプレート27の中
心側の基端をブレード25,26の流入孔25e,26
eに整合可能としたものであり、図12の(a)に示す
ように、ブレード25,26の間にはスペーサプレート
27の肉厚に相当して切欠27cによる空洞状の流路が
形成される。
【0066】ここで、スペーサプレート27の外径はブ
レード25,26のセグメントノッチ25f,26fの
底に干渉しない程度に短い。したがって、スペーサプレ
ート27の外周よりも外側では、ブレード25,26の
間に隙間が形成されることになり、3状の切欠27cの
開口端からの空気はブレード25,26の外周縁の全体
に行き渡ることになる。
【0067】この2枚のブレード25,26の組み合わ
せであっても、図12の(a)に示すように、主軸8か
らの空気は流入孔25e,26eからスペーサプレート
27の切欠27cに供給され、この切欠27cによって
形成される空洞状の流路からブレード25,26の外周
縁側に放出される。そして、スペーサプレート27より
も外側ではブレード25,26どうしの間には隙間がで
きているので、切欠27cの開口端からの空気は主とし
て図12の(a)に示すように、ブレード25,26の
セグメントノッチ25f,26f部分の間から排出され
る。
【0068】このように2枚のブレード25,26とス
ペーサプレート27との組み合わせによっても、空気を
ハウジング3内に供給することができ、粉塵の飛散を無
くすことができる。そして、空気はチップ25b,26
bに近い位置から放出されるので、その冷却効果も向上
したものが得られる。
【0069】なお、図示の例では複数のブレード9を持
つブレードドラム4としたが、路面カット用として1枚
のブレードを配置する切断装置においても本発明が適用
できることは無論である。
【0070】
【発明の効果】本発明では、ブレードまたはブレード積
層体から構成される回転刃自身から空気を放出してこれ
を半径方向にハウジング内で拡散させることができるの
で、回転刃に沿った空気流によって粉塵を効率よく吸引
側に導くことができ、ハウジングからの粉塵の漏れのな
い作業環境が得られる。また、空気流は回転刃の切削面
にも及ぶので、空気による冷却も可能となり、回転刃の
耐久性の向上及び切削加工面の品質も向上する。
【0071】また、第1の軸受を本体側に残して第2の
軸受だけを外して回転刃やスペーサを交換できるので、
現場での交換作業が簡単になる。特に、第1及び第2の
フランジで狭圧保持する構成としたものでは、主軸に対
して回転刃やスペーサをきつく嵌合しない組み立てで済
むので、その交換作業が格段に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態における乾式の路面加工装
置であって路面に多数の条溝を刻むグルービング装置と
した例の外観図である。
【図2】 ハウジングとブレードドラムの配置を示す切
欠側面図である。
【図3】 ブレードドラムの要部を装置のフレームとの
連接構造を含めて示す一部切欠正面図である。
【図4】 ブレードドラムを含む要部の分解斜視図であ
る。
【図5】 ブレードの詳細であって、(a)は正面図、
(b)は一部を拡大して示す要部の断面図である。
【図6】 図3のA−A線矢視による断面図である。
【図7】 図6のB−B線矢視による断面図である。
【図8】 ブレードの基板のセグメントノッチ部分から
空気を放出可能としたブレードの切欠正面図である。
【図9】 図8のブレードを主軸に装着したときの詳細
であって、(a)は空気の流れとともに示す要部の縦断
面図、(b)は第2放出口からの空気の排出を示す要部
の縦断面図である。
【図10】 図8のブレードにおける空気の放出口の詳
細であって、(a)は第1放出口、(b)は第2放出口
を示す。
【図11】 2枚のブレードをスペーサプレートによっ
て積層する例を示す分解斜視図である。
【図12】 図11のブレードとスペーサプレートを主
軸に装着したときの詳細であって、(b)は空気の流れ
とともに示す要部の縦断面図、(b)はセグメントノッ
チ部分からの空気の放出を示す斜視図である。
【図13】 従来技術の要部を示す概略縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 本体 1b コントローラ 1c 操作盤 1e フレーム 1f 駆動装置 2 回収ユニット 2b 吸引ファン 2c 回収ホース 2d 排気ポート 3 ハウジング 3a 掃気ポート 5 コンプレッサ 6,7 軸受 7a 支軸 7a−1 ブロック 7a−2 ボルト 7b 連絡流路 7c 流入口 7d スイベルジョイント 8 主軸 8a 被動ホイール 8b スプライン 8c 供給路 8d 流出口 8e 流路溝 9 ブレード(回転刃) 9a,9b 基板 9c チップ 9d 空洞 9e 装着孔 9f 通孔 9g 流入孔 9h,9i 流出孔 10 スペーサ 10a 装着孔 10b 通孔 10c 凹部 11 フランジ 12 連接ロッド 12a 雄ネジ 12b ナット 13 フランジ 13a 通孔 13b 受け座 13c 流路孔 14 空気供給ホース 20 ブレード(回転刃) 21,22 基板 21c,22c 流入孔 21d,22d セグメントノッチ 23 パターンプレート 23a 切欠 23b 第1放出口 23c 第2放出口 24 チップ 25,26 ブレード 25a,26a 基板 25e,26e 流入孔 25f,26f セグメントノッチ 27 スペーサプレート 27c 切欠

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置の本体に、路面切断用またはグルー
    ビング用の1枚または複数の同軸配置の円板状の回転刃
    を回転駆動可能に設けるとともに、前記回転刃の少なく
    とも下端側を除いて被覆するハウジングを備えた路面加
    工装置であって、前記回転刃には、外部の空気供給手段
    に連通し供給された空気を放出する空気流路を備え、前
    記ハウジングには、発生する粉塵とともに空気を前記ハ
    ウジングから外部に吸引する吸引手段を連接してなる乾
    式の路面加工装置。
  2. 【請求項2】 前記回転刃は、一対の基板を間隔を軸線
    方向に間隔をおいて配置したブレードであって、その外
    周に切断用のチップを備えるとともに基板どうしの間の
    間隔部分を前記空気流路とし、前記ブレードの軸線方向
    の少なくとも一面側または外周面側に開口させてこの開
    口部分を空気の流出口としてなる請求項1記載の乾式の
    路面加工装置。
  3. 【請求項3】 前記回転刃は、基板の外周に切断用のチ
    ップを配置した一対のブレードを軸線方向に間隔をおい
    て配置したブレード積層体であって、ブレードどうしの
    間の間隔部分を前記空気流路とし、前記ブレード積層体
    の軸線方向の少なくとも一面側または外周面側に開口さ
    せてこの開口部分を空気の流出口としてなる請求項1記
    載の乾式の路面加工装置。
  4. 【請求項4】 前記装置の本体に備える駆動装置に連接
    されて回転駆動される主軸を前記ハウジング内に配置す
    るとともに、前記ブレードまたはブレード積層体を前記
    主軸の周りに外挿固定し、前記主軸には前記空気供給手
    段に連通する空気の供給路を備え、前記ブレードまたは
    ブレード積層体の空気流路を前記空気の供給路に連通さ
    せてなる請求項2または3記載の乾式の路面加工装置。
  5. 【請求項5】 前記主軸は、前記空気供給手段との流路
    をスイベルジョイントによって接続してなる請求項4記
    載の乾式の路面加工装置。
  6. 【請求項6】 前記主軸に、ブレードまたはブレード積
    層体の外径よりも小さく且つブレードどうしのまたはブ
    レード積層体どうし間に間隔を持たせるスペーサを外挿
    固定し、このスペーサに前記主軸の空気の供給路から前
    記ブレードまたはブレード積層体の空気流路までを連通
    させる流路を形成してなる請求項2から5のいずれかに
    記載の乾式の路面加工装置。
  7. 【請求項7】 前記主軸の空気の供給路は、前記主軸の
    外周面に軸線方向に刻んだ流路溝を備え、前記スペーサ
    は、前記主軸を外挿する装着孔の周りを座ぐり状に形成
    した凹部を備え、前記スペーサと前記ブレードまたはブ
    レード積層体が重合したとき前記凹部に含まれる領域の
    前記ブレードまたはブレード積層体の面に前記空気流路
    と連通する流入孔を開け、且つ前記スペーサの外周縁か
    ら離れた位置に前記空気流路と連通する流出孔を開けて
    なる請求項6記載の乾式の路面加工装置。
  8. 【請求項8】 前記主軸は、その軸線方向の一端を前記
    駆動装置に連接されるドライブ側として前記装置の本体
    に設けた第1の軸受に支持され、軸線方向の他端側を支
    持する第2の軸受を前記装置の本体に対して着脱操作可
    能としてなる請求項4から7のいずれかに記載の乾式の
    路面加工装置。
  9. 【請求項9】 前記主軸には前記第1の軸受側に第1の
    フランジを外挿固定し、前記第2の軸受には前記スイベ
    ルジョイントを連結した支軸を内挿し、この支軸には前
    記主軸の一端をスプライン係合する第2のフランジを備
    え、これらの第1及び第2のフランジの間に前記ブレー
    ド及びブレード積層体またはこれらとスペーサの配列群
    を配置し、第1及び第2のフランジの狭圧によって前記
    ブレードまたはブレード積層体またはこれらブレードと
    スペーサの配列群を拘束してなる請求項8記載の乾式の
    路面加工装置。
  10. 【請求項10】 前記第1のフランジには前記主軸と平
    行であってその先端を自由端とした複数の連接ロッドを
    設け、前記ブレードまたはブレード積層体及びスペーサ
    には前記連接ロッドを通すための通孔を設け、前記第2
    のフランジに前記連接ロッドの先端を係合・離脱操作可
    能に連接してなる請求項9記載の乾式の路面加工装置。
JP3767898A 1998-02-19 1998-02-19 乾式の路面加工装置 Pending JPH11229318A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3767898A JPH11229318A (ja) 1998-02-19 1998-02-19 乾式の路面加工装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3767898A JPH11229318A (ja) 1998-02-19 1998-02-19 乾式の路面加工装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11229318A true JPH11229318A (ja) 1999-08-24

Family

ID=12504285

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3767898A Pending JPH11229318A (ja) 1998-02-19 1998-02-19 乾式の路面加工装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11229318A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11336018A (ja) * 1998-05-27 1999-12-07 Chichibu Sangyo Kk 注入目地除去装置
JP2002021017A (ja) * 2000-07-10 2002-01-23 Sankoo:Kk 舗装路面の切断装置
JP2002256515A (ja) * 2001-03-02 2002-09-11 Noritake Super Abrasive:Kk 路面切断用ブレードの給水構造
JP2003268714A (ja) * 2002-03-19 2003-09-25 Noda Tadashi 路面溝形成法、路面再生法、ブレード組立体及びグルービング装置
JP2004263558A (ja) * 2004-05-20 2004-09-24 Noda Tadashi ブレード組立体
KR100746272B1 (ko) 2007-03-08 2007-08-03 거호건설(주) 그루빙기계용 절삭날
JP2009057825A (ja) * 2004-11-08 2009-03-19 Tosei Kensetsu Kk 路面切削用のドラム組立体及び路面切削装置
JP2012002024A (ja) * 2010-06-18 2012-01-05 Nakayama Tekko Kk カッターブレード冷却機構、並びにこれを具えた舗装材切断装置
KR101270757B1 (ko) * 2011-07-04 2013-06-03 한국철도기술연구원 노면 절삭장치
JP2019056207A (ja) * 2017-09-20 2019-04-11 理研ダイヤモンド工業株式会社 溝切り用ブレード
KR102006709B1 (ko) * 2019-01-10 2019-08-02 한은종 노면 절삭 장치
KR20210055966A (ko) * 2019-11-08 2021-05-18 김 경 곤 노면 그루빙 시공장비

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11336018A (ja) * 1998-05-27 1999-12-07 Chichibu Sangyo Kk 注入目地除去装置
JP2002021017A (ja) * 2000-07-10 2002-01-23 Sankoo:Kk 舗装路面の切断装置
JP2002256515A (ja) * 2001-03-02 2002-09-11 Noritake Super Abrasive:Kk 路面切断用ブレードの給水構造
JP2003268714A (ja) * 2002-03-19 2003-09-25 Noda Tadashi 路面溝形成法、路面再生法、ブレード組立体及びグルービング装置
JP2004263558A (ja) * 2004-05-20 2004-09-24 Noda Tadashi ブレード組立体
JP2009057825A (ja) * 2004-11-08 2009-03-19 Tosei Kensetsu Kk 路面切削用のドラム組立体及び路面切削装置
KR100746272B1 (ko) 2007-03-08 2007-08-03 거호건설(주) 그루빙기계용 절삭날
JP2012002024A (ja) * 2010-06-18 2012-01-05 Nakayama Tekko Kk カッターブレード冷却機構、並びにこれを具えた舗装材切断装置
KR101270757B1 (ko) * 2011-07-04 2013-06-03 한국철도기술연구원 노면 절삭장치
JP2019056207A (ja) * 2017-09-20 2019-04-11 理研ダイヤモンド工業株式会社 溝切り用ブレード
KR102006709B1 (ko) * 2019-01-10 2019-08-02 한은종 노면 절삭 장치
KR20210055966A (ko) * 2019-11-08 2021-05-18 김 경 곤 노면 그루빙 시공장비

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6099080A (en) Dry cutting and grooving apparatus for pavement
JPH11229318A (ja) 乾式の路面加工装置
JP6255238B2 (ja) 切削装置
KR200464390Y1 (ko) 스핀들 유닛
EP0036516B1 (en) A circular saw of centreless type
JP2009543700A (ja) コンクリート板及び他の基板を切断するための持ち運び可能な動力工具
RU2006118004A (ru) Всасывающая щетка для пылесоса с прикрепленной к ней материей для уборки пола
JP6014443B2 (ja) 板材辺縁の研削加工装置
JP4237292B2 (ja) 空気駆動式回転窓
FI76922C (fi) Tillsatsmunstycke foer dammsugare.
JP4014218B1 (ja) 回転掘削工具及び路面掘削装置
EP1931541A2 (en) Air-driven rotating window
KR200254566Y1 (ko) 건식 노면 가공장치
JP3512389B2 (ja) 路面切断用ブレードの給水構造
JP2008183897A (ja) 回転掘削工具、路面掘削装置及び路面掘削工法
JP2008126348A (ja) 携帯用ベルト研磨機
FI107894B (fi) Menetelmä betonin sahauksessa käytetyn terän jäähdyttämiseksi ja sahausterä
JP2019055574A (ja) 集塵型穿孔機のスイベル装置
KR102005552B1 (ko) 냉각장치가 설치된 터보 블로워
JP2008207295A (ja) 電動工具
TWI589415B (zh) Energy-saving dust collection device
CA3137390A1 (en) Vacuum cleaner
JP7471719B1 (ja) ブレード用給水装置
CN219893939U (zh) 便携式的工作器具
JPH11253371A (ja) 電気掃除機およびその吸口体