JP2502528Y2 - 角度計測装置 - Google Patents

角度計測装置

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JP2502528Y2
JP2502528Y2 JP1990043992U JP4399290U JP2502528Y2 JP 2502528 Y2 JP2502528 Y2 JP 2502528Y2 JP 1990043992 U JP1990043992 U JP 1990043992U JP 4399290 U JP4399290 U JP 4399290U JP 2502528 Y2 JP2502528 Y2 JP 2502528Y2
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明 千石
貴行 青木
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Amada Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は断面がV字形状を為す被計測物のV字角度の
計測を行う角度計測装置に関する。
(従来の技術) 例えばプレスブレーキで曲げ加工されるワークの断面
はV字形状となる。
この種断面がV字形状となる被計測物に対しては、端
面をCCDエリアセンサを備えたカメラで撮像し、このカ
メラで撮像した画像信号を処理し、V字角度を計測する
画像処理による方式が提案されている。
この画像処理による角度計測では、曲げ加工中のワー
ク、あるいは曲げ加工後のワークを横方向から撮像する
ことにより、その端面形状から曲げ角度を自動的に、ま
たリアルタイムで計測することが可能である。
したがって、従来は、ワーク端面を撮像し、曲げ角度
を検出することにより、この曲げ角が適正となるよう角
度フィードバック方式の曲げ制御を行うことが試みられ
ており、また製品の精度の検査が行われている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、従来より提案されている画像処理によ
る角度計測にあっては、断面がV字形状を為す被計測物
の端面画像を処理するものであったため、被計測物の端
面についてのみしか角度計測できないという問題があっ
た。
例えば、比較的長尺のワークを曲げ加工する場合、い
わゆる中垂れ現象によりワークが舟底形に歪むことがあ
るが、この場合、ワーク端面とワーク中央面部の曲げ角
は異なる値となっており、ワーク端面の角度をワーク曲
げ角と断定するには問題がある。
また、一般にワーク端面にはバリヤ歪が多いので、計
測角度に多くの誤差が生じる可能性があり、この観点か
らもワーク端面角度をワーク曲げ角と断定するには問題
がある。
そこで、本考案は、断面がV字形状を為す被計測物の
V字角度を端面を臨む方向から撮像し、端面より内側の
断面位置で計測することができる角度計測装置を提供す
ることを目的とする。
[考案の構成] (課題を解決するため手段) 上記課題を解決する本考案は、断面がV字形状を為す
被計測物のV字角度を複数の断面位置で計測する角度計
測装置において、 前記被計測物の幅方向を長手方向に沿って載置する比
較的長尺の台と、 この台の前後に対を為して適宜間隔で適数組配置さ
れ、適宜選択された組につき、前記台に載置された前記
被計測物の前後の面に被写体を添着する被写体添着装置
と、 前記台の横方向に配置され、前記台上に載置された前
記被計測物の端面または適宜選択した前記被写体添着装
置の被写体部分を撮像するカメラと、 該カメラで撮像した画像信号を入力し前記被計測物の
端面画像または前記被写体部分の画像から適宜断面位置
でのV字角度を計測する画像処理装置を備えたことを特
徴とする。
(作用) 本考案の角度計測装置は上記構成であるので、例えば
シリンダ装置により昇降駆動されるアーム部材に取付け
られた被写体を被計測物のそれぞれの面に添着させ、被
計測物の横方向に配置されたカメラで被計測物に添着さ
れた被写体を撮像し、画像処理することにより、この被
写体の添着されている位置でのV字角度を計測できる。
(実施例) 本考案の一実施例を示す第1図を参照するに、断面が
V字形状を為す被計測物としてのワークWの幅方向を長
手方向に沿って載置する台1が設けられ、この台1に沿
って適宜間隔を置いて3組(6個)の被写体添着装置3A
・3A′、3B・3B′、3C・3C′が各位置A・A′、B・
B′、C・C′に設けられ、前記台1の横方向にはワー
クWの端面方向に向けてCCDカメラ4が配置されてい
る。ワークWの幅をl1とする。
前記台1の前方または後方に配置される被写体添着装
置3は、自己に対応するワークWの前面または後面に対
してそれぞれ自己が有する被写体を添着するものであ
る。
第2図は、各被写体添着装置3の詳細を示す説明図、
第3図はその組立図である。
被写体添着装置3は、昇降板5を昇降駆動する油圧シ
リンダ6を有している。
前記昇降板5の先端には前記撮像方向Xに向けてピン
7が突出され、このピン7には、常時は水平姿勢を保持
すると共に、その先端を下方に角度θ2(0〜90°)だ
け押し下げ可能のアーム部材8が、ばね9を介して結合
されている。10,11は、アーム部材8を常時は水平姿勢
に保持するためのストッパ用のピンを示す。アーム部材
8の上下の幅をW2、長さをl3とする。
前記アーム部材8の先端には水平方向にピン12が突出
され、このピン12には、前記撮像方向Xと直交する面内
で角度θ1(360°)だけ回転可能とされる被写体13の中
心位置が結合されている。被写体13の撮像方向X側から
見た両面は平行に製作される。被写体13の長さをl2、カ
メラ4側から見た幅をW1とする。各寸法条件は次の通り
である。
l3>l2/2 W2<W1 上記構成の被写体添着装置3では、台1上にワークW
を載置した状態で油圧シリンダ6を作動させて昇降板5
を上昇動作させることにより、被写体13をワークWの一
平面に添着させることができる。すなわち、被写体13の
ワークW寄りの面をワークWに密着させることができ
る。添着は、前記ばね9に抗してアーム部材8が押し下
げられストッパピン10と11とが離れたことで検出可能で
ある。
ワークWに添着された被写体13は、カメラ4によって
撮像可能であり、撮像された一対の被写体13の画像から
V字角度θを算出できる。
次に、上記構成の角度計測装置につき、その計測動作
を示す。
カメラ4はフォーカス及びズーム機構の付属された光
学系を使用し、各計測点(A・A′、B・B′、C・
C′)に応じフォーカス及び倍率を自動的に調整する。
まず、A・A′点の測定については、被写体13をワー
クWの両面の下側部に沿う様に油圧シリンダ6を上げて
くる。次に、位置A・A′の被写体13にフォーカス及び
ズームを合わせ、カメラ4で得られた被写体13の像が、
第4図に示す測定領域及びに入る様にカメラ位置を
合わせておく。
よって、第4図に示すように、被写体13の像13′がフ
レームメモリ14上に得られるので、被写体13のワーク接
触面と反対面の像から得られる2直線L1,L2の交角とし
て角度をθを計算する事ができる。
ワーク接触面と反対面の像を用いるのは、ワーク接触
面は一つのカメラ4から同時的に見ることができないた
め、ワークWから離れた反対面を見るようにしたもので
ある。
位置B・B′の測定時には、位置A・A′のシリンダ
6を降下させて、カメラ4の撮像する領域から外す様に
する。
フォーカス及びズームの機構を位置B・B′に合わ
せ、上記同様に位置B・B′の角度測定を行なうことが
できる。また、同様に位置B・B′のシリンダ6を降下
させて、位置C・C′にフォーカス及びズームを合わ
せ、この位置C・C′での角度を測定することができ
る。
以上により、本例では、第1図に示すワークの端面位
置での角度は勿論のこと、位置A・A′、B・B′、C
・C′について角度計測することができ、中間位置B・
B′での角度や全位置で測定した角度の平均値をワーク
Wの角度とすることができる。
また、各位置での計測角の統計処理を行い、ワークW
を加工したプレスブレーキのシム調整を行うこともでき
る。
第5図は、第2図に示す実施例に対し、アーム部材8
に被写体13を揺動自在に支承するのではなく、被写体13
をアーム部材8に固定的としたものである。
本例では、シリンダ6の上昇により、被写体13をワー
クWに対して滑らせながら接触させることができ、前の
実施例と同様に被写体13の撮像によりワーク角度θを測
定することができる。第5図において、破線は動作後の
状態を示す。
以上の実施例において、より明瞭な像を得るために
は、被写体13のワークWと接触する反対面の稜線部に発
光塗料を塗布したり、またはLEDなど発光体を直線上に
埋め込んだり、あるいはエッジ部分を先鋭に形成してお
くことなどを考慮するとよい。
本考案は、上記実施例に限定されるものではなく、適
宜の設計的変更を行うことにより、適宜態様で実施し得
るものである。
[考案の効果] 以上の通り、本考案は実用新案登録請求の範囲に記載
の通りの角度計測装置であるので、断面がV字形状を為
す被計測物のV字角度を、端面を臨む方向から撮像し、
端面より内側の任意の断面位置で計測することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る角度計測装置の全体構
成を示す説明図、第2図は被写体添着装置の詳細を示す
説明図、第3図はその組立図、第4図は被写体画像の説
明図、第5図は被写体添着装置の他の実施例を示す説明
図である。 1…台、3…被写体添着装置 4…CCDカメラ、8…アーム部材 13…被写体 W…被計測物としてのワーク

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】断面がV字形状を為す被計測物のV字角度
    を複数の断面位置で計測する角度計測装置において、 前記被計測物の幅方向を長手方向に沿って載置する比較
    的長尺の台と、 この台の前後に対を為して適宜間隔で適数組配置され、
    適宜選択された組につき、前記台に載置された前記被計
    測物の前後の面に被写体を添着する被写体添着装置と、 前記台の横方向に配置され、前記台上に載置された前記
    被計測物の端面または適宜選択した前記被写体添着装置
    の被写体部分を撮像するカメラと、 該カメラで撮像した画像信号を入力し前記被計測物の端
    面画像または前記被写体部分の画像から適宜断面位置で
    のV字角度を計測する画像処理装置を備えたことを特徴
    とする角度計測装置。
JP1990043992U 1990-04-26 1990-04-26 角度計測装置 Expired - Lifetime JP2502528Y2 (ja)

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JPH044211U JPH044211U (ja) 1992-01-16
JP2502528Y2 true JP2502528Y2 (ja) 1996-06-26

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5950537B2 (ja) * 1977-11-08 1984-12-08 市光工業株式会社 ウオ−クイン機構付きシ−トアジヤスタ

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JPH044211U (ja) 1992-01-16

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