JP2500490B2 - 自動伴奏装置 - Google Patents
自動伴奏装置Info
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- JP2500490B2 JP2500490B2 JP3260162A JP26016291A JP2500490B2 JP 2500490 B2 JP2500490 B2 JP 2500490B2 JP 3260162 A JP3260162 A JP 3260162A JP 26016291 A JP26016291 A JP 26016291A JP 2500490 B2 JP2500490 B2 JP 2500490B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、鍵盤等の音高指定手
段で指定された音高に基づいて和音を検出し、その和音
によって自動伴奏を行う自動伴奏装置に関する。
段で指定された音高に基づいて和音を検出し、その和音
によって自動伴奏を行う自動伴奏装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在電子楽器の多くには自動伴奏機能が
設けられている。一般的な自動伴奏機能は、演奏者の演
奏に基づいて和音を検出し、検出された和音に基づいて
コードパターンなどを発音する機能である。ところで、
通常の演奏ではベース音が和音と別の進行をする場合が
ある。このような場合には、和音を発音するためのキー
オンとベース音を発音するためのキーオンとが別に行わ
れるため、自動伴奏をするためには和音を検出するとと
もにベース音も検出する必要がある。
設けられている。一般的な自動伴奏機能は、演奏者の演
奏に基づいて和音を検出し、検出された和音に基づいて
コードパターンなどを発音する機能である。ところで、
通常の演奏ではベース音が和音と別の進行をする場合が
ある。このような場合には、和音を発音するためのキー
オンとベース音を発音するためのキーオンとが別に行わ
れるため、自動伴奏をするためには和音を検出するとと
もにベース音も検出する必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、和音とベース音
とを同時に検出する方式としては、特開平2−1796
90号のようにいわゆる分数和音を検出するためのテー
ブルを持ち、それに当てはまるキーオンパターンの場合
には和音とベース音とが同時に指定される分数和音であ
るとしていた。しかし、この方式では、キーオンされた
パターン全てに基づいて和音とベース音とを同時に検出
するようにしていたため、全ての和音/ベース音の組合
せを網羅するテーブルを設けようとすれば膨大なメモリ
が必要となっていた。このため、一般的なメモリ容量の
テーブルでは典型的な(簡略な)パターンしか検出する
ことができず正確な和音検出ができないうえ、分数和音
と通常の和音とを混同してしまうことがあり、的確な伴
奏ができなくなる場合があった。たとえば、属7和音の
転回形で7度音が最低音となった場合、Major on ♭7
thという分数和音として判断されてしまう等である。
とを同時に検出する方式としては、特開平2−1796
90号のようにいわゆる分数和音を検出するためのテー
ブルを持ち、それに当てはまるキーオンパターンの場合
には和音とベース音とが同時に指定される分数和音であ
るとしていた。しかし、この方式では、キーオンされた
パターン全てに基づいて和音とベース音とを同時に検出
するようにしていたため、全ての和音/ベース音の組合
せを網羅するテーブルを設けようとすれば膨大なメモリ
が必要となっていた。このため、一般的なメモリ容量の
テーブルでは典型的な(簡略な)パターンしか検出する
ことができず正確な和音検出ができないうえ、分数和音
と通常の和音とを混同してしまうことがあり、的確な伴
奏ができなくなる場合があった。たとえば、属7和音の
転回形で7度音が最低音となった場合、Major on ♭7
thという分数和音として判断されてしまう等である。
【0004】この発明は、キーオンパターンからベース
音とコードパターンとを分離して別々に検出するように
したことにより、上記課題を解決した自動伴奏装置を提
供することを目的とする。
音とコードパターンとを分離して別々に検出するように
したことにより、上記課題を解決した自動伴奏装置を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この出願の請求項1の発
明は、音高が指定される音高指定手段と、音高指定手段
で指定された音高のうち最低音と第2低音との音程を算
出する音程算出手段と、前記音程算出手段が算出した音
程が所定値のとき前記最低音をベース音とするとともに
前記音高指定手段で指定された音高のうち少なくとも前
記最低音を除く音高に基づいて和音を検出し、前記音程
が所定以外のときには前記指定された全音高に基づいて
和音のみを検出する和音検出手段と、検出された和音ま
たはベース音に基づいて自動伴奏を行う伴奏手段と、を
備えたことを特徴とする。
明は、音高が指定される音高指定手段と、音高指定手段
で指定された音高のうち最低音と第2低音との音程を算
出する音程算出手段と、前記音程算出手段が算出した音
程が所定値のとき前記最低音をベース音とするとともに
前記音高指定手段で指定された音高のうち少なくとも前
記最低音を除く音高に基づいて和音を検出し、前記音程
が所定以外のときには前記指定された全音高に基づいて
和音のみを検出する和音検出手段と、検出された和音ま
たはベース音に基づいて自動伴奏を行う伴奏手段と、を
備えたことを特徴とする。
【0006】この出願の請求項2の発明は、音高が指定
される音高指定手段と、音高指定手段で指定された音高
のうち最低音と第2低音との音程を算出する音程算出手
段と、前記音程算出手段が算出した音程が一定値以上の
とき前記最低音をベース音とするとともに前記音高指定
手段で指定された音高のうち少なくとも最低音を除く音
高に基づいて和音を検出し、前記音程が一定値未満のと
きには前記指定された全音高に基づいて和音のみを検出
する和音検出手段と、検出された和音またはベース音に
基づいて自動伴奏を行う伴奏手段と、を備えたことを特
徴とする。
される音高指定手段と、音高指定手段で指定された音高
のうち最低音と第2低音との音程を算出する音程算出手
段と、前記音程算出手段が算出した音程が一定値以上の
とき前記最低音をベース音とするとともに前記音高指定
手段で指定された音高のうち少なくとも最低音を除く音
高に基づいて和音を検出し、前記音程が一定値未満のと
きには前記指定された全音高に基づいて和音のみを検出
する和音検出手段と、検出された和音またはベース音に
基づいて自動伴奏を行う伴奏手段と、を備えたことを特
徴とする。
【0007】
【作用】この発明の自動伴奏装置では、音高指定手段で
指定された音高のうち最低音と第2低音との音程を音程
算出手段が算出し、この音程が所定値のときまたは一定
値以上離れているとき最低音がベース音であると判断す
る。このため、指定された音高のうち少なくとも最低音
をベース音として和音検出から除外し、それ以外の音高
パターンで和音を検出する。和音の検出は従来より周知
の方式で行えばよい。伴奏手段は検出された和音と分離
された最低音(ベース音)とでそれぞれ和音,ベース音
の自動伴奏を行う。また、音程が所定値でなかったとき
または一定値以上離れていなかった場合には、演奏者が
音高指定手段でベース音を指定しなかったと判断する。
そこで、指定された全音高で和音を検出し、これに基づ
いて自動伴奏を行う。この場合、和音の根音に基づいて
ベース音の発音を行う等の処理をすればよい。これによ
って、簡略な構成で正しいベース音,和音の検出をする
ことができる。
指定された音高のうち最低音と第2低音との音程を音程
算出手段が算出し、この音程が所定値のときまたは一定
値以上離れているとき最低音がベース音であると判断す
る。このため、指定された音高のうち少なくとも最低音
をベース音として和音検出から除外し、それ以外の音高
パターンで和音を検出する。和音の検出は従来より周知
の方式で行えばよい。伴奏手段は検出された和音と分離
された最低音(ベース音)とでそれぞれ和音,ベース音
の自動伴奏を行う。また、音程が所定値でなかったとき
または一定値以上離れていなかった場合には、演奏者が
音高指定手段でベース音を指定しなかったと判断する。
そこで、指定された全音高で和音を検出し、これに基づ
いて自動伴奏を行う。この場合、和音の根音に基づいて
ベース音の発音を行う等の処理をすればよい。これによ
って、簡略な構成で正しいベース音,和音の検出をする
ことができる。
【0008】
【実施例】図1はこの発明の実施例である電子楽器のブ
ロック図である。この電子楽器の動作はマイクロコンピ
ュータ部10によって制御される。マイクロコンピュー
タ部10はCPU20,プログラムメモリ21,ワーキ
ングメモリ22およびテンポクロック23で構成されて
いる。これらの回路部はそれぞれバス11に接続されて
いる。バス11にはこのほか伴奏パターンメモリ12,
押鍵検出回路14,スイッチ操作検出回路16および楽
音信号形成回路17が接続されている。伴奏パターンメ
モリ12はROMで構成されており、種々のリズム種類
に応じて複数の伴奏パターンが記憶されている。伴奏パ
ターンはコードパターン,ベースパターン,リズムパタ
ーンからなっている。また、押鍵検出回路14には61
キー程度のキー数からなる鍵盤13が接続されている。
押鍵検出回路14は鍵盤13のキーオン/オフのほかキ
ーオンベロシティ等も検出する。スイッチ操作検出回路
16には操作パネル15が接続されている。操作パネル
15には自動伴奏スイッチ,音色選択スイッチ,リズム
選択スイッチなどが含まれる。楽音信号形成回路17に
はアンプ18スピーカ19からなるサウンドシステムが
接続されている。
ロック図である。この電子楽器の動作はマイクロコンピ
ュータ部10によって制御される。マイクロコンピュー
タ部10はCPU20,プログラムメモリ21,ワーキ
ングメモリ22およびテンポクロック23で構成されて
いる。これらの回路部はそれぞれバス11に接続されて
いる。バス11にはこのほか伴奏パターンメモリ12,
押鍵検出回路14,スイッチ操作検出回路16および楽
音信号形成回路17が接続されている。伴奏パターンメ
モリ12はROMで構成されており、種々のリズム種類
に応じて複数の伴奏パターンが記憶されている。伴奏パ
ターンはコードパターン,ベースパターン,リズムパタ
ーンからなっている。また、押鍵検出回路14には61
キー程度のキー数からなる鍵盤13が接続されている。
押鍵検出回路14は鍵盤13のキーオン/オフのほかキ
ーオンベロシティ等も検出する。スイッチ操作検出回路
16には操作パネル15が接続されている。操作パネル
15には自動伴奏スイッチ,音色選択スイッチ,リズム
選択スイッチなどが含まれる。楽音信号形成回路17に
はアンプ18スピーカ19からなるサウンドシステムが
接続されている。
【0009】楽音信号形成回路17は複数の発音チャン
ネルを備えており、CPU20から送られてきた発音デ
ータに基づいてそれぞれ独立して楽音信号を形成するこ
とができる。形成された楽音信号はアンプ18に出力さ
れ、増幅されたのちスピーカ19から出力される。な
お、楽音信号形成回路17には自動伴奏専用の発音チャ
ンネルが6チャンネル設けられており、それぞれパター
ントラックナンバ0〜5に対応している。
ネルを備えており、CPU20から送られてきた発音デ
ータに基づいてそれぞれ独立して楽音信号を形成するこ
とができる。形成された楽音信号はアンプ18に出力さ
れ、増幅されたのちスピーカ19から出力される。な
お、楽音信号形成回路17には自動伴奏専用の発音チャ
ンネルが6チャンネル設けられており、それぞれパター
ントラックナンバ0〜5に対応している。
【0010】以下図面を参照してこの電子楽器の動作を
説明する。
説明する。
【0011】図2はメインルーチンを示すフローチャー
トである。電子楽器の電源投入と同時に初期設定動作が
実行され(n1)、その後スタートスイッチのオンイベ
ント(n2)、キーイベント(n3)の判断およびその
他処理(n4)を実行する。
トである。電子楽器の電源投入と同時に初期設定動作が
実行され(n1)、その後スタートスイッチのオンイベ
ント(n2)、キーイベント(n3)の判断およびその
他処理(n4)を実行する。
【0012】初期設定動作とはレジスタのリセットや楽
音信号形成回路17へプリセット音色を送信するなどの
動作である。またその他処理は伴奏スタイルや音色の選
択を受け付ける動作などである。
音信号形成回路17へプリセット音色を送信するなどの
動作である。またその他処理は伴奏スタイルや音色の選
択を受け付ける動作などである。
【0013】スタートスイッチオンイベントがあるとn
2からn5に進み、RUNフラグを反転する。反転の結
果RUNフラグが1になれば、自動伴奏動作がスタート
するため伴奏データの読出クロックをカウントするCL
Kレジスタをクリアし(n6→n7)、和音の根音レジ
スタRTおよびベース音レジスタBKCに和音,ベース
音高を未検出であることを意味するFFH をセットして
(n8)、この動作から抜ける。また、RUNフラグを
反転した結果0がセットされた場合にはそれまで実行さ
れていた自動伴奏動作を停止するスイッチ操作であった
ため現在発音している楽音を消音して(n6→n9)こ
の動作から抜ける。また、キーイベントがあったときに
は、そのキーイベントに対応して発音/消音処理を実行
し(n3→n10)、RUNフラグを判断する(n1
1)。このフラグがリセットしているときには通常の演
奏モードであるためこのままこの動作から抜ける。一
方、RUNフラグがセットしているときには自動伴奏モ
ードであるため伴奏処理動作(n12)を実行する。
2からn5に進み、RUNフラグを反転する。反転の結
果RUNフラグが1になれば、自動伴奏動作がスタート
するため伴奏データの読出クロックをカウントするCL
Kレジスタをクリアし(n6→n7)、和音の根音レジ
スタRTおよびベース音レジスタBKCに和音,ベース
音高を未検出であることを意味するFFH をセットして
(n8)、この動作から抜ける。また、RUNフラグを
反転した結果0がセットされた場合にはそれまで実行さ
れていた自動伴奏動作を停止するスイッチ操作であった
ため現在発音している楽音を消音して(n6→n9)こ
の動作から抜ける。また、キーイベントがあったときに
は、そのキーイベントに対応して発音/消音処理を実行
し(n3→n10)、RUNフラグを判断する(n1
1)。このフラグがリセットしているときには通常の演
奏モードであるためこのままこの動作から抜ける。一
方、RUNフラグがセットしているときには自動伴奏モ
ードであるため伴奏処理動作(n12)を実行する。
【0014】図3は伴奏処理動作を示すフローチャート
である。この動作は自動伴奏モード(RUN=1)時に
キーイベントがあった場合に実行される。この動作は和
音およびベース音を検出する動作である。検出された和
音,ベース音は割り込み動作(図4)において自動伴奏
の音高決定に用いられる。まず現在押鍵されているキー
数が2以上か否かを判断する(n20)。1または0で
あれば和音の検出が不可能であるためそのままリターン
する。2以上であればそのうちの最低音のキーコードを
KC(0) にセットし、第2低音(2番目に低い音)のキ
ーコードをKC(1) にセットする(n21)。これら2
個のキーコードの音名を求める(n22)。音名(半音
数)はキーコードを12で除した剰余として求められ
る。これをNT(0),NT(1) にセットする。これらの音
名が同じであれば(n23)、この音名に対応する楽音
がベース音であるとして所定のオクターブの同音名のキ
ーコードをベース音キーコードレジスタBKCにセット
する(n24)。こののち押鍵されたキーコードのうち
ベース音であったKC(0) ,KC(1) を除くキーコード
で和音を検出する(n25)。一方、NT(0),NT(1)
が違う音名であればベース音が指定されていないとして
n23からn26に進みベース音キーコードレジスタB
KCにFFH をセットし、押鍵された全てのキーコード
で和音を検出する(n27)。n25またはn27で和
音が検出された場合にはその和音の根音をRTにセット
し和音種類をTPにセットする(n28,n29)。
である。この動作は自動伴奏モード(RUN=1)時に
キーイベントがあった場合に実行される。この動作は和
音およびベース音を検出する動作である。検出された和
音,ベース音は割り込み動作(図4)において自動伴奏
の音高決定に用いられる。まず現在押鍵されているキー
数が2以上か否かを判断する(n20)。1または0で
あれば和音の検出が不可能であるためそのままリターン
する。2以上であればそのうちの最低音のキーコードを
KC(0) にセットし、第2低音(2番目に低い音)のキ
ーコードをKC(1) にセットする(n21)。これら2
個のキーコードの音名を求める(n22)。音名(半音
数)はキーコードを12で除した剰余として求められ
る。これをNT(0),NT(1) にセットする。これらの音
名が同じであれば(n23)、この音名に対応する楽音
がベース音であるとして所定のオクターブの同音名のキ
ーコードをベース音キーコードレジスタBKCにセット
する(n24)。こののち押鍵されたキーコードのうち
ベース音であったKC(0) ,KC(1) を除くキーコード
で和音を検出する(n25)。一方、NT(0),NT(1)
が違う音名であればベース音が指定されていないとして
n23からn26に進みベース音キーコードレジスタB
KCにFFH をセットし、押鍵された全てのキーコード
で和音を検出する(n27)。n25またはn27で和
音が検出された場合にはその和音の根音をRTにセット
し和音種類をTPにセットする(n28,n29)。
【0015】図4は割り込み動作を示すフローチャート
である。この割り込み動作は1/4拍毎に実行され、そ
のタイミングで発音される伴奏パターンを読み出して自
動伴奏音を発音する動作である。ここで、伴奏パターン
は3トラックのコードパターン,1トラックのベースパ
ターンおよび2トラックのリズムパターンからなってい
る。パターンデータは発音タイミング、音高、ベロシテ
ィデータからなっている。伴奏パターンは基準となる調
(C Major)のキーコードパターンとして記憶されてい
るため、検出された和音,ベース音の音高,和音種類に
基づき和音変換テーブルを用いて発音するキーコードに
変換したのち発音される。また、伴奏パターンは2小節
分記憶されているため4拍子の場合32クロックで繰り
返される。
である。この割り込み動作は1/4拍毎に実行され、そ
のタイミングで発音される伴奏パターンを読み出して自
動伴奏音を発音する動作である。ここで、伴奏パターン
は3トラックのコードパターン,1トラックのベースパ
ターンおよび2トラックのリズムパターンからなってい
る。パターンデータは発音タイミング、音高、ベロシテ
ィデータからなっている。伴奏パターンは基準となる調
(C Major)のキーコードパターンとして記憶されてい
るため、検出された和音,ベース音の音高,和音種類に
基づき和音変換テーブルを用いて発音するキーコードに
変換したのち発音される。また、伴奏パターンは2小節
分記憶されているため4拍子の場合32クロックで繰り
返される。
【0016】この動作は自動伴奏モードのときにのみ有
効であるためRUNフラグがリセットしているときには
何も実行せずにそのままリターンする(n30)。RU
Nフラグがセットしているときは伴奏パターンデータの
トラックナンバTR=0〜5の6トラックについて以下
の動作を実行する。ここで、TR=0〜2はコードパタ
ーン用のトラックであり、TR=3はベースパターン用
のトラックであり、TR=4,5はリズムパターン用の
トラックである。まずトラックナンバレジスタTRに0
をセットする(n31)。TRで指示されたトラックの
ポインタが指し示す伴奏データを読み出してキーコード
レジスタKCDにセットする(n32)。読み出された
データ(KCD)がエンドデータFFH の場合には、何
もしないでこのトラックについての処理を終える(n3
3)。n34,n38ではトラックナンバTRを判断
し、TR=0〜2(コードトラック)の場合にはn35
〜n37の動作を実行し、TR=3(ベーストラック)
の場合にはn39〜n41の動作を実行し、TR=4,
5(リズムトラック)の場合にはn42の動作を実行す
る。
効であるためRUNフラグがリセットしているときには
何も実行せずにそのままリターンする(n30)。RU
Nフラグがセットしているときは伴奏パターンデータの
トラックナンバTR=0〜5の6トラックについて以下
の動作を実行する。ここで、TR=0〜2はコードパタ
ーン用のトラックであり、TR=3はベースパターン用
のトラックであり、TR=4,5はリズムパターン用の
トラックである。まずトラックナンバレジスタTRに0
をセットする(n31)。TRで指示されたトラックの
ポインタが指し示す伴奏データを読み出してキーコード
レジスタKCDにセットする(n32)。読み出された
データ(KCD)がエンドデータFFH の場合には、何
もしないでこのトラックについての処理を終える(n3
3)。n34,n38ではトラックナンバTRを判断
し、TR=0〜2(コードトラック)の場合にはn35
〜n37の動作を実行し、TR=3(ベーストラック)
の場合にはn39〜n41の動作を実行し、TR=4,
5(リズムトラック)の場合にはn42の動作を実行す
る。
【0017】コードトラック(TR=0〜2)の場合、
まずn35で和音が検出されているか否かを判断する。
和音が検出されていなければ根音レジスタRT=FFH
である。この場合にはコードの発音を行わないで直接n
43に進む。和音が検出されている場合には読み出され
たキーコードKCDを和音の根音RT,種類TPに基づ
いて発音キーコードKCに変換する(n36)。変換は
和音変換テーブルを用いて行う。変換されたキーコード
KCおよびキーオン信号を楽音信号形成回路17のTR
に対応するチャンネルへ出力する(n37)。ベースト
ラック(TR=3)の場合にはベースキーコードBKC
が検出されているかを判断し(n39)、検出されてい
る場合にはそのキーコードBKCを発音キーコードKC
としてセットして(n40)、n37に進む。BKCが
検出されていない場合には和音が検出されているか否か
を判断し(n41)、和音が検出されている場合にはそ
の和音に基づいてベースパターンを発音するためn36
に進む(n41)。ベース音も和音も検出されていない
場合にはベース音の発音は行わない。また、リズムトラ
ック(TR=4,5)の場合には読み出されたKCDは
リズム音の種類を表している。このKCDとキーオン信
号を対応するチャンネルに出力して発音する(n4
2)。
まずn35で和音が検出されているか否かを判断する。
和音が検出されていなければ根音レジスタRT=FFH
である。この場合にはコードの発音を行わないで直接n
43に進む。和音が検出されている場合には読み出され
たキーコードKCDを和音の根音RT,種類TPに基づ
いて発音キーコードKCに変換する(n36)。変換は
和音変換テーブルを用いて行う。変換されたキーコード
KCおよびキーオン信号を楽音信号形成回路17のTR
に対応するチャンネルへ出力する(n37)。ベースト
ラック(TR=3)の場合にはベースキーコードBKC
が検出されているかを判断し(n39)、検出されてい
る場合にはそのキーコードBKCを発音キーコードKC
としてセットして(n40)、n37に進む。BKCが
検出されていない場合には和音が検出されているか否か
を判断し(n41)、和音が検出されている場合にはそ
の和音に基づいてベースパターンを発音するためn36
に進む(n41)。ベース音も和音も検出されていない
場合にはベース音の発音は行わない。また、リズムトラ
ック(TR=4,5)の場合には読み出されたKCDは
リズム音の種類を表している。このKCDとキーオン信
号を対応するチャンネルに出力して発音する(n4
2)。
【0018】こののちTRに1を加算する(n43)。
TR=6になるまでn32以下の動作を繰り返し実行す
る。加算の結果TR=6になった場合には全トラックに
ついて上記の処理を終了したことを示すため、クロック
レジスタCLKに1を加算して(n46)リターンす
る。ただし、CLK=32の場合には(n45)2小節
のパターンを終了したことを示すためCLKに0をセッ
トして(n47)リターンする。
TR=6になるまでn32以下の動作を繰り返し実行す
る。加算の結果TR=6になった場合には全トラックに
ついて上記の処理を終了したことを示すため、クロック
レジスタCLKに1を加算して(n46)リターンす
る。ただし、CLK=32の場合には(n45)2小節
のパターンを終了したことを示すためCLKに0をセッ
トして(n47)リターンする。
【0019】以上の動作では押鍵パターンの最低音と第
2低音とがオクターブの間隔であればその音名でベース
音が指定されたと判断して和音とは別にベース音を発音
するようにしたが、最低音お第2低音とが1オクターブ
以上離れていた場合には最低音がベース音であると判断
してベース音の発音をするようにしてもよい。この場合
の伴奏処理動作を図5に示す。
2低音とがオクターブの間隔であればその音名でベース
音が指定されたと判断して和音とは別にベース音を発音
するようにしたが、最低音お第2低音とが1オクターブ
以上離れていた場合には最低音がベース音であると判断
してベース音の発音をするようにしてもよい。この場合
の伴奏処理動作を図5に示す。
【0020】図5において、まず現在押鍵されているキ
ー数が2以上か否かを判断する(n50)。1または0
であれば和音の検出が不可能であるためそのままリター
ンする。2以上であればそのうちの最低音のキーコード
をKC(0) にセットし、第2低音のキーコードをKC
(1) にセットする(n51)。これら2個のキーコード
の音程(音高差)Dを求める(n52)。この音高差は
半音数で求められる。この音高差が12(1オクター
ブ)以上であればKC(0) に対応するベース音域の楽音
がベース音であるとして所定のオクターブの同音名のキ
ーコードをベース音キーコードレジスタBKCにセット
する(n54)。こののち押鍵されたキーコードのうち
ベース音であったKC(0)を除くキーコードで和音を検
出する(n55)。一方、Dが12未満であればベース
音が指定されていないとしてn53からn56に進みベ
ース音キーコードレジスタBKCにFFH をセットし、
押鍵された全てのキーコードで和音を検出する(n5
7)。n55またはn57で和音が検出された場合には
その和音の根音をRTにセットし和音種類をTPにセッ
トする(n58,n59)。一方和音が検出されなかっ
た場合には根音レジスタRTにFFH をセットする(n
60)。
ー数が2以上か否かを判断する(n50)。1または0
であれば和音の検出が不可能であるためそのままリター
ンする。2以上であればそのうちの最低音のキーコード
をKC(0) にセットし、第2低音のキーコードをKC
(1) にセットする(n51)。これら2個のキーコード
の音程(音高差)Dを求める(n52)。この音高差は
半音数で求められる。この音高差が12(1オクター
ブ)以上であればKC(0) に対応するベース音域の楽音
がベース音であるとして所定のオクターブの同音名のキ
ーコードをベース音キーコードレジスタBKCにセット
する(n54)。こののち押鍵されたキーコードのうち
ベース音であったKC(0)を除くキーコードで和音を検
出する(n55)。一方、Dが12未満であればベース
音が指定されていないとしてn53からn56に進みベ
ース音キーコードレジスタBKCにFFH をセットし、
押鍵された全てのキーコードで和音を検出する(n5
7)。n55またはn57で和音が検出された場合には
その和音の根音をRTにセットし和音種類をTPにセッ
トする(n58,n59)。一方和音が検出されなかっ
た場合には根音レジスタRTにFFH をセットする(n
60)。
【0021】分数和音が検出された場合でもベース音を
除かずに含めて和音を検出するようにしてもよい。特
に、上記第1の実施例では最低音から2音を除いて和音
を検出しているが、最低音のみを除くようにしてもよ
い。
除かずに含めて和音を検出するようにしてもよい。特
に、上記第1の実施例では最低音から2音を除いて和音
を検出しているが、最低音のみを除くようにしてもよ
い。
【0022】また、第2の実施例では最低音と第2低音
とが1オクターブ以上離れていることう検出して分数和
音をみなしているが、分数和音とみなすための音程は例
えば5度など1オクターブ以外のどのような音程でもよ
い。
とが1オクターブ以上離れていることう検出して分数和
音をみなしているが、分数和音とみなすための音程は例
えば5度など1オクターブ以外のどのような音程でもよ
い。
【0023】さらに、和音検出は全鍵域でなく分割され
た鍵域で行ってもよい。また、ベース音を除く最低音か
ら2〜4音を抽出して和音を検出するようにしてもよ
い。
た鍵域で行ってもよい。また、ベース音を除く最低音か
ら2〜4音を抽出して和音を検出するようにしてもよ
い。
【0024】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、指定さ
れた音高からベース音を分離したのち和音を検出するた
め、ベース音と和音とが別の進行をする場合でも正確に
これを検出することができ、いわゆる分数和音の自動伴
奏を小容量のメモリで的確に行うことができる。
れた音高からベース音を分離したのち和音を検出するた
め、ベース音と和音とが別の進行をする場合でも正確に
これを検出することができ、いわゆる分数和音の自動伴
奏を小容量のメモリで的確に行うことができる。
【図1】この発明の実施例である電子楽器のブロック図
【図2】同電子楽器の動作を示すフローチャート
【図3】同電子楽器の動作を示すフローチャート
【図4】同電子楽器の動作を示すフローチャート
【図5】同電子楽器の他の実施例の動作を示すフローチ
ャート
ャート
Claims (2)
- 【請求項1】 音高が指定される音高指定手段と、 音高指定手段で指定された音高のうち最低音と第2低音
との音程を算出する音程算出手段と、 前記音程算出手段が算出した音程が所定値のとき前記最
低音をベース音とするとともに前記音高指定手段で指定
された音高のうち少なくとも前記最低音を除く音高に基
づいて和音を検出し、前記音程が所定以外のときには前
記指定された全音高に基づいて和音のみを検出する和音
検出手段と、 検出された和音またはベース音に基づいて自動伴奏を行
う伴奏手段と、 を備えた自動伴奏装置。 - 【請求項2】 音高が指定される音高指定手段と、 音高指定手段で指定された音高のうち最低音と第2低音
との音程を算出する音程算出手段と、 前記音程算出手段が算出した音程が一定値以上のとき前
記最低音をベース音とするとともに前記音高指定手段で
指定された音高のうち少なくとも最低音を除く音高に基
づいて和音を検出し、前記音程が一定値未満のときには
前記指定された全音高に基づいて和音のみを検出する和
音検出手段と、 検出された和音またはベース音に基づいて自動伴奏を行
う伴奏手段と、 を備えた自動伴奏装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3260162A JP2500490B2 (ja) | 1991-10-08 | 1991-10-08 | 自動伴奏装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3260162A JP2500490B2 (ja) | 1991-10-08 | 1991-10-08 | 自動伴奏装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05100676A JPH05100676A (ja) | 1993-04-23 |
JP2500490B2 true JP2500490B2 (ja) | 1996-05-29 |
Family
ID=17344183
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3260162A Expired - Fee Related JP2500490B2 (ja) | 1991-10-08 | 1991-10-08 | 自動伴奏装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2500490B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5917284B2 (ja) * | 2012-05-10 | 2016-05-11 | 株式会社河合楽器製作所 | 分数コード決定装置 |
-
1991
- 1991-10-08 JP JP3260162A patent/JP2500490B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05100676A (ja) | 1993-04-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |