JP2505663Y2 - 屋根板 - Google Patents

屋根板

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JP2505663Y2
JP2505663Y2 JP1990062964U JP6296490U JP2505663Y2 JP 2505663 Y2 JP2505663 Y2 JP 2505663Y2 JP 1990062964 U JP1990062964 U JP 1990062964U JP 6296490 U JP6296490 U JP 6296490U JP 2505663 Y2 JP2505663 Y2 JP 2505663Y2
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JP
Japan
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roof plate
fastening
metal roof
rising
backup material
Prior art date
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JP1990062964U
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English (en)
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JPH0421628U (ja
Inventor
渉 渡部
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Caname Co Ltd
Original Assignee
Caname Co Ltd
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、金属製屋根板の裏面にバックアップ材を密
着させることにより、施工性を向上させた屋根板に関す
るものである。
(ロ)従来の技術 従来の技術について第3図より説明すると、まず、野
地板(6)の上に防水紙を敷き、墨出しをする。次に、
墨出しの印に合わせて桟木(8)を釘着し、桟木(8)
(8)間に金属製屋根板(1)をかぶせていく。このと
き断熱材(9)を入れながら金属製屋根板(1)を置
き、軒側の下がり面(10)を下の段の金属製屋根板の立
ち上がり面(11)と共に止着具(7)にて桟木(8)に
固定するのである。
(ハ)考案が解決しようとする課題 この従来の方法を用いると、桟木(8)の位置を決め
るために墨出しをする必要があった。
また、断熱材を入れながら屋根板を並べていくという
手間もかかった。
本考案は、これらの点を改善することを目的としたも
のである。
(ニ)課題を解決するための手段 金属製屋根板は、山部と谷部が交互に連続しており、
軒側縁には、屋根面を折り下げて形成された下がり面
が、棟側縁には、屋根面を立ち上げて形成された立ち上
がり面と、さらに棟方向へ折り曲げて形成された止着面
とを有している。
バックアップ材は、略L字形を横にした形状であっ
て、棟側縁に桟木部が設けられている。
このバックアップ材は金属製屋根板の裏面に取り付け
られているが、バックアップ材棟側縁の立ち上がってい
る部分である桟木部が金属製屋根板の止着面の下に位置
し、さらに、下の段の金属製屋根板の止着面の幅が入る
空間を、下がり面とバックアップ材の間に設けるように
して取り付けられている。
このようにして形成された屋根板を野地板上に置き、
止着面に上から止着具を打ち、屋根板を固定する。その
上の段にくる屋根板の下がり面を先に固定した屋根板の
立ち上がり面にかぶせるようにして野地板上に置き、止
着面に上から止着具を打ち、下がり面と立ち上がり面が
重なっている箇所にも、金属製屋根板の谷部の一番低い
位置よりも高いところに横方向から止着具を打ち固定す
る。この手順を繰り返すことにより屋根を葺いていく。
(ホ)作用 本考案にかかる屋根板を用いると、金属製屋根板の裏
面に密着させられたバックアップ材棟側縁の立ち上がっ
ている部分である桟木部が、桟木の役割も果たすという
作用が生じる。
(ヘ)実施例 本考案にかかる屋根板の実施例を図面について説明す
る。
第1図は、山部と谷部が交互に連続している金属製屋
根板(1)の裏面にバックアップ材(2)を取り付けた
一実施例の斜視図である。
金属製屋根板(1)は、軒側には屋根面を折り下げた
下がり面(10)を有し、棟側には屋根面を立ち上げた立
ち上がり面(11)とさらに棟方向へ折り曲げた止着面
(4)を有している。
バックアップ材(2)は断熱あるいは防音性を備えた
材質であり、金属製屋根板(1)の立ち上がり面(11)
や止着面(4)の裏側に取り付けられるように、棟側縁
に桟木部(3)を有した、略L字形を横にした形になっ
ている。
このバックアップ材(2)を金属製屋根板(1)の裏
面に接着等の方法で取り付ければ良いのであるが、この
とき、バックアップ材(2)の軒側端と金属製屋根板
(1)の下がり面(10)との間に、下の段の金属製屋根
板(10)の止着面(4)が入る空間部(5)を設けて取
り付ける。
金属製屋根板(1)にバックアップ材(2)を取り付
ける他の方法として、発泡させて金属製屋根板(1)の
裏面に充填させる方法もある。
この屋根板をもって屋根をふくときは、まず、金属製
屋根板(1)とバックアップ材(2)を取り付けた屋根
板を野地板(6)上に置き、止着面(4)の上から止着
具(7)にて釘着する。その上の段にくる屋根板の下が
り面(10)を先に固定した金属製屋根板(1)の立ち上
がり面(11)にかぶせるようにして野地板(6)上に置
き、やはり止着面(4)に止着具(7)を打ち、下がり
面(10)と立ち上がり面(11)が重なっている箇所に
も、金属製屋根板の谷部の一番低い位置よりも高いとこ
ろに横方向から止着具(7)を打ち固定する。この手順
を繰り返すことにより屋根を葺いていく。
この、下がり面(10)と立ち上がり面(11)が重なっ
ている箇所に打たれる止着具(7)は、金属製屋根板
(1)の谷部の一番低い位置よりも高いところに打つ
が、そのなかでも、下がり面(10)の一番高い位置(金
属製屋根板の山部から折り下げられている下がり面の一
番高い位置)に打つのが一番良い位置である。
(ト)考案の効果 本考案にかかる屋根板は、金属製屋根板の裏面に取り
付けられたバックアップ材の立ち上がっている部分であ
る桟木部が桟木の役割も果たすので、施工に桟木を必要
としない。このため、桟木の位置を決めるための墨出し
作業も必要ではなくなり、桟木を固定するための作業も
省ける。
さらに、金属製屋根板とバックアップ材が一体となっ
ているため、バックアップ材を断熱性を有す材質のもの
で形成するならば、断熱材を入れながら屋根板を並べて
いくという手間も省くことができるものである。
そして、先に固定した屋根板の止着面には止着具が打
ってあるが、その上の段にくる屋根板が被さるため、そ
の止着具の穴から雨漏りする心配はなく、また、下がり
面と立ち上がり面が重なっている箇所に打たれる止着具
も、金属製屋根板の谷部の一番低い位置よりも高いとこ
ろに横方向から打たれており、雨水は谷部を通って下段
へと流れていくので、この止着具の穴から雨漏りする心
配もない。この、下がり面と立ち上がり面が重なってい
る箇所に打たれる止着具は、金属製屋根板の谷部の一番
低い位置よりも高いところとして、下がり面の一番高い
位置に打つのが一番良い位置である。
【図面の簡単な説明】
第1図・第2図は本考案一実施例の説明図であり、第3
図は従来技術の説明図である。 (1)金属製屋根板 (2)バックアップ材 (3)桟木部 (4)止着面 (5)空間部 (6)野地板 (7)止着具 (8)桟木 (9)断熱材 (10)下がり面 (11)立ち上がり面

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属製屋根板は山部と谷部が交互に連続し
    ており、軒側縁には、屋根面を折り下げて形成された下
    がり面が、棟側縁には、屋根面を立ち上げて形成された
    立ち上がり面と、さらに棟方向へ折り曲げて形成された
    止着面とが、それぞれ形成されており、バックアップ材
    は、略L字形を横にした形状であって、棟側縁に桟木部
    が形成されており、バックアップ材が金属製屋根板の裏
    面に、該桟木部が前記金属製屋根板の止着面の下に位置
    し、金属製屋根板の下がり面とバックアップ材の軒側縁
    の間には止着面の幅が入る空間が設けられて、取り付け
    られており、上の段にくる屋根板の下がり面が先に固定
    された屋根板の立ち上がり面にかぶせられており、止着
    面に上から止着具が打たれており、下がり面と立ち上が
    り面が重なっている箇所で、かつ、金属製屋根板の谷部
    の一番低い位置よりも高い箇所に、横方向から止着具を
    打って固定されていることを特徴とした屋根板。
JP1990062964U 1990-06-14 1990-06-14 屋根板 Expired - Lifetime JP2505663Y2 (ja)

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JPH0421628U JPH0421628U (ja) 1992-02-24
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5162218U (ja) * 1974-11-11 1976-05-17
JPS6020731Y2 (ja) * 1980-07-30 1985-06-21 株式会社アイジ−技術研究所 建築用板

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JPH0421628U (ja) 1992-02-24

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