JP2505123Y2 - ダイカストマシンの射出プランジャ - Google Patents

ダイカストマシンの射出プランジャ

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JP2505123Y2
JP2505123Y2 JP1990112239U JP11223990U JP2505123Y2 JP 2505123 Y2 JP2505123 Y2 JP 2505123Y2 JP 1990112239 U JP1990112239 U JP 1990112239U JP 11223990 U JP11223990 U JP 11223990U JP 2505123 Y2 JP2505123 Y2 JP 2505123Y2
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Japan
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hot water
water supply
plunger
injection
molten metal
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JPH0470255U (ja
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正光 久保田
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Shibaura Machine Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Machine Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はダイカストマシンの射出プランジャに関す
る。
[従来の技術] 従来のダイカストマシンの射出プランジャを第3図に
より説明すると、金型装置31に連結された射出スリーブ
32の側壁部分には給湯口33が形成されている。この給湯
口33には、前記射出スリーブ32と溶湯保持炉34とを連通
させる給湯管35の一端が連結されている。また、給湯管
35の周囲には給湯装置を構成する電磁ポンプ36が配置さ
れ、この電磁ポンプ36を駆動し、射出スリーブ32内に溶
湯を送り込み定量給湯が行なわれるようになっている。
さらに、射出スリーブ32内に射出プランジャ37が進退可
能に配置されている。この射出プランジャ37は前記射出
スリーブ32の内径に摺動自在に嵌入するプランジャチッ
プ38とこのプランジャチップ38を取着するプランジャロ
ッド39からなっている。
このプランジャロッド39は前記プランジャチップ38に
比して小径であり、射出スリーブ32の内径との間に大き
な隙間Fを有している。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来のダイカストマシンの
射出プランジャにおいては、電磁ポンプ36を停止し射出
スリーブ32内への溶湯の供給を止めた直後、射出プラン
ジャ37を前進(図中上方向へ移動する)させプランジャ
チップ38が給湯口33を通過した後には、電磁ポンプによ
り、射出スリーブ内への溶湯の供給を停止したにもかか
わらず、また溶湯の慣性力で給湯管35内の溶湯はスリー
ブ側へ前進し第3図の42のように溶湯は大きな隙間Fに
湯漏れすることがあり、また溶湯保持炉34の湯面Aが定
湯面保持制御等の突発的な故障等で変動すると給湯管35
内の湯面が変動して給湯口33から前記42のように溶湯が
流出する危険が生ずるという問題があった。
ここに本考案の目的は、従来のダイカストマシンの射
出プランジャにおける金型キャビティ41への射出充填後
に発生する給湯口33からの溶湯の湯漏れを排除し、突発
的な保持炉の湯面変動による給湯管内の湯面の変動によ
って給湯口33から溶湯が流出するのを防止することにあ
る。
[課題を解決するための手段] 前記目的を達成するため、本考案に係るダイカストマ
シンの射出プランジャは、ダイカストマシンの射出シリ
ンダにより射出スリーブ内を進退し、前記射出シリンダ
のピストンロッドに結合されたプランジャロッドと同プ
ランジャロッドの先端に取付けられたプランジャチップ
から成り、同プランジャチップの長さ寸法を、前記射出
スリーブに設けた給湯口の口径より大きく形成し、給湯
装置から同給湯装置に接続された給湯管を経て前記給湯
口を介して、前記射出スリーブ内に供給される溶湯を押
出す射出プランジャにおいて、前記プランジャチップと
プランジャロッドの間に前記プランジャチップ外径より
も僅かに小径で射出スリーブ内径面との間に外気と連通
し、空気の流通を許容するが溶湯の流通を阻止しえる0.
1〜0.5mm程度の微小な隙間を形成する射出プランジャの
ストロークより長い寸法の小径部を設けたことを特徴と
する。
[作用] 本考案によれば、定量給湯し、給湯装置を停止した
後、射出プランジャを金型キャビティ側へ前進させ給湯
口を閉塞すると、それと同時に給湯管内の溶湯がスリー
ブ側へ前進しようとする慣性力が止まり、給湯管内の溶
湯と溶湯保持炉内の溶湯との水頭差により給湯口ないの
溶湯が、こんどは溶湯保持炉側へ逆流し給湯管内が負圧
状態となる。
この後、さらに射出プランジャが前進しプランジャチ
ップが給湯口からはずれると負圧状態にあった給湯管内
の溶湯は射出プランジャチップの小径部と射出スリーブ
内径の間に形成された隙間に漏れ出ることなく、この隙
間より流入した空気により給湯管内の溶湯は給湯装置側
へ押しもどされる。
[実施例] 以下本考案の実施例を第1図および第2図に基づいて
説明する。なお、以下の説明において、前述の従来例と
同一の構成部材については同一符号を用い、説明を省略
し、新に追加した部材のみ説明する。
射出スリーブ32の給湯口33には給湯管35の一端が連結
され、他端は溶湯保持炉34に連結されている。
また射出プランジャ1のプランジャチップ2は、前記
給湯口33の開口径Eよりも大きい寸法長さLを有し、こ
のプランジャチップ2とプランジャロッド4の間には当
該プランジャチップ2の外径よりも僅かに小さい小径部
3が形成されている。この際、前記小径部3の外径と射
出スリーブ32の内径との隙間Cは外気に連通していて、
空気の流通を許容するが溶湯の流通を阻止し得るように
0.1〜0.5mm程度となるように形成されている。また前記
外気流入隙間Cを有する小径部3の長さMは射出プラン
ジャ1の全ストロークSよりも大きくしている。
第2図(a)は給湯を開始する直前の状態を示してい
る。ここで電磁ポンプ36を作動させると、第2図(b)
のように溶湯保持炉34内に収容された溶湯40は給湯管35
および給湯口33を介して射出スリーブ32内に給湯され、
図示しないタイマ等により定量給湯量を検出し、このタ
イマ等の定量給湯信号に対応して電磁ポンプ36の作動を
停止する。
このようにして定量給湯が完了すると、第2図(c)
に示されるように、射出スリーブ32内に計量された溶湯
41を射出するべく射出プランジャ1が前進し、給湯口33
を閉塞して、当該給湯口33と射出スリーブ32との連通を
遮断した後、なお射出スリーブS限まで前進する。
従って、射出プランジャ1のプランジャチップ2の後
端が給湯口33を通過するとき、射出スリーブ32の内径と
の間の外気流入隙間Cを通して外気を流入し、給湯口33
の近傍の溶湯は隙間C側に落下することなく、しかも既
に給湯装置の電磁ポンプ36を停止しているので、溶湯保
持炉34の湯面Aとの水頭差で当該溶湯保持炉34に向けて
逆流し元の湯面位置まで低下する。
また、溶湯保持炉34の湯面Aが図示しない定湯面制御
の突発的な故障などで変動した場合においては、外気流
入の隙間Cを有する部分の長さMを射出プランジャ1の
全ストロークSより大にしてあるので、小径部3は依然
として、給湯口33を塞いでおり外気を通すが、溶湯を通
さないので、給湯口33から溶湯が流出するのを防止する
ことができる。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案によれば、射出プランジ
ャの小径部と射出スリーブ内径との間に僅小な隙間を形
成したので、射出プランジャにおける金型キャビティへ
の射出充填後に発生する給湯口からの溶湯の湯漏れを排
除し、突発的な保持炉の湯面変動による給湯管内の湯面
の変更によって給湯口から溶湯が流出するのを防止する
ダイカストマシンの射出プランジャを提供できるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す概略断面図、第2図
(a)は給湯を開始する直前の状態を示す図、第2図
(b)は定量給湯が完了した状態を示す図、第2図
(c)は定量給湯完了後、射出プランジャが金型キャビ
ティ側へ前進し、給湯口を閉塞した後、なお前進して給
湯口が、射出プランジャの小径部とスリーブ間の僅かな
隙間Cと連通した状態を示す図。 第3図は従来例を説明するための概略断面図である。 1……射出プランジャ、2……プランジャチップ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ダイカストマシンの射出シリンダにより射
    出スリーブ内を進退し、前記射出シリンダのピストンに
    結合されたプランジャロッドと同プランジャロッドの先
    端に取付けられたプランジャチップから成り、同プラン
    ジャチップの長さ寸法を、前記射出スリーブに設けた給
    湯口の口径より大きく形成し、給湯装置から同給湯装置
    に接続された給湯管を経て前記給湯口を介して、前記射
    出スリーブ内に供給される溶湯を押出す射出プランジャ
    において、 前記プランジャチップとプランジャロッドの間に前記プ
    ランジャチップ外径よりも僅かに小径で射出スリーブ内
    径面との間に外気と連通し、空気の流通を許容するが溶
    湯の流通を阻止しえる0.1〜0.5mm程度の微小な隙間を形
    成する射出プランジャのストロークより長い寸法の小径
    部を設けたことを特徴とするダイカストマシンの射出プ
    ランジャ。
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JPH0470255U JPH0470255U (ja) 1992-06-22
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