JP2503184B2 - 椅 子 - Google Patents
椅 子Info
- Publication number
- JP2503184B2 JP2503184B2 JP11067093A JP11067093A JP2503184B2 JP 2503184 B2 JP2503184 B2 JP 2503184B2 JP 11067093 A JP11067093 A JP 11067093A JP 11067093 A JP11067093 A JP 11067093A JP 2503184 B2 JP2503184 B2 JP 2503184B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- armrest
- chair
- hole
- locking claw
- mounting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Chairs Characterized By Structure (AREA)
- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は主として事務用椅子に係
り、特にアームレストを着脱可能とした椅子に関する。
り、特にアームレストを着脱可能とした椅子に関する。
【０００２】
【従来の技術】オフィス等において用いられる椅子は、
図９に例示するように、椅子（ａ）のシート部（ｂ）の
両端に肘をのせるためのアームレスト（ｃ），（ｃ）を
備えたものがある（たとえば特開昭６０−６０８１３号
公報）。
図９に例示するように、椅子（ａ）のシート部（ｂ）の
両端に肘をのせるためのアームレスト（ｃ），（ｃ）を
備えたものがある（たとえば特開昭６０−６０８１３号
公報）。
【０００３】この種の椅子におけるアームレスト
（ｃ），（ｃ）は、椅子（ａ）の製造段階でシート部
（ｂ）の下面に固着の基板（ｄ）にアームレスト
（ｃ），（ｃ）の基部（ｅ），（ｅ）がボルト（ｆ），
（ｆ）で固着されるもので、製造時にアームレスト付き
の形態として製作され、出荷前の保管から流通段階のす
べてにわたりアームレスト付きの椅子として取扱われ
る。
（ｃ），（ｃ）は、椅子（ａ）の製造段階でシート部
（ｂ）の下面に固着の基板（ｄ）にアームレスト
（ｃ），（ｃ）の基部（ｅ），（ｅ）がボルト（ｆ），
（ｆ）で固着されるもので、製造時にアームレスト付き
の形態として製作され、出荷前の保管から流通段階のす
べてにわたりアームレスト付きの椅子として取扱われ
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかるに上記従来の構
造では、需要に対応するためアームレスト（ｃ），
（ｃ）のデザインや色彩の異なる数種類の椅子を製造し
て流通させなければならず、そのため常備する品種が増
え、製造をはじめ在庫管理が容易でなく、勢いコストア
ップを招くという問題があった。
造では、需要に対応するためアームレスト（ｃ），
（ｃ）のデザインや色彩の異なる数種類の椅子を製造し
て流通させなければならず、そのため常備する品種が増
え、製造をはじめ在庫管理が容易でなく、勢いコストア
ップを招くという問題があった。
【０００５】本発明はこれに鑑み、椅子をアームレスト
なしの形態で流通させ、需要に応じて要求されるデザイ
ンや色彩のアームレストを装着して供給することがで
き、またアームレストの取付けもワンタッチで取付ける
ことを可能とする椅子を提供することを目的とする。
なしの形態で流通させ、需要に応じて要求されるデザイ
ンや色彩のアームレストを装着して供給することがで
き、またアームレストの取付けもワンタッチで取付ける
ことを可能とする椅子を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記従来の技術が有する
問題点を解決する手段として、本発明は、シート部下面
のフレームに脚および背もたれ部が取付けられた椅子に
おいて、前記シート部の幅方向両端下面にアームレスト
取付部を設けるとともにアームレストの下端に取付端部
を設け、この取付端部は、上方に向け突出習性を有する
係止爪と、その前部に延びる第１の挿入部と、同後部に
延びる第２の挿入部とを有し、前記アームレスト取付部
は、前記係止爪が嵌合する係合孔と、前記第１の挿入部
が挿入される第１の挿入孔と、前記第２の挿入部が挿入
される第２の挿入孔とを有してなり、前記第１の挿入部
を第１の挿入孔に挿入したのち第２の挿入部を第２の挿
入孔に挿入すべくスライドさせたとき係止爪が係合孔に
係着されて抜止めされるようにしたものである。
問題点を解決する手段として、本発明は、シート部下面
のフレームに脚および背もたれ部が取付けられた椅子に
おいて、前記シート部の幅方向両端下面にアームレスト
取付部を設けるとともにアームレストの下端に取付端部
を設け、この取付端部は、上方に向け突出習性を有する
係止爪と、その前部に延びる第１の挿入部と、同後部に
延びる第２の挿入部とを有し、前記アームレスト取付部
は、前記係止爪が嵌合する係合孔と、前記第１の挿入部
が挿入される第１の挿入孔と、前記第２の挿入部が挿入
される第２の挿入孔とを有してなり、前記第１の挿入部
を第１の挿入孔に挿入したのち第２の挿入部を第２の挿
入孔に挿入すべくスライドさせたとき係止爪が係合孔に
係着されて抜止めされるようにしたものである。
【０００７】
【作用】アームレストの第１の挿入部をアームレスト取
付部の第１の挿入孔に挿入したのち反対側の第２の挿入
部を第２の挿入孔に挿入するよう引戻すと、アームレス
ト取付端部の係止爪がアームレスト取付部の係合孔に嵌
入係着し、これにより第１、第２の挿入部と第１、第２
の挿入孔との係合とともにアームレスト取付端部はアー
ムレスト取付部に移動不能に取付けられる。
付部の第１の挿入孔に挿入したのち反対側の第２の挿入
部を第２の挿入孔に挿入するよう引戻すと、アームレス
ト取付端部の係止爪がアームレスト取付部の係合孔に嵌
入係着し、これにより第１、第２の挿入部と第１、第２
の挿入孔との係合とともにアームレスト取付端部はアー
ムレスト取付部に移動不能に取付けられる。
【０００８】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例を参照して
説明する。
説明する。
【０００９】図１は本発明による椅子１のアームレスト
２を取外した状態を示し、図２はこの椅子１の骨組を示
すもので、椅子１は、シート部３と、このシート部３の
下部から後方にかけて設けられる側面形状が略Ｌ字状の
金属製フレーム４と、このフレーム４の水平部４ａの下
面に取付けられキャスタ５ａ，５ａ…を有する脚５と、
フレーム４の後部立上り部４ｂに取付けられた背もたれ
部６とを有し、前記フレーム４の水平部４ａにはこれと
交差する方向にアームレスト取付用フレーム７が設けら
れ、その両端部にアームレスト取付部８，８が形成され
ており、アームレスト２の両端部には上記アームレスト
取付部８に係合するためのアームレスト取付端部９が設
けられている。
２を取外した状態を示し、図２はこの椅子１の骨組を示
すもので、椅子１は、シート部３と、このシート部３の
下部から後方にかけて設けられる側面形状が略Ｌ字状の
金属製フレーム４と、このフレーム４の水平部４ａの下
面に取付けられキャスタ５ａ，５ａ…を有する脚５と、
フレーム４の後部立上り部４ｂに取付けられた背もたれ
部６とを有し、前記フレーム４の水平部４ａにはこれと
交差する方向にアームレスト取付用フレーム７が設けら
れ、その両端部にアームレスト取付部８，８が形成され
ており、アームレスト２の両端部には上記アームレスト
取付部８に係合するためのアームレスト取付端部９が設
けられている。
【００１０】これらアームレスト取付部８および取付端
部９の構成例を図２〜図４に示している。
部９の構成例を図２〜図４に示している。
【００１１】アームレスト取付端部９は、アームレスト
２の下端で水平方向に延びる基部２ａにボルト１０，１
０…により固定されるホルダ１１を有し、このホルダ１
１に前記基部２ａの先端方向に突出する第１の挿入部１
２と、同後方に逆Ｌ字形に立上って突出する第２の挿入
部１３が形成され、これら挿入部１２，１３間にあって
ホルダ１１の上面より上方へ突出する習性を有する係止
爪１４を備えている。
２の下端で水平方向に延びる基部２ａにボルト１０，１
０…により固定されるホルダ１１を有し、このホルダ１
１に前記基部２ａの先端方向に突出する第１の挿入部１
２と、同後方に逆Ｌ字形に立上って突出する第２の挿入
部１３が形成され、これら挿入部１２，１３間にあって
ホルダ１１の上面より上方へ突出する習性を有する係止
爪１４を備えている。
【００１２】この係止爪１４はホルダ１１とは別部材の
弾性材により形成され、基部２ａの先端側が切立った略
垂直な係止面１４ａとされ、その背部側が係斜面１４ｂ
とされていてボルト１０，１０…で共締めされてホルダ
１１の角孔１５から上方に突出するようになっている。
弾性材により形成され、基部２ａの先端側が切立った略
垂直な係止面１４ａとされ、その背部側が係斜面１４ｂ
とされていてボルト１０，１０…で共締めされてホルダ
１１の角孔１５から上方に突出するようになっている。
【００１３】アームレスト取付部８は、フレーム７の下
面７ａの一部が上方へ突出するように形成され、この突
出部１６の一端側に前記第１の挿入部１２が可及的密に
嵌入し得る第１の挿入孔１７が、反対端側に前記第２の
挿入部１３が可及的密に嵌入し得る第２の挿入孔１８が
形成されており、これら挿入孔１７，１８の中間位置に
前記係止爪１４が嵌入する係合孔１９が形成されてい
る。
面７ａの一部が上方へ突出するように形成され、この突
出部１６の一端側に前記第１の挿入部１２が可及的密に
嵌入し得る第１の挿入孔１７が、反対端側に前記第２の
挿入部１３が可及的密に嵌入し得る第２の挿入孔１８が
形成されており、これら挿入孔１７，１８の中間位置に
前記係止爪１４が嵌入する係合孔１９が形成されてい
る。
【００１４】前記係止爪１４の係止面１４ａは下方に延
長されており、その延長部１４ｃには手指を掛ける凹部
１４ｄが形成されてこれを下方へ引下げることができる
ようになっている。
長されており、その延長部１４ｃには手指を掛ける凹部
１４ｄが形成されてこれを下方へ引下げることができる
ようになっている。
【００１５】次に上記実施例の作用を説明する。
【００１６】図５の状態からアームレスト２を取付ける
には、図６のようにアームレスト取付端部９の第１の挿
入部１２をアームレスト取付部８の第１の挿入孔１７に
向けスライドさせて挿入する。このとき係止爪１４は突
出部１６の下面に当って下方へ撓ませられ、第１の挿入
部１２の挿入の妨げとはならない。
には、図６のようにアームレスト取付端部９の第１の挿
入部１２をアームレスト取付部８の第１の挿入孔１７に
向けスライドさせて挿入する。このとき係止爪１４は突
出部１６の下面に当って下方へ撓ませられ、第１の挿入
部１２の挿入の妨げとはならない。
【００１７】ついでアームレスト２の端部２ａを上昇さ
せ（図７）、そのまま図において右方向へスライドさせ
れば第２の挿入部１３が第２の挿入孔１８へ挿入され、
その挿入終端で係止爪１４が突出部１６の下面から外
れ、上方へ突出して係合孔１９へ係着される。これによ
りアームレスト２は左右いずれの方向へも不動状態とな
り、ゆるみなく固定される。
せ（図７）、そのまま図において右方向へスライドさせ
れば第２の挿入部１３が第２の挿入孔１８へ挿入され、
その挿入終端で係止爪１４が突出部１６の下面から外
れ、上方へ突出して係合孔１９へ係着される。これによ
りアームレスト２は左右いずれの方向へも不動状態とな
り、ゆるみなく固定される。
【００１８】アームレスト２を取外す必要のあるとき
は、延長部１４ｃの凹部１４ｄに手指を掛けて下方へ引
下げれば、係止爪１４は係合孔１９から外れるのでアー
ムレスト２を図において左方向へ押すことにより第２の
挿入部１３が第２の挿入孔１８から抜け、ついで逆方向
にスライドさせて第１の挿入部１２を第１の挿入孔１７
から抜けばよい。
は、延長部１４ｃの凹部１４ｄに手指を掛けて下方へ引
下げれば、係止爪１４は係合孔１９から外れるのでアー
ムレスト２を図において左方向へ押すことにより第２の
挿入部１３が第２の挿入孔１８から抜け、ついで逆方向
にスライドさせて第１の挿入部１２を第１の挿入孔１７
から抜けばよい。
【００１９】なお本発明における第１、第２の挿入部１
２，１３の構成をはじめ係止爪１４の構成はその一例を
示したもので、本発明の技術思想を逸脱しない範囲内で
の設計変更は任意である。
２，１３の構成をはじめ係止爪１４の構成はその一例を
示したもので、本発明の技術思想を逸脱しない範囲内で
の設計変更は任意である。
【００２０】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、シ
ート部と背もたれ部のみの椅子を共通とし、これを需要
に応じたアームレストを取付けてアームレスト付きの椅
子として供給することができるので、品揃えとして見本
品のみを置けばよく、製造や在庫管理等が容易となり、
保管スペースの削減、コストの低減に大きく寄与するこ
とができる。
ート部と背もたれ部のみの椅子を共通とし、これを需要
に応じたアームレストを取付けてアームレスト付きの椅
子として供給することができるので、品揃えとして見本
品のみを置けばよく、製造や在庫管理等が容易となり、
保管スペースの削減、コストの低減に大きく寄与するこ
とができる。
【００２１】またアームレストの取付けは、第１、第２
の挿入部を挿着するだけでよく、ボルト類の固定具を一
切必要としないのでその取付けは工具なしでワンタッチ
ででき、取付けたのちは係止爪と係合孔との係着により
不動状態に固定され、ぐらつくことなく取付けることが
できる。
の挿入部を挿着するだけでよく、ボルト類の固定具を一
切必要としないのでその取付けは工具なしでワンタッチ
ででき、取付けたのちは係止爪と係合孔との係着により
不動状態に固定され、ぐらつくことなく取付けることが
できる。
【図１】本発明による椅子のアームレストを取外した状
態時の斜視図。
態時の斜視図。
【図２】図１の椅子の骨格部分を示す斜視図。
【図３】アームレストの斜視図。
【図４】アームレスト取付部の斜視図。
【図５】アームレスト取付部とアームレスト取付端部と
の取付前の段階での断面図。
の取付前の段階での断面図。
【図６】アームレストの取付過程を示す断面図。
【図７】アームレストの取付過程を示す断面図。
【図８】アームレストの取付完了状態を示す断面図。
【図９】従来の技術を示す正面図。
１ 椅子 ２ アームレスト ２ａ 基部 ３ シート部 ４ フレーム ５ 脚 ６ 背もたれ部 ７ アームレスト取付用フレーム ８ アームレスト取付部 ９ アームレスト取付端部 １１ ホルダ １２ 第１の挿入部 １３ 第２の挿入部 １４ 係止爪 １５ 角孔 １６ 突出部 １７ 第１の挿入孔 １８ 第２の挿入孔 １９ 係合孔
Claims (1)
- 【請求項１】シート部下面のフレームに脚および背もた
れ部が取付けられた椅子において、前記シート部の幅方
向両端下面にアームレスト取付部を設けるとともにアー
ムレストの下端に取付端部を設け、この取付端部は、上
方に向け突出習性を有する係止爪と、その前部に延びる
第１の挿入部と、同後部に延びる第２の挿入部とを有
し、前記アームレスト取付部は、前記係止爪が嵌合する
係合孔と、前記第１の挿入部が挿入される第１の挿入孔
と、前記第２の挿入部が挿入される第２の挿入孔とを有
してなり、前記第１の挿入部を第１の挿入孔に挿入した
のち第２の挿入部を第２の挿入孔に挿入すべくスライド
させたとき係止爪が係合孔に係着されて抜止めされるよ
うにしたことを特徴とする椅子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11067093A JP2503184B2 (ja) | 1993-05-12 | 1993-05-12 | 椅 子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11067093A JP2503184B2 (ja) | 1993-05-12 | 1993-05-12 | 椅 子 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06319632A JPH06319632A (ja) | 1994-11-22 |
| JP2503184B2 true JP2503184B2 (ja) | 1996-06-05 |
Family
ID=14541493
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11067093A Expired - Fee Related JP2503184B2 (ja) | 1993-05-12 | 1993-05-12 | 椅 子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2503184B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE4437393A1 (de) * | 1994-10-19 | 1996-04-25 | Link Wilhelm Kg | Befestigungsvorrichtung für eine Armlehne |
-
1993
- 1993-05-12 JP JP11067093A patent/JP2503184B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06319632A (ja) | 1994-11-22 |
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