JP2501177Y2 - レ―ザ出射ユニット - Google Patents
レ―ザ出射ユニットInfo
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- JP2501177Y2 JP2501177Y2 JP1991050429U JP5042991U JP2501177Y2 JP 2501177 Y2 JP2501177 Y2 JP 2501177Y2 JP 1991050429 U JP1991050429 U JP 1991050429U JP 5042991 U JP5042991 U JP 5042991U JP 2501177 Y2 JP2501177 Y2 JP 2501177Y2
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Landscapes
- Lasers (AREA)
Description
【0001】
【従来の技術】本考案は、光ファイバより受けたレーザ
光を被加工物等に向けて出射するレーザ出射ユニットに
関する。
光を被加工物等に向けて出射するレーザ出射ユニットに
関する。
【0002】
【従来の技術】レーザ出射ユニットは、レーザ発振器か
ら離れた所でレーザ加工を行うためのユニットで、基本
的には、光ファイバの一端部を取付するためのコネクタ
部と、光ファイバの端面より放射状に入射したレーザ光
を平行光にするためのコリメータレンズと、その平行光
にされたレーザ光を集光するための集光レンズとで構成
される。さらに、レーザ加工を促進するためのガス(ア
シストガス)をレーザ光と一緒に被加工物に供給する場
合は、ユニット先端部にノズルを設け、そのノズル孔よ
りレーザを出射すると同時にガスを噴射するようにして
いる。
ら離れた所でレーザ加工を行うためのユニットで、基本
的には、光ファイバの一端部を取付するためのコネクタ
部と、光ファイバの端面より放射状に入射したレーザ光
を平行光にするためのコリメータレンズと、その平行光
にされたレーザ光を集光するための集光レンズとで構成
される。さらに、レーザ加工を促進するためのガス(ア
シストガス)をレーザ光と一緒に被加工物に供給する場
合は、ユニット先端部にノズルを設け、そのノズル孔よ
りレーザを出射すると同時にガスを噴射するようにして
いる。
【0003】図5は、この種レーザ出射ユニットの代表
的な従来例の構成を示す。この図において、ユニット取
付板100は、ロボット等のユニット支持手段(図示せ
ず)に取付固定される。このユニット取付板100の外
側面には、光ファイバ(図示せず)の一端部を受けるた
めのリセプタクル102が固着される。ユニット取付板
100の内側面には、ボルト104により支持板106
を介して支持筒108が固着される。この支持筒108
に筒状のレンズ保持部110の基端部が遊嵌され、この
レンズ保持部110の先端部内側にコリメータレンズ1
12と集光レンズ114とが設けられる。111,11
3は両レンズ112,114を固定するためのストッパ
・リングである。
的な従来例の構成を示す。この図において、ユニット取
付板100は、ロボット等のユニット支持手段(図示せ
ず)に取付固定される。このユニット取付板100の外
側面には、光ファイバ(図示せず)の一端部を受けるた
めのリセプタクル102が固着される。ユニット取付板
100の内側面には、ボルト104により支持板106
を介して支持筒108が固着される。この支持筒108
に筒状のレンズ保持部110の基端部が遊嵌され、この
レンズ保持部110の先端部内側にコリメータレンズ1
12と集光レンズ114とが設けられる。111,11
3は両レンズ112,114を固定するためのストッパ
・リングである。
【0004】レンズ保持部110の基端部の外周面には
ネジ110aが切られ、このネジ110aにフォーカス
リング116およびロックリング118が螺合してい
る。フォーカスリング116の基端部は支持筒108の
凹部108aに係合し、回転可能ではあるが、光軸方向
には移動できないようになっている。これにより、フォ
ーカスリング116を回すと、レンズ保持部110が光
軸方向に移動し、これによって両レンズ112,114
が同方向に移動するようになっている。
ネジ110aが切られ、このネジ110aにフォーカス
リング116およびロックリング118が螺合してい
る。フォーカスリング116の基端部は支持筒108の
凹部108aに係合し、回転可能ではあるが、光軸方向
には移動できないようになっている。これにより、フォ
ーカスリング116を回すと、レンズ保持部110が光
軸方向に移動し、これによって両レンズ112,114
が同方向に移動するようになっている。
【0005】レンズ保持部110の先端部はL字形に外
側へ延長して大径部110bを形成し、この大径部11
0bの内側にノズル120の基端部が遊嵌する。そし
て、このノズル基端部のV溝120aに、たとえば4個
のノズル軸調整ネジ122の先端が四方から圧接する。
これにより、これら4個のノズル軸調整ネジ122間の
締め付け具合を調整することで、ノズル120を光軸に
垂直な面内で位置合わせして、ノズル孔120bを光軸
上に位置させ、ノズル120をレンズ保持部110に取
付固定することができる。ノズル120の内側には、保
護ガラス124がOリング126とストッパ・リング1
28間に挟着保持される。
側へ延長して大径部110bを形成し、この大径部11
0bの内側にノズル120の基端部が遊嵌する。そし
て、このノズル基端部のV溝120aに、たとえば4個
のノズル軸調整ネジ122の先端が四方から圧接する。
これにより、これら4個のノズル軸調整ネジ122間の
締め付け具合を調整することで、ノズル120を光軸に
垂直な面内で位置合わせして、ノズル孔120bを光軸
上に位置させ、ノズル120をレンズ保持部110に取
付固定することができる。ノズル120の内側には、保
護ガラス124がOリング126とストッパ・リング1
28間に挟着保持される。
【0006】このレーザ出射ユニットにおいて、リセプ
タクル102に取付固定された光ファイバ(図示せず)
の端面より放射状に入射したレーザ光LBは、コリメー
タレンズ112で平行光にされたのち集光レンズ124
により集光され、保護ガラス128を通って、ノズル孔
120bより出射される。
タクル102に取付固定された光ファイバ(図示せず)
の端面より放射状に入射したレーザ光LBは、コリメー
タレンズ112で平行光にされたのち集光レンズ124
により集光され、保護ガラス128を通って、ノズル孔
120bより出射される。
【0007】また、ノズル120の側部にはガス導入口
120cが穿孔され、このガス導入口120cにガス菅
(図示せず)を受けるための継手122が着脱可能に取
り付けられる。この継手122およびガス導入口120
cを介してノズル120内に供給されたアシストガス
は、ノズル孔120bより噴射される。レーザ光の照射
位置(加工点)にアシストガスが噴き付けられること
で、被加工物の酸化・溶融が促進され、切断等のレーザ
加工が容易になる。このように、ノズル120のノズル
孔120bは、レーザ光LBを出射するためのレーザ出
射口と、アシストガスを噴射するためのガス噴射口とを
兼ねている。
120cが穿孔され、このガス導入口120cにガス菅
(図示せず)を受けるための継手122が着脱可能に取
り付けられる。この継手122およびガス導入口120
cを介してノズル120内に供給されたアシストガス
は、ノズル孔120bより噴射される。レーザ光の照射
位置(加工点)にアシストガスが噴き付けられること
で、被加工物の酸化・溶融が促進され、切断等のレーザ
加工が容易になる。このように、ノズル120のノズル
孔120bは、レーザ光LBを出射するためのレーザ出
射口と、アシストガスを噴射するためのガス噴射口とを
兼ねている。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
にアシストガスによって被加工物の酸化・溶融が促進さ
れると、そのぶん多量のスプラッシュが被加工物から発
生し、その一部がノズル孔120bの中に入って、奥の
保護ガラス124に付着することがある。
にアシストガスによって被加工物の酸化・溶融が促進さ
れると、そのぶん多量のスプラッシュが被加工物から発
生し、その一部がノズル孔120bの中に入って、奥の
保護ガラス124に付着することがある。
【0009】したがって、保護ガラス124を時々交換
またはクリーニングしなければならない。その場合は、
各ノズル軸調整ネジ122を緩めて、レンズ保持部11
0からノズル120を取り外し、保護ガラス124の交
換またはクリーニングの後、再びノズル120をレンズ
保持部110に取り付け、ノズル孔120bの位置が光
軸に一致するように各ノズル軸調整ネジ122を適当に
締め直してノズル120を固定する。
またはクリーニングしなければならない。その場合は、
各ノズル軸調整ネジ122を緩めて、レンズ保持部11
0からノズル120を取り外し、保護ガラス124の交
換またはクリーニングの後、再びノズル120をレンズ
保持部110に取り付け、ノズル孔120bの位置が光
軸に一致するように各ノズル軸調整ネジ122を適当に
締め直してノズル120を固定する。
【0010】このように、従来のレーザ出射ユニットに
おいては、保護ガラス124の交換またはクリーニング
後にノズル120の位置合わせを行わなければならず、
面倒であった。また、上記従来のレーザ出射ユニットに
おいては、フォーカスリング116を回すとレンズ保持
部110と一体にノズル120も光軸方向に移動する機
構であるため、レーザ加工の合間等に出射レーザ光のス
ポット径を変えるためフォーカス調整が行われると、ノ
ズル120が前進する場合がある。そうすると、そのフ
ォーカス調整後にロボットがユニットを加工点付近の設
定位置まで搬送した時、ノズル120の先端が被加工物
に衝突することがあった。このような事故を防止するに
は、フォーカス調整を行う度ロボットにティーチングを
し直さなければならないが、これが繁雑で面倒な作業と
なっていた。
おいては、保護ガラス124の交換またはクリーニング
後にノズル120の位置合わせを行わなければならず、
面倒であった。また、上記従来のレーザ出射ユニットに
おいては、フォーカスリング116を回すとレンズ保持
部110と一体にノズル120も光軸方向に移動する機
構であるため、レーザ加工の合間等に出射レーザ光のス
ポット径を変えるためフォーカス調整が行われると、ノ
ズル120が前進する場合がある。そうすると、そのフ
ォーカス調整後にロボットがユニットを加工点付近の設
定位置まで搬送した時、ノズル120の先端が被加工物
に衝突することがあった。このような事故を防止するに
は、フォーカス調整を行う度ロボットにティーチングを
し直さなければならないが、これが繁雑で面倒な作業と
なっていた。
【0011】本考案は、かかる問題点に鑑みてなされた
もので、ユニットの全長を変えずにレーザスポット径の
調整を可能にするとともに、保護ガラスの交換等のため
ノズルをいったん外しまた付け直した場合に光軸に対す
るノズル孔の位置合わせ調整を不要としたレーザ出射ユ
ニットを提供することを目的とする。
もので、ユニットの全長を変えずにレーザスポット径の
調整を可能にするとともに、保護ガラスの交換等のため
ノズルをいったん外しまた付け直した場合に光軸に対す
るノズル孔の位置合わせ調整を不要としたレーザ出射ユ
ニットを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案のレーザ出射ユニットは、ユニット基端に
光ファイバの一端部を取付固定し、前記光ファイバの端
面より入射したレーザ光をコリメータレンズによって平
行光にしたのち集光レンズによって集光してノズル部の
開口より出射するようにしたレーザ出射ユニットにおい
て、ユニット支持部材に一端部にて固定された筒状の第
1のレンズ保持部に前記コリメータレンズを取り付け、
前記第1のレンズ保持部に対して光軸方向に可動な筒状
の第2のレンズ保持部に前記集光レンズを取り付け、前
記第2のレンズ保持部の周りで前記第1のレンズ保持部
の他端部にリング状の中間部材を光軸と垂直な面内で位
置合わせ可能に取り付け、前記第2のレンズ保持部の前
方から周りにかけて延在する前記ノズル部を前記中間部
材に対して一定位置に取り付けてなるなる構成とした。
めに、本考案のレーザ出射ユニットは、ユニット基端に
光ファイバの一端部を取付固定し、前記光ファイバの端
面より入射したレーザ光をコリメータレンズによって平
行光にしたのち集光レンズによって集光してノズル部の
開口より出射するようにしたレーザ出射ユニットにおい
て、ユニット支持部材に一端部にて固定された筒状の第
1のレンズ保持部に前記コリメータレンズを取り付け、
前記第1のレンズ保持部に対して光軸方向に可動な筒状
の第2のレンズ保持部に前記集光レンズを取り付け、前
記第2のレンズ保持部の周りで前記第1のレンズ保持部
の他端部にリング状の中間部材を光軸と垂直な面内で位
置合わせ可能に取り付け、前記第2のレンズ保持部の前
方から周りにかけて延在する前記ノズル部を前記中間部
材に対して一定位置に取り付けてなるなる構成とした。
【0013】
【作用】本考案のレーザ出射ユニットにおいては、中間
部材にノズル部を取り付けた状態で、ノズル孔の位置を
集光レンズから出光するレーザ光の光軸に合わせるよう
に中間部材の位置合わせを行い、この調整が済んだなら
中間部材をユニット本体に対して固定する。以後、保護
ガラスの交換等のためノズルを外す場合には、それを中
間部材から取り外し、用が済んだなら、再び中間部材に
取り付ける。中間部材は位置合わせされた状態のまま第
1のレンズ保持部に取付されているので、ノズルがこの
中間部材に対して一定位置に再取付されることで、ノズ
ル孔の位置が光軸上に一致することとなる。また、本考
案のレーザ出射ユニットより出射されるレーザ光のビー
ム径を調整するには、第2のレンズ保持部を光軸方向に
移動させて、第2のレンズ保持部を同方向に前進または
後退させる。この調整において、第1のレンズ保持部は
第1のレンズ保持部内で固定されたままであり、ノズル
部も第1のレンズ保持部に対して固定されたままであ
り、ユニットの全長は変わらない。したがって、調整後
に、ロボット等が本ユニットをプログラムされた加工点
付近の位置まで搬送すると、ノズル部の先端は前回のと
きと同じ位置に位置決めされることになる。
部材にノズル部を取り付けた状態で、ノズル孔の位置を
集光レンズから出光するレーザ光の光軸に合わせるよう
に中間部材の位置合わせを行い、この調整が済んだなら
中間部材をユニット本体に対して固定する。以後、保護
ガラスの交換等のためノズルを外す場合には、それを中
間部材から取り外し、用が済んだなら、再び中間部材に
取り付ける。中間部材は位置合わせされた状態のまま第
1のレンズ保持部に取付されているので、ノズルがこの
中間部材に対して一定位置に再取付されることで、ノズ
ル孔の位置が光軸上に一致することとなる。また、本考
案のレーザ出射ユニットより出射されるレーザ光のビー
ム径を調整するには、第2のレンズ保持部を光軸方向に
移動させて、第2のレンズ保持部を同方向に前進または
後退させる。この調整において、第1のレンズ保持部は
第1のレンズ保持部内で固定されたままであり、ノズル
部も第1のレンズ保持部に対して固定されたままであ
り、ユニットの全長は変わらない。したがって、調整後
に、ロボット等が本ユニットをプログラムされた加工点
付近の位置まで搬送すると、ノズル部の先端は前回のと
きと同じ位置に位置決めされることになる。
【0014】
【実施例】以下、図1〜図4を参照して本発明の一実施
例を説明する。図1はこの実施例によるレーザ出射ユニ
ットの構成を示す縦断面図、図2はこのレーザ出射ユニ
ットの全体的な外観を示す側面図、図3はこのレーザ出
射ユニットを先端側から見た正面図、図4はこのレーザ
出射ユニットを基端側から見た背面図である。
例を説明する。図1はこの実施例によるレーザ出射ユニ
ットの構成を示す縦断面図、図2はこのレーザ出射ユニ
ットの全体的な外観を示す側面図、図3はこのレーザ出
射ユニットを先端側から見た正面図、図4はこのレーザ
出射ユニットを基端側から見た背面図である。
【0015】これらの図において、ユニット取付板10
は、ロボット等のユニット支持手段(図示せず)に取付
固定される。このユニット取付板10の外側面には、光
ファイバ(図示せず)の一端部を受けるためのリセプタ
クル12が支持筒13を介して固着される。ユニット取
付板10の内側面には、支持板14を介して筒状の第1
のレンズ保持部16が、たとえば120度間隔で3個の
ボルト18によって固定される。この第1のレンズ保持
部16の先端部の内側には、コリメータレンズ20が突
起22とストッパ・リング24間に挟着保持される。
は、ロボット等のユニット支持手段(図示せず)に取付
固定される。このユニット取付板10の外側面には、光
ファイバ(図示せず)の一端部を受けるためのリセプタ
クル12が支持筒13を介して固着される。ユニット取
付板10の内側面には、支持板14を介して筒状の第1
のレンズ保持部16が、たとえば120度間隔で3個の
ボルト18によって固定される。この第1のレンズ保持
部16の先端部の内側には、コリメータレンズ20が突
起22とストッパ・リング24間に挟着保持される。
【0016】この第1のレンズ保持部16の外側に筒状
の第2のレンズ保持部26が遊嵌される。この第2のレ
ンズ保持部26の先端部の内側には、集光レンズ28が
ストッパ・リング30と突起32間に挟着保持されると
ともに、保護ガラス34がOリング36とガラス押さえ
蓋38間に挟着されるようにして取り付けられる。ガラ
ス押さえ蓋38は、第2のレンズ保持部26の先端部の
外周面に形成されたネジ26bに螺着されている。これ
により、ガラス押さえ蓋38を外すことで、保護ガラス
34が随時交換できるようになっている。
の第2のレンズ保持部26が遊嵌される。この第2のレ
ンズ保持部26の先端部の内側には、集光レンズ28が
ストッパ・リング30と突起32間に挟着保持されると
ともに、保護ガラス34がOリング36とガラス押さえ
蓋38間に挟着されるようにして取り付けられる。ガラ
ス押さえ蓋38は、第2のレンズ保持部26の先端部の
外周面に形成されたネジ26bに螺着されている。これ
により、ガラス押さえ蓋38を外すことで、保護ガラス
34が随時交換できるようになっている。
【0017】第2のレンズ保持部26の基端部の外周面
にはネジ26aが切られ、このネジ26aに調整リング
42およびロックリング44が螺合している。調整リン
グ42の基端部は第1のレンズ保持部16の凹部16a
に係合し、回転可能ではあるが、光軸方向には移動でき
ないようになっている。これにより、調整リング42を
回すと、第2のレンズ保持部26が第1のレンズ保持部
16に対して光軸方向に摺動し、これによってコリメー
タレンズ20が固定されたまま集光レンズ28が同方向
に移動(前進または後退)するようになっている。
にはネジ26aが切られ、このネジ26aに調整リング
42およびロックリング44が螺合している。調整リン
グ42の基端部は第1のレンズ保持部16の凹部16a
に係合し、回転可能ではあるが、光軸方向には移動でき
ないようになっている。これにより、調整リング42を
回すと、第2のレンズ保持部26が第1のレンズ保持部
16に対して光軸方向に摺動し、これによってコリメー
タレンズ20が固定されたまま集光レンズ28が同方向
に移動(前進または後退)するようになっている。
【0018】本レーザ出射ユニットにおいて、上述した
ユニット取付板10、リセプタクル12、第1および第
2のレンズ保持部16,26、調整リング42、ロック
リング44がユニット本体を構成する。
ユニット取付板10、リセプタクル12、第1および第
2のレンズ保持部16,26、調整リング42、ロック
リング44がユニット本体を構成する。
【0019】第2のレンズ保持部26の中間部の外側に
は、断面L字形のジョイント部46が遊嵌される。この
ジョイント部46は、その水平部にて、たとえば90度
間隔で4つのボルト48により第1のレンズ保持部16
の中間部に固着されている。第2のレンズ保持部26の
中間部には、それらのボルト48を通すための開口26
cが形成されている。50は、各ボルト48の締め付け
具合を規定するためのカラーである。
は、断面L字形のジョイント部46が遊嵌される。この
ジョイント部46は、その水平部にて、たとえば90度
間隔で4つのボルト48により第1のレンズ保持部16
の中間部に固着されている。第2のレンズ保持部26の
中間部には、それらのボルト48を通すための開口26
cが形成されている。50は、各ボルト48の締め付け
具合を規定するためのカラーである。
【0020】ジョイント部46には、たとえば120度
間隔で3つのボルト52により中間リング54が固着さ
れる。そして、この中間リング54に、たとえば120
度間隔で3個のボルト56によりノズル58が固着され
る。ジョイント部46に対する中間リング54の取付固
定に際しては、ボルト52を緩めた状態で、X方向位置
合わせ調整ネジ60およびそれと直角な位置に設けられ
たY方向位置合わせ調整ネジ(図示せず)により、ノズ
ル58のノズル孔58bを光軸上に位置合わせするため
の調整が行われる。ジョイント部46には、ボルト52
の変位を可能とするために大きなボルト通し穴46aが
形成されている。
間隔で3つのボルト52により中間リング54が固着さ
れる。そして、この中間リング54に、たとえば120
度間隔で3個のボルト56によりノズル58が固着され
る。ジョイント部46に対する中間リング54の取付固
定に際しては、ボルト52を緩めた状態で、X方向位置
合わせ調整ネジ60およびそれと直角な位置に設けられ
たY方向位置合わせ調整ネジ(図示せず)により、ノズ
ル58のノズル孔58bを光軸上に位置合わせするため
の調整が行われる。ジョイント部46には、ボルト52
の変位を可能とするために大きなボルト通し穴46aが
形成されている。
【0021】このように、本レーザ出射ユニットでは、
一度ノズル孔58bを集光レンズ28より出光するレー
ザ光LBの光軸に一致させるための位置合わせを行って
ジョイント部46に中間リング54を取付固定すれば、
後は保護ガラス34の交換等のためノズル58の脱着を
何度行っても、常にノズル58が中間リング54に対し
て同一の取付位置に固定されるため、位置合わせを行う
必要はない。また、本レーザ出射ユニットでは、このよ
うに集光レンズ28を光軸方向に移動しても、第1のレ
ンズ保持部16は固定されたままで、ノズル58も固定
されたままである。つまり、ユニットの全長は常に一定
である。したがぅて、出射レーザ光のスポットを調整す
るため、調整リング42を回して集光レンズ28を前進
させても、その後にロボットが本ユニットを加工点位置
付近の設定位置まで搬送した際、当該被加工物にノズル
58の先端が衝突するようなおそれはない。
一度ノズル孔58bを集光レンズ28より出光するレー
ザ光LBの光軸に一致させるための位置合わせを行って
ジョイント部46に中間リング54を取付固定すれば、
後は保護ガラス34の交換等のためノズル58の脱着を
何度行っても、常にノズル58が中間リング54に対し
て同一の取付位置に固定されるため、位置合わせを行う
必要はない。また、本レーザ出射ユニットでは、このよ
うに集光レンズ28を光軸方向に移動しても、第1のレ
ンズ保持部16は固定されたままで、ノズル58も固定
されたままである。つまり、ユニットの全長は常に一定
である。したがぅて、出射レーザ光のスポットを調整す
るため、調整リング42を回して集光レンズ28を前進
させても、その後にロボットが本ユニットを加工点位置
付近の設定位置まで搬送した際、当該被加工物にノズル
58の先端が衝突するようなおそれはない。
【0022】中間リング54の内周面には、アシストガ
スを円周方向に引き入れるための溝54aが形成されて
いる。アシストガスは、この溝54aから第2のレンズ
保持部26とノズル58との隙間62を抜け、ノズル孔
58bより噴射される。なお図3および図4において、
64は、中間リング54に接続するガス導入用の継手で
ある。
スを円周方向に引き入れるための溝54aが形成されて
いる。アシストガスは、この溝54aから第2のレンズ
保持部26とノズル58との隙間62を抜け、ノズル孔
58bより噴射される。なお図3および図4において、
64は、中間リング54に接続するガス導入用の継手で
ある。
【0023】本レーザ出射ユニットにおいて、基端側の
光ファィバ(図示せず)の端面より放射状に入射したレ
ーザ光LBは、第1のレンズ保持部16に保持されたコ
リメータレンズ20に入射してそこで平行光となり、次
に第2のレンズ保持部26に保持された集光レンズ28
に入射してこのレンズ28により集光され、ノズル孔5
8bより出射される。この出射されたレーザ光LBのビ
ーム径を変えるには、調整リング42を回して、第2の
レンズ保持部26および集光レンズ28を光軸方向に移
動(前進または後退)させる。図2において、66は集
光レンズ位置調整用の目盛りである。
光ファィバ(図示せず)の端面より放射状に入射したレ
ーザ光LBは、第1のレンズ保持部16に保持されたコ
リメータレンズ20に入射してそこで平行光となり、次
に第2のレンズ保持部26に保持された集光レンズ28
に入射してこのレンズ28により集光され、ノズル孔5
8bより出射される。この出射されたレーザ光LBのビ
ーム径を変えるには、調整リング42を回して、第2の
レンズ保持部26および集光レンズ28を光軸方向に移
動(前進または後退)させる。図2において、66は集
光レンズ位置調整用の目盛りである。
【0024】なお、上述した実施例では、筒状の第1の
レンズ保持部16に断面L字形のジョイント部46を固
定し、このジョイント部46に中間リング54を取り付
けるように構成したが、ジョイント部46を第1のレン
ズ保持部16に一体に形成したり、あるいはノズル58
の基端部をユニット基端側まで延長させて、中間リング
54をユニット取付板10等に取り付けることも可能で
ある。
レンズ保持部16に断面L字形のジョイント部46を固
定し、このジョイント部46に中間リング54を取り付
けるように構成したが、ジョイント部46を第1のレン
ズ保持部16に一体に形成したり、あるいはノズル58
の基端部をユニット基端側まで延長させて、中間リング
54をユニット取付板10等に取り付けることも可能で
ある。
【0025】また、上述したユニットではノズル孔58
bからレーザ光LBと一緒にアシストガスを出するよう
にした。しかし、アシストガスを噴射せずにレーザ光を
出射するだけのレーザ出射ユニットでも、被加工物から
のスプラッシュ等から保護ガラスを出来るだけ保護する
ためのカバーとしてユニット先端部にノズルを設けるこ
とも可能であり、そのようなユニットにも本考案は適用
可能である。
bからレーザ光LBと一緒にアシストガスを出するよう
にした。しかし、アシストガスを噴射せずにレーザ光を
出射するだけのレーザ出射ユニットでも、被加工物から
のスプラッシュ等から保護ガラスを出来るだけ保護する
ためのカバーとしてユニット先端部にノズルを設けるこ
とも可能であり、そのようなユニットにも本考案は適用
可能である。
【0026】
【考案の効果】以上説明したように、本考案のレーザ出
射ユニットによれば、ユニット支持部材に一端部を固定
された第1のレンズ保持部にコリメータレンズを取り付
け、第1のレンズ保持部に対して光軸方向に可動な第2
のレンズ保持部に集光レンズを取り付け、第2のレンズ
保持部の周りで第1のレンズ保持部の他端部にリング状
の中間部材を光軸と垂直な面内で位置合わせ可能に取り
付け、この中間部材に対して一定位置にノズル部を着脱
可能に取り付ける構成としたので、ユニットの全長を変
えずに、つまりユニット先端の位置を変えずに出射レー
ザ光のスポット径を調整することができるとともに、保
護ガラスの交換等のためノズルの取外し、取付けを何度
行っても、常にノズル孔が集光レンズより出光するレー
ザ光の光軸上に位置する状態でノズル部が中間部材ひい
ては第1のレンズ保持部に再取付され、面倒な位置合わ
せの調整を繰り返す手間がなくなる。
射ユニットによれば、ユニット支持部材に一端部を固定
された第1のレンズ保持部にコリメータレンズを取り付
け、第1のレンズ保持部に対して光軸方向に可動な第2
のレンズ保持部に集光レンズを取り付け、第2のレンズ
保持部の周りで第1のレンズ保持部の他端部にリング状
の中間部材を光軸と垂直な面内で位置合わせ可能に取り
付け、この中間部材に対して一定位置にノズル部を着脱
可能に取り付ける構成としたので、ユニットの全長を変
えずに、つまりユニット先端の位置を変えずに出射レー
ザ光のスポット径を調整することができるとともに、保
護ガラスの交換等のためノズルの取外し、取付けを何度
行っても、常にノズル孔が集光レンズより出光するレー
ザ光の光軸上に位置する状態でノズル部が中間部材ひい
ては第1のレンズ保持部に再取付され、面倒な位置合わ
せの調整を繰り返す手間がなくなる。
【図1】本考案の一実施例によるレーザ出射ユニットの
構成を示す縦断面図である。
構成を示す縦断面図である。
【図2】実施例のレーザ出射ユニットの全体的な外観を
示す側面図である。
示す側面図である。
【図3】実施例のレーザ出射ユニットを先端側から見た
正面図である。
正面図である。
【図4】実施例のレーザ出射ユニットを基端側から見た
背面図である。
背面図である。
【図5】従来例のレーザ出射ユニットの構成を示す縦断
面図である。
面図である。
10 ユニット取付板 12 リセプタクル 16 第1のレンズ保持部 18 ボルト 20 コリメータレンズ 26 第2のレンズ保持部 28 集光レンズ 42 調整リング 46 ジョイント部 52 ボルト 54 中間リング 56 ボルト 58 ノズル 58b ノズル孔
Claims (1)
- 【請求項1】 ユニット基端に光ファイバの一端部を取
付固定し、前記光ファイバの端面より入射したレーザ光
をコリメータレンズによって平行光にしたのち集光レン
ズによって集光してノズル部の開口より出射するように
したレーザ出射ユニットにおいて、 ユニット支持部材に一端部にて固定された筒状の第1の
レンズ保持部に前記コリメータレンズを取り付け、前記
第1のレンズ保持部に対して光軸方向に可動な筒状の第
2のレンズ保持部に前記集光レンズを取り付け、前記第
2のレンズ保持部の周りで前記第1のレンズ保持部の他
端部にリング状の中間部材を光軸と垂直な面内で位置合
わせ可能に取り付け、前記第2のレンズ保持部の前方か
ら周りにかけて延在する前記ノズル部を前記中間部材に
対して一定位置に取り付けてなることを特徴とするレー
ザ出射ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991050429U JP2501177Y2 (ja) | 1991-06-03 | 1991-06-03 | レ―ザ出射ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991050429U JP2501177Y2 (ja) | 1991-06-03 | 1991-06-03 | レ―ザ出射ユニット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04134287U JPH04134287U (ja) | 1992-12-14 |
JP2501177Y2 true JP2501177Y2 (ja) | 1996-06-12 |
Family
ID=31927879
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991050429U Expired - Lifetime JP2501177Y2 (ja) | 1991-06-03 | 1991-06-03 | レ―ザ出射ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2501177Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010114343A (ja) * | 2008-11-10 | 2010-05-20 | Wakasawan Energ Kenkyu Center | 可搬型レーザ光垂直照射装置 |
JP7165089B2 (ja) * | 2019-03-28 | 2022-11-02 | 株式会社マキタ | レーザー墨出し器 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5924595A (ja) * | 1982-07-29 | 1984-02-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | レ−ザ加工機用外部光学装置 |
-
1991
- 1991-06-03 JP JP1991050429U patent/JP2501177Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04134287U (ja) | 1992-12-14 |
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