JPH0419278Y2 - - Google Patents

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JPH0419278Y2
JPH0419278Y2 JP1986014277U JP1427786U JPH0419278Y2 JP H0419278 Y2 JPH0419278 Y2 JP H0419278Y2 JP 1986014277 U JP1986014277 U JP 1986014277U JP 1427786 U JP1427786 U JP 1427786U JP H0419278 Y2 JPH0419278 Y2 JP H0419278Y2
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JP
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oil
oil passage
bolt
passage
orifice
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JP1986014277U
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  • Measuring Volume Flow (AREA)
  • Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
  • Temperature-Responsive Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は車両の油圧源、例えば動力舵取装置の
油圧源であるオイルポンプ等に用いられるオイル
ボルトに関する。
(従来の技術) この種オイルポンプの吐出口部にはポンプの吐
出脈動を補正するためにオリフイスが設けられ、
従来は吐出部の上流側に狭窄部を設けたり、或は
錐状部材を臨ませて流路径を絞つたり、更にはカ
ラーを介して軸方向にリング状デイスクを多段に
配設したりしている。
(考案が解決しようとする問題点) ところでオイルは温度によつて粘土が変化し、
低温では粘土が高く、高温になると低くなる。一
方、オリフイスは油路形成部材と同材質のものが
用いられ、オイルは低温時ではオリフイスの抵抗
が大きく、絞り効果も大きいが高温時では抵抗が
少なくなり絞り効果が小さくなり、温度条件で一
定の安定した絞り効果を得ることが困難であり、
安定した圧油脈の緩和、補正機能を得る上で改善
の余地がある。
本考案は以上の如き問題点を解決すべくなされ
たもので、その目的とする処は、オイルの温度、
従つてその粘土条件によつてオリフイス径を変化
させ、即ちオイルの温度条件によつて可変オリフ
イスとし、以つて安定した圧油脈動の緩和、補正
機能を得、以上を簡素な構成で実現し得るように
したオイルボルトを提供するにある。
(問題点を解決するための手段) 以上の問題点を解決するための手段は、頭部側
を閉塞し、軸部の端部方向に開口する盲穴状の軸
方向への油路を備え、軸部の一部に径方向への吐
出口を備えるボルトと、前記軸方向への油路に遊
嵌し、油路との間の隙間を形成し、油路内保持さ
れる複数のボールからなるオリフイス形成部材か
らなり、該オリフイス形成部材を前記ボルトより
熱膨張の大きい物質で形成するようにしたことで
ある。
(上記手段による作用) 上記手段によれば、複数のボールからなるオリ
フイス形成部材が湯路を形成するボルトに比して
熱膨張係数が大きいのでオイルの粘土が低くなる
高温になると膨張し、粘土低下の分オリフイスの
面積が小さくなつて高粘土の時と同じような流通
抵抗を得、安定した絞り効果を得、圧油脈動の緩
和、補正機能を安定させる。
(実施例) 次に本考案の一実施例を添付図面を参照しつつ
詳述する。
第1図は本考案を実施したオイルポンプの一例
を示す縦断面図で配管等を模式的に示し、1はポ
ンプボデイを示す。ボデイ1の下部には不図示の
モータ等で駆動される偏心回転出力軸2が配設さ
れ、これにベアリング3を介して駆動輪4が嵌合
支持され、駆動輪4は上縁でプランジヤ5の下端
に当接結合し、プランジヤ5はボデイ1の中間乃
至上部に固設内装したガイドボデイ6の下半部に
縦設したガイドシリンダ7に摺動自在に縦通嵌合
し、プランジヤ5のボデイ6下方に突出した下端
部にはバネ受8を係着し、バネ受8とボデイ6の
底面間には復帰バネ9を縮装する。ボデイ6の中
間乃至上部内にはシリンダ7の上端につながる大
径の空間10が設けられ、空間10の底でシリン
ダ7の上端には漏斗状の弁座11が形成され、弁
座11にはバネ12で該弁座を閉塞する如く付勢
されたチエツク弁をなすボール弁13が臨み、ボ
ール弁13の上方にはゴム等の弾性吸音緩和材か
らなるストツパ14が離間して配設されている。
ボデイ1の一部には吸入口15が横向きに形成
され、ガイドボデイ6には該吸入口15に連通す
る吸入口16が設けられ、吸入口16はシリンダ
7の中間上部に開口したプランジヤ5の下限でシ
リンダ7内と連通する。シリンダ7の上方の空間
10の中間部には該空間10とボデイ1に設けた
横向きの吐出連通路18と連通する吐出通路17
が設けられ、ボデイ1の連通路18はボデイ1に
該通路と直交する如く縦に設けた吐出通路19に
連通する。
以上の通路19の中間部乃至下部にはオイルフ
イルタ20を介装するとともに、中間上部乃至上
部にはオイルボルト21を螺合締着する。
オイルボルト21の詳細は第2図に示す如く
で、軸部22に下端に開口し、頭部23の下方迄
軸方向に伸びる盲穴状の油路24を縦設し、油路
24の閉塞端25、即ち内頂部は円錐状とし、閉
塞端25の下位には径方向外方に軸部を貫通する
如く吐出口26を形成する。かかる油路24内に
下の開口27から油路24よりも若干小径の複数
のボール28を嵌合する。最初に嵌合させたボー
ル28は閉塞端25が円錐状のためセンタリング
されてこれに当接保持される。開口27の内周に
は例えば三本の爪状の突起を予め突設しておき、
これを内方に折曲して係止片32……とし、ボー
ル28を下から押圧係止し、かくして複数のボー
ル28は油路中に保持され、吐出口26の上流は
ボール28の下半とボール28の上半との間の周
囲で形成される空間33と連通し、その他のボー
ル28にも油路24内径部との間で複数の絞りか
らなるオリフイス34が軸方向に亘り形成される
こととなる。そして吸入口15はオイルタンク3
5に接続され、一方、オイルボルト21の頭23
の下部で軸部22の上部には接続金具36を介装
し、これの杆部に設けた通路37は配管を介して
例えば切換弁を備える動力舵取装置のパワーシリ
ンダ38、アキユームレータ39等に接続する。
以上のボルト21は例えば鋼で形成し、ボール
28はボルト21よりも熱膨張係数の大きい材
料、例えば66ナイロンやポリアセタール等で形成
する。
以上において軸2の回転、従つて輪4の回転で
プランジヤ5はシリンダ7内を昇降摺動し、下動
行程でボール弁13が弁座11を閉塞しているこ
とからタンク35から吸入口15,16を介して
シリンダ7内のプランジヤ5上の空間にオイルを
吸入し、プランジヤ5の上動行程で吸入口16を
それ自身で閉じ、プランジヤ5上の油圧を上げ、
弁13をバネ12に抗して上動させてオイルを空
間10内に圧入し、通路17,18を介して吐出
通路19内に吐出供給する。
吐出通路19に吐出されたオイルはフイルタ2
0で濾過されてオイルボルト21の軸部下端開口
27から油路24内に流入し、複数のボールから
なるオリフイス形成部材28と油路24内径部と
の間で軸方向に亘り形成された複数の絞りからな
るオリフイス34を通つて絞られ、絞り作用で吐
出脈動を緩和補正し、吐出口26から吐出され、
通路37、配管を介してアクチユエータ38、ア
キユームレータ39に供給される。
ところでオリフイス形成部材28はボルトに比
して熱膨張係数の大きい材料で形成され、従つて
オイルの温度が上昇し、高温となると膨張し、こ
の結果オリフイス形成部材28と油路24間の隙
間は小さくなり、オリフイスの断面積はオイル粘
度に対応して小さくなり、オイル粘度に対応した
抵抗のオリフイスとなる。従つてオイル粘度が低
くなつてもそれに対応した絞りを与え、脈動圧の
緩和、補正機能を安定させることができる。
(考案の効果) 以上で明らかな如く本考案によれば、オイルボ
ルトの軸方向盲穴状油路内に嵌合保持するオリフ
イス形成部材はオイルが高温時に熱膨張し、油路
との間の隙間を小さくしてオリフイス断面積をオ
イル粘度に合わせて小さくし、従つて粘度に対応
したオリフイス効果を得ることができ、しかもオ
リフイス形成部材に複数のボールを用いたので、
複数の絞りが得られ脈動圧の緩和、補正機能を更
に安定させることができる。また、ボールは安価
で精度の良いものが購入できるので、低コストで
高精度のオリフイスを容易に形成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は本考案を実施したオイルポンプの一例を示す縦
断面図、第2図はオイルボルトの拡大断面図であ
る。 尚図面中21はボルト、22は軸部、23は頭
部、24は油路、25は閉塞端、26は吐出口、
27は油路の開口、28はオリフイス形成部材で
ある。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 頭部側を閉塞し、軸部の端部方向に開口する盲
    穴状の軸方向への油路を備え、軸部の一部に径方
    向への吐出口を備えるボルトと、前記軸方向への
    油路に遊嵌し、油路との間の隙間を形成し、油路
    内保持される複数のボールからなるオリフイス形
    成部材からなり、該オリフイス形成部材を前記ボ
    ルトより熱膨張の大きい物質で形成するようにし
    たことを特徴とするオイルボルト。
JP1986014277U 1986-02-03 1986-02-03 Expired JPH0419278Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986014277U JPH0419278Y2 (ja) 1986-02-03 1986-02-03

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JP1986014277U JPH0419278Y2 (ja) 1986-02-03 1986-02-03

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62126692U JPS62126692U (ja) 1987-08-11
JPH0419278Y2 true JPH0419278Y2 (ja) 1992-04-30

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ID=30804112

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JP1986014277U Expired JPH0419278Y2 (ja) 1986-02-03 1986-02-03

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6054890B2 (ja) * 1978-12-07 1985-12-02 ウエスト・エンド・グラ−ス・コンパニ−・プロプライエタリイ・リミテツド 平坦なガラス用ガラス切断装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6054890U (ja) * 1983-09-22 1985-04-17 トヨタ自動車株式会社 アイ形管継手

Patent Citations (1)

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JPS62126692U (ja) 1987-08-11

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