JP2501417B2 - シ―トベルトガイド - Google Patents
シ―トベルトガイドInfo
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- JP2501417B2 JP2501417B2 JP5300125A JP30012593A JP2501417B2 JP 2501417 B2 JP2501417 B2 JP 2501417B2 JP 5300125 A JP5300125 A JP 5300125A JP 30012593 A JP30012593 A JP 30012593A JP 2501417 B2 JP2501417 B2 JP 2501417B2
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- seat belt
- guide
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R22/00—Safety belts or body harnesses in vehicles
- B60R22/02—Semi-passive restraint systems, e.g. systems applied or removed automatically but not both ; Manual restraint systems
- B60R22/023—Three-point seat belt systems comprising two side lower and one side upper anchoring devices
- B60R22/024—Adaptations for use by small passengers, e.g. children
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R22/00—Safety belts or body harnesses in vehicles
- B60R22/18—Anchoring devices
- B60R2022/1818—Belt guides
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は車両のシートベルトの位
置決めを調整するためのシートベルトガイドに関する。
置決めを調整するためのシートベルトガイドに関する。
【０００２】
【従来の技術】肩ベルトと腰ベルトとで構成したシート
ベルト（座席ベルト）を車のリアシート（後部座席）の
ために設けることは周知である。腰ベルトは乗員の膝や
腰を横切って延び、肩ベルトは乗員の胴や肩を横切って
延びる。肩ベルトを導くため座席の背もたれを通して延
びる係留リングを使用することも知られている。また、
肩ベルトの張力を解除するために弾性自己引き戻し特性
と組合せてストラップを使用することも既知である。こ
れら従来のシートベルトでは、肩ベルトをそれを着用す
る人の体に合わせて適正に位置決めすることが十分には
行われていなかった。
ベルト（座席ベルト）を車のリアシート（後部座席）の
ために設けることは周知である。腰ベルトは乗員の膝や
腰を横切って延び、肩ベルトは乗員の胴や肩を横切って
延びる。肩ベルトを導くため座席の背もたれを通して延
びる係留リングを使用することも知られている。また、
肩ベルトの張力を解除するために弾性自己引き戻し特性
と組合せてストラップを使用することも既知である。こ
れら従来のシートベルトでは、肩ベルトをそれを着用す
る人の体に合わせて適正に位置決めすることが十分には
行われていなかった。
【０００３】
【発明の目的】本発明の目的は、着用する人の体に合わ
せて肩ベルトを適正に位置決めすることができる改善し
たシートベルトガイドを提供することである。
せて肩ベルトを適正に位置決めすることができる改善し
たシートベルトガイドを提供することである。
【０００４】
【発明の構成並びに作用効果】本発明の一形態によれ
ば、着脱自在で且つ摺動自在にシートベルトを受入れる
ことのできる空所（以下に述べる実施例において参照番
号５０で示す）を有するＣ字状のガイド（２４）と；前
記ガイドを車両の一部（同実施例における側部トリム１
８に対応する）に連結するつなぎ部材であって、前記シ
ートベルトに偏倚力を与えてシートベルト位置決めを調
整するためのつなぎ部材（同実施例においては“弾性コ
ード２６”として実施化）と；車両の一部に連結される
ようになされており、且つ、前記Ｃ字状のガイドの前記
空所に係合可能なタブ（３４）と；を備えたことを特徴
とするシートベルトガイドが提供される。
ば、着脱自在で且つ摺動自在にシートベルトを受入れる
ことのできる空所（以下に述べる実施例において参照番
号５０で示す）を有するＣ字状のガイド（２４）と；前
記ガイドを車両の一部（同実施例における側部トリム１
８に対応する）に連結するつなぎ部材であって、前記シ
ートベルトに偏倚力を与えてシートベルト位置決めを調
整するためのつなぎ部材（同実施例においては“弾性コ
ード２６”として実施化）と；車両の一部に連結される
ようになされており、且つ、前記Ｃ字状のガイドの前記
空所に係合可能なタブ（３４）と；を備えたことを特徴
とするシートベルトガイドが提供される。
【０００５】好ましくは、乗員の胴を横切る肩ベルトの
経路を調整できる弾性コードに接続され、不使用時に見
えない位置に保持することができる着脱可能で摺動可能
な肩ベルトガイドが提供される。
経路を調整できる弾性コードに接続され、不使用時に見
えない位置に保持することができる着脱可能で摺動可能
な肩ベルトガイドが提供される。
【０００６】好ましい実施例においては、肩ベルトガイ
ドは肩ベルトを挿通し、種々の体形の乗員に対して調整
を行うように肩ベルトに沿って摺動可能とされる。この
肩ベルトガイドはまた、ガイドの使用を望まない乗員の
希望に合せて肩ベルトから取り外すことができる。ガイ
ドを使用しないときにガイドを収納位置に保持するよう
に構成したタブを設ける。タブは見えないように後部座
席の背もたれクッションに隣接した側部トリム（車体の
側部）に装着するとよい。
ドは肩ベルトを挿通し、種々の体形の乗員に対して調整
を行うように肩ベルトに沿って摺動可能とされる。この
肩ベルトガイドはまた、ガイドの使用を望まない乗員の
希望に合せて肩ベルトから取り外すことができる。ガイ
ドを使用しないときにガイドを収納位置に保持するよう
に構成したタブを設ける。タブは見えないように後部座
席の背もたれクッションに隣接した側部トリム（車体の
側部）に装着するとよい。
【０００７】好ましい形態においては、ガイドは、側部
トリムに隣接した後部座席背もたれクッションを有し、
後部座席背もたれクッションの頂部に位置したリトラク
タ（引き戻し器）から後部座席背もたれクッションの底
部に位置したシートベルトバックルへ延びる肩ベルトを
有する車両内に取り付けられる。好ましくは、タブは後
部座席背もたれクッションに隣接した側部トリムに枢着
される。背もたれクッションはタブを覆い、見えないよ
うにするとよい。弾性コードを側部トリムの一端に枢動
連結し、コードの他端をＣ字状ガイドに枢動連結するこ
とができる。肩ベルトは、Ｃ字状ガイドが肩ベルトのま
わりを包囲するように、Ｃ字状ガイドの開口を通して挿
入される。Ｃ字状ガイドの摩擦ばめにより、Ｃ字状ガイ
ドは肩ベルトの長手方向に沿って摺動でき、異なる体形
の乗員に対する調整を可能にする。好ましくは、弾性コ
ードの長さは、Ｃ字状ガイドを側部トリムの方へ引張
り、これによって乗員の肩を横切る肩ベルトの経路を調
整するように設定する。Ｃ字状ガイドは肩ベルトから取
り外すことができ、タブ上に保持できるようにすること
ができる。好ましくは、タブは、Ｃ字状ガイドに設けた
空所に嵌合されて不使用時のＣ字状ガイドを収納位置に
保持するようにされる。
トリムに隣接した後部座席背もたれクッションを有し、
後部座席背もたれクッションの頂部に位置したリトラク
タ（引き戻し器）から後部座席背もたれクッションの底
部に位置したシートベルトバックルへ延びる肩ベルトを
有する車両内に取り付けられる。好ましくは、タブは後
部座席背もたれクッションに隣接した側部トリムに枢着
される。背もたれクッションはタブを覆い、見えないよ
うにするとよい。弾性コードを側部トリムの一端に枢動
連結し、コードの他端をＣ字状ガイドに枢動連結するこ
とができる。肩ベルトは、Ｃ字状ガイドが肩ベルトのま
わりを包囲するように、Ｃ字状ガイドの開口を通して挿
入される。Ｃ字状ガイドの摩擦ばめにより、Ｃ字状ガイ
ドは肩ベルトの長手方向に沿って摺動でき、異なる体形
の乗員に対する調整を可能にする。好ましくは、弾性コ
ードの長さは、Ｃ字状ガイドを側部トリムの方へ引張
り、これによって乗員の肩を横切る肩ベルトの経路を調
整するように設定する。Ｃ字状ガイドは肩ベルトから取
り外すことができ、タブ上に保持できるようにすること
ができる。好ましくは、タブは、Ｃ字状ガイドに設けた
空所に嵌合されて不使用時のＣ字状ガイドを収納位置に
保持するようにされる。
【０００８】
【実施例】図１を参照すると、１０にて示す一実施例に
係るシートベルトガイドは、後部座席肩ベルト１４と、
後部座席背もたれクッション１６と、側部トリム１８と
を有する車両１２に取り付けられる。後部座席肩ベルト
１４は後部座席背もたれクッション１６の頂部に位置し
たリトラクタ２０から後部座席背もたれクッション１６
の底部に位置したバックル２２へ延びる。Ｃ字状ガイド
２４（図３に明示）は肩ベルト１４に連結し、側部トリ
ム１８に係留したつなぎ部材即ち弾性コード２６により
車両１２の側部トリム１８の方へ引張られる。肩ベルト
１４を側部トリム１８の方へ引張ることにより、肩ベル
ト１４の経路が乗員２８の肩及び胴を通るように調整さ
れる。弾性コード２６は乗員２８が自由に動けるように
伸びることができる。
係るシートベルトガイドは、後部座席肩ベルト１４と、
後部座席背もたれクッション１６と、側部トリム１８と
を有する車両１２に取り付けられる。後部座席肩ベルト
１４は後部座席背もたれクッション１６の頂部に位置し
たリトラクタ２０から後部座席背もたれクッション１６
の底部に位置したバックル２２へ延びる。Ｃ字状ガイド
２４（図３に明示）は肩ベルト１４に連結し、側部トリ
ム１８に係留したつなぎ部材即ち弾性コード２６により
車両１２の側部トリム１８の方へ引張られる。肩ベルト
１４を側部トリム１８の方へ引張ることにより、肩ベル
ト１４の経路が乗員２８の肩及び胴を通るように調整さ
れる。弾性コード２６は乗員２８が自由に動けるように
伸びることができる。
【０００９】図２に示すように、シートベルトガイド１
０のＣ字状ガイド２４は弾性コード２６の一端３０に枢
動連結している。弾性コード２６の他端３２は車両１２
の側部トリム１８に枢動連結している。好ましい実施例
においては、図３に示すように、弾性コード２６及びタ
ブ３４がプラスチックリテーナ（保持器）３８によって
車両の側部トリム１８に枢動連結されている。使用時に
は、Ｃ字状ガイド２４は後部座席肩ベルト１４に装着さ
れ、弾性コード２６を介してガイドを側部トリム１８の
方へ引張られる。図６に示すように、弾性コード２６
は、これが伸びてＣ字状ガイド２４に弾性保持力を提供
するような長さを有する。不使用時には、Ｃ字状ガイド
２４は、図４に示すように、タブ３４上に嵌め合せられ
て保持されるようになっている。
０のＣ字状ガイド２４は弾性コード２６の一端３０に枢
動連結している。弾性コード２６の他端３２は車両１２
の側部トリム１８に枢動連結している。好ましい実施例
においては、図３に示すように、弾性コード２６及びタ
ブ３４がプラスチックリテーナ（保持器）３８によって
車両の側部トリム１８に枢動連結されている。使用時に
は、Ｃ字状ガイド２４は後部座席肩ベルト１４に装着さ
れ、弾性コード２６を介してガイドを側部トリム１８の
方へ引張られる。図６に示すように、弾性コード２６
は、これが伸びてＣ字状ガイド２４に弾性保持力を提供
するような長さを有する。不使用時には、Ｃ字状ガイド
２４は、図４に示すように、タブ３４上に嵌め合せられ
て保持されるようになっている。
【００１０】Ｃ字状ガイド２４は成形プラスチックで構
成し、図３に示すようなＣ字状横断面を有する丸い隅を
持った矩形形状に形成される。Ｃ字状ガイド２４は一対
の脚部４２、４４間に、両端４６、４８を有する小さな
開口４０を有し、一方の脚部４２は他方の脚部４４より
短くされている。小さな開口４０は大きな空所５０に通
じ、もって肩ベルト１４が小さな開口４０を通して曲げ
られて挿入され、空所５０内で元通りなるのを可能にす
る。肩ベルト１４を横切って延びる一対の脚部４２、４
４をＣ字状ガイド２４に設けることにより、肩ベルト１
４はＣ字状ガイド２４の空所５０内に保持される。Ｃ字
状ガイド２４の短い脚部４２は、この短い脚部４２と一
体にモールド成形され空所５０の外側に延びるリブ５２
を有する。リブ５２は短い脚部４２の端部４６を貫通す
る穴５４を有する。短い脚部４２のリブ５２に設けた溝
穴（スロット）５６は短い脚部４２の穴５４と交差す
る。溝穴５６は２つの幅５８、６０を有する。大きい方
の幅部分５８は短い脚部の端部４６に近い方に位置し、
短い脚部４２を貫通する。小さい方の幅部分６０は大き
い方の幅部分５８と一体になっているが、短い脚部４２
の端部４６から離れてＣ字状ガイド２４の丸い隅部６２
の方へ延びる。弾性コード２６の一方の端部３０はＣ字
状ガイド２４の短い脚部４２の端部４６の穴５４を貫通
して短い脚部４２の溝穴５６の大きい方の幅部分５８内
へ延びる。金属リテーナキャップ６４が弾性コード２６
の端部３０にクリンプ又は据込み加工で固定され、この
キャップは溝穴５６の大きい方の幅部分５８に入るよう
になっているが、溝穴５６の小さい方の幅部分６０より
大きい。また、リテーナキャップ６４は短い脚部４２の
穴５４より大きくなっており、これによって、リテーナ
キャップ６４を溝穴５６の大きい方の幅部分５８内に固
定し、弾性コード２６をＣ字状ガイド２４に固定でき
る。リテーナキャップ６４は実質上円形を呈し、このた
め、Ｃ字状ガイド２４の溝穴５６の大きい方の幅部分５
８内で、キャップが枢動、回転できる。
成し、図３に示すようなＣ字状横断面を有する丸い隅を
持った矩形形状に形成される。Ｃ字状ガイド２４は一対
の脚部４２、４４間に、両端４６、４８を有する小さな
開口４０を有し、一方の脚部４２は他方の脚部４４より
短くされている。小さな開口４０は大きな空所５０に通
じ、もって肩ベルト１４が小さな開口４０を通して曲げ
られて挿入され、空所５０内で元通りなるのを可能にす
る。肩ベルト１４を横切って延びる一対の脚部４２、４
４をＣ字状ガイド２４に設けることにより、肩ベルト１
４はＣ字状ガイド２４の空所５０内に保持される。Ｃ字
状ガイド２４の短い脚部４２は、この短い脚部４２と一
体にモールド成形され空所５０の外側に延びるリブ５２
を有する。リブ５２は短い脚部４２の端部４６を貫通す
る穴５４を有する。短い脚部４２のリブ５２に設けた溝
穴（スロット）５６は短い脚部４２の穴５４と交差す
る。溝穴５６は２つの幅５８、６０を有する。大きい方
の幅部分５８は短い脚部の端部４６に近い方に位置し、
短い脚部４２を貫通する。小さい方の幅部分６０は大き
い方の幅部分５８と一体になっているが、短い脚部４２
の端部４６から離れてＣ字状ガイド２４の丸い隅部６２
の方へ延びる。弾性コード２６の一方の端部３０はＣ字
状ガイド２４の短い脚部４２の端部４６の穴５４を貫通
して短い脚部４２の溝穴５６の大きい方の幅部分５８内
へ延びる。金属リテーナキャップ６４が弾性コード２６
の端部３０にクリンプ又は据込み加工で固定され、この
キャップは溝穴５６の大きい方の幅部分５８に入るよう
になっているが、溝穴５６の小さい方の幅部分６０より
大きい。また、リテーナキャップ６４は短い脚部４２の
穴５４より大きくなっており、これによって、リテーナ
キャップ６４を溝穴５６の大きい方の幅部分５８内に固
定し、弾性コード２６をＣ字状ガイド２４に固定でき
る。リテーナキャップ６４は実質上円形を呈し、このた
め、Ｃ字状ガイド２４の溝穴５６の大きい方の幅部分５
８内で、キャップが枢動、回転できる。
【００１１】弾性コード２６の他端３２は折り返され、
弾性コード２６の部分６６に縫い付けられループ６８を
形成する。図３に示すように、弾性コード２６のループ
６８は車両１２の側部トリム１８とタブ３４との間に装
着される。穴７０が側部トリム１８を貫通し、タブ３４
を貫通する穴７２及び弾性コード２６のループ６８の開
口７４と同軸整合される。プラスチック押し込みリテー
ナ３８は同軸整合した穴７０、７２及び開口７４を通し
て挿入され、共通軸線３６、及び側部トリム１８に関す
る弾性コード２６及びタブ３４のための枢動連結を行
う。
弾性コード２６の部分６６に縫い付けられループ６８を
形成する。図３に示すように、弾性コード２６のループ
６８は車両１２の側部トリム１８とタブ３４との間に装
着される。穴７０が側部トリム１８を貫通し、タブ３４
を貫通する穴７２及び弾性コード２６のループ６８の開
口７４と同軸整合される。プラスチック押し込みリテー
ナ３８は同軸整合した穴７０、７２及び開口７４を通し
て挿入され、共通軸線３６、及び側部トリム１８に関す
る弾性コード２６及びタブ３４のための枢動連結を行
う。
【００１２】弾性コード２６及びタブ３４は共通のリテ
ーナ３８を必要とせず、別個に固定できるが、Ｃ字状ガ
イド２４をタブ３４に嵌め込んで保持するに十分なだけ
互いに接近している。
ーナ３８を必要とせず、別個に固定できるが、Ｃ字状ガ
イド２４をタブ３４に嵌め込んで保持するに十分なだけ
互いに接近している。
【００１３】タブ３４はプラスチック材料でモールド成
形され、実質上楕円形状を呈する。タブ３４は第１端部
７６と第２端部７８とを有し、第１端部７６は押し込み
ファスナー３８を挿入する穴７２を有する。タブ３４の
第１端部７６はまた、図３に示すように、タブ３４の第
１端部７６と一体でこれから延びるリップ部８０を有す
る。リップ部８０は車両１２の側部トリム１８の方へ延
び、その内側にくぼみ８２を有する。弾性コード２６の
ループ６８の部分８４はリップ部８０のくぼみ８２内に
着座するようにする。押し込みリテーナ３８をタブ３４
の穴７２及び弾性コード２６のループ６８の開口７４を
通して挿入することにより、ループ６８はくぼみ８２内
に捕捉される。押し込みリテーナ３８は拡大胴体８６を
有し、この胴体はリテーナ３８がタブ３４及び弾性コー
ド２６のループ６８から外れるのを阻止する。これによ
り、搬送前にリテーナ３８、タブ３４及び弾性コード２
６を組立てることにより、搬送中の弾性コード２６をリ
テーナ３８及びタブ３４に保持する。
形され、実質上楕円形状を呈する。タブ３４は第１端部
７６と第２端部７８とを有し、第１端部７６は押し込み
ファスナー３８を挿入する穴７２を有する。タブ３４の
第１端部７６はまた、図３に示すように、タブ３４の第
１端部７６と一体でこれから延びるリップ部８０を有す
る。リップ部８０は車両１２の側部トリム１８の方へ延
び、その内側にくぼみ８２を有する。弾性コード２６の
ループ６８の部分８４はリップ部８０のくぼみ８２内に
着座するようにする。押し込みリテーナ３８をタブ３４
の穴７２及び弾性コード２６のループ６８の開口７４を
通して挿入することにより、ループ６８はくぼみ８２内
に捕捉される。押し込みリテーナ３８は拡大胴体８６を
有し、この胴体はリテーナ３８がタブ３４及び弾性コー
ド２６のループ６８から外れるのを阻止する。これによ
り、搬送前にリテーナ３８、タブ３４及び弾性コード２
６を組立てることにより、搬送中の弾性コード２６をリ
テーナ３８及びタブ３４に保持する。
【００１４】図２に示すように、タブ３４はその両側に
一対のくぼみ８８、９０を具備し、これらのくぼみはリ
ップ部８０の端部９２、９４から、タブ３４の側部９
６、９８へ延びる。くぼみ８８、９０はリップ部８０の
端部９２、９４での最深部からから、タブ３４の側部９
６、９８の方へ傾斜している。乗員が弾性コード２６を
引張るときにこれらのくぼみ８８、９０を利用して、タ
ブ３４及びＣ字状ガイド２４への接近に対して一層便利
な位置へタブ３４を回転させる。
一対のくぼみ８８、９０を具備し、これらのくぼみはリ
ップ部８０の端部９２、９４から、タブ３４の側部９
６、９８へ延びる。くぼみ８８、９０はリップ部８０の
端部９２、９４での最深部からから、タブ３４の側部９
６、９８の方へ傾斜している。乗員が弾性コード２６を
引張るときにこれらのくぼみ８８、９０を利用して、タ
ブ３４及びＣ字状ガイド２４への接近に対して一層便利
な位置へタブ３４を回転させる。
【００１５】タブ３４はＣ字状ガイド２４の空所５０内
にぴったり嵌合するように設計され、図４に示すよう
に、不使用時には、ガイド２４を貯蔵位置に保持する。
Ｃ字状ガイド２４をタブ３４上に保持させ、タブ３４を
後部座席背もたれクッション１６に隣接して側部トリム
１８に装着することにより、収納位置にあるときに、後
部座席肩ベルトガイド２４は乗員からは見えない。乗員
２８が後部座席肩ベルトガイド２４を使用しようと決め
たとき、乗員２８は弾性コード２６を引張り、Ｃ字状ガ
イド２４をタブ３４から取り外すのに一層便利な位置
（図５）へタブ３４を回転させる。次いで、肩ベルト１
４をＣ字状ガイド２４の小さな開口４０を通して挿入
し、図６に示すように、Ｃ字状ガイド２４の空所５０内
で延出させる。弾性コード２６は肩ベルト１４を車両１
２の側部トリム１８の方へ引張るための適正な弾性保持
力を与え、これによって肩ベルト１４の経路を調整す
る。このため、肩ベルト１４が乗員２８の肩及び胴を横
切って延びるのを保証することにより、乗員２８に対し
肩ベルト１４が一層心地良く掛けられるようにする。
にぴったり嵌合するように設計され、図４に示すよう
に、不使用時には、ガイド２４を貯蔵位置に保持する。
Ｃ字状ガイド２４をタブ３４上に保持させ、タブ３４を
後部座席背もたれクッション１６に隣接して側部トリム
１８に装着することにより、収納位置にあるときに、後
部座席肩ベルトガイド２４は乗員からは見えない。乗員
２８が後部座席肩ベルトガイド２４を使用しようと決め
たとき、乗員２８は弾性コード２６を引張り、Ｃ字状ガ
イド２４をタブ３４から取り外すのに一層便利な位置
（図５）へタブ３４を回転させる。次いで、肩ベルト１
４をＣ字状ガイド２４の小さな開口４０を通して挿入
し、図６に示すように、Ｃ字状ガイド２４の空所５０内
で延出させる。弾性コード２６は肩ベルト１４を車両１
２の側部トリム１８の方へ引張るための適正な弾性保持
力を与え、これによって肩ベルト１４の経路を調整す
る。このため、肩ベルト１４が乗員２８の肩及び胴を横
切って延びるのを保証することにより、乗員２８に対し
肩ベルト１４が一層心地良く掛けられるようにする。
【００１６】乗員２８がＣ字状ガイド２４を使用しない
と決めたときは、乗員２８はＣ字状ガイド２４を肩ベル
ト１４から外し、タブ３４上でＣ字状ガイド２４を摺動
係合させる。次いで、タブ３４を後部座席背もたれクッ
ション１６の背後へ回転させることにより、タブ３４を
見えないように隠すとよい。
と決めたときは、乗員２８はＣ字状ガイド２４を肩ベル
ト１４から外し、タブ３４上でＣ字状ガイド２４を摺動
係合させる。次いで、タブ３４を後部座席背もたれクッ
ション１６の背後へ回転させることにより、タブ３４を
見えないように隠すとよい。
【００１７】車両１２に強い制動力が作用している期間
中、弾性コード２６はリトラクタ２０がロックした時に
伸び、後部座席肩ベルトガイド２４の損傷を防止する。
中、弾性コード２６はリトラクタ２０がロックした時に
伸び、後部座席肩ベルトガイド２４の損傷を防止する。
【００１８】シートベルトガイドは、肩ベルトのみでな
く、シートベルトの任意の部分と一緒に使用できる。
く、シートベルトの任意の部分と一緒に使用できる。
【図１】車両の後部座席肩ベルトに連結されたガイドの
一実施例を示す斜視図である。
一実施例を示す斜視図である。
【図２】図１のガイドの斜視図である。
【図３】図２の３ー３線における図１のガイドの断面図
である。
である。
【図４】収納位置にあるガイドの斜視図である。
【図５】解除位置における同ガイドの斜視図である。
【図６】後部座席肩ベルトに結合されたガイドの斜視図
である。
である。
１０ シートベルトガイド １２ 車両 １８ 側部トリム ２４ Ｃ字状ガイド ２６ 弾性コード ３０、３２ コードの端部 ３４ タブ ５０ 空所 ５４ 穴 ６４ リテーナキャップ ６８ ループ ７０、７２ 穴 ７６ タブの端部 ８０ リップ部 ８２ くぼみ ８６ ファスナー ８８、９０ くぼみ
フロントページの続き (72)発明者 グレゴリー・スコット・チェス アメリカ合衆国ミシガン州48036，クリ ントン・タウンシップ，イージー 23433 (72)発明者 リチャード・ドナルド・ルース アメリカ合衆国ミシガン州48009，バー ミンガム，サウス・グレンハースト 923 (72)発明者 マイケル・ジョン・ウエンズインスキー アメリカ合衆国ミシガン州48230，グロ ス・ポイント，バッキンガム 1334 (56)参考文献 実開 昭62−56471（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭61−58152（ＪＰ，Ｕ) 実開 平３−38256（ＪＰ，Ｕ)
Claims (9)
- 【請求項１】 車両のシートベルトの位置決めを調整す
るためのシートベルトガイドにおいて、 着脱自在で且つ摺動自在にシートベルトを受入れること
のできる空所（５０）を有するＣ字状のガイド（２４）
と； 前記ガイドを車両の一部（１８）に連結するつなぎ部材
であって、前記シートベルトに偏倚力を与えてシートベ
ルト位置決めを調整するためのつなぎ部材（２６）と； 車両の一部に連結されるようになされており、且つ前記
Ｃ字状のガイドの前記空所に係合可能なタブ（３４）
と； を備えたことを特徴とするシートベルトガイド。 - 【請求項２】 前記つなぎ部材が前記車両の一部に枢動
連結可能な第１端部（３２）と前記Ｃ字状のガイドに枢
動連結された第２端部（３０）とを有する弾性コード
（２６）で構成されたことを特徴とする請求項１のシー
トベルトガイド。 - 【請求項３】 前記タブに設けた穴（７２）及び車体の
開口（７０）に挿入されることにより、当該タブを前記
車体に枢動可能に連結するリテーナ（３８）を備えたこ
とを特徴とする請求項１又は２のシートベルトガイド。 - 【請求項４】 前記Ｃ字状のガイドが前記弾性コードの
第２端部（３０）を通すボア（５４）を有し、当該弾性
コードを当該Ｃ字状のガイド上で枢動自在に保持するよ
うに同弾性コードの第２端部に連結されたリテーナキャ
ップ（６４）を設けたことを特徴とする請求項２若しく
は３に記載のシートベルトガイド。 - 【請求項５】 前記タブが前記Ｃ字状のガイドの空所に
嵌合可能となっていることを特徴とする請求項１ないし
４のいずれかに記載のシートベルトガイド。 - 【請求項６】 前記タブがほぼ楕円形を呈することを特
徴とする請求項１ないし５のいずれかに記載のシートベ
ルトガイド。 - 【請求項７】 前記タブが、このタブの第１端部（７
６）と一体でこれから延びるリップ部（８０）を有し、
このリップ部が両端と、これら両端間に位置し前記弾性
コードの一部を収納するためのくぼみ（８２）とを有す
ることを特徴とする請求項２ないし６のいずれかに記載
のシートベルトガイド。 - 【請求項８】 前記タブが、このタブの両側に位置し前
記リップ部から延びる一対の第２くぼみ（８８、９０）
を有し、前記弾性コードが、これら第２くぼみのうちの
一方に入り、使用時に引張られたときには、同弾性コー
ドを引張る方向へ当該タブを回転させるように、当該リ
ップ部の両端のうちの一方と接触することを特徴とする
請求項７のシートベルトガイド。 - 【請求項９】 請求項１ないし８のいずれかに記載のシ
ートベルトガイドを有する車両において、 前記の車両の一部を車両のシートとしたことを特徴とす
る車両。
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