JP2503573Y2 - 電気かみそり - Google Patents

電気かみそり

Info

Publication number
JP2503573Y2
JP2503573Y2 JP3185890U JP3185890U JP2503573Y2 JP 2503573 Y2 JP2503573 Y2 JP 2503573Y2 JP 3185890 U JP3185890 U JP 3185890U JP 3185890 U JP3185890 U JP 3185890U JP 2503573 Y2 JP2503573 Y2 JP 2503573Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
motor
gear
blade
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3185890U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03123470U (ja
Inventor
明夫 大谷
隆 平出
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP3185890U priority Critical patent/JP2503573Y2/ja
Publication of JPH03123470U publication Critical patent/JPH03123470U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2503573Y2 publication Critical patent/JP2503573Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dry Shavers And Clippers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] この考案は往復動式の電気かみそりに関する。
[従来技術] 従来の往復動式の電気かみそりは、例えば実公昭61−
36221号公報に記載されているように、上部に外刃が設
けられたケース内にモータをその回転軸が垂直方向で外
刃側に突出するように配置し、モータの回転軸に偏心カ
ムを取り付け、この偏心カムの出力軸を、外刃の内側に
配置された内刃に取り付けられた振動子の長穴に嵌入す
ることにより、モータの回転運動を往復運動に変換して
内刃を往復動させるようになっている。
しかしながら、従来のこのような電気かみそりでは、
モータの回転軸に取り付けられた偏心カムの出力軸を振
動子の長穴に嵌入しているので、モータの配置位置が振
動子のすぐ下側となり、モータの配置位置に制約を受
け、設計の自由度が小さいという問題があった。
そこで、本件出願人は、例えば特願平1−300621号明
細書にて、上部に外刃が設けられたケース内にモータを
その回転軸が水平方向でケース側壁側に突出するように
配置し、モータの回転軸に第1の歯車を取り付け、この
第1の歯車に偏心カムを備えた第2の歯車を噛合させ、
偏心カムの回転運動を揺動運動に変換するための揺動レ
バーをケース内にモータの回転軸と平行な軸を中心にし
て揺動可能に配置し、揺動レバーの上端部から水平方向
に突出された出力軸を、外刃の内側に配置された内刃に
取り付けられた振動子の長穴に嵌入することにより、モ
ータの回転運動を往復運動に変換して内刃を往復動させ
るようにした電気かみそりを提案した。
この先の提案に係る電気かみそりでは、モータと振動
子との間に、偏心カムのほかに揺動レバーを設けている
ので、モータの配置位置をある程度自由に選定すること
ができ、設計の自由度を大きくすることができる。
[従来技術の問題点] ところで、先の提案に係る電気かみそりでは、ケース
内にモータをその回転軸が水平方向でケース側壁側に突
出するように配置するので、モータの回転軸に取り付け
られた第1の歯車がケース内面と対向することになり、
このため第1の歯車がケース内面と接触してその回転が
阻止されないようにするために、第1の歯車とケース内
面との間に隙間を設ける必要がある。
しかしながら、第1の歯車とケース内面との間の隙間
を大きくすると、電気かみそりが厚型化し、一方、小さ
くしすぎると、第1の歯車がケース内面に接触するおそ
れがあり、したがって第1の歯車とケース内面との間の
隙間の設定が困難であるという問題がある。なお、ケー
スの厚さを薄くすると、その分だけ、電気かみそりの薄
型化を図ることができるが、ケースが撓みやすくなり、
このためケースに外力が加わったとき、ケースが撓んで
その内面が第1の歯車に接触するおそれがあるという問
題がある。
[考案の目的] この考案は上述の如き事情に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、モータの回転軸に取り付けら
れた歯車とケース内面との間の隙間をある程度確保して
も、歯車と対向する部分におけるケースの厚さを可及的
に薄くすることにより、薄型化を図ることができ、しか
もケースが撓みにくいようにすることのできる電気かみ
そりを提供することにある。
[考案の要点] この考案は上述の如き目的を達成するために、ケース
の内部に設けられたモータのモータケースから突出され
た回転軸に取り付けられた歯車の回転運動を運動変換手
段により往復運動に変換し、この変換された往復運動に
より、前記ケースの上部に設けられた内刃が外刃の内側
を往復動する電気かみそりにおいて、前記モータをその
回転軸が水平方向で前記内刃の往復動方向に対して直交
する方向となるように配置すると共に、前記歯車をその
外径を前記モータのモータケースの外径よりも小径とし
て前記ケースの内面に設けた凹部に収納し、かつ前記モ
ータのモータケースの回転軸突出面の外周部を前記凹部
の周囲における前記ケースに内面に当接させたことを要
点とする。
[実施例] 以下、実施例につきこの考案を詳細に説明する。
第1図はこの考案の一実施例における電気かみそりの
内部構造を示し、第2図及び第3図は同電気かみそりの
外観を示したものである。
この電気かみそりのケースは、本体ケース1と、この
本体ケース1に対して後で説明するように着脱自在とさ
れた外刃ケース2とからなっている。このうち本体ケー
ス1は、第4図及び第5図に示すように、ダイカストに
よるアルミニウム合金板からなる一方のケース半体3
と、アルミニウム合金板の内面に合成樹脂製の枠が取り
付けられた他方のケース半体4とを重ね合わせてビス
(図示せず)で止めた構造となっている。
本体ケース1内の上半分の第1図における左側には偏
平モータ11が収納されている。偏平モータ11は、第6図
に示すように、円形状の偏平なモータケース本体12と、
このモータケース本体12に取り付けられた円板状のモー
タケース蓋体13とからなるモータケースを備えている。
モータケース蓋体13の内面にはリング状のマグネット14
が配置されている。マグネット14とモータケース本体12
の内面との間には、コイルを一体化した偏平なロータ15
が配置されている。ロータ15の回転軸16の一端はモータ
ケース蓋体13の内面にピボット軸受され、他端はモータ
ケース本体12に設けられた軸受17を貫通して外部に突出
されている。マグネット14の中心部空間には、ロータ15
に取り付けられた整流子18とモータケース蓋体13の内面
にブラシベース19を介して取り付けられたブラシ20とか
らなる整流装置が配置されている。モータケース蓋体13
の外面の同一円周上の所定の2箇所には円形状の係合凹
部21が設けられている。
偏平モータ11は、第1図及び第4図に示すように、回
転軸16が本体ケース1の厚さ方向(第4図において左右
方向)とされ、かつモータケース蓋体13の2つの係合凹
部21に、本体ケース1の他方のケース半体4の内面に設
けられた円柱状の係合突起22が係合された状態で、モー
タケース蓋体13の外面が本体ケース1の他方のケース半
体4の内面に接着されていることにより、本体ケース1
内に取り付けられている。
偏平モータ11の回転軸16には金属製の大歯車31が取り
付けられている。大歯車31の外径(歯先円の直径)はモ
ータケース本体12の外径よりもある程度小さくなってい
る。大歯車31は、第4図に示すように、本体ケース1の
一方のケース半体3の内面に設けられた円形状の歯車収
納用凹部32に収納されている。歯車収納用凹部32の直径
は、大歯車31の外径よりも大きくかつモータケース本体
12の外径よりも小さくなっている。歯車収納用凹部32の
深さは、大歯車31の厚さよりも若干大きくなっている。
そして、モータケース本体12の回転軸突出面の外周部が
歯車収納用凹部32の周囲における一方のケース半体3の
内面からなるモータ当接面33に当接されていることによ
り、大歯車31と歯車収納用凹部32の壁面との間に若干の
隙間が形成され、大歯車31が歯車収納用凹部32の壁面と
非接触状態で回転することができるようになっている。
大歯車31には合成樹脂製の小歯車41が噛合されてい
る。小歯車41には、第5図にも示すように、金属製の偏
心カム42がインサート成形により一体的に設けられてい
る。小歯車41及び偏心カム42は、本体ケース1の他方の
ケース半体4の内面に設けられた軸部43に回転可能に取
り付けられている。偏心カム42は、合成樹脂製の揺動レ
バー44の下端部に設けられた長穴45に嵌入されている。
揺動レバー44の中心部は、本体ケース1の他方のケース
半体4の内面に設けられた軸部46に回転可能に取り付け
られている。揺動レバー44の上端部には扇形ピニオン部
47が設けられている。
揺動レバー44の扇形ピニオン部47には、合成樹脂製の
振動子51に設けられたラック部52が噛合されている。振
動子51は、第7図及び第8図にも示すように、長尺な振
動子本体53と、この振動子本体53の第7図における右側
下部に設けられた前記ラック部52と、振動子本体53の両
端部に設けられた被ガイド部54と、振動子本体53の中央
下部に設けられた円弧状の突起55と、振動子本体53の中
央上部に設けられ、上部に振動子本体53の長手方向に相
対向して位置する一対の係合片56を有する平板状の係合
部57とを備えた構造となっている。振動子51は、振動子
本体53が本体ケース1内に配置され、かつ一対の係合片
56が本体ケース1の上部に設けられた開口58から突出さ
れた状態で、両被ガイド部54が本体ケース1内の上部両
側に設けられたガイド溝59に摺動可能に嵌合され、ガイ
ド溝59が第1図において左右方向に延びていることによ
り、同方向に直線的に往復動可能に配置されている。な
お、突起55が本体ケース1の他方のケース半体4に設け
られた突出部60の平坦な上面に摺動可能に当接すること
により、振動子51の下限位置が規制されている。
振動子51の一対の係合片56には内刃ブロック71が取り
付けられている。内刃ブロック71は第1図、第9図及び
第10図に示すように構成されている。すなわち、内刃ブ
ロック71は刃取付台72を備えている。刃取付台72は、合
成樹脂によって形成され、前板72aと後板72bの左右端部
間に側板72c,72dが設けられ、前板72aと後板72bの中央
下部にピン取付穴72e、72fが設けられ、このピン取付穴
72e、72fの両側における前板72aと後板72b間に中板72
g、72hが設けられた構造となっている。刃取付台72の上
部には複数の内刃73が並列して取り付けられている。刃
取付台72のピン取付穴72e、72fには係合ピン74が取り付
けられている。そして、内刃ブロック71は、係合ピン74
が振動子51の一対の係合片56間に抜け止めされた状態で
係合されていることにより、振動子51に上下方向にある
程度の遊びをもって取り付けられている。
内刃ブロック71の係合ピン74と振動子51の振動子本体
53の上面との間における係合部57の周囲には、内刃ブロ
ック71を上方に付勢するための平面長円形状の状コイル
スプリング75が装着されている(第7図及び第8図参
照)。本体ケース1の上部には可撓性を有するパッキン
76が設けられている。このパッキン76はコイルスプリン
グ75との干渉を避けた状態で本体ケース1の開口58を閉
塞し、ひげの切断片が本体ケース1内に進入するのを防
止するためのものである。
本体ケース1内の下半分には方形平板状の蓄電池81が
2個収納されている。下側の蓄電池81の負極は電極板82
を介して上側の蓄電池81の正極に接続されている。上側
の蓄電池81の負極は電極板83、配線板84及びリード線85
を介して偏平モータ11の一方のブラシ20(第6図参照)
に接続されている。偏平モータ11の他方のブラシ20はリ
ード線86を介してスイッチ87の一方の端子に接続されて
いる。スイッチ87の他方の端子はリード線88、配線板8
9、充電用の電子部品を備えた回路ブロック90の一方の
端子を構成する板ばね91及び電極板92を介して下側の蓄
電池81の正極に接続されている。また、回路ブロック90
の他方の端子を構成するジャック93は配線板94、配線板
84及び電極板83を介して上側の蓄電池81の負極に接続さ
れている。スイッチ87の振動子95には操作釦96が取り付
けられている。操作釦96は本体ケース1の側部に上下方
向に摺動自在に配置されている。
本体ケース1の上部の第1図における右側にはロック
釦101が左右方向に摺動可能に設けられている。ロック
釦101は、抜け止めされた状態で、コイルスプリング102
の力によって本体ケース1の側部から突出する方向に付
勢されている。ロック釦101の上部にはテーパ付きの係
止片103が設けられている。係止片103のテーパ状の部分
は、通常、本体ケース1の側部から突出されている。
一方、外刃ケース2は、ダイカストによるアルミニウ
ム合金によって第1図〜第3図及び第11図に示すように
形成されている。すなわち、外刃ケース2は、ほぼかま
ぼこ形状で有頭中空状のケース本体111と、このケース
本体111の頭部中央に設けられた開口112と、この開口11
2の両側部におけるケース本体111にケース本体111の内
面に凹部113が設けられていることにより形成された薄
肉の位置規制部114と、ケース本体111の前部内面下部に
設けられ上面を平坦とされた前突出部115と、ケース本
体111の後部内面下部に設けられ上面を平坦とされた後
突出部116と、ケース本体111の第1図における右側内面
下部に設けられた方形状の係止用凹部117とを備えた構
造となっている。
外刃ケース2には外刃121が取り付けられている。外
刃12は、一端縁外刃ケース2の後突出部116の平坦な上
面に当接された状態で、一端縁の近傍の複数の個所をス
ポット溶接(または接着等)によって外刃ケース2のケ
ース本体111の内面に取り付けられ、左右側部を外刃ケ
ース2の薄肉の位置規制部114の内面に沿わされている
ことにより、アーチ状に湾曲されている。外刃121の他
端縁は、通常、外刃ケース2の前突出部115の平坦な上
面よりも所定の間隔だけ上方における外刃ケース2の内
面に摺動可能に当接され、フリーな状態となっている。
そして、使用に際し、外刃121に圧力が加えられた場合
には、外刃121の他端縁が外刃ケース2の内面に沿って
下降することにより、外刃121が外刃ケース2の内側に
移動し、外刃121の他端縁が外刃ケース2の前突出部115
の平坦な上面に当接すると、外刃121の外刃ケース2の
内側への移動が阻止されるようになっている。
以上のように構成された電気かみそりで外刃ケース2
を本体ケース1に取り付ける場合には、外刃ケース2の
ケース本体111を本体ケース1の上部に被せると、ロッ
ク釦101の係止片103が外刃ケース2の係止用凹部117に
係止され、かくして外刃ケース2が本体ケース1に取り
付けられる。このように外刃ケース2を本体ケース1に
取り付けた状態で使用しない場合には、合成樹脂製のキ
ャップ122(第2図参照)を外刃ケース2に被せるよう
にしてもよい。一方、例えば外刃ケース2内に溜ったひ
げの切断片を取り除くために、外刃ケース2を本体ケー
ス1から取り外す場合には、ロック釦101を押すと、ロ
ック釦101の係止片103が外刃ケース2の係止用凹部117
から外れ、外刃ケース2を本体ケース1から取り外すこ
とができる。
次に、この電気かみそりを使用する場合には、操作釦
96を操作してスイッチ87をオンにすると、蓄電池81から
偏平モータ11に電源が供給され、偏平モータ11が回転し
始める。偏平モータ11の回転は回転軸16、大歯車31、小
歯車41を介して偏心カム42に伝達され、偏心カム42が回
転する。偏心カム42が回転すると、偏心カム42と揺動レ
バー44の長穴45との係合作用により、揺動レバー44が軸
部46を中心にして揺動する。揺動レバー44が揺動する
と、揺動レバー44の扇形ピニオン部47と振動子51のラッ
ク部52との噛合作用及び振動子51の被ガイド54に対する
本体ケース1のガイド溝59によるガイド作用により、振
動子51が左右に直線的に往復動し、これに伴って内刃ブ
ロック71も左右に直線的に往復動する。内刃ブロック71
が左右に往復動すると、これと共に往復動する内刃73と
外刃121との間でひげの切断が行われることになる。
以上のように、この電気かみそりでは、本体ケース1
の一方のケース半体3の内面に歯車収納用凹部32を設
け、この歯車収納用凹部32に大歯車31を収納しているの
で、大歯車31と歯車収納用凹部32の壁面との間にある程
度の隙間を確保しても、大歯車31と対向する部分つまり
歯車収納用凹部32における一方のケース半体3の厚さを
可及的に薄くすることにより、薄型化を図ることができ
る。また、モータケース本体12の回転軸突出面の外周部
が歯車収納用凹部32の周囲における一方のケース半体3
の内面からなるモータ当接面33に当接されているので、
モータ当接面33が一種のリブとしての補強の役目を果た
し、このため歯車収納用凹部32における一方のケース半
体3の厚さを可及的に薄くしても、一方のケース半体3
が撓みにくいようにすることができ、ひいては一方のケ
ース半体3に外力が加わっても、一方のケース半体3の
歯車収納用凹部32の壁面が大歯車31に接触しないように
することができる。
また、この電気かみそりでは、偏平モータ11、偏心カ
ム42及び揺動レバー44の各中心軸が本体ケース1の厚さ
方向つまり水平方向で内刃73の往復動方向に対して直交
する方向とされ、偏心カム42と揺動レバー44とで偏平モ
ータ11の回転運動を往復運動に変換しているので、偏平
モータ11の配置位置としては偏心カム42及び揺動レバー
44と重ならない位置であればよく、第1図に示すように
振動子51のすぐ下側のほかに、回転軸16が偏心カム42の
回転中心を中心とする円上に位置する位置であれば自由
に選定することができる。また、大歯車31と小歯車41と
の間に遊び歯車を介在させれば、偏平モータ11の配置位
置の自由度をさらに大きくすることができる。
ところで、この電気かみそりでは、本体ケース1内に
偏平モータ11をその回転軸16が本体ケース1の厚さ方向
となるように配置し、かつ偏平モータ11の横につまり偏
平モータ11と重ならない位置に偏心カム42及び揺動レバ
ー44を配置しているので、偏平モータ11として外径の大
きいものを用いても、薄型化することができ、したがっ
て薄型化しても十分な剃力を得ることができる。
ちなみに、偏平モータ11としてのモータケース本体12
の外径が29mm、モータケース本体12の部分における厚さ
が6.2mm、モータケース本体12から突出された回転軸16
の突出長さが1.2mmのものを用いると、この電気かみそ
りのキャップ122を除く高さを85.5mm、幅を54mm、厚さ
を8.2mmとすることができ、かなり薄型化することがで
きる。なお、外刃121の上端部は半径約2.5mmの円弧に湾
曲されている。
また、上記のような偏平モータ12の回転数を6000rpm
とし、大歯車31のピッチ円直径を26mm、歯数を104と
し、小歯車41のピッチ円直径を14.5mm、歯数を58とする
と、内刃73の振動数が約10760となり、十分な剃力を得
ることができる。
なお、電気かみそりの薄型化を考慮しない場合には、
偏平モータの代わりに、普通のモータつまり外径に比べ
て回転軸方向の寸法が大きいモータを使用してもよい。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案によれば、モータの回
転軸に取り付けられた歯車を、ケースの内面に設けられ
た歯車収納用凹部に収納しているので、歯車と歯車収納
用凹部の壁面との間にある程度の隙間を確保しても、歯
車と対向する部分つまり歯車収納用凹部におけるケース
の厚さを可及的に薄くすることにより、薄型化を図るこ
とでき、またモータケースの回転軸突出面の外周部が歯
車収納用凹部の周囲におけるケースの内面からなるモー
タ当接面に当接されているので、モータ当接面が一種の
リブとして補強の役目を果たし、このため歯車収納用凹
部におけるケースの厚さを可及的に薄くしても、ケース
が撓みにくいようにすることができ、ひいてはケースに
外力が加わっても、ケースの内面が歯車に接触しないよ
うにすることができ、ひげ剃り動作の信頼性が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第11図はこの考案の一実施例を説明するための
もので、このうち第1図は電気かみそりの内部構造を示
す正面図、第2図は電気かみそりの外観の正面図、第3
図は電気かみそりの外観の側面図、第4図は第1図のIV
−IV線に沿う断面図、第5図は第1図のV−V線に沿う
断面図、第6図は偏平モータの断面図、第7図は振動子
の正面図、第8図は振動子の平面図、第9図は内刃ブロ
ックの正面図、第10図は内刃ブロックの底面図、第11図
は外刃ケースの部分の断面図である。 1……本体ケース、2……外刃ケース、11……偏平モー
タ、16……回転軸、31……大歯車、32……歯車収納用凹
部、33……モータ当接面、41……小歯車、42……偏心カ
ム、44……揺動レバー、51……振動子、71……内刃ブロ
ック、73……内刃、121……外刃。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケースの内部に設けられたモータのモータ
    ケースから突出された回転軸に取り付けられた歯車の回
    転運動を運動変換手段により往復運動に変換し、この変
    換された往復運動により、前記ケースの上部に設けられ
    た内刃が外刃の内側を往復動する電気かみそりにおい
    て、 前記モータをその回転軸が水平方向で前記内刃の往復動
    方向に対して直交する方向となるように配置すると共
    に、 前記歯車をその外径を前記モータのモータケースの外径
    よりも小径として前記ケースの内面に設けた凹部に収納
    し、かつ前記モータのモータケースの回転軸突出面の外
    周部を前記凹部の周囲における前記ケースの内面に当接
    させた、 ことを特徴とする電気かみそり。
JP3185890U 1990-03-29 1990-03-29 電気かみそり Expired - Lifetime JP2503573Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3185890U JP2503573Y2 (ja) 1990-03-29 1990-03-29 電気かみそり

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3185890U JP2503573Y2 (ja) 1990-03-29 1990-03-29 電気かみそり

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03123470U JPH03123470U (ja) 1991-12-16
JP2503573Y2 true JP2503573Y2 (ja) 1996-07-03

Family

ID=31534654

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3185890U Expired - Lifetime JP2503573Y2 (ja) 1990-03-29 1990-03-29 電気かみそり

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2503573Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03123470U (ja) 1991-12-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6216114B2 (ja)
US5207731A (en) Electric shaver
JP2503573Y2 (ja) 電気かみそり
JP2641950B2 (ja) 電気かみそり
JPH03159678A (ja) 電気かみそり
JPS6136221Y2 (ja)
JPH05146562A (ja) 往復動式電気かみそり
JPH03159679A (ja) 電気かみそり
JPS6059461B2 (ja) 往復運動機構
JPH084943Y2 (ja) 電気かみそり
JPS6038457Y2 (ja) 電気かみそりの内刃取付構造
JPH05137854A (ja) 往復動式電気かみそり
JPS6226054Y2 (ja)
JPH1052670A (ja) 振動発生用おもり
JPS628858Y2 (ja)
JPH0228003Y2 (ja)
JPH0214751Y2 (ja)
JPS5857163B2 (ja) 電動歯ブラシ
JPS59176001A (ja) ジグソ−
JPS5927263Y2 (ja) 電動式剃刀装置の可動刃駆動装置
JPH0121655Y2 (ja)
JPH0431028Y2 (ja)
JP2562674B2 (ja) 往復式電気かみそり
JPS6241559Y2 (ja)
JPS6110621Y2 (ja)