JPH05300419A - ビデオカメラ - Google Patents

ビデオカメラ

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Publication number
JPH05300419A
JPH05300419A JP4124123A JP12412392A JPH05300419A JP H05300419 A JPH05300419 A JP H05300419A JP 4124123 A JP4124123 A JP 4124123A JP 12412392 A JP12412392 A JP 12412392A JP H05300419 A JPH05300419 A JP H05300419A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
microphone
angle
image pickup
imaging
relative
Prior art date
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Pending
Application number
JP4124123A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuhiro Ida
充洋 井田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP4124123A priority Critical patent/JPH05300419A/ja
Publication of JPH05300419A publication Critical patent/JPH05300419A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ズーム撮像機能とステレオ収音機能とを有す
るビデオカメラの撮像のズーム効果に対応する音像のズ
ーム効果を得る。 【構成】 広角撮像時には、撮像対象の奥行き方向に指
向性を有するMマイク1と幅方向に指向性を有するSマ
イク2との感度差を縮めて相対指向角を大きくしてステ
レオ感を広げ、望遠撮像時にはMマイク1とSマイク2
との感度差を広げて相対指向角を小さくするとともにM
マイク1の感度を相対的に高めて撮像対象の音を集中的
に収音する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ステレオ収音可能なビ
デオカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】カメラ一体型VTR等のビデオカメラは
ズームレンズ,ステレオマイクロフォン等の搭載により
録画及び録音機能の向上が図られ、光学系の技術向上に
伴ってズーム倍率が10倍以上の製品が開発されている。
【0003】しかし、ステレオマイクロフォンの相対指
向角は広角撮像時を主とした角度に固定されているた
め、広角撮像の再生画面では画像とステレオ音像とが釣
り合い広がり感が得られるが、望遠撮像の再生画面では
撮像されていない領域の音までが録音されているため画
像と音像とが一致せず不自然な感じを与えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のような望遠撮像
における音像の不自然さを解決するビデオカメラとし
て、例えばマイクロフォンの指向性をズーム状態に応じ
て変化させるものが開示されているが(特開昭 64-6006
9 号,特開平 1-300679 号,特開平 1-321780 号,特開
平 2-10971号,特開平 2-75280号公報)、いずれもモノ
ラルマイクロフォンに関するものであって、ステレオマ
イクロフォンに関してこの課題は解決されていない。
【0005】本発明はこのような問題点を解決するため
になされたものであって、撮像状態に応じてステレオマ
クロフォンの相対指向角を変更することにより、望遠撮
像に対するステレオ音像の不自然さを除去したビデオカ
メラの提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るビデオカメ
ラは、ズーム比可変の撮像レンズによる広角及び望遠撮
像機能と、撮像対象の奥行き方向に指向性を有する第1
のマイクロフォン及び撮像対象の幅方向に指向性を有す
る第2のマイクロフォンによる収音機能とを有するビデ
オカメラにおいて、撮像状態を検出する手段と、広角撮
像時に前記第1及び第2のマイクロフォンの相対指向角
を相対的に大きくする一方、望遠撮像時に該相対指向角
を相対的に小さくする手段と、望遠撮像時に前記第1の
マイクロフォンの感度を高める手段とを備えたことを特
徴とする。
【0007】
【作用】本発明に係るビデオカメラは、広角撮像時には
第1及び第2のマイクロフォンの相対指向角を望遠撮像
時より相対的に大きくして音像のステレオ感を広げる一
方、望遠撮像時には第1及び第2のマイクロフォンの相
対指向角を広角撮像時より比較的小さくするとともに第
1のマイクロフォンの感度を高めて望遠撮像の画面に写
っていない部分の音を排除し、不自然さをなくする。
【0008】
【実施例】以下、本発明をその実施例を示す図に基づい
て説明する。図1は本発明に係るビデオカメラの要部構
成を示すブロック図であって、本実施例ではステレオ収
音方法として1956年にボーア(Wohr) により提唱された
MS方式を採用する。
【0009】図中1は単一指向性を有する Midマイクロ
フォン(Mマイク), 2はMマイク1と90°をなして配
された両指向性を有するSideマイクロフォン(Sマイ
ク)である。可変抵抗器(VR)3は、図示しない検出手
段により検出された撮像状態信号に応じてSマイク2の
マイクレベルを連続的に変化させる。撮像状態に応じた
レベルに変更された音信号は加算器4にはそのまま、ま
た加算器5にはインバータ6を介して与えられる。
【0010】アッテネータ(ATT )7はMマイク1から
の入力信号を減衰し、1極双投のスイッチ8は前述と同
様に検出された撮像状態信号に応じて、加算器4,5 へア
ッテネータ7からの減衰信号を入力する(ON)一方、M
マイク1からの入力信号をそのまま入力する(OFF )。
加算器4,5 により加算されたステレオ音信号はLch 出力
端子9及びRch 出力端子10から図示しない録音手段へ出
力される。
【0011】次に、MS方式について説明する。図2はM
マイク1及びSマイクの位置関係及びそれぞれの指向性
を示す図であって、前述のようにMマイク1(振動板1
a)は撮像の奥行き方向に単一指向性M1を有し、Mマイ
ク1と90°をなして配されたSマイク2(振動板2a)は
撮像の幅方向に両指向性S1を有する。
【0012】Mマイク1が収音した音声MとSマイク2
が収音した音声Sとを、前述のように加算器4,5 及びイ
ンバータ6を用いて演算し、(M+S)をLch (又はRc
h )の音声、(M−S)をRch (又はRch )の音声と
し、音声Mに対する音声Sのレベルを可変としてステレ
オマイクロフォンの見かけの相対指向角を可変とするも
のである。
【0013】図3はMマイク1に対するSマイク2の感
度差と両マイク1,2 がなす角度との相関図である。図か
ら明らかなように、Mマイク1とSマイク2との相対指
向角(2δ)はMマイク1に対するSマイク2の感度の
レベル差を大きくすれば大きくなり、反対に小さくすれ
ば小さくなる。一方、包括角(両マイクに正位相で入る
音の入射範囲を示す角度:2φ)は相対指向角と逆の特
性を有しており、(Mマイクレベル≒Sマイクレベル)
のときに(相対指向角=包括角≒120 °)となる。
【0014】即ち、Mマイク1のレベルに対するSマイ
ク2のレベルが高まるに従ってレベル差が縮まって相対
指向角が広がる一方、包括角が狭くなる。従って、ステ
レオ感は広くなるが見かけの正面音量が下がるので、最
もワイド側の撮像状態における音像のズームアウト演出
に効果的である。
【0015】また、Mマイク1とSマイク2とのレベル
差が広がって相対指向角が狭まった場合、Mマイク1 の
感度を高めれば、最もテレ側の撮像状態における音像の
ズームアップ演出に効果的である。
【0016】図4は本発明に係るビデオカメラのMマイ
ク1・Sマイクそれぞれのマイクレベルと相対指向角と
の相関図(a) 、ステレオ感と相対指向角との相関図(b)
、正面音量と相対指向角との相関図(c) であり、また
図5はステレオ感,正面音量及び相対指向角の3次元相
関図である。
【0017】なお、本実施例ではMマイク1とSマイク
1とは同一感度とし、Mマイク1の出力をアッテネータ
7により減衰(スイッチON)することによりSマイク2
のレベルをMマイク1のレベルより見かけ上高くして相
対指向角を120 °より大きくする。
【0018】撮像状態がワイド側からテレ側に移行する
と相対指向角が0°に近づきステレオ感は狭まるが、相
対指向角が10°のところでスイッチ8がOFF して正面音
量がさらに大きくなるため音像のズームアップ効果が得
られる。また、撮像状態がテレ側からワイド側に移行す
ると相対指向角が大きくなってステレオ感が広がってい
き、相対指向角120 °を境にしてステレオ感は減少して
いくが、相対的な正面音量が下がるため音像のズームア
ウト効果が得られる。
【0019】
【発明の効果】以上のように、本発明のビデオカメラ
は、ステレオマイクロフォンの相対指向角を撮像状態に
応じて変化させるとともに、望遠撮像時には撮像対象の
音を集中的に収音することにより望遠撮像時に写らない
部分の音を排除して音像の不自然さを解消するので撮像
のズーム状態に対応する音像のズーム効果が得られると
いう優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るビデオカメラの要部ブロック図で
ある。
【図2】MS方式におけるマイクロフォンの位置関係及び
それぞれのマイクロフォンの指向性を示す模式図であ
る。
【図3】MS方式におけるマイクロフォンの感度差と相対
指向角及び包括角との相関図である。
【図4】本発明に係るビデオカメラのマイクレベル, ス
テレオ感, 正面音量と相対指向角との相関図である。
【図5】図4に示す相関関係の三次元相関図である。
【符号の説明】
1 Mマイク 2 Sマイク 3 可変抵抗器 4,5 加算器 6 インバータ 7 アッテネータ 8 スイッチ 9 Lch 出力端子 10 Rch 出力端子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ズーム比可変の撮像レンズによる広角及
    び望遠撮像機能と、撮像対象の奥行き方向に指向性を有
    する第1のマイクロフォン及び撮像対象の幅方向に指向
    性を有する第2のマイクロフォンによる収音機能とを有
    するビデオカメラにおいて、撮像状態を検出する手段
    と、広角撮像時に前記第1及び第2のマイクロフォンの
    相対指向角を相対的に大きくする一方、望遠撮像時に該
    相対指向角を相対的に小さくする手段と、望遠撮像時に
    前記第1のマイクロフォンの感度を高める手段とを備え
    たことを特徴とするビデオカメラ。
JP4124123A 1992-04-16 1992-04-16 ビデオカメラ Pending JPH05300419A (ja)

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