JP2501430Y2 - 熱センサ―線 - Google Patents

熱センサ―線

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JP2501430Y2
JP2501430Y2 JP1990001243U JP124390U JP2501430Y2 JP 2501430 Y2 JP2501430 Y2 JP 2501430Y2 JP 1990001243 U JP1990001243 U JP 1990001243U JP 124390 U JP124390 U JP 124390U JP 2501430 Y2 JP2501430 Y2 JP 2501430Y2
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JP
Japan
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layer
sensor wire
thermal sensor
temperature
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JP1990001243U
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JPH0393750U (ja
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豊一 久恒
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は電気毛布、電気カーペット等の温度センサー
用として使用される熱センサー線の改良に関するもので
あり、見かけ温度と実際の温度とほぼ同等に表示しうる
ようにした熱センサー線を提供せんとするものである。
(従来の技術) 一般に熱センサー線は感熱機能とヒータ機能との両者
の機能を兼用させる線である。このヒータ機能を保持す
るためには温度ヒューズ的な特性を有することが必要な
のである。
而してこの熱センサー線は第1図に示す如く例えばポ
リエステル糸を撚り合せた芯材1の上に銅合金箔をスパ
イラル状に巻きつけて一次導体層2を形成し、その外側
にナイロン、ナイロン12、或は変性ナイロン等のポリア
ミド樹脂に種々の添加剤を混練した感温材による感温材
層3を設け、更にその外側に上記同様銅合金箔をスパイ
ラル状に巻付けて二次導体層4を設け、最外層にポリ塩
化ビニルによる保護シース層5を設けているものであ
る。
なお、保護シース層5の内側にポリエステルフィルム
による保護テープ層或は保護シース層5の外側にポリエ
チレン混和物による包被層を設けることもある。
このように感温材層として一般にはヒューズ機能の良
好なポリアミド系樹脂を使用しているものであるが、そ
の反面この樹脂は吸湿し易いという欠点があり、吸湿す
ることによってセンサー線のインピーダンスが低下する
という問題を生ずるものであった。
而してこの感温材層のインピーダンスが低下すると負
のサーミスタ特性を持っているので見かけの温度が実際
の温度より高くなり電気毛布等に使用した場合暖くなら
ないという欠点を生ずるのである。
(考案が解決しようとする課題) 本考案はかかる現状に鑑み鋭意研究を行った結果、感
温材層において優れたヒューズ機能を有し、しかも外部
から吸湿するのを防止して感温材層のインピーダンスの
低下しないあるいは復帰の早い熱センサー線を開発した
ものである。
(課題を解決するための手段) 本考案は芯材上に一次導体層、ポリアミド樹脂混和物
製の感温材層、二次導体層を順次設け、最該層に保護シ
ース層を設けてなる熱センサー線において、該保護シー
ス層をシース用合成樹脂に2重量%以上の吸水性ポリマ
ーを添加したプラスチック組成物にて形成したものであ
る。
即ち、本考案熱センサー線は保護シース層としてポリ
塩化ビニル、ポリエチレン等のシース用合成樹脂に吸水
性ポリマー例えばポリアクリル酸ナトリウム等のポリア
クリル酸系或はその架橋体の吸水性ポリマー、澱粉−ア
クリル酸塩系の吸水性ポリマー、酢酸ビニル−アクリル
酸メチル系の吸水性ポリマー、イソブチレン−マイレン
酸系吸水性ポリマー、PVA系吸水性ポリマー、CMC系吸水
性ポリマー、アクリルアミド系吸水性ポリマーの群から
選ばれた1種又は複数種のものを添加した混和物をシー
ス材料として使用することにより、外部から湿気等によ
る水分の浸入するのを該シース層にて吸水し、内部の感
温材層に水分の浸入するのを阻止するものである。その
添加量は少なくともシース用合成樹脂に対して少なくと
も2重量%以上を必要とするものである。なお添加量が
2重量%未満の場合は添加による効果が薄いものであ
る。
(実施例) 第2図に示す如くポリエステル糸を撚合せた芯材1の
外側に銅合金箔をスパイラル状に巻付けて一次導体層2
を形成し、その外側にナイロン12に添加剤を配合した混
和物により感温材層3を設け、更にその外側に上記同様
合金箔をスパイラル状に巻付けて二次導体層4を設け、
最外層にポリ塩化ビニル10重量%のポリアクリル酸ナト
リウム架橋体を配合したポリ塩化ビニル混和物による吸
水性保護シース層6を設けて本考案熱センサー線を得
た。
なお本考案熱センサー線と比較するため実施例におけ
る保護シース層に代えてポリアクリル酸ナトリウム架橋
体を配合しないポリ塩化ビニル組成物にて形成した以外
はすべて実施例と同様にして比較例熱センサー線を得
た。
斯くして得た本考案熱センサー線と比較例熱センサー
線とについて夫々その性能を比較するために次の如き試
験を行った。即ち本考案熱センサー線及び比較例熱セン
サー線を夫々絶乾と温度45℃、湿度95%の雰囲気中に72
時間放置した後、その抵抗値の比ΔRH=RD/RWを測定し
た。
なお測定は室温にて行い、RDは絶乾時、RWは湿度95%
の雰囲気の抵抗値である。
又本考案熱センサー線及び比較例熱センサー線を夫々
湿度95%の雰囲気中に72時間放置した後の感温材層にお
ける吸水量を測定した。
これらの結果は第1表に示す如くである。
上表より明らかな如く本考案熱センサー線は外部から
の水分(湿気)が保護シース層にて捕捉されバリアー効
果を課すため感温材層が吸水するのを大巾に軽減するこ
とが認められた。
(考案の効果) 以上詳述した如く本考案熱センサー線は保護シース層
にて外部からの湿気等による水分の内部への浸入するの
を阻止しうるため高湿度の雰囲気中にて使用しても感温
材層のインピーダンスの低下は極めて小さく、迅速に所
定温度に上昇しうるものであり工業上有用なものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の熱センサー線の一部剥取り斜視図、第2
図は本考案熱センサー線の1例を示す一部剥取り斜視図
である。 1……芯材、2……1次導体層、3……感温材層、4…
…2次導体層、5……保護シース層、6……吸水性保護
層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−26706(JP,A) 特開 昭63−170903(JP,A) 特開 昭58−19815(JP,A) 特開 昭58−192207(JP,A) 特開 昭58−194210(JP,A) 特開 昭59−81804(JP,A) 実開 昭58−24908(JP,U) 実開 昭59−121116(JP,U) 実開 昭61−141712(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】芯材上に一次導体層、ポリアミド樹脂混和
    物製の感温材層、および二次導体層を順次設け、最外層
    に保護シース層を設けてなる熱センサー線において、該
    保護シース層をシース用合成樹脂に2重量%以上の吸水
    性ポリマーを添加したプラスチック組成物にて形成した
    ことを特徴とする熱センサー線。
JP1990001243U 1990-01-12 1990-01-12 熱センサ―線 Expired - Lifetime JP2501430Y2 (ja)

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JP5137807B2 (ja) * 2008-06-18 2013-02-06 株式会社ブリヂストン 熱電対
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