JP2504779Y2 - クランク機構装置 - Google Patents
クランク機構装置Info
- Publication number
- JP2504779Y2 JP2504779Y2 JP1989074083U JP7408389U JP2504779Y2 JP 2504779 Y2 JP2504779 Y2 JP 2504779Y2 JP 1989074083 U JP1989074083 U JP 1989074083U JP 7408389 U JP7408389 U JP 7408389U JP 2504779 Y2 JP2504779 Y2 JP 2504779Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crankcase
- crankshaft
- halves
- cylinder
- crank mechanism
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は内燃機関やコンプレッサ等のクランク機構装
置に関する。
置に関する。
従来の技術 従来、例えば水平対向二気筒エンジン等の内燃機関
は、そのクランクケース（シリンダブロック）を用途や
機種毎にそれぞれ別々の金型を用いて製作されており、
このためエンジンの製作に多大の費用がかかるという不
都合があった。
は、そのクランクケース（シリンダブロック）を用途や
機種毎にそれぞれ別々の金型を用いて製作されており、
このためエンジンの製作に多大の費用がかかるという不
都合があった。
考案が解決しようとする課題 そこで、本考案は、上述したような従来の技術の不都
合を取除くためになされたものであり、クランクケース
の構成を単純にして、多くの機種を共通の金型で製作す
ると共にクランク軸の支持を安定にし得るようにし、ま
た単気筒化も簡単に行うことができるクランク機構装置
を提供することを目的とする。
合を取除くためになされたものであり、クランクケース
の構成を単純にして、多くの機種を共通の金型で製作す
ると共にクランク軸の支持を安定にし得るようにし、ま
た単気筒化も簡単に行うことができるクランク機構装置
を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 即ち、本考案に係るクランク機構装置は、クランク軸
を回転自在に支持するクランクケースを前記クランク軸
の軸線と直角な中心平面で二分割されて共通の型によっ
て成形された二つの半部を互いに180度反転して配置し
て組み合わせることによって構成し、前記クランクケー
スの前記クランク軸を挟んで両側端に形成された同一形
状の開口部の少なくとも一方にシリンダを固着した構成
を特徴とする。
を回転自在に支持するクランクケースを前記クランク軸
の軸線と直角な中心平面で二分割されて共通の型によっ
て成形された二つの半部を互いに180度反転して配置し
て組み合わせることによって構成し、前記クランクケー
スの前記クランク軸を挟んで両側端に形成された同一形
状の開口部の少なくとも一方にシリンダを固着した構成
を特徴とする。
従って、クランク軸受穴か軸線方向に分割されること
なく、クランクケースの半部は共通の形状を有して形成
され、且つ二つの同じシリンダをクランクケースの両側
の側面開口部に取付けることもできる。
なく、クランクケースの半部は共通の形状を有して形成
され、且つ二つの同じシリンダをクランクケースの両側
の側面開口部に取付けることもできる。
実施例 次に、本考案を図面の空冷２サイクルガソリンエンジ
ンについて実施例に基づいて説明する。
ンについて実施例に基づいて説明する。
まず、図面に実施例のエンジンはクランクケース20
と、該クランクケース20の左右両側面開口部23及び24に
それぞれ複数のボルト４によって取付けられた二つのシ
リンダ５及び６とを有し、前記クランクケース20がクラ
ンク軸７の軸線と直角な中心平面Ｂで二分割された二つ
の半部21及び22によって構成され、これ等の半部21及び
22は互いに共通の形状を有し互いに180度反転して配置
されて接合されている。前記半部21及び22は図示しない
ボルトによって互いに前記中心平面Ｂにおいて結合さ
れ、クランクケース20の左右両側面開口部23及び24にシ
リンダ５及び６がボルト４によって固定されている。こ
のため前記両半部21及び22は共通の金型によって容易に
製作することができる。更に、前記シリンダ５及び６も
互いに共通の形状を有し、それぞれ前記クランクケース
１の各クランクケース半部21及び22の側面開口部23お飛
び24に結合されている。前記シリンダ５及び６内に共通
の形状を有するピストン10及び11が往復可能に配置さ
れ、該ピストン10及び11は連接棒12及び13によって前記
クランク軸７へ連結されている。前記クランクケース20
内には、例えば、その一方の端部側に遠心子式ガバナー
14が配置され、他方の端部側にオイルポンプ15が配置さ
れ、それぞれ外部とクランクケース半部21及び22の同じ
位置に設けられた穴（図示せず）を介して連通されてい
る。このように構成することにより、ガバナ14及びオイ
ルポンプ15の両方をクランクケース20の、例えば気化器
側に自動的に位置せしめることができ、好都合である。
この実施例ではクランクケース20の半部21及び22は共通
の金型で製作され、シリンダ５及び６も共通の金型で製
作され、またピストン10及び11、更に連接棒12及び13も
共通の部品が使用される。
と、該クランクケース20の左右両側面開口部23及び24に
それぞれ複数のボルト４によって取付けられた二つのシ
リンダ５及び６とを有し、前記クランクケース20がクラ
ンク軸７の軸線と直角な中心平面Ｂで二分割された二つ
の半部21及び22によって構成され、これ等の半部21及び
22は互いに共通の形状を有し互いに180度反転して配置
されて接合されている。前記半部21及び22は図示しない
ボルトによって互いに前記中心平面Ｂにおいて結合さ
れ、クランクケース20の左右両側面開口部23及び24にシ
リンダ５及び６がボルト４によって固定されている。こ
のため前記両半部21及び22は共通の金型によって容易に
製作することができる。更に、前記シリンダ５及び６も
互いに共通の形状を有し、それぞれ前記クランクケース
１の各クランクケース半部21及び22の側面開口部23お飛
び24に結合されている。前記シリンダ５及び６内に共通
の形状を有するピストン10及び11が往復可能に配置さ
れ、該ピストン10及び11は連接棒12及び13によって前記
クランク軸７へ連結されている。前記クランクケース20
内には、例えば、その一方の端部側に遠心子式ガバナー
14が配置され、他方の端部側にオイルポンプ15が配置さ
れ、それぞれ外部とクランクケース半部21及び22の同じ
位置に設けられた穴（図示せず）を介して連通されてい
る。このように構成することにより、ガバナ14及びオイ
ルポンプ15の両方をクランクケース20の、例えば気化器
側に自動的に位置せしめることができ、好都合である。
この実施例ではクランクケース20の半部21及び22は共通
の金型で製作され、シリンダ５及び６も共通の金型で製
作され、またピストン10及び11、更に連接棒12及び13も
共通の部品が使用される。
本実施例のエンジンを単気筒エンジンとして使用する
場合には、一方のシリンダ６をクランクケース20から取
外し、その代わりに側板をボルト４でクランクケース20
に取付け、クランクケース20の側面開口部24を密閉し、
単気筒用クランク軸を使用することによって、単気筒エ
ンジンを極めて簡単に構成することができる。また、一
方のピストン11に関連するクランク軸７のクランクウエ
ブが占めていた部分に、比較的大形の遠心ボール式ガバ
ナー等を配置することができる。
場合には、一方のシリンダ６をクランクケース20から取
外し、その代わりに側板をボルト４でクランクケース20
に取付け、クランクケース20の側面開口部24を密閉し、
単気筒用クランク軸を使用することによって、単気筒エ
ンジンを極めて簡単に構成することができる。また、一
方のピストン11に関連するクランク軸７のクランクウエ
ブが占めていた部分に、比較的大形の遠心ボール式ガバ
ナー等を配置することができる。
考案の効果 以上説明した本考案の構成により、本考案は、クラン
ク軸受穴がその軸線に沿って分解されることがないの
で、クランク軸の安定した支持が可能であると共に、二
分割されたクランクケースの両半部を共通の金型によっ
て容易に製作でき、多様な機種間で主要部材を共通の金
型で作ることができ、それにより投資効率がよく且つ生
産性を向上することができ、ガバナーやオイルポンプ等
を最適位置に配置して作動の連携を容易にすることがで
きる等の効果を奏する。
ク軸受穴がその軸線に沿って分解されることがないの
で、クランク軸の安定した支持が可能であると共に、二
分割されたクランクケースの両半部を共通の金型によっ
て容易に製作でき、多様な機種間で主要部材を共通の金
型で作ることができ、それにより投資効率がよく且つ生
産性を向上することができ、ガバナーやオイルポンプ等
を最適位置に配置して作動の連携を容易にすることがで
きる等の効果を奏する。
第１図は本考案に係る一実施例を示す水平対向二気筒エ
ンジンの縦断面図である。 ４……ボルト、5,6……シリンダ、７……クランク軸、2
0……クランクケース、23,24……クランクケースの側面
開口部、Ｂ……中心平面。
ンジンの縦断面図である。 ４……ボルト、5,6……シリンダ、７……クランク軸、2
0……クランクケース、23,24……クランクケースの側面
開口部、Ｂ……中心平面。
Claims (1)
- 【請求項１】クランク軸（７）を回転自在に支持するク
ランクケース（20）を前記クランク軸の軸線と直角な中
心平面（Ｂ）で二分割されて共通の型によって成形され
た二つの半部（21,22）を互いに180度反転して配置して
組み合わせることによって構成し、前記クランクケース
の前記クランク軸を挟んで両側端に形成された同一形状
の開口部（23,24）の少なくとも一方にシリンダ（５）
を固着したクランク機構装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989074083U JP2504779Y2 (ja) | 1989-06-23 | 1989-06-23 | クランク機構装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989074083U JP2504779Y2 (ja) | 1989-06-23 | 1989-06-23 | クランク機構装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0313448U JPH0313448U (ja) | 1991-02-12 |
| JP2504779Y2 true JP2504779Y2 (ja) | 1996-07-10 |
Family
ID=31613467
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989074083U Expired - Lifetime JP2504779Y2 (ja) | 1989-06-23 | 1989-06-23 | クランク機構装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2504779Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AU2021395296A1 (en) * | 2020-12-09 | 2023-06-29 | ASF Technologies (Australia) Pty Ltd | Internal combustion engine having common engine parts and method of forming same |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60118360U (ja) * | 1984-01-18 | 1985-08-10 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関 |
| JPS6117112U (ja) * | 1984-07-04 | 1986-01-31 | 富士重工業株式会社 | 水平対向型エンジンのクランクケ−ス |
| JPH01108346U (ja) * | 1988-01-13 | 1989-07-21 |
-
1989
- 1989-06-23 JP JP1989074083U patent/JP2504779Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0313448U (ja) | 1991-02-12 |
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