JP2503086Y2 - 寒冷地用フラッシュバルブ - Google Patents
寒冷地用フラッシュバルブInfo
- Publication number
- JP2503086Y2 JP2503086Y2 JP2513692U JP2513692U JP2503086Y2 JP 2503086 Y2 JP2503086 Y2 JP 2503086Y2 JP 2513692 U JP2513692 U JP 2513692U JP 2513692 U JP2513692 U JP 2513692U JP 2503086 Y2 JP2503086 Y2 JP 2503086Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- valve
- valve body
- valve seat
- main valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)
- Fluid-Driven Valves (AREA)
- Check Valves (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は寒冷地用フラッシュバル
ブに関するものである。
ブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、水洗トイレに使用されるフラッシ
ュバルブには寒冷地に適合した製品がなく、例えフラッ
シュバルブの1次側に水抜栓をもうけて水を抜いたとし
ても、弁内が凍結して再通水時に水が出ず、ひどいとき
は凍結による破損が生ずるという欠陥があり、そのた
め、寒冷地においてフラッシュバルブを使用するときは
凍結時期には小量の水を流しっぱなしにして凍結を防止
するか、建物全体を暖房するしか方法がなかった。
ュバルブには寒冷地に適合した製品がなく、例えフラッ
シュバルブの1次側に水抜栓をもうけて水を抜いたとし
ても、弁内が凍結して再通水時に水が出ず、ひどいとき
は凍結による破損が生ずるという欠陥があり、そのた
め、寒冷地においてフラッシュバルブを使用するときは
凍結時期には小量の水を流しっぱなしにして凍結を防止
するか、建物全体を暖房するしか方法がなかった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】そのため本考案におい
ては、1次側の水抜栓の操作で水抜きが可能で、凍結に
よる弁箱の破損もなく、しかも再通水を阻害せず、短期
間で機能回復可能な、寒冷地用フラッシュバルブを提供
することを目的とする。
ては、1次側の水抜栓の操作で水抜きが可能で、凍結に
よる弁箱の破損もなく、しかも再通水を阻害せず、短期
間で機能回復可能な、寒冷地用フラッシュバルブを提供
することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、弁箱のシリン
ダを摺動する制水環と、弁箱の弁座に密着する止水パッ
キンを装着し、ばねにより上向きの押圧力を受ける主弁
体の内部に、下端に垂下部をもうけ、ばねにより下向き
に押圧される副弁を収容し、弁箱の上記垂下部の下方に
ばねにより上向きに押圧される逆止弁体を収容し、弁箱
の軸心に直角方向にもうけ、水圧で自動復帰する操作桿
により上記垂下部と逆止弁体を同時に押圧するようにし
たものである。
ダを摺動する制水環と、弁箱の弁座に密着する止水パッ
キンを装着し、ばねにより上向きの押圧力を受ける主弁
体の内部に、下端に垂下部をもうけ、ばねにより下向き
に押圧される副弁を収容し、弁箱の上記垂下部の下方に
ばねにより上向きに押圧される逆止弁体を収容し、弁箱
の軸心に直角方向にもうけ、水圧で自動復帰する操作桿
により上記垂下部と逆止弁体を同時に押圧するようにし
たものである。
【0005】
【作用】そのため、凍結の心配があるときはフラッシュ
バルブの上流側にもうけた水抜栓を操作して水を抜き、
その後で操作桿を押してやると、ばねにより主弁体は上
昇し、同時に操作桿により逆止弁体も下降して、それぞ
れ弁座間に間隙を有するため、弁箱内の水は水抜栓側お
よび便器側に排水され、残留水滴が凍結して流路を閉塞
することはない。従って、凍結で弁箱が破損したり、次
に水を出したとき、水が出ないということもなく、水温
で比較的スムーズに、一定量の水が流れて自動的に閉止
する、というフラッシュバルブ本来の機能も回復するも
のである。
バルブの上流側にもうけた水抜栓を操作して水を抜き、
その後で操作桿を押してやると、ばねにより主弁体は上
昇し、同時に操作桿により逆止弁体も下降して、それぞ
れ弁座間に間隙を有するため、弁箱内の水は水抜栓側お
よび便器側に排水され、残留水滴が凍結して流路を閉塞
することはない。従って、凍結で弁箱が破損したり、次
に水を出したとき、水が出ないということもなく、水温
で比較的スムーズに、一定量の水が流れて自動的に閉止
する、というフラッシュバルブ本来の機能も回復するも
のである。
【0006】
【実施例】図1に本考案の一実施例を示すが、1は弁箱
であり、側壁に流入口2をもうけ、流入口2に対して直
角方向に、上方に大径のシリンダ3を、その下方に上向
きで小径の主弁座4を、さらにその下方にやはり上向き
で小径の逆止弁座5をもうける。主弁座4と逆止弁座5
間に直角方向に操作室6をもうける。弁箱1の下端開口
部に吸気孔7を有する吸気継手8をナット9により弁箱
1に接続する。吸気継手8内に便器(図面省略)に接続
される洗浄管10を挿入し、ナット9でOリング11を
締めつけ、摩擦力で抜けないようにしている。弁箱1の
下端ねじ12を一部削ってナット9との間に吸気路13
を形成する。
であり、側壁に流入口2をもうけ、流入口2に対して直
角方向に、上方に大径のシリンダ3を、その下方に上向
きで小径の主弁座4を、さらにその下方にやはり上向き
で小径の逆止弁座5をもうける。主弁座4と逆止弁座5
間に直角方向に操作室6をもうける。弁箱1の下端開口
部に吸気孔7を有する吸気継手8をナット9により弁箱
1に接続する。吸気継手8内に便器(図面省略)に接続
される洗浄管10を挿入し、ナット9でOリング11を
締めつけ、摩擦力で抜けないようにしている。弁箱1の
下端ねじ12を一部削ってナット9との間に吸気路13
を形成する。
【0007】弁箱1の流入口2下流側に、穴14を穿っ
た流量調整弁15を、プラグ16で離脱しないよう、回
転自在に収容する。さらに弁箱1は内部に、上記シリン
ダに嵌合する膨出部17に制水環18を装着し、その下
方の小径部19下端に止水パッキン20を副弁座21に
より離脱しないよう装着し、ばね22により上向きに押
圧される主弁体23を収容する。制水環18は図2に示
すごとく、端部をバイアスカットまたはスパイラルに切
断した、外径寸法がシリンダ3とほぼ同程度または少し
大きいテフロン製の市販のバックアップリングを使用し
ているが、材質、寸法、形状とも必ずしもそれにこだわ
るものではない。
た流量調整弁15を、プラグ16で離脱しないよう、回
転自在に収容する。さらに弁箱1は内部に、上記シリン
ダに嵌合する膨出部17に制水環18を装着し、その下
方の小径部19下端に止水パッキン20を副弁座21に
より離脱しないよう装着し、ばね22により上向きに押
圧される主弁体23を収容する。制水環18は図2に示
すごとく、端部をバイアスカットまたはスパイラルに切
断した、外径寸法がシリンダ3とほぼ同程度または少し
大きいテフロン製の市販のバックアップリングを使用し
ているが、材質、寸法、形状とも必ずしもそれにこだわ
るものではない。
【0008】主弁体23は内部に、上記副弁座21上端
に密着するOリング24を装着し、下端が副弁座21下
端よりさらに下方に突出した垂下部26’を有し、ばね
25により常に下方に押圧される副弁26を収容し、上
端に調整ビス27を螺合する。主弁体23上端と弁箱1
の上端に接続されたキャップ28間に圧力室29を形成
し、圧力室29と副弁26間に連通孔30を穿ってい
る。操作室6内には、押釦31に接続され、先端にテー
パー面32を形成した操作桿33を収容し、ナット34
により離脱しないようにしている。さらに操作桿33は
外周に一方向密封性のYパッキン35を装着し、操作室
シリンダ36との摩擦力をできるだけ小さくするように
している。
に密着するOリング24を装着し、下端が副弁座21下
端よりさらに下方に突出した垂下部26’を有し、ばね
25により常に下方に押圧される副弁26を収容し、上
端に調整ビス27を螺合する。主弁体23上端と弁箱1
の上端に接続されたキャップ28間に圧力室29を形成
し、圧力室29と副弁26間に連通孔30を穿ってい
る。操作室6内には、押釦31に接続され、先端にテー
パー面32を形成した操作桿33を収容し、ナット34
により離脱しないようにしている。さらに操作桿33は
外周に一方向密封性のYパッキン35を装着し、操作室
シリンダ36との摩擦力をできるだけ小さくするように
している。
【0009】弁箱1の上記操作桿33の下方には、上記
逆止弁座5に密着する逆止パッキン37を装着し、下端
を遮断した縦穴38および縦穴38に開口する数個の斜
孔39を有し、ばね40により上方に押圧される逆止弁
体41を収容しており、吸気継手8内壁42をガイドと
して上下動し、先端が洗浄管10内に入り込んだ一種の
可動ノズルを形成している。上端部43は副弁26の下
端および操作桿33のテーパー面32と適宣な間隙をも
うけており、押釦31を押して操作桿33を移動させる
と、副弁26および逆止弁体41を同時に作動させるこ
とができる。
逆止弁座5に密着する逆止パッキン37を装着し、下端
を遮断した縦穴38および縦穴38に開口する数個の斜
孔39を有し、ばね40により上方に押圧される逆止弁
体41を収容しており、吸気継手8内壁42をガイドと
して上下動し、先端が洗浄管10内に入り込んだ一種の
可動ノズルを形成している。上端部43は副弁26の下
端および操作桿33のテーパー面32と適宣な間隙をも
うけており、押釦31を押して操作桿33を移動させる
と、副弁26および逆止弁体41を同時に作動させるこ
とができる。
【0010】図は止水状態を示しており、流入口2から
の圧力水は圧力室29を満たしており、止水パッキン2
0の面積分の水圧が主弁体23を下方に押圧し、止水状
態を保持している。この状態から押釦31を押して操作
桿33を左側に移動させると、テーパー面に押圧されて
逆止弁体41が下降し、同時にテーパー面32の先端が
副弁26の垂下部26’に当接し、さらに傾斜させるた
め、圧力室29内の圧力水は連通孔30および副弁座2
1とOリング24の間隙を通って下流側に逃げ、圧力室
29内は大気圧に開放される。
の圧力水は圧力室29を満たしており、止水パッキン2
0の面積分の水圧が主弁体23を下方に押圧し、止水状
態を保持している。この状態から押釦31を押して操作
桿33を左側に移動させると、テーパー面に押圧されて
逆止弁体41が下降し、同時にテーパー面32の先端が
副弁26の垂下部26’に当接し、さらに傾斜させるた
め、圧力室29内の圧力水は連通孔30および副弁座2
1とOリング24の間隙を通って下流側に逃げ、圧力室
29内は大気圧に開放される。
【0011】そのためばね22および制水環18と止水
パッキン20の面積差にもとずく水圧力により主弁体2
3は瞬時に上昇し、調整ビス27がキャップ28に当接
して上昇を停止する。流入口2からの圧力水は主弁座4
を通り、逆止弁体41をさらに押し下げ、斜孔39、縦
穴38を通って加速され、吸気路13、吸気孔7から空
気を巻き込みながら、洗浄管10を通り、便器へと流れ
出る。押釦31から手を離すと、Yパッキン35に働く
水圧力により、自動的に操作桿33は図の状態に復帰す
る。
パッキン20の面積差にもとずく水圧力により主弁体2
3は瞬時に上昇し、調整ビス27がキャップ28に当接
して上昇を停止する。流入口2からの圧力水は主弁座4
を通り、逆止弁体41をさらに押し下げ、斜孔39、縦
穴38を通って加速され、吸気路13、吸気孔7から空
気を巻き込みながら、洗浄管10を通り、便器へと流れ
出る。押釦31から手を離すと、Yパッキン35に働く
水圧力により、自動的に操作桿33は図の状態に復帰す
る。
【0012】そのため、副弁26に作用する横向きの押
圧力がなくなり、ばね25により副弁26は復帰し、O
リング24が副弁座21を閉塞するので、制水環18と
シリンダ3の間隙を通って圧力室29に除々に入り込ん
だ圧力水により、ばね22を圧縮しながら、主弁体23
はゆっくり下降し、止水パッキン20が主弁座4に密着
して止水し、下降を停止する。同時に、ばね40に押圧
されて逆止弁体41が上昇し、逆止パッキン37が逆止
弁座5を閉塞し、図1の状態となる。通常時にあって
は、以上の状態を繰り返すわけである。
圧力がなくなり、ばね25により副弁26は復帰し、O
リング24が副弁座21を閉塞するので、制水環18と
シリンダ3の間隙を通って圧力室29に除々に入り込ん
だ圧力水により、ばね22を圧縮しながら、主弁体23
はゆっくり下降し、止水パッキン20が主弁座4に密着
して止水し、下降を停止する。同時に、ばね40に押圧
されて逆止弁体41が上昇し、逆止パッキン37が逆止
弁座5を閉塞し、図1の状態となる。通常時にあって
は、以上の状態を繰り返すわけである。
【0013】次に、厳寒時、水を抜きたいときは、流入
口2の上流側にもうけた水抜栓(図面省略)を水抜き操
作し、その後で押釦31を押してやればよい。すなわ
ち、ばね22の押圧力により主弁体23は上昇し、また
逆止弁体41もテーパー部32に上端部43が押圧され
て吸気継手8の内壁42をガイドとして一定程度下降
し、逆止弁座5間を開口する。吸気路13、吸気孔7を
介して弁箱1内は大気に開放され、弁箱1内の水は水抜
栓側、および便器側に全て排出される。
口2の上流側にもうけた水抜栓(図面省略)を水抜き操
作し、その後で押釦31を押してやればよい。すなわ
ち、ばね22の押圧力により主弁体23は上昇し、また
逆止弁体41もテーパー部32に上端部43が押圧され
て吸気継手8の内壁42をガイドとして一定程度下降
し、逆止弁座5間を開口する。吸気路13、吸気孔7を
介して弁箱1内は大気に開放され、弁箱1内の水は水抜
栓側、および便器側に全て排出される。
【0014】そのため、凍結により流路が塞がり、次に
水を出したとき水が出ないとか、凍結により弁箱が破損
するという事故は起こらず、水を出したとは水温ですみ
やかに機能を回復するものである。逆止弁体41は下端
を斜断して断面積を大きくしていることと、重力により
水滴が斜断した下端部に移動しようとするため、表面張
力により残留水滴が水膜を作ったまま凍結し、水が出な
くなるおそれもない。また、従来品にあっては制水環1
8にゴムまたは皮製のパッキンを使用し、主弁体23に
小穴をあけて圧力水の通路としていたが、本考案におい
ては端部を切り離した樹脂製環を使用し、その間隙を圧
力水の通路としているため、加工の手間がかからず、コ
ストも安くなり、再通水時の機能回復時間も早くなる。
水を出したとき水が出ないとか、凍結により弁箱が破損
するという事故は起こらず、水を出したとは水温ですみ
やかに機能を回復するものである。逆止弁体41は下端
を斜断して断面積を大きくしていることと、重力により
水滴が斜断した下端部に移動しようとするため、表面張
力により残留水滴が水膜を作ったまま凍結し、水が出な
くなるおそれもない。また、従来品にあっては制水環1
8にゴムまたは皮製のパッキンを使用し、主弁体23に
小穴をあけて圧力水の通路としていたが、本考案におい
ては端部を切り離した樹脂製環を使用し、その間隙を圧
力水の通路としているため、加工の手間がかからず、コ
ストも安くなり、再通水時の機能回復時間も早くなる。
【0015】さらに、従来品にあってはゴムまたは皮が
使用している内に膨潤または摩耗して吐水時間が変化す
る、あるいは圧力水の通路の小穴がゴミや水あかなどで
つまりやすく、水が止まらなくなる等の欠陥も、本考案
ではテフロン等の摩擦係数の小さい樹脂環を弾力性を利
用して使用し、圧力水の通路となる特別の小穴をもうけ
ていないので避けることができる。また、逆止弁体41
自体にノズルを形成し、空気を巻き込みながら便器に水
が流れるので、みかけの流量が増大し、洗浄効果に好影
響を与える他、別に固定ノズルをもうけなくてもすむの
で、構造が単純になるという利点もある。
使用している内に膨潤または摩耗して吐水時間が変化す
る、あるいは圧力水の通路の小穴がゴミや水あかなどで
つまりやすく、水が止まらなくなる等の欠陥も、本考案
ではテフロン等の摩擦係数の小さい樹脂環を弾力性を利
用して使用し、圧力水の通路となる特別の小穴をもうけ
ていないので避けることができる。また、逆止弁体41
自体にノズルを形成し、空気を巻き込みながら便器に水
が流れるので、みかけの流量が増大し、洗浄効果に好影
響を与える他、別に固定ノズルをもうけなくてもすむの
で、構造が単純になるという利点もある。
【0016】流入口2側に負圧が発生しても逆止弁体4
1が逆止弁座5を閉塞しており、洗浄管10内は吸気孔
7を介して大気に開口されているため、便器内の汚水を
本管側に吸引することはない。操作桿33には一方向密
封性のYパッキン35を使用しており、低い水圧でも充
分自動復帰するようにしているが、これは例えばベロフ
ラムを使用したり、Oリングのフローティングシール方
法を採用するなど、他の低摩擦方式を採用してもよい。
瀉出時間の調整は流量調整弁15の回転動と調整ビス2
7の上下動で行うことができる。
1が逆止弁座5を閉塞しており、洗浄管10内は吸気孔
7を介して大気に開口されているため、便器内の汚水を
本管側に吸引することはない。操作桿33には一方向密
封性のYパッキン35を使用しており、低い水圧でも充
分自動復帰するようにしているが、これは例えばベロフ
ラムを使用したり、Oリングのフローティングシール方
法を採用するなど、他の低摩擦方式を採用してもよい。
瀉出時間の調整は流量調整弁15の回転動と調整ビス2
7の上下動で行うことができる。
【0017】
【本考案の効果】以上のように本考案において、1次側
にもうけた水抜栓を操作し、押釦31を押すだけで、完
全に水抜きをすることができ、再通水時、水がでないと
か、凍結で弁箱が破損するということはなく、再通水時
の機能回復も早いなど、寒冷地に最適なフラッシュバル
ブを提供できる、という効果の他に、逆止弁体とノズル
を一体に形成したので、構造がずっと単純になり、制水
環に端部を切り離した摩擦係数の小さい樹脂環を使用
し、圧力水の小穴を省略したので、経年変化による瀉出
時間の変化、穴づまりによる水が止まらない等の事故が
なくなる、という効果も併せ有する。
にもうけた水抜栓を操作し、押釦31を押すだけで、完
全に水抜きをすることができ、再通水時、水がでないと
か、凍結で弁箱が破損するということはなく、再通水時
の機能回復も早いなど、寒冷地に最適なフラッシュバル
ブを提供できる、という効果の他に、逆止弁体とノズル
を一体に形成したので、構造がずっと単純になり、制水
環に端部を切り離した摩擦係数の小さい樹脂環を使用
し、圧力水の小穴を省略したので、経年変化による瀉出
時間の変化、穴づまりによる水が止まらない等の事故が
なくなる、という効果も併せ有する。
【図1】本考案の1実施例を示す、止水状態における縦
断面図である。
断面図である。
【図2】本考案の制水環の1実施例を示す、外観図であ
る。
る。
1 弁箱 2 流入口 3 シリンダ 4 主弁座 5 逆止弁座 6 操作室 8 吸気継手 10 洗浄管 17 膨出部 18 制水環 19 小径部 20 止水パッキン 21 副弁座 22、25、40 ばね 23 主弁体 26 副弁26 ’垂下部29 圧力室 30 連通孔 33 操作桿 37 逆止パッキン 38 縦穴 41 逆止弁体
Claims (3)
- 【請求項1】シリンダとその下方の主弁座間側方に流入
口を、上記主弁座とその下方の逆止弁座間に操作室をそ
れぞれ直角方向に突出してもうけ、下端を開口し、吸気
継手を介して洗浄管を挿入しうるようにした弁箱と、上
記シリンダに嵌合する膨出部に制水環を、その下方の小
径部下端に上記主弁座に密着する止水パッキンをそれぞ
れ装着し、ばねにより上向きの押圧力を受ける主弁体
と、主弁体内部に収容され、下端に垂下部を有し、ばね
により下方に押圧される副弁と、上記逆止弁座を閉塞す
る逆止パッキンを装着し、ばねにより上向きに押圧され
る逆止弁体と、操作室内に収容され、上記垂下部および
逆止弁体の上端部を同時に押圧し、水圧力で自動復帰す
る操作桿とを備え、弁箱の上端部に、シリンダと制水環
の間隙を通って流入口から入り込む圧力水の圧力室を形
成するとともに、上記圧力室と副弁間の連通孔を主弁体
上方部に設けてなる寒冷地用フラッシュバルブ。 - 【請求項2】 上記逆止弁体は、下方に先端を斜断した
縦穴をもうけ、上記吸気継手内壁をガイドとして上下動
する、一種の可動ノズルを形成したことを特徴とする請
求項1記載の寒冷地用フラッシュバルブ。 - 【請求項3】 上記制水環は、端部を切り離した樹脂製
リングからなる請求項1記載の寒冷地用フラッシュバル
ブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2513692U JP2503086Y2 (ja) | 1992-03-06 | 1992-03-06 | 寒冷地用フラッシュバルブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2513692U JP2503086Y2 (ja) | 1992-03-06 | 1992-03-06 | 寒冷地用フラッシュバルブ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0573074U JPH0573074U (ja) | 1993-10-05 |
JP2503086Y2 true JP2503086Y2 (ja) | 1996-06-26 |
Family
ID=12157558
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2513692U Expired - Lifetime JP2503086Y2 (ja) | 1992-03-06 | 1992-03-06 | 寒冷地用フラッシュバルブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2503086Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102039184B1 (ko) * | 2017-12-27 | 2019-10-31 | 이의호 | 체크밸브 장치 |
JP7140599B2 (ja) * | 2018-08-23 | 2022-09-21 | 日本エア・リキード合同会社 | 逆止弁および該逆止弁を有する動作試験装置 |
-
1992
- 1992-03-06 JP JP2513692U patent/JP2503086Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0573074U (ja) | 1993-10-05 |
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