JP2505135Y2 - 近接スイッチ - Google Patents

近接スイッチ

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JP2505135Y2
JP2505135Y2 JP1991053937U JP5393791U JP2505135Y2 JP 2505135 Y2 JP2505135 Y2 JP 2505135Y2 JP 1991053937 U JP1991053937 U JP 1991053937U JP 5393791 U JP5393791 U JP 5393791U JP 2505135 Y2 JP2505135 Y2 JP 2505135Y2
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JP
Japan
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resin
case
plug
opening
recess
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JP1991053937U
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JPH056625U (ja
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輝夫 松野
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Koyo Electronics Industries Co Ltd
Original Assignee
Koyo Electronics Industries Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、被検出物の存否、移
動、数量等を検出する近接スイッチに係り、さらに詳し
くは、近接スイッチの組立構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近接スイッチは、通常、検出コイルと、
発振回路、検出回路、スイッチング回路、増幅回路等か
らなる検出回路部と、電源ラインや信号ラインを形成す
るケーブル等からなり、検出コイルの検出面に被検出物
が近接すると発振回路の発振状態が変化するので、この
変化を検波回路で検出してスイッチング回路を作動さ
せ、これを増幅回路で増幅し、検出信号としてケーブル
から出力するように構成したものである。
【0003】図3は従来の近接スイッチの一例を示す縦
断面図である。図において、1は合成樹脂を成型してな
り、後部が開口されて開口部2が形成された有底円筒状
のケースで、外周部には取付用のおねじ3が設けられて
いる。なお、開口部2の内径は僅かに大径に形成されて
段部4が設けられている。5はケース1の前端部に収容
された検出コイル、6は検出コイル5に機械的に結合さ
れ、電気的に接続されたプリント基板で、発振回路等
(図示せず)が設けられている。
【0004】20は円筒状の胴部21とフランジ部22
及びケーブル7の保持部23とからなるプラグで、胴部
21の外径はケース1の開口部2に嵌合しうる大きさに
形成されており、1個又は複数個の抜止め長穴24が設
けられている。25はフランジ22に設けられた樹脂注
入穴、26は空気抜き穴である。
【0005】上記のような近接スイッチを組立てるに
は、先ず、検出コイル5とプント基板6とを機械的及び
電気的に結合し、プラグ20の保持部23が挿入された
ケーブル7をプリント基板6に接続して、検出コイル5
及びプリント基板6を開口部2からケース1内に収容す
る。ついで、溶融状態にある合成樹脂8をケース1内に
開口部2の端部付近に達するまで注入し、プラグ20を
ケーブル7に沿って前進させて開口部2に嵌入し、検出
コイル5、プリント基板6及びプラグ20をケース1に
一体的に結合する。このとき、プラグ20の胴部21の
先端部はケース1の段部4に当接し、フランジ22は開
口部2の後端部に当接する。また、樹脂注入穴25は空
気抜き穴として作用する。
【0006】また、他の組立手順としては、ケース1内
に検出コイル5及びプリント基板6を収容したのち、溶
融状態にある樹脂8をプリント基板6の後端部付近まで
注入し、検出コイル5及びプリント基板6をケース1と
一体的に結合する。ついでプラグ20をケーブル7に沿
って前進させ、その胴部21をケース1の開口部2に嵌
入する。この状態で樹脂注入穴25から樹脂8を注入
し、既に注入した樹脂8とプラグ20との間に形成され
た空間部に樹脂8を充填してプラグ20とケース1を一
体的に結合する。なお、いずれの場合も、樹脂8は抜止
め長穴24内に充填され、ケース1とプラグ20を強固
に結合してプラグ20が抜けたり回転したりするのを防
止する。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】上記のような従来の近
接スイッチにおいては、前者の組立手順によるときはケ
ース1及びプラグ20の内部に空気が残り易く、樹脂の
完全な充填が困難であり、このため、耐湿性に劣り、ま
た内蔵した検出コイル5やプリント基板6が動いたり、
プラグ20が回ったり抜けたりすることがある。また、
後者においては、樹脂は比較的よく充填されるが、小さ
い樹脂注入穴から溢れる寸前まで樹脂を注入しなければ
ならないので細心の注意が必要であり、このため作業性
が悪いという問題がある。
【0008】本考案は上記の課題を解決すべくなされた
もので、作業性がよく、その上検出コイル、プリント基
板及びプラグを確実に固定することのできる近接スイッ
チを得ることを目的としたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案に係る近接スイッ
チは、ケースの開口部に嵌入する胴部とフランジ部とか
らなり、フランジ部の後端面には凹部が設けられ、この
凹部にケーブルの保持部と胴部に貫通する樹脂注入穴及
び空気抜き穴を設け、ケース内に充填した樹脂が樹脂注
入穴及び空気抜き穴から溢れてその上面が凹部の上縁と
ほぼ等しくなるまで樹脂を充填したプラグを備えたもの
である。
【0010】
【作用】ケースの開口部から検出部及びケーブルが接続
されたプリント基板を挿入し、プリント基板の後端部付
近まで樹脂を注入する。ついでケースの開口部にプラグ
の胴部を嵌入し、樹脂注入穴から樹脂を注入する。樹脂
注入穴から樹脂が溢れて凹部に溜り、その上面が縁部と
ほぼ同じ高さになったらば注入を停止する。
【0011】
【実施例】図1は本考案実施例の断面図及び後面図、図
2はその分解斜視図である。なお、図3の従来例と同じ
部分には同じ符号を付し、説明を省略する。10はケー
ス1の開口部2に嵌入する胴部11と、開口部2の端部
に当接するフランジ部12とからなるプラグで、フラン
ジ部12の後面には周縁部14を残して凹部13が形成
されている。15は凹部13の中心部から突設されたケ
ーブル7の保持部、16は胴部11の中心部に設けたケ
ーブル7の固定穴である。17は凹部13から胴部11
側に貫設された樹脂注入穴、18は同じく空気抜き穴で
ある。
【0012】次に、上記のように構成した本考案の組立
手順の一例について説明する。先ず、検出コイル5とプ
リント基板6とを機械的及び電気的に結合し、プラグ1
0の保持部15から挿入されたケーブル7をプリント基
板6に接続し、検出コイル5及びプリント基板6を開口
部2からケース1内に収容する。ついで、溶融状態にあ
る樹脂8を開口部2からプリント基板6の後端部付近ま
で注入し、検出コイル5及びプリント基板6をケース1
と一体的に結合する。
【0013】次に、プラグ10をケーブル7に沿って前
進させ、その胴部11をケース1の開口部2に嵌入さ
せ、先端部がケース1の後部4に当接するまで押込む。
これによりフランジ部12はケース1の開口部2の端部
に当接する。この状態で樹脂注入穴17から溶融状態の
樹脂8を注入すると、樹脂8は既に充填されている樹脂
8とプラグ10との間、ケーブル7の固定穴16にくま
なく充填される。さらに樹脂8を充填すると、樹脂8は
樹脂充填穴17及び空気抜き穴18から溢れ出し、凹部
13に溜る。そして、凹部13に溜った樹脂8の上面が
縁部14とほぼ等しい高さになったとき充填を停止す
る。なお、ケース1内の空気は、樹脂8の充填に伴って
空気抜き穴18から外部に放出され、気泡として樹脂内
に残るおそれはない。
【0014】このようにしてケース1及びプラグ10内
に充填された樹脂8は、硬化することにより検出コイル
5、プリント基板6、プラグ10及びケーブル7を所定
の位置に確実に保持固定する。特に、プラグ10は凹部
13及び凹部13とケース1内を連通する樹脂注入穴1
7、空気抜き穴18によって前後面が強固に固定される
ため、抜けたり、回ったりするおそれがない。
【0015】上記の説明では、プラグ10のフランジ部
12の後面にフランジ部12と同心状に円形の凹部13
を設けた場合を示したが、この凹部13は楕円形その他
の形状としてもよい。また、ケーブル7の保持部15を
凹部13の中心部から突設させた場合を示したが、図3
の従来例のように中心部から偏った位置に設けてもよ
く、さらに、樹脂注入穴17及び空気抜き穴18も保持
部15の周囲の適宜位置に設けてもよい。しかしプラグ
10をケース1に確実に固定するためには、両者を対称
位置に設けることが望ましい。
【0016】上記の説明では、本考案を発振式近接スイ
ッチに実施した場合を示したが、静電容量式近接スイッ
チにも同様にして本考案を実施することができる。
【0017】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
はプラグのフランジ部の後端面に凹部を設け、この凹部
に貫設した樹脂注入穴からケース内に樹脂を注入するよ
うにしたので、次のような顕著な効果を得ることができ
る。 (1) 樹脂注入穴から溢れて凹部に溜った樹脂が凹部
の縁部とほぼ同じ高さになったとき樹脂の注入を停止す
ればよいので、樹脂の注入に細かい注意をはらう必要が
なく、作業性を大幅に向上することができる。 (2) 樹脂の注入状況が目視により確認できるので、
品質が向上し、耐環境性に優れた近接スイッチを得るこ
とができる。 (3) 樹脂の硬化後は、プラグは樹脂注入穴及び空気
抜き穴を通して両側から固定されるため、プラグの抜け
や回転を生ずることがない。また、従来のように胴部に
抜止め長穴を設ける必要がないので、プラグの金型製作
が容易になり、金型の製作費を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例の断面図及び後面図
【図2】図1の分解斜視図
【図3】従来の近接スイッチの断面図及び後面図
【符号の説明】
1 ケース 2 開口部 5 検出コイル 6 プリント基板 7 ケーブル 8 樹脂 10 プラグ 11 胴部 12 フランジ部 13 凹部 15 ケーブルの保持部 17 樹脂注入穴 18 空気抜き穴

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部を有し検出部、プリント基板など
    を内蔵した円筒状のケースと、ケーブルを保持し前記ケ
    ースの開口部を閉塞するプラグとを有し、前記ケース内
    に樹脂を充填してなる近接スイッチにおいて、 前記プラグは前記ケースの開口部に嵌入する胴部とフラ
    ンジ部とからなり、該フランジ部の後端面に凹部を設
    け、該凹部内にケーブルの保持部と胴部に貫通する樹脂
    注入穴及び空気抜き穴を設けてなり、前記ケース内に充
    填した樹脂が前記樹脂注入穴及び空気抜き穴から溢れて
    その上面が前記凹部の上縁とほぼ等しくなるまで樹脂を
    充填したことを特徴とする近接スイッチ。
JP1991053937U 1991-07-12 1991-07-12 近接スイッチ Expired - Lifetime JP2505135Y2 (ja)

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JPH056625U JPH056625U (ja) 1993-01-29
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE69632388T2 (de) * 1995-07-18 2005-05-04 Omron Corp. Elektronisches gerät und verfahren zu seiner herstellung
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