JP3006167B2 - ベルト一体式シート - Google Patents

ベルト一体式シート

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JP3006167B2
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Japan
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belt
seat
entrance
retractor
base plate
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星原直明
濱田智寛
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Aisin Corp
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Aisin Seiki Co Ltd
Aisin Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、身長差に関係なく快適
なシートベルトの着用を保障するベルト一体式シートに
関する。
【0002】
【従来の技術】車輛の衝突事故、特に前突事故時の乗員
の安全を確保するための手段として、シートベルトが有
効であることが実績の上からも証明されている。シート
ベルトの取付けは、リトラクタを車体側ピラーに固定す
るものと、シートバックフレームに固定した一体式のも
のに大別され、共に三点式(ショルダーアンカーポイン
ト、対のラップアンカーポイントを有する)のものが多
い。
【0003】ベルト一体式のものは、ドイツ公開公報第
3932622号にみられる如く、シートバックフレー
ム上部であってヘッドレスト側方にリトラクタ(平常時
は乗員の動きに応じて出入れを自由になし、緊急時ベル
トを乗員に対して拘束させる手段)を配した構成となっ
ており、リトラクタのベルト出入口はシートバックフレ
ームに対して定位置となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】シートは、一般に、シ
ートバックを傾動可能とさせ、加えて、シートクッショ
ンの前部の上下動並びにシートの前後進を可能とさせ、
乗員の体格、望む姿勢に応じた快適な座り心地を乗員に
与えている。
【0005】しかしながら、シートベルトに対する前述
した如き配慮がないため、たとえば、背の高い人、背の
低い人に対してもシートベルトのショルダーアンカーポ
イントが一定位置のため、背の高い人に対してはショル
ダーベルトが肩に喰い込み傾向であり、背の低い人に対
してはショルダーベルトが肩に対して浮き傾向となり、
同じ着用感となっていない。
【0006】即ち、従来のシートベルトは標準的体格の
人に対しては快適な着用感を保障するも、これ以外の体
格の人には違和感を与えている。それ故に、本発明は前
述した従来技術の不具合を解決すべき課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述した課題
を解決するために、基本的には、リトラクタのベルト出
入口をシートバックフレームに対して相対移動可能とさ
せる手段を採用する。
【0008】より具体的には、本発明は、シートバック
フレームに固定されたリトラクタ、該リトラクタのケー
スに摺動自在に支持され且つベルトの出入口を有するベ
ルトガイド、および該出入口に対し出没自在な複数個の
ピンを有し該ベルトガイドが前記ケースの円弧面に沿っ
て摺動するベルト一体式シートを提供する。
【0009】
【作用】シートベルト着用者は、ベルトガイドを手にし
て、これを上下動させながら、ベルト出入口を自己にと
って最っとも好ましい位置とさせる。この結果、ショル
ダーベルトが着用者の肩にフィットした形で接する。
【0010】
【実施例】図1を参照する。シート1は、ヘッドレスト
2の側方にリトラクタ3を有す。リトラクタ3は、シー
トバックフレーム4のサイドフレームに固定され、ショ
ルダーアンカーポイントを作る。シートクッションフレ
ーム5の一側にラップアンカーポイント6を有し、他側
にバックルを設け、このバックルにシートベルト側のタ
ングプレート6を挿入自在とする。
【0011】シートベルト7のショルダーベルト部は、
バックル方向に向けられるよう、ベルトの出入口8を斜
めにし且つバックル方向に開口させる。
【0012】図2と図3を参照する。リトラクタ3のケ
ース9の前面10は、その中央が前方に張り出した形の
円弧状面となっており、その両側に一列に並んだ複数個
の離間した穴11,12が穿設される。この穴11,1
2を利用してベルトガイド13がケース9に対して摺動
自在に取付けられる。
【0013】ベルトガイド13は、図4と図5に示す如
く、ベースプレート14とガイドプレート15とからな
る。ベースプレート14はベルト出入口8に相当する穴
16を有す。図7に、ベースプレート14の背面を示す
が、同図から明らかなように、ベースプレート14の一
側はカールされそこに3個の爪17が形成され、他側は
プレスされて段状となりその側縁に爪18が設けられ
る。
【0014】ガイドプレート15は、合成樹脂等に成形
される。図4に示すように、ベルト出入口8の上下面に
孔19が形成される。図6に示す如く、孔19内にはス
プリング20と球状ヘッドのピン21が配され、ピン2
1の孔19からの抜け出しを防止するため、ピン21の
フランジを受けるL型の固定プレート23,24をビス
25を用いて、ガイドプレート15に止着させる。この
結果、ピン21のヘッドが固定プレート23,24より
突出し、ベルト7に接し、ベルト7の通常動作による出
入れ時における摺動抵抗を小さくした形で可能とする。
【0015】衝突時等でベルト7に緊張力が作用する
と、ピン21は、孔19に埋没するように作動し、ベル
ト7が下固定プレート24に押し付けられて、面接触
し、ベルト7に対するすべり抵抗を大きくし、ベルトの
拘束力を維持させる。
【0016】次に組立について述べる。ベルト7を通し
たベースプレート14にガイドプレート15をビス26
を用いて固定する。ガイドプレート15にはピン21と
固定プレート23,24を予め設置しておく。次に、ケ
ース9の一側のフランジ27にその両端を当接させ、中
央をベースプレート14のカール部にリベット止めした
板スプリング28を圧しながら、ベースプレート14の
爪17をカバー9の穴11に対向させ且つ爪18を穴1
2に対向させる。板スプリング14への圧縮力を解放
し、爪17,18を穴11,12に挿入し、ベースプレ
ート14をガイドプレート15に支持させる。
【0017】尚、ベルトガイド13をカバー9に対して
相対移動させて、ベルト出入口8の位置を上下させたい
時は、乗員がベースプレート14を、図8でみて左へ移
動させ、爪17,18を穴11,12から出し、両者の
係合関係を解除した後、ベースプレート14をカバー9
に対して上下に滑動させ、所望位置で、ベースプレート
14を右方へ移動させ、爪17,18を穴11,12に
係合させる。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、リトラクタからのベル
ト出入口の位置を調整自在としたので、たとえば、背の
低い人は該出入口を下げてベルトの乗員の肩への当りを
良好状態とさせ得る。ベルト出入口は円弧状の軌跡に沿
って上下動するのでベルトのラップアンカーポイント方
向への向きが一定で摺動抵抗の変化が少く、又、平常時
はピンヘッドとベルトとが摺接するのみでその抵抗は小
さくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例のシートの斜視図である。
【図2】リトラクタ部分の斜視図である。
【図3】ベルトガイド部の正面図である。
【図4】ベルトガイドの分解斜視図である。
【図5】ベルトガイドの組立図である。
【図6】ベルト出入口とピンとの関係を示す断面図であ
る。
【図7】ベースプレートの背部を示す図である。
【図8】ベースの穴とベースプレートの爪との係合関係
を示す図である。
【符号の説明】
3 リトラクタ 8 ベルト出入口 9 ケース 11 穴 12 穴 13 ベルトガイド 14 ベースプレート 15 ガイドプレート 17 爪 18 爪 21 ピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 22/18 - 22/26

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートバックフレームに固定されたリト
    ラクタ、該リトラクタのケースに摺動自在に支持され且
    つベルトの出入口を有するベルトガイド、および該出入
    口に対し出没自在な複数個のピンを有し該ベルトガイド
    が前記ケースの円弧面に沿って摺動するベルト一体式シ
    ート。
  2. 【請求項2】 前記ベルトガイドが、その側辺に爪を有
    するベースプレートを有し、該爪を前記ケースの穴に係
    合自在とさせる請求項1のベルト一体式シート。
JP3153724A 1991-05-30 1991-05-30 ベルト一体式シート Expired - Fee Related JP3006167B2 (ja)

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US5658048A (en) * 1995-09-07 1997-08-19 Tachi-S Co., Ltd. Seat with seat belt
JP5664468B2 (ja) * 2011-06-13 2015-02-04 トヨタ紡織株式会社 車両用シートのサイドシールド構造
JP6746195B2 (ja) * 2016-01-28 2020-08-26 ダイハツ工業株式会社 ベルトインシート構造

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