JP2504932B2 - プリ−ツ製品の加工方法 - Google Patents

プリ−ツ製品の加工方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、プリ−ツ加工の施さ
れたスカ−ト、ワンピ−ス、ブラウス、スラックス等の
プリ−ツ製品の加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】スカ−トに代表されるように、布地に折
り目を付ける加工方法が知られている。たとえば、折り
目のつけられたスカ−トはフレアスカ−ト、ギャザ−ド
スカ−ト、プリ−ツスカ−ト等といわれ、スカ−ト、ワ
ンピ−ス、ブラウス、スラックス等にこの種の折り目を
加える加工は、一般に、プリ−ツ加工と総称され、プリ
−ツ加工との関連から、「折り目」自体は、プリ−ツと
呼ばれている。
【0003】プリ−ツ加工を施すと、ほどよい陰影が衣
服に表現され、視覚的効果によって、美的印象が得られ
る。さらに、プリ−ツ加工によって柔軟性が衣服に加え
られるため、寸法的にさほど余裕のない衣服を身に付け
た場合でも、窮屈な感じが払拭されて十分な活動性が確
保できる。
【0004】プリ−ツ加工の施されたスカ−ト、ワンピ
−ス、ブラウス、スラックス等のプリ−ツ製品は、通
常、以下のような工程を経て成形されている。
【0005】まず、布地を所定形状のパ−ツにカッテ
イング(裁断)する(カッテイング加工)。
【0006】パ−ツをプレスする(プレス加工)。プ
レスすることによって、次のプリ−ツ加工で、シャ−プ
なプリ−ツが成形される。
【0007】パ−ツをプリ−ツ機械にかけて、所望の
折り目(プリ−ツ)をパ−ツに付ける(プリ−ツ加
工)。
【0008】熱処理装置にパ−ツを入れ、飽和蒸気で
加熱して熱処理する(熱処理加工)。この熱処理によっ
て、プリ−ツが定着化して型崩れが阻止され、保持性の
よいプリ−ツが得られる。
【0009】プリ−ツ付パ−ツをミシンで縫製して、
プリ−ツ製品を仕上げる(縫製加工)。
【0010】このように、パ−ツ化した布地にプリ−ツ
加工を施した後、縫製してプリ−ツ製品化している。こ
こで、布地にプリ−ツ加工を施した後、プリ−ツ付布地
をパ−ツに裁断し、その後、縫製することもある。しか
し、この場合でも、プリ−ツ加工の後、縫製を行うこと
に変わりはない。
【0011】なお、ポケット付け、ボタン付けは、縫製
加工において行われる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
加工方法では、プリ−ツ加工した後、縫製加工している
ため、縫製上の制約を受け、プリ−ツのデザインが限定
されざるを得ない。
【0013】プリ−ツ加工は、所望の折り目(プリ−
ツ)に対応した凹凸形状の上型、下型(プリ−ツ型)の
間に縫製前のパ−ツを挟持して行っている。広く使用さ
れるプリ−ツに対しては、耐久性を考慮したメタル製の
標準のプリ−ツ型が用意され、標準のプリ−ツ型をプリ
−ツ機械に取付けて、プリ−ツ加工が行われる。
【0014】しかし、プリ−ツ機械で行うのが難しいプ
リ−ツ、たとえば、テ−パ−サイドプリ−ツ、アコ−デ
ィオンプリ−ツ、柄合わせ等の複雑なプリ−ツは、紙製
のプリ−ツ型を利用して手作業で行っている。プリ−ツ
機械で成形されるプリ−ツはマシンプリ−ツ、手作業で
成形されるプリ−ツはハンドプリ−ツとそれぞれいわれ
る。
【0015】プリ−ツ機械、手作業のいずれにおいて
も、プリ−ツ加工は、プリ−ツ型を利用しているため、
プリ−ツ型のないプリ−ツ加工は行えず、プリ−ツのデ
ザインが制限される。
【0016】このように、縫製上の制約、プリ−ツ型に
よる制約によって、プリ−ツのデザインが限定されるた
め、バリエ−ションに富むデザインのプリ−ツ製品が加
工し難い。
【0017】この発明は、バリエ−ションに富むデザイ
ンのプリ−ツ製品を容易に加工できるプリ−ツ製品の加
工方法の提供を目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、この発明では、縫製後の半製品を立体に被せ、たと
えば、立体の根元で立体とともに半製品を縛り、縛った
まま半製品を熱処理している。
【0019】立体に被せて縛ったまま半製品を熱処理す
ると、熱処理加工されるだけでなく、立体に被せた縛っ
た形態に対応して折り目(プリ−ツ)が半製品に付けら
れ、プリ−ツ加工も同時に行われる。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照しながらこの発明の実施例
について詳細に説明する。
【0021】図1に示すようなブラウス10について、こ
の発明の一実施例によるプリ−ツ製品の加工方法を説明
する。たとえば、左右の袖11L、11R 、左右の前身頃12F
L、12FR、一枚の後身頃12B のパ−ツを布地から裁断し、
パ−ツをミシンで縫製して、図1(A) に示す所望外形の
半製品14を形成する。また、ポケット15、ボタン16が所
定位置に取付けられる。
【0022】立体20、たとえば、ガラス製の球体に半製
品14を被せ、立体20の根元で半製品を適当な紐22で縛る
(図1(B))。すると、図1(B) に加えて図1(C) を見る
とよくわかるように、立体20に対応した折り目が半製品
14に形成される。なお、実施例では、ほぼ中央、右下に
おいた立体20に半製品14を被せているが、一例にすぎ
ず、立体の数、位置はこれに限定されない。
【0023】それから、半製品14をホルダ−(図示しな
い)に取付け、ホルダ−とともに熱処理装置に入れる。
たとえば、ホルダ−は、一連のクリップを対向して左右
に配置したプレ−ト状とされ、クリップで半製品14の左
右の端を止めて、半製品が熱処理装置の内部で吊され
る。ホルダ−の構成はこれに限定されず、熱処理装置の
内部で飽和蒸気に浸されるように、半製品14を保持すれ
ば足る。
【0024】熱処理装置は公知のものであり、熱処理装
置内は飽和蒸気で充満され、半製品14は、その内部まで
飽和蒸気に十分浸される。立体20に半製品14を被せて縛
っているため、飽和蒸気に浸されると、立体の形状に対
応した膨らみ、折り目(これらは一種のプリ−ツと考え
られる)が半製品に成形され定着される。
【0025】そして、熱処理装置から半製品14を出し、
紐22をほどき、立体20を取り除いて広げれば、図2(A)
からよくわかるように、立体に近似した膨らみが残され
るとともに、立体に被せたとき生じた折り目がそのまま
の状態で成形、定着され、一種独特のプリ−ツの付され
たブラウス(プリ−ツ製品)10が得られる。
【0026】熱処理装置において飽和蒸気に触れても変
質しない材料から立体20が成形されることはいうまでも
ない。また、実施例では、立体20として球体を例示した
が、立体であれば足り、直方体、楕円体、三角錐、半球
体、星形体等でもよい。立体20の表面に凹み、模様、略
画等を形成しておけば、凹み等に対応したプリ−ツが付
加的に成形され、好ましい。
【0027】立体20に後身頃、前身頃を一体的に被せて
半製品14を縛っても、立体を後身頃、前身頃の間に置
き、後身頃、前身頃のいずれか一方を立体に被せた状態
で半製品を縛ってもよい。また、1つの立体20に半製品
14を二重、三重に被せて縛ってもよい。
【0028】通常、立体20の根元で立体とともに半製品
14を縛って立体を固定するが、縛る位置は根元に限らな
い。たとえば、瓢箪形状の立体では、根元でなく、立体
のウェスト部分で半製品が縛られる。
【0029】また、別のワンピ−ス30をプリ−ツ加工す
る場合について述べると、左右の袖31L、31R 、左右の前
身頃32FL、32FR、一枚の後身頃32B のパ−ツを布地から裁
断し、パ−ツをミシンで縫製するとともに、ポケット15
を付けて、半製品14を形成した後、プリ−ツ機械に通し
てマシンプリ−ツを付ける(図3(A))。
【0030】それから、ボタン16を半製品34に付けてか
ら、立体20に半製品を被せ、立体の根元で半製品を紐22
で縛る(図3(B) 参照)。そして、半製品34をねじり、
ねじったまま熱処理装置24に入れて熱処理する(図4
(A))。熱処理装置24から出し、紐22をほどき、立体20を
除いて広げると、図4(B) に示すように、マシンプリ−
ツ、立体によるプリ−ツ、ねじりによるプリ−ツが絡み
合った複雑な美的印象のプリ−ツ付ブラウス(プリ−ツ
製品)30が得られる。
【0031】この実施例では、立体を利用したプリ−ツ
に、マシンプリ−ツ、ねじりによるプリ−ツの双方を組
合せているが、この組合せに限定されず、いずれか一
方、つまり、立体を利用したプリ−ツにマシンプリ−ツ
を組合せたり、立体を利用したプリ−ツにねじりによる
プリ−ツを組合せてもよい。
【0032】従来のプリ−ツ製品では、縫製前の複数の
パ−ツにプリ−ツ加工を施し、プリ−ツ付のパ−ツを縫
製してプリ−ツ製品としている。これに対して、この発
明では、パ−ツを縫製して半製品を予め作り、この半製
品にプリ−ツ加工を施しているため、縫製上の制約を受
けることなく、プリ−ツ加工が行える.
【0033】さらに、この発明では、縫製した半製品1
4、34 を立体20に被せ、立体とともに半製品を縛ったま
ま熱処理することによって、立体に近似した膨らみ(後
身頃から見れば、凹みとなる)が残されるとともに、立
体に被せたとき生じた折り目がそのままの状態で成形、
定着され、一種独特のプリ−ツが半製品に付けられ、熱
処理において、プリ−ツ加工が同時に施される。
【0034】そして、立体20の大きさ、形状、配置等に
応じて、種々なプリ−ツが成形され、バリエ−ションに
富むデザインのプリ−ツ製品が得られる。たとえば、大
きさの異なる球形、直方体、星形を適当に配置して縛
り、熱処理すれば、種々の形状の膨らみ、凹みが散在す
る一種異様なデザインのプリ−ツ製品が得られる。
【0035】縫製後にプリ−ツ加工しているため、縫製
上の制約を受けずにプリ−ツ製品の全体的なデザインが
広範囲に選択できる。
【0036】また、マシンプリ−ツを付けた半製品を立
体に被せたり、ねじったまま熱処理してねじりによるプ
リ−ツをつけることにより、さらに複雑なプリ−ツが付
けられる。
【0037】たとえば、マシンプリ−ツを上下方向、斜
め方向、水平方向に付ければ、それぞれ印象の異なるプ
リ−ツが得られる。ねじりの開始位置、ねじり方向等の
半製品のねじり方を変えたり、密または疎にねじつた
り、こぶを付けたり、ねじり力等のねじり方を変えれ
ば、異なるプリ−ツが得られ、美的印象の異なるデザイ
ンが可能となる。
【0038】さらに、半製品を折り畳んでから、マシン
プリ−ツを付けたり、ねじれば、折り畳み線に沿って、
ほぼ対称なプリ−ツが成形できる。
【0039】このように、この発明では、美的印象の大
きく異なる一種独特な美的印象のバリエ−ションに富む
デザインが容易に得られ、付加価値の高いプリ−ツ製品
が加工できる。
【0040】さらに、プリ−ツ加工前にパ−ツを縫製し
ていることによって、種々の利点が得られる。たとえ
ば、布地の復元力を考慮する必要がなく、パ−ツを押さ
えながら縫製しなくてよいため、縫製が迅速に行える。
また、プリ−ツ加工前の縫製であるため、布地の重なり
も少なく、ミシンによる縫製が容易に行える。そして、
プリ−ツの特色である柔軟性が縫製によって損なわれる
ことがなく、柔軟性に富むプリ−ツ製品が得られる。
【0041】加えて、ボタン付け、ポケット付けを含む
縫製が熱処理前に済まされ、熱処理を経れば、プリ−ツ
製品10、30 が直ちに得られる。そのため、熱処理後、プ
リ−ツ製品10、30 を包装して販売ル−トに直ちに流すこ
とができ、製品化が促進される。
【0042】従来の方法では、ウェストのようないわゆ
るねじった部分は、布地からパ−ツ自体を細く裁断して
おく必要があり、ねじり部分を多数設けると、裁断、縫
製が複雑化する。これに対して、この発明では、以下の
ように、プリ−ツの成形に伴ってねじった部分が設定で
きる。
【0043】たとえば、レインコ−ト90の半製品94の袖
口、袖の中央、袖と前身頃、後身頃との結合部、ウェス
ト、ウェストの下方2ケ所を含む計9ヶ所を縫製する
(図5(A)、(B))。通常の縫製と区別するために、この縫
製を仮縫いと呼ぶ。
【0044】上記実施例と同様に、立体20に半製品94を
被せ、紐で縛ってから、仮縫いの糸を引くと、仮縫い部
分97が部分的にねじられるだけでなく、その回りで半製
品94が軽く折り畳まれる(図6(A))。
【0045】立体被覆部を除く他の部分をプレスして、
その形態を固定化してから、ホルダ−で吊して熱処理装
置で熱処理すれば、その形態でプリ−ツが成形、定着さ
れる。そして、熱処理後、立体20、仮縫いの糸を除いて
も、そのままの形態が保たれ、熱処理前の形態にほぼ一
致したプリ−ツ付のレインコ−ト90が得られる(図6
(B))。
【0046】このように、仮縫いし、仮縫いの糸を引け
ば、ねじりが自由に設定でき、そのねじった形態で熱処
理すると、ねじったままの形態でプリ−ツが施され、そ
のプリ−ツは糸を抜いても崩れない。そして、仮縫いの
糸の引き方によって、ねじりの形態を調整できる。
【0047】また、表から裏まで全周的に仮縫いしてい
るが、たとえば、表または裏の一部といった局部的な仮
縫いによって、局部的なプリ−ツが表または裏に容易に
成形できる。
【0048】実施例では、仮縫いの糸を引く前に、半製
品94を立体に被せて縛っているが、仮縫いの糸を引いた
後、半製品を立体に被せて縛ってもよい。
【0049】裁断、縫製後の仮縫いであるため、裁断、
縫製に妨げられることなく仮縫いが行え、ねじりの状
態、ねじりの位置が仮縫いによって自由に設定でき、プ
リ−ツ製品におけるデザインの自由度がさらに増加す
る。
【0050】なお、プリ−ツ機械に半製品を通してマシ
ンプリ−ツを付ける代わりに、ハンドプリ−ツを付けて
から、立体20に半製品を被せて熱処理してもよい。
【0051】また、実施例では、プリ−ツ製品としてブ
ラウス10、30、レインコ−ト90を例示したが、これらに限
定されず、たとえば、ティ−シャツ、スカ−ト、スラッ
クス、カクテルドレス等の種々のプリ−ツ製品がこの発
明の加工方法で同様に加工できる。
【0052】実施例における立体の縛り方、折り畳み
方、ねじり方、仮縫い等は一例であり、他の縛り方等が
任意に選択できる。
【0053】上述した実施例は、この発明を説明するも
のであり、この発明を何ら限定するものでなく、この発
明の技術範囲内で変形、改造等の施されたものも全てこ
の発明に含まれることはいうまでもない。
【0054】たとえば、半製品を立体に被せて半製品を
縛っても、半製品の上に立体をのせて立体とともに半製
品を縛っても、同一の工程を上下逆に見たにすぎず、
「半製品を立体に被せて半製品を縛る」概念に、半製品
の上に立体をのせて半製品を縛る場合も含まれる。
【0055】
【発明の効果】上記のように、この発明のプリ−ツ製品
の加工方法によれば、縫製した半製品を立体に被せ、立
体とともに半製品を縛ったまま熱処理することによっ
て、立体に近似した膨らみが残されるとともに、立体に
被せたとき生じた折り目がそのままの状態で成形、定着
され、一種独特のプリ−ツが半製品に付けられる。
【0056】そして、立体の大きさ、形状、配置等に応
じて、種々なプリ−ツが成形され、バリエ−ションに富
むデザインが可能となり、付加価値の高いプリ−ツ製品
が容易に得られる。
【0057】パ−ツを縫製して半製品を予め作り、この
半製品にプリ−ツ加工を施しているため、縫製上の制約
を受けることなく、プリ−ツ加工が行える。
【0058】縫製後にプリ−ツ加工しているため、縫製
上の制約を受けずにプリ−ツ製品の全体的なデザインが
広範囲に選択できる。
【0059】プリ−ツ加工前にパ−ツを縫製しているた
め、パ−ツを押さえながら縫製しなくてよく、縫製が迅
速に行える。また、布地の重なりも少なく、ミシンによ
る縫製が容易に行える。そして、プリ−ツの特色である
柔軟性が縫製によって損なわれず、柔軟性に富むプリ−
ツ製品が得られる。
【0060】ボタン付け、ポケット付けを含む縫製を熱
処理前に行うことができ、熱処理でプリ−ツを成形すれ
ば、プリ−ツ製品が直ちに得られ、製品化が促進され
る。
【0061】仮縫いし仮縫いの糸を引いてねじったまま
熱処理すれば、ねじったままの形態でプリ−ツが施さ
れ、仮縫いの糸の引き方によるねじり方、ねじりの位置
を変えることによって、異なるプリ−ツが成形される。
【0062】このように、この発明によれば、半製品を
立体に被せて縛ったまま熱処理することによって、バリ
エ−ションに富むプリ−ツの成形が可能となり、従来の
プリ−ツ製品の概念を根底から崩した新しいプリ−ツ製
品が迅速に生産できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】立体に半製品を被せて縛った一例を示す概略図
である。
【図2】プリ−ツ製品(ブラウス)の展開図である。
【図3】マシンプリ−ツ後の半製品を立体に被せて縛っ
た一例を示す概略図である。
【図4】半製品を熱処理装置に入れる工程の概略図およ
びプリ−ツ製品(ブラウス)の展開図である。
【図5】仮縫いされた半製品の概略図である。
【図6】仮縫いを利用してねじった半製品の概略図およ
びプリ−ツ製品(レインコ−ト)の展開図である。
【符号の説明】
10、30、90 プリ−ツ製品(ブラウス、レインコ−ト) 11L、11R、31L、31R パ−ツ(袖) 12FL、12FR、32FL、32FR パ−ツ(前身頃) 12B、32B パ−ツ(後身頃) 14、34、94 半製品(縫製されたパ−ツ) 15 ポケット 16 ボタン 20 球体 22 紐 24 熱処理装置

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縫製後の半製品を立体に被せ、立体とと
    もに半製品を縛り、縛った半製品を熱処理装置に入れ、
    半製品に熱処理を施してプリ−ツを成形したプリ−ツ製
    品の加工方法。
  2. 【請求項2】 縫製後の半製品を立体に被せ、立体とと
    もに半製品を縛ってから半製品をねじり、ねじった半製
    品を熱処理装置に入れ、半製品に熱処理を施してプリ−
    ツを成形したプリ−ツ製品の加工方法。
  3. 【請求項3】 縫製後の半製品をプリ−ツ機械に通して
    マシンプリ−ツを付けてから立体に被せて縛っている請
    求項1または2記載のプリ−ツ製品の加工方法。
  4. 【請求項4】 縫製後の半製品にハンドプリ−ツを付け
    てから立体に被せて縛っている請求項1または2記載の
    プリ−ツ製品の加工方法。
  5. 【請求項5】 縫製後の半製品を仮縫いしてから、立体
    に被せ、立体とともに半製品を縛り、仮縫いの糸を引い
    て仮縫い部分をねじってから半製品を熱処理装置に入
    れ、半製品に熱処理を施してプリ−ツを成形したプリ−
    ツ製品の加工方法。
  6. 【請求項6】 縫製後の半製品を仮縫いし、仮縫いの糸
    を引いて仮縫い部分をねじり、立体に被せ、立体ととも
    に半製品を縛ってから半製品を熱処理装置に入れ、半製
    品に熱処理を施してプリ−ツを成形したプリ−ツ製品の
    加工方法。
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