JPH0730765B2 - ロツドレスシリンダ - Google Patents
ロツドレスシリンダInfo
- Publication number
- JPH0730765B2 JPH0730765B2 JP14012089A JP14012089A JPH0730765B2 JP H0730765 B2 JPH0730765 B2 JP H0730765B2 JP 14012089 A JP14012089 A JP 14012089A JP 14012089 A JP14012089 A JP 14012089A JP H0730765 B2 JPH0730765 B2 JP H0730765B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- belt
- dustproof
- mounting hole
- pressing
- seal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F15—FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
- F15B—SYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F15B15/00—Fluid-actuated devices for displacing a member from one position to another; Gearing associated therewith
- F15B15/08—Characterised by the construction of the motor unit
- F15B15/082—Characterised by the construction of the motor unit the motor being of the slotted cylinder type
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Fluid Mechanics (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Actuator (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、シリンダチユーブ内に嵌装したピストンを加
圧エアーで往復運動させることにより、ピストンに突設
した連結部をシリンダチユーブの外面に形成した長さ方
向の切割溝に沿つて往復運動させるようにしたロツドレ
スシリンダに関し、特に、切割溝の内面側及び外面側を
夫々閉塞するシールベルトと防塵ベルトの端部の取付構
造に改良を加えたロッドレスシリンダに関する。
圧エアーで往復運動させることにより、ピストンに突設
した連結部をシリンダチユーブの外面に形成した長さ方
向の切割溝に沿つて往復運動させるようにしたロツドレ
スシリンダに関し、特に、切割溝の内面側及び外面側を
夫々閉塞するシールベルトと防塵ベルトの端部の取付構
造に改良を加えたロッドレスシリンダに関する。
従来の技術及び発明が解決しようとする問題点 ロツドレスシリンダは、外面に長さ方向の切割溝を形成
し、両端をカバーで閉塞したシリンダチユーブ内にピス
トンを緊密にかつ摺動自由に嵌入して、そのピストンに
突設した連結部を切割溝を通してシリンダチユーブの外
部へ突出し、ピストンを加圧エアーで往復運動させるこ
とによつて、切割溝の内面側を閉塞したゴム製のシート
ベルトをピストン内に、また、切割溝の外面側を閉塞し
た、ゴムベルトを下面に貼着した金属板からなる防塵ベ
ルトを連結部内に夫々挿通させつつ、連結部を切割溝に
沿つて往復運動させるようになつており、このシールベ
ルトと防塵ベルトは、ピストンの往復運動時にピストン
の運動方向である長さ方向に引張力を受けることから、
その両端をカバーに固定する必要がある。
し、両端をカバーで閉塞したシリンダチユーブ内にピス
トンを緊密にかつ摺動自由に嵌入して、そのピストンに
突設した連結部を切割溝を通してシリンダチユーブの外
部へ突出し、ピストンを加圧エアーで往復運動させるこ
とによつて、切割溝の内面側を閉塞したゴム製のシート
ベルトをピストン内に、また、切割溝の外面側を閉塞し
た、ゴムベルトを下面に貼着した金属板からなる防塵ベ
ルトを連結部内に夫々挿通させつつ、連結部を切割溝に
沿つて往復運動させるようになつており、このシールベ
ルトと防塵ベルトは、ピストンの往復運動時にピストン
の運動方向である長さ方向に引張力を受けることから、
その両端をカバーに固定する必要がある。
ところで従来、このシールベルトと防塵ベルトの端部の
固定方法は、ゴムベルトを剥がした防塵ベルト単体をシ
ールベルトの上面にスペーサを挟んで重ねて、カバーの
外周部に形成した取付溝に嵌め、止めねじで取付溝の底
面側に押え付けるか、あるいは、ゴムベルトを貼つたま
まで防塵ベルトをシールベルトの上面に重ねて取付溝に
嵌めて、歯形状の押圧面を有する押え金具で押え付ける
方法が採られていたが、いずれの場合も、防塵ベルトを
押え付けたときに、ゴムからなるシールベルトが圧縮さ
れて沈むことから、防塵ベルトの取付端部の近傍が斜め
姿勢となつて浮き上がり、切割溝との間に隙間ができて
防塵効果が損なわれ、また、通常は、防塵ベルトが切割
溝からピストンの連結部内に導入される部分において切
割溝に塵が入るのを防止するために、連結部に取り付け
たテーブルの運動方向の前後に、ゴムや合成樹脂からな
る防塵スクーパを防塵ベルトの上面に接するように装着
しているのであるが、ストロークの終端付近で、このス
クレーパが防塵ベルトの浮き上つた部分に乗り上げるこ
ととなつて、スクレーパを早期に摩耗させる欠点があつ
た。
固定方法は、ゴムベルトを剥がした防塵ベルト単体をシ
ールベルトの上面にスペーサを挟んで重ねて、カバーの
外周部に形成した取付溝に嵌め、止めねじで取付溝の底
面側に押え付けるか、あるいは、ゴムベルトを貼つたま
まで防塵ベルトをシールベルトの上面に重ねて取付溝に
嵌めて、歯形状の押圧面を有する押え金具で押え付ける
方法が採られていたが、いずれの場合も、防塵ベルトを
押え付けたときに、ゴムからなるシールベルトが圧縮さ
れて沈むことから、防塵ベルトの取付端部の近傍が斜め
姿勢となつて浮き上がり、切割溝との間に隙間ができて
防塵効果が損なわれ、また、通常は、防塵ベルトが切割
溝からピストンの連結部内に導入される部分において切
割溝に塵が入るのを防止するために、連結部に取り付け
たテーブルの運動方向の前後に、ゴムや合成樹脂からな
る防塵スクーパを防塵ベルトの上面に接するように装着
しているのであるが、ストロークの終端付近で、このス
クレーパが防塵ベルトの浮き上つた部分に乗り上げるこ
ととなつて、スクレーパを早期に摩耗させる欠点があつ
た。
問題点を解決するための手段 上記の問題点を解決するための手段として、本発明のロ
ツドレスシリンダは、カバーの切割溝と連なる位置に、
上面がそのその切割溝の上段と略一致する高さの取付孔
を形成して防塵ベルトとシールベルトの端部を挿入し、
その防塵ベルトとそのシールベルトの端部の間に、支点
を中心としてその両ベルトの端部の重なり方向に揺動可
能な押付金具を挿入して、押えねじで押付金具の揺動支
点より一方の側を押し付けてその揺動支点を中心として
揺動させることにより、その押付金具でシールベルトを
取付孔の底面に押し付けて固定するとともに、その押付
金具の他方の側の端部で防塵ベルトを取付孔の上面に押
し付けて固定した構成とした。
ツドレスシリンダは、カバーの切割溝と連なる位置に、
上面がそのその切割溝の上段と略一致する高さの取付孔
を形成して防塵ベルトとシールベルトの端部を挿入し、
その防塵ベルトとそのシールベルトの端部の間に、支点
を中心としてその両ベルトの端部の重なり方向に揺動可
能な押付金具を挿入して、押えねじで押付金具の揺動支
点より一方の側を押し付けてその揺動支点を中心として
揺動させることにより、その押付金具でシールベルトを
取付孔の底面に押し付けて固定するとともに、その押付
金具の他方の側の端部で防塵ベルトを取付孔の上面に押
し付けて固定した構成とした。
発明の作用及び効果 本発明は上記構成になり、押えねじをねじ込むことによ
り、押付金具を防塵ベルトとシールベルトの端部の間で
揺動支点を中心として揺動させ、そのてこ作用を利用し
て防塵ベルトの端部を取付孔の上面に押し付けて固定す
るようにしたから、防塵ベルトの端部を切割溝を閉塞し
た部分の防塵ベルトと略同一高さで確実に固定すること
ができ、防塵ベルトの取付端部の近傍が浮き上がること
なく切割溝の外面側を確実に防塞して、外部から塵が入
るのを防止することができ、また、ピストンの連結部に
取り付けられたテーブルに装着した防塵スクレーパが、
防塵ベルトの浮上り部分で強く擦されて摩耗するのが防
止されて、その耐用寿命を伸ばすことができ、また、止
めねじを防塵ベルトに直に当ててねじ込む場合のように
防塵ベルトにねじの回転力が作用しないから、防塵ベル
トがその回転力を受けて捩れるのも回避し得る効果があ
る。
り、押付金具を防塵ベルトとシールベルトの端部の間で
揺動支点を中心として揺動させ、そのてこ作用を利用し
て防塵ベルトの端部を取付孔の上面に押し付けて固定す
るようにしたから、防塵ベルトの端部を切割溝を閉塞し
た部分の防塵ベルトと略同一高さで確実に固定すること
ができ、防塵ベルトの取付端部の近傍が浮き上がること
なく切割溝の外面側を確実に防塞して、外部から塵が入
るのを防止することができ、また、ピストンの連結部に
取り付けられたテーブルに装着した防塵スクレーパが、
防塵ベルトの浮上り部分で強く擦されて摩耗するのが防
止されて、その耐用寿命を伸ばすことができ、また、止
めねじを防塵ベルトに直に当ててねじ込む場合のように
防塵ベルトにねじの回転力が作用しないから、防塵ベル
トがその回転力を受けて捩れるのも回避し得る効果があ
る。
実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
る。
本実施例を適用したロツドレスシリンダは、第１図乃至
第３図に示すように、上面に中空から外部に開口する長
さ方向の切割溝２を形成し、かつ、両端をカバー３、３
で閉塞した略方形断面図のシリンダチユーブ１内に、外
周にパツキン６を嵌着したピストンが緊密にかつ摺動自
由に嵌装され、そのピストン５の上面に突設した連結部
７が上記の切割溝２を通して上方に突出して、その突出
部８にテーブル９が固定されており、上記の切割溝２の
内面側の嵌合部2aに、エアー洩れ防止用のゴム製のシー
ルベルト11が嵌められ、その両端が詳しく後記するよう
にカバー３に固定されて、途中がピストン５の内部に形
成された挿通路13に潜り込むように挿通されているとと
もに、切割溝２の外面側の嵌合部2bに、下面にゴムベル
ト16を貼着した金属板からなる防塵ベルト15が嵌めら
れ、その両端が同じく後記するようにカバー３に固定さ
れて、途中がテーブル９の下面側から突出部８の上面に
形成された挿通路18に挿通され、さらに、テーブル９の
前後両端の防塵ベルト15が挿通路18に導入される部分に
おいて、ピン20で揺動自由に支持された合成樹脂製の防
塵スクレーパ21がコイルばね22の弾拡力で防塵ベルト15
の上面に押し付けられて、防塵が切割溝２に入るのを防
止するようになつていて、ピストン５の両側の部屋に夫
々のポート24からエアーの供給と排出とを交互に繰り返
すと、ピストン５がシリンダチユーブ１内で往復運動
し、シールベルト11及び防塵ベルト15を挿通路13、18に
通しつつ、テーブル９が切割溝２に沿つて往復運動する
ようになつている。
第３図に示すように、上面に中空から外部に開口する長
さ方向の切割溝２を形成し、かつ、両端をカバー３、３
で閉塞した略方形断面図のシリンダチユーブ１内に、外
周にパツキン６を嵌着したピストンが緊密にかつ摺動自
由に嵌装され、そのピストン５の上面に突設した連結部
７が上記の切割溝２を通して上方に突出して、その突出
部８にテーブル９が固定されており、上記の切割溝２の
内面側の嵌合部2aに、エアー洩れ防止用のゴム製のシー
ルベルト11が嵌められ、その両端が詳しく後記するよう
にカバー３に固定されて、途中がピストン５の内部に形
成された挿通路13に潜り込むように挿通されているとと
もに、切割溝２の外面側の嵌合部2bに、下面にゴムベル
ト16を貼着した金属板からなる防塵ベルト15が嵌めら
れ、その両端が同じく後記するようにカバー３に固定さ
れて、途中がテーブル９の下面側から突出部８の上面に
形成された挿通路18に挿通され、さらに、テーブル９の
前後両端の防塵ベルト15が挿通路18に導入される部分に
おいて、ピン20で揺動自由に支持された合成樹脂製の防
塵スクレーパ21がコイルばね22の弾拡力で防塵ベルト15
の上面に押し付けられて、防塵が切割溝２に入るのを防
止するようになつていて、ピストン５の両側の部屋に夫
々のポート24からエアーの供給と排出とを交互に繰り返
すと、ピストン５がシリンダチユーブ１内で往復運動
し、シールベルト11及び防塵ベルト15を挿通路13、18に
通しつつ、テーブル９が切割溝２に沿つて往復運動する
ようになつている。
次に、上記のシールベルト11と防塵ベルト15の両端部の
取付構造を、第４図乃至第６図によつて説明すると、上
記したカバー３はシリンダチユーブ１よりも少し背が高
くなつていて、その上端部に、シールベルト11と防塵ベ
ルト15の端部が挿入される方形断面をなす前後方向の取
付孔25が、切割溝２の両端に連なるようにして透設さ
れ、その上面25aは切割溝２の上端の位置と略一致し、
底面25bは、内方側を斜面として切割溝２の下端から少
し高い位置に形成されており、ゴムベルト16を剥がした
防塵ベルト15単体が、取付孔25の上面25aに沿つてその
長さ方向の中央部の手前まで挿入され、一方、シールベ
ルト11は、取付孔25の底面25bに沿つて中央部を越える
位置まで挿入されているとともに、この防塵ベルト15単
体とシールベルト11の端部の間に押付金具27が挿入さ
れ、この押付金具27は、取付孔25の長よりも短い平板28
の一端側の両縁部に一対の側板29が直角に曲成され、各
側板29は、平板28の長さ方向の略中央部に頂点が位置す
るような山形をなして、各頂点部30に丸みが付けられて
いて、第６図に示すように、シールベルト11を跨ぎ、か
つ、側板29の頂点部30がシールベルト11の裾11aの部分
に乗つた状態で挿入され、第５図に示すように、押付金
具27を取付孔25の内方側の端部まで送り込んだときに、
側板29の頂点部30が、取付孔25の長さ方向の中央部より
も内方側に位置するようになつており、この取付孔25の
長さ方向の中央部に対応するカバー３の上面に、取付孔
25内に達するねじ穴32が形成されて、その中央に押えね
じ33が螺合されるようになつている。
取付構造を、第４図乃至第６図によつて説明すると、上
記したカバー３はシリンダチユーブ１よりも少し背が高
くなつていて、その上端部に、シールベルト11と防塵ベ
ルト15の端部が挿入される方形断面をなす前後方向の取
付孔25が、切割溝２の両端に連なるようにして透設さ
れ、その上面25aは切割溝２の上端の位置と略一致し、
底面25bは、内方側を斜面として切割溝２の下端から少
し高い位置に形成されており、ゴムベルト16を剥がした
防塵ベルト15単体が、取付孔25の上面25aに沿つてその
長さ方向の中央部の手前まで挿入され、一方、シールベ
ルト11は、取付孔25の底面25bに沿つて中央部を越える
位置まで挿入されているとともに、この防塵ベルト15単
体とシールベルト11の端部の間に押付金具27が挿入さ
れ、この押付金具27は、取付孔25の長よりも短い平板28
の一端側の両縁部に一対の側板29が直角に曲成され、各
側板29は、平板28の長さ方向の略中央部に頂点が位置す
るような山形をなして、各頂点部30に丸みが付けられて
いて、第６図に示すように、シールベルト11を跨ぎ、か
つ、側板29の頂点部30がシールベルト11の裾11aの部分
に乗つた状態で挿入され、第５図に示すように、押付金
具27を取付孔25の内方側の端部まで送り込んだときに、
側板29の頂点部30が、取付孔25の長さ方向の中央部より
も内方側に位置するようになつており、この取付孔25の
長さ方向の中央部に対応するカバー３の上面に、取付孔
25内に達するねじ穴32が形成されて、その中央に押えね
じ33が螺合されるようになつている。
本実施例はこのような構造になり、第５図に示すよう
に、押付金具27を取付孔25の内方側の端部まで挿入し
て、ねじ穴32に螺合した押えねじ33をねじ込むと、押え
ねじ33の先端が、押付金具27の上面の、側板29の頂点部
30よりも外方側の位置を押し付けることから、側板29の
頂点部30がシールベルト11の裾11aの部分を潰して取付
孔25の底面25bに押し付けつつ、押付金具27がこの頂点
部30を支点として内方側の端部が上方に傾くように揺動
し、平板28の内方側の端部が、防塵ベルト15の端部の下
面に当たつて取付孔25の上面25aに押し付けることによ
つて、防塵ベルト15の端部が切割溝２を閉塞した状態の
防塵ベルト15と略同一高さで固定され、これとともに、
上記のように、押付金具27の側板29の頂点部30がシール
ベルト11の裾11aを取付孔25の底面25bに押し付けること
によよつて、シールベルト11が取付孔25内に固定され
る。
に、押付金具27を取付孔25の内方側の端部まで挿入し
て、ねじ穴32に螺合した押えねじ33をねじ込むと、押え
ねじ33の先端が、押付金具27の上面の、側板29の頂点部
30よりも外方側の位置を押し付けることから、側板29の
頂点部30がシールベルト11の裾11aの部分を潰して取付
孔25の底面25bに押し付けつつ、押付金具27がこの頂点
部30を支点として内方側の端部が上方に傾くように揺動
し、平板28の内方側の端部が、防塵ベルト15の端部の下
面に当たつて取付孔25の上面25aに押し付けることによ
つて、防塵ベルト15の端部が切割溝２を閉塞した状態の
防塵ベルト15と略同一高さで固定され、これとともに、
上記のように、押付金具27の側板29の頂点部30がシール
ベルト11の裾11aを取付孔25の底面25bに押し付けること
によよつて、シールベルト11が取付孔25内に固定され
る。
このように本実施例では、押えねじ33をねじ込むと、押
付金具27がその側板29の頂点部30でシールベルト11の裾
11aを押さえつつその部分を支点として揺動し、平板28
の内方側の端部で防塵ベルト15を取付孔25の上面25aに
押し付けて固定するのであるから、押付金具27でシール
ベルト11と防塵ベルト15の端部を同時に固定するにもか
かわらず、防塵ベルト15の端部を、シールベルト11とは
関係に切割溝２を閉塞した部分の防塵ベルト15と略同一
高さで確実に固定することができ、取付端部の近傍の防
塵ベルト15並びにゴムベルト16が浮き上がることがな
く、切割溝２の外面側が確実に閉塞され、また、防塵ス
クレーパ21は、防塵ベルト15の取付端部付近においても
平坦な防塵ベルト15上を摺動するだけであるから、早期
に摩耗するおそれがなく、また、押えねじ33を防塵ベル
ト15に直に当ててねじ込むのではないから、防塵ベルト
15がその回転力を受けて捩れることも無い。
付金具27がその側板29の頂点部30でシールベルト11の裾
11aを押さえつつその部分を支点として揺動し、平板28
の内方側の端部で防塵ベルト15を取付孔25の上面25aに
押し付けて固定するのであるから、押付金具27でシール
ベルト11と防塵ベルト15の端部を同時に固定するにもか
かわらず、防塵ベルト15の端部を、シールベルト11とは
関係に切割溝２を閉塞した部分の防塵ベルト15と略同一
高さで確実に固定することができ、取付端部の近傍の防
塵ベルト15並びにゴムベルト16が浮き上がることがな
く、切割溝２の外面側が確実に閉塞され、また、防塵ス
クレーパ21は、防塵ベルト15の取付端部付近においても
平坦な防塵ベルト15上を摺動するだけであるから、早期
に摩耗するおそれがなく、また、押えねじ33を防塵ベル
ト15に直に当ててねじ込むのではないから、防塵ベルト
15がその回転力を受けて捩れることも無い。
第７図及び第８図は他の実施例を示し、押付金具35が、
互いに平行で段違いの直線部36を斜めの連結部37で連結
し、内方側の直線部36の上面と外方側の直線部36の下面
に夫々歯形状の押付面38、39を形成した形状になり、カ
バー３の取付孔25内に挿入された防塵ベルト15とシール
ベルト11の端部の間において、取付孔25を横切つて渡さ
れた軸40によつて揺動自由に支持されており、押えねじ
33をねじ込んでこの押付金具35の外方側の直線部36の上
面を押し付けることにより、内方側の直線部36が上方に
傾く方向に揺動させて、内方側の押付面38を防塵ベルト
15の下面に食い込ませて取付孔25の上面25aに押し付
け、また、外方側の押付面39をシールベルト11の上面に
食い込ませて取付孔25の底面25bに押し付けることによ
つて、夫々固定するようになつており、シールベルト11
の端部は沈み込むが、防塵ベルト15の端部はそれとは関
係無く取付孔25の上面25aに押し付けられて、前記実施
例と同様に切割溝２を閉塞した部分の防塞ベルト15と略
同一高さで確実に固定され、防塵ベルト15及びシールベ
ルト11の端部を、夫々広い面積にわたつて歯形状の押付
面38、39を食い込ませて固定するようになつているか
ら、前記実施例に比べてそれらをより強固に固定し得る
利点がある。
互いに平行で段違いの直線部36を斜めの連結部37で連結
し、内方側の直線部36の上面と外方側の直線部36の下面
に夫々歯形状の押付面38、39を形成した形状になり、カ
バー３の取付孔25内に挿入された防塵ベルト15とシール
ベルト11の端部の間において、取付孔25を横切つて渡さ
れた軸40によつて揺動自由に支持されており、押えねじ
33をねじ込んでこの押付金具35の外方側の直線部36の上
面を押し付けることにより、内方側の直線部36が上方に
傾く方向に揺動させて、内方側の押付面38を防塵ベルト
15の下面に食い込ませて取付孔25の上面25aに押し付
け、また、外方側の押付面39をシールベルト11の上面に
食い込ませて取付孔25の底面25bに押し付けることによ
つて、夫々固定するようになつており、シールベルト11
の端部は沈み込むが、防塵ベルト15の端部はそれとは関
係無く取付孔25の上面25aに押し付けられて、前記実施
例と同様に切割溝２を閉塞した部分の防塞ベルト15と略
同一高さで確実に固定され、防塵ベルト15及びシールベ
ルト11の端部を、夫々広い面積にわたつて歯形状の押付
面38、39を食い込ませて固定するようになつているか
ら、前記実施例に比べてそれらをより強固に固定し得る
利点がある。
第１図は本発明の一実施例の縦断面図、第２図は第１図
のAA線断面図、第３図は同BB線断面図、第４図は本実施
例に係る押付金具の斜視図、第５図はそのシールベルト
と防塵ベルトの取付構造の詳細を示す拡大断面図、第６
図は第５図のCC線断面図であり、第７図は他の実施例に
係るシールベルトと防塵ベルトと取付構造の断面図、第
８図は第７図のDD線断面図である。 1:シリンダチユーブ、2:切割溝、3:カバー、5:ピスト
ン、7:連結部、11:シールベルト、13:挿通路、15:防塵
ベルト、18:挿通路、25:取付孔、25a:上面、27:押付金
具、28:平板、29:側板、30:頂点部、32:ねじ穴、33:押
えねじ、35:押付金具、40:軸、38:押付面
のAA線断面図、第３図は同BB線断面図、第４図は本実施
例に係る押付金具の斜視図、第５図はそのシールベルト
と防塵ベルトの取付構造の詳細を示す拡大断面図、第６
図は第５図のCC線断面図であり、第７図は他の実施例に
係るシールベルトと防塵ベルトと取付構造の断面図、第
８図は第７図のDD線断面図である。 1:シリンダチユーブ、2:切割溝、3:カバー、5:ピスト
ン、7:連結部、11:シールベルト、13:挿通路、15:防塵
ベルト、18:挿通路、25:取付孔、25a:上面、27:押付金
具、28:平板、29:側板、30:頂点部、32:ねじ穴、33:押
えねじ、35:押付金具、40:軸、38:押付面
Claims (1)
- 【請求項１】外面に長さ方向の切割溝を形成し、両端を
カバーで閉塞したシリンダチユーブ内にピストンを緊密
にかつ摺動自由に嵌装して、該ピストンに突設した連結
部を前記切割溝を通して前記シリンダチユーブの外部へ
突出し、前記切割溝の内面側を閉塞する弾性材からなる
シールベルトを前記ピストン内に、また、前記切割溝の
外面側を閉塞する防塵ベルトを前記連結部内に挿通させ
つつ、前記連結部を前記切割溝に沿つて往復運動させる
ようにしたロツドレスシリンダにおいて、前記カバーの
前記切割溝と連なる位置に、上面が該切割溝の上段と略
一致する高さの取付孔を形成して前記防塵ベルトと前記
シールベルトの端部を挿入し、該防塵ベルトと該シール
ベルトの端部の間に、支点を中心として該両ベルトの端
部の重なり方向に揺動可能な押付金具を挿入して、押え
ねじで前記押付金具の前記揺動支点より一方の側を押し
付けて該揺動支点を中心として揺動させることにより、
該押付金具で前記シールベルトを前記取付孔の底面に押
し付けて固定するとともに、該押付金具の他方の側の端
部で前記防塵ベルトを前記取付孔の上面に押し付けて固
定したことを特徴とするロツドレスシリンダ
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14012089A JPH0730765B2 (ja) | 1989-05-31 | 1989-05-31 | ロツドレスシリンダ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14012089A JPH0730765B2 (ja) | 1989-05-31 | 1989-05-31 | ロツドレスシリンダ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH034005A JPH034005A (ja) | 1991-01-10 |
| JPH0730765B2 true JPH0730765B2 (ja) | 1995-04-10 |
Family
ID=15261371
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14012089A Expired - Lifetime JPH0730765B2 (ja) | 1989-05-31 | 1989-05-31 | ロツドレスシリンダ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0730765B2 (ja) |
Families Citing this family (12)
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|---|---|---|---|---|
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| DE4445132C1 (de) * | 1994-12-17 | 1996-01-18 | Neff Antriebstech Automation | Führungseinrichtung |
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| JP3160891B2 (ja) * | 1997-04-29 | 2001-04-25 | 豊和工業株式会社 | シ−ルバンドの取付構造 |
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| SE511690C2 (sv) * | 1998-03-27 | 1999-11-08 | Mecman Ab Rexroth | Hållare för tätningsband |
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-
1989
- 1989-05-31 JP JP14012089A patent/JPH0730765B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH034005A (ja) | 1991-01-10 |
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