JP2505414Y2 - 写真焼付け装置におけるフィルム反転案内構造 - Google Patents

写真焼付け装置におけるフィルム反転案内構造

Info

Publication number
JP2505414Y2
JP2505414Y2 JP6434989U JP6434989U JP2505414Y2 JP 2505414 Y2 JP2505414 Y2 JP 2505414Y2 JP 6434989 U JP6434989 U JP 6434989U JP 6434989 U JP6434989 U JP 6434989U JP 2505414 Y2 JP2505414 Y2 JP 2505414Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
negative film
guide member
guide structure
reversal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP6434989U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH035150U (ja
Inventor
克彦 岡部
Original Assignee
株式会社コパル
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社コパル filed Critical 株式会社コパル
Priority to JP6434989U priority Critical patent/JP2505414Y2/ja
Publication of JPH035150U publication Critical patent/JPH035150U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2505414Y2 publication Critical patent/JP2505414Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Holders For Sensitive Materials And Originals (AREA)
  • Projection-Type Copiers In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、フィルムから印画紙に画像を形成するため
の写真焼付け装置に係り、特に、フィルムの送り方向を
反転して排出するためのフィルム反転案内構造に関す
る。
〔従来の技術〕
従来、例えば実公昭61−44203号公報に見られるよう
に、印画紙に露光・焼付けを行なう写真焼付け装置にお
いては、印画紙の走行方向に沿ってネガフィルムが搬送
されるような関係にあり、したがって、写真焼付け装置
とオペレータの着座位置との関係は、印画紙の走行方向
と平行にあることが通常であった。
しかしながら、写真焼付け装置として現像処理部や乾
燥部を連続的に備えている一体型のいわゆるミニラボシ
ステムにおける最近の傾向としては、設置した時の占有
スペースを低減するために、印画紙の走行方向に対して
直交する位置にオペレータが着座するように操作パネル
を配置することが多くなってきている。
こうした結果、占有スペース上は有利となったが、ネ
ガフィルムは通常6〜36コマという長さを有するように
なされており、このためネガフィルムの搬送経路は直線
的にオペレータの手前から露光のためのネガキャリアを
経由してオペレータと反対側に排出されることとなる
が、ネガフィルムが排出された側には、現像処理部の筐
体があるためネガフィルムの先端が折れ曲がったり、重
なり合ったりして損傷のおそれがあるという不都合を生
じるものであった。
このような従来のものにおける問題点を克服するため
にネガフィルムを反転して排出するものとして実開昭62
−184545号公報に記載のネガフィルム反転案内構造が知
られている。
このネガフィルム反転案内構造2は、第4図に示すよ
うに、写真焼付け装置における公知の露光部1の後方に
配設されている。このネガフィルム反転案内構造2は、
ネガフィルムFの搬送経路に臨み基台3に基端部を保持
された剛性を有するネガフィルム反転案内部材4を有し
ており、このネガフィルム反転案内部材4は、ネガフィ
ルムFを内曲面4Aに沿って搬送して往路と異なる方向の
復路からネガフィルムFを排出するために内曲面4Aの形
状が複数の曲率により形成されている。
このような構成によれば、フィルム搬送部1によりネ
ガフィルムFを間歇的に搬送してネガフィルムFの特定
の駒をフィルム搬送部1の開口に対向するようにして停
止せしめ、光源からの光によりネガフィルムFの特定の
駒を照射して、この光をレンズ系を介して印画紙上に結
像することにより印画紙を露光することができる。そし
て、ネガフィルムFの搬送が進むと、ネガフィルムFは
ネガフィルム反転案内部材4の内曲面4Aに沿ってほぼ上
方に向くようにして反転されるが、内曲面4Aは複数の曲
率により形成されているので、ネガフィルムFは平面状
態において往路と異なる方向の復路から排出されること
になる。このようにネガフィルムFは搬送の途中におい
て反転されるので、省スペース化をはかることができる
し、また、ネガフィルムFの往路と復路が異なっている
ので、復路にあるネガフィルムFが往路にあるネガフィ
ルムFの露光作業の妨げになるおそれもない。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、前述した従来のものにおけるネガフィルム
反転案内部材4は、剛性を有する材料により形成されて
いるので、あらかじめ所定の形状に弯曲したうえで基台
3に固定しなければならなかった。しかしながら、ネガ
フィルム反転案内部材4の内曲面4Aの弯曲形状は、前述
したようにネガフィルムFの往路と復路とが干渉しない
ようにするため複数の曲率により形成されているので、
ネガフィルム反転案内部材4の曲げ加工が非常に複雑で
あり、コスト高になっていた。
本考案は、このような従来のものにおける問題点を克
服し、安価に製造できしかも精度のよい写真焼付け装置
におけるフィルム反転案内構造を提供することを目的と
する。
〔課題を解決するための手段〕
前述した目的を達成するため本考案は、フィルムを間
歇的に搬送してフィルムの画像を印画紙へ露光・焼付け
し、フィルムをフィルム反転案内部材の内曲面に沿って
搬送して往路と異なる方向の復路からフィルムを排出す
るようにした写真焼付け装置において、前記フィルム反
転案内部材を肉厚の薄い可撓性材料により形成するとと
もに、このフィルム反転案内部材が弯曲状態に保持され
るように反転案内部材の両端部を固定する固定部材を配
設したことを特徴としている。
〔作用〕
前述した構成の本考案によれば、肉厚の薄い可撓性材
料により形成されているフィルム反転案内部材を捩って
弯曲したうえでその両端部を固定部材に固定することに
より、フィルム反転案内部材を所望の弯曲状態に保持す
ることができるので、フィルム反転案内部材をあらかじ
め曲げ加工する必要がなく良好な精度に弯曲できるし、
しかも安価に製造することができる。
〔実施例〕
以下、本考案を図面に示す実施例により説明する。
第1図および第2図は本考案に係るフィルム反転案内
構造の実施例を示すものであり、図示しない写真焼付け
装置のフィルム搬送部の基板にはフレーム10が固定され
るようになっている。このフレーム10は、ほぼ長方形状
の平板状の基部11を有しており、この基部11が図示しな
いねじにより前記基板に螺着されるようになっている。
このため基板11には、複数の貫通孔12,12…が穿設され
ており、これらの貫通孔12のうちの少なくとも一部は長
孔とされ、前記基板に対し基部11を固定する向きを微調
整するようになっている。
前記フレーム10の前部には、幅方向の一側寄りに前面
部13がフレーム10と一体に立設されており、前面部13の
中央側には、他側まで開放された開口14が形成されてい
る。前記前面部13の上部は、前記開口14の上方にまで延
在しており、前面部13は直立部13Aと水平部13Bとにより
全体としてL字状に形成されている。さらに、前記開口
14の上縁をなす前記前面部13の水平部13Bの下縁には、
開口14を形成するための長方形状でかつ前記基部11と平
行に対峙する支持部15が前面部13と一体に後方に延在す
るように突設されている。さらにまた、前記前面部13の
直立部13Aには、縦方向に間隔を隔てて1対のねじ孔16,
16…が形成さており、また、前記前面部13の水平部13B
には、横方向に間隔を隔てて1対のねじ孔17,17…が形
成されている。
前記フレーム10には、ローラ支持部材18が固定される
ようになっている。このローラ支持部材18は、前記フレ
ーム10の前面部13の直立部13Aに螺着される固定部19
と、この固定部19の一側に連設され前記開口14に嵌合し
うる高さを有し平面コ字状に形成されているローラ支持
部20と、このローラ支持部20の端部に連設され平面にお
いて斜めに拡開しているフィルムガイド部21を有してい
る。また、前記ローラ支持部20の対向する1対の側壁20
A,20Bには、水平方向に延在するガイドローラ22が回転
自在に支持されている。なお、前記ガイドローラ22を片
持ち支持するようにしてもよい。
前記ローラ支持部材18の固定部19には、前記フレーム
10の前面部13の各ねじ孔16に対応する1対の貫通孔23,2
3が縦方向に間隔を隔てて形成されている。また、この
固定部19とローラ支持部20とは鋭角をもって交わってお
り、したがって、前記固定部19をフレーム10の前面部13
に図示しないねじにより螺着すると、平面状態において
前記ガイドローラ22は、前記フレーム10の幅方向に対
し、右側が奥に位置するようにした傾斜状態に配置され
ることになる。
本考案のフィルム反転案内構造の一例としてのネガフ
ィルム反転案内構造に使用されるネガフィルム反転案内
部材24は、肉厚が薄く可撓性がある金属板またはプラス
チック板等の肉厚の薄い可撓性材料により形成されてい
る。そして、このネガフィルム反転案内部材24は、第3
図Aに示すように、長方形の一方の短辺24Aの近傍にお
いて短辺と傾斜するように削落した傾斜辺25を有する形
状とされており、この傾斜辺25には、前記フレーム10の
水平部13Bの両ねじ孔17,17と等しい間隔を隔てて1対の
凹部26,26が形成されている。また、この傾斜辺25の内
側のネガフィルム反転案内部材24には、傾斜辺25の近傍
に傾斜辺25と平行な折曲線27が形成されている。そし
て、第3図Bに示すように、ネガフィルム反転案内部材
24の残存している短辺24Aに対し折曲線27が平行でかつ
近傍に位置するようにフィルム反転案内部材24の長手方
向の中央部を弯曲して第2図に示すような状態とする
と、このネガフィルム反転案内部材24の内曲面24Bは複
数の曲率により弯曲状態に形成されることになる。そし
て、この弯曲された内曲面24Bは、傾斜配置されている
前記ガイドローラ22の向きと合致するような方向に規制
される。さらに、前記ネガフィルム反転案内部材24の外
曲面24Cの前記短辺24Aの近傍には、長尺の両面接着テー
プ28が短辺24Aとほぼ平行に接着されている。なお、前
記ネガフィルム反転案内部材24の上端部を前記フレーム
10の水平部13Bに保持するための固定板29が設けられて
おり、この固定板29には、前記両ねじ孔26,26と等しい
間隔を隔てて1対の貫通孔30,30が形成されている。
前述したフレーム10、ローラ支持部材18およびネガフ
ィルム反転案内部材24などを組合わせて第1図に示すネ
ガフィルム反転案内構造31を構成するには、ネガフィル
ム反転案内部材24をローラ支持部材18のローラ支持部20
およびガイドローラ22間に挿通し、ローラ支持部材18を
ネガフィルム反転案内部材24とともにフレーム10の基部
11および支持部15間に嵌合する。そして、ローラ支持部
材18の固定部19に形成されている各貫通孔23をフレーム
10の直立部13Aの各ねじ孔16に合致せしめてねじ32によ
りローラ支持部材18をフレーム10に固定する。すると、
前述したようにローラ支持部材18の固定部19とローラ支
持部20とは鋭角をもって交わっているので、ローラ支持
部材18のローラ支持部20に支持されているガイドローラ
22は、フレーム10の幅方向に対し傾斜配置されることに
なる。
つぎに、前記両ネガフィルム反転案内部材24の下端部
たる短辺24Aの近傍を両面接着テープ28によりフレーム1
0の基部11の前部の直立部13A寄りに接着し、また、ネガ
フィルム反転案内部材24の上端部の各凹部26をフレーム
10の水平部13Bの各ねじ孔17に合致せしめ、さらにネガ
フィルム反転案内部材24の上端部上に固定板29を各ネガ
フィルム反転案内構造30が各凹部26に合致するように圧
接してねじ32によりネガフィルム反転案内部材24および
固定板29をフレーム10に固定する。すると、ネガフィル
ム反転案内部材24は、中間部が前記ガイドローラ22の背
部に位置するようにして複数の曲率からなる内曲面24B
が弯曲形成され、ネガフィルムFの搬送経路をなす内曲
面24Bの復路たる上半部が往路たる下半部と異なる方向
に延在することになる。なお、内曲面24Bの下半部と上
半部との交差角度は135°程度が最も望ましい。
前述した構成のネガフィルム反転案内構造31によれ
ば、ガイドローラ22の作用によりネガフィルムFをネガ
フィルム反転案内部材24の内曲面24Bに安定的に沿うよ
うにネガフィルムFを搬送してネガフィルムFを往路と
は異なる方向に排出することができる。
このように本実施例によれば、ネガフィルムFを反転
して往路とは異なる方向に排出するためのネガフィルム
反転案内部材24を、その下端部および上端部において固
定部材たる両面接着テープ28ならびに固定板29およびね
じ32によりフレーム10に固定するだけであらかじめ曲げ
加工をしなくとも、内曲面24Bが所定の複数の曲率によ
り弯曲状態に形成されることになる。したがって、ネガ
フィルム反転案内部材24を精度よく形成できるととも
に、安価に製造することができる。
なお、明細書中でネガフィルムを取り扱う例を説明し
ているが、本考案はネガフィルムに限定されるものでは
なくポシフィルムについても応用可能である。また、本
考案は、前述した実施例に限定されるものではなく、必
要に応じて種々の変更が可能である。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、曲げ加工をする
ことなくフィルム反転案内部材を所定の形状に弯曲でき
るので、精度よく案内部材を形成でき、しかも安価に製
造できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る写真焼付け装置におけるフィルム
反転案内構造の実施例を示す斜視図、第2図は第1図の
分解斜視図、第3図A,Bはネガフィルム反転案内部材の
展開図および弯曲した平面図、第4図は従来のネガフィ
ルム反転案内構造を示す斜視図である。 2,31……ネガフィルム反転案内構造、3……基台、4,24
……ネガフィルム反転案内部材、10……フレーム、11…
…基部、13……前面部、13A……直立部、13B……水平
部、15……支持部、18……ローラ支持部材、19……固定
部、20……ローラ支持部、22……ガイドローラ、24B…
…内曲面、28……両面接着テープ、29……固定板、F…
…ネガフィルム。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フィルムを間歇的に搬送してフィルムの画
    像を印画紙へ露光・焼付けし、フィルムをフィルム反転
    案内部材の内曲面に沿って搬送して往路と異なる方向の
    復路からフィルムを排出するようにした写真焼付け装置
    において、前記フィルム反転案内部材を肉厚の薄い可撓
    性材料により形成するとともに、このフィルム反転案内
    部材が弯曲状態に保持されるように反転案内部材の両端
    部を固定する固定部材を配設したことを特徴とする写真
    焼付け装置におけるフィルム反転案内構造。
JP6434989U 1989-06-01 1989-06-01 写真焼付け装置におけるフィルム反転案内構造 Expired - Lifetime JP2505414Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6434989U JP2505414Y2 (ja) 1989-06-01 1989-06-01 写真焼付け装置におけるフィルム反転案内構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6434989U JP2505414Y2 (ja) 1989-06-01 1989-06-01 写真焼付け装置におけるフィルム反転案内構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH035150U JPH035150U (ja) 1991-01-18
JP2505414Y2 true JP2505414Y2 (ja) 1996-07-31

Family

ID=31595215

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6434989U Expired - Lifetime JP2505414Y2 (ja) 1989-06-01 1989-06-01 写真焼付け装置におけるフィルム反転案内構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2505414Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4674684B2 (ja) * 2004-04-23 2011-04-20 谷電機工業株式会社 過電流警報装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH035150U (ja) 1991-01-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2505414Y2 (ja) 写真焼付け装置におけるフィルム反転案内構造
KR950033647A (ko) 사진소부장치(寫眞燒付裝置)
JP2002244228A (ja) 角度調整機構
JPH11153835A (ja) 記録材料マガジン
US6739770B2 (en) Photographic processor having an exposure section with an inclined media path
JPH0740998Y2 (ja) 写真処理装置
US6257725B1 (en) Shutter assembly for a motion film projection
JP3807075B2 (ja) 全自動写真処理機
US7083339B2 (en) Magazine shuttle for a photographic processor
JP3112218B2 (ja) 感光材料処理装置
JP3452684B2 (ja) 記録媒体の処理方法及び記録媒体の処理装置
US6100959A (en) Conveyor for photo-processing apparatus
JP2511587Y2 (ja) フイルムクリップ
US5598249A (en) DX code sensing negative film carrier
US5629754A (en) Photographic printing apparatus and a roll magazine holder therefor
JPH0511357A (ja) 写真フイルムの案内装置
JPH0747004Y2 (ja) 読取装置
JP3585138B2 (ja) 感光材料処理装置
JP2606865B2 (ja) 写真プリント装置
JPH06160989A (ja) 感光材料処理装置
JP4534127B2 (ja) プリント装置の連結構造
JP2001209161A (ja) 処理ラック
JP2002014429A (ja) 写真感光材料検出用の光センサー装置を備えた写真感光材料搬送装置
JPS62235134A (ja) 給紙装置
JP2001042497A (ja) 写真処理装置のペーパーガイド部材