JP2503927B2 - スピンコ―ト装置 - Google Patents

スピンコ―ト装置

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JP2503927B2
JP2503927B2 JP31588393A JP31588393A JP2503927B2 JP 2503927 B2 JP2503927 B2 JP 2503927B2 JP 31588393 A JP31588393 A JP 31588393A JP 31588393 A JP31588393 A JP 31588393A JP 2503927 B2 JP2503927 B2 JP 2503927B2
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JP
Japan
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substrate
coated
turntable
resin
nozzle
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直樹 大村
伸一 勝田
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NEC Corp
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Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基板に樹脂等を均一に
塗布するためのスピンコート装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスピンコート装置として、特開昭
61−188349号公報に記載されている例を、図2
に示す。このスピンコート装置は、φ120mm コンパクト
ディスクの保護樹脂を塗布する際に用いられるものであ
る。そして、この従来のスピンコート装置は、貫通孔2
0を中心に有する被塗布基板52を載置して回転するタ
ーンテーブル54と、ターンテーブル54に載置された
被塗布基板52の表面に樹脂56を滴下するノズル58
と、ノズル58に対して樹脂56を供給する樹脂貯蔵タ
ンク60とを備えている。
【0003】また、ターンテーブル54の中央部には、
被塗布基板52を設置する際のガイドとなるガイドピン
61が設けられている。ターンテーブル54には、主軸
62を介して図示しないモータが直結されている。外周
は、塗布した樹脂56が外に飛び散らないようにスピン
ナーカップ64により覆われている。
【0004】次に、この従来のスピンコート装置の動作
を説明する。まず、ターンテーブル54に載置された被
塗布基板52上に、ノズル58が移動する。そして、被
塗布基板52の回転に合わせて、樹脂貯蔵タンク60内
の樹脂56が制御バルブ66を介してノズル58から被
塗布基板52上に滴下される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
スピンコート装置では、次のような問題があった。
【0006】ノズル58の滴下口が点状となっている
ので、回転している被塗布基板52に樹脂56を滴下す
る際、滴下を開始した位置から終了する位置までにおい
て条件に差が出やすい。特に、粘度の高い樹脂56を使
用する場合には、滴下を開始した位置の方が分厚くなり
やすい。そのため、被塗布基板52上のある部分に塗布
斑が生じてしまうことがある。このように、樹脂56の
供給が被塗布基板52面上で不均一になると、特に紫外
線硬化樹脂の塗布においては、ディスク等の被塗布基板
52の機械特性に悪影響をもたらす。近年のように、コ
ンパクトディスクの高密度化により単位面積当たりのピ
ット数が増えてくると、その傾向がますます強くなる。
【0007】樹脂56を被塗布基板52の全周に滴下
するには、被塗布基板52が少なくとも一回転する必要
がある。そのため、樹脂56の滴下に時間がかかる。
【0008】被塗布基板52の裏面に樹脂56が回り
込むことがある。
【0009】
【発明の目的】そこで、本発明の第一の目的は、ノズル
から被塗布基板に対して、均一かつ迅速に樹脂を滴下で
きるスピンコート装置を提供することにある。また、本
発明の第二の目的は、ノズルから被塗布基板に樹脂を滴
下する際に、被塗布基板裏面への樹脂の回り込みを防止
できるスピンコート装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされたものであり、貫通孔を中心に有す
る被塗布基板を載置して回転するターンテーブルと、こ
のターンテーブルに載置された前記被塗布基板の表面に
樹脂を滴下するノズルと、このノズルに対して前記樹脂
を供給する樹脂貯蔵タンクとを備えたスピンコート装置
を改良したものである。
【0011】その改良した第一の点は、前記ノズルが、
前記ターンテーブルの回転中心に対して同心円状にかつ
前記貫通孔よりも径大に穿設された滴下口を有すること
である。
【0012】その改良した第二の点は、前記ターンテー
ブルの回転中心に設けられると共に前記被塗布基板の貫
通孔に隙間を持って挿入することによりこの被塗布基板
を固定するガイドピンと、前記ターンテーブルの前記被
塗布基板を載置する面に設けられると共に前記貫通孔と
前記ガイドピンとの間の前記隙間からガスを噴出するガ
ス噴出口とを備えたことである。
【0013】
【作用】ターンテーブルに載置された被塗布基板にノズ
ルから樹脂を滴下する際、ノズルの滴下口がターンテー
ブルの回転中心に対して同心円状に穿設されているの
で、被塗布基板にもターンテーブルの回転中心に対して
同心円状に樹脂が滴下される。したがって、被塗布基板
に樹脂を滴下する際にターンテーブルを回転させる必要
がない。しかも、ターンテーブルの回転中心からどの方
向に対しても、滴下される樹脂の量は等しい。したがっ
て、被塗布基板に均一に樹脂を滴下できる。
【0014】ターンテーブルに載置された被塗布基板に
ノズルから樹脂を滴下する際、被塗布基板の貫通孔とガ
イドピンとの間の隙間からガスが噴出する。このガスに
より、被塗布基板に滴下された樹脂は、貫通孔から被塗
布基板の裏面へ流れ込まない。
【0015】
【実施例】図1は本発明に係るスピンコート装置の一実
施例を示す概略断面図である。以下、図1に基づき本実
施例について説明する。ただし、図2と同一部分には同
一符号を付し説明を省略する。なお、図1では、図示の
都合上、図2におけるスピンナーカップ64を省略して
示している。
【0016】本発明に係るスピンコート装置は、貫通孔
20を中心に有する被塗布基板52を載置して回転する
ターンテーブル10と、ターンテーブル10に載置され
た被塗布基板52の表面に樹脂を56滴下するノズル1
4と、ノズル14に対して樹脂56を供給する樹脂貯蔵
タンク60とを備えている。また、ノズル14は、ター
ンテーブル10の回転中心に対して同心円状にかつ貫通
孔20よりも径大に穿設された滴下口16を有する。
【0017】さらに、ターンテーブル10の回転中心に
設けられると共に被塗布基板52の貫通孔20に隙間2
2を持って挿入することにより被塗布基板52を固定す
るガイドピン24と、ターンテーブル10の被塗布基板
52を載置する面に設けられると共に貫通孔20とガイ
ドピン24との間の隙間22からガス26を噴出するガ
ス噴出口28とを備えている。ガス26には、窒素を用
いている。
【0018】ターンテーブル10には、ガス噴出口28
に連通するガス送管34,真空チャッキング機構を構成
する配管30等が埋設されている。配管30を通して空
気31を排気して被塗布基板52を真空吸着できるよう
になっている。ターンテーブル10は、主軸32を介し
て図示しないモータと直結されており、樹脂56の滴下
が終わると同時に数千rpmなる高速回転で樹脂56を
振り切る仕組みになっている。
【0019】ノズル14は、ターンテーブル10の中心
軸とノズル14の中心軸とが一致するように設置され
る。樹脂56は、樹脂貯蔵タンク60からノズル14へ
供給され、制御バルブ66により被塗布基板52への滴
下量が制御される。
【0020】ノズル14に設けられたリング状の滴下口
16から被塗布基板52の外周部へ向かって放射状に樹
脂56を全面一様に塗布した後、所定の回転数で振り切
る。このとき、滴下口16がターンテーブル10の回転
中心に対して同心円状に穿設されているので、被塗布基
板52にもターンテーブル10の回転中心に対して同心
円状に樹脂56が滴下される。したがって、被塗布基板
52に樹脂を滴下する際にターンテーブル10を回転さ
せる必要がない。しかも、ターンテーブル10の回転中
心からどの方向に対しても、滴下される樹脂56の量は
等しい。したがって、被塗布基板52に均一に樹脂56
を滴下できるので、樹脂56は被塗布基板52面上均一
に広がり、均一な膜厚の塗布が可能である。
【0021】このとき、ガイドピン24と貫通穴20と
の作る隙間22に対してから、ガス噴出口28から陽圧
の風を送っているため、樹脂56は貫通穴20の内側に
入り込まない。また、裏面カバー36と被塗布基板52
との隙間もガス送管38を導入して陽圧となっているた
め、被塗布基板52の外周部での裏面への樹脂56の回
り込みも少なくなる。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、ノズルの滴下口がター
ンテーブルの回転中心に対して同心円状に穿設されてい
るので、被塗布基板にもターンテーブルの回転中心に対
して同心円状に樹脂が滴下できる。したがって、ターン
テーブルの回転中心からどの方向に対しても滴下される
樹脂の量が等しくなるので、均一な膜厚に樹脂を塗布で
きる。
【0023】また、被塗布基板全周に渡って同時に樹脂
を滴下できるので、塗布に要する時間を短縮できる。
【0024】さらに、被塗布基板の貫通孔の隙間からガ
スを噴出させることにより、貫通孔から被塗布基板の裏
面へ流れ込もうとする樹脂を阻止できるので、被塗布基
板の裏面への樹脂の回り込みを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】従来の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
10 ターンテーブル 14 ノズル 16 滴下口 20 被塗布基板の貫通孔 22 貫通孔とガイドピンとの間の隙間 24 ガイドピン 26 ガス 28 ガス噴出口 52 被塗布基板 56 樹脂 60 樹脂貯蔵タンク

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貫通孔を中心に有する被塗布基板を載置
    して回転するターンテーブルと、このターンテーブルに
    載置された前記被塗布基板の表面に樹脂を滴下するノズ
    ルと、このノズルに対して前記樹脂を供給する樹脂貯蔵
    タンクとを備えたスピンコート装置において、 前記ノズルは、前記ターンテーブルの回転中心に対して
    同心円状にかつ前記貫通孔よりも径大に穿設された滴下
    口を有することを特徴とするスピンコート装置。
  2. 【請求項2】 貫通孔を中心に有する被塗布基板を載置
    して回転するターンテーブルと、このターンテーブルに
    載置された前記被塗布基板の表面に樹脂を滴下するノズ
    ルと、このノズルに対して前記樹脂を供給する樹脂貯蔵
    タンクとを備えたスピンコート装置において、 前記ターンテーブルの回転中心に設けられると共に前記
    被塗布基板の貫通孔に隙間を持って挿入することにより
    この被塗布基板を固定するガイドピンと、前記ターンテ
    ーブルの前記被塗布基板を載置する面に設けられると共
    に前記貫通孔と前記ガイドピンとの間の前記隙間からガ
    スを噴出するガス噴出口とを備えたことを特徴とするス
    ピンコート装置。
  3. 【請求項3】 貫通孔を中心に有する被塗布基板を載置
    して回転するターンテーブルと、このターンテーブルに
    載置された前記被塗布基板の表面に樹脂を滴下するノズ
    ルと、このノズルに対して前記樹脂を供給する樹脂貯蔵
    タンクとを備えたスピンコート装置において、 前記ターンテーブルの回転中心に設けられると共に前記
    被塗布基板の貫通孔に隙間を持って挿入することにより
    この被塗布基板を固定するガイドピンと、前記ターンテ
    ーブルの前記被塗布基板を載置する面に設けられると共
    に前記貫通孔と前記ガイドピンとの間の前記隙間からガ
    スを噴出するガス噴出口とを備え、 前記ノズルは、前記ターンテーブルの回転中心に対して
    同心円状に穿設された滴下口を有することを特徴とする
    スピンコート装置。
JP31588393A 1993-11-22 1993-11-22 スピンコ―ト装置 Expired - Lifetime JP2503927B2 (ja)

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JPH07136573A JPH07136573A (ja) 1995-05-30
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DE60217116T2 (de) 2001-06-06 2007-08-09 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd., Kadoma Herstellungsverfahren und herstellungsvorrichtung für ein optisches informationsaufzeichnungsmedium
US9060770B2 (en) 2003-05-20 2015-06-23 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Robotically-driven surgical instrument with E-beam driver
JP2010155219A (ja) * 2008-12-27 2010-07-15 Yushin Precision Equipment Co Ltd スピンコート装置

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