JP2505588Y2 - 音場構成装置 - Google Patents

音場構成装置

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JP2505588Y2
JP2505588Y2 JP1990014560U JP1456090U JP2505588Y2 JP 2505588 Y2 JP2505588 Y2 JP 2505588Y2 JP 1990014560 U JP1990014560 U JP 1990014560U JP 1456090 U JP1456090 U JP 1456090U JP 2505588 Y2 JP2505588 Y2 JP 2505588Y2
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和也 佐古
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Description

【考案の詳細な説明】 概要 近年、たとえば乗用車の車室内において、所望の空間
の音場を聴取位置にて再現する音場構成装置が普及する
傾向にある。前記音場がシミユレートされる空間は、た
とえばコンサートホールやライブハウスなど複数種類設
定され、音場切換スイツチによつてサイクリツクに沿つ
て切換えて選択される。聴取者は、前記選択された空間
の基準となる音場に対して定数を調整し、所望の音場を
構成する。ところで、従来は前記調整して生成した調整
音場は、対応する定数を予め設けられる登録メモリへス
トアしておかなければ、前記音場切換スイツチによつて
音場が切換えられた後には、容易に復帰することができ
なかつた。そこで本考案においては、前記シミユレート
される空間毎に個別にラストメモリを設け、対応する空
間をシミユレートする最新の調整音場に応じる定数をス
トアする。さらに、音場切換スイツチの操作によつて、
前記ラストメモリにストアされる定数をサイクリツクに
沿つて切換えて読出し、こうして構成される調整音場を
切換える。したがつて、各空間毎に最後に生成された調
整音場は、登録メモリへ登録することなく、容易な操作
によつて直ちに復帰することができる。また、音場比較
スイツチの操作によつて、同一種類の空間に対応する基
準音場とラストメモリにストアされる調整音場とを相互
に切換えて構成する。こうして調整音場から基準音場へ
の復帰もまた容易な操作によつて実現し、各音場間にお
ける比較聴取を容易に実行する。
産業上の利用分野 本考案は、たとえば乗用車の車室内にて所望の音場を
構成する音場構成装置に関し、特に詳しくは構成される
音場の遷移処理に関する。
従来の技術 近年、音響機器においては、たとえば演奏会場などで
の独特な音場を知覚させるために、音場構成装置が普及
する傾向にある。前記音場構成装置では、たとえばカセ
ツトテープレコーダやコンパクトデイスク再生装置など
の音響信号発生源から出力されるステレオ音響信号に対
して残響音、初期反射音さらに3D用低音などの付随的な
音響信号を生成付加して再生することによつて、所望の
空間をシミユレートした音場を聴衆位置にて構成して再
現する。前記音場は、残響時間、初期遅延時間、さらに
前記付随的な音響信号の各レベル(これらを総称すると
きには、「定数」という)を調整することによつて、た
とえばコンサートホール、ライブハウス、教会、さらに
スタジアムなどの空間をシミユレートすることができ
る。
これらの各音場毎に、それぞれ基準となる定数は、基
準音場に応じる定数として予めメモリにストアされる。
そこで、たとえば音場切換スイツチを操作すると、前記
基準音場に応じる定数が選択して読出され、前記定数に
応じてステレオ音響信号から生成されて出力される音響
信号によつて対応する基準音場が構成される。聴取者
は、また前記構成されている基準音場に対して、各定数
を調整することができ、こうして好みに応じて調整され
た調整音場が構成される。
第10図は、従来の音場構成装置における音場遷移図を
示している。なお、第10図において、(基準)とは対応
する空間の基準音場を示し、(調整)とは対応する空間
の調整音場を示す。また、矢符は構成される音場の遷移
する方向を示しており、付される参照符A1〜D1で示され
る操作に応じて矢尾から矢先へ音場が遷移する。ここ
で、参照符A1で示される操作(以下、操作A1という)
は、基準音場に応じる定数を調整する定数調整スイツチ
を操作したことを示す。また参照符B1で示される操作
(以下、操作B1という)は、予め設けられる登録メモリ
へ、生成された調整音場に応じる定数をストアする書込
用のメモリ操作スイツチを操作したことを示す。また参
照符B2で示される操作(以下、操作B2という)は、前記
登録メモリから調整音場に応じる定数を読出す読出用の
メモリ操作スイツチを操作したことを示す。さらに参照
符D1で示される操作(以下、操作D1という)は、音場切
換スイツチを1回操作したことを示す。
したがつて、第10図によれば、操作D1毎に、前記基準
音場に応じる定数が順次的に交換して、いわゆるサイク
リツクに沿つて読出されて対応する基準音場が構成され
る。また各基準音場において、操作A1が実行されると、
前記基準音場から調整された調整音場が構成される。前
記生成した調整音場を確定させる際には、操作B1が実行
され、選択された登録メモリへ前記調整音場に応じる定
数をストアする。また操作B2が実行されると、選択され
た登録メモリにストアされていた定数が読出され、登録
されていた調整音場が構成される。
前記調整音場が構成されている段階で、操作D1を実行
すると、前記調整音場の基となる基準音場にサイクリツ
クに沿つて続く空間の基準音場が読出されて構成され
る。たとえば、一例として、コンサートホールの基準音
場が構成されている際に、操作D1,A1,D1と順次的に実行
すると構成される音場は、前記操作に応じてライブハウ
スの基準音場、ライブハウスの調整音場、さらに教会の
基準音場へと切換わつて構成される。
考案が解決しようとする課題 ところで、従来の音場構成装置によれば、前記調整音
場は、対応する定数を前記操作B1によつて登録メモリへ
登録しておかなければ、操作D1を実行すると、前記調整
音場に応じる定数が消去されてしまい、再び前記調整音
場へ容易に復帰することができなくなる。すなわち、再
び基となる基準音場から操作A1を実行して生成しなけれ
ばならない。このように、聴取者が操作A1によつて苦心
の末に生成した好みの調整音場を、単なる登録ミスによ
つて容易に消去してしまう構成では、聴取者にとつて使
い勝手がよくなく、操作性に劣る。
また、聴取者にとつては、シミユレートすべき各空間
毎に生成した調整音場を比較聴取し、音場の相違を検討
したいような場合がある。たとえばコンサートホールの
調整音場と、ライブハウスの調整音場との比較である。
けれども、従来は、予め生成した各調整音場に応じる定
数を登録メモリへそれぞれストアし、交互に各登録メモ
リに対して操作B2を実行し、調整音場を切換えて構成し
なければならず、スイツチ操作が繁雑であり、聴取者に
とつては誤認を生じるおそれもある。
したがつて、本考案の目的は、基準となる音場から新
たに生成された音場を容易に消去せず、また容易なスイ
ツチ操作で復帰することができる音場構成装置を提供す
ることにある。
課題を解決するための手段 本考案は、複数種類の基準となる音場を構成するため
の定数を、各音場毎にストアする基準メモリと、 前記基準メモリにストアされる定数を読出して変化さ
せる定数変化手段と、 前記基準メモリにストアされる音場の種類毎に個別に
設けられ、各音場を構成するための定数に対して、前記
定数変化手段によつて変化されて生成される最後の音場
を構成するための定数をストアするラストメモリと、 構成する音場の種類を切換えるために操作される音場
切換スイツチと、 前記音場切換スイツチからの出力に応答し、前記ラス
トメモリから選択的に切換えて定数を読出し、前記定数
に応じて、入力音響信号から音場を構成する音響信号を
演算して出力する音場構成演算手段とを含むことを特徴
とする音場構成装置である。
また本考案においては、同一種類にて構成される音場
を切換えるために操作される音場比較スイツチを設け、 前記音場構成演算手段は、前記音場比較スイツチから
の出力に応答し、同一種類の音場に対応する、基準メモ
リにストアされる定数とラストメモリにストアされる定
数とを交互に切換えて読出し、音響信号を演算して出力
することを特徴とする。
作用 本考案の音場構成装置に従えば、複数種類の基準とな
る音場を構成するための定数は各音場毎に基準メモリに
ストアされる。前記定数は定数変化手段によつて変化さ
れる。前記変化された定数は、前記定数が成す音場の種
類に基づき、前記種類毎に個別に設けられてるラストメ
モリへ前記変化毎に対応してストアされる。すなわち、
ラストメモリには対応する種類の基準音場から調整され
て生成された最後の音場、すなわち最新の音場を構成す
るための定数がストアされる。本考案においては、音場
切換スイツチを操作すると、前記ラストメモリにストア
される定数が選択的に切換えて音場構成演算手段へ読出
される。前記音場構成演算手段では、前記読出された定
数に応じて入力音響信号から音場を構成する音響信号を
演算して出力する。
したがつて、音場切換スイツチの操作毎に、シミユレ
ートすべき空間毎に調整された最新の調整音場が切換え
て構成される。すなわち前記最新の調整音場は登録メモ
リに登録しなくとも、同一種類にて新たな調整音場を生
成しない限り、消去されることはなく、容易に復帰する
ことができる。また、調整音場間での比較聴取が容易に
実行できる。
また本考案に従えば、音場比較スイツチを操作する
と、前記音場構成演算手段には、同一種類の音場に対応
する、基準メモリにストアされる定数とラストメモリに
ストアされる定数とが交互に切換えて読出され、音響信
号が演算される。すなわち、音場比較スイツチの単一操
作によつて構成される調整音場から対応する基となる基
準音場へ直ちに復帰することもでき、前記調整音場と基
準音場との比較聴取も容易に実行できる。したがつて操
作性が著しく低下することはない。
実施例 第1図は、本考案の一実施例である音場構成装置1の
簡略化した電気的構成を示すブロツク図である。第1図
を参照して音場構成装置1の構成を説明する。
カセツトテープレコーダ、コンパクトデイスク(略称
CD)再生装置、さらにデジタルオーデイオテープレコー
ダ(略称DAT)などの音響信号発生源2の左右の信号発
生回路2a,2bからは、右チヤネル用と左チヤネル用のス
テレオ音響信号がそれぞれ出力される。各ステレオ音響
信号は、個別にアナログ/デジタル変換器3a,3bをそれ
ぞれ介して、デジタル信号に変換されて、デジタルシグ
ナルプロセツサ(以下、「プロセツサ」という)4へ入
力される。
プロセツサ4は、入力される前記ステレオ音響信号に
対して乗算や加算などの演算処理を施し、後述の音場を
構成するための音響信号を出力する音場構成演算手段で
ある。すなわち、入力されたステレオ音響信号から残響
音、初期反射音、さらに3D用低音などの付随的音響信号
を生成し、前記ステレオ音響信号に付加して出力する。
前記プロセツサ4には、たとえばマイクロコンピユータ
などから成る処理回路6が接続されており、さらに前記
処理回路6に関連して操作スイツチ群7と、液晶表示装
置などから成る表示器8とが設けられている。
処理回路6は定数変化手段を含んでおり、後述する操
作スイツチ群7からの入力操作に基づいて、前記付随的
音響信号に対して残響時間、初期遅延時間、さらに前記
付随的音響信号の各レベルなどを含んでいる定数Fを調
整して設定する。こうして調整される前記付随的音響信
号が付加された音響信号は、対応するデジタル/アナロ
グ変換器5a〜5dをそれぞれ介して、車室内に配設される
前方左スピーカFL、前方右スピーカFR、後方左スピーカ
RL、さらに後方右スピーカRRから再生される。たとえば
前方左右スピーカFL,FRは、各種計器類などが配置され
るインストルメントパネルの左右両端部付近や、左右の
ドアなどにそれぞれ設けられる。また後方左右スピーカ
RL,RRはリアトレイ上に配置される。こうして、各スピ
ーカからの音響信号が、車室内の聴取位置へ音像をもた
らし、「臨場感」や「拡がり感」のある音場が構成され
る。
処理回路6内には、リードオンリメモリ(以下、「RO
M」という)9と、ランダムアクセスメモリ(以下、「R
AM」という)10とが設けられている。基準メモリである
ROM9は、たとえば4つのストア領域9a〜9dに区分され、
各領域には、選ばれた空間をシミユレートする音場のた
めの基準となる定数Fが、基準音場Tに応じる定数Fと
してそれぞれ個別にストアされている。前記空間とは、
たとえばコンサートホール、ライブハウス、教会、さら
にスタジアムなどである。
RAM10は、調整した後に確保したい音場に応じる定数
Fをストアさせるべき複数(本実施例では4領域)の登
録メモリma〜mdと、現在再生状態である音場に応じた固
有の情報をストアするサブメモリM1〜M3と、さらに前記
シミユレートすべき空間毎に個別に設けられ、前記各空
間毎に最後に調整して生成された音場、すなわち最新の
音場に応じる定数FをストアするラストメモリLa〜Ldと
を含んでいる。
サブメモリM1は、後述するサブメモリM2,M3との間で
情報の授受に活用されている登録メモリma〜mdに個別に
対応するメモリ番号をストアする領域である。たとえば
メモリ番号は前記登録メモリma〜mdの順に、a〜dがそ
れぞれ対応する。またサブメモリM2は、現在、前記プロ
セツサ4へ設定されている定数Fがストアされる領域で
ある。すなわち、前記サブメモリM2にストアされている
定数Fに基づいて、前記付随的音響信号が付加された音
響信号が生成され、スピーカから出力され、音場が構成
される。またサブメモリM3は、現在シミユレートされて
いる空間に対応して定められるモードカウンタ値Cをス
トアする。前記モードカウンタ値Cは、たとえば前記RO
M9にストアされているコンサートホール、ライブハウ
ス、教会、スタジアムの順に、1〜4がそれぞれ対応す
る。
前記登録メモリmaのストア内容は、第2図に示され
る。前記登録メモリmaは、さらに複数のストア領域に区
分されて、たとえば第1ストア領域m01には、前記定数
Fがストアされる。また第2ストア領域m02には、モー
ドカウンタ値Cがストアされる。したがつて、前記第1
ストア領域m01は前記サブメモリM2との間で後述の操作
スイツチの操作によつてストア内容を相互に転送し、ま
た第2ストア領域m02は前記サブメモリM3との間で相互
に転送する。また登録メモリmb〜mdも同様に構成され
る。こうして、登録メモリma〜mdには、ROM9内のいずれ
の基準音場Tをどれだけ調整したかを示す情報がストア
される。
前記ラストメモリLa〜Ldは、シミユレートされる空間
に個別に対応しており、したがつてサブメモリM3にスト
アされるモードカウンタ値Cに対応する。すなわちモー
ドカウンタ値Cの1〜4の順に、ラストメモリLa〜Ldが
それぞれ対応する。現在構成される音場に応じて前記サ
ブメモリM2にストアされる定数Fは、後述する操作スイ
ツチによつて変化させて調整することができ、前記サブ
メモリM3にストアされるモードカウンタ値Cに基づいて
選択されるラストメモリへは、前記サブメモリM2にスト
アされる定数Fが前記変化毎に更新してストアされる。
また、前記登録メモリma〜mdからストア内容を読出した
際には、前記サブメモリM3へ転送されるモードカウンタ
値Cに基づいて選択されるラストメモリへ、サブメモリ
のM2へ転送される定数Fを同時に転送する。こうして、
ラストメモリLa〜Ldには、シミユレートさせる空間の種
類毎に最新の調整された音場に応じる定数Fがストアさ
れる。
また、RAM10には、サブメモリM2とラストメモリとを
対応付けるか否かを示すラストメモリフラグFmのための
フラグ領域も設けられる。
操作スイツチ群7は、機能別に第1操作スイツチS1〜
第4操作スイツチS4にグループ化される。第1操作スイ
ツチS1である音場切換スイツチEFCは、基本的には、前
記ラストメモリLa〜Ldにストアされている定数Fをサブ
メモリM2へ読出す。さらに前記音場切換スイツチEFCの
操作毎に、読出すべきラストメモリをシミユレートさせ
る空間の種類順にサイクリツクに沿つて切換え、前記調
整された最新の音場に応じる定数Fを順次的に切換えて
読出す。たとえば本実施例では前記操作毎に、コンサー
トホールの最新の音場、ライブハウスの最新の音場、教
会の最新の音場、スタジアムの最新の音場、さらにコン
サートホールの最新の音場と順次的に切換わる。また前
記操作毎に切換わる空間に対応してサブメモリM3のモー
ドカウンタ値Cが切換えて設定される。
第2操作スイツチS2である定数調整スイツチは、一例
として時間延長スイツチ+および時間短縮スイツチ−が
示されており、前記スイツチ+,−を操作することによ
つて、前記定数Fにおけるたとえば残響時間が調整され
る。すなわち、時間延長スイツチ+を操作すると、前記
残響時間が長く調整され、時間短縮スイツチ−を操作す
ると、前記残響時間が短く調整される。なお、前記スイ
ツチ+,−の他に初期遅延時間を調整するためのスイツ
チや、残響音、初期反射音、さらに3D用低音などの各レ
ベルを調整するためのスイツチなどが設けられてもよ
い。なお以下、これらの定数調整スイツチの操作によつ
て定数Fが調整されて構成される音場を調整音場Yとい
う。
したがつて本実施例においては、サブメモリM2へ読出
された定数Fを定数調整スイツチによつて調整する毎
に、新たな最新の調整音場Yが構成され、前記サブメモ
リM3にストアされるモードカウンタ値Cに基づいて選択
されるラストメモリへ前記調整された定数Fを転送し、
ストア内容を更新する。更新される各空間毎の最新の調
整音場Yは音場切換スイツチEFCの操作によつて切換え
ることができる。すなわち新たな調整音場Y生成後、音
場切換スイツチEFCを操作しても、既に前記新たな調整
音場Yはラストメモリに登録されているので、容易に前
記音場切換スイツチの操作によつて復帰することができ
る。したがつて従来のように、新たに生成した調整音場
Yの登録ミス後の音場切換時において、容易に前記調整
音場Yへ復帰できないという不都合は生じない。また、
シミユレートされる空間毎に聴取者によつて生成された
好みの調整音場Yを前記音場切換スイツチEFCによつて
容易に切換え、比較聴取することができる。
第3操作スイツチS3である音場比較スイツチNORMは、
前記サブメモリM3にストアされるモードカウンタ値Cに
基づいて、対応するシミユレートされる空間の基準音場
Tとラストメモリにストアされる最新の調整音場Yとを
切換えて構成する。すなわち前記音場比較スイツチNORM
の操作毎に、前記モードカウンタ値Cに基づき、同一空
間に対応するROM9内の基準音場Tに応じる定数Fとラス
トメモリにストアされる定数Fとが交互に切換えてサブ
メモリM2へ読出され、プロセツサ4による演算処理を経
た後に再生される。したがつて、前記最新の調整音場Y
からは音場比較スイツチNORMを操作するのみによつて直
ちに前記調整音場Yの基となる基準音場Tへ復帰し、再
度操作すると再び前記調整音場Yへ復帰できる。こうし
て容易な操作によつて前記新たな調整音場Yと前記調整
音場Yの基となる基準音場Tとを比較聴取することがで
きる。
また前記調整音場Yを確定させて保存したいときに
は、第4操作スイツチS4であるメモリ操作スイツチSma
〜Smdが操作される。各メモリ操作スイツチSma〜Smd
は、個別に前記登録メモリma〜mdに対応する。前記メモ
リ操作スイツチSma〜Smdのいずれかを操作することによ
つて対応して選択される登録メモリma〜mdのいずれか
と、前記サブメモリM1〜M3との間でストア内容の読出/
書込を実行する。前記読出/書込は、たとえば前記メモ
リ操作スイツチの操作時間によつて選択され、たとえば
1.5秒未満の押圧操作のときには、対応する登録メモリ
からサブメモリM1〜M3へ対応するストア内容が読出さ
れ、1.5秒以上の押圧操作のときには、前記サブメモリM
1〜M3から対応する登録メモリヘストア内容の書込みが
行われる。こうして聴取者の好みの調整音場を複数個登
録することができ、またいずれの調整音場Yをも再現す
ることができる。
これらの操作スイツチ群7の操作に応じた処理回路6
の処理状態は、表示器8によつて表示される。
以下、各操作スイツチに応じた処理を個別にフローチ
ヤートを参照して詳細に説明する。
第3図は、処理回路6における操作スイツチ群7から
の入力操作の判別動作を説明するためのフローチヤート
である。処理回路6では、ステツプa1において、たとえ
ばRAMのストア内容のクリアなどのイニシヤライズ処理
を行い、ステツプa2においてタイマオーバフローの判断
で予め定められるサンプリング周期に従つて、操作スイ
ツチの入力状態を判断する。前記タイマオーバフローを
経過すると、ステツプa3,a4においていずれかの操作ス
イツチが操作されたか否かを判断する。
いずれの操作スイツチも操作されていなければ、処理
はステツプa5へ進み、その時点における処理回路6の処
理状態を表示器8を用いて表示する。一方、前記ステツ
プa4において、いずれかの操作スイツチが操作されたと
判断されると、処理はステツプa6へ進み、後述する各操
作スイツチに応じた処理を施し、前記処理状態に応じた
出力をステツプa5で行い、処理はステツプa2へ復帰し、
前述の処理が繰返され、再度操作スイツチの入力を判断
する。
第4図には、音場切換スイツチEFCの操作に基づく音
場切換処理が示されている。前記第3図での操作スイツ
チの入力判断において音場切換スイツチEFCが操作され
たと判断されると、第4図に示されるプログラムに従つ
て処理は進行する。
音場切換スイツチEFCが操作されると、ステツプb1に
おいて、ラストメモリフラグFmをセツト状態に設定し、
以後選択されるラストメモリのストア内容のサブメモリ
M2への転送を待機する。ステツプb2では、サブメモリM3
にストアされているモードカウンタ値Cを+1インクリ
メントし、ステツプb3にて前記モードカウンタ値Cが
「5」であるか否かが判断される。前記モードカウンタ
値Cが「1」〜「4」であるならば、ステツプb5へ進
み、一方、「5」であるならば、ステツプb4にて「1」
へ復帰させ、処理はステツプb5へ進む。
ステツプb5〜b11では、前記モードカウンタ値Cに基
づいて、対応するラストメモリから最新の調整音場Yに
応じる定数FがサブメモリM2へ読出され、前記定数Fに
基づいて音場構成装置1は音場を構成する。すなわちモ
ードカウンタ値Cが「1」のときには、コンサートホー
ルの最新の調整音場Yが構成され、モードカウンタ値C
が「2」のときにはライブハウスの最新の調整音場Yが
構成され、モードカウンタ値Cが「3」のときには教会
の最新の調整音場Yが構成され、さらにモードカウンタ
値Cが「4」のときにはスタジアムの最新の調整音場Y
が構成される。こうして、音場切換スイツチEFCの操作
毎にサイクリツクに沿つて最新の調整音場に応じた定数
Fがラストメモリから切換えて読出され、前記調整音場
Yが構成される。
第5図は、時間延長スイツチ+の操作に基づく時間延
長処理を示す。前記第3図における操作スイツチの入力
判断において時間延長スイツチ+が操作されたと判断さ
れると、第5図に示されるプログラムに従つて処理が進
行する。
ステツプh1では、ラストメモリフラグFmをセツト状態
に設定し、以後の処理でのサブメモリM2とラストメモリ
Ljとの対応付けを設定する。なお、ラストメモリLjの添
字jは、a〜dのいずれかであり、モードカウンタ値C
に対応して選ばれる。ステツプh2では、前記サブメモリ
M2にストアされている定数Fにおいて残響時間を1ステ
ツプ大きく調整し、さらにステツプh3においてモードカ
ウンタ値Cに基づいて選択されるラストメモリLjにスト
アされる定数Fにおいて残響時間を1ステツプ大きく調
整する。こうして時間延長スイツチ+の操作によつて新
たな調整音場Yが生成され、最新の調整音場Yとして対
応するラストメモリLjへストアされる。
また第5図は時間延長スイツチ+に応じる時間延長処
理に関連して説明しているけれども、時間短縮スイツチ
−に対しても同様な処理動作であつて、残響時間に対し
て1ステツプ小さく設定されることになる。また、他の
定数調整スイツチが設けられた場合も同様であり、操作
によつて定数Fを調整し、対応するラストメモリLjの定
数Fが更新される。
第6図には、音場比較スイツチNORMの操作に基づく音
場比較処理を示している。前記第3図の操作スイツチの
入力判断において音場比較スイツチNORMが操作されたと
判断されると、第6図に示されるプログラムに従つて処
理が進行する。
ステツプi1では、ラストメモリフラグFmがセツト状態
であるか否かが判断される。前記判断が肯定であるなら
ば、処理はステツプi2へ進み、ラストメモリフラグFmを
リセツト状態に設定し、サブメモリM2とラストメモリと
の対応を解除し、前記サブメモリM3にストアされるモー
ドカウンタ値Cに基づいてROM9から基準音場Tに応じる
定数を読出し、前記基準音場Tを構成する。一方、前記
ステツプi1における判断が否定であるならば処理はステ
ツプi4へ進み、前記ラストメモリフラグFmをセツト状態
に設定し、ステツプi5にて前記モードカウンタ値Cに基
づいて対応するラストメモリLjから定数Fをサブメモリ
M2へ読出し、前記ラストメモリLjに登録されていた最新
の調整音場Yを構成する。こうして音場比較スイツチNO
RMの操作毎に、シミユレートされる同一空間に対応する
基準音場Tと最新の調整音場Yとが切換えて構成され、
容易に比較聴取を実行することができる。
第7図には、メモリ操作スイツチSmiの操作に基づく
登録処理が示されている。なお、メモリ操作スイツチSm
iの添字iは、a〜dのいずれかであり、いずれかのメ
モリ操作スイツチが操作されたことを示す。前述の第3
図における操作スイツチの入力判断で、メモリ操作スイ
ツチSmiの入力操作が判断されると、ステツプe1では、
前記メモリ操作スイツチSmiの入力操作が1回目である
かが否かが判断される。前記判断が肯定であるならば、
処理はステツプe2へ進み、たとえば1.5秒間を計時する
計時カウンタを起動させて、再び前記第3図のプログラ
ムに沿つて進行する。
その後再度、メモリ操作スイツチSmiの入力操作が判
断されると、処理はステツプe1からステツプe3へ進み、
前記1.5秒間の計時が終了したか否かが判断される。前
記判断が否定であるならば、処理は前記第7図のプログ
ラムのステツプe1、さらにステツプe3を繰り返し、前記
1.5秒間の計時が終了すると、前記メモリ操作スイツチS
miが1.5秒以上操作されたと判断し、ステツプe4へ進
み。ステツプe4では、残響時間などの定数Fをサブメモ
リM2から登録メモリmiへ転送する。さらにステツプe5で
は、モードカウンタ値CをサブメモリM3から前記登録メ
モリmiへ転送し、ステツプe6にてメモリ番号iをサブメ
モリM1に設定し、この登録処理は終了する。
また第8図には、前記メモリ操作スイツチSmiの操作
に基づく読出処理が示されている。前記第3図のプログ
ラムおよび第7図のステツプe1、ステツプe3を繰返す途
中において、メモリ操作スイツチSmiの入力動作が終了
すると、第8図のステツプg1にて、前記計時カウンタに
よる計測時間が1.5秒未満であると判断される。したが
つてメモリ操作スイツチSmiは1.5秒未満において入力操
作されたものと判断し、ステツプg2にてラストメモリフ
ラグFmをセツト状態に設定し、ステツプg3では残響時間
などの定数Fを登録メモリmiからサブメモリM2へ読出
し、前記定数Fをプロセツサ4へ転送して調整音場Yを
構成する。またステツプg4にてモードカウンタ値Cを登
録メモリmiからサブメモリM3へ読出し、さらにステツプ
g5にてサブメモリM1へ前記メモリ操作スイツチSmiに対
応するメモリ番号iを設定する。その後、ステツプg6で
は前記モードカウンタ値Cに基づき、サブメモリM2へ読
出した定数FをラストメモリLjへもまた転送して与え、
この読出処理は終了する。
第9図は、本考案の一実施例である音場構成装置1に
おける音場遷移図である。第9図にはシミユレートが予
想される空間と、前記空間に応じた基準音場Tと調整音
場Yとが区分して示されている。たとえばコンサートホ
ール(基準)とは、コンサートホールの基準音場Tが構
成されていることを示し、コンサートホール(調整)と
は、コンサートホールの基準音場Tから調整して生成し
たか、もしくは登録メモリから読出した、最新の調整音
場Yが構成されていることを示している。また、付され
ている参照符9a〜9d,La〜Ldは、その参照符に対応する
メモリにストアされる定数FがサブメモリM2に転送さ
れ、プロセツサ4による演算処理を経て音場を構成して
いることを示す。さらに矢符は、構成される音場の遷移
方向を示しており、各矢符に付される参照符に対応する
操作に応じて矢尾から矢先へ構成される音場が遷移す
る。
ここで、前記矢符に付される参照符S1〜S4は、それぞ
れ前述の操作スイツチ群7において対応する参照符の操
作スイツチが操作されることを示す。したがつて、第9
図に示されるように、各空間をシミユレートする最新の
調整音場Yが構成されている際には、第1操作スイツチ
S1が操作される毎に、定数Fを読出すべきラストメモリ
が切換わり、構成される最新の調整音場Yはサイクリツ
クに沿つて順次的に切換えられる。
また前記調整音場Yにて第3操作スイツチS3である音
場比較スイツチが操作されると、前述のようにラストメ
モリとROM9とさらにサブメモリM2との間で定数Fを転送
し、基準音場Tと最新の調整音場Yとが相互に切換えて
構成される。たとえば一例としてコンサートホールの調
整音場Yが構成されている時点において、第3操作スイ
ツチS3が操作されると、コンサートホールの基準音場T
が構成される。さらに第3操作スイツチS3が操作される
と、再度ラストメモリLaから定数FがサブメモリM2へ読
出され、コンサートホールの最新の調整音場Yが構成さ
れる。こうして、第3操作スイツチS3の操作毎に基準音
場Tと最新の調整音場Yとを容易に比較聴取することが
できる。
初期設定時においては、前記ラストメモリには基準音
場Tに応じて定数Fがストアされている。前記調整音場
Yからの前記第3操作スイツチS3の操作によつて、もし
くは前記初期設定時に基準音場Tが構成される時点にお
いて、第2操作スイツチS2が操作されると、前記基準音
場Tを基として調整された新たな調整音場Yが構成され
る。たとえば一例として、コンサートホールの基準音場
Tに対して第2操作スイツチS2が操作されると、コンサ
ートホールの調整音場Yとなる。
また前記基準音場Tが構成されている時点で第1操作
スイツチS1が操作されると、最新の調整音場Yに復帰す
る。ただし、前記基準音場Tがシミユレートする同一空
間に対する調整音場ではなく、前記調整音場に応じる定
数Fがストアされるラストメモリにサイクリツクに沿つ
て続くラストメモリにストアされる定数Fによつて構成
される最新の調整音場Yである。たとえばコンサートホ
ールの基準音場Tにて第1操作スイツチS1が操作される
と、ライブハウスの最新の調整音場Yが構成される。
参照符S41,S42は、第4操作スイツチS4であるメモリ
操作スイツチを操作し、ラストメモリから登録メモリへ
の最新の調整音場Yに応じる定数Fの書込み、もしくは
登録メモリからラストメモリおよびサブメモリM2への調
整音場Yに応じる定数Fの読出しにそれぞれ対応する。
生成された最新の調整音場Yを確定して保存する際に
は、一方の第4操作スイツチS41を操作し、登録メモリ
に前記最新の調整音場Yに応じる定数Fをストアする。
一方、予め登録メモリに登録してある調整音場Yを読出
す際には、他方の第4操作スイツチS42を操作し、対応
する登録メモリから前記定数Fを読出し、登録される調
整音場Yを構成する。
第9図に示される本実施例の音場遷移図と、従来技術
で述べた第10図の音場遷移図とを比較して明らかなよう
に、本実施例においては、ラストメモリにストアされる
最新の調整音場Yを音場切換スイツチEFCの操作毎に順
次的に切換えて再生できるように構成している。したが
つて、新たに調整された調整音場Yは登録メモリへ登録
せずとも、ラストメモリに登録されるので、不意のスイ
ツチ操作に伴つて生成した調整音場Yに応じる定数Fを
消去してしまうようなことはない。すなわち容易に前記
調整音場Yへ復帰することができる。
また、調整音場Yと前記調整音場Yの基となる基準音
場Tとは、音場比較スイツチの操作毎に切換えて構成で
きるので、容易に比較聴取することができる。したがつ
て従来のように音場切換スイツチEFCの操作毎に前記基
準音場Tを切換える構成ではないけれども、容易な操作
によつて前記基準音場Tへ復帰することができ、操作性
が著しく低下することはない。すなわち基準音場Tに応
じる定数は、常時ROM9内にストアされているので、前記
基準音場Tへの復帰は容易に行えるという観点から、本
実施例では、ラストメモリに最新の調整音場Yを直ちに
登録し、前記調整音場Yを切換構成可能とし、こうして
苦心の末に生成した調整音場Yを容易には消去させない
構成としている。したがつて機能性が非常に高い。
また、本実施例では、ラストメモリには最新の調整音
場Yが登録される。最新の音場とは、聴取者が苦心の末
に最終的に生成した音場であるので、前記音場に沿つて
順に切換えることは、聴取者の好みの音場同士を順に切
換えることになり、人間の心理面にも非常に合致してい
る。
なお本実施例においては、第2操作スイツチの種類、
基準音場の種類、さらに定数の種類などは制限されるも
のではない。
考案の効果 請求項第1項の考案によれば、ラストメモリを設け、
音場切換スイツチの操作によつて基準となる音場のため
の定数を変化させて生成した音場を選択的に切換えるよ
うに構成している。したがつて前記生成した音場は、新
たに定数が変化されるまで、登録メモリなどに登録せず
とも容易な操作によつて復帰することができる。すなわ
ち不意のスイツチ操作によつて不所望に前記生成した音
場を消去してしまうことがなく、機能性および操作性が
格段に向上する。また、容易に複数種類の新規の生成し
た音場同士を比較聴取することもできる。こうして、音
場モードを切換えると自動的に選択された音場モードに
おいて過去に選択されていた音場に切り換わるというも
のであり、音場モードを切り換える操作を行うだけ、す
なわちラストメモリを呼び出す操作をしないで、所望と
する音場に切換えようとするものである。
請求項第2項の考案によれば、前記生成した音場と前
記基準となる音場とは、音場比較スイツチによつて容易
に切換えて構成できる。したがつて容易な操作によつて
基準となる音場へもまた復帰することができ、機能性が
高い。さらに容易に前記基準となる音場と生成した音場
との比較聴取を実行することもできる。こうして、通常
音場モードを切り換えた際には、操作者が望む音場は選
択された音場モードにおける最後に操作された音場ある
いはその基本音場である可能性が高く、操作性を高める
ために、この2つの音場を切換えるスイツチを設けた点
を特徴としている。したがって本考案によれば、操作性
が向上される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である音場構成装置1の簡略
化した電気的構成を示すブロツク図、第2図はストア領
域maのストア内容を示す図、第3図は処理回路6におけ
る操作スイツチ群7からの入力操作の判別処理を説明す
るためのフローチヤート、第4図は本実施例の音場切換
スイツチEFCの操作に基づく音場切換装置を説明するた
めのフローチヤート、第5図は時間延長スイツチ+の操
作に基づく時間延長処理を説明するためのフローチヤー
ト、第6図は音場比較スイツチの操作に基づく音場比較
処理を説明するためのフローチヤート、第7図はメモリ
操作スイツチSmiの操作に基づく登録処理を説明するた
めのフローチヤート、第8図はメモリ操作スイツチSmi
の操作に基づく読出処理を説明するためのフローチヤー
ト、第9図は本実施例の音場構成装置1における音場遷
移図、第10図は従来の音場構成装置における音場遷移図
である。 1……音場構成装置、4……デジタルシグナルプロセツ
サ、6……処理回路、9……リードオンリメモリ(RO
M)、10……ランダムアクセスメモリ(RAM)、F……定
数、C……モードカウンタ値、EFC……音場切換スイツ
チ、NORM……音場比較スイツチ、+……時間延長スイツ
チ、−……時間短縮スイツチ、Sma〜Smd……メモリ操作
スイツチ、M1〜M3……サブメモリ、La〜Ld……ラストメ
モリ、ma〜md……登録メモリ、T……基準音場、Y……
調整音場
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 前畑 実 兵庫県神戸市兵庫区御所通1丁目2番28 号 富士通テン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−87000(JP,A) 特開 昭59−29296(JP,A) 特開 平2−79506(JP,A) 特公 平1−36957(JP,B2) 特公 昭62−49635(JP,B2)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数種類の基準となる音場を構成するため
    の定数を、各音場毎にストアする基準メモリと、 前記基準メモリにストアされる定数を読出して変化させ
    る定数変化手段と、 前記基準メモリにストアされる音場の種類毎に個別に設
    けられ、各音場を構成するための定数に対して、前記定
    数変化手段によつて変化されて生成される最後の音場を
    構成するための定数をストアするラストメモリと、 構成する音場の種類を切換えるために操作される音場切
    換スイツチと、 前記音場切換スイツチからの出力に応答し、前記ラスト
    メモリから選択的に切換えて定数を読出し、前記定数に
    応じて、入力音響信号から音場を構成する音響信号を演
    算して出力する音場構成演算手段とを含むことを特徴と
    する音場構成装置。
  2. 【請求項2】同一種類にて構成される音場を切換えるた
    めに操作される音場比較スイツチを設け、 前記音場構成演算手段は、前記音場比較スイツチからの
    出力に応答し、同一種類の音場に対応する、基準メモリ
    にストアされる定数とラストメモリにストアされる定数
    とを交互に切換えて読出し、音響信号を演算して出力す
    ることを特徴とする請求項第1項記載の音場構成装置。
JP1990014560U 1990-02-15 1990-02-15 音場構成装置 Expired - Lifetime JP2505588Y2 (ja)

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