JP2500072Y2 - ボ―ルタップ - Google Patents
ボ―ルタップInfo
- Publication number
- JP2500072Y2 JP2500072Y2 JP40050990U JP40050990U JP2500072Y2 JP 2500072 Y2 JP2500072 Y2 JP 2500072Y2 JP 40050990 U JP40050990 U JP 40050990U JP 40050990 U JP40050990 U JP 40050990U JP 2500072 Y2 JP2500072 Y2 JP 2500072Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- water discharge
- discharge member
- valve
- passage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Valve Housings (AREA)
- Float Valves (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は便器のロータンクなどの
貯水槽内に所定水位となるように注水を行なうためのボ
ールタップに係り、特に吐水部材の取付構造を改良した
ボールタップに関する。
貯水槽内に所定水位となるように注水を行なうためのボ
ールタップに係り、特に吐水部材の取付構造を改良した
ボールタップに関する。
【0002】
【従来の技術】貯水槽例えば水洗トイレのタンクにはボ
ールタップが備えられ、貯水槽内の水位が所定水位とな
るように給水を行なっている。
ールタップが備えられ、貯水槽内の水位が所定水位とな
るように給水を行なっている。
【0003】このボールタップは、弁体を収容した弁箱
と、該弁体の作動を行なう浮玉付きレバーを備えてお
り、貯水槽内の水位が上昇してくると浮玉が浮き上が
り、弁体を弁座に押し付けて止水をなす。
と、該弁体の作動を行なう浮玉付きレバーを備えてお
り、貯水槽内の水位が上昇してくると浮玉が浮き上が
り、弁体を弁座に押し付けて止水をなす。
【0004】該弁箱の上流側は給水の受入口に連通し、
下流側は、該弁箱に螺着された吐水部材の吐水口に連通
している。
下流側は、該弁箱に螺着された吐水部材の吐水口に連通
している。
【0005】これを図1を参照して説明すると、符号1
0は給水口であり、給水管への接続用の袋ナット12を
備える。この給水口10はストレーナ14を介して開閉
弁の弁箱16内の弁室18に連通されている。該弁室1
8は流入用及び流出用の通路20、22を有する。通路
22には内部が水平流路24となっている吐水部材26
が螺着されている。
0は給水口であり、給水管への接続用の袋ナット12を
備える。この給水口10はストレーナ14を介して開閉
弁の弁箱16内の弁室18に連通されている。該弁室1
8は流入用及び流出用の通路20、22を有する。通路
22には内部が水平流路24となっている吐水部材26
が螺着されている。
【0006】弁室18に突出するように弁座28が設け
られ、この弁座28にダイヤフラム式の弁体30が着座
可能とされている。この弁体30は浮玉32付のレバー
34及び腕部36によって作動がなされる。
られ、この弁座28にダイヤフラム式の弁体30が着座
可能とされている。この弁体30は浮玉32付のレバー
34及び腕部36によって作動がなされる。
【0007】レバー34は弁箱16と一体のレバー取付
部38にピン40を介して枢支されている。腕部36の
基端側は、弁箱16と一体の腕取付部42にピン44を
介して枢支されている。
部38にピン40を介して枢支されている。腕部36の
基端側は、弁箱16と一体の腕取付部42にピン44を
介して枢支されている。
【0008】腕部36の先端側は枠部36aとなってお
り、この枠部36aを貫通するようにねじ軸46が設け
られている。そして、枠部36aの内部にはねじ軸46
に螺合するナット48が配設され、浮玉32の浮力がレ
バー34、ねじ軸46及びナット48を介して腕部36
に伝えられ、挺子の原理によって腕部36がプランジャ
50を押し上げて弁体30を弁座28の下端側に密着さ
せ得るよう構成されている。
り、この枠部36aを貫通するようにねじ軸46が設け
られている。そして、枠部36aの内部にはねじ軸46
に螺合するナット48が配設され、浮玉32の浮力がレ
バー34、ねじ軸46及びナット48を介して腕部36
に伝えられ、挺子の原理によって腕部36がプランジャ
50を押し上げて弁体30を弁座28の下端側に密着さ
せ得るよう構成されている。
【0009】貯水槽内の水位が低いときには、浮玉32
が降下し、プランジャ50も降下する。そうすると、給
水圧により弁体30が押し下げられる。これにより、給
水口24からの水が水平流路24に向って流れる。
が降下し、プランジャ50も降下する。そうすると、給
水圧により弁体30が押し下げられる。これにより、給
水口24からの水が水平流路24に向って流れる。
【0010】貯水槽内の水位が上昇してくると、浮玉3
2も次第に上昇し、遂には浮玉32の浮力が給水圧を上
回り、弁体30が弁座28に押し付けられた状態とな
り、止水される。
2も次第に上昇し、遂には浮玉32の浮力が給水圧を上
回り、弁体30が弁座28に押し付けられた状態とな
り、止水される。
【0011】前記吐水部材26の途中には手洗吐水管へ
水を供給するための手洗吐水ポート52が開口してい
る。53は手洗吐水管と該ポート52とをつなぐ配管で
ある。吐水部材26の先端はL形に折曲し、鉛直下向き
の吐水口54に連なる下向流路56となっている。吐水
口54には整流網58を保持したキャップ60が螺着さ
れている。この整流網58はタンク内への水の吐水速度
を吐水口54の全域にわたって均等化し、水音を小さく
する作用を奏する。
水を供給するための手洗吐水ポート52が開口してい
る。53は手洗吐水管と該ポート52とをつなぐ配管で
ある。吐水部材26の先端はL形に折曲し、鉛直下向き
の吐水口54に連なる下向流路56となっている。吐水
口54には整流網58を保持したキャップ60が螺着さ
れている。この整流網58はタンク内への水の吐水速度
を吐水口54の全域にわたって均等化し、水音を小さく
する作用を奏する。
【0012】水平流路24と下向流路26との交叉部に
調圧弁62が流路内に水平方向に突出自在に螺設されて
いる。64は螺子キャップである。
調圧弁62が流路内に水平方向に突出自在に螺設されて
いる。64は螺子キャップである。
【0013】この調圧弁62を突出又は後退させると吐
水口54からの吐水水量が調節される。
水口54からの吐水水量が調節される。
【0014】なお、該吐水口54から吐出された水がレ
バー34や浮玉32にかからないように、該吐水口54
がレバー34や浮玉32からそれた方向を指向するよう
に吐水部材26が弁箱16に対し螺着されている。
バー34や浮玉32にかからないように、該吐水口54
がレバー34や浮玉32からそれた方向を指向するよう
に吐水部材26が弁箱16に対し螺着されている。
【0015】従来、上記吐水部材26及び弁箱16はい
ずれも鋳物製である。そして、吐水部材26に予め雄螺
子を刻設しておき、この雄螺子を通路22の内面の雌螺
子に螺合させている。
ずれも鋳物製である。そして、吐水部材26に予め雄螺
子を刻設しておき、この雄螺子を通路22の内面の雌螺
子に螺合させている。
【0016】ところで、上記の如く、吐水口54が特定
方向を指向するように吐水部材26を通路22にねじ込
む必要がある。このため、吐水部材26の雄螺子部分に
接着剤を塗布した上で吐水部材26を通路22の雌螺子
にねじ込み、この状態で接着剤が乾くのを待つ。
方向を指向するように吐水部材26を通路22にねじ込
む必要がある。このため、吐水部材26の雄螺子部分に
接着剤を塗布した上で吐水部材26を通路22の雌螺子
にねじ込み、この状態で接着剤が乾くのを待つ。
【0017】
【考案が解決しようとする課題】上記のように、従来の
ボールタップの組立に際しては、接着剤を乾燥させる時
間が必要であり、組立作業時間が長くなっており、生産
性がそれだけ低いものとなっていた。
ボールタップの組立に際しては、接着剤を乾燥させる時
間が必要であり、組立作業時間が長くなっており、生産
性がそれだけ低いものとなっていた。
【0018】
【課題を解決するための手段】本考案のボールタップ
は、水の流入用の通路及び流出用の通路を有すると共
に、これら通路同志の連通を断続させるための弁体及び
弁座を有した弁箱と、該弁体を弁座に対し接離方向に移
動させる浮玉付きレバーと、該弁箱の前記流出用通路に
螺着された吐水部材とを備えたボールタップにおいて、
前記弁箱及び吐水部材の一方は金属製であると共に他方
は合成樹脂製であり、該吐水部材はセルフタップにて前
記流出用通路に螺着されていることを特徴とするもので
ある。
は、水の流入用の通路及び流出用の通路を有すると共
に、これら通路同志の連通を断続させるための弁体及び
弁座を有した弁箱と、該弁体を弁座に対し接離方向に移
動させる浮玉付きレバーと、該弁箱の前記流出用通路に
螺着された吐水部材とを備えたボールタップにおいて、
前記弁箱及び吐水部材の一方は金属製であると共に他方
は合成樹脂製であり、該吐水部材はセルフタップにて前
記流出用通路に螺着されていることを特徴とするもので
ある。
【0019】
【作用】本考案では、セルフタップにて例えば合成樹脂
製の吐水部材を金属製弁箱の流出用通路の雌螺子にねじ
込んでいる。従って、接着剤を塗ることなく吐水部材を
弁箱に取り付けることができる。
製の吐水部材を金属製弁箱の流出用通路の雌螺子にねじ
込んでいる。従って、接着剤を塗ることなく吐水部材を
弁箱に取り付けることができる。
【0020】即ち、十分な連結強度が必要となるところ
まで吐水部材を弁箱の通路の雌螺子にねじ込むと共に、
ねじ込み終了時に吐水口の指向方向を上記特定方向にす
るだけで吐水部材の取り付けが行なえる。そして、この
取付終了後は、直ちにボールタップを便器に組み付けた
り、包装して単品として出荷したりすることができる。
まで吐水部材を弁箱の通路の雌螺子にねじ込むと共に、
ねじ込み終了時に吐水口の指向方向を上記特定方向にす
るだけで吐水部材の取り付けが行なえる。そして、この
取付終了後は、直ちにボールタップを便器に組み付けた
り、包装して単品として出荷したりすることができる。
【0021】
【実施例】本考案の実施例を図面に即して説明すると次
の通りである。
の通りである。
【0022】添付の図1において、吐水部材26は合成
樹脂製とされている。この吐水部材26は、弁箱16の
通路22への接続部(通水路24の部分)の外周面が平
滑となるように射出成形法等の適宜の成形法にて成形さ
れる。
樹脂製とされている。この吐水部材26は、弁箱16の
通路22への接続部(通水路24の部分)の外周面が平
滑となるように射出成形法等の適宜の成形法にて成形さ
れる。
【0023】弁箱18は従来と同様に鋳物製である。
【0024】この吐水部材26は、この通水路24の先
端部分から通路22の内周面の雌螺子に対しセルフタッ
プにてねじ込まれる。即ち、ねじ込みつつ該雌螺子によ
って雄螺子を刻設して螺合するのである。
端部分から通路22の内周面の雌螺子に対しセルフタッ
プにてねじ込まれる。即ち、ねじ込みつつ該雌螺子によ
って雄螺子を刻設して螺合するのである。
【0025】吐水部材26と弁箱18との螺合が、両者
の必要連結強度に到達するまでこのねじ込みを行なう。
そして、このねじ込み終了時には、吐水口54の吐水方
向がレバー34や浮玉32からそれる方向となるように
する。
の必要連結強度に到達するまでこのねじ込みを行なう。
そして、このねじ込み終了時には、吐水口54の吐水方
向がレバー34や浮玉32からそれる方向となるように
する。
【0026】このようにセルフタップにて吐水部材26
を弁箱16に取り付けるため、上記の螺合終了時は、直
ちにボールタップを出荷したり、ロータンクに組み付け
たりすることが可能である。この結果、従来の如く接着
剤が乾くまで放置しておく必要がなくなり、生産性が著
しく向上する。
を弁箱16に取り付けるため、上記の螺合終了時は、直
ちにボールタップを出荷したり、ロータンクに組み付け
たりすることが可能である。この結果、従来の如く接着
剤が乾くまで放置しておく必要がなくなり、生産性が著
しく向上する。
【0027】上記実施例では、吐水部材を合成樹脂製と
し、弁箱を金属製としているが、吐水部材を金属製と
し、弁箱を合成樹脂製としても良い。
し、弁箱を金属製としているが、吐水部材を金属製と
し、弁箱を合成樹脂製としても良い。
【0028】
【発明の効果】以上の通り、本考案のボールタップにあ
っては、吐水部材の取付時の作業時間が著しく短縮さ
れ、生産性が大幅に向上する。又、接着剤を省略するこ
とにより、その分だけ材料費を低減することもできる。
っては、吐水部材の取付時の作業時間が著しく短縮さ
れ、生産性が大幅に向上する。又、接着剤を省略するこ
とにより、その分だけ材料費を低減することもできる。
【図1】ボールタップの断面図である。
10 給水口 14 ストレーナ 18 弁箱 22 流出用通路 24 水平流路 26 吐水部材 30 弁体 32 浮玉 54 吐水口 56 下向流路 58 整流網 62 調圧弁
Claims (1)
- 【請求項1】水の流入用の通路及び流出用の通路を有す
ると共に、これら通路同志の連通を断続させるための弁
体及び弁座を有した弁箱と、該弁体を弁座に対し接離方
向に移動させる浮玉付きレバーと、該弁箱の前記流出用
通路に螺着された吐水部材とを備えたボールタップにお
いて、 前記弁箱及び吐水部材の一方は金属製であると共に他方
は合成樹脂製であり、該吐水部材はセルフタップにて前
記流出用通路に螺着されていることを特徴とするボール
タップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40050990U JP2500072Y2 (ja) | 1990-12-13 | 1990-12-13 | ボ―ルタップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40050990U JP2500072Y2 (ja) | 1990-12-13 | 1990-12-13 | ボ―ルタップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0488579U JPH0488579U (ja) | 1992-07-31 |
JP2500072Y2 true JP2500072Y2 (ja) | 1996-06-05 |
Family
ID=31878744
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP40050990U Expired - Lifetime JP2500072Y2 (ja) | 1990-12-13 | 1990-12-13 | ボ―ルタップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2500072Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-12-13 JP JP40050990U patent/JP2500072Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0488579U (ja) | 1992-07-31 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |