JP2501045B2 - ハニカム状筒体 - Google Patents

ハニカム状筒体

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JP2501045B2
JP2501045B2 JP3100655A JP10065591A JP2501045B2 JP 2501045 B2 JP2501045 B2 JP 2501045B2 JP 3100655 A JP3100655 A JP 3100655A JP 10065591 A JP10065591 A JP 10065591A JP 2501045 B2 JP2501045 B2 JP 2501045B2
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honeycomb
layer
tape
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tubular body
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JP3100655A
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浩康 鈴江
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Daiwa Seiko Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、釣竿,ゴルフシャフト
等のスポーツ用品,グライダー等の飛行機等で、主に軽
量化を図るために使用されるハニカム状筒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、釣竿では、強度を低下することな
く重量を軽減するために、例えば、実開昭62−576
74号公報に開示されるように、内側層と外側層との間
にハニカム層を形成したものが知られている。図8は、
この公報に開示されるハニカム状筒体を示すもので、こ
のハニカム状筒体では、内側層11と外側層13との間
にハニカム層15が形成されている。
【0003】従来、このようなハニカム層15の形成
は、例えば、図9に示すように、軸長方向壁17と周方
向壁19により多数のハニカム21の形成されるハニカ
ム状シート23を曲げて、内側層11の外側に巻き付け
ることにより行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のハニカム状筒体では、ハニカム状シート23
を曲げると、図10に示すように、周方向壁19が扇状
に変形し、外側に引っ張り応力が、内側に圧縮応力が作
用するため、この時の反発力が大きく、巻き付け作業が
非常に困難になるという問題があった。
【0005】また、ハニカム状シート23の両端を確実
に接合することが困難であり、図8に示したように、継
ぎ目に目開き25が生じ、この外側の外側層13に凹部
27が形成され、所定の外形形状を得ることが困難にな
るという問題があった。本発明は、かかる従来の問題を
解決するためになされたもので、外形形状の整ったハニ
カム層を容易,確実に形成することができるハニカム状
筒体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のハニカム状筒体
は、筒状の内側層の外側に、軸長方向壁と周方向壁によ
り多数のハニカムの形成されるハニカム層を形成すると
ともに、このハニカム層の外側に外側層を形成し、前記
内側層,ハニカム層および外側層を一体的に形成してな
るハニカム状筒体において、前記ハニカム層を、前記軸
長方向壁に対して両縁部が所定角度で傾斜するハニカム
状テープを、縁部を重合状態で、前記内側層に巻回して
形成してなるものである。
【0007】
【作用】本発明のハニカム状筒体では、軸長方向壁に対
して両縁部が所定角度で傾斜するハニカム状テープを、
内側層に巻回するため、ハニカム状テープに形成される
周方向壁の数が少なくなり、巻回時における反発力が低
減される。また、ハニカム状テープを、縁部を重合状態
で、内側層に巻回するため、継ぎ目が目立つことがな
い。
【0008】
【実施例】以下、本発明の詳細を図面に示す一実施例に
ついて説明する。図1および図2は、図3および図4の
ハニカム層の詳細を示しており、図3および図4は本発
明のハニカム状筒体の一実施例を示している。図3およ
び図4において符号31は、円筒状の内側層を示してい
る。
【0009】この内側層31の外側には、図1および図
2に示すように、軸長方向壁33と周方向壁35により
多数のハニカム37の形成されるハニカム層39が形成
されている。そして、このハニカム層39の外側に外側
層41が形成され、内側層31,ハニカム層39および
外側層41が一体的に形成されている。
【0010】しかして、この実施例では、ハニカム層3
9が、図1および図2に示すように、軸長方向壁33に
対して両縁部43が所定角度で傾斜するハニカム状テー
プ45を、縁部43を重合状態で、内側層31に巻回し
て形成されている。すなわち、ハニカム状テープ45
は、例えば、図5に示すようなハニカム状シート47
を、軸長方向壁33に対して所定角度θで傾斜するよう
に所定幅で切断して形成されている。
【0011】また、このハニカム状テープ45は、図2
および図6に示すように、軸長方向壁33の縁部43が
重合状態となるようにして内側層31に巻回されてい
る。以上のように構成されたハニカム状筒体は、例え
ば、以下述べるようにして製造される。すなわち、先
ず、内側層31を形成するために、カーボン繊維,ガラ
ス繊維等の高強度繊維に、エポキシ樹脂等の合成樹脂を
含浸したプリプレグシートが芯金に巻回される。
【0012】この後、このプリプレグシートの外側に、
ハニカム状テープ45が、図1に示したように巻回され
る。なお、この実施例では、ハニカム状テープ45の両
面には、薄いフィルム状シートからなる接着剤シートが
貼着されている。この後、巻回されたハニカム状テープ
45の外側に、外側層41を形成するために、カーボン
繊維,ガラス繊維等の高強度繊維に、エポキシ樹脂等の
合成樹脂を含浸したプリプレグシートが巻回される。
【0013】この後、テーピング工程,焼成工程等を経
て所定のハニカム状筒体が製造される。しかして、以上
のように構成されたハニカム状筒体では、ハニカム層3
9を、軸長方向壁33に対して両縁部43が所定角度で
傾斜するハニカム状テープ45を、縁部43を重合状態
で、内側層31に巻回して形成したので、外形形状の整
ったハニカム層39を容易,確実に形成することが可能
となる。
【0014】すなわち、以上のように構成されたハニカ
ム状筒体では、軸長方向壁33に対して両縁部43が所
定角度θで傾斜するハニカム状テープ45を、内側層3
1に巻回するため、ハニカム状テープ45に形成される
周方向壁35の数が少なくなり、巻回時における反発力
が低減され、内側層31の外側にハニカム状テープ45
を容易,確実に巻回することが可能となり、外形形状の
整った、強度の高いハニカム層39を容易,確実に形成
することができる。
【0015】また、ハニカム状テープ45を、縁部43
を重合状態で、内側層31に巻回するため、継ぎ目が目
立つことがなくなり、外形形状の整った、強度の高いハ
ニカム状筒体を得ることが可能となる。図7は、ハニカ
ム状テープを得るためのハニカム状シートの他の例を示
すもので、この例では、ハニカム状テープは、ハニカム
状シート49のハニカム51を、対角線で切断し、軸長
方向壁33に対して所定角度θで傾斜するように形成さ
れている。
【0016】なお、以上述べた実施例では、ハニカム形
状を四角形にした例について説明したが、本発明はかか
る実施例に限定されるものではなく、例えば、6角形等
の形状にしても良いことは勿論である。また、以上述べ
た実施例では、ハニカム状テープ45を同一幅にした例
について説明したが、本発明はかかる実施例に限定され
るものではなく、例えば、複雑なテーパ形状等の場合に
は、その形状に合わせて切断角度,テープ幅等を変化す
るようにしても良いことは勿論である。
【0017】さらに、以上述べた実施例では、外側層4
1を高強度繊維層とした例について説明したが、本発明
はかかる実施例に限定されるものではなく、例えば、握
り易さ等を考慮する時には、樹脂,石膏材等により形成
しても良く、さらに、強度等を確保する必要がある時に
は、硬質金属等により形成しても良いことは勿論であ
る。
【0018】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のハニカム状
筒体では、外形形状の整ったハニカム層を容易,確実に
形成することができ、これにより、非常に強度の高いハ
ニカム状筒体を得ることができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図3のハニカム層の詳細を示す斜視図である。
【図2】図1のハニカム層を拡大して示す説明図であ
る。
【図3】本発明のハニカム状筒体の一実施例を示す横断
面図である。
【図4】本発明のハニカム状筒体の一実施例を示す縦断
面図である。
【図5】図1のハニカム層の形成に使用されるハニカム
状テープの一例を示す斜視図である。
【図6】図1のハニカム層の重合形成前の状態を示す説
明図である。
【図7】ハニカム状テープの他の例を示す斜視図であ
る。
【図8】従来のハニカム状筒体を示す断面図である。
【図9】従来のハニカム状シートの巻付け方法を示す説
明図である。
【図10】従来のハニカム状シートの巻付け時における
応力状態を示す説明図である。
【符号の説明】
31 内側層 33 軸長方向壁 35 周方向壁 37 ハニカム 39 ハニカム層 41 外側層 43 縁部 45 ハニカム状テープ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状の内側層の外側に、軸長方向壁と周
    方向壁により多数のハニカムの形成されるハニカム層を
    形成するとともに、このハニカム層の外側に外側層を形
    成し、前記内側層,ハニカム層および外側層を一体的に
    形成してなるハニカム状筒体において、前記ハニカム層
    を、前記軸長方向壁に対して両縁部が所定角度で傾斜す
    るハニカム状テープを、縁部を重合状態で、前記内側層
    に巻回して形成してなることを特徴とするハニカム状筒
    体。
JP3100655A 1991-05-02 1991-05-02 ハニカム状筒体 Expired - Lifetime JP2501045B2 (ja)

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JPH04331135A JPH04331135A (ja) 1992-11-19
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