JPH05326120A - 感温電線 - Google Patents

感温電線

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JPH05326120A
JPH05326120A JP13379192A JP13379192A JPH05326120A JP H05326120 A JPH05326120 A JP H05326120A JP 13379192 A JP13379192 A JP 13379192A JP 13379192 A JP13379192 A JP 13379192A JP H05326120 A JPH05326120 A JP H05326120A
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JP
Japan
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temperature
material layer
temperature sensitive
sensitive material
sensitive
Prior art date
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Pending
Application number
JP13379192A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Maeno
耕一 前野
Atsuyoshi Senoo
敦義 妹尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は発熱電線による局所的な過熱を容易に
検知しうる感温電線をえんとするものである。 【構成】一次感温材層を挟んで内部電極及び外部電極と
を設け、該外部電極の外側に正温度係数を有する抵抗
体、電極及び保持材にて構成された二次感温材層を設け
たことを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気毛布、電気カーペッ
ト等に配線される改良された感温電線に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に電気カーペット等の発熱電線に付
設して発熱温度を感知する感温電線1は主として図1に
示す如くポリエステル繊維からなる芯体2の上にテープ
状銅合金を巻きつけて電極3を形成し、その外側に感温
材層4としてPVC(ポリ塩化ビニル)又はPA(ポリ
アミド)系のポリマーにイオン伝導性を有する導電付与
剤を添加した感温材にて形成し、更にその外側にPVC
のシース5を設けているものである。
【0003】そして上記構造の感温電線の感温材層4は
温度とインピーダンスとの間に所定の関係を有し、大き
な感度が得られるというインピーダンスの温度依存性を
利用して発熱温度が所定温度以下となるように制御せん
としているものである。このことは例えば松下電工技報
No20、特開昭51−116495、特開昭51−4
597などに示されている。
【0004】しかしこの感温電線において感知する温度
は、使用する感温材の長さ全体におけるインピーダンス
の変化に基いているため、電気カーペット等を加熱する
ための発熱電線が該感温材の規定するインピーダンス値
以下に制御したとしても該発熱電線が局所的に過熱した
場合にはこれを検知して対処することが出来ないという
問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる現状に
鑑み鋭意研究を行った結果、発熱電線により局所的な過
熱を生ずるも、これを容易に検知して制御しうる感温電
線を開発したものである。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用】本発明は芯体
上に内部電極、一次感温層及び外部電極を順次設け、そ
の外側に保持材と正温度係数を有する抵抗体と電極とに
て形成せる二次感温材層を設け、最外層にシースを設け
たことを特徴とするものである。
【0007】本発明の感温電線は発熱電線に付設してイ
ンピーダンスの負の温度依存性を利用して発熱温度を所
定温度に制御するための一次感温材層による第一感温機
構と、インピーダンスの正の温度依存性を利用して発熱
温度を所定温度に制御するための二次感温材層による第
二感温機構とによる2つの感温機構を複合化して設けて
いるものである。
【0008】このように本発明の感温電線は一次感温材
層による第一感温機構と第二感温材層による第二感温機
構とを設けており、各々の感温層は異ったインピーダン
ス温度特性を有しているのである。即ち各感温機構は独
立のインピーダンス温度特性により温度を換算し、この
換算温度を判定回路を介して温度制御部に伝送して発熱
電線を制御せんとするものである。
【0009】即ち本発明の感温電線によれば発熱電線に
よりその1部に局所過熱を生じた場合容易に対処するこ
とが出来るのである。即ち電気カーペット等の通常使用
においては一次及び二次の感温機構は同一の温度を算出
するものであるが、発熱電線により局所的に過熱された
場合には、各感温機構は夫々異った温度を算出する。こ
の温度差異に応じて判定回路にて局所過熱状態であると
判定した場合には温度制御部を経て発熱電線の通電を停
止することにより局所過熱を防止しうるのである。
【0010】
【実施例】図2に示す如く、ポリエステル繊維からなる
芯体12上に銅合金製のテープを螺旋状に巻付けて一次
導体13を形成し、その外側にPVC100重量部にト
リメリテート系可塑剤50重量部、鉛系安定剤10重量
部、難燃剤3重量部及び導電付与剤1重量部を夫々配合
し混和してなる混和物押出被覆による一次感温材層14
を設け、その外側に銅合金製のテープを螺旋状に巻付け
て二次導体15を形成し、更にその外側に図3の如き構
成からなる二次感温材を被覆してなる感温材層16を設
け、最外層にシース17を押出被覆して設けて本発明感
温電線11をえた。
【0011】上記二次感温材層16はポリエチレンテレ
フタレート(PET)フィルムによる保持材16aと、
銅合金による電極16bと低密度ポリエチレン(LDP
E,0.292g/cm3 )100重量部に平均粒径1
0μmのアセチレンブラック40重量部を配合してなる
正抵抗係数を有する抵抗体16cとからなり、電極16
bはPETフィルム16aの長手方向に沿って該PET
フィルムと抵抗体との間に一対設けられている。
【0012】斯くしてえた本発明の感温電線11による
温度コントローラの1例を図4の回路図にて説明する。
即ち第一感温機構Aは一次感温材層、電極からなる温度
検出手段18と温度換算回路19から構成され、第二感
温機構Bは二次感温材層からなる温度検出手段20と温
度換算回路21から構成されており、各温度検出手段か
らえられた各感温層のインピーダンスは各温度換算回路
で夫々独立な温度に換算される。判定回路22では、こ
の換算温度の差異から発熱電線24による局所過熱状態
を生じているか否かを判定し温度制御回路23を経て発
熱電線を制御する。
【0013】而して本発明の感温電線について、その性
能を測定するために表1に示す如き試験方法により第一
感温機構及び第二感温機構のインピーダンスを測定し、
インピーダンス温度特性より温度を換算した。その結果
は表1に併記した通りである。
【0014】
【表1】 なお試験方法としては、試料として長さ50mの感温電
線を使用して行ったものであり、No(1)〜No
(4)は長さ(A)として全長を各種温度の恒温槽中に
24時間放置した後に60Hzの周波数にてインピーダ
ンスを測定したものであり、No(5)〜(8)は長さ
50mの感温電線の内長さ(A)として49mを上記の
如く各種温度の恒温槽中に放置し、長さ(B)として残
りの1mを局所過熱状態にして同様インピーダンスを測
定したものである。
【0015】而して表1のNo(1)〜(4)により明
らかな如く発熱電線によりカーペットに一定の温度例え
ば100℃になる如く通電するも第一感温機構と第二感
温機構における換算温度による温度差は0を指示するた
め局所過熱は発生していないことを示した。
【0016】又No(5)〜(8)においては、発生電
線の通電停止温度を換算温度70℃と設定した場合、そ
の局所過熱部分が70℃をこえているにもかかわらず第
一感温機構及び第二感温機構の換算温度は何れも70℃
以下を示しており異った温度を算出しているが、判定回
路においては、この換算温度に差異を生じこの温度差異
により局所過熱状態を示していると判定し発熱電線への
通電を停止したものである。
【0017】これに対し図1に示す従来の感温電線にお
いては発熱電線によりその1部に70℃以上の局所過熱
状態を生じたとしても、換算温度は常に70℃以下を指
示しており、局所過熱を検知することが出来なかった。
【0018】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明の感温電線によ
れば、カーペット等に設けた発熱電線による加熱温度を
制御しうると共に第一感温機構と第二感温機構とによる
換算温度の差異により局所過熱を検知し、発熱電線の通
電を容易に停止しうるため、該発熱電線による局所的な
過熱を防止しうる等工業上有用なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の感温電線の1部剥取り側面図
【図2】本発明の感温電線の1部剥取り側面図
【図3】本発明の感温電線における第二感温機構の説明
【図4】本発明の感温電線の温度コントローラの概略説
明図
【符号の説明】
1…従来の感温電線、2,12…芯体、3,16b…電
極、4…感温層、5,17…シース、11…本発明の感
温電線、13…内部電極、14…一次感温材層、15…
外部電極、16…二次感温材層、16a…保持材、16
c…正抵抗係数を有する抵抗体、A…第一感温機構、B
…第二感温機構、14a…第一温度検出手段、14b…
第一温度換算回路、20…第二温度検出手段、21…第
二温度換算回路、22…判定回路、23…温度制御回
路、24…発熱電線。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯体上に内部電極、一次感温材層及び外
    部電極を順次に設け、その外側に、保持材と正温度係数
    を有する抵抗体と電極とにて形成せる二次感温材層を設
    け、最外層にシース層を設けたことを特徴とする感温電
    線。
JP13379192A 1992-05-26 1992-05-26 感温電線 Pending JPH05326120A (ja)

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JP13379192A JPH05326120A (ja) 1992-05-26 1992-05-26 感温電線

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ID=15113103

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006522927A (ja) * 2003-03-03 2006-10-05 オキシトロル、ソシエテ、アノニム 過熱検出センサ
CN103428922A (zh) * 2012-05-26 2013-12-04 河南科信电缆有限公司 一种碳纤维感温带状电缆
JP2014102922A (ja) * 2012-11-19 2014-06-05 Hongkong Tachibana Electronics Co Ltd 採暖用温度制御装置

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