JP2500888B2 - マイクロホン装置 - Google Patents

マイクロホン装置

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JP2500888B2 JP5769092A JP5769092A JP2500888B2 JP 2500888 B2 JP2500888 B2 JP 2500888B2 JP 5769092 A JP5769092 A JP 5769092A JP 5769092 A JP5769092 A JP 5769092A JP 2500888 B2 JP2500888 B2 JP 2500888B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はビデオカメラや8ミリカ
メラなどのズーミング機構と連動させて画像に合わせた
収音ができるマイクロホン装置に関し、特に内部に騒音
源や振動源を有する機器に内蔵されるマイクロホン装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ビデオ一体型カメラや8ミリカメ
ラなどを対象に、映像と音響との一体化を図るために、
映像と同期してズーム収音が可能なマイクロホン装置が
開発されている。これら従来のマイクロホン装置にはモ
ノラルタイプとステレオタイプの2種類のものがある。
【0003】前者のモノラルタイプのマイクロホン装置
は、カメラの画角に合わせてマイクロホンの収音角を変
化するもので、指向性パターンの可変技術が基礎になっ
ており、通常、複数個の指向性マイクロホンの出力を合
成処理して実現されている。加えて、ズーム効果を高め
るために、広角から望遠に向けて感度を上昇させる方法
が一般的にとられている。(例えば、特公昭59−10
119号公報参照)。優れたズーム効果を得るために
は、画角と収音角との整合性が必要である。10倍ズー
ムレンズの画角の一例を示すと、広角時は40度、望遠
時は約4度である。一方、マイクロホンの収音角は、現
在鋭指向性として実用化されている各2次音圧傾度型に
おいても高々100度前後であり、ズームレンズの画角
と比較するとあまりにも広すぎる。したがって、期待さ
れる効果はなかった。
【0004】後者のステレオタイプのマイクロホン装置
は、上記モノラルタイプのマイクロホン装置の欠点を聴
感的に補正するもので、被写体の動きや方向に関する情
報を付加することにより自然なズーム効果を生み出すも
のである。カメラの画角に合わせて左右チャンネルの収
音角,指向性主軸,感度をそれぞれ変化し、広角時には
臨場感豊かなステレオ収音を主体に、望遠時には目的の
音源を明瞭に収音する超指向性収音を主体にしている。
このマイクロホン装置も上記モノラルタイプのマイクロ
ホン装置と同様、通常、複数個の指向性マイクロホンの
出力を合成処理して実現されている(例えば、特公昭6
0−24636号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のマイクロホン装置は、単一指向性や双指向
性などの指向性マイクロホンを用いているので、以下に
示すように、ビデオ一体型カメラなどの機器に内蔵する
には問題があった。
【0006】マイクロホンを無指向性マイクロホンと指
向性マイクロホンに大別すると、それぞれ次のような特
徴がある。無指向性マイクロホンは、音源の方向・距離
・周波数に依存しない一様な音圧感度周波数特性と、周
波数依存性のない振動感度周波数特性をもっている。一
方、指向性マイクロホンは、音源の方向のみならず距離
によっても音圧感が変わる。すなわち、音源とマイクロ
ホンとの距離が近接してくると、いわゆる近接効果によ
りその正面方向と背面方向の感度が低音域で上昇してく
る。また、その振動特性も低音域で高くなる。さらに風
に対しても同様に低音域の感度が高くなる。
【0007】上述したことから、まず、周囲雑音が存在
しない収音環境では、マイクロホンの指向性は鋭い方が
一般に有利である。しかし、音源とマイクロホンとの距
離が近接してくると、その近接効果の補正が必要とな
る。次に、マイクロホン近傍に雑音源が存在する収音環
境では、たとえば、ビデオ一体型カメラの内蔵用のマイ
クロホンではズームレンズの駆動系やテープ走行系など
の騒音源や振動源がある。このような環境下で、かつこ
れら雑音源の成分が低音域に集中している場合は、指向
性マイクロホンよりも無指向性マイクロホンの方が有利
である。逆に上記雑音源の成分が高音域に集中している
場合は、無指向性マイクロホンよりも指向性マイクロホ
ンの方が有利である。次に、屋外使用などで風が存在す
る場合は、少なくとも低音域は無指向性マイクロホンの
方が有利である。
【0008】以上のように、ビデオ一体型カメラのよう
に機器内部に振動源や騒音源があり、かつ屋外において
も使用されるような機器に内蔵する場合は、指向性マイ
クロホンを構成要素とする従来のマイクロホン装置は収
音のSN比が低下し、収音品質が劣化するという問題点
があった。特に、ズーム効果を向上するため指向性を全
音域に渡って鋭くする試みは、一方ではその収音SN比
を低下するという問題があった。
【0009】本発明は上記問題点に鑑み、映像と同期し
たズーム収音が可能であるばかりでなく、振動,近接騒
音,風などの雑音に対しても強く、その結果、ビデオ一
体型カメラなどのように内部に振動源や騒音源を有する
機器への内部が可能となり、これら機器全体の小型・軽
量化を可能とするマイクロホン装置を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明のマイクロホン装置は、互いに間隔をおいて
一直線上に配置された第1,第2の無指向性マイクロホ
ンと、第1,第2の無指向性マイクロホンを結ぶ線分の
垂直二等分線上に互いに間隔をおいて一直線上に配置さ
れた第3,第4の無指向性マイクロホンと、第1の無指
向性マイクロホンに接続された第1の移相器と、第2の
無指向性マイクロホンに接続された第2の移相器と、第
3の無指向性マイクロホンに接続された第1のハイパス
フィルタと、第4の無指向性マクロホンに接続された第
3の移相器と、第1のハイパスフィルタの出力から第1
の移相器の出力を減算する第1の減算器と、第1のハイ
パスフィルタの出力から第2の移相器の出力を減算する
第2の減算器と、第3の無指向性マイクロホンの出力か
ら第3の移相器の出力を減算する第3の減算器と、第1
の減算器の出力をイコライズする第1のイコライザと、
第2の減算器の出力をイコライズする第2のイコライザ
と、第3の減算器の出力をイコライズする第3のイコラ
イザと、第3のイコライザの出力の低音域をカットする
第2のハイパスフィルタと、第1のイコライザの出力を
可変する第1の可変増幅器と、第2のイコライザの出力
を可変する第2の可変増幅器と、第2のハイパスフィル
タの出力を可変する第3の可変増幅器と、第1,第2の
可変増幅器を制御する第1の制御器と、第3の可変増幅
器を制御する第2の制御器と、第1,第3の可変増幅器
の出力を混合する第1の混合器と、第2,第3の可変増
幅器の出力を混合する第2の混合器とを備えたものであ
る。
【0011】
【作用】本発明は上記した構成によって、ズーム信号の
広角時は低音域が無指向性で中高音域が指向性となり、
ズーム信号の望遠時は低音域をカットしているため、振
動,近接騒音,風などの雑音に対して強くなり、その結
果、ビデオ一体型カメラなどのように内部に振動源や騒
音源を有する機器への内蔵が可能となり、これら機器全
体の小型・軽量化が可能となる。
【0012】また、ステレオ収音を基調にして、音像定
位に関わる中高音域の指向性は移相器の時定数により自
由に設定できるので、効果的なズーム収音が可能であ
る。また、無指向性マイクロホンを使用しているので、
指向性マイクロホンのような感度,周波数特性,指向特
性などのバラツキがほとんどなく、低コストで品質の安
定したマイクロホン装置が実現できる。また、無指向性
マイクロホンは指向性マイクロホンのように回折などの
影響を大きく受けないため、機器に対する取り付けが容
易である。また、回折などの影響を回路で補正すること
も可能である。
【0013】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0014】図1は本発明の一実施例におけるマイクロ
ホン装置の構成を示すブロック図である。図1におい
て、1は第1の無指向性マイクロホン、2はそれと間隔
をおいて一直線上に配置された第2の無指向性マイクロ
ホン、3は第1の無指向性マイクロホン1と第2の無指
向性マイクロホン2を結ぶ線分の垂直二等分線上に配置
された第3の無指向性マイクロホン、4は同じ垂直二等
分線上でかつ第3の無指向性マイクロホン3と間隔をお
いて一直線上に配置された第4の無指向性マイクロホン
である。ここでセンターチャンネルの指向性主軸の向き
は、第4の無指向性マイクロホン4から第3の無指向性
マイクロホン3に向かう方向で、マイクロホン装置の指
向性主軸と同じ方向にある。また、ステレオの右チャン
ネルの指向性主軸の向きは第2の無指向性マイクロホン
2から第3の無指向性マイクロホン3に向かう方向にあ
り、同様に、ステレオの左チャンネルの指向性主軸の向
きは第1の無指向性マイクロホン1から第3の無指向性
マイクロホン3に向かう方向にある。マイクロホン装置
の指向性主軸から右チャンネルの指向性主軸を見た角度
をφとすると、マイクロホン装置の指向性主軸から左チ
ャンネルの指向性主軸を見た角度は−φである。d1
第3の無指向性マイクロホン3と第1の無指向性マイク
ロホン1および第2の無指向性マイクロホン2との距離
であり、d2は第3の無指向性マイクロホン3と第4の
無指向性マイクロホン4との距離である。5は第3の無
指向性マイクロホン3の出力V3を受けて低音域をカッ
トする第1のハイパスフィルタ、6は第1の無指向性マ
イクロホン1の出力V1を受けて位相角θ1だけ移す第1
の移相器、7は第2の無指向性マイクロホン2の出力V
2を受けて位相角θ2だけ移す第2の移相器、8は第4の
無指向性マイクロホン4の出力V4を受けて位相角θ3
け移す第3の移相器、9は第1のハイパスフィルタ5の
出力から第1の移相器6の出力を減算する第1の減算
器、10は第1のハイパスフィルタ5の出力から第2の
移相器7の出力を減算する第2の減算器、11は第3の
無指向性マイクロホン3の出力V3から第3の移相器8
の出力を減算する第3の減算器、12は第1の減算器9
の出力特性をイコライズする第1のイコライザ、13は
第2の減算器10の出力特性をイコライズする第2のイ
コライザ、14は第3の減算器11の出力特性をイコラ
イズする第3のイコライザ、15は第3のイコライザ1
4の出力を受けて低音域をカットする第2のハイパスフ
ィルタである。16は第1のイコライザ12の出力レベ
ルを可変する第1の可変増幅器、17は第2のイコライ
ザ13の出力レベルを可変する第2の可変増幅器、18
は第2のハイパスフィルタ15の出力レベルを可変する
第3の可変増幅器、19はズーム信号が広角から望遠に
変化するのと同期して第1,第2の可変増幅器16,1
7の出力レベルが連続的に減衰するように制御する第1
の制御器、20はズーム信号が広角から望遠に変化する
のと同期して第3の可変増幅器18の出力レベルが連続
的に増加するように制御する第2の制御器で、21は第
1,第3の可変増幅器16,18の出力を混合する第1
の混合器、22は第2,第3の可変増幅器17,18の
出力を混合する第2の混合器である。
【0015】以上のように構成されたマイクロホン装置
について、以下その動作について説明する。
【0016】まず、第1のハイパスフィルタ5のカット
オフ周波数(fc)よりも高い中高音域では、第1,第
2の可変増幅器16,17に入る入力信号VL1,V
R1は、マイクロホン装置の指向性主軸から角度φ,−φ
の方向を主軸とする指向性となり、その指向性パターン
は図2となる。また、カットオフ周波数(fc)より低
い低音域では、マイクロホン3の出力V3はカットされ
るためマイクロホン1,2の出力V1,V2のみとなり、
L1,VR1はともに無指向性となる。次に第3の可変増
幅器18に入る入力信号VC1はマイクロホン装置の指向
性主軸とする指向性となり、その指向性パターンは図4
となる。
【0017】また、第1,第2の可変増幅器16,17
の出力レベルVL2,VR2はズーム信号を受けた第1の制
御器19によって制御され、第3の可変増幅器18の出
力レベルVC2はズーム信号を受けた第2の制御器20に
よって制御され、VL2,VR2,VC2は図5のようにな
り、ズーム信号が広角から望遠に変化するのと連動し
て、VL2,VR2は連続的に減衰し望遠端で最小となり、
逆にVC2連続的に増加して望遠端で最大となる。最後に
第1の可変増幅器16の出力信号VL2と第3の可変増幅
器18の出力信号VC2を第1の混合器21で混合し、そ
の出力信号VLが左チャンネル出力となり、第2の可変
増幅器17の出力信号VR2と第3の可変増幅器18の出
力信号VC2を第2の混合器22で混合し、その出力信号
Rが右チャンネル出力となり、各チャンネルの出力信
号VL,VRの指向性パターンは、ズーム信号の広角から
望遠に変化するのと連動して、図2から図3を経て図4
へと変化する。図中実線は右チャンネルの指向性パター
ン、点線は左チャンネルの指向性パターンである。この
ようにマメラ信号が広角端では、左右チャンネルの出力
L,VRの指向性主軸はφ,−φだけ開いており、カメ
ラ信号が望遠へと変化するのと連動してVL,VRの指向
性主軸も徐々にマイクロホン装置の指向性主軸の方向へ
変化し、カメラ信号の望遠端ではVL,VRの指向性主軸
は同一になりマイクロホン装置の指向性主軸と重なり、
ステレオのズーム収音ができる。
【0018】以上のように本実施例によれば、ズーム信
号の広角時は低音域が無指向性で中高音域が指向性とな
り、ズーム信号の望遠時は低音域をカットしているた
め、振動,近接騒音,風などの雑音に対して強くなり、
その結果、ビデオ一体型カメラなどのように内部に振動
源や騒音源を有する機器への内蔵が可能となり、これら
機器全体の小型・軽量化が可能となる。またセンターチ
ャンネルの指向性、及び、ステレオ各チャンネルの音像
定位に関わる中高音域の指向性は移相器の時定数により
自由に設定できるので、効果的なズーム収音が可能であ
る。また、無指向性マイクロホンを使用しているので、
指向性マイクロホンのような感度,周波数特性,指向性
特性などのバラツキがほとんどなく、低いコストで品質
の安定したマイクロホン装置が実現できる。また、無指
向性マイクロホンは指向性マイクロホンのように回折な
どの影響を大きく受けないため、機器に対する取り付け
が容易である。また、マイクロホン装置をビデオ一体型
カメラや8ミリカメラなどの機器に内蔵する場合、一般
に機器の構造は左右非対象なため、左右チャンネルで異
なった回折などの影響を受けるが、これは各チャンネル
毎に接続された移相器の時定数を個々に設定することに
より、回折などの影響を各チャンネル毎に回路で補正す
ることが可能である。また、図1のように4個の無指向
性マイクロホンの主軸を平行、かつ同じ向きになるよう
に配置し、4個の無指向性マイクロホンが一体振動する
ように固定すると、センターチャンネルの指向性領域、
及び左右チャンネルの中高音域の指向性領域ではそれぞ
れの指向性主軸を軸とした0度方向に対する90度方向
の音圧感度の減衰分だけ、振動に対して無指向性よりも
有利となる。なお、本実施例では3個の移相器を使用し
たが、移相器のかわりに遅延器に置き換えてもよい。
【0019】また、本実施例では、第4の無指向性マイ
クロホンを第3無指向子絵マイクロホンの後方に配置し
たが、以下のように配置を変えても同様な結果が得られ
る。すなわち、第4の無指向性マイクロホンを第1の無
指向性マイクロホンの後方に距離d2の間隔をおいて配
置し、第3の無指向性マイクロホンと第3の減算器の接
続を削除し、第1の無指向性マイクロホンの出力を第1
の移相器と第3の減算器に接続してもよい。あるいは第
4の無指向性マイクロホンを第2の無指向性マクロホン
の後方に配置しても同様である。これはマイクロホン装
置をビデオ一体型カメラや8ミリカメラなどの機器に内
蔵する場合、他の構成部品との関係でデザインの変化に
対応できるという良さがある。
【0020】
【発明の効果】以上のように、本発明は、互いに間隔を
おいて一直線上に配置された第1,第2の無指向性マイ
クロホンと、第1,第2の無指向性マイクロホンを結ぶ
線分の垂直二等分線上に対外に間隔をおいて一直線上に
配置された第3,第4の無指向性マイクロホンと、第1
の無指向性マイクロホンに接続された第1の移相器と、
第2の無指向性マイクロホンに接続された第2の移相器
と、第3の無指向性マイクロホンに接続された第1のハ
イパスフィルタと、第4の無指向性マイクロホンに接続
された第3の移相器と、第1のハイパスフィルタの出力
から第1の移相器の出力を減算する第1の減算器と、第
1のハイパスフィルタの出力から第2の移相器の出力を
減算する第2の減算器と、第3の無指向性マイクロホン
の出力から第3の移相器の出力を減算する第3の減算器
と、第1の減算器の出力をイコライズする第1のイコラ
イザと、第2の減算器の出力をイコライズする第2のイ
コライザと、第3の減算器の出力をイコライズする第3
のイコライザと、第3のイコライザの出力の低音域をカ
ットする第2のハイパスフィルタと、第1のイコライザ
の出力を可変する第1の可変増幅器と、第2のイコライ
ザの出力を可変する第2の可変増幅器と、第2のハイパ
スフィルタの出力を可変する第3の可変増幅器と、第
1,第2の可変増幅器を制御する第1の制御器と、第3
の可変増幅器を制御する第2の制御器と、第1,第3の
可変増幅器の出力を混合する第1の混合器と、第2,第
3の可変増幅器の出力を混合する第2の混合器という構
成にし、ズーム信号の広角時は低音域が無指向性で中高
音域が指向性となり、ズーム信号の望遠時は低音域をカ
ットしているため、映像と同期したステレオのズーム収
音が可能であるばかりでなく、振動,近接騒音,風など
の雑音に対しても強く、その結果、ビデオ一体型カメラ
などのように内部に振動源や騒音源を有する機器への内
蔵が可能となりこれら機器全体の小型・軽量化が可能と
なる。
【0021】以上のように、本発明はその実用的効果は
大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のマイクロホン装置の構成を
示すブロック図
【図2】同実施例におけるズーム信号の広角端での指向
性パターン図
【図3】同実施例におけるズーム信号の広角と望遠の中
間位置での指向性パターン図
【図4】同実施例におけるズーム信号の望遠端での指向
性パターン図
【図5】同実施例における可変増幅器の出力レベルの変
化特性図
【符号の説明】
1 第1の無指向性マイクロホン 2 第2の無指向性マイクロホン 3 第3の無指向性マイクロホン 4 第4の無指向性マイクロホン 5 第1のハイパスフィルタ 6 第1の移相器 7 第2の移相器 8 第3の移相器 9 第1の減算器 10 第2の減算器 11 第3の減算器 12 第1のイコライザ 13 第2のイコライザ 14 第3のイコライザ 15 第2のハイパスフィルタ 16 第1の可変増幅器 17 第2の可変増幅器 18 第3の可変増幅器 19 第1の制御器 20 第2の制御器 21 第1の混合器 22 第2の混合器

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに間隔をおいて一直線上に配置され
    た第1,第2の無指向性マイクロホンと、上記第1,第
    2の無指向性マイクロホンを結ぶ線分の垂直二等分線上
    に互いに間隔をおいて一直線上に配置された第3,第4
    の無指向性マイクロホンと、上記第1の無指向性マイク
    ロホンに接続された第1の移相器と、上記第2の無指向
    性マイクロホンに接続された第2の移相器と、上記第3
    の無指向性マイクロホンに接続された第1のハイパスフ
    ィルタと、上記第4の無指向性マイクロホンに接続され
    た第3の移相器と、上記第1のハイパスフィルタの出力
    から上記第1の移相器の出力を減算する第1の減算器
    と、上記第1のハイパスフィルタの出力から上記第2の
    移相器の出力を減算する第2の減算器と、上記第3の無
    指向性マイクロホンの出力から上記第3の移相器の出力
    を減算する第3の減算器と、上記第1の減算器の出力を
    イコライズする第1のイコライザと、上記第2の減算器
    の出力をイコライズする第2のイコライザと、上記第3
    の減算器の出力をイコライズする第3のイコライザと、
    上記第3のイコライザの出力の低音域をカットする第2
    のハイパスフィルタと、上記第1のイコライザの出力を
    可変する第1の可変増幅器と、上記第2のイコライザの
    出力を可変する第2の可変増幅器と、上記第2のハイパ
    スフィルタの出力を可変する第3の可変増幅器と、上記
    第1,第2の可変増幅器を制御する第1の制御器と、上
    記第3の可変増幅器を制御する第2の制御器と、上記第
    1,第3の可変増幅器の出力を混合する第1の混合器
    と、上記第2,第3の可変増幅器の出力を混合する第2
    の混合器とを備えたことを特徴とするマイクロホン装
    置。
  2. 【請求項2】 第1,第2,第3,第4の無指向性マイ
    クロホンの主軸が平行、かつ同じ向きになるように配置
    され、第1,第2,第3,第4の無指向性マイクロホン
    が一体振動するように固定されたことを特徴とする請求
    項1記載のマイクロホン装置。
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