JPH0228300Y2 - - Google Patents

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JPH0228300Y2
JPH0228300Y2 JP7198385U JP7198385U JPH0228300Y2 JP H0228300 Y2 JPH0228300 Y2 JP H0228300Y2 JP 7198385 U JP7198385 U JP 7198385U JP 7198385 U JP7198385 U JP 7198385U JP H0228300 Y2 JPH0228300 Y2 JP H0228300Y2
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valve
hydraulic motor
valve body
check valve
hydraulic
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は射出成形機における射出装置に係り、
特にスクリユを回転駆動させるスクリユ回転駆動
装置に関する。
(従来の技術) 一般に、射出成形機では、加熱筒に回転往復動
自在に嵌挿されたスクリユを回転させることによ
つて原料の可塑化を行ない、またスクリユを前進
させることによつて可塑化した原料を金型のキヤ
ビテイに射出するようにしている。通常、スクリ
ユの回転駆動は、油圧モータによつて行なわれて
おり、回転数は、油圧ポンプから油圧モーターに
供給される油量を制御する流量制御弁によつて制
御されている。
第3図は従来のスクリユ回転駆動装置を示すも
ので、図示しない加熱筒に回転往復動自在に嵌挿
されたスクリユ1を回転させるために使用される
油圧モータ2と該油圧モータ2に油圧を供給する
図示しない油圧ポンプとを接続する管路4には、
側路4aが接続されており、該側路4aには流量
制御弁5が設けられているとともに、油圧モータ
2からの油の逆流を阻止するチエツクバルブ3が
設けられている。
油圧ポンプからの油圧は、上述のように油圧モ
ータ2に供給されるのであるが、この際の油量
は、流量制御弁5の絞り調整によつて制御され、
余分な油は、タンク6に逃がし、必要な油量だけ
が油圧モータ2に供給される。このような油圧回
路は、通常ブリードオフ回路と呼ばれている。
(考案が解決しようとする問題点) 作業中、スクリユ1の回転を停止させるため
に、流量制御弁5の絞りを全開にする場合がある
が、この場合、油は、その大部分が流量制御弁5
を通つてタンク6に逃げるが、一部は油圧モータ
2に流れ込み、油圧モータ2が回転する場合があ
る。かかる現象は、特に、スクリユ1が無負荷の
場合に生ずる。
そこで、これに対処するため、従来は、油圧モ
ータ2と油圧ポンプとの間にチエツクバルブ3を
設けて、流量制御弁5の全開時における油圧モー
タ2への油の流入の防止を図つているが、このよ
うにチエツクバルブ3を設けた場合、つぎのよう
な不都合が生じていた。すなわち、通常、チエツ
クバルブは、弁体を弁座に押し付けるためのスプ
リングを備えており、したがつてクラツキング圧
力を越える圧力に達しないと、油はチエツクバル
ブ3を通過せず、この作用が、流量制御弁5の全
開時における油圧モータ2への油の流入を防止す
ることになるのであるが、他方では、スクリユ1
を回転させる際、上述のクラツキング圧力は、油
圧モータ2に流入する油の抵抗となり、油圧ポン
プの駆動損失を招いていた。
本考案は、かかる問題点を解決するためになさ
れたもので、流量制御弁を全開にした場合には、
油圧モータへの油の流入を完全に防止しうるとと
もに油圧モータを駆動してスクリユを回転させる
場合には、油圧モータへの流入抵抗を極力小さく
することができる射出成形機のスクリユ回転駆動
装置を得ることを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、スクリユの回転駆動時に、油圧モー
タに流入する油圧の一部を、チエツクバルブのバ
ルブ本体内に導く流路を弁体に形成し、該流路か
ら流入する油圧と協働して弁体を弁座に押しつけ
る弾発部材の弾発力を減少させる自動調節手段を
設けたものである。
(作用) スクリユ回転駆動時、油圧ポンプからの油圧
は、チエツクバルブの弁体を弁座から離間させ、
油圧モータに流入するとともにその一部は、弁体
に形成された流路からバルブ本体内に流入し、自
動調節手段と協働して弾発部材の弾発力を減少さ
せ、また流量制御弁の全開時は、油圧ポンプから
の油圧の大部分がタンクに逃がされるとともにそ
の一部はチエツクバルブに向うが、当該油圧で
は、チエツクバルブの弾発部材の弾発付勢力に打
ち勝つことができず、したがつて、弁体を弁座か
ら離間させることができないことになり、このた
め、油は油圧モータに流入しないことになる。
(実施例) 以下本願発明の一実施例を図面に基づいて説明
する。なお、第1図及び第2図において第3図と
同一符号は、同一部分または相当部分を示すもの
とする。第1図に示すように、本願発明において
は、スクリユ回転駆動時に、油圧の一部と協働し
て、チエツクバルブ3の弁体付勢用弾発部材の弾
発力を減少させる自動調節手段7が設けられてい
る。
第2図は、チエツクバルブ3と自動調節手段7
との詳細を示すもので、チエツクバルブ3は、筒
状のバルブ本体3aと、バルブ本体3aの通孔8
に摺動自在に嵌挿された有底筒状の弁体9とを備
えている。通孔8は、大径部8aと小径部8bと
からなり、弁体9の底部側は、大径部8aと小径
部8bとの流入側における段部からなる弁座10
に着座自在となつている。バルブ本体3aの周壁
には、小径部8bに開口する貫通孔11が形成さ
れており、該貫通孔11は、油圧モータ2に接続
された管路4bに連結されている。
上記弁体9の底部側、つまり、弁体9の着座時
において小径部8bと弁体9の内部とを連通させ
る位置には、流路12が弁体9の周壁を貫通して
形成されている。
バルブ本体3aの流出側端面には、バルブ本体
3aの内径とほぼ等しい内径を有する筒体13
が、リング部材14を介して連結されている。こ
のリング部材14の内径は、筒体13のそれより
も大であり、筒体13の内周面に対して内方に突
出する段部15を形成している。
筒体13の貫通孔13aには、ピストン16が
摺動自在に嵌挿されており、該ピストン16の周
縁部は、下死点においてリング部材14に当接自
在となつている。このピストン16と弁体9の底
面との間には、コイルスプリングからなる弾発部
材17が配設されているとともに筒体13の出口
側開口部を閉塞する蓋体18とピストン16との
間にもコイルスプリング19が配設されている。
弾発部材17とコイルスプリング19とのクラツ
キング圧は、後者の方が大なるように設定されて
おり、例えば、前者が5Kg/cm2にまた後者が7
Kg/cm2に設定される。弾発部材17のクラツキン
グ圧は、流量制御弁5の補償圧力が、一般に3
Kg/cm2であるところから、3Kg/cm2以上であるこ
とが必要である。
なお、第2図において、20は筒体13に形成
された油戻し用孔であつて、筒体13の貫通孔に
流入した油をタンク6に戻すためのもので、タン
ク6と油戻し用孔20とは管路21によつて接続
されており、この管路21には、油圧モータ2か
らの油を排出するための排出路22と流量制御弁
5が設けられた側路4aとが接続されている。
つぎに、上記構成に係る装置の作用について述
べる。スクリユ1を回転駆動させる場合、流量制
御弁5を、所定の回転数が得られる程度に絞つた
後、図示しない油圧ポンプを駆動させると、該ポ
ンプからの油圧の大部分は、チエツクバルブ3に
流入し、弾発部材17の弾発力に抗して弁体9を
弁座10から離間させる。弁体9が弁座10から
離間すると、油圧は、その大部分が、貫通孔11
を通つて油圧モータ2に流入するとともにその一
部は、流路12を通つて弁体9内に流入し、ピス
トン16の底面に作用する。この結果、ピストン
16は、コイルスプリング19の弾発力に抗して
上昇するため、弾発部材17(コイルスプリン
グ)が伸長することになり、したがつて弾発部材
17の弾発力が減少する。例えば、弾発部材17
のクラツキング圧を5Kg/cm2、コイルスプリング
19のクラツキング圧を7Kg/cm2に設定しておけ
ば、ピストン16は、弁体19内への流入圧が7
Kg/cm2を越えた時点で上動を開始し、これととも
に弾発部材17のクラツキング圧は、5Kg/cm2
ら減少することになる。通常のスクリユ駆動回転
時には、このクラツキング圧を0.5Kg/cm2にまで
減少させることが可能である。
つぎに、スクリユ1の回転を停止させるため
に、流量制御弁5を全開にすると、油圧ポンプか
らの油圧の大部分は、流量制御弁5を通つてタン
ク6に逃げるが、流量制御弁5の補償圧力が通常
3Kg/cm2であるため、約3Kg/cm2の油圧が弁体9
に作用することになるが、弾発部材17のクラツ
キング圧が5Kg/cm2であるため、弁体9は弁座1
0から離間せず、したがつて油圧は、油圧モータ
2に流入しないことになる。
従来の装置にあつては、ピストン16、コイル
スプリング19及び流路12から構成される本願
発明のような自動調節機構を備えていないので、
スクリユ回転駆動時、弾発部材17のクラツキン
グ圧は、5Kg/cm2から減少せず、したがつて5
Kg/cm2の圧力損失が生ずることになる。
(考案の効果) 本考案は、以上から明らかなように、チエツク
バルブを備えているので、流量制御弁の全開時に
おいても油が油圧モータに流入することがなく、
したがつて無負荷時においてもスクリユが回転す
ることがない。
また、自動調節手段を備えているので、スクリ
ユ回転駆動時、チエツクバルブのクラツキング圧
力が減少させられることとなり、したがつて油圧
ポンプに向かう油に対する抵抗が減少するため、
油圧ポンプの圧力損失が減少することになる。
さらに、従来のチエツクバルブを利用するもの
であるから安価に提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る装置の略示図、第2図は
本考案の要部を示す断面図、第3図は従来の装置
の略示図である。 1……スクリユ、2……油圧モータ、3……チ
エツクバルブ、3a……バルブ本体、4……管
路、4a……側路、5……流量制御弁、9……弁
体、10……弁座、12……流路、17……弾発
部材、{16……ピストン、19……コイルスプ
リング}自動調節手段……7。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 加熱筒に回転往復動自在に嵌挿されたスクリユ
    を回転させるための油圧モータと、 該油圧モータと油圧ポンプとを接続する管路及
    び一端が該管路にまた他端が油を貯留するタンク
    に接続された側路及び該側路に設けられた流量制
    御弁を備えたブリードオフ回路と、 弁座を備えたバルブ本体と弁体を該弁座に押し
    付ける弾発部材とを有し、前記油圧モータからの
    油圧の逆流を阻止するチエツクバルブと、 該チエツクバルブの弁体に設けられ該チエツク
    バルブの開弁時に前記油圧モータに流入する圧油
    の一部を該チエツクバルブのバルブ本体内に導く
    流路と、 前記弁体を弁座に押圧する押圧力を、前記流路
    から流入した圧油と協働して減少させる自動調節
    手段とを設けたことを特徴とする射出成形機のス
    クリユ回転駆動装置。
JP7198385U 1985-05-15 1985-05-15 Expired JPH0228300Y2 (ja)

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JP7198385U JPH0228300Y2 (ja) 1985-05-15 1985-05-15

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JP7198385U JPH0228300Y2 (ja) 1985-05-15 1985-05-15

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JPS61186420U JPS61186420U (ja) 1986-11-20
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KR101337791B1 (ko) * 2010-12-30 2013-12-06 주식회사 두산 캐비테이션 방지 기능을 갖는 건설 중장비용 선회모터

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JPS61186420U (ja) 1986-11-20

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