JP2500540B2 - カプロラクトン変性ポリオ―ルポリ(メタ)アクリレ―トの製造方法 - Google Patents

カプロラクトン変性ポリオ―ルポリ(メタ)アクリレ―トの製造方法

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JP2500540B2 JP7578391A JP7578391A JP2500540B2 JP 2500540 B2 JP2500540 B2 JP 2500540B2 JP 7578391 A JP7578391 A JP 7578391A JP 7578391 A JP7578391 A JP 7578391A JP 2500540 B2 JP2500540 B2 JP 2500540B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の目的】
【産業上の利用分野】本発明は、紫外線又は電子線の照
射により、或は加熱等の硬化手段によって硬化可能なカ
プロラクトン変性ポリオールポリ(メタ)アクリレート
の製造方法に関するものであって、本発明により得られ
る化合物は、例えば塗料、印刷インキ等の各種の産業分
野において利用できるものである。なお、本明細書にお
いて、(メタ)アクリル酸とあるのは、アクリル酸及び
/又はメタクリル酸を表し、(メタ)アクリレートとあ
るのは、アクリレート及び/又はメタクリレートを表
す。
【0002】
【従来の技術】従来より、ポリオールポリ(メタ)アク
リレートは、紫外線又は電子線等の活性エネルギー線の
照射により硬化可能な活性エネルギー線硬化型化合物の
中で、比較的低粘度であり、かつ高い硬化性を有してい
るため、印刷インキ及び塗料等の配合物に希釈剤として
大量に使用されている。
【0003】しかし、一般に、ポリオールポリ(メタ)
アクリレートには以下に示した欠点が生じる場合が多
い。 分子量が比較的低いことに起因して、皮膚刺激性が高
い。 一分子中に存在するエステルユニット含有量が高いこ
とに起因して、分子量に比較して粘度が高い。
【0004】上記の欠点を改良するものとして、ポリオ
ールポリ(メタ)アクリレートをカプロラクトンの付加
により改質したカプロラクトン変性ポリオールポリ(メ
タ)アクリレートが知られている。
【0005】しかし、これまでに公知の反応に於いて
は、予め、多価アルコールにラクトン化合物を付加させ
た後に、その反応生成物と(メタ)アクリル酸とのエス
テル化反応を行う、二段反応でカプロラクトン変性ポリ
オールポリアクリレートを製造している。
【0006】しかも、多価アルコールへのラクトン化合
物の付加反応は、テトラブチルチタネート等の有機チタ
ン化合物あるいはテトラフェニルスズ等のスズ化合物を
触媒として使用しても、なお150〜200℃の高温を
必要とする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、高温反応を
必要とせず、一段反応で実施可能なカプロラクトン変性
ポリオールポリ(メタ)アクリレートの製造方法を提供
することを課題とする。
【0008】
【発明の構成】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、カプロラ
クトン変性ポリオールポリアクリレートの製造方法につ
いて鋭意検討した結果、p−トルエンスルフォン酸等の
酸触媒の存在下では、驚くべきことに、多価アルコー
ル、アクリル酸及びε−カプロラクトンを、1段で、し
かも比較的低温で反応させることができることを見出
し、本発明を完成するに至った。即ち、本発明は多価ア
ルコール、(メタ)アクリル酸及びε−カプロラクトン
を、酸触媒を共存させて一段で反応させることを特徴と
するカプロラクトン変性ポリオールポリ(メタ)アクリ
レートの製造方法である。
【0009】以下に本発明の製造方法について詳細に説
明する。 *反応条件 本発明の製造方法は、常法の脱水エステル化反応に従っ
て実施することができる。即ち、攪拌機、温度計及び水
分離器を備えた反応器に、アクリル酸、多価アルコール
及びε−カプロラクトンを仕込み、加熱する。反応の進
行に伴い生成する水は、系外に留出させ除去する。反応
の終点は副生する水の量で決定すればよい。反応終了
後、反応液を水洗し、水層を分離後、減圧下で溶媒を留
去して、目的とするカプロラクトン変性ポリオールポリ
(メタ)アクリレートを得る。
【0010】○酸触媒 本発明において、反応の進行を円滑に行うため、酸触媒
の共存下に、(メタ)アクリル酸、多価アルコール及び
ε−カプロラクトを、1段で反応させる。本発明におけ
る酸触媒は、無機酸又は有機酸のいずれでもよく、好ま
しい無機酸の具体例として、例えば塩酸、硫酸及び燐酸
等があり、好ましい有機酸の具体例として、例えばp−
トルエンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸及びメタンス
ルホン酸等がある。これらの酸触媒の中で、p−トルエ
ンスルホン酸等の有機スルホン酸は、腐食性が低いため
特に好ましい。酸触媒の好ましい添加量は、反応液の全
量に対して0.5〜5重量%である。
【0011】○仕込みモル比 低粘度であり、かつ高い硬化性を有するカプロラクトン
変性ポリオールポリ(メタ)アクリレートを製造するた
めには、カプロラクトンの多価アルコールに対する仕込
みモル比を、1以上とし、又(メタ)アクリル酸の多価
アルコールに対する仕込みモル比は、多価アルコールの
価数をNとすると(Nは2以上の整数である)、N以上
とすることが、いずれも好ましい。又、未反応の成分を
残すことによる不経済性を防止するために、カプロラク
トンの多価アルコールに対する仕込みモル比は、N以下
であることが好ましく、(メタ)アクリル酸の多価アル
コールに対する仕込みモル比は、2N以下であることが
好ましい。
【0012】○反応温度 本発明における好ましい反応温度は、100℃〜150
℃であり、より好ましくは70〜120℃である。この
範囲内の温度で加熱することにより、容易に脱水エステ
ル化反応を行うことができると同時に、多価アルコール
とε−カプロラクトンとの反応をも行うことができ、カ
プロラクトン変性ポリオールポリ(メタ)アクリレート
を一段反応で製造することができる。
【0013】○反応溶媒 本発明において、水の留出を容易にし、反応の進行を円
滑に行うため、ベンゼン、トルエン及びキシレン等の反
応物質に不活性であり、かつ水と共沸混合物を形成する
溶媒の存在下に反応を行うことが好ましい。
【0014】○重合禁止剤 本発明において、(メタ)アクリロイル基がラジカル重
合することがあるので、重合禁止剤を添加して反応を行
うことが好ましい。重合禁止剤としては、ハイドロキノ
ン、ハイドロキノンモノメチルエーテル及びフェノチア
ジン等が使用できる。その添加量は、反応液の全量に対
して0.01〜1.0重量%が好ましい。
【0015】
【実施例及び比較例】次に実施例及び比較例を挙げて、
本発明をさらに具体的に説明する。なお、以下%とある
のは、重量%を表す。 実施例1 攪拌機、温度計及び水分離器を備えた反応器に、16
0.8g(1.2モル)のトリメチロールプロパン、4
10.4g(3.6モル)のε−カプロラクトン、31
1.0g(4.32モル)のアクリル酸、36.0g
(2%)のp−トルエンスルホン酸、1.8g(100
0ppm)のハイドロキノンモノメチルエーテル及び9
00gのトルエンを仕込み、攪拌しつつ加熱した。内温
が95℃になると、反応により生成した水がトルエンと
の共沸混合物として留出し始めた。水分離器により水は
系外に抜き取った。反応開始後5時間で反応を終了し、
水は65.2ml留出していた。反応終了後、反応液を
中和、水洗し、水層を分離後、減圧下で溶媒を留去し
て、695gのカプロラクトン変性ポリオールポリアク
リレートを得た。この生成物を化合物1とする。
【0016】実施例2 214.4g(1.6モル)のトリメチロールプロパ
ン、182.4g(1.6モル)のε−カプロラクト
ン、414.7g(5.76モル)のアクリル酸、3
4.0g(2%)のp−トルエンスルホン酸、1.7g
(1000ppm)のハイドロキノンモノメチルエーテ
ル及び850gのトルエン用いる以外は実施例1と全く
同様に反応を行い、605gのカプロラクトン変性ポリ
オールポリアクリレートを得た。この生成物を化合物2
とする。
【0017】実施例3 160.8g(1.2モル)のトリメチロールプロパ
ン、410.4g(3.6モル)のε−カプロラクト
ン、371.5g(4.32モル)のメタクリル酸、3
8.0g(2%)のp−トルエンスルホン酸、1.9g
(1000ppm)のハイドロキノンモノメチルエーテ
ル及び950gのトルエン用いる以外は実施例1と全く
同様に反応を行い、710gのカプロラクトン変性ポリ
オールポリメタクリレートを得た。この生成物を化合物
3とする。
【0018】実施例4 272.0g(2.0モル)のペンタエリスリトール、
633.6g(8.8モル)のアクリル酸、228.0
g(2.0モル)のε−カプロラクトン、46.0g
(2%)のp−トルエンスルホン酸、2.3g(100
0ppm)のハイドロキノンモノメチルエーテル及び1
150gのトルエンを用いる以外は実施例1と全く同様
に反応を行い、1015gのカプロラクトン変性ポリオ
ールポリアクリレートを得た。この生成物を化合物4と
する。
【0019】実施例5 272.0g(2.0モル)のペンタエリスリトール、
633.6g(8.8モル)のアクリル酸、456.0
g(4.0モル)のε−カプロラクトン、56.0g
(2%)のp−トルエンスルホン酸、2.8g(100
0ppm)のハイドロキノンモノメチルエーテル及び1
400gのトルエンを用いる以外は実施例1と全く同様
に反応を行い、844gのカプロラクトン変性ポリオー
ルポリアクリレートを得た。この生成物を化合物5とす
る。
【0020】実施例6 166.4g(1.6モル)のネオペンチルグリコー
ル、364.8g(3.2モル)のε−カプロラクト
ン、276.5g(3.84モル)のアクリル酸、3
2.2g(2%)のp−トルエンスルホン酸、1.6g
(1000ppm)のハイドロキノンモノメチルエーテ
ル及び810gのトルエン用いる以外は実施例1と全く
同様に反応を行い、665gのカプロラクトン変性ポリ
オールポリアクリレートを得た。この生成物を化合物6
とする。
【0021】実施例7 208.0g(2.0モル)のネオペンチルグリコー
ル、228.0g(2.0モル)のε−カプロラクト
ン、345.6g(4.8モル)のアクリル酸、32.
0g(2%)のp−トルエンスルホン酸、1.6g(1
000ppm)のハイドロキノンモノメチルエーテル及
び800gのトルエン用いる以外は実施例1と全く同様
に反応を行い、616gのカプロラクトン変性ポリオー
ルポリアクリレートを得た。この生成物を化合物7とす
る。
【0022】上記実施例1〜7において得た化合物1〜
7についてNMRの測定を行った。その結果、下記5種
の特徴的なピークが認められた。 aのピーク:0.8〜1.0ppm bのピーク:1.2〜1.8ppm cのピーク:2.2〜2.4ppm dのピーク:3.8〜4.2ppm eのピーク:5.6〜6.5ppm 化合物1については、図1に示したNMRの測定結果が
得られ、上記5種の特徴的なピークは以下のように同定
できた。 この結果より、化合物1はカプロラクトン変性トリメチ
ロールプロパントリアクリレートであることが確認でき
た。又、他の化合物についても同様に確認できた。
【0023】
【発明の効果】本発明の製造方法は、高温反応を必要と
せず、多価アルコール、(メタ)アクリル酸及びε−カ
プロラクトンを、一段で反応させることにより、カプロ
ラクトン変性ポリオールポリ(メタ)アクリレートを容
易に得ることを可能とするものである。本発明により得
られる化合物は、高い硬化性を有し、かつ室温で低粘度
な液状であるため、例えばインキ、塗料用の反応性希釈
剤として特に有用なものであり、その他種々の分野にお
ける希釈剤として、生産性を著しく向上させることがで
き、その工業的価値は極めて大である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多価アルコール、(メタ)アクリル酸及
    びε−カプロラクトンを、酸触媒を共存させて一段で反
    応させることを特徴とするカプロラクトン変性ポリオー
    ルポリ(メタ)アクリレートの製造方法。
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