JP2504078Y2 - 導電性プラスチツク筐体構造 - Google Patents

導電性プラスチツク筐体構造

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JP2504078Y2
JP2504078Y2 JP1983092970U JP9297083U JP2504078Y2 JP 2504078 Y2 JP2504078 Y2 JP 2504078Y2 JP 1983092970 U JP1983092970 U JP 1983092970U JP 9297083 U JP9297083 U JP 9297083U JP 2504078 Y2 JP2504078 Y2 JP 2504078Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (A)考案の技術分野 本考案は、電磁波遮蔽効果を有する導電性プラスチッ
ク筐体に係り、特に本体とカバの接合部の構造に関す。
(B)技術の背景 近年、電子技術の発達に依りコンピュータ及び入出力
装置等の各種電子機器が使用されるようになって来た
が、これ等の電子機器は電磁波の影響を受け易く、従っ
て電磁波の外部からの進入や内部からの漏出を防止する
事が重要な設計製造上の項目となって居り、この為プラ
スチックを使用した筐体でも筐体に導電性をもたせる事
が必要になって来た。
(C)従来技術と問題点 以下、従来技術を第1図及び第2図を参照して説明す
る。
第1図は導電性プラスチック筐体の本体とカバの接合
部の構造の一実施例を説明する部分断面図である。第2
図は他の実施例を示す部分断面図である。図に於て1,
1′はカバ、2,2′は本体、3は導電膜、4はねじ、5は
ねじ部材、6は突設部、7は溝である。
第1図及び第2図に示す如く、電磁波遮蔽の為にプラ
スチック筐体の主として内面に、亜鉛の金属溶射や金属
粉を混入した導電塗料に依る塗装又は無電解メッキ等が
行われている。
第1図及び第2図に於て、カバ1,1′及び本体2,2′の
内面に上記した方法で導電膜3が形成された状態を示し
ている。このような構成のカバ1,1′と本体2,2′の相互
の接合は充分注意して行う必要がある。若し、接合面の
電気的導通が不確実であるとこの部分から電磁波の進入
や漏出が起って障害の原因となる。
第1図及び第2図に筐体接合部の従来の固定技術例を
示す。第1図はカバ1に周設したフランジに設けた孔9
を介し、本体側にインサートしたねじ部材5にねじ4で
締結するようにしたものである。この場合接合面相互の
密着を完全にする為には、出来るだけ多数のねじ4で固
定する必要がある。この為に、ねじ4の締結工数が多大
となり、取外したねじ4の紛失等の問題がある。
次に第2図にねじを使用しないカバ1′と本体2′の
係着方法を説明する。カバ1′には突設部6を縁端部全
周又は、数箇所に設けてあって本体2′にはカバ1′の
突設部6と係合する溝7が縁端部全周又は、数箇所に設
けられている。突設部6は弾力をもって溝7と係合する
ようにスリット10が削成されていて、その先端側面には
係止用突片11が形成されている。そして本体2′にカバ
1′を突設部6が溝7に係合するように合致させて押圧
すると突設部6はスリット10の分だけ撓んで溝7に嵌合
する。嵌合した突設部6は溝7の中で撓みから解放され
て係止用突片11が溝7の底部側面に設けられた凹部に嵌
入してカバ1′は本体2′に固定される。しかし、かか
る方法では突設部6及び溝7に凹凸が多い為、導電膜3
の付着が不完全であって、導電膜3相互の密着が完全に
行われない欠点がある。
(D)考案の目的 本考案の目的は、上記欠点を解決し、着脱が容易で、
またカバ部と本体部との接合が完全で電磁遮蔽効果の信
頼度が高い導電性プラスチック筐体構造を提供すること
にある。
(E)考案の構成 上記の目的を達成するために本考案は、導電性プラス
チック材で成形した本体部とカバ部とからなる筐体であ
って、本体部とカバ部との接合部に、導電性物質のピン
とソケットとで構成された係合手段を設けた構成とす
る。
(F)考案の実施例 以下、本考案の一実施例を第3図及び第4図を参照し
て説明する。
第3図は本考案の導電性プラスチック筐体の本体とカ
バの接合部の構造の一実施例を示す部分断面図、第4図
はピンとソケットの斜視図である。図に於て13はカバ、
14は本体、15はピン、16はソケットである。
第3図に示す如く本考案に依を導電性プラスチック筐
体は、金属粉等を混入して導電性をもたせたプラスチッ
クを素材として形成したものである。従って従来技術の
如く成形後、筐体に金属の導電膜3の形成は不要となっ
た。しかし、カバ13と本体14の接合は単なる接触のみで
あると従来の導電膜3相互の接触に対して信頼性が低下
する傾向にある。
本考案は上記短所を補い、信頼性の高い接合を得るた
めに、本体部とカバ部との接合部に、導電性物質のピン
15とソケット16とで構成された係合手段を設けたもので
ある。即ちカバ13には金属性ピン15を、本体14には金属
製ソケット16をそれぞれ成形時にインサートしておく。
ピン15とソケット16は対向して設けられていて、相互が
嵌合するようになって居り、第4図に示す如く挿着をよ
り確実にする為ソケット16には板ばね17が内設してあ
る。
かかる構成にする事でピン15及びソケット16双方共そ
れぞれカバ13及び本体14にインサートされている為に電
気的導通は充分にとれて居る。従ってピン15をソケット
16に挿入する事で、カバ13と本体14の電気的導通は完全
となる。
尚、本構成に於けるピン15とソケット16はカバ13を本
体14に装着する際のガイドピンの役目もして組立が容易
となる効果もある。
本実施例に於ては角形のピン15で説明したが、丸形そ
の他の形状のピンでも効果が同様である事は勿論であ
る。
(G)考案の効果 以上説明したように、導電性を有するプラスチックを
素材として成形した筐体に於て、カバと本体の接合部に
インサートしたピンとソケットを設け、相互を嵌合する
事で筐体の電気的導通を完全にとれるようになった。
【図面の簡単な説明】
第1図は導電性プラスチック筐体の本体とカバの接合部
の構造の一実施例を説明する部分断面図、第2図は他の
実施例を示す部分断面図、第3図は本考案の導電性プラ
スチック筐体の本体とカバの接合部の構造の一実施例を
示す部分断面図、第4図はピンとソケットの斜視図であ
る。 図に於て1,1′,13はカバ、2,2′,14は本体、3は導電
膜、4はねじ、5はねじ部材、6は突設部、7は溝、15
はピン、16はソケットである。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】導電性プラスチック材で成形した本体部と
    カバ部とからなる筐体であって、 該本体部と該カバ部との接合部に、導電性物質のピンと
    ソケットとで構成された係合手段を設けたことを特徴と
    する導電性プラスチック筐体構造。
JP1983092970U 1983-06-17 1983-06-17 導電性プラスチツク筐体構造 Expired - Lifetime JP2504078Y2 (ja)

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