JP2505775Y2 - 水晶発振回路 - Google Patents

水晶発振回路

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JP2505775Y2
JP2505775Y2 JP1989098242U JP9824289U JP2505775Y2 JP 2505775 Y2 JP2505775 Y2 JP 2505775Y2 JP 1989098242 U JP1989098242 U JP 1989098242U JP 9824289 U JP9824289 U JP 9824289U JP 2505775 Y2 JP2505775 Y2 JP 2505775Y2
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voltage dividing
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capacitor
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俊行 田中
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Yokogawa Electric Corp
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Yokogawa Electric Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、CMOSインバータと水晶振動子を用いて発振
回路を構成した水晶発振回路に係り、特に水晶振動子に
かかる電力を小電力として安定な発振を可能とするよう
に改良した水晶発振回路に関する。
〈従来の技術〉 第2図はCMOSインバータを用いた従来の水晶発振回路
の構成を示す回路図である。
インバータINVの入力端と出力端との間にはハイゲイ
ンのアナログ増幅器として機能するようにその動作レベ
ルを保持するための抵抗R1が接続されている。
この出力端と共通電位点COMとの間には抵抗R2とコン
デンサC1の直列回路が接続されている。
抵抗R2とコンデンサC1の接続点とインバータINVの入
力端との間には水晶振動子CRYが接続され、更にこの入
力端と共通電位点COMとの間にはコンデンサC2が接続さ
れている。
以上のインバータINV、抵抗R1,R2、コンデンサC1、C
2、および水晶振動子CRY等により発振回路を構成してい
る。
抵抗R2は水晶振動子CRYの駆動レベルを決めるための
抵抗値である。また、抵抗R2とコンデンサC1はローパス
フイルタを構成し、これにより回路に発生する高周波ノ
イズを抑制する。さらに、コンデンサC2はこれを変える
ことにより発振周波数の微調整を行うことができる。
〈考案が解決しようとする課題〉 以上のような水晶発振回路に、許容電力が制限されて
いるような水晶振動子を使う場合には、水晶振動子CRY
に印加する駆動電圧の駆動レベルを小さくする必要があ
るが、これには抵抗R2の値を大きく選定する必要があ
る。しかし、駆動電圧を小さくするために抵抗R2の値を
大きくするとこれに伴ない抵抗R2とコンデンサC1で構成
されるローパスフイルタの遮断周波数を低下させること
となるが、この遮断周波数が低下すると水晶振動子CRY
の発振周波数と近接することとなりその余裕がなくなっ
てしまい発振が不安定になるという問題が新たに発生す
る。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は、以上の課題を解決するために、CMOSインバ
ータの入力端と出力端との間に接続された抵抗素子と、
先の出力端と共通電位点との間に分圧素子が接続されこ
れ等の間に発生する交流の出力電圧を分圧して電力制限
をする分圧手段と、この分圧手段の分圧点と先の共通電
位点との間に接続された第1コンデンサと、先の分圧点
と先のCMOSインバータの入力端との間に接続された水晶
振動子と、先の入力端と先の共通電位点との間に接続さ
れた第2コンデンサとを具備し、先の分圧素子と先の第
1コンデンサで決定される遮断周波数を高く維持するこ
とを可能としたものである。
〈作用〉 CMOSインバータの入力端と出力端との間に抵抗素子を
接続してCMOSインバータをアナログの増幅器として動作
させ、この出力端に発生する出力電圧を分圧手段で分圧
して駆動電圧の駆動レベルを第2図に示す場合に比べて
下げて小電力化して水晶振動子を駆動し、この水晶振動
子の出力をCMOSインバータの入力端に帰還することによ
り発振させる。
さらにこの場合、分圧手段を構成する第1抵抗と第2
抵抗の並列合成抵抗が第2図に示す抵抗R2の値に対して
小さくなるように選定すると、遮断周波数を高く維持す
ることができ、安定な発振を維持することができる。
〈実施例〉 以下、本考案の実施例について図を用いて説明する。
第1図は本考案の1実施例の構成を示す回路図である。
なお、第2図に示す従来の構成と同一の機能を有する部
分には同一の符号を付して適宜にその説明を省略する。
インバータINVの出力端と共通電位点COMとの間には抵
抗R3と抵抗R4とで構成される分圧回路DIVが直列に接続
され、その分圧点は水晶振動子CRYの一端に接続されて
いる。
この分圧点と共通電位点COMとの間にはコンデンサC3
が接続されている。
この場合、抵抗R3と抵抗R4の並列の合成抵抗値を第2
図に示す抵抗R2に比べて小さく選定しておく。このよう
にしておくと水晶振動子CRYを駆動する駆動電圧の駆動
レベルを小さく維持して振動子にかかる電力を制限しな
がら、遮断周波数を高く維持することができる。
次に以上の点について第2図と比較しながらさらに詳
しく説明する。
第2図の場合のインバータINVの出力電圧をV0′、抵
抗R2とコンデンサC1で分圧した分圧点の電圧をVD′とす
ればこれ等の入出力の電圧関係は |VD′/V0′| =1/[1+(2πfR2C1)2]1/2 …(1) となる。但し、fは発振周波数である。
また、遮断周波数fc′は fc′=1/2πfR2C1 …(2) となる。
これに対して第1図に示す実施例では、インバータIN
Vの出力電圧をV0、抵抗R2とコンデンサC1で分圧した分
圧点の電圧をVD、抵抗R3とR4との合成抵抗をR0[=R3R4/
(R3+R4)]とすれば、 |VD/V0| =R0/[1+(2πfR0C3)2]1/2 …(3) となる。
また、遮断周波数fcは fc=1/2πfR0C3 …(4) となる。
従って、(2)、(4)式から R2>R3R4/(R3+R4) …(5) を満たすように抵抗R3とR4を決定すると遮断周波数fcは
fc′より高くなり、第2図に示す場合に比べて発振の安
定性が向上する。
この場合、抵抗R3とR4をR2より小さくしてもコンデン
サC1の値を変えずに周波数帯域を延ばすことができる。
例えば、R2=50kΩ、C1=10pF、の場合はfc′=318kHz
であり、R3=9kΩ、R41KΩ、C3=10pFとすれば、fc=1
7.7MHzとすることができる。
〈考案の効果〉 以上、実施例と共に具体的に説明したように本考案に
よればインバータの出力電圧を分圧して水晶振動子に印
加するようにしたので、水晶振動子に印加する駆動レベ
ルを小さくしながら遮断周波数を高くすることができ、
振動子にかかる電力を制限しながら安定な発振を維持す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例の構成を示す回路図、第2図
は従来の水晶発振回路の個性を示す回路図である。 INV……インバータ、CRY……水晶発振子、DIV……分圧
回路。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】CMOSインバータの入力端と出力端との間に
    接続された抵抗素子と、前記出力端と共通電位点との間
    に分圧素子が接続されこれ等の間に発生する交流の出力
    電圧を分圧して電力制限をする分圧手段と、この分圧手
    段の分圧点と前記共通電位点との間に接続された第1コ
    ンデンサと前記分圧点と前記CMOSインバータの入力端と
    の間に接続された水晶振動子と、前記入力端と前記共通
    電位点との間に接続された第2コンデンサとを具備し、
    前記分圧素子と前記第1コンデンサで決定される遮断周
    波数を高く維持することを可能とした水晶発振回路。
JP1989098242U 1989-08-23 1989-08-23 水晶発振回路 Expired - Lifetime JP2505775Y2 (ja)

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JPS60127016U (ja) * 1984-02-03 1985-08-27 キンセキ株式会社 水晶発振器

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