JP2500149Y2 - 防塵時計 - Google Patents
防塵時計Info
- Publication number
- JP2500149Y2 JP2500149Y2 JP1992018674U JP1867492U JP2500149Y2 JP 2500149 Y2 JP2500149 Y2 JP 2500149Y2 JP 1992018674 U JP1992018674 U JP 1992018674U JP 1867492 U JP1867492 U JP 1867492U JP 2500149 Y2 JP2500149 Y2 JP 2500149Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- watch
- support frame
- watch case
- timepiece
- case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Electric Clocks (AREA)
- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、時計ケース内部への鉄
粉侵入を防ぐ簡易型の防塵時計に関するものである。
粉侵入を防ぐ簡易型の防塵時計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鉄道のホームや鉄道に近い場所に設置さ
れる時計は、列車の車輪と鉄道レールとの摩耗によって
飛散する鉄粉が時計ケース内部に侵入することがある。
侵入した鉄粉は、時計ケース内部の回路基板上に到達
し、回路上のショートや、機械の誤動作といった種々の
不具合を引き起こす恐れがある。
れる時計は、列車の車輪と鉄道レールとの摩耗によって
飛散する鉄粉が時計ケース内部に侵入することがある。
侵入した鉄粉は、時計ケース内部の回路基板上に到達
し、回路上のショートや、機械の誤動作といった種々の
不具合を引き起こす恐れがある。
【0003】そこでこの鉄粉が時計ケース内部へ侵入す
るのを防ぐため、時計ケースとこの時計ケースを支持す
る支持枠との接合部にゴムパッキングを介在させたり、
あるいはパテやシリコン樹脂等をコーティングして封止
することによって、鉄粉が入り込むような隙間を埋める
等の防塵対策が施されていた。
るのを防ぐため、時計ケースとこの時計ケースを支持す
る支持枠との接合部にゴムパッキングを介在させたり、
あるいはパテやシリコン樹脂等をコーティングして封止
することによって、鉄粉が入り込むような隙間を埋める
等の防塵対策が施されていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記した従来技術のう
ち、ゴムパッキングを介在させて隙間を埋めるような構
成では、このゴムパッキングをある程度圧縮する必要が
あるため、時計ケース側に、ある程度の剛性が必要であ
り、時計ケースの材質として金属を使用しなければなら
ない等の制約がある。またゴムパッキングは、長期間圧
縮されることによりその弾力性が劣化し、隙間が発生し
てしまう恐れがある等、本来の目的を果たせなくなるこ
ともある。
ち、ゴムパッキングを介在させて隙間を埋めるような構
成では、このゴムパッキングをある程度圧縮する必要が
あるため、時計ケース側に、ある程度の剛性が必要であ
り、時計ケースの材質として金属を使用しなければなら
ない等の制約がある。またゴムパッキングは、長期間圧
縮されることによりその弾力性が劣化し、隙間が発生し
てしまう恐れがある等、本来の目的を果たせなくなるこ
ともある。
【0005】ゴムパッキングの代わりにパテやシリコン
樹脂等をコーティングして封止する構成では、ゴムパッ
キングのように圧縮する必要はないが、時計内部の故障
修理等の目的により時計ケースを支持枠から取り外し、
再び支持枠に取り付けるような場合、パテやシリコン樹
脂等をコーティングする封止作業を、その都度施す必要
があり、非常に面倒である。
樹脂等をコーティングして封止する構成では、ゴムパッ
キングのように圧縮する必要はないが、時計内部の故障
修理等の目的により時計ケースを支持枠から取り外し、
再び支持枠に取り付けるような場合、パテやシリコン樹
脂等をコーティングする封止作業を、その都度施す必要
があり、非常に面倒である。
【0006】本考案は上記した従来技術に鑑みて提案さ
れたものであり、その目的は、簡単な構成で時計ケース
内部に鉄粉の侵入を防ぐ防塵時計を提供することにあ
る。
れたものであり、その目的は、簡単な構成で時計ケース
内部に鉄粉の侵入を防ぐ防塵時計を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ための本考案の防塵時計は、時計体を内蔵しかつ前面に
時刻表示部を有する時計ケースと、この時計ケースが接
合される支持枠とからなり、支持枠と時計ケースとの接
合部には、磁性弾性体が設けてあり、時計ケースには時
刻設定用孔が設けてあり、この時刻設定用孔の近傍には
磁性板が設けてある。
ための本考案の防塵時計は、時計体を内蔵しかつ前面に
時刻表示部を有する時計ケースと、この時計ケースが接
合される支持枠とからなり、支持枠と時計ケースとの接
合部には、磁性弾性体が設けてあり、時計ケースには時
刻設定用孔が設けてあり、この時刻設定用孔の近傍には
磁性板が設けてある。
【0008】時計ケースには時刻設定用孔が設けてあ
り、この時刻設定用孔の近傍に、磁性板が設けてあるこ
ともある。
り、この時刻設定用孔の近傍に、磁性板が設けてあるこ
ともある。
【0009】
【実施例】以下本考案を、両面表示型のLED発光式時
計に適用した実施例を参照して説明する。図1,2に示
すように、その正面形状が横長長方形をなす支持枠1の
前面および背面には、時計ケース2,2が接合してあ
る。支持枠1上面には、2本の吊下柱3,3が突出して
おり、吊下柱の各上端は天井(図示せず。)に固定され
ている。支持枠1内部には、上記した支持柱3,3を固
定する断面コ字状の固定板4,4が設けてあり、この固
定板4,4の前面および後面にはそれぞれ引掛具5,5
が固定してある。この引掛具5,5には、前方に向けて
突出するL字状に屈曲した爪部5a,5aが形成してあ
る。時計ケース2,2の内部背面にはブラケット6,6
が固定してある。このブラケット6,6には、上記した
引掛具5,5の爪部5a,5aに係合する窓6a,6a
が形成してある。この窓6a,6aは、図1中の破線に
て示すように、2つの矩形部が段違いに連通した形状を
なしており、時計ケース2を支持枠1に取付けるときに
は、窓6aの下方寄りにある矩形部に爪部5aを貫通さ
せた後、時計ケース2を支持枠1に対して左方向にずら
し、その次に下方向にずらして窓6aの上方寄りにある
矩形部に爪部5aを係合させる。このように窓6aに爪
部5aが係合することによって、時計ケース2は支持枠
1に接合される。時計ケース2を支持枠1から取り外す
ときには、取り付けるときと逆の順序で行なえばよい。
時計ケース2の内部には、LED発光式の時計体7,7
が組込まれており、時計ケース2,2の前面に設けた透
光性カバー(時刻表示部)8,8を通してデジタル数字
による時刻表示(図1)がされるようになっている。支
持枠1の前面・背面の各外周部1a,1aには、図2,
3に示すように、その全域に渡って磁性弾性体(ゴムマ
グネット)9…が接着してある。図3に示すように、支
持枠1の前面・背面外周の内、上辺と下辺には、ロング
・サイズのゴムマグネット9,9が接着してあり、右辺
と左辺にはショート・サイズのゴムマグネット9,9が
それぞれ接着してある。したがって図2に示すように、
支持枠1と時計ケース2,2との接合部には、ゴムマグ
ネット9が介在することになり、支持枠1と時計ケース
2との隙間に到達した鉄粉は、このゴムマグネット9に
よって吸着され、時計ケース2内部には侵入しない。図
4に示すように、時計ケース2の右側面には、時刻設定
用の貫通孔2a…が設けてある。図5に示すように、孔
2a…の奥にはそれぞれ時計体7に接続された時刻設定
用ボタン10…が位置している。時刻設定用ボタン10
…は上から順に、時単位設定用,分単位設定用およびリ
セット・スタート用となっている。時計ケース2の貫通
穴2a…内面には、磁性弾性体で形成された磁性板11
が設けてある。図5に示すように、磁性板11には、貫
通孔2a…に対応して穴11a…が設けてある。したが
って、貫通孔2a…に到達した鉄粉は、この磁性板11
によって吸着され、時計ケース2内部には侵入しない。
時刻を設定するときには、細い棒状のもの12を所定の
貫通孔2aに挿入し、ボタン10を押して行なえばよ
い。なお本実施例では、両面表示型のLED発光式時計
を参照して説明したが、これに限定されるものではな
く、片面表示タイプの時計や、針表示(アナログ)式時
計に適用してもよい。また時計体7は時計ケース2内部
でなく、支持枠1内部に設けて構成してもよい。
計に適用した実施例を参照して説明する。図1,2に示
すように、その正面形状が横長長方形をなす支持枠1の
前面および背面には、時計ケース2,2が接合してあ
る。支持枠1上面には、2本の吊下柱3,3が突出して
おり、吊下柱の各上端は天井(図示せず。)に固定され
ている。支持枠1内部には、上記した支持柱3,3を固
定する断面コ字状の固定板4,4が設けてあり、この固
定板4,4の前面および後面にはそれぞれ引掛具5,5
が固定してある。この引掛具5,5には、前方に向けて
突出するL字状に屈曲した爪部5a,5aが形成してあ
る。時計ケース2,2の内部背面にはブラケット6,6
が固定してある。このブラケット6,6には、上記した
引掛具5,5の爪部5a,5aに係合する窓6a,6a
が形成してある。この窓6a,6aは、図1中の破線に
て示すように、2つの矩形部が段違いに連通した形状を
なしており、時計ケース2を支持枠1に取付けるときに
は、窓6aの下方寄りにある矩形部に爪部5aを貫通さ
せた後、時計ケース2を支持枠1に対して左方向にずら
し、その次に下方向にずらして窓6aの上方寄りにある
矩形部に爪部5aを係合させる。このように窓6aに爪
部5aが係合することによって、時計ケース2は支持枠
1に接合される。時計ケース2を支持枠1から取り外す
ときには、取り付けるときと逆の順序で行なえばよい。
時計ケース2の内部には、LED発光式の時計体7,7
が組込まれており、時計ケース2,2の前面に設けた透
光性カバー(時刻表示部)8,8を通してデジタル数字
による時刻表示(図1)がされるようになっている。支
持枠1の前面・背面の各外周部1a,1aには、図2,
3に示すように、その全域に渡って磁性弾性体(ゴムマ
グネット)9…が接着してある。図3に示すように、支
持枠1の前面・背面外周の内、上辺と下辺には、ロング
・サイズのゴムマグネット9,9が接着してあり、右辺
と左辺にはショート・サイズのゴムマグネット9,9が
それぞれ接着してある。したがって図2に示すように、
支持枠1と時計ケース2,2との接合部には、ゴムマグ
ネット9が介在することになり、支持枠1と時計ケース
2との隙間に到達した鉄粉は、このゴムマグネット9に
よって吸着され、時計ケース2内部には侵入しない。図
4に示すように、時計ケース2の右側面には、時刻設定
用の貫通孔2a…が設けてある。図5に示すように、孔
2a…の奥にはそれぞれ時計体7に接続された時刻設定
用ボタン10…が位置している。時刻設定用ボタン10
…は上から順に、時単位設定用,分単位設定用およびリ
セット・スタート用となっている。時計ケース2の貫通
穴2a…内面には、磁性弾性体で形成された磁性板11
が設けてある。図5に示すように、磁性板11には、貫
通孔2a…に対応して穴11a…が設けてある。したが
って、貫通孔2a…に到達した鉄粉は、この磁性板11
によって吸着され、時計ケース2内部には侵入しない。
時刻を設定するときには、細い棒状のもの12を所定の
貫通孔2aに挿入し、ボタン10を押して行なえばよ
い。なお本実施例では、両面表示型のLED発光式時計
を参照して説明したが、これに限定されるものではな
く、片面表示タイプの時計や、針表示(アナログ)式時
計に適用してもよい。また時計体7は時計ケース2内部
でなく、支持枠1内部に設けて構成してもよい。
【0010】
【考案の効果】以上説明したように本考案の防塵時計に
よれば、時計ケースと支持枠との間に弾性磁性体(ゴム
マグネット)を介在してあるので、通常のゴムパッキン
グのように圧縮させることなく、時計ケース内部への鉄
粉の侵入を未然に防ぐことができる。また、時計内部の
故障修理等の目的により時計ケースを支持枠から取り外
し、再び支持枠に取り付けるような場合でも、パテやシ
リコン樹脂等のようにその都度封止作業を施す必要がな
い。さらにまた、時刻設定用孔の近傍に磁性板を設けた
ため、この孔からの鉄粉の侵入も未然に防ぐことができ
る。
よれば、時計ケースと支持枠との間に弾性磁性体(ゴム
マグネット)を介在してあるので、通常のゴムパッキン
グのように圧縮させることなく、時計ケース内部への鉄
粉の侵入を未然に防ぐことができる。また、時計内部の
故障修理等の目的により時計ケースを支持枠から取り外
し、再び支持枠に取り付けるような場合でも、パテやシ
リコン樹脂等のようにその都度封止作業を施す必要がな
い。さらにまた、時刻設定用孔の近傍に磁性板を設けた
ため、この孔からの鉄粉の侵入も未然に防ぐことができ
る。
【図1】本考案を適用した防塵時計の正面図である。
【図2】図1の拡大縦断面図である。
【図3】図1の展開斜視図である。
【図4】図1の拡大右側面図である。
【図5】図4のA−A線拡大断面図である。
1 支持枠 2 時計ケース 2a 時刻設定用孔 7 時計体 8 時刻表示部 9 磁性弾性体 11 磁性板
Claims (1)
- 【請求項1】 時計体を内蔵しかつ前面に時刻表示部を
有する時計ケースと、上記時計ケースが接合される支持
枠とからなり、 上記支持枠と上記時計ケースとの接合部には、磁性弾性
体が設けてあり、 上記時計ケースには時刻設定用孔が設けてあり、この時
刻設定用孔の近傍には磁性板が設けてある ことを特徴と
する防塵時計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992018674U JP2500149Y2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 防塵時計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992018674U JP2500149Y2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 防塵時計 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0622984U JPH0622984U (ja) | 1994-03-25 |
JP2500149Y2 true JP2500149Y2 (ja) | 1996-06-05 |
Family
ID=11978157
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992018674U Expired - Fee Related JP2500149Y2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 防塵時計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2500149Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58143710A (ja) * | 1982-02-19 | 1983-08-26 | コクヨ株式会社 | 座席装置 |
JPS62113958A (ja) * | 1985-11-08 | 1987-05-25 | Daihatsu Motor Co Ltd | 無段変速装置 |
-
1992
- 1992-03-31 JP JP1992018674U patent/JP2500149Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0622984U (ja) | 1994-03-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |