JPS588909Y2 - クランク室予圧縮式2サイクル多気筒エンジン - Google Patents
クランク室予圧縮式2サイクル多気筒エンジンInfo
- Publication number
- JPS588909Y2 JPS588909Y2 JP1977088824U JP8882477U JPS588909Y2 JP S588909 Y2 JPS588909 Y2 JP S588909Y2 JP 1977088824 U JP1977088824 U JP 1977088824U JP 8882477 U JP8882477 U JP 8882477U JP S588909 Y2 JPS588909 Y2 JP S588909Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- cylinders
- pistons
- piston
- crank chamber
- Prior art date
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- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、2サイクルエンジン、殊にクランク室予圧縮
式2サイクル■型配置6気筒エンジンに関する。
式2サイクル■型配置6気筒エンジンに関する。
■型装置された複数の気筒を有するクランク室予圧縮式
2サイクルエンジンにおいては、対応する一対の気筒の
クランク室を互に仕切るため、両クランク室の境界部に
半径方向内方に張り出した環状のクランク室仕切壁を形
成し、この仕切壁の内周面に、クランクウェブ側のシー
ルリングを摺動接触させる構造が採用されている。
2サイクルエンジンにおいては、対応する一対の気筒の
クランク室を互に仕切るため、両クランク室の境界部に
半径方向内方に張り出した環状のクランク室仕切壁を形
成し、この仕切壁の内周面に、クランクウェブ側のシー
ルリングを摺動接触させる構造が採用されている。
このような構造においては、各気筒内のピストン位置は
、下死点においてピストンが仕切壁部分と干渉しないよ
うに、クランク軸の軸線から十分に離して配置せねばな
らず、このためシリンダ長及び連接棒長が長くなり、エ
ンジンが全体として大型になるという欠点がある。
、下死点においてピストンが仕切壁部分と干渉しないよ
うに、クランク軸の軸線から十分に離して配置せねばな
らず、このためシリンダ長及び連接棒長が長くなり、エ
ンジンが全体として大型になるという欠点がある。
本考案は、従来のV型装置の2サイクル多気筒エンジン
、特に2サイクル6気筒エンジンにオケるこのような問
題を解決することを目的とするもので、配置上対応する
2個の気筒のクランク室を共通とし、上記6個の気筒の
うち、第1番及び第2番の気筒内のピストンが同位相で
あり、第3番及び第4番の気筒内のピストンが同位相で
且つ前記第1、第2番の気筒内のピストンとは1200
の位相差を有し、さらに第5番及び第6番の気筒内のピ
ストンが同位相で前記第1、第2番の気筒内のピストン
及び前記第3、第4番の気筒内のピストンとそれぞれ1
20°の位相差を有することを特徴とする。
、特に2サイクル6気筒エンジンにオケるこのような問
題を解決することを目的とするもので、配置上対応する
2個の気筒のクランク室を共通とし、上記6個の気筒の
うち、第1番及び第2番の気筒内のピストンが同位相で
あり、第3番及び第4番の気筒内のピストンが同位相で
且つ前記第1、第2番の気筒内のピストンとは1200
の位相差を有し、さらに第5番及び第6番の気筒内のピ
ストンが同位相で前記第1、第2番の気筒内のピストン
及び前記第3、第4番の気筒内のピストンとそれぞれ1
20°の位相差を有することを特徴とする。
本考案によれば、従来のエンジンにおけるような仕切壁
を必要としないので、ピストンの下死点位置をクランク
ウェブと干渉しない範囲でクランク軸に近づけることが
でき、連接棒及びシリンダ長を短縮してエンジンを全体
として小型にすることができる。
を必要としないので、ピストンの下死点位置をクランク
ウェブと干渉しない範囲でクランク軸に近づけることが
でき、連接棒及びシリンダ長を短縮してエンジンを全体
として小型にすることができる。
以下、本考案を図面について説明すると、第1図及び第
2図は従来の■型気筒配置のエンジンを示すもので、第
1番シリンダ1a及び第2番シリンダ1b内にはピスト
ン2a 、2bがそれぞれ往復運動自在に配置され、シ
リンダla、1bに対応するクランク室3a 、3bは
互に隣接して形成され、このクランク室にクランク軸4
が配設されている。
2図は従来の■型気筒配置のエンジンを示すもので、第
1番シリンダ1a及び第2番シリンダ1b内にはピスト
ン2a 、2bがそれぞれ往復運動自在に配置され、シ
リンダla、1bに対応するクランク室3a 、3bは
互に隣接して形成され、このクランク室にクランク軸4
が配設されている。
クランクケース5には、クランク室3a。3bの間にお
いて半径方向内方に突出するように環状の仕切壁6が形
成され、クランク軸4上のクランクウェブ7に設けたシ
ールリング8が、仕切壁6の内周面に摺動接触して、ク
ランク室3 a +3b間を仕切っている。
いて半径方向内方に突出するように環状の仕切壁6が形
成され、クランク軸4上のクランクウェブ7に設けたシ
ールリング8が、仕切壁6の内周面に摺動接触して、ク
ランク室3 a +3b間を仕切っている。
このような配置においては、仕切壁と干渉しないように
ピストンの下死点位置を定める必要があるので、連接棒
9a 、9b及びシリンダの長さが増大し、エンジンが
全体として大型になる欠点がある。
ピストンの下死点位置を定める必要があるので、連接棒
9a 、9b及びシリンダの長さが増大し、エンジンが
全体として大型になる欠点がある。
第3図は本考案をV型気筒配置のエンジンに適用した一
例を示すもので、その基本的構成は第1図に示すエンジ
ンとほぼ同一である。
例を示すもので、その基本的構成は第1図に示すエンジ
ンとほぼ同一である。
したがって、対応する部分は、すべて第1図と同一の符
号を付して示す。
号を付して示す。
本考案においては、ピストン2 a +2bの連接棒9
a 、sbは、ピストン2a 、 2bが同位相で運動
するようにクランクウェブ7に連結されており、シリン
ダ1a、lbのためのクランク室3a 、3bは互に仕
切られることなく連通状態になっている。
a 、sbは、ピストン2a 、 2bが同位相で運動
するようにクランクウェブ7に連結されており、シリン
ダ1a、lbのためのクランク室3a 、3bは互に仕
切られることなく連通状態になっている。
このため、ピストン2 a +2bの下降行程において
クランク室3a 、3bで圧縮された混合気又は空気は
、掃気通路10a。
クランク室3a 、3bで圧縮された混合気又は空気は
、掃気通路10a。
10bを通って同時にシリンダIa、1b内に送り込ま
れる。
れる。
本考案においては、クランク室3at3bを仕切るため
の仕切壁がないため、ピストン2a 、2bの下死点位
置を、クランクウェブ7との干渉を生じない範囲でクラ
ンク軸4に近寄せることができ、仕切壁6が設けられた
エンジンに比し、第3図にAで示すだけ、連接棒9a
、9b及びシリンダ1a、lbの長さを短縮することが
できる。
の仕切壁がないため、ピストン2a 、2bの下死点位
置を、クランクウェブ7との干渉を生じない範囲でクラ
ンク軸4に近寄せることができ、仕切壁6が設けられた
エンジンに比し、第3図にAで示すだけ、連接棒9a
、9b及びシリンダ1a、lbの長さを短縮することが
できる。
第4図は、本考案を■型6気筒エンジンに適用した場合
のピストン位相関係を示すもので、第1、第2番気筒の
ピストンを同位相とし、第3.第4番気筒のピストンは
これより1200進んだ位相とし、また第5.第5番気
筒のピストンはそれよりさらに120°進んだ位相とす
ることにより、直列3気筒1200点火のエンジンと同
様な関係が得られる。
のピストン位相関係を示すもので、第1、第2番気筒の
ピストンを同位相とし、第3.第4番気筒のピストンは
これより1200進んだ位相とし、また第5.第5番気
筒のピストンはそれよりさらに120°進んだ位相とす
ることにより、直列3気筒1200点火のエンジンと同
様な関係が得られる。
第1図は従来のV型2サイクルエンジンの一例を示す垂
直断面図、第2図は第1図の■−■線断面図、第3図は
本考案の一実施例を示す第1図と同様な断面図、第4図
は■型6気筒エンジンにおけるピストンの位相関係を示
す概略図である。 1a、1b・・・・・・シリンダ、2a、2b・・・・
・・ピストン、3a、3b・・・・・・クランク室、4
・・・・・・クランク軸、7・・・・・・クランクウェ
ブ、9a、9b・・・・・・連接棒、10a、10b・
・・・・・掃気通路。
直断面図、第2図は第1図の■−■線断面図、第3図は
本考案の一実施例を示す第1図と同様な断面図、第4図
は■型6気筒エンジンにおけるピストンの位相関係を示
す概略図である。 1a、1b・・・・・・シリンダ、2a、2b・・・・
・・ピストン、3a、3b・・・・・・クランク室、4
・・・・・・クランク軸、7・・・・・・クランクウェ
ブ、9a、9b・・・・・・連接棒、10a、10b・
・・・・・掃気通路。
Claims (1)
- ■型装置された6個の気筒を有するクランク室予圧縮式
2サイクル6気筒エンジンにおいて、2個の気筒のクラ
ンク室を共通とし、上記6個の気筒のうち第1番及び第
2番の気筒内のピストンが同位相であり、第3番及び第
4番の気筒内のピストンが同位相で且つ前記第1、第2
番の気筒内のピストンとは1200の位相差を有し、さ
らに第5番及び第6番の気筒内のピストンが同位相で前
記第1番、第2番の気筒内のピストン及び前記第3、第
4番の気筒内のピストンとそれぞれ1200の位相差を
有することを特徴とするエンジン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977088824U JPS588909Y2 (ja) | 1977-07-05 | 1977-07-05 | クランク室予圧縮式2サイクル多気筒エンジン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977088824U JPS588909Y2 (ja) | 1977-07-05 | 1977-07-05 | クランク室予圧縮式2サイクル多気筒エンジン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5415112U JPS5415112U (ja) | 1979-01-31 |
JPS588909Y2 true JPS588909Y2 (ja) | 1983-02-17 |
Family
ID=29015659
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1977088824U Expired JPS588909Y2 (ja) | 1977-07-05 | 1977-07-05 | クランク室予圧縮式2サイクル多気筒エンジン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS588909Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4370953A (en) * | 1980-05-05 | 1983-02-01 | Outboard Marine Corporation | Cylinder two stroke engine with torsional resonance control |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS543508B2 (ja) * | 1971-12-09 | 1979-02-23 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6021473Y2 (ja) * | 1977-06-10 | 1985-06-26 | 株式会社共立 | 動力付携帯作業機 |
-
1977
- 1977-07-05 JP JP1977088824U patent/JPS588909Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS543508B2 (ja) * | 1971-12-09 | 1979-02-23 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5415112U (ja) | 1979-01-31 |
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