JP2502658Y2 - ロツドレスシリンダ - Google Patents

ロツドレスシリンダ

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JP2502658Y2
JP2502658Y2 JP1988131260U JP13126088U JP2502658Y2 JP 2502658 Y2 JP2502658 Y2 JP 2502658Y2 JP 1988131260 U JP1988131260 U JP 1988131260U JP 13126088 U JP13126088 U JP 13126088U JP 2502658 Y2 JP2502658 Y2 JP 2502658Y2
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JP
Japan
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cylinder tube
slit
piston
cylinder
groove
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JP1988131260U
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淳二 陸浦
正俊 椎野
輝正 竹内
裕二 高木
義雄 紫藤
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シーケーデイ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、シリンダチユーブの上面に形成した長さ方
向の切割溝から非円形のピストンに突設した連結部を突
出してそれにテーブルを固定し、ピストンを加圧エアー
で往復運動させることによりテーブルを切割溝に沿つて
往復運動させるようにしたロツドレスシリンダに関し、
特に、テーブルの運動方向の左右両側から、テーブルの
下面とシリンダチユーブの上面の間を通つて塵が切割溝
に入り込むのを防止するようにしたロツドレスシリンダ
に関する。
従来の技術及び考案が解決しようとする問題点 ロツドレスシリンダは、両端を閉塞するとともに、平
面状をなす上面に長さ方向の切割溝を形成したシリンダ
チユーブ内にピストンを緊密にかつ摺動自由に嵌装し、
そのピストンに突設した連結部を切割溝を通してシリン
ダチユーブの上部へ突出して、その突出端にテーブルを
固定するとともに、切割溝をエアー洩れ防止用のシール
ベルトで閉塞し、ピストンを加圧エアーで往復運動させ
ることによつて、シールベルトをピストン内を挿通させ
つつ、テーブルを切割溝に沿つて往復運動させるように
なつている。
ところで、このようなロツドレスシリンダでは、途中
をピストンの連結部内に挿通した防塵ベルトで切割溝の
上面側を閉塞することによつて、塵が切割溝からシリン
ダチユーブ内に入るのを防止するようになつているが、
テーブルの下面では、防塵ベルトが、上記のように切割
溝からピストンの連結部内に挿通されて切割溝が開いた
状態にあり、しかも、テーブルは往復運動時の摺動抵抗
を小さく抑えるために、シリンダチユーブの上面から少
し浮かせた状態で取り付けるのが一般的であるから、テ
ーブルの下面とシリンダチユーブの上面の間の隙間を通
つて切割溝に塵が入る可能性が大きく、このため従来、
テーブルの運動方向の前後両側については、その下面
に、ゴムまたは合成樹脂からなる防塵スクレーパを防塵
ベルトに接するように装着することによつて、塵の侵入
を有効に防いでいるのであるが、テーブルの左右両側に
ついては、例えば、テーブルの下面にOリングを装着す
ると、Oリングは比較的硬くてシリンダチユーブに密着
させにくいため、防塵効果は小さく、また、テーブル全
体を被うように一体形の防塵スクレーパを取り付ける
と、防塵スクレーパとシリンダチユーブとの接触面積が
大となり、しかも、比較的強く押し付ける必要があるた
め、摺動抵抗の増大を招く不具合があり、従つて、テー
ブルの左右両側については、有効な防塵対策が講じられ
ていないのが実状であつた。
問題点を解決するための手段 本考案のロツドレスシリンダは、このような事情を背
景として案出されたものであつて、シリンダチユーブの
上面の幅方向の中央部に隆起部を形成するとともに、テ
ーブルの下面を、そのシリンダチユーブとテーブルの横
断面上において屈曲した隙間を空けて対応させた構成と
した。
また、テーブルの下面の両側部に運動方向に沿つた取
付溝を形成して、その取付溝内に、隙間を塞ぐフエルト
等の繊維質のシール材を嵌着するとよい。
考案の作用及び効果 本考案は上記構成になり、シリンダチユーブの上面と
テーブルの下面の間には、テーブルの左右両側から切割
溝に向かって隆起するように屈曲した隙間が形成されて
いることから、外部の粉塵の侵入が阻止され、テーブル
の摺動抵抗を何ら増加させることなく、テーブルの左右
両側の下面から切割溝に塵が入り込むのを防止すること
ができる効果がある。
また、テーブルの下面の両側部に運動方向に沿つた取
付溝を形成して、その取付溝内に、隙間を塞ぐフエルト
等の繊維質のシール材を嵌着すると、シール材が柔らか
い繊維質でできていて、締付量を大きく取つて隙間を完
全に塞いだ場合にも、シリンダチユーブ上に作用する押
付力は小さく、テーブルの摺動抵抗の増加を招くことな
く、より高い防塵効果を得ることができる。
実施例 以下、本考案の一実施例を第1図乃至第3図に基づい
て説明する。
本実施例のロツドレスシリンダは、両端が閉塞され、
かつ、上面に中空から外部に開口する長さ方向の切割溝
2が形成された略方形断面のシリンダチユーブ1内に、
外周にパツキン4を嵌着したピストン3が緊密にかつ摺
動自由に嵌装され、そのピストン3の上面に突設した連
結部6が切割溝2を通して上方に突出され、その突出部
7に、シリンダチユーブ1と同一幅の平面方形をなすテ
ーブル8が、その下面中央部に穿設した取付溝9を嵌
め、ねじ10を締め付けることによつてその下面をシリン
ダチユーブ1の上面から少し浮かせた状態で固定されて
いるとともに、両端がシリンダチユーブ1に固定され、
上記の切割溝2の下面側に嵌められたエアー洩れ防止用
のシールベルト11が、ピストン3の両端部の上面から中
央内部に潜り込むように形成された挿通路12内に挿通さ
れ、また、同じく両端がシリンダチユーブ1に固定さ
れ、切割溝2の上面側に嵌められた防塵ベルト13が、テ
ーブル8の前後両端の下面から入り込んでピストン3の
連結部6の突出部7の上面に形成した挿通路14に挿通さ
れ、さらに、テーブル8の前後両端の下面に、防塵スク
レーパ16が防塵ベルト13の上面に接するように装着され
ていて、ピストン3の両側の部屋に夫々のポート18から
エアーの供給と排出とを交互に繰り返すと、ピストン3
がシリンダチユーブ1内で往復運動して、シールベルト
11及び防塵ベルト13を挿通路12、14に通しつつ、テーブ
ル8が切割溝2に沿つて往復運動し、上記のように、テ
ーブル8の前後では防塵ベルト13が切割溝2の上面側に
嵌つて切割溝2に塵が入るのが防止され、また、テーブ
ル8の前後両端に装着した防塵スクレーパ16によりテー
ブル8の前後の下面からその内側に塵が入り込むのを阻
止して、防塵ベルト13が挿通路14に導入されることによ
り開放状態となつた切割溝2に塵が入るのを防止するよ
うになつている。
そして、本実施例では、第2、3図に示すように、シ
リンダチユーブ1の上面の左右両側部に、傾斜面とそれ
に続く水平面からなる、鈍角なV字形断面をなす凹面20
が全長に渡つて形成されているとともに、テーブル8の
下面の左右両側部に、上記の凹面20と整合する凸面21が
形成されていて、シリンダチユーブ1並びにテーブル8
の左右両側縁から切割溝2に達する横断面において、シ
リンダチユーブ1の上面とテーブル8の下面との間に、
上と下の水平部分の間が傾斜部分となつた屈曲した隙間
22が形成されている。
このように、シリンダチユーブ1の上面とテーブル8
の下面との間には、左右両側から切割溝2に向かつて屈
曲した隙間22が形成されているから、テーブル8の左右
両側から塵が切割溝2に入り込むのが防止され、しか
も、隙間22を空けたままであるから、テーブル8の摺動
抵抗が増すおそれがない。
第4図は他の実施例を示し、最初の実施例の構造に加
えて、テーブル8bの下面の左右両側部に運動方向に沿つ
て取付溝29を形成して、その中に、隙間22を閉塞するフ
エルトからなるシール材30を嵌着したものであつて、シ
ール材30自体が柔らかく、隙間22を完全に塞ぐために締
付量を大きく取つた場合にもシリンダチユーブ1の上面
に作用する押付力はきわめて小さいから、テーブル8bの
摺動抵抗を増すことなく、テーブル8bの左右両側からの
塵の侵入をより確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の縦断面図、第2図は第1図
のAA線断面図、第3図は第1図のBB線断面図であり、第
4図は実施例の部分横断面図である。 1、1a:シリンダチユーブ、2:切割溝、3:ピストン、6:
連結部、7:突出部、8、8b:テーブル、11:シールベル
ト、12、14:挿通路、13:防塵ベルト、20:凹面、21:凸
面、22:隙間、25:凹溝、26:凸条、29:取付溝、30:シー
ル材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 高木 裕二 愛知県小牧市大字北外山字早崎3005番地 シーケーデイ株式会社内 (72)考案者 紫藤 義雄 愛知県小牧市大字北外山字早崎3005番地 シーケーデイ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−46008(JP,A) 特開 昭62−46009(JP,A) 特開 昭63−199904(JP,A) 特開 昭59−9304(JP,A) 特開 昭55−29732(JP,A)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】両端を閉塞し、上面に長さ方向の切割溝を
    形成したシリンダチユーブ内に非円形のピストンを緊密
    にかつ摺動自由に嵌装し、該ピストンに突設した連結部
    を前記切割溝を通して前記シリンダチユーブの上部へ突
    出して、その突出端にテーブルを固定し、前記切割溝の
    下面側を閉塞するシールベルトと、上面側を閉塞する防
    塵ベルトを夫々前記ピストン内と前記連結部内を挿通さ
    せつつ、前記テーブルを前記切割溝に沿つて往復運動さ
    せるようにしたロツドレスシリンダにおいて、前記シリ
    ンダチユーブの上面の幅方向の中央部に隆起部を形成す
    るとともに、前記テーブルの下面を、該シリンダチユー
    ブとテーブルの横断面上において屈曲した隙間を空けて
    対応させたことを特徴とするロツドレスシリンダ。
  2. 【請求項2】前記テーブルの下面の両側部に運動方向に
    沿った取付溝を形成して、該取付溝内に、前記隙間を塞
    ぐフエルト等の繊維質のシールを嵌着したことを特徴と
    する実用新案登録請求の第1項記載のロッドレスシリン
    ダ。
JP1988131260U 1988-10-06 1988-10-06 ロツドレスシリンダ Expired - Lifetime JP2502658Y2 (ja)

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JPH0251703U JPH0251703U (ja) 1990-04-12
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS599304A (ja) * 1982-07-05 1984-01-18 Toyooki Kogyo Co Ltd 油圧シリンダ
JPS6216321A (ja) * 1985-07-08 1987-01-24 東洋アルミニウム株式会社 ヒ−トシ−ル装置
JPS6246008A (ja) * 1985-08-23 1987-02-27 Ckd Corp ロツドレスシリンダ
JPS6246009A (ja) * 1985-08-23 1987-02-27 Ckd Corp ロツドレスシリンダ
JPS63199904A (ja) * 1987-02-13 1988-08-18 Howa Mach Ltd ロツドレスシリンダ

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