JP2501629Y2 - コネクタ装置 - Google Patents

コネクタ装置

Info

Publication number
JP2501629Y2
JP2501629Y2 JP1991015411U JP1541191U JP2501629Y2 JP 2501629 Y2 JP2501629 Y2 JP 2501629Y2 JP 1991015411 U JP1991015411 U JP 1991015411U JP 1541191 U JP1541191 U JP 1541191U JP 2501629 Y2 JP2501629 Y2 JP 2501629Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal terminal
connector device
flat
resin
adhesive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1991015411U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04113023U (ja
Inventor
正己 片岡
敏治 白土
Original Assignee
日本電装株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本電装株式会社 filed Critical 日本電装株式会社
Priority to JP1991015411U priority Critical patent/JP2501629Y2/ja
Publication of JPH04113023U publication Critical patent/JPH04113023U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2501629Y2 publication Critical patent/JP2501629Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)
  • Connections Arranged To Contact A Plurality Of Conductors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、コネクタ装置に関し、
特に金属端子と樹脂との間のシール性を向上するように
したコネクタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】金属端子と樹脂との間のシール性を向上
するようにした従来のコネクタ装置としては、例えば実
開昭62−121514号公報に開示されている車両フ
ューエルセンダのフランジ部構造を挙げることができ
る。この、フランジ部構造は図7に示す如く、金属端子
を車両用フューエルセンダにおける樹脂製フランジの端
子支持部に一体成形し、かつ上記金属端子の端子支持部
に埋設される部分に凹部、凸部又は穴部からなる樹脂係
合部を設けており、前記金属端子によってフューエルセ
ンダとフューエルタンク外との電気的接続を実行するコ
ネクタ作用を実行する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが上述のフラン
ジ部構造にあっては、凹部,凸部にて金属端子を樹脂製
フランジの端子支持部に確実に固定することができる
が、樹脂と金属端子との境界に隙間が生じこの隙間から
燃料タンク内の燃料が滲み出してくる可能性がある。
【0004】本考案は上記問題を鑑みたものでり、金属
端子が樹脂製のフランジに一体成形されており、シール
性に優れ、且つ金属端子が樹脂性フランジに強固に固定
された、シール性と金属端子の強固な固定を両立したコ
ネクタ装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案のコネクタ装置は長手方向の両端部領域に平
面部を有し、この平面部間に少なくとも角部を切り欠く
ことによって形成される凹凸部を備える板状の金属端子
と、前記凹凸部における凹部表面を覆い、弾性を有する
シール膜と、前記凹部表面を覆うシール膜を含む前記凹
凸部全体および前記両端部領域の各平面部の一部づつを
埋設するように前記金属端子と一体成形された樹脂製フ
ランジと、によって形成され、且つ前記樹脂製フランジ
に埋設された平面部の少なくとも一部にシール膜が設け
られていないことを特徴とする。 また、前記シール膜
は、弾性を有する接着剤を塗布することにより形成する
ことを特徴としてもよい。 また、前記凹部は、前記金属
端子の板状部分の角部のみを切り欠くことにより形成さ
れていることを特徴としてもよい。 また、前記凹部は、
前記金属端子における少なくとも対向する2面のそれぞ
れにおいて、前記角部を含め前記金属端子の幅方向に溝
状に形成されていることを特徴としてもよい。
【0006】
【0007】
【作用および考案の効果】上記構成により、シール膜は
金属端子の凹部に溜まるように厚く配設される。よっ
て、このシール膜が存在する部分によって前記金属端子
と樹脂製フランジとの間の機密性を確保し、例えばこの
コネクタ装置がフューエルタンク内に配置されるフュー
エルセンダとフューエルタンク外とを電気的に接続する
コネクタ装置として採用された場合には、このコネクタ
装置はシール性に優れるためコネクタ装置から燃料が漏
洩することがない。すなわち、金属端子が板状に形成さ
れている場合には、前記燃料は金属端子の長手方向の角
部をつたってタンク外部に漏洩することが多いが、上述
の如く板状の角部を少なくとも切り欠いて凹凸部を形成
し、この凹部に少なくともシール膜を備えることによっ
て、高シール性を確保することができる。すなわち、請
求項3に記載のように前記角部のみを切り欠いて凹部を
形成しシール膜を備えるようにしても、充分なシール性
を確保することができるし、請求項4に示すように、金
属端子の面の幅方向に角部を含め溝状に凹部を形成し、
この表面にシール膜を備えるようにすれば、より一層の
シール性を発揮することができる。また、板状の前記金
属端子は、前記凹部を挟むように存在する平面部が備え
られており、この平面部が前記樹脂製フランジに埋設さ
れ且つこの平面部の少なくとも一部はシール膜が設けら
れていない。このように前記平面部にシール膜を形成し
ないのは、前記シール膜が弾性を有する材料によって形
成されており、前記樹脂製フランジに埋設される金属端
子の全表面にシール膜が形成されているとすると、金属
端子ががたつく可能性が存在するためである。しかしな
がら、本発明ではシール膜を凹部が形成された部位に備
え、樹脂製フランジに埋設される一部の平面部には形成
しないため、樹脂製フランジによって平面部をしっかり
と固定することができ、金属端子のがたつきを回避する
ことができる。さらに、シール膜を配設されず樹脂製フ
ランジに直接接するようにされる平面部が樹脂製フラン
ジに埋設される金属端子の両端側に位置するように形成
されており、樹脂製フランジによる金属端子の固定が前
記両端側において実行されていることによって、金属端
子のより強固な固定を実現している。なお、前記平面部
にはシール膜が形成されていないため、この平面部と樹
脂製フランジとの機密性が確保されていない場合が考え
られるが、たとえこの平面部に例えば前記燃料等が浸入
してきても、シール膜が形成される前記凹部の部分にお
いてシール性が確保されているため、燃料等がタンク外
に漏洩することはない。
【0008】
【0009】
【実施例】以下、本考案に係る車両用フューエルセンダ
のフランジ部構造の一実施例を図面に基づき説明する。
【0010】(第1実施例)図1は本考案の第1実施例
の構成を示す一部断面斜視図である。図中1は主として
黄銅よりなる金属端子であり、一端側11が燃料タンク
外のハーネス(図示しない)と接続され、他端側12が
タンク内に配設されるセンサのリード線と接続される。
この金属端子1の中央部には凹凸部13が設けられてい
る。この凹凸部13は図2に示す如く、側面14側にの
みに凹凸を形成しており、正面15側は平面である。こ
の凹凸部13の周囲には、この凹凸部13を完全に覆う
ようにゴム弾性を有するウレタン系の接着剤2を塗布し
ている。
【0011】接着剤の塗布はへらによる方法、液に浸漬
する方法、吹き付け塗装による方法あり、いずれの方法
でもよい。3は耐ガソリン性を有するポリアセタール等
の樹脂よりなる樹脂製フランジであり、タンクへの固定
部31,ハーネスとの接合部33および金属端子支持部
34から構成されている。固定部31には複数の穴32
が開けられており、これらの穴32を介してビス(図示
しない)にて燃料タンクへ固定される。
【0012】上記構成のフューエルセンダのフランジ部
構造は、金属端子1の凹凸部13の周りに接着剤2を塗
布した後、樹脂製フランジの端子支持部34に金属端子
1の凹凸部13が埋没するように、樹脂に金属端子1を
インサート成形して得られる。
【0013】ここで、図6に示す如く金属端子1の凹凸
部を設けていない部位に接着剤2を塗布した場合を考え
ると、金属端子1の角部18においては接着剤の表面張
力により膜厚が極めて薄くなり、ゴム弾性によるシール
が不可能となってしまう。本考案者の行った実験による
と金属端子1の角部18における接着剤の膜厚は最低1
0μm必要であり、この10μmの膜厚を確保するには
金属端子1の正面15側の膜厚21を100μm以上に
しなければならないということが明らかにされており、
そのために接着剤を複数回塗布して正面15側の膜厚3
1の膜厚を100μmにする必要があった。
【0014】これに対して本考案によると、図3に示す
如く金属端子1に塗布された接着剤2の膜厚はその表面
張力により凸部16では上記のものと同様に薄くなるた
め、この凸部16の部位においては充分なシール性を得
ることはできないが、凹部17では接着剤2が溜まるた
めその周辺の膜厚が厚くなりシール性を得ることができ
る。しかも、少なくともこの凹部17の部位にて充分な
シール性を得ることができればよいため、凹部17の部
位の角部18において10μmの接着剤膜厚を確保する
には、正面15側の膜厚21が50μmあればよい。
【0015】(第2実施例)上記第1実施例にあって
は、金属端子1の側面14側にのみ凹凸部13を設けた
が、第2実施例では図4に示す如く金属端子1の側面1
4側から正面15側に連なる凹凸部を設けている。
【0016】第2実施例の金属端子1を示す斜視図が図
4である。これは、第1実施例同様板状の金属端子1の
4つの角部18を切り欠いて凹凸部13を形成したもの
である。この金属端子1の凹凸部13の周りには第1実
施例同様に弾性を有する接着剤を塗布する。上記構成と
することにより、金属端子1の正面15側から側面14
側に至る角部19の角度が第1実施例にあっては90°
であったのに対し、この角部19の角度は鈍角となり、
この角部19における接着剤の膜厚は、第1実施例のも
のより容易に厚くすることができ、その分接着剤の塗布
量或いは塗布回数を低減することができるという効果が
ある。
【0017】以上述べた如く本考案の実施例において
は、金属端子1の樹脂3の支持部34に埋没する部分に
凹凸部13を設け、この凹凸部13の周りに接着剤2を
塗布した後、この金属端子1を樹脂3にて一体成形する
ため、樹脂3と金属端子1との間に確実に接着剤2の膜
を容易に介在させることができ、確実にシール性を得る
ことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案車両用フューエルセンダのフランジ部構
造の第1実施例の構成を示す一部断面斜視図である。
【図2】上記実施例の金属端子を示す斜視図である。
【図3】上記実施例の要部を示す金属端子の縦方向断面
図である。
【図4】上記実施例の要部を示す金属端子の横方向断面
図である。
【図5】本考案車両用フューエルセンダのフランジ部構
造の第2実施例の金属端子を示す斜視図である。
【図6】金属端子に凹凸部を設けていない場合における
接着剤の付着状態を示す一部断面斜視図である。
【符号の説明】
1 金属端子 2 シール部材 3 樹脂製フランジ 13 金属端子の凹凸部 16 金属端子の凸部 17 金属端子の凹部 18 金属端子の角部 34 樹脂製フランジの端子支持部

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向の両端部領域に平面部を有し、
    この平面部間に少なくとも角部を切り欠くことによって
    形成される凹凸部を備える板状の金属端子と、 前記凹
    凸部における凹部表面を覆い、弾性を有するシール膜
    と、 前記凹部表面を覆うシール膜を含む前記凹凸部全体およ
    び前記両端部領域の各平面部の一部づつを埋設するよう
    に前記金属端子と一体成形された樹脂製フランジと、に
    よって形成され、 且つ前記樹脂製フランジに埋設された平面部の少なくと
    も一部にシール膜が設けられていないことを特徴とする
    コネクタ装置。
  2. 【請求項2】 前記シール膜は、弾性を有する接着剤を
    塗布することにより形成することを特徴とする請求項1
    記載のコネクタ装置。
  3. 【請求項3】 前記凹部は、前記金属端子の板状部分の
    角部のみを切り欠くことにより形成されていることを特
    徴とする請求項1もしくは請求項2に記載のコネクタ装
    置。
  4. 【請求項4】 前記凹部は、前記金属端子における少な
    くとも対向する2面のそれぞれにおいて、前記角部を含
    め前記金属端子の幅方向に溝状に形成されていることを
    特徴とする請求項1もしくは請求項2に記載のコネクタ
    装置。
JP1991015411U 1991-03-15 1991-03-15 コネクタ装置 Expired - Lifetime JP2501629Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991015411U JP2501629Y2 (ja) 1991-03-15 1991-03-15 コネクタ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991015411U JP2501629Y2 (ja) 1991-03-15 1991-03-15 コネクタ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04113023U JPH04113023U (ja) 1992-10-01
JP2501629Y2 true JP2501629Y2 (ja) 1996-06-19

Family

ID=31902619

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991015411U Expired - Lifetime JP2501629Y2 (ja) 1991-03-15 1991-03-15 コネクタ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2501629Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104718437A (zh) * 2012-10-15 2015-06-17 株式会社电装 液面检测器

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6613831B2 (ja) * 2015-11-10 2019-12-04 株式会社デンソー コネクタ
JP7499572B2 (ja) * 2019-11-19 2024-06-14 住友重機械工業株式会社 極低温フィードスルー構造および極低温装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS595779A (ja) * 1982-06-30 1984-01-12 Mitsubishi Electric Corp ランレングス復号化装置
JPS59177980A (ja) * 1983-03-28 1984-10-08 Nec Corp 機械的増幅機構
JPS617768A (ja) * 1984-06-22 1986-01-14 Fuji Xerox Co Ltd 原稿読取装置用読取領域指定装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104718437A (zh) * 2012-10-15 2015-06-17 株式会社电装 液面检测器

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04113023U (ja) 1992-10-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6051790A (en) Wire harness-mounting construction
US5304409A (en) Weather stripping
US4349994A (en) Weather strip assembly for vehicle window
JPH081392B2 (ja) 車両用センダのフランジ部構造およびその製造方法
US5511990A (en) Electrical interface connector assembly
JP2501629Y2 (ja) コネクタ装置
JP4424457B2 (ja) 燃料電池用セパレータ
JP3474100B2 (ja) 収納容器
JPH0635808Y2 (ja) 自動車用ウエザストリップの端末部構造
JP2501629Z (ja)
JP2571616Y2 (ja) ケースのシール構造
JP6343169B2 (ja) グロメット、及び、ワイヤーハーネス
JPH0339287Y2 (ja)
US6760957B2 (en) Grommet
JP3630143B2 (ja) ウィンドサイドモール
JPH0723296Y2 (ja) ドアーウェザーストリップ、及びその取付構造
JPH0353547Y2 (ja)
JPS6382814A (ja) 自動車用窓装置
JP3582543B2 (ja) 車両用ドアハーネス配索構造
JPH036982Y2 (ja)
KR200193985Y1 (ko) 선 루프 장착용 웨더 스트립 구조물
JPH1159286A (ja) 自動車のルーフモール取付構造
JPH0328173Y2 (ja)
JPH0241089Y2 (ja)
JPH0626421Y2 (ja) 自動車用ハッチルーフ

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19960213

EXPY Cancellation because of completion of term