JP2504580Y2 - スライディングウォ―ルのシ―ル材支持機構 - Google Patents

スライディングウォ―ルのシ―ル材支持機構

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JP2504580Y2
JP2504580Y2 JP1987179483U JP17948387U JP2504580Y2 JP 2504580 Y2 JP2504580 Y2 JP 2504580Y2 JP 1987179483 U JP1987179483 U JP 1987179483U JP 17948387 U JP17948387 U JP 17948387U JP 2504580 Y2 JP2504580 Y2 JP 2504580Y2
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JP
Japan
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panel
sealing material
sliding wall
support mechanism
panel body
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JP1987179483U
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JPH0182295U (ja
Inventor
和夫 飯嶋
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株式会社 ニチベイ
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、スライディングウォールのパネルの移動の
際にはパネル本体内に収納されていて、パネル停止位置
においてパネル本体の上下あるいはその一方から突出し
てパネル本体と天井および床の両者あるいはその一方と
の間に生じる隙間を塞さぐとともに、パネルをその位置
に固定するために、シール材を上下方向に移動させるよ
うに支持するシール材支持機構に関するものである。
〔従来の技術〕 スライディングウォールのパネルには、ウォールをた
て込んだ後に、パネル本体と天井あるいは床またはその
両者との間に形成される隙間を塞さぐとともに、パネル
を固定するために、パネル移動中にはパネル本体内に収
納されパネル停止位置で上下方向に突出するシール材が
設けられている。このシール材はパネル本体内に上下方
向に移動可能に配置された支持部材(一般には支持ロッ
ド)にとりつけられている。このシール材を上下方向に
移動させるように支持するシール材支持機構は一般にシ
ールジャッキ機構と称されている。このようなスライデ
ィングウォールのたて込んだ状態の一例を第5図に示
し、パネルの下方に突出するように構成された従来のシ
ールジャッキの一例を第6図に示す。
第5図はオープンスクールに使用されたスライディン
グウォールの一例を示し、図中、1はスライディングウ
ォールのパネルを支持するレール、2はパネルを示す。
パネル2には種々の種類があり、図示の実施例で、2Aは
標準パネル、2Bは掲示板付パネル、2Cは引戸付パネル、
2Dはサッシ付パネルを示す。
第6図において、3はパネル本体の下部に配置された
シール材を示し、これはシールゴム3Aおよびこれを支持
する支枠3Bより成る。4は該シール材3を上下方向に移
動させるように支持するシールジャッキを示す。シール
ジャッキ4は、パネル本体の縦枠5の中に上下方向に移
動可能に支持された支持ロッド6および常時該支持ロッ
ド6を下方に押圧するスプリング7を有し、該支持ロッ
ド6の下端に該シール部材3の支枠3Bがとりつけられて
いる。
パネルの移動の際には、ワイヤ(図示せず)等を介し
てシール材3をスプリング7の力に抗して引き上げてシ
ールゴム3Aをパネル本体内に引込め、パネルが所定位置
に移動させた時に上記のワイヤを弛めてシール材3をス
プリング7の力で床に押しつけて、パネル本体と床の間
に生じる隙間を塞ぐとともに、パネルをその停止位置に
固定する。
図示の例はパネル本体の下部に、パネル本体と床面と
の間に生じる隙間を塞ぐシール材を設けたものを示す
が、パネル本体の上部にパネル本体と天井面との間に生
じる隙間を塞ぐシール材を設けた場合にも、全く同様の
シールジャッキ機構が設けられる。このようなシール材
はパネル本体の上下の両方に設けられる場合もあるし、
また、その一方のみに設けられることもある。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記のようなスライディングウォールのシールジャッ
キの構造においては、シール材3を支持部材(図示の例
では支持ロッド6)にとりつけるために、支持ロッド6
の先端部に雄ネジ8およびフランジ9を一体に形成し、
シール材の支枠3Bの水平板部である底面3Cに形成した孔
に該雄ネジ8を挿入し、これにナット10をネジ込んでシ
ール材3を支持ロッド6の先端部に固定する構造が従来
一般に採用されている。
しかし、一般の建築物において、天井面と床面が正確
に水平に構成されていることはまれで、天井面と床面に
或る程度の傾斜および(または)凹凸が形成されること
を避けることはできない。そのため、シール材がパネル
本体と平行に天井面あるいは床面に圧接せずに、シール
材がパネル本体に対して斜めになってしまう。このよう
なシール材が斜めになると、シール材3の支枠3Bの底面
3Cとシール材支持ロッド6との間の結合部に応力が作用
して支枠の底面3Cが第6図に示すように変形してしまう
恐れがある。このようにシール材の支枠の底面が変形し
てしまうと、パネル移動時にシール材がパネル本体内に
斜めに傾いたまま収納されることになって、シール材の
一端がバネル本体内に収まりきらず、外観的に極めて見
苦しいものとなるばかりでなく、その後、パネルを設置
する時に、シール材が正しく床面あるいは天井面にあた
らなくなる。また、シール材の支枠が変形すると、シー
ル材を収納する際にシール材がパネル本体にあたって動
きが悪くなる。
本考案は、従来のスライディングウォールのシール材
支持機構における不具合を完全に解消し、シール材の支
枠の変形の可能性を完全に排除したシール材支持機構を
提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、従来のシール材支持機構における欠点を解
決する手段として、スライディングウォールのパネルの
移動の際にはパネルの本体内に収納されていて、パネル
停止位置でパネルの本体の上下あるいはその一方から突
出してパネル本体と天井および床の両者あるいはその一
方との間に生じる隙間を塞さぐとともに、パネルをその
停止位置に固定するためにシール材を上下方向に移動さ
せるように支持するシール材支持機構において、パネル
の縦枠に対し傾動不能でかつ上下移動可能に支持される
と共に先端近傍にフランジ及び先端雄ネジ部を設けたシ
ール材支持ロッドをパネルの水平長手方向に離隔して少
なくとも2本配置し、これら支持ロッドそれぞれの先端
雄ネジ部を上記シール材の水平板部に貫通させて該先端
雄ネジ部に螺着したナットと上記フランジとで該シール
材の水平板部を挾むと共に、シール材の水平板部とこれ
らフランジ及びナットとの締結面の間にそれぞれ弾性部
材を介挿させて締結支持し、該弾性部材の変形によりこ
れら支持ロッドとシール材の相対的傾動を許す構成とし
たことを特徴とするスライディングウォールのシール材
支持機構を提供する。
〔実施例〕
以下、図面に示す本考案の実施例について説明する。
第1図ないし第4図は本考案に係るスライディングウ
ォールのシール材支持機構の一実施例を示すもので、こ
れらの図中、上述の従来例を示す第5図および第6図に
示す部分と同じ部分は同じ符合によって指示する。
図中、1はレール、2は該レールから懸吊されてレー
ルに沿つて移動するパネルを示す。パネル2は、縦枠5
と横桟11より成る枠体の表面に表面材12を張ったもの
で、その上部に該レール1内を走行するランナー13がと
りつけられ、これによってレール1に沿って移動する。
またパネル2の本体下部には巾木14が設けられ、下側の
シール材3のシールゴム3Aをとりつけた支枠3Bが該巾木
14に対し上下に摺動自在に嵌合している。また、パネル
2の本体上部には、同様のシール材3が上下に移動可能
に設けられている。図中、15は床、16は天井を示し、上
下のシール材3は、それぞれ支持ロッド6(図には下側
の支持ロッドのみを示してある)に支持され、シールジ
ャッキ4によって上下に移動される。
パネルの移動の際には、上下のシール材3はスプリン
グ7の力に抗して移動されてシールゴム3Aをパネル本体
内に引込め、パネルが所定位置に停止された時にシール
材3はスプリング7の力で床面15および天井16に圧着さ
れて、パネル本体と床15および天井16との間に生じる隙
間を塞さぐとともに、パネルを停止位置に固定する。
本考案によれば、シール材3を上下方向に移動可能に
支持する支持ロッド6とシール材3とは弾性部材を介し
て連結される。図示の実施例では、支持ロッド6の先端
部に雄ネジ8およびフランジ9を一体に形成し、シール
材3の支枠の水平板部をなす底面3Cの両側(上下両面)
に軟質ゴム等の弾性体17,18を配置してから、該雄ネジ
8を支枠3の底面3Cに形成した孔に挿入し、これにナッ
ト10を螺合することによってシール材3の支枠を弾性体
17,18を介してフランジ9とナット10の間に挟持する。
〔考案の効果〕
本考案によるスライディングウォールのシールジャッ
キにおいては、シール材とこれを上下方向に移動可能に
支持する支持ロッドとは軟質ゴム等の弾性体を介して連
結されているので、床面あるいは天井面の水平からの傾
斜または凹凸によつて、シール材3が例えば第3図に示
すようにパネル本体に対して斜めに傾いた場合において
も、シール材と支持ロッドとの間に生じる応力は第4図
に示すように弾性体17,18に吸収され、シール材の支枠
の底面3Cに変形が生ずることは防止される。
さらに、パネルの縦枠に対して平行に上下方向に移動
する支持ロッドが、シール材を少なくとも2箇所におい
て支持しているため、支持ロッドが縦枠の支持部材に対
して無理な力を及ぼすことなく、安定した圧接力が得ら
れる。
然して、パネルを移動するためにシール材を床面また
は天井面への圧接状態から開放すると、シール材が床面
または天井面から離れたら直ちに弾性体の弾性によつて
シール材はパネル本体と平行な位置に戻り、パネル本体
内にスムースに収納され、従来のシールジャッキにおけ
る前記の如き不具合の発生は未然に防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るシール材支持機構を備えたスライ
ディングウォールを示す一部欠切側面図、第2図はその
垂直断面図、第3図は水平に対して斜めに傾いた床面に
シール材を圧着させた状態を示す一部欠切側面図、第4
図は第3図に示す状態におけるシール材支持機構の作用
を説明するための断面図である。第5図はスライディン
グウォールをたて込んだ状態を示す正面図、第6図は従
来のシール材支持機構の作用を説明するための断面図で
ある。 1…レール、2…パネル、5…シール材、4…シールジ
ャッキ、5…縦枠、6…支持ロッド、7…スプリング、
8…雄ネジ、9…フランジ、10…ナット、11…横桟、12
…表面板、13…ランナー、14…巾木、15…床、16…天
井、17,18…弾性体。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】スライディングウォールのパネルの移動の
    際にはパネルの本体内に収納されていて、パネル停止位
    置でパネルの本体の上下あるいはその一方から突出して
    パネル本体と天井および床の両者あるいはその一方との
    間に生じる隙間を塞さぐとともに、パネルをその停止位
    置に固定するためにシール材を上下方向に移動させるよ
    うに支持するシール材支持機構において、パネルの縦枠
    に対し傾動不能でかつ上下移動可能に支持されると共に
    先端近傍にフランジ及び先端雄ネジ部を設けたシール材
    支持ロッドをパネルの水平長手方向に離隔して少なくと
    も2本配置し、これら支持ロッドそれぞれの先端雄ネジ
    部を上記シール材の水平板部に貫通させて該先端雄ネジ
    部に螺着したナットと上記フランジとで該シール材の水
    平板部を挾むと共に、シール材の水平板部とこれらフラ
    ンジ及びナットとの締結面の間にそれぞれ弾性部材を介
    挿させて締結支持し、該弾性部材の変形によりこれら支
    持ロッドとシール材の相対的傾動を許す構成としたこと
    を特徴とするスライディングウォールのシール材支持機
    構。
JP1987179483U 1987-11-24 1987-11-24 スライディングウォ―ルのシ―ル材支持機構 Expired - Lifetime JP2504580Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0182295U JPH0182295U (ja) 1989-06-01
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