JP2503773Y2 - 乗客人数表示装置 - Google Patents

乗客人数表示装置

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JP2503773Y2
JP2503773Y2 JP1990004981U JP498190U JP2503773Y2 JP 2503773 Y2 JP2503773 Y2 JP 2503773Y2 JP 1990004981 U JP1990004981 U JP 1990004981U JP 498190 U JP498190 U JP 498190U JP 2503773 Y2 JP2503773 Y2 JP 2503773Y2
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passengers
seat
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JP1990004981U
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至尚 坂井
達哉 遠藤
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天龍工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、多数の乗客が乗るバス、鉄道車両、航空
機、船舶等の乗物において、該乗物に乗った乗客の人数
又は過不足人数を表示するための装置に関するものであ
る。
[従来の技術] 例えば観光バスや長距離高速バス等の運航に当たって
は、発車から目的地到着までの間に一回又は二回以上の
休憩時間を設け、サービスエリア等の休憩所で乗客を降
ろすのが普通である。そして、休憩時間経過後に再発車
するときには、運転手又はバスガイドが、乗車した乗客
の人数を目視のみで又は手動計数器を補助的に使用して
数えることにより、当便の乗客全員が乗車したかどう
か、当便の乗客ではない者が誤って乗車していないか等
を確認していた。
[考案が解決しようとする課題] ところが、上記のように運転手又はバスガイドが乗客
の人数を数える方法では、どうしても数え間違いが起こ
りやすいため、乗客の一部を休憩場所に積み残したり、
乗客ではない者の誤乗車に気付かなかったりしたまま、
再発車してしまうことがあった。
なお、特開昭63−94390号公報には、車内の所定通路
を通過した人員数を順次検出しその信号を出力するセン
サを用いた乗員数検出表示装置のアイデアが開示されて
いる。しかし、このような通過検知型のセンサでは、セ
ンサの設置箇所を、二人が同時にくっついて通過したと
きや、二人が同時にすれ違って通過したとき等に、一人
として検知されてしまい(過少検知)、誤差が発生す
る。また、センサの設置箇所を一旦通過した乗客が、所
用により車内を歩き回ってセンサの設置箇所を再び通過
したときには、また検知されてしまう(二重検知)。こ
のように誤差が発生しやすい装置を設置すると、装置を
頼ったときに、かえって乗客の積み残し等のトラブルが
増える可能性があるため、実用化は困難であった。
本考案の目的は、乗物に乗った乗客の人数又は過不足
人数を正確かつ容易に把握できるようにして、乗客の積
み残しや乗客ではない者の乗り誤りを防止することがで
きる乗客人数表示装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、請求項1の乗客人数表示
装置は、乗物の各座席の座部、背当、肘掛部位、上方部
位又は前方部位に設けられて各座席に座った乗客を個別
に検知する検知器と、前記検知器から得られる検知信号
に基づいて乗客人数を計数する計数手段と、前記計数手
段から得られる乗客人数の計数値を表示する表示器とを
備えた構成とした。
また、請求項2の乗客人数表示装置は、初期乗客人数
を入力する設定手段と、該乗物の各座席の座部、背当、
肘掛部位、上方部位又は前方部位に設けられて各座席に
座った乗客を個別に検知する検知器と、前記設定手段か
ら入力される初期乗客人数と前記検知器から得られる検
知信号に基づいて過不足人数を計数する計数手段と、前
記計数手段から得られる過不足人数の計数値を表示する
表示器とを備えた構成とした。
ここで、前記検知器を設ける部位並びに検知器の種類
としては、例えば次のものを挙げることができる。
(1)乗物の各座席の座部、背当又は肘掛部位 該部位に検知器を設けた場合、各々の検知器は各座席
に座った乗客を個別に検知する。該部位に使用できる検
知器としては、次の〜を例示することができる。
テープスイッチ、リミットスイッチ等の機械式スイッ
チ 歪ゲージ等の抵抗式センサ 容量式センサ 圧電式センサ 上記はいずれも乗客の着座による座部や背当
の変形を検知するものである。
近接スイッチ、差動トランス等の誘導式センサ このセンサは着座した乗客の接近による電磁誘導の変
化を検知するものである。
光学式センサ このセンサは着座した乗客による光の遮断又は反射を
検知するものである。
超音波センサ このセンサは着座した乗客による超音波の遮断又は反
射を検知するものである。
(2)乗物の各座席の上方部位(例えば、天井の対応部
位)又は前方部位(例えば、前方座席の背当背面) 該部位に検知器を設けた場合も、各々の検知器は各座
席に座った乗客を個別に検知する。該部位に使用できる
検知器としては、次のものを例示することができる。
光学式センサ このセンサは着座した乗客による光の遮断又は反射を
検知するものである。
超音波センサ このセンサは着座した乗客による超音波の遮断又は反
射を検知するものである。
次に、前記設定手段としては、ロータリースイッチ、
テンキースイッチ等を例示することができる。
また、前記計数手段としては、演算回路と記憶回路を
備えたマイクロコンピュータ等を例示することができ
る。
また、前記表示器としては、液晶表示器、螢光表示
管、発光ダイオード(LED)表示器、プラズマ表示器、
ブラウン管等を例示することができる。
[作用] 請求項1の乗客人数表示装置によれば、乗物の各座席
に座った乗客を検知器が自動的にかつ個別に検知するの
で、従来の通過検知型のセンサにおける過少検知や二重
検知といった問題が起こらず、正確に検知できる。そし
て、その検知信号に基づいて計数手段が乗客人数を計数
し、その計数値を表示器が表示するので、該乗物の運転
手等は該乗物に乗った乗客の人数を正確かつ容易に把握
することができる。
また、請求項2の乗客人数表示装置によれば、運転手
等が設定手段から初期乗客人数を入力しておけば、該初
期乗客人数と検知器から得られる検知信号に基づいて計
数手段が過不足人数を計数し、その計数値を表示器が表
示するので、該乗物の運転手等は初期乗物人数に対する
過不足人数を正確かつ容易に把握することができる。
[実施例] 以下、本考案を長距離高速バスの乗客人数表示装置に
具体化した実施例について、第1図〜第6図を参照して
説明する。
第1図〜第3図に示すように、この長距離高速バス1
には合計29シートの乗客用の座席2が前後左右に比較的
大きな間隔をおいて取り付けられている。また、各々の
座席2は余裕のある寸法に形成された座部3、背当4、
左右の肘掛5等により構成されている。
各々の座席2における座部3内部のクッション詰物6
と底板7との間には、該座席2に着座した乗客を検知す
る検知器8が設けられている。この検知器8は、対峙し
た2枚の押圧板9と、それらの間に介装されたテープス
イッチS1,S2,…,S29(これらの符号は各々の座席2
に1個ずつ設けられた合計29個のテープスイッチを指
す。)とにより構成され、乗客の体重により押圧板9を
介して各テープスイッチS1,S2,…,S29が押圧されて
オンすることにより、各々の座席2に着座した乗客を検
知するものである。通常、座部3の体圧分布は臀部や両
腿部が載った部位に集中するため、第3図に示すよう
に、前記押圧板9はこの部位を拾うべく座部3の中央後
部から斜め前方にかけて配設されている。また、第4図
に示すように、2個以上の検知器8を該部位に配設して
もよい。前記テープスイッチS1,S2,…,S29は公知の
ものであり、テープ状のケース内に設けられた上下2枚
の電極が外からの押圧により接触してオンする構造にな
っている。
続いて、第1図、第5図及び第6図に示すように、運
転席10の直ぐ右方には、前記検知器8から得られる検知
信号に基づいて乗客人数及び過不足人数を計数する計数
手段12と、該計数手段12から得られる乗客人数及び過不
足人数の計数値を表示する表示器19とを備えた装置本体
11が設けられている。
前記計数手段12にはマイクロコンピュータが使用さ
れ、前記テープスイッチS1,S2,…,S29が接続される
入出力インターフェイス13、中央演算装置(CPU)14、
そのプログラム及び各種データを記憶するメモリ15、出
力インターフェイスとしての駆動回路16等から構成され
ている。また、前記入出力インターフェイス14には、バ
ス発車時における初期乗客人数を入力するためのロータ
リースイッチを用いた設定手段17と、バス再発車時にお
ける乗客人数及び過不足人数を確認するときに押圧する
確認スイッチ18も接続されている。
前記表示器19には前記駆動回路16により駆動される螢
光表示管が使用され、該表示器19は、前記設定手段17
から入力された初期乗客人数を表示する第一表示部19a
と、確認時における乗客人数の計数値を表示する第二
表示部19bと、初期乗物人数と確認時における乗客人
数の計数値との差、すなわち過不足人数を表示する第三
表示部19cとを含んでいる。
以上のように構成された乗客人数表示装置は、次のよ
うにして使用される。
まず、長距離高速バス1の発車前に、運転手は、当便
に乗車した初期乗客人数(例えば定員29人より2人少な
い27人であったとする)を設定手段17から入力する。す
ると、第5図に示すように、第一表示部19aにその初期
乗客人数(本例では「27」が表示される。
次に、サービスエリア等の休憩所で乗客を一旦降ろ
し、休憩時間経過後に該乗客を乗せて再発車する前に、
運転手は確認スイッチ18を入れる。
ここで、27人の乗客のうち、例えば24人が乗車して
3人は未乗車だったとすると、乗客が着座している24シ
ートの座席2については、検知器8のテープスイッチS
1,S2,…が押圧によりオンしており、残りの5シート
(発車時より乗客の無い2シートと前記未乗車の3人が
着座すべき3シートを含む)の座席2については、テー
プスイッチがオフしている。そこで、計数手段12のCPU1
4が、オンしたテープスイッチS1,S2,…による検知信
号をカウントすることにより、第5図に示すように乗客
人数の計数値(本例では「24」)を第二表示部19bに表
示するとともに、前記初期乗客人数と前記乗客人数の計
数値との差、すなわち過不足人数(本例では「−3」)
を第三表示部19cに表示する。
また、27人の乗客全員が乗車した場合には、乗客人
数の計数値(本例では「27」)を第二表示部19bに表示
し、過不足人数(本例では「0」)を第三表示部19cに
表示する。
また、27人の乗客に加えて当便の乗客ではない者1
人が誤って乗車した場合には、乗客人数の計数値(本例
では「28」)を第二表示部19bに表示し、過不足人数
(本例では「+1」)を第三表示部19cに表示する。
上記のように、本実施例の乗客人数表示装置によれ
ば、休憩時間経過後に乗車した乗客人数及び過不足人数
を正確かつ容易に把握することができるため、乗客の積
み残しや乗客ではない者の誤乗車を確実に防止すること
ができる。
なお、本考案は前記実施例の構成に限定されるもので
はなく、例えば以下のように考案の趣旨から逸脱しない
範囲で任意に変更して具体化することもできる。
(1)前記実施例において、検知器を設ける部位及び検
知器の種類を前記[課題を解決するための手段]の項に
例示したものに適宜変更することができる。
(2)前記実施例において、設定手段17を省略するとと
もに、表示器19を乗客人数の計数値を表示する第二表示
部19bだけに減らして、全体の構成を簡略化することも
できる。
(3)前記実施例において、表示器19を過不足人数を表
示する第三表示部19cだけに減して、全体の構成を簡略
化することもできる。
(4)本考案は、バス以外にも、多数の乗客が乗る鉄道
車輌、航空機、船舶等の各種乗物の乗客人数表示装置と
して具体化することもできる。
[考案の効果] 本考案の乗客人数表示装置は、上記の通り構成されて
いるので、乗物に乗った乗客人数又は過不足人数を正確
かつ容易に把握することができ、もって乗客の積み残し
や乗客ではない者の乗り誤りを確実に防止することがで
きる優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1〜6図は本考案を長距離高速バスの乗客人数表示装
置に具体化した実施例を示し、第1図は該長距離高速バ
スの車内を示す平面図、第2図は検知器を設けた座席の
断面図、第3図は該座席の平面図、第4図は検知器の設
け方が異なる座席の平面図、第5図は計数手段と表示器
とを備えた装置本体の正面図、第6図は乗客人数表示装
置のブロック図である。 8…検知器、12…計数手段、17…設定手段、19…表示
器。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】乗物の各座席の座部、背当、肘掛部位、上
    方部位又は前方部位に設けられて各座席に座った乗客を
    個別に検知する検知器(8)と、前記検知器(8)から
    得られる検知信号に基づいて乗客人数を計数する計数手
    段(12)と、前記計数手段(12)から得られる乗客人数
    の計数値を表示する表示器(19)とを備えた乗客人数表
    示装置。
  2. 【請求項2】初期乗客人数を入力する設定手段(17)
    と、乗物の各座席の座部、背当、肘掛部位、上方部位又
    は前方部位に設けられて各座席に座った乗客を個別に検
    知する検知器(8)と、前記設定手段(17)から入力さ
    れる初期乗客人数及び前記検知器(8)から得られる検
    知信号に基づいて過不足人数を計数する計数手段(12)
    と、前記計数手段(12)から得られる過不足人数の計数
    値を表示する表示器(19)とを備えた乗客人数表示装
    置。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6394390A (ja) * 1986-10-09 1988-04-25 日野車体工業株式会社 バスの乗員数検出表示装置

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