JP2503784Y2 - 高耐候性金属化粧板 - Google Patents
高耐候性金属化粧板Info
- Publication number
- JP2503784Y2 JP2503784Y2 JP1990025873U JP2587390U JP2503784Y2 JP 2503784 Y2 JP2503784 Y2 JP 2503784Y2 JP 1990025873 U JP1990025873 U JP 1990025873U JP 2587390 U JP2587390 U JP 2587390U JP 2503784 Y2 JP2503784 Y2 JP 2503784Y2
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- JP
- Japan
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- weather resistance
- plate
- decorative plate
- decorative
- high weather
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- Finishing Walls (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は金属板の少なくとも化粧面にランダムな凸模
様を有し、かつ耐候性を大幅に強化した高耐候性金属化
粧板に関するものである。
様を有し、かつ耐候性を大幅に強化した高耐候性金属化
粧板に関するものである。
一般に、金属板の化粧面に立体感を醸し出すために、
エンボス加工、リシン塗装が知られている。
エンボス加工、リシン塗装が知られている。
しかしながら、エンボス加工には塗膜の割れ、深さの
関係で立体感に制限があり、リシン塗装では大きい模様
が形成できず、立体感に欠ける不利があった。また、耐
候性、耐汚染性の終時的劣化は急激であった。
関係で立体感に制限があり、リシン塗装では大きい模様
が形成できず、立体感に欠ける不利があった。また、耐
候性、耐汚染性の終時的劣化は急激であった。
本考案はこのような欠点を除去するため、金属板の化
粧面にセラミック塗料により立体感のある凸模様を設
け、かつ化粧面の耐候性、耐汚染性、防カビ性をフッソ
塗膜からなる上塗り塗膜によって具備させた高耐候性金
属化粧板を提案するものである。
粧面にセラミック塗料により立体感のある凸模様を設
け、かつ化粧面の耐候性、耐汚染性、防カビ性をフッソ
塗膜からなる上塗り塗膜によって具備させた高耐候性金
属化粧板を提案するものである。
以下に、図面を用いて本考案に係る高耐候性金属化粧
板（以下、単に化粧板という）の一実施例について詳細
に説明する。第１図は上記化粧板の断面を一部を示す説
明図であり、1は化粧板で基材２の表面に凸模様３を設
けると共に固着し、この凸模様３を含む全化粧面４をフ
ッソ塗料からなる上塗り塗膜５で被覆した構成である。
さらに説明すると、基材２はステンレス板、アルミニウ
ム板、亜鉛鉄板、カラー鋼板、チタン板等の平板、エン
ボス加工板等の１種からなるものであり、好ましくはカ
ラー鋼板がコスト、耐候性を総合すると望ましく、例え
ばその断面を例示すると第２図に示す構成となる。すな
わち、基材２は芯材として鉄イ、亜鉛メッキロ、化成処
理被膜ハ、下塗り層ニ、上塗り層ホとしたものである。
その際、上塗り層ホは凸模様３と相様性、密着性のよい
塗膜とする。凸模様３は金属板の化粧面４にクレータ
状、スタッコ状、斑点状等の塊で形成し、その組成はセ
ラミック粉末、釉薬等を含有したセラミック塗料の１種
からなり、露出表面に上塗り塗膜５とのアンカー効果を
強化し、かつ乱反射も期待できる微細な凹凸が多数形成
される肌である。なお、凸模様３の大きさは任意である
が、例えば厚さは0.3〜3mm位、面積としては１〜50cm2
位である。上塗り塗膜５は例えばアクリル樹脂、アクリ
ルラッカー、アクリルウレタン、あるいはポリエステル
樹脂とビスフェノールＡのエチレンオキサイド付加物、
直鎖高分子ポリエステル樹脂、ポリオレフィン類、エポ
キシ樹脂、フルオロオレフィン−ビニール系モノマー共
重合体とアクリル（メタ）アクリレートを85％以上を含
むアクリル樹脂を20〜60重量部、顔料、及び硬化剤を配
合した塗膜等の１種以上からなるもの等であり、約10〜
100ミクロン（ウェット）位の厚さである。なお、フッ
ソ樹脂としては、略称で、PTFE、FEP、PFA、EPE、PCTF
E、PVDF、ETFE、PVF等をビヒクルの約10〜50％位を含有
するものである。具体的な一例を示せば、フルオロオ
レフィン−ビニル系モノマー共重合体80〜40重量部と炭
素数２〜５で分子量が15,000〜40,000のアルキル（メ
タ）アクリレートを85％以上を含むアクリル樹脂を20〜
60重量部、顔料、及び硬化剤を配合した組成の塗料、
アクリル変性フッ化ビニリデン樹脂を主成分とし、これ
に紫外線吸収剤を添加した塗料等であって、塗布時の粘
度は30〜500CPS位である。ここで、カラー鋼板を基材２
とし、その表面、所謂化粧面４にセラミック塗料を厚さ
2mmでスタッコ状にランダムに吹付け、次にセラミック
塗料を約50〜90％位乾燥させ凸模様３を形成し、次にフ
ッソ塗料を全化粧面４に塗布し乾燥、必要により焼付け
した。
板（以下、単に化粧板という）の一実施例について詳細
に説明する。第１図は上記化粧板の断面を一部を示す説
明図であり、1は化粧板で基材２の表面に凸模様３を設
けると共に固着し、この凸模様３を含む全化粧面４をフ
ッソ塗料からなる上塗り塗膜５で被覆した構成である。
さらに説明すると、基材２はステンレス板、アルミニウ
ム板、亜鉛鉄板、カラー鋼板、チタン板等の平板、エン
ボス加工板等の１種からなるものであり、好ましくはカ
ラー鋼板がコスト、耐候性を総合すると望ましく、例え
ばその断面を例示すると第２図に示す構成となる。すな
わち、基材２は芯材として鉄イ、亜鉛メッキロ、化成処
理被膜ハ、下塗り層ニ、上塗り層ホとしたものである。
その際、上塗り層ホは凸模様３と相様性、密着性のよい
塗膜とする。凸模様３は金属板の化粧面４にクレータ
状、スタッコ状、斑点状等の塊で形成し、その組成はセ
ラミック粉末、釉薬等を含有したセラミック塗料の１種
からなり、露出表面に上塗り塗膜５とのアンカー効果を
強化し、かつ乱反射も期待できる微細な凹凸が多数形成
される肌である。なお、凸模様３の大きさは任意である
が、例えば厚さは0.3〜3mm位、面積としては１〜50cm2
位である。上塗り塗膜５は例えばアクリル樹脂、アクリ
ルラッカー、アクリルウレタン、あるいはポリエステル
樹脂とビスフェノールＡのエチレンオキサイド付加物、
直鎖高分子ポリエステル樹脂、ポリオレフィン類、エポ
キシ樹脂、フルオロオレフィン−ビニール系モノマー共
重合体とアクリル（メタ）アクリレートを85％以上を含
むアクリル樹脂を20〜60重量部、顔料、及び硬化剤を配
合した塗膜等の１種以上からなるもの等であり、約10〜
100ミクロン（ウェット）位の厚さである。なお、フッ
ソ樹脂としては、略称で、PTFE、FEP、PFA、EPE、PCTF
E、PVDF、ETFE、PVF等をビヒクルの約10〜50％位を含有
するものである。具体的な一例を示せば、フルオロオ
レフィン−ビニル系モノマー共重合体80〜40重量部と炭
素数２〜５で分子量が15,000〜40,000のアルキル（メ
タ）アクリレートを85％以上を含むアクリル樹脂を20〜
60重量部、顔料、及び硬化剤を配合した組成の塗料、
アクリル変性フッ化ビニリデン樹脂を主成分とし、これ
に紫外線吸収剤を添加した塗料等であって、塗布時の粘
度は30〜500CPS位である。ここで、カラー鋼板を基材２
とし、その表面、所謂化粧面４にセラミック塗料を厚さ
2mmでスタッコ状にランダムに吹付け、次にセラミック
塗料を約50〜90％位乾燥させ凸模様３を形成し、次にフ
ッソ塗料を全化粧面４に塗布し乾燥、必要により焼付け
した。
以上、説明したのは本考案に係る化粧板の一実施例に
すぎず、第３図、第５図（ａ）〜（ｍ）、第６図（ａ）
〜（ｇ）に示すサンドイッチパネルとすることもでき
る。さらに第４図は化粧面４にエンボス加工により凹模
様3aを設け、この凹模様3aの凹部にセラミック塗料より
なる凸模様３を充填、硬化した際も含むものである。
すぎず、第３図、第５図（ａ）〜（ｍ）、第６図（ａ）
〜（ｇ）に示すサンドイッチパネルとすることもでき
る。さらに第４図は化粧面４にエンボス加工により凹模
様3aを設け、この凹模様3aの凹部にセラミック塗料より
なる凸模様３を充填、硬化した際も含むものである。
上述したように、本考案に係る化粧板によれば、複
層模様の化粧面にフッソ塗膜を形成できる。外観が立
体感に富む。凹凸が大きいのにゴミの付着、カビの発
生がフッソ塗膜の耐汚染性、耐候性、耐食性、光沢によ
って大幅に低減できる。凸模様に形成された微細な凹
凸により、フッソ塗料と凸模様の一体化が強力であり、
かつ乱反射によりフッソ塗膜としては希有な外観を呈す
る。
層模様の化粧面にフッソ塗膜を形成できる。外観が立
体感に富む。凹凸が大きいのにゴミの付着、カビの発
生がフッソ塗膜の耐汚染性、耐候性、耐食性、光沢によ
って大幅に低減できる。凸模様に形成された微細な凹
凸により、フッソ塗料と凸模様の一体化が強力であり、
かつ乱反射によりフッソ塗膜としては希有な外観を呈す
る。
第１図は本考案に係る高耐候性金属化粧板の一部を拡大
して示す説明図、第２図は上記板体をさらに抽出拡大し
て示す説明図、第３図、第５図（ａ）〜（ｍ）、第６図
（ａ）〜（ｇ）は上記化粧板を使用した建材の一例を示
す断面図、第４図は凹模様の一例を示す説明図である。1 ……高耐候性金属化粧板、２……基材、３……凸模
様、５……上塗り塗膜。
して示す説明図、第２図は上記板体をさらに抽出拡大し
て示す説明図、第３図、第５図（ａ）〜（ｍ）、第６図
（ａ）〜（ｇ）は上記化粧板を使用した建材の一例を示
す断面図、第４図は凹模様の一例を示す説明図である。1 ……高耐候性金属化粧板、２……基材、３……凸模
様、５……上塗り塗膜。
Claims (1)
- 【請求項１】金属板の化粧面にセラミック粉末、釉薬を
含有したセラミックの塗料をスタッコ状等の任意模様に
分散固着した凸模様を形成し、該全化粧面にフッソ塗料
からなる上塗り塗膜を一体に形成してなり、かつ前記凸
模様の表面が微細な凹凸に形成されていることを特徴と
する高耐候性金属化粧板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990025873U JP2503784Y2 (ja) | 1990-03-13 | 1990-03-13 | 高耐候性金属化粧板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990025873U JP2503784Y2 (ja) | 1990-03-13 | 1990-03-13 | 高耐候性金属化粧板 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03117041U JPH03117041U (ja) | 1991-12-04 |
| JP2503784Y2 true JP2503784Y2 (ja) | 1996-07-03 |
Family
ID=31528790
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990025873U Expired - Lifetime JP2503784Y2 (ja) | 1990-03-13 | 1990-03-13 | 高耐候性金属化粧板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2503784Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62189419U (ja) * | 1986-05-23 | 1987-12-02 |
-
1990
- 1990-03-13 JP JP1990025873U patent/JP2503784Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03117041U (ja) | 1991-12-04 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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