JP2504735Y2 - 食品素材洗い容器 - Google Patents

食品素材洗い容器

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JP2504735Y2
JP2504735Y2 JP1992078980U JP7898092U JP2504735Y2 JP 2504735 Y2 JP2504735 Y2 JP 2504735Y2 JP 1992078980 U JP1992078980 U JP 1992078980U JP 7898092 U JP7898092 U JP 7898092U JP 2504735 Y2 JP2504735 Y2 JP 2504735Y2
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Japan
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container
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food material
receiving container
center
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JP1992078980U
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JPH0636543U (ja
Inventor
幸郎 伴
Original Assignee
タケヤ化学工業株式会社
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  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
  • Food-Manufacturing Devices (AREA)
  • Apparatuses For Bulk Treatment Of Fruits And Vegetables And Apparatuses For Preparing Feeds (AREA)
  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は食品素材洗い容器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、レストランや食堂等に於て、
米,豆,めん類,野菜,海藻類,きのこ類等───本考
案ではこれ等を食品素材と呼ぶこととする───を、加
工前に又は加工途中で、洗う場合に、大型の一般的なな
べやプラスチック容器を使用していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の洗い方では、注意深く手で攪拌したり、流れをさ
えぎったりしないと、食品素材を流失する。特に、短い
時間に多量の熱いめん類を冷水で洗う時等では、上記流
失量も多くなりがちであると共に、熟練も要した。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、受け容器と、
該受け容器内へ取出自在に嵌込まれる中ざると、該中ざ
るの上方から施蓋されるカバーと、を備え、洗い水流出
口を、上記中ざるの上端フランジ部と、上記受け容器の
上端鍔部との間に、形成した間隙によって構成した食品
素材洗い容器であって、上記中ざるの上端フランジ部の
下面側に、下端部が上記受け容器の上端鍔部の上面に当
接して上記間隙を保持する3個以上のリブを付設し、か
つ、上記受け容器の上端鍔部及びその近傍のリブ対応位
置に、該リブを落し込んで該上端鍔部の上面に上端フラ
ンジ部を近接乃至当接させる落し込み用切欠スリット
を、形成した。
【0005】
【作用】カバーを取外して、中ざると受け容器を使用し
て、食品素材を洗う。
【0006】中ざるの上端フランジ部の下面側のリブ
を、受け容器の上端鍔部の上面に当接させれば、中ざる
の上端フランジ部と受け容器の上端鍔部との間に間隙
(洗い水流出口)が生じる。水道蛇口等から、水を落下
させて、中ざる内の食品素材を手で攪拌したり、もみ洗
い等すると、洗い水は、中ざるの上端フランジ部の下方
の間隙から流出してゆく。即ち、水が中ざるの上端フラ
ンジ部より上方へは盛り上がらないから、中ざるの上端
フランジ部を越えて食品素材が流れ出ることがない。
【0007】また、中ざるのリブを、受け容器の落し込
み用切欠スリットに落し込めば、受け容器の上端鍔部の
上面に中ざるの上端フランジ部が近接乃至当接して、中
ざるの上端フランジ部と受け容器の上端鍔部との間に間
隙(洗い水流出口)が無くなる。この状態で食品素材を
洗えば、水が中ざるの上端フランジ部より上方へ盛り上
がってオーバーフローするので、食品素材中のもみが
ら、ちり、ごみ、枯葉等の不純物が流失する。
【0008】
【実施例】以下、図示の実施例を説明する。
【0009】図1に於て、1は受け容器であり、上方開
口部を有する有底円筒型とする。外鍔状に上端鍔部2を
有すると共に、底壁3の下面には位置決め用大円突条4
と、支持用中円突条5・小円突条6を有する。
【0010】7は、この受け容器内へ取出自在に嵌込ま
れる中ざるである。
【0011】この中ざる7は、底壁部8及び周囲壁部9
にわたって、網目状の多数の透孔10…を有し、かつ底壁
部8には、載置用かつ位置決め用の円形突条11が突設さ
れると共に、外鍔状の上端フランジ部12を上端縁に有す
る。
【0012】13はカバーであり、不使用状態では、中ざ
る7の上端フランジ部12に接触する下方開口円形浅溝部
14が、外周縁下面に形成されており、さらに、上面に
は、大円凹溝部15・小円凹溝部16等が円心円状に形成さ
れ、中央につまみ部17が形成されている。
【0013】また、図1に於て、中ざる7を取去って、
カバー13を直接に受け容器1に施蓋することも可能であ
り、そのときには、上端鍔部2がカバー13の円形浅溝部
14に(径方向のがたつきが僅かな状態で)嵌合する。
【0014】上記受け容器1と中ざる7とカバー13は、
プラスチックにて各々一体に成型される。
【0015】しかして、図1に示す如く、カバー13を取
去って、受け容器1内に宙吊状に中ざる7を収納支持し
て、水道蛇口等から水Wを注入すれば、食品素材Mはし
だいに上昇してくる。
【0016】ところで、中ざる7の上端フランジ部12の
下面側に、3個以上のリブ18…が付設されており、(図
1で明らかな如く)中ざる7の上端フランジ部12の下面
12aと、受け容器1の上端鍔部2の上面2aとの間に、
円環状間隙Gを形成して、この間隙Gをもって洗い水流
出口19を構成している。
【0017】水位が上昇した水Wは、中ざる7の透孔10
…から受け容器1の内面近くへ流れ、さらに、上記流出
口19から矢印Aのように、流出する。
【0018】このように、上端フランジ部12まで、水位
が上昇せず、受け容器1の上端鍔部2の上面2a程度
で、水位上昇が止まるので、食品素材M…がオーバーフ
ローすることが防止できる。
【0019】即ち、図1に示すように、高さHだけのオ
ーバーフロー余裕代を有している。
【0020】ところで、食品素材M中に、もみがら、ち
り、ごみ、枯葉等の不純物が混入している場合には、こ
の不純物のみを流失させる必要がある。
【0021】このような必要性のあるとき、図2のよう
に、(図1の間隙Gを無くして)上端鍔部2の上面2a
上に、上端フランジ部12を、接近乃至当接させる。
【0022】具体的には、複数の上記リブ18…を円周等
ピッチ配置とすると共に、これと同じ円周等ピッチに
て、落し込み用切欠スリット20…を受け容器1の対応位
置───主として上端鍔部2───に形成し、図1の状
態から、中ざる7を所定角度回転させて、リブ18とスリ
ット20の位置を一致させれば、リブ18がスリット20へ落
込んで、図1の間隙Gが無くなり、洗い水流出口19が閉
じられる。
【0023】この図2の状態では、中ざる7の上端フラ
ンジ部12の上を洗い水がオーバーフローして流れて、前
記不純物を除去可能となる。
【0024】この図1と図2のように、流出口19を開閉
切換自在な構造とすれば、食品素材Mの種類や状況に対
応して、迅速かつ簡単に、食品素材Mの洗いが可能とな
る利点がある。
【0025】次に、図3は、洗い終った後に、複数の本
考案に係る中ざる7とカバー13とを交互に積上げて、水
切りを行っている状態を示している。
【0026】即ち、図3と、その要部拡大図を示す図4
に於て、中ざる7の底壁部8の円形突条11が、カバー13
の小円凹溝部16の内側壁に当って、位置決めされ、カバ
ー13の軸心と中ざる7の軸心とが一致する。
【0027】従って、倒れないように多段に積重ねが可
能であって、狭い調理場等に於て、水切りに場所をとら
ず至便である。
【0028】また、図3と図4からも明らかなように、
カバー13上面には、小円凹溝部16や大円凹溝部15等の凹
部が設けられていて、少々の水切りされた水を、この凹
部で受け止めて保持できるように、なっている。
【0029】なお、受け容器1とカバー13が接するよう
に積上げる場合には、受け容器1の大円突条4がカバー
13の小円凹溝部16の外側壁16bに当って、位置決めでき
る。
【0030】なお、本考案としては上述の実施例以外
に、次のように構成することもできる。例えば、受け容
器1、中ざる7、カバー13を、平面視円形以外の形状と
しても自由である。また、リブ18をピン状に垂設しても
良いと共に、切欠スリット20を孔状としても良い。
【0031】
【考案の効果】本考案は上述の構成により、食品素材を
簡単かつ迅速に洗うことが可能となった。
【0032】さらに、(中ざる7の上端フランジ部12
と受け容器1の上端鍔部2との間に間隙G(洗い水流出
口19)を生じさせて)オーバーフローによる食品素材
Mの流失を完全に防止できる状態と、(中ざる7の上端
フランジ部12と受け容器1の上端鍔部2との間の間隙
Gを無くして)食品素材M中のもみがら、ちり、ごみ、
枯葉等の不純物をオーバーフローの流れと共に流失させ
得る状態とに、択一的に切り換えることができ、用途や
食品素材の種類に柔軟に対応して使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す要部断面説明図であ
る。
【図2】変形例を示す要部断面図である。
【図3】水切り状態の説明図である。
【図4】要部拡大図である。
【符号の説明】
1 受け容器 2 上端鍔部2a 上面 7 中ざる 12 上端フランジ部12a 下面 13 カバー 18 リブ 19 洗い水流出口20 切欠スリット G 間隙 M 食品素材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受け容器と、該受け容器内へ取出自
    在に嵌込まれる中ざると、該中ざるの上方から施蓋
    されるカバー13と、を備え、洗い水流出口19を、上
    記中ざるの上端フランジ部12と、上記受け容器
    上端鍔部との間に、形成した間隙によって構成した
    食品素材洗い容器であって、上記中ざる7の上端フラン
    ジ部12の下面12a側に、下端部が上記受け容器1の
    上端鍔部2の上面2aに当接して上記間隙Gを保持する
    3個以上のリブ18…を付設し、かつ、上記受け容器1
    の上端鍔部2及びその近傍のリブ18…対応位置に、該
    リブ18…を落し込んで該上端鍔部2の上面2aに上端
    フランジ部12を近接乃至当接させる落し込み用切欠ス
    リット20…を、形成したことを特徴とする食品素材洗
    い容器。
JP1992078980U 1992-10-19 1992-10-19 食品素材洗い容器 Expired - Lifetime JP2504735Y2 (ja)

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JPH0636543U JPH0636543U (ja) 1994-05-17
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5495082B1 (ja) * 2013-01-16 2014-05-21 将史 冨田 手を濡らさず割れ米や糠を取り除く米とぎ器

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