JP2504653Y2 - 原稿給送装置 - Google Patents

原稿給送装置

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JP2504653Y2 JP1989084788U JP8478889U JP2504653Y2 JP 2504653 Y2 JP2504653 Y2 JP 2504653Y2 JP 1989084788 U JP1989084788 U JP 1989084788U JP 8478889 U JP8478889 U JP 8478889U JP 2504653 Y2 JP2504653 Y2 JP 2504653Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は枠体の両側板間に間隔をおいて一対のベルト
ローラを回転自在に軸支し、これらベルトローラ間に搬
送ベルトを張設して成る原稿給送装置に関し、例えば電
子複写装置などの画像形成装置のプラテン上に載置して
用いられるものに係る。
[従来の技術] 原稿給送装置において、原稿を送る搬送ベルトは原稿
紙面にたいして一定の摩擦力を保っていること、および
画像形成装置(以下、本体装置と称する)のプラテン上
において、原稿に対し常に美麗な白色背景を維持するこ
とが必要であり、表面状態が劣化したり、汚染したりし
たときには取換えなければならない。
原稿給送装置において、ベルトローラから搬送ベルト
を取り外して新しいのと交換する作業は厄介で、装置の
外装の取外し出来るところはすべて取外して枠体からベ
ルトローラを離脱させねばならなかった。
このような不具合を解決するための一技術として、特
開昭57−73754号公報に開示されたものがある。
上記公報によれば、支持側板の駆動ローラの近傍に
は、該ローラの半径と搬送ベルトの厚みの和以上を半径
とする円形を含み、搬送ベルトのループを通すことので
きる切欠部分が設けられており、駆動ローラの軸受を設
けた支持側板片が軸位置規制機構によって正規位置に宛
てがわれ、複数のネジで固定される。
一方の従動ローラの方も、近傍の支持側板に該ローラ
を通すことのできる円形の切抜き部分が設けられてお
り、従動ローラの軸受を設けた支持側板片がネジによっ
て支持側板に固定されて成っている。
前記構成によれば、固定ネジを緩め、各支持側板片を
支持側板から取り外すことにより搬送ベルトの交換が可
能である。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来の技術では、各支持側
板片を支持側板から完全に取り外さなければ搬送ベルト
の交換が行えず、作業に手間がかかるという問題があっ
た。
[考案の目的] この考案はこのような従来技術における問題点に鑑み
てなされたもので、搬送ベルトの交換が容易な原稿給送
装置を得ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] この考案は上記目的を達成するために、画像形成装置
のプラテン上に載置される枠体の両側板間に、間隔をお
いて回転自在に軸支された一対のベルトローラと、これ
らベルトローラ間に張設された搬送ベルトとを具備して
成り、前記搬送ベルトと前記プラテン間に原稿を送って
所定位置に定位させる原稿給送装置において、枠体の両
側板に設けられた前記ベルトローラの支持軸穴に設けら
れ、前記ベルトローラを下方に脱落可能の開放切欠部
と、前記開放切欠部側から前記ベルトローラの脱落を阻
止する位置と前記ベルトローラの脱落位置との間を移動
自在に前記側板に取り付けられた支持部材と、この支持
部材を前記ベルトローラの脱落を阻止する位置に固定す
る固定解除自在の固定手段とを設けた。
[作用] 搬送ベルトが張設されているベルトローラは、枠体の
両側板の支持軸穴に支持されるとともに、ベルトローラ
を取り出すために開放された開放切欠部は支持部材に支
持されているから、搬送ベルトの支持位置は当初から決
まっており、何らの調節も必要としない。
そして、搬送ベルトを交換するときには、固定手段の
固定を解除し支持部材を移動して前記開放切欠部を開け
るだけで、搬送ベルトはそのまま側板から脱落し、搬送
ベルトを容易に取り出すことができる。
新しい搬送ベルトや、表面の汚れを落とした搬送ベル
トを取り付けるには、各ベルトローラを搬送ベルトに通
し、ベルトローラの軸を開放切欠部から押し込み、支持
部材を移動して該開放切欠部側からベルトローラの軸に
係合させ、支持部材を固定手段で固定することにより組
み立てが完了する。
[実施例] 次に図面に基づき、本考案の各種実施例を説明する。
原稿給送装置10は第1図に示すように、画像形成装
置、例えば電子複写装置(以後、本体装置と称する)C
のプラテンPの上に、図示しないヒンジ機構によって上
方に開放可能に載置され、本体装置Cの画像形成動作に
対応して動作するようなされている。
装置10は、枠体11の上方部分には原稿載置台15が設け
られ、この原稿載置台15からの原稿を送る給紙部20と、
原稿を前記プラテンP上に送って定位する搬送部50と、
処理後の原稿を反転、もしくは排出する湾曲反転部70と
から構成されている。
原稿載置台15は、載置台本体16と拡大用のサポータ17
とから成っており、本体16は給紙部20のピックアップロ
ーラ21に臨むところで枠体11に固設された基台部16a
と、この基台部16aに連接する屈折部16bとで構成され、
屈折部16bに畳み込み可能にサポータ17が設けられてい
る。基台部16aにはさらに原稿の側縁を規制するトレー
ウオール18が配設されている。
第1図に見るように、前記屈折部16bの傾角βは基台
部16aの傾角αよりも大きく成されている。これは、給
紙部20に供給される原稿が余り急な傾角によって多重給
紙にならないようにし、しかも、サイズの大小に拘わら
ず原稿を中折れ状態にし、原稿間の接触をほぐして多重
給紙を防止させるためである。さらに、後述の湾曲反転
部70から排出されて来る原稿の紙端が衝突するのを防止
するためでもある。
なお、トレーウオール18は基台部16a側に取り付けら
れており、原稿サイズに合わせて巾方向に移動させて
も、サポータ17(補助載置台)の開閉の妨げにはならな
い。
給紙部20は第1図、第9図などに示すように、前記原
稿載置台15を臨む位置に、最下位原稿に接するピックア
ップローラ21が設けられ、該ピックアップローラ21上の
原稿の上に適時に押圧力を加えるウエート板ばね23が配
設されている。
ピックアップローラ21の先には、原稿載置台15上の原
稿の先端部を規制するストッパ24が配設され、分離部25
へと続いている。
分離部25は、分離ローラ26と、この分離ローラ26に摺
接して原稿を分離する分離パッド27とから成っている。
分離パッド27はパッドホルダ28に保持されており、こ
のパッドホルダ28は給紙部カバー22に固設されたホルダ
受け30に分離ばね29を介して支持されている。
分離部25の先には、外側ガイド32と内側ガイド33とで
形成された給紙ガイド31が構成されている。そして、そ
の先には分離された一枚の原稿の姿勢を整えるため先端
を一時保持するレジストローラ35ならびにピンチローラ
36が配設されている。
前記レジストローラ35の先には、原稿を搬送部50に導
く繰込ガイド部45が設けられている。
前記繰込ガイド部45の開口端45aは、第1図、第9
図、第10図などに示すように、本体装置CのプラテンP
の給紙側端縁P1と、最大の複写用紙サイズに対応する本
体装置Cの露光限界位置P2との中間位置に配設され、原
稿はプラテンP上に直接給送され、プラテンPの前記端
縁P1に係合することのないように成されている。また、
前記各図に見るように、この繰込ガイド部45はプラテン
P面に対し鋭角に傾斜して設けられ、原稿がプラテンP
そのものによって円滑に案内されるように成されてい
る。
ピンチローラ36は上記各図に示すように、ピンチレバ
ー38に軸支され、このピンチレバー38は外側ガイド32に
設けられたピンチレバー軸39に枢支されている。そし
て、ピンチレバー38の他端には圧接ばね40が設けられて
いる。
第9図に示すように、ピンチレバー軸39とローラ軸36
aとの距離l1は前記軸39と圧接ばね40のばね引掛部42と
の距離l2よりも小さく、したがってローラ軸36aに直接
引掛けた圧接ばねよりも、本実施例のように配設した圧
接ばね40の方が同一圧接力をより小さなばね力で得るこ
とが出来、また同図に見るように、ばねの取り付け長さ
aも、繰込ガイド部45が搬送部50側に偏倚して設けられ
た下部空間にばね支点41をおくことが出来るので、ロー
ラ軸36aに直接引っ掛けるよりも長くすることが可能と
なり、このため、ピンチローラ36の僅かの揺動にたいし
て殆ど圧接力が変化せず、均一な保持力で原稿を挟んで
送ることができる。
前記レジストローラ35に給紙された原稿を検知するレ
ジストセンサ37が配されているが、同センサ37は発光部
37Aと受光部37Bとで構成されている。しかして、受光部
37Bは第9図等に示すように、給送される原稿などから
の塵埃を極力避けるように給紙ガイド31から可なり隔た
った位置に配設されている。
なお、給紙部カバー22は第10図に示すように、ばね引
掛部42近傍を中心に、上方に開口できるように成されて
いる。
搬送部50は第1図に示すように、一対のベルトローラ
即ち駆動ローラ51と従動ローラ52と、これらベルトロー
ラ51、52の間に張設された巾広の搬送ベルト63とから構
成されている。またこれら両ベルトローラ51、52の間に
は、複数組の抑えローラ61が配設されている。
第2図および第3図に、駆動ローラ51の側板12への取
り付け構造を示す。従動ローラ52側も同様の構成を成し
ている。
側板12には第2図に示すように、駆動ローラ51の軸受
53を丁度嵌着させる支持軸穴13が穿設されており、同支
持軸穴13には同図に見るような開放切欠部13aが設けら
れている。
一方、側板12の外側には前記軸受53の下方を支持する
支持手段としてのスライドプレート57が摺動自在に設け
られている。
スライドプレート57には一対の案内手段を構成するス
ライドピン58が植設されており、一方側板12には前記ス
ライドピン58を案内する同じく案内手段を構成するスラ
イド長穴14が穿設されている。なお、スライドプレート
57が側板12から離脱しないように、前記スライドピン58
にはEリング59が施されている。
スライドプレート57の先端部は軸受支持部57aに形成
されているとともに、該軸受支持部57aを駆動ローラ51
の軸受53の下方を支持させた位置では固定小ねじ60で側
板12に固定される。
抑えローラ61は第4図、第5図に示すように、ローラ
軸61aの両端部を側板12に固設された抑えローラホルダ6
2に支持されている。
前記抑えローラホルダ62は、可撓性材料によって構成
されているから、ローラ軸61aは下方に押し下げること
により、スプリット部62aから容易に脱落させることが
できる。
次に湾曲反転部70の構成を説明する。
湾曲反転部70の外殻は第6図に見るように、枠体11と
一体の固定部75と、この固定部75に対して回動軸77aを
支点に開く反転カバー77とから成っている。そして内部
には搬送部50からの原稿を受ける入口ガイド部71の先
に、原稿を大きく回向させる反転ローラ74を備えてお
り、さらにその先には原稿を反転して再度搬送部50に帰
還させるか、枠体11外部の処理済み原稿スタッカ19に排
出させるかを切り換える切換手段であるフラッパ82など
を収納している。
入口ガイド部71には、原稿を反転ローラ74に押し付け
る入口ガイドローラ72が設けられ、その手前には長いレ
バー73aを有するレバー式センサ73が配設され、反対に
下流側の入口固定壁71aには第8図に示すような多数の
舌を有する櫛状舌片76が一体に成型されて設けられてい
る。
一方、反転カバー77の内側には中間ガイド部78が構成
されている。そして、この中間ガイド部78の前記櫛状舌
片76に対応するする箇所は、本来入口側段差部Aを構成
しているが、該箇所には第8図に示すような前記櫛状舌
片76と交互に交差する多歯状部78aが形成されている。
なお前記櫛状舌片76と前記多歯状部78aとで円弧状ガイ
ド部を構成している。
前記中間ガイド部78の先端部には出口ガイドローラ80
が反転カバー77側に軸支されており、その先には本来出
口側段差部Bが形成されるのであるが、この出口ガイド
部79を臨んで第7図に示すように出口側櫛状舌片81が一
体に形成されている。そして、フラッパ82には前記出口
側櫛状舌片81に交差する多歯状部82aが形成されてい
る。
フラッパ82の上辺は排出側82bを、また下辺は反転側8
2cとなっている。そして前記排出側82bの先には排出ロ
ーラ83が、また反転側82cは再送入ガイド部84に通じて
いる。
次に作用を説明する。
原稿載置台15に載置された原稿は、基台部16aと、こ
の基台部16aとは傾角を異にする屈折部16bとによって湾
曲状態で載置されているので、原稿相互間に隙間が生
じ、相互の摩擦力が減少して二重送りの防止に寄与して
いる。載置台本体16より大なる原稿を載置するときには
サポータ17を広げ、屈折部16bを拡大して使用する。
原稿は給紙部20のストッパ24に阻止されており、給紙
信号によってストッパ24は開口すると同時に、ピックア
ップローラ21は最下位の原稿に接してこれを前方に送
る。そして数枚の原稿が分離部25に送られ、分離パッド
27によって最下位のもの以外は阻止され、最下位の一枚
のみが給紙ガイド31に送り込まれる。
そして、紙端がレジストローラ35とピンチローラ36と
の間に挟まれ、進行が阻止される。しかし、原稿の後部
は分離ローラ26によって引き続き送られているから、原
稿は給紙ガイド31内に大きく湾曲し、この間にスキュー
などが修正される。
そして、本体装置C側からの指令によってレジストロ
ーラ35による給紙が始動し、原稿は繰込ガイド部45を経
て搬送部50へ給紙される。
ピンチローラ36は軸39に揺動可能に軸支されたピンチ
レバー38に枢支され、レバー比l2/l1のところのばね支
点41で圧接ばね40によって圧接されており、しかもこの
圧接ばね40は、繰込ガイド部45が搬送部50側に偏倚して
いる広い場所に設けられているから、取り付け長さaは
大きく、従ってピンチローラ36の圧接力は常に一様であ
る。
給紙部20はジャムが発生しやすい部分であるが、第10
図のように分離部25の主要部とともに上方に大きく開口
できるように構成されているから、ジャム処理を迅速に
行うことができる。
繰込ガイド部45の開口端45aは本体装置Cのプラテン
Pの端縁P1と最大複写用紙サイズのときの露光限界P2と
の中間部に開口しており、かつプラテンP面に鋭角に傾
斜しているから、原稿はプラテン端部に抵触することな
く、プラテンPそのものに案内されて円滑に搬送部50に
給紙される。
搬送部50に送入された原稿は、そのままプラテンP上
に定位されることもあるが、本実施例のような下取りの
場合には、上向きに積載された原稿の順序通りに処理済
み原稿を処理済み原稿スタッカ19上に積載し、また複写
された用紙も原稿の順序通りに集積するため、一旦搬送
部50から、湾曲反転部70を通り、再送入ガイド部84から
再度搬送部50の搬送ベルト63の下部にくりこまれ、搬送
ベルト63の逆転によって給紙部20方向に逆送された後、
正転して定位用ストッパ85によって定位する。
本体装置Cの露光処理を受けた後、搬送ベルト63の正
転によって原稿は湾曲反転部70に送られる。そして、こ
の場合にはフラッパ82は第6図において反時計方向に回
動し、原稿はフラッパ82の排出側82bを通り、排出ロー
ラ83によって排出原稿トレー19上に排出される。この
際、原稿の先端が原稿載置台15と干渉しないよう、前記
原稿載置台15の屈折部16bは上方に向けられている。
搬送部50における搬送ベルト63は、原稿との間に摩擦
力を働かせ、原稿をプラテンP上に滑らせるのであるか
ら、ベルト表面が磨耗したりすると、前記摩擦力がなく
なったり、ムラが生じてスキュー送りとなったりする。
また、搬送ベルト63は搬送作用のみならず、原稿の白色
背景を構成するものであるから、汚染した状態では使用
出来ない。このため、搬送ベルト63はときに交換しなけ
ればならない。
搬送ベルト63を交換するには、まず図示しないヒンジ
を軸にして装置10を上方に持ち上げ、下から見上げるよ
うな状態にして第1に抑えローラ61を下方に引き下げて
外す。抑えローラ軸61aは第5図のように抑えローラホ
ルダ62のスプリット部62aから容易に取り外すことがで
きる。
次いで、駆動ローラ51側のスライドプレート57の固定
小ねじ60を外し、スライドプレート57をスライド長穴14
に沿って移動させ、軸受支持部57aを駆動ローラ51の軸
受53の下部から排除する。このようにすれば、駆動ロー
ラ51は側板12の開放切欠部13aから下方に脱落し、搬送
ベルト63から外すことができる。
従動ローラ52も同様に取り外すことができ、搬送ベル
ト63は容易に交換することが可能である。
搬送ベルト63を交換して、各ベルトローラ51、52を取
り付けるには、上記と逆順序で行えばよい。
湾曲反転部70に送られた原稿は、入口ガイド部71に設
けられたレバー式センサ73に検知され、反転ローラ74が
始動する。同時にこの情報によって、装置10の次の給紙
動作が開始される。
原稿は反転ローラ74と入口ガイドローラ72とに挟持さ
れて送られ、入口固定壁71aから突設された櫛状舌片76
に案内され、そのまま中間ガイド部78の多歯状部78aに
引き継がれるから、移行は極めて円滑になされる。また
原稿後紙端も前記箇所において段差部がないから、反発
による打撃騒音も発しない。
原稿は中間ガイド部78に沿って進行し、出口ガイドロ
ーラ80から出口側櫛状舌片81に至る。そして、フラッパ
82が反転側すなわち第6図において時計方向に切り換わ
っているときには、前記櫛状舌片81は第7図のようにフ
ラッパ82の多歯状部82aと交差し、原稿は円滑に再送入
ガイド部84に進入するとともに、後紙端の反発による打
撃騒音を生じない。
フラッパ82が第六図の位置にあるときには、原稿はフ
ラッパ82の排出側82bを通り、排出ローラ83を介して排
出され、処理済み原稿スタッカ19上に積載される。
湾曲反転部70にジャムが発生した場合には反転カバー
77を後方に開けば、第6図のように内部は大きく開放さ
れ、容易にジャム処理がなし得る。
〈変形例〉 (1)ベルトローラ51、52を側板12の開放切欠部13a側
から支持する支持手段を、スライドプレート57の代わり
に、側板12に回動支点66を有する回動プレート65とした
ものである。
回動プレート65の軸受支持部65aは、各ベルトローラ5
1、52の軸受53、54を支持し、固定小ねじ67によって側
板12に固定される。
(2)湾曲反転部70における入口側段差部Aおよび出口
側段差部Bの移行ガイド手段をそれぞれ、入口側弾性薄
片86、出口側弾性薄片87としたものである。これら弾性
薄片86、87は例えばマイラなどが好適である。
第1実施例における櫛状舌片76などは、入口固定壁71
aに一体成型されるが、弾性薄片の場合には、貼付作業
は人手によらざるを得ない。
[考案の効果] 本考案に係る原稿給送装置によれば、枠体の両側板に
設けられたベルトローラの支持軸穴にベルトローラを下
方に脱落可能の開放切欠部を設けると共に、開放切欠部
側からベルトローラの脱落を阻止する位置とベルトロー
ラの脱落位置との間を移動自在に側板にスライドプレー
トや回動プレートなどの支持部材を取り付け、支持部材
をベルトローラの脱落を阻止する位置に固定解除自在の
固定手段で固定するようにしたので、固定手段を解除し
て支持部材を脱落位置に移動させれば搬送ベルトの交換
を容易に行える。また、支持部材は側板に取り付けられ
ているため、固定手段を解除しても支持部材は側板から
外れることがなく、支持部材の紛失を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第10図はこの考案の第1実施例を示しており、
第1図は原稿給送装置の縦断側面図、第2図はスライド
プレート近傍の側面図、第3図は駆動ローラ側のスライ
ドプレート近傍の構造を示す部分平面図、第4図は抑え
ローラの支持部の側面図、第5図は同じく横断面図、第
6図は湾曲反転部の縦断面図、第7図はフラッパ近傍の
構成説明図、第8図は同じく入口側櫛状舌片近傍の構成
説明図、第9図は給紙部の縦断側面図、第10図は同じく
開放時の給紙部の縦断側面図、第11図、第12図は変形例
を示しており、第11図はベルトローラの支持手段を回動
プレートにしたものの構成説明図、第12図は段差部の移
行手段を弾性薄片とした湾曲反転部の縦断側面図であ
る。 C……画像形成装置(電子複写装置) P……プラテン P1……プラテンの給紙側端縁 P2……最大用紙サイズにおける露光限界 A……入口側段差部、B……出口側段差部 10……原稿給送装置 11……枠体、12……側板 13……支持軸穴、13a……開放切欠部 14……スライド長穴、15……原稿載置台 20……給紙部、25……分離部 35……レジストローラ、36……ピンチローラ 38……ピンチレバー 45……繰込ガイド部 45a……繰込ガイド部の開口端 50……搬送部 51……駆動ローラ(ベルトローラ) 52……従動ローラ(ベルトローラ) 53……駆動ローラの軸受 54……従動ローラの軸受 57……スライドプレート(支持手段) 57a……軸受支持部 58……スライドピン、60……固定小ねじ 61……抑えローラ、61a……抑えローラ軸 62……抑えローラホルダ 63……搬送ベルト 65……回動プレート(支持手段)(変形例) 66……回動支点 70……湾曲反転部、71……入口ガイド部 73……レバー式センサ、73a……センサレバー 74……反転ローラ、75……固定部 76……櫛状舌片 78……中間ガイド部、78a……多歯状部 79……出口ガイド部 81……出口側櫛状舌片 82……フラッパ(切換手段) 82a……多歯状部 86……入口側弾性薄片、87……出口側弾性薄片

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像形成装置のプラテン上に載置される枠
    体の両側板間に、間隔をおいて回転自在に軸支された一
    対のベルトローラと、これらベルトローラ間に張設され
    た搬送ベルトとを具備して成り、前記搬送ベルトと前記
    プラテン間に原稿を送って所定位置に定位させる原稿給
    送装置において、枠体の両側板に設けられた前記ベルト
    ローラの支持軸穴に設けられ、前記ベルトローラを下方
    に脱落可能の開放切欠部と、前記開放切欠部側から前記
    ベルトローラの脱落を阻止する位置と前記ベルトローラ
    の脱落位置との間を移動自在に前記側板に取り付けられ
    た支持部材と、この支持部材を前記ベルトローラの脱落
    を阻止する位置に固定する固定解除自在の固定手段とを
    設けたことを特徴とする原稿給送装置。
JP1989084788U 1989-07-19 1989-07-19 原稿給送装置 Expired - Fee Related JP2504653Y2 (ja)

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