JP2024518193A - アトマイザー、霧化モジュール、エアロゾルカートリッジ及びアトマイザーの製造方法 - Google Patents

アトマイザー、霧化モジュール、エアロゾルカートリッジ及びアトマイザーの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、アトマイザー、霧化モジュール、エアロゾルカートリッジ及びアトマイザーの製造方法に関する。【解決手段】前記アトマイザーは、アトマイザー液体輸送部品と、網状加熱部品と、を含み、前記網状加熱部品は、360度で取り囲むように前記アトマイザー液体輸送部品の外周面を被覆し、及び/又は、360度で取り囲むように前記アトマイザー液体輸送部品の内周面に貼り付けられる。360度で取り囲まれた網状加熱部品から発生した熱は、アトマイザー液体輸送部品の表面により均一に分布し、アトマイザー液体輸送部品上の液体をより効果的に加熱かつ霧化させることができ、霧化をより安定的で信頼できるようにし、食感をより繊細で充実させることができる。【選択図】図1

Description

本発明は、アトマイザー、霧化モジュール、エアロゾルカートリッジ及びアトマイザーの製造方法に関し、特に電子タバコ、アロマ、薬液霧化などの応用分野に用いられるアトマイザー、霧化モジュール、エアロゾルカートリッジ及びアトマイザーの製造方法に関するものである。
電子霧化は、電子タバコ、アロマ、薬物霧化などの、日常生活の様々な分野で広く応用されている。アトマイザーは電子霧化の肝心な部品であり、アトマイザーは、通常、アトマイザー液体輸送部品と、加熱部品と、を含む。よく見られるアトマイザー液体輸送部品には、不織布、繊維束、多孔質セラミックスが含まれる。ここで、繊維束の材質には綿繊維、麻繊維などのセルロースを含む繊維、又は、炭素繊維、ガラス繊維、セラミック繊維などが含まれる。焼結した多孔質セラミックスは一定の形状と高強度を有し、取り付けやすいが、多孔質セラミックスは強い選択的吸着性を有し、香りに対する還元性が悪く、また、セラミックス粒子が脱落しやすく、利用者に潜在的な健康リスクをもたらす。不織布、綿繊維、麻繊維をアトマイザー液体輸送部品とするアトマイザーは、安全性が高く、香りに対する還元性が高い。このようなアトマイザーでは、通常、抵抗線で作られた螺旋状の加熱部品をアトマイザー液体輸送部品の外周面に巻き付け、螺旋状の加熱部品の両端に電源に接続するためのピンを形成する。螺旋状の抵抗線のアトマイザー液体輸送部品の表面に対する被覆率が小さいため、霧化粒子が大きく、食感の繊細性と充実性が悪く、また、このようなアトマイザーは強度が低く、形状と寸法安定性が悪く、自動取付時にピンの位置合わせ難易度が高い。
従来技術における問題を解決するために、本発明には、アトマイザーが提供され、前記アトマイザーは、アトマイザー液体輸送部品と、網状加熱部品と、を含み、前記網状加熱部品は、360度で取り囲むように前記アトマイザー液体輸送部品の外周面を被覆し、及び/又は、360度で取り囲むように前記アトマイザー液体輸送部品の内周面に貼り付けられる。
さらに、前記網状加熱部品はアトマイザー液体輸送部品の外周面に部分的に埋め込んでおり、及び/又は、前記網状加熱部品はアトマイザー液体輸送部品の内周面に部分的に埋め込んでいる。
さらに、前記網状加熱部品は抵抗線を編組したり、交差巻回したりすることで形成される。
さらに、前記網状加熱部品は、少なくとも1本の左旋回抵抗線と、少なくとも1本の右旋回抵抗線と、を含む。
さらに、前記網状加熱部品の抵抗線は、経線抵抗線と、緯線抵抗線と、を含む。
さらに、前記網状加熱部品は、ピッチの異なる左旋回抵抗線又は右旋回抵抗線を少なくとも2本含む。
さらに、前記網状加熱部品は少なくとも1本の抵抗線を含み、前記1本の抵抗線は、左旋回抵抗線と、右旋回抵抗線と、を含み、前記左旋回抵抗線と前記右旋回抵抗線が編組されたり、交差巻回されたりした後、網状を形成している。
さらに、前記アトマイザーは2層以上の網状加熱部品を含む。
さらに、前記網状加熱部品と前記アトマイザー液体輸送部品は別体で成形される。
さらに、前記網状加熱部品と前記アトマイザー液体輸送部品は一体で成形される。
さらに、前記アトマイザー液体輸送部品の材質は、セルロースを含んだ繊維又は粉末、炭素繊維、ガラス繊維、セラミックス繊維、及び多孔質セラミックスを含む。
さらに、前記網状加熱部品は、電気抵抗材料をエッチングし、ダイカッティングし、又は溶接して形成される。
さらに、1m当たりの前記アトマイザー液体輸送部品の重量は、1.0g~6.0gである。
さらに、前記抵抗線の線径は10~150μmである。
さらに、前記アトマイザーの電気抵抗は、0.2Ω~2.0Ωである。
さらに、前記網状加熱部品の抵抗線の数は、4~36本である。
さらに、前記網状加熱部品の軸方向の長さ25.4mmにおける網目の数は、20~300個である。
さらに、前記網状加熱部品の軸方向の長さと前記アトマイザー液体輸送部品の軸方向の長さがほぼ等しい。
さらに、前記網状加熱部品は、少なくとも2本の折れ線状の抵抗線を含む。
さらに、前記アトマイザーは、電極をさらに含み、前記電極は、前記網状加熱部品の軸方向と平行であり、かつ前記網状加熱部品に接続されている。
本発明には、霧化モジュールがさらに提供され、前記霧化モジュールは、少なくとも上記のいずれか1項に記載のアトマイザーを含む。
さらに、前記霧化モジュールは、電極と、前記電極の一端に設けられた電極カードインターフェースと、を含み、前記電極カードインターフェースが前記網状加熱部品に係合接続されている。
さらに、前記霧化モジュールは、電極と、前記電極の一端に設けられた電極プラグイン部と、を含み、前記電極プラグイン部がアトマイザー液体輸送部品貫通孔に挿入されてから前記網状加熱部品に接続される。
さらに、前記電極の一端に設けられた電極カードインターフェースは、2つまたは2つ以上である。
さらに、前記霧化モジュールは、2つまたは2つ以上のアトマイザーを含む。
さらに、前記霧化モジュールは、気液交換部品をさらに含む。
本発明には、エアロゾルカートリッジがさらに提供され、前記エアロゾルカートリッジは、液体貯留部品と、上記のいずれか1項に記載の霧化モジュールとを含む。
さらに、前記アトマイザーが液体貯留部品中の液体と直接連通している。
さらに、前記霧化モジュールは、気液交換部品を含み、前記気液交換部品は、アトマイザー液体輸送部品に液体を輸送するときに、前記アトマイザーが気液交換部品を介して液体貯留部品中の液体と連通することに用いられる。
さらに、前記網状加熱部品が360度で取り囲むように前記アトマイザー液体輸送部品の内周面に貼り付けられる場合、前記アトマイザー液体輸送部品の外周面は液体貯留部品中の液体と連通している。
さらに、前記アトマイザー液体輸送部品の外周面の少なくとも一部には、透かし彫りの金属管が外被されており、前記アトマイザー液体輸送部品の外周面は透かし彫りの金属管を介して液体貯留部品中の液体と連通している。
さらに、前記エアロゾルカートリッジは、エアロゾル通路をさらに含み、前記アトマイザー液体輸送部品が前記アトマイザー液体輸送部品を軸方向に貫通するアトマイザー液体輸送部品貫通孔を有する場合、前記アトマイザー液体輸送部品貫通孔と前記エアロゾル通路との挟角は45度以上かつ135度以下である。
本発明には、アトマイザーの製造方法がさらに提供され、前記アトマイザーの製造方法は、綿繊維束、炭素繊維束、セラミックス繊維束又はガラス繊維束などをアトマイザー液体輸送部品とすることと、
抵抗線を編組したり、交差巻回したりして、360度で取り囲むようにアトマイザー液体輸送部品の外周面を被覆する網状加熱部品を形成し、そのうちの少なくとも一部の抵抗線が右旋回抵抗線を形成するようにアトマイザー液体輸送部品の外周面を螺旋状に被覆するように制御し、かつ、そのうちの少なくとも一部の抵抗線が左旋回抵抗線を形成するようにアトマイザー液体輸送部品の外周面を螺旋状に被覆するように制御することと、
アトマイザーのコイル材を作ることと、
アトマイザーのコイル材から必要な長さを切り取ってアトマイザーとすることと、を含む。
本発明には、アトマイザーの製造方法がさらに提供され、前記アトマイザーの製造方法は、綿繊維束、炭素繊維束、セラミックス繊維束又はガラス繊維束などをアトマイザー液体輸送部品とすることと、
抵抗線を編組したり、交差巻回したりして、360度で取り囲むようにアトマイザー液体輸送部品の外周面を被覆する網状加熱部品を形成し、そのうちの少なくとも1本の抵抗線が第1ピッチでアトマイザー液体輸送部品の外周面を螺旋状に被覆するように制御し、そのうちの少なくとも1本の抵抗線が第2ピッチでアトマイザー液体輸送部品の外周面を螺旋状に被覆するように制御し、ここで、第1ピッチは第2ピッチと等しくないことと、
アトマイザーのコイル材を作ることと、
アトマイザーのコイル材から必要な長さを切り取ってアトマイザーとすることと、を含む。
本発明には、アトマイザーの製造方法がさらに提供され、前記アトマイザーの製造方法は、プラスチック又は金属を補助コアとし、抵抗線を編組したり、交差巻回したりして、360度で取り囲むように補助コアの外周面を被覆する網状加熱部品を形成し、ここで、そのうちの少なくとも一部の抵抗線が右旋回抵抗線を形成するように補助コアの外周面を螺旋状に被覆するように制御し、少なくとも一部の抵抗線が左旋回抵抗線を形成するように補助コアの外周面を螺旋状に被覆するように制御することと、
網状加熱部品の外周面にアトマイザー液体輸送部品、例えば織布又は不織布を被覆したり、網状加熱部品の外周面にセルロースを含んだ繊維又は粉末スラリーを塗布して乾燥させたりすることと、
アトマイザーのコイル材を作ることと、
アトマイザーのコイル材から必要な長さを切り取り、補助コアを取り出してアトマイザーを作ることと、を含む。
本発明には、アトマイザーの製造方法がさらに提供され、前記アトマイザーの製造方法は、綿繊維束、炭素繊維束、セラミックス繊維束又はガラス繊維束などをアトマイザー液体輸送部品とすることと、
1本の抵抗線をアトマイザー液体輸送部品の下寄りの箇所から左旋回又は右旋回で螺旋状に上昇させて、アトマイザー液体輸送部品の上寄りの箇所に巻回して、左旋回抵抗線又は右旋回抵抗線を形成することと、
そして、抵抗線をアトマイザー液体輸送部品の上寄りの箇所から右旋回又は左旋回でアトマイザー液体輸送部品の下寄りの箇所に巻回して、右旋回抵抗線又は左旋回抵抗線を形成することと、
左旋回抵抗線と右旋回抵抗線を編組したり、交差巻回したりして網状加熱部品を形成することと、を含む。
本発明には、アトマイザーの製造方法がさらに提供され、前記アトマイザーの製造方法は、綿繊維束、炭素繊維束、セラミックス繊維束又はガラス繊維束などをアトマイザー液体輸送部品とすることと、
1本の抵抗線の両端をアトマイザー液体輸送部品の下寄りの箇所から、それぞれ左旋回又は右旋回で螺旋状に上昇させてアトマイザー液体輸送部品の上寄りの箇所に巻回し、アトマイザー液体輸送部品の外周面で編組したり、交差巻回したりして、網状の網状加熱部品を形成することと、
アトマイザーのコイル材を作ることと、
アトマイザーのコイル材から必要な長さを切り取ってアトマイザーとすることと、を含む。
本発明には、アトマイザーの製造方法がさらに提供され、前記アトマイザーの製造方法は、綿繊維束、炭素繊維束、セラミックス繊維束又はガラス繊維束などをアトマイザー液体輸送部品とすることと、
一定数量の抵抗線を編組したり、交差巻回したりして、360度で取り囲むようにアトマイザー液体輸送部品の外周面を被覆する第1層の網状加熱部品を形成することと、
一定数量の抵抗線を編組したり、交差巻回したりして、360度で取り囲むように第1層の網状加熱部品の外周面を被覆する第2層の網状加熱部品を形成することと、
アトマイザーのコイル材を作ることと、
アトマイザーのコイル材から必要な長さを切り取ってアトマイザーとすることと、を含む。
本発明には、アトマイザーの製造方法がさらに提供され、前記アトマイザーの製造方法は、抵抗線を補助コアに編組したり、交差巻回したりして網状加熱部品を形成し、補助コアが金属又はプラスチックなどで作られることができることと、
補助コアを含んだ網状加熱部品を金型に入れて位置決めし、セルロースを含んだ繊維又は粉末スラリーを金型に注入して成形するか、又は、金型で補助コアを含んだ網状加熱部品のストリップを連続的に引っ張りながら、セルロースを含んだ繊維又は粉末スラリーを注入して成形することと、
乾燥してアトマイザーのストリップ状半製品を作ることと、
アトマイザーの半製品を切断し、補助コアを取り出して、アトマイザーを得ることと、を含む。
本発明には、アトマイザーの製造方法がさらに提供され、前記アトマイザーの製造方法は、抵抗線を補助コアに編組したり、交差巻回したりして、二重網状構造を形成し、切断後に補助コアを取り出して網状加熱部品を作るか、又は、抵抗線を加熱部品のストリップとして編組したり、交差巻回したりして、切断して網状加熱部品を作ることと、
セルロースを含んだ繊維又は粉末スラリーを押し出して軸方向アトマイザー液体輸送部品貫通孔を含んだロングチューブを形成し、乾燥してから切断してアトマイザー液体輸送部品を作るか、又は、セルロースを含んだ繊維又は粉末スラリーを押し出して補助コアを含んだストリップを形成し、乾燥してから、切断して、補助コアを取り出してアトマイザー液体輸送部品を作ることと、
網状加熱部品の外にアトマイザー液体輸送部品が外被されるか、又は、アトマイザー液体輸送部品の外に網状加熱部品が外被されることで、アトマイザーを作ることと、を含む。
本発明には、アトマイザーの製造方法がさらに提供され、前記アトマイザーの製造方法は、抵抗線を編組したり、交差巻回したりして網状の網状加熱部品のストリップを形成することと、
金型にて網状加熱部品のストリップを引っ張りながら、セルロースを含む繊維又は粉末スラリーを注入して成形することと、
乾燥してアトマイザーのストリップを作ることと、
アトマイザーのストリップを切り取ってアトマイザーを作ることと、を含む。
本発明には、アトマイザーの製造方法がさらに提供され、前記アトマイザーの製造方法は、綿繊維束、炭素繊維束、セラミックス繊維束又はガラス繊維束などをアトマイザー液体輸送部品とすることと、
抵抗線を編組したり、交差巻回したりして、360度で取り囲むようにアトマイザー液体輸送部品の外周面を被覆する網状加熱部品を形成し、そのうちの少なくとも2本の折れ線状の抵抗線を隣接する折り曲げ箇所で互いに係合するように制御することで、網状を形成してアトマイザー液体輸送部品の外周面を被覆することと、
アトマイザーのコイル材を作ることと、
アトマイザーのコイル材から必要な長さを切り取ってアトマイザーとすることと、を含む。
本発明のアトマイザーは、アトマイザー液体輸送部品の外周面または内周面を360度で取り囲む網状加熱部品を含み、アトマイザーに良好な強度と形状安定性を持たせている。360度で取り囲まれた網状加熱部品から発生した熱は、アトマイザー液体輸送部品の表面により均一に分布し、アトマイザー液体輸送部品上の液体をより均一に霧化させることができ、霧化をより安定的で信頼できるようにし、食感をより繊細で充実させることができる。螺旋状の加熱部品を採用し、ピンが付いている従来のアトマイザーは、形状の安定性が悪く、取り付け時のピンの位置合わせが制御されにくく、組み立て効率が悪い。本発明のアトマイザーは、網状加熱部品がアトマイザー液体輸送部品の外周面又は内周面を360度で取り囲んでいるため、アトマイザーのピンを必要とせず、電極が任意の方向から網状加熱部品の外周壁又は内周壁と接触することができ、アトマイザーのエアロゾルカートリッジでの高効率組立に役立つ。
従来技術のアトマイザーは、通常1つずつ作る必要があり、生産効率は低い。本発明のアトマイザーでは、アトマイザーのコイル材を連続的に生産して巻回取得することができ、生産効率が高く、アトマイザーの貯蔵と輸送を便利にすることができるため、アトマイザーのコストを大幅に削減することができる。アトマイザーの組立時に、巻き出してから必要な長さを切り取ればよく、アトマイザーの自動化組立に役立つ。
従来技術と比べて、本発明のアトマイザーは、コストが低く、霧化が十分にでき、食感が繊細かつ充実的なものになり、このようなアトマイザーを用いたエアロゾルカートリッジは安定的で信頼性が高く、個体差が小さく、ユーザー体験が良好である。
本発明の上記内容をより明確かつ理解しやすくするために、以下、特に好適な実施例を挙げながら、添付図面と組み合わせて詳細に説明する。
1つ又は複数の実施例は、対応する添付の図面における図で例示的に説明されるが、これらの例示的な説明は、実施例を限定するものではない。図面において同じ符号を付した部品は類似する部品として表されており、特に断りのない限り、添付の図面における図は縮尺に制限されない。
図1は本発明の実施例1における第1種類のアトマイザーの構成を示す図である。 図2は、本発明の実施例1における第2種類のアトマイザーの構成を示す図である。 図3は、本発明の実施例1における第1種類の網状加熱部品の構成を示す図である。 図4は、本発明の実施例1における第2種類の網状加熱部品の構成を示す図である。 図5は、本発明の実施例1における第3種類の網状加熱部品の構成を示す図である。 図6は、本発明の実施例1における第4種類の網状加熱部品の構成を示す図である。 図7は、本発明の実施例1における第5種類の網状加熱部品の構成を示す図である。 図8は、本発明の実施例1における第6種類網状加熱部品の構成を示す図である。 図9は、本発明の実施例1おける第7種類の網状加熱部品の構成を示す図である。 図10は、本発明の実施例1における第8種類の網状加熱部品の構成を示す図である。 図11は、本発明の実施例1における第3種類のアトマイザーの構成を示す図である。 図12は、本発明の実施例1における第4種類のアトマイザーの構成を示す図である。 図13は、本発明の実施例1における第5種類のアトマイザーの構成を示す図である。 図14は、本発明の実施例1における第6種類のアトマイザーの構成を示す図である。 図15は、本発明の実施例1における第7種類のアトマイザーの構成を示す図である。 図16は、本発明の実施例1における第7種類のアトマイザーの断面図である。 図17は、本発明の実施例1における第8種類のアトマイザーの構成を示す図である。 図18は、本発明の実施例1における第8種類のアトマイザーの断面図である。 図19は、本発明の実施例1における第9種類のアトマイザーの構成を示す図である。 図20は、本発明の実施例1における第9種類のアトマイザーの断面図である。 図21は、本発明の実施例1における第10種類のアトマイザーの構成を示す図である。 図22は、本発明の実施例1における第10種類のアトマイザーの断面図である。 図23は、本発明の実施例における第1種類のエアロゾルカートリッジの構成を示す図である。 図24は、本発明の実施例1における第1種類のエアロゾルカートリッジの分解構成図である。 図25は、本発明の実施例における第2種類のエアロゾルカートリッジの構成を示す図である。 図26は、本発明の実施例における第2種類のエアロゾルカートリッジの分解構成図である。 図27は、本発明の実施例における第3種類のエアロゾルカートリッジの構成を示す図である。 図28は、本発明の実施例における第3種類のエアロゾルカートリッジの分解構成図である。 図29は、本発明の実施例2における第1種類のエアロゾルカートリッジの構成を示す図である。 図30は、本発明の実施例2における第1種類のエアロゾルカートリッジの分解構成図である。 図31は、本発明の実施例2における第2種類のエアロゾルカートリッジの構成を示す図である。 図32は、本発明の実施例2における第2種類のエアロゾルカートリッジの分解構成図である。 図33は、本発明の実施例2における第3種類のエアロゾルカートリッジの構成を示す図である。 図34は、本発明の実施例2における第3種類のエアロゾルカートリッジの分解構成図である。 図35は、本発明の実施例3における第1種類のエアロゾルカートリッジの構成を示す図である。 図36は、本発明の実施例3における第1種類のエアロゾルカートリッジの分解構成図である。 図37は、本発明の実施例3における第2種類のエアロゾルカートリッジの構成を示す図である。 図38は、本発明の実施例3における第2種類のエアロゾルカートリッジの分解構成図である。 図39は、本発明の実施例4における第1種類のエアロゾルカートリッジの構成を示す図である。 図40は、本発明の実施例4における第1種類のエアロゾルカートリッジの分解構成図である。 図41は、本発明の実施例4における第2種類のエアロゾルカートリッジの構成を示す図である。 図42は、本発明の実施例4における第2種類のエアロゾルカートリッジの分解構成図である。 図43は、本発明の実施例5における第1種類のエアロゾルカートリッジの構成を示す図である。 図44は、本発明の実施例5における第1種類のエアロゾルカートリッジの分解構成図である。 図45は、本発明の実施例5における第1種類のエアロゾルカートリッジのアトマイザーの構成を示す図である。 図46は、本発明の実施例5における第2種類のエアロゾルカートリッジの構成を示す図である。 図47は、本発明の実施例5における第2種類のエアロゾルカートリッジの分解構成図である。 図48は、本発明の実施例1における第11種類のアトマイザーの構成を示す図である。 図49は、本発明の実施例1における第12種類のアトマイザーの構成を示す図である。 図50は、本発明の実施例1における第12種類のアトマイザーの断面図である。 図51は、本発明の実施例8におけるエアロゾルカートリッジの構成を示す図である。 図52は、本発明の実施例9におけるエアロゾルカートリッジの構成を示す図である。 図53は、本発明の実施例9におけるエアロゾルカートリッジの分解構成図である。 図54は、本発明の実施例10におけるエアロゾルカートリッジの分解構成図である。
以下、特定の具体的な実施例によって本発明の実施形態を説明するが、当業者は、本明細書に開示された内容から本発明の他のメリット及び効果を簡単に理解することができる。
以下、図面を参照して本発明の例示的な実施形態を説明する。しかし、本発明は多くの異なる形態で実施することができ、且つ本明細書に記載された実施例に限定されるものではなく、これらの実施例を提供するのは、本発明を詳細かつ完全に開示し、本発明の範囲を当業者に十分に伝えるためのものである。図面における例示的な実施形態で示された用語は、本発明を限定するものではない。図面では、同じユニット/部品は同じ符号を使用している。
特に明記されていない限り、ここで使用された用語は、科学技術用語を含み、当業者にとって一般的な意味を備えている。また、理解できるように、一般的に使われている辞書で限定された用語は、その関連分野の文脈と一致した意味を有し、理想的又は正式的すぎる意味を有しない。
実施例1
図1は本発明の実施例1における第1種類のアトマイザーの構成を示す図である。図2は、本発明の実施例1における第2種類のアトマイザーの構成を示す図である。
図1及び図2に示すように、アトマイザー930は、アトマイザー液体輸送部品932と、網状加熱部品931と、を含み、網状加熱部品931は、360度で取り囲むようにアトマイザー液体輸送部品932の外周面を被覆し、及び/又は、360度で取り囲むようにアトマイザー液体輸送部品932の内周面に貼り付けられる。
網状加熱部品931はアトマイザー液体輸送部品932の外周面に部分的に埋め込んでもよく、及び/又は、網状加熱部品931はアトマイザー液体輸送部品932の内周面に部分的に埋め込んでもよい。つまり、網状加熱部品931は、一部がアトマイザー液体輸送部品932に嵌め込み、一部がアトマイザー液体輸送部品932の外周面及び/又は内周面から露出してもよい。
アトマイザー液体輸送部品932は、本分野の通常のアトマイザー液体輸送部品932であってもよく、霧化する液体をアトマイザー930に輸送するために使われる。
網状加熱部品931は、電気抵抗材料をエッチングし、ダイカッティングし、編組し、交差巻回し、又は溶接して、360度で取り囲まれた網状構造を形成することができる。好ましくは、網状加熱部品931は抵抗線9311を編組したり、交差巻回したりすることで作られる。
本発明では、抵抗線9311とは、一定の電気抵抗を有し、且つ通電時に発熱できる針金又は非針金を広く指し、例えばニッケルクロム線、鉄クロム線などである。抵抗線9311の横断面は円形、長方形などの幾何学的形状であってもよく、横断面が円形の抵抗線9311の直径は応用の要求に応じて選択することができる。
図3は、本発明の実施例1における第1種類の網状加熱部品の構成を示す図であり、図4は、本発明の実施例1における第2種類の網状加熱部品の構成を示す図であり、図5は、本発明の実施例1における第3種類の網状加熱部品の構成を示す図であり、図6は、本発明の実施例1における第4種類の網状加熱部品の構成を示す図であり、図7は、本発明の実施例1における第5種類の網状加熱部品の構成を示す図であり、図8は、本発明の実施例1における第6種類の網状加熱部品の構成を示す図であり、図9は、本発明の実施例1おける第7種類の網状加熱部品の構成を示す図であり、図10は、本発明の実施例1における第8種類の網状加熱部品の構成を示す図である。
[網状加熱部品]
図3~図10に示すように、網状加熱部品931は、1本又は複数本の抵抗線9311を編組したり、交差巻回したりして形成され、編組網状加熱部品931の抵抗線9311の抵抗値は同じであってもよいし、異なってもよい。
網状加熱部品931は、下記の編組又は交差巻回の構造を含むことができるが、これらに限定されるものではない。
1)図3、4、5及び6に示すように、網状加熱部品931は、少なくとも1本の左旋回抵抗線9311aと、少なくとも1本の右旋回抵抗線9311bと、を含み、好ましくは、網状加熱部品931は、2~8本の抵抗線9311を含み、その中で、一部が左旋回抵抗線9311aで、他の部分が右旋回抵抗線9311bである。本発明において、網状加熱部品931を垂直に置いて、上から下を見て、抵抗線9311が下から上に向かって時計回りに螺旋状に取り囲まれるのは左旋回抵抗線9311aであり、網状加熱部品931を垂直に置いて、上から下を見て、抵抗線9311が下から上に向かって反時計回りに螺旋状に上へ取り囲まれるのは右旋回抵抗線9311bである。
図3に示すように、網状加熱部品931は、1本の左旋回抵抗線9311aと、1本の右旋回抵抗線9311bと、を含み、網状加熱部品931を垂直に置いた場合、左旋回抵抗線9311aと右旋回抵抗線9311bが螺旋状に上昇し、互いに交差して360度で取り囲まれた網状構造を形成していることが分かる。
図4に示すように、網状加熱部品931は、1本の左旋回抵抗線9311aと、2本の右旋回抵抗線9311bと、を含み、網状加熱部品931を垂直に置いた場合、左旋回抵抗線9311aと右旋回抵抗線9311bが螺旋状に上昇し、互いに交差して360度で取り囲まれた網状構造を形成していることが分かる。
図5に示すように、網状加熱部品931は、2本の左旋回抵抗線9311aと、2本の右旋回抵抗線9311bと、を含み、網状加熱部品931を垂直に置いた場合、左旋回抵抗線9311aと右旋回抵抗線9311bが螺旋状に上昇し、互いに交差して360度で取り囲まれた網状構造を形成していることが分かる。
図6に示すように、網状加熱部品931は、3本の左旋回抵抗線9311aと、3本の右旋回抵抗線9311bと、を含み、網状加熱部品931を垂直に置いた場合、左旋回抵抗線9311aと右旋回抵抗線9311bが螺旋状に上昇し、互いに交差して360度で取り囲まれた網状構造を形成していることが分かる。
網状加熱部品931には、左旋回抵抗線9311aと右旋回抵抗線9311bが同時に存在しており、且つ左旋回抵抗線9311aと右旋回抵抗線9311bが互いに交差して360度で取り囲まれた網状構造を形成することで、アトマイザー930全体の強度と形状保持能力の向上に寄与し、網状加熱部品931が通電時にアトマイザー液体輸送部品932の外周面又は内周面に均一に熱を分布させるのにも寄与する。このようなアトマイザー930を使用することにより、霧化効率を高め、霧化をより十分にすることができる。このアトマイザー930を電子タバコなどの吸入装置に適用されると、エアロゾルを吸入した時の食感をより繊細にかつ充実にすることができる。
2)図7と図8に示すように、網状加熱部品931の抵抗線9311は、経線抵抗線9311cと、緯線抵抗線9311dと、を含む。
図7に示すように、経線抵抗線9311cは、軸方向に平行に配列された複数の抵抗線9311であってもよく、緯線抵抗線9311dは、経線抵抗線9311cと垂直に交差する複数の環状抵抗線9311であってもよい。この場合、複数本の経線抵抗線9311cと複数本の緯線抵抗線9311dをアトマイザー液体輸送部品932の外周面又は内周面にて網に編組することができる。
図8に示すように、網状加熱部品931は、1本の螺旋状の緯線抵抗線9311dと複数本の経線抵抗線9311cを編組したり、交差巻回したりして形成されてもよいし、1本の抵抗線9311で往復折り返して経線抵抗線9311cを形成してから、1本の螺旋状の緯線抵抗線9311dと編組したり、交差巻回したりして形成されてもよいし、1本の抵抗線9311で往復折り返して経線抵抗線9311cを形成してから、複数本の環状の緯線抵抗線9311dと編組したり、交差巻回したりして形成されてもよい。
3)図9に示すように、網状加熱部品931は、ピッチの異なる左旋回抵抗線9311a又は右旋回抵抗線9311bを少なくとも2本含んでもよい。ピッチの異なる2本以上の左旋回抵抗線9311a又は右旋回抵抗線9311bが一定の間隔ごとに網状加熱部品931に交差して網状構造を形成している。図9に示すように、網状加熱部品931はピッチの異なる右旋回抵抗線9311bを2本含み、ピッチの異なる2本の右旋回抵抗線9311bが交差巻回して網状加熱部品931を形成している。
4)図10に示すように、網状加熱部品931は少なくとも1本の抵抗線9311を含み、1本の抵抗線9311は、左旋回抵抗線9311aと、右旋回抵抗線9311bと、を含み、左旋回抵抗線9311aと右旋回抵抗線9311bが編組されたり、交差巻回されたりした後、網状を形成している。
図10に示すように、網状加熱部品931は1本の抵抗線9311を含む。網状加熱部品931を垂直に置いた場合、この1本の抵抗線9311が下から上へ螺旋状に上昇し、右旋回抵抗線9311bを形成し、この抵抗線9311が螺旋状に一定の高さまで上昇した後、上から下へ向かって螺旋状に下降し、左旋回抵抗線9311aを形成している。これにより、左旋回抵抗線9311aと右旋回抵抗線9311bは編組したり、交差巻回したりしてから網状加熱部品931を形成している。同一の抵抗線9311に左旋回抵抗線9311aと右旋回抵抗線9311bが同時に存在し、且つ左旋回抵抗線9311aと右旋回抵抗線9311bが交差して網状を形成しているため、アトマイザー930の強度と形状保持能力の向上に寄与し、網状加熱部品931が通電時にアトマイザー液体輸送部品932の外周面又は内周面に熱を均一に分布させ、霧化が均一かつ安定的になることにも寄与する。
[アトマイザー]
図11は、本発明の実施例1における第3種類のアトマイザーの構成を示す図、図12は、本発明の実施例1における第4種類のアトマイザーの構成を示す図である。
図11及び図12に示すように、網状加熱部品931が360度で取り囲むようにアトマイザー液体輸送部品932の内周面に貼り付けられている場合、セルロース繊維又は粉末スラリーを網状加熱部品931の外周面に塗布してから、乾燥してアトマイザー液体輸送部品932を形成することができる。
図11に示すように、織布又は不織布などをアトマイザー液体輸送部品932として網状加熱部品931の外周面に被覆してもよい。このような場合、アトマイザー液体輸送部品932の外周面にバインド線Lを巻き付けることで、アトマイザー930をより強固にすることができる。
図12に示すように、必要に応じて、アトマイザー930の外周面と内周面のいずれにも網状加熱部品931を設けてもよい。外周面に設けられた網状加熱部品931は加熱の役割を果たすとともに、アトマイザー液体輸送部品932を束ねる役割を果たすことができ、アトマイザー930をより強固にする。
図13は、本発明の実施例1における第5種類のアトマイザーの構成を示す図である。図13に示すように、網状加熱部品931が360度で取り囲むようにアトマイザー液体輸送部品932の外周面を被覆する時に、綿繊維、ガラス繊維、セラミックス繊維、炭素繊維などの高温に強い繊維又は繊維棒をアトマイザー液体輸送部品932として使うことができる。
図13に示すように、網状加熱部品931は、少なくとも1本の抵抗線9311を含む。好ましくは、網状加熱部品931は1本の抵抗線9311を含む。網状加熱部品931を垂直に置いた場合、1本の抵抗線9311がアトマイザー液体輸送部品932の上寄りの箇所から始まり、左旋回又は右旋回して螺旋状に下降して、アトマイザー液体輸送部品932の下寄りの箇所に巻き付けられ、左旋回抵抗線9311a又は右旋回抵抗線9311bを形成し、そして、抵抗線9311は、アトマイザー液体輸送部品932の下寄りの箇所から右旋回又は左旋回してアトマイザー液体輸送部品932の上寄りの箇所に巻き、右旋回抵抗線9311b又は左旋回抵抗線9311aを形成している。必要に応じて、螺旋状に上昇して巻き付け、又は螺旋状に下降して巻き付ける過程を繰り返して、複数の左旋回抵抗線9311a又は右旋回抵抗線9311bを形成し、複数層の網状加熱部品931を形成することができる。
もちろん、綿繊維、ガラス繊維、セラミックス繊維又は炭素繊維などをアトマイザー液体輸送部品932とし、1本の抵抗線9311の両端をアトマイザー液体輸送部品932の下寄りの箇所から、それぞれ左旋回又は右旋回して螺旋状に上昇して、アトマイザー液体輸送部品932の上寄りの箇所に巻き付け、アトマイザー液体輸送部品932の外周面に網状の網状加熱部品931を編組したり、交差巻回したりして形成してもよい。
図14は、本発明の実施例1における第6種類のアトマイザーの構成を示す図である。図14に示すように、本発明の実施例1における第6種類のアトマイザーの構造では、アトマイザー930はアトマイザー液体輸送部品932と網状加熱部品931を含み、網状加熱部品931は360度で取り囲むようにアトマイザー液体輸送部品932の外周面を被覆している。
網状加熱部品931は抵抗線9311で編組することで作られ、網状加熱部品931は少なくとも1本の左旋回抵抗線9311aと、少なくとも1本の右旋回抵抗線9311bと、を含む。好ましくは、網状加熱部品931は2本~8本の抵抗線9311を含み、そのうちの一部は左旋回抵抗線9311aとなり、他の一部は右旋回抵抗線9311bとなる。網状加熱部品931に同時に存在している左旋回抵抗線9311aと右旋回抵抗線9311bは互いに交差して網状を形成している。
図14に示すように、本発明の実施例1における第6種類のアトマイザーの構造において、網状加熱部品931は、第1層の網状加熱部品9311fと第2層の網状加熱部品9311sを含む2層の網状構造である。図14において、点線は、アトマイザー液体輸送部品932の外周面に密着した第1層の網状加熱部品9311fを示し、実線は第1層加熱部品の上面に被覆された第2層の網状加熱部品9311sを示し、2層の加熱部品の抵抗線の数と抵抗値は同じであってもよいし、異なってもよい。第2層の網状加熱部品9311sは第1層の網状加熱部品9311fで発生したエアロゾルをさらに加熱し、より小さなエアロゾル粒子を形成し、使用者により繊細で乾燥したエアロゾルを体験させることができる。
図15は、本発明の実施例1における第7種類のアトマイザーの構成を示す図、図16は、本発明の実施例1における第7種類のアトマイザーの断面図である。
本発明の実施例1における第7種類アトマイザー930において、アトマイザー液体輸送部品932はセルロース繊維又は粉末であってもよく、セルロース繊維又は粉末は綿、木材、亜麻などに由来していてもよいし、再生セルロース繊維であってもよい。アトマイザー液体輸送部品932は多孔質セラミックスであってもよく、焼結した多孔質セラミックスは硬くて、組立が容易である。アトマイザー液体輸送部品932と網状加熱部品931は一体で成形されることが好ましい。網状加熱部品931は360度で取り囲まれるようにアトマイザー液体輸送部品932の内周面に貼り付けられ、且つ網状加熱部品931は一部がアトマイザー液体輸送部品932の内周面に埋め込まれている。
図17は、本発明の実施例1における第8種類のアトマイザーの構成を示す図、図18は、本発明の実施例1における第8種類のアトマイザーの断面図である。
本発明の実施例1における第8種類のアトマイザー930において、アトマイザー液体輸送部品932はセルロース繊維であり、網状加熱部品931とアトマイザー液体輸送部品932は別体で成形され、網状加熱部品931の外にはアトマイザー液体輸送部品932が外被され、網状加熱部品931が360度で取り囲むようにアトマイザー液体輸送部品932の内周面に貼り付けられている。
好ましくは、加熱部品は抵抗線9311を編組したり、交差巻回したりして形成され、アトマイザー930は2層以上の網状加熱部品931を含み、そのうちの1層がアトマイザー液体輸送部品932の内周面に密着しており、複数層の網状加熱部品931を有するアトマイザー930は液体をより十分に霧化させることができ、エアロゾルの粒子を小さくし、使用者により乾燥したエアロゾルを体験させることに役立つ。
図19は、本発明の実施例1における第9種類のアトマイザーの構成を示す図、図20は、本発明の実施例1における第9種類のアトマイザーの断面図である。
本発明の実施例1における第9種類のアトマイザー930において、アトマイザー液体輸送部品932と網状加熱部品931は一体で成形され、網状加熱部品931は360度で取り囲むようにアトマイザー液体輸送部品932の外周面に被覆され、且つ網状加熱部品931は一部がアトマイザー液体輸送部品932の外周面に埋め込まれている。アトマイザー液体輸送部品932の材質はセルロースを含んで繊維又は粉末、炭素繊維、多孔質セラミックスであってもよい。
図21は、本発明の実施例1における第10種類のアトマイザーの構成を示す図であり、図22は、本発明の実施例1における第10種類のアトマイザーの断面図である。
本発明の実施例1における第10種類アトマイザー930において、アトマイザー液体輸送部品932と網状加熱部品931は別体で成形され、アトマイザー液体輸送部品932の外には網状加熱部品931が外被され、網状加熱部品931が360度で取り囲むようにアトマイザー液体輸送部品932の外周面を被覆している。好ましくは、網状加熱部品931は、抵抗線9311を編組したり、交差巻回したりして形成され、アトマイザー930は2層以上の網状加熱部品931を含み、そのうちの1層はアトマイザー液体輸送部品932の外周面に密着しており、複数層の網状加熱部品931を有するアトマイザー930は液体をより十分に霧化させることができる。エアロゾル粒子を小さくし、使用者により乾燥したエアロゾルを感じさせることに役立つ。アトマイザー液体輸送部品932の材質はセルロースを含んだ繊維又は粉末、炭素繊維であってもよいし、多孔質セラミックスであってもよい。
[アトマイザーの製造方法]
本発明によって提供された第1種類のアトマイザーの製造方法は、以下のステップを含む。
綿繊維束、炭素繊維束、セラミックス繊維束又はガラス繊維束などをアトマイザー液体輸送部品932とする。
抵抗線9311を編組したり、交差巻回したりして、360度で取り囲むようにアトマイザー液体輸送部品932の外周面を被覆する網状加熱部品931を形成し、そのうちの少なくとも一部の抵抗線9311が右旋回抵抗線9311bを形成するようにアトマイザー液体輸送部品932の外周面を螺旋状に被覆するように制御し、かつ、そのうちの少なくとも一部の抵抗線9311が左旋回抵抗線9311aを形成するようにアトマイザー液体輸送部品932の外周面を螺旋状に被覆するように制御する。
アトマイザー930のコイル材を作る。
アトマイザー930のコイル材から必要な長さを切り取ってアトマイザー930とする。
本発明によって提供された第2種類のアトマイザーの製造方法は、以下のステップを含む。
綿繊維束、炭素繊維束、セラミックス繊維束又はガラス繊維束などをアトマイザー液体輸送部品932とする。
抵抗線9311を編組したり、交差巻回したりして、360度で取り囲むようにアトマイザー液体輸送部品932の外周面を被覆する網状加熱部品931を形成し、そのうちの少なくとも1本の抵抗線9311が第1ピッチでアトマイザー液体輸送部品932の外周面を螺旋状に被覆するように制御し、そのうちの少なくとも1本の抵抗線9311が第2ピッチでアトマイザー液体輸送部品932の外周面を螺旋状に被覆するように制御し、ここで、第1ピッチは第2ピッチと等しくない。
アトマイザー930のコイル材を作る。
アトマイザー930のコイル材から必要な長さを切り取ってアトマイザー930とする。
本発明によって提供された第3種類のアトマイザーの製造方法は、以下のステップを含む。
プラスチック又は金属を補助コアとし、抵抗線9311を編組したり、交差巻回したりして、360度で取り囲むように補助コアの外周面を被覆する網状加熱部品931を形成し、ここで、そのうちの少なくとも一部の抵抗線9311が右旋回抵抗線9311bを形成するように補助コアの外周面を螺旋状に被覆するように制御し、少なくとも一部の抵抗線9311が左旋回抵抗線9311aを形成するように補助コアの外周面を螺旋状に被覆するように制御する。
網状加熱部品931の外周面にアトマイザー液体輸送部品932、例えば織布又は不織布を被覆したり、網状加熱部品931の外周面にセルロースを含んだ繊維又は粉末スラリーを塗布して乾燥させたりする。
アトマイザー930のコイル材を作る。
アトマイザー930のコイル材から必要な長さを切り取り、補助コアを取り出してアトマイザー930を作る。
本発明によって提供された第4種類のアトマイザーの製造方法は、以下のステップを含む。
綿繊維束、炭素繊維束、セラミックス繊維束又はガラス繊維束などをアトマイザー液体輸送部品932とする。
1本の抵抗線9311をアトマイザー液体輸送部品932の下寄りの箇所から左旋回又は右旋回で螺旋状に上昇させて、アトマイザー液体輸送部品932の上寄りの箇所に巻回して、左旋回抵抗線9311a又は右旋回抵抗線9311bを形成する。
そして、抵抗線9311をアトマイザー液体輸送部品932の上寄りの箇所から右旋回又は左旋回でアトマイザー液体輸送部品932の下寄りの箇所に巻回して、右旋回抵抗線9311b又は左旋回抵抗線9311aを形成する。
左旋回抵抗線9311aと右旋回抵抗線9311bを編組したり、交差巻回したりしてして網状加熱部品931を形成する。
本発明によって提供された第5種類のアトマイザーの製造方法は、以下のステップを含む。
綿繊維束、炭素繊維束、セラミックス繊維束又はガラス繊維束などをアトマイザー液体輸送部品932とする。
1本の抵抗線9311の両端をアトマイザー液体輸送部品932の下寄りの箇所から、それぞれ左旋回又は右旋回で螺旋状に上昇させてアトマイザー液体輸送部品932の上寄りの箇所に巻回し、アトマイザー液体輸送部品932の外周面で編組したり、交差巻回したりして、網状の網状加熱部品931を形成する。
アトマイザー930のコイル材を作る。
アトマイザー930のコイル材から必要な長さを切り取ってアトマイザー930とする。
本発明によって提供された第6種類のアトマイザーの製造方法は、以下のステップを含む。
綿繊維束、炭素繊維束、セラミックス繊維束又はガラス繊維束などをアトマイザー液体輸送部品932とする。
一定数量の抵抗線9311を編組したり、交差巻回したりして、360度で取り囲むようにアトマイザー液体輸送部品932の外周面を被覆する第1層の網状加熱部品9311fを形成する。
一定数量の抵抗線を編組したり、交差巻回したりして、360度で取り囲むように第1層の網状加熱部品9311fの外周面を被覆する第2層の網状加熱部品9311sを形成する。
アトマイザー930のコイル材を作る。
アトマイザーのコイル材から必要な長さを切り取ってアトマイザー930とする。
本発明によって提供された第7種類のアトマイザーの製造方法は、以下のステップを含む。
抵抗線9311を補助コアに編組したり、交差巻回したりして網状加熱部品931を形成し、補助コアが金属又はプラスチックなどで作られることができる。
補助コアを含んだ網状加熱部品931を金型に入れて位置決めし、セルロースを含んだ繊維又は粉末スラリーを金型に注入して成形するか、又は、金型で補助コアを含んだ網状加熱部品のストリップを連続的に引っ張りながら、セルロースを含んだ繊維又は粉末スラリーを注入して成形する。
乾燥してアトマイザー930のストリップ状半製品を作る。
アトマイザー930の半製品を切断し、補助コアを取り出して、アトマイザー930を得る。
本発明によって提供された第8種類のアトマイザーの製造方法は、以下のステップを含む。
抵抗線9311を補助コアに編組したり、交差巻回したりして、二重網状構造を形成し、切断後に補助コアを取り出して網状加熱部品931を作るか、又は、抵抗線9311を加熱部品のストリップとして編組したり、交差巻回したりして、切断して網状加熱部品931を作る。
セルロースを含んだ繊維又は粉末スラリーを押し出して軸方向アトマイザー液体輸送部品貫通孔932bを含んだロングチューブを形成し、乾燥してから切断してアトマイザー液体輸送部品932を作るか、又は、セルロースを含んだ繊維又は粉末スラリーを押し出して補助コアを含んだストリップを形成し、乾燥してから、切断して、補助コアを取り出してアトマイザー液体輸送部品932を作る。
網状加熱部品931の外にアトマイザー液体輸送部品932が外被されることで、アトマイザー930を作る。
本発明によって提供された第9種類のアトマイザーの製造方法は、以下のステップを含む。
抵抗線9311を編組したり、交差巻回したりして網状の網状加熱部品931のストリップを形成する。
金型にて網状加熱部品931のストリップを引っ張りながら、セルロースを含む繊維又は粉末スラリーを注入して成形する。
乾燥してアトマイザー930のストリップを作る。
アトマイザー930のストリップを切り取ってアトマイザー930を作る。
本発明によって提供された第10種類のアトマイザーの製造方法は、以下のステップを含む。
抵抗線9311を補助コアに編組したり、交差巻回したりして、二重網状構造を形成し、切断後に補助コアを取り出して網状加熱部品931を作るか、又は、抵抗線9311を編組したり、交差巻回したりして網状加熱部品931のストリップを形成し、切断してから網状加熱部品931を作る。
セルロースを含んだ繊維又は粉末スラリーを押し出して軸方向アトマイザー液体輸送部品貫通孔932bを含んだロングチューブを形成し、乾燥してから切断してアトマイザー液体輸送部品932を作るか、又は、セルロースを含んだ繊維又は粉末スラリーを押し出して補助コアを含んだストリップを形成し、乾燥してから切断して、補助コアを取り出してアトマイザー液体輸送部品932を作る。
アトマイザー液体輸送部品932の外には網状加熱部品931が外被され、アトマイザー930を作る。
[霧化モジュールとエアロゾルカートリッジ]
図23は、本発明の実施例1における第1種類のエアロゾルカートリッジの構成を示す図であり、図24は、本発明の実施例1における第1種類のエアロゾルカートリッジの分解構成図であり、図25は、本発明の実施例1における第2種類のエアロゾルカートリッジの構成を示す図であり、図26は、本発明の実施例1における第2種類のエアロゾルカートリッジの分解構成図であり、図27は、本発明の実施例1における第3種類のエアロゾルカートリッジの構成を示す図であり、図28は、本発明の実施例1における第3種類のエアロゾルカートリッジの分解構成である。
図23~図28に示すように、本発明には、上記のいずれか1種のアトマイザー930を含む霧化モジュール700がさらに提供される。アトマイザー930は、アトマイザー液体輸送部品932と、網状加熱部品931と、を含み、網状加熱部品931は360度で取り囲むようにアトマイザー液体輸送部品932の外周面を被覆している。
図23~図28に示すように、本発明の実施例1における霧化モジュール700は、電極936と、電極936の一端に設けられた電極カードインターフェース9364と、を含み、電極カードインターフェース9364には網状加熱部品931が係合接続されている。
網状加熱部品931が360度で取り囲むようにアトマイザー液体輸送部品932の外周面を被覆した場合、電極カードインターフェース9364をアトマイザー930の径方向から網状加熱部品931の外周面に係合接続することができる。
上記のような電極936と網状加熱部品931の係合接続方式のほかに、当業者は、当分野内の通常の方式を選択して、電極936と網状加熱部品931を例えばプラグイン、圧着、溶接などによって電気的に接続してもよい。
使用要求に応じて、2つの電極936間の網状加熱部品931の電気抵抗は通常0.5~2.0Ωに制御されている。
図23と図24に示すように、本発明の実施例1における第1種類のエアロゾルカートリッジの霧化モジュール700は、霧化モジュール上カバー710と、霧化モジュールベース720と、霧化モジュールベース720と霧化モジュール上カバー710の間に取り付けられたアトマイザー930と、電極936と、を含む。電極936は、霧化モジュールベース720を貫通して網状加熱部品931と電気的に接続されている。
霧化モジュール上カバー710は、霧化モジュール上カバー710を貫通する霧化モジュール上接続口711及び霧化モジュール液体輸送孔712を含む。
図23~図28に示すように、本発明には、液体貯留部品100と、上記のいずれか1種の霧化モジュール700とを含んだエアロゾルカートリッジ800がさらに提供される。
アトマイザー液体輸送部品932は、液体貯留部品100中の液体と直接連通してもよい。
図23と図24に示すように、本発明の実施例1における第1種類のエアロゾルカートリッジ800は、エアロゾルカートリッジハウジング810と、エアロゾルカートリッジハウジング810に設けられた液体貯留部品100と、液体貯留部品100を軸方向に貫通したエアロゾル通路1303と、液体貯留部品100の底部の開口を封止する液体貯留部品の封止部品823と、を含む。
エアロゾルカートリッジ800は、エアロゾルカートリッジハウジング810の底部及びエアロゾルカートリッジハウジング810と霧化モジュールベース720の間の隙間を封止するベース封止部品824をさらに含む。
液体貯留部品の封止部品823には液体貯留部品の封止部品823を貫通する液体供給口825とエアロゾル通路組立口826が設けられている。液体供給口825は霧化モジュール液体輸送孔712に対応して設けられている。エアロゾル通路組立口826には下方に延びる管状の突起がある。組み立てる時に、液体貯留部品の封止部品823のエアロゾル通路組立口826はエアロゾル通路1303の外周面に外被され、霧化モジュール上接続口711はエアロゾル通路組立口826の管状突起の外周壁に外被されている。
本実施例では、霧化モジュール液体輸送孔712は、上端が液体供給口825に接合され、下端がアトマイザー930と接触されている。これにより、アトマイザー930が液体貯留部品100中の液体と直接連通している。
エアロゾル通路1303の上部出口はエアロゾル出口1301であり、エアロゾル通路1303の底部開口は霧化モジュール上接続口711と連通するための霧化モジュール接続口1302である。霧化モジュール700によって霧化された後のエアロゾルは、霧化モジュール上接続口711、霧化モジュール接続口1302、エアロゾル通路1303及びエアロゾル出口1301を通過してから逸出する。霧化モジュールベース720には、霧化モジュールベース720を軸方向に貫通する吸気孔1121が設けられており、吸気孔1121は外気が霧化モジュール700に入る通路となっている。
エアロゾル出口1301には、エアロゾル出口1301を封止するエアエアロゾル出口封止プラグ1306を設けることができ、霧化モジュールベース720の吸気孔1121には、吸気孔1121を封止する吸気口密封プラグ(図示せず)を設けることができる。エアエアロゾル出口封止プラグ1306と吸気口密封プラグは、それぞれシリカゲル密封プラグとして設けられることができる。エアエアロゾル出口封止プラグ1306と吸気口密封プラグの設置により、エアロゾルカートリッジ800の貯蔵輸送中の漏れ防止能力をさらに高めることができる。
本実施例では、霧化モジュール液体輸送孔712は2つ設置されることが好ましく、霧化モジュール液体輸送孔712の下部開口がアトマイザー930の両端の電流の流れない箇所と連通しいている。通常、網状加熱部品931において、電極936の間にある部分だけに電流が流れて熱が発生し、2つの電極の外側には、ほとんど電流が流れず、ほとんど熱が発生しない。
また、本発明の実施例1における第2種類のエアロゾルカートリッジの霧化モジュール700では、網状加熱部品931がアトマイザー液体輸送部品932の外周面に部分的に埋め込まれることができる。さらに、アトマイザー液体輸送部品932の材質はセルロースを含んだ繊維又は粉末、炭素繊維、多孔質セラミックスであってもよい。アトマイザー930と網状加熱部品931は一体で成形されてもよい。
図25と図26に示すように、本発明の実施例1における第2種類のエアロゾルカートリッジの霧化モジュール700の構造は、図23と図24での構造と略同じであるため、同じ部分については、繰り返して説明する必要がない。図25と図26において、霧化モジュール700は、気液交換部品290をさらに含む。
霧化モジュール700は、気液交換部品290を含み、アトマイザー930が気液交換部品290を介して液体貯留部品100中の液体と連通している。気液交換部品290は霧化モジュール液体輸送孔712に組み立てられることができ、アトマイザー930の両端の電流の流れない箇所は、気液交換部品290を介して液体貯留部品100中の液体と連通している。
気液交換部品290は、軸方向の貫通孔を有する管状接着繊維であってもよいし、液体輸送機能を有する接着繊維、軸方向の貫通孔を有するプラスチックチューブ又は金属チューブなどであってもよく、アトマイザー930の両端に接続される気液交換部品290のタイプは同一であってもよいし、異なってもよい。気液交換部品290の一端がアトマイザー930の表面と接触するか、又は、気液交換部品290の軸方向貫通孔がアトマイザー930によって塞がれ、気液交換部品290の他端が液体貯留部品100中の液体と連通している。図25と図26において、網状加熱部品931とアトマイザー液体輸送部品932の長さはほぼ同じである。
図27と図28に示すように、本発明の実施例1における第3種類のエアロゾルカートリッジの霧化モジュール700の構造は、図25と図26での構造と略同じであるため、同じ部分については、繰り返して説明する必要がない。図27と図28において、アトマイザー液体輸送部品932の長さが網状加熱部品931の長さより大きく、アトマイザー液体輸送部品932の両端が網状加熱部品931から張り出している。アトマイザー液体輸送部品932の網状加熱部品931から張り出している部分は、気液交換部品290に接続されることができる。
本実施例では、網状加熱部品931が360度で取り囲むようにアトマイザー液体輸送部品932の外周面を被覆しているため、アトマイザー930から電極936に接続するピンを省略することができる。電極936は任意の方向から網状加熱部品931と接触して電気的に接続されることができるため、アトマイザー930のエアロゾルカートリッジ800での組立難易度を下げ、組立効率を大幅に高めることができる。
本発明のアトマイザー930について、アトマイザー930のコイル材を連続的に生産して巻回取得することができ、生産効率を大幅に高め、アトマイザー930の貯蔵と輸送を便利にすることができるため、アトマイザー930のコストを大幅に削減することができる。
アトマイザー930を取り付ける場合、巻き出してから必要な長さを切り取り、アトマイザー930の自動化組立に役立つ。
本実施例では、アトマイザー930の横断面を円形にしてもよいが、必要に応じて楕円形又はその他の幾何学的形状にしてもよい。
実施例2
図29は、本発明の実施例2における第1種類のエアロゾルカートリッジの構成を示す図であり、図30は、本発明の実施例2における第1種類のエアロゾルカートリッジの分解構成図である。本実施例は、実施例1の構造と類似しており、実施例1と同じ部分について、本実施例では、繰り返して説明する必要がない。
図29と図30に示すように、アトマイザー930は、アトマイザー液体輸送部品932と、網状加熱部品931と、を含み、網状加熱部品931は、360度で取り囲むようにアトマイザー液体輸送部品932の外周面を被覆するか、及び/又は、360度で取り囲むようにアトマイザー液体輸送部品932の内周面に貼り付けられている。
本実施例では、網状加熱部品931は360度で取り囲むようにアトマイザー液体輸送部品932の内周面に貼り付けられている。
好ましくは、網状加熱部品931は2~8本の抵抗線9311を含み、そのうち一部が左旋回抵抗線9311aであり、他の一部が右旋回抵抗線9311bである。
図29と図30に示すように、アトマイザー液体輸送部品932には、アトマイザー液体輸送部品932を軸方向に貫通するアトマイザー液体輸送部品貫通孔932bが形成されており、網状加熱部品931は、アトマイザー液体輸送部品貫通孔932b内に設けられ、かつアトマイザー930の内周面に貼り付けられている。アトマイザー液体輸送部品932の外周面は液体貯留部品100中の液体と連通している。
本実施例における霧化モジュール700は、電極936と、電極936の一端に設けられた電極プラグイン部9365と、を含み、電極プラグイン部9365がアトマイザー液体輸送部品貫通孔932bに挿入されてから網状加熱部品931に接続される。具体的には、電極プラグイン部9365は、貫通孔を有する耳栓状を呈しており、2つの電極936の電極プラグイン部9365は、それぞれ横置きのアトマイザー930の両端からアトマイザー液体輸送部品貫通孔932bに挿入され、網状加熱部品931に接続される。
本実施例では、液体貯留部品の封止部品823を省略してもよく、霧化モジュール上カバー710を同時に液体貯留部品の封止部品823として使うことができる。霧化モジュール上カバー710には霧化モジュール液体輸送孔712を1つだけ設けることができる。霧化モジュール液体輸送孔712は、その上部開口が直接液体貯留部品100中の液体と連通し、その下部開口がアトマイザー液体輸送部品932の外周面と接触する。これにより、液体貯留部品100中の液体をアトマイザー液体輸送部品932に輸送することができる。
本実施例では、エアロゾルカートリッジ800は、エアロゾル通路1303をさらに含む。アトマイザー液体輸送部品932がアトマイザー液体輸送部品932を軸方向に貫通するアトマイザー液体輸送部品貫通孔932bを有する場合、アトマイザー液体輸送部品貫通孔932bとエアロゾル通路1303との挟角は45度より大きくかつ135度以下である。好ましくは、アトマイザー液体輸送部品貫通孔932bとエアロゾル通路1303との挟角は、45度、60度、75度、90度、105度、120度、及び135度であり、最も好ましくは、ほぼ90度に等しく、つまり、最も好ましくは、アトマイザー液体輸送部品貫通孔932bとエアロゾル通路1303がほぼ垂直に配置されている。
アトマイザー液体輸送部品貫通孔932bはエアロゾル通路1303と連通している。エアロゾルカートリッジ800が作動するときに、アトマイザー液体輸送部品932の内周面に取り囲まれた網状加熱部品931が液体を蒸発させ、蒸発した気体がアトマイザー930の内部を流れる空気と混合してエアロゾルを形成し、エアロゾルがエアロゾル通路1303を経て逸出する。このような構造は、液体貯留部品100中の液体をアトマイザー液体輸送部品932に迅速に補充することに役立つ。
また、アトマイザー液体輸送部品貫通孔932bがエアロゾル通路1303と垂直に配置されているため、アトマイザー930の付近で発生した高温の凝縮液が垂直に折れ曲がってエアロゾル通路1303に入ったときに、大粒の凝縮液が慣性でエアロゾル通路1303に入りにくくなり、大粒の凝縮液が口腔内に直接入ることを低減かつ回避し、ユーザー体験を向上させることができる。
図31は、本発明の実施例2における第2種類のエアロゾルカートリッジの構成を示す図であり、図32は、本発明の実施例2における第2種類のエアロゾルカートリッジの分解構成図である。
図31と図32に示すように、本発明の実施例2における第2種類のエアロゾルカートリッジの霧化モジュール700は、その構造が図29と図30での構造と略同じであるため、同じ部分については、繰り返して説明する必要がない。
図31と図32に示すように、霧化モジュール上カバー710には第1霧化モジュール液体輸送孔712aと第2霧化モジュール液体輸送孔712bが設置されている。第1霧化モジュール液体輸送孔712aは、その上部開口が直接液体貯留部品100中の液体と連通し、その下部開口がアトマイザー液体輸送部品932の外周面と接触し、これによって、液体貯留部品100中の液体をアトマイザー液体輸送部品932に輸送する。第2霧化モジュール液体輸送孔712bは、その上部開口が直接液体貯留部品100中の液体と連通し、その下部開口が大気と連通し、第2霧化モジュール液体輸送孔712bには、気液交換部品290が設けられている。本実施例では、気液交換部品290は、主に液体貯留部品100に気体を輸送する役割を果たし、霧化モジュール700の霧化がより安定的かつ信頼的なものになる。
気液交換部品290は、軸方向貫通孔を含んだ管状接着繊維、又は、管状プラスチック製品、又は管状金属製品であってもよい。アトマイザー液体輸送部品貫通孔932bは、エアロゾル通路1303と連通している。
本発明の実施例2における第2種類のエアロゾルカートリッジの霧化モジュール700では、霧化モジュール700は、電極936と、電極936の一端に設けられた電極プラグイン部9365と、を含み、電極プラグイン部9365がアトマイザー液体輸送部品932に挿入してから網状加熱部品931に接続されている。具体的には、電極プラグイン部9365は逆フック付きの矢印状を呈しており、2つの電極936の電極プラグイン部9365はそれぞれ横置きのアトマイザー930のアトマイザー液体輸送部品932を突き通した後、アトマイザー液体輸送部品貫通孔932bに入って網状加熱部品931に接続されている。
図33は、本発明の実施例2における第3種類のエアロゾルカートリッジの構成を示す図であり、図34は、本発明の実施例2における第3種類のエアロゾルカートリッジの分解構成図である。本発明の実施例2における第3種類のエアロゾルカートリッジの霧化モジュール700は、その構造が図31と図32の構造と略同じであるため、同じ部分については繰り返して説明する必要がない。
図33と図34に示すように、本発明の実施例2における第3種類のエアロゾルカートリッジ800は、独立した液体貯留部品の封止部品823を備え、液体貯留部品の封止部品823は、液体供給口825と、液体貯留部品の封止部品823の底部に設けられた気体伝導通路836と、を備える。
霧化モジュール700は、独立した集成モジュールとして、霧化モジュール上カバー710と、霧化モジュールベース720と、霧化モジュールベース720と霧化モジュール上カバー710の間に設けられたアトマイザー930と、気液交換部品290と、電極936と、を含む。霧化モジュール上カバー710には、第1霧化モジュール液体輸送孔712a、第2霧化モジュール液体輸送孔712b及び霧化モジュール上接続口711が設けられている。第1霧化モジュール液体輸送孔712aは上へ延びて管状突起を形成している。気液交換部品290は、その上部が第2霧化モジュール液体輸送孔712bに組み立てられ、その下部が霧化モジュールベース720の凹溝内に延び、大気と連通することができる。
霧化モジュール700と液体貯留部品100を一緒に組み立てると、エアロゾルカートリッジ800を形成することができる。組み立てられた後に、第1霧化モジュール液体輸送孔712aは上へ延びて管状突起を形成して液体供給口825に挿入し、そして管状突起と液体供給口825の内周壁との間に気体伝導孔827を形成している。気体伝導孔827は気体伝導通路836と連通し、気体伝導通路836は組立後の気液交換部品290と連通している。
本発明の実施例2における第3種類のエアロゾルカートリッジ800では、霧化モジュール700は取り外し可能な構造を採用しており、エアロゾルカートリッジ800の中の液体貯留部品100を交換しやすく、霧化モジュール700のメンテナンスと交換が容易になる。
本実施例では、第2霧化モジュール液体輸送孔712bは上へ延びて管状突起を形成するように設置されてもよく、液体貯留部品100に組み立てたときに、第2霧化モジュール液体輸送孔712bは液体貯留部品の封止部品823を貫通して液体貯留部品100内に挿入され、気体伝導孔827と気体伝導通路836を設けずに、気液交換部品290と液体貯留部品100を連通させることができる。本実施例では、気液交換部品290は主に独立した気体伝導の役割を果たし、アトマイザー液体輸送部品932に液体を輸送する機能を担っていない。
実施例3
図35は、本発明の実施例3における第1種類のエアロゾルカートリッジの構成を示す図であり、図36は、本発明の実施例3における第1種類のエアロゾルカートリッジの分解構成図であり、図37は、本発明の実施例3における第2種類のエアロゾルカートリッジの構成を示す図であり、図38は、本発明の実施例3における第2種類のエアロゾルカートリッジの分解構成図である。本実施例は、実施例1の構造と類似しており、実施例1と同じ部分について、本実施例では繰り返して説明する必要がない。
図35と図36に示すように、アトマイザー930は、アトマイザー液体輸送部品932と、網状加熱部品931と、を含み、網状加熱部品931が、360度で取り囲むようにアトマイザー液体輸送部品932の外周面を被覆しているか、及び/又は、360度で取り囲むようにアトマイザー液体輸送部品932の内周面に貼り付けられている。
本実施例では、網状加熱部品931は360度で取り囲むようにアトマイザー液体輸送部品932の内周面に貼り付けられている。好ましくは、網状加熱部品931は2~8本の抵抗線9311を含み、そのうち、一部は左旋回抵抗線9311aであり、他の一部は右旋回抵抗線9311bである。
図35~図36に示すように、本実施例では、本発明の実施例3における第1種類のエアロゾルカートリッジ800中の霧化モジュール700によれば、アトマイザー液体輸送部品932には、アトマイザー液体輸送部品932を軸方向に貫通するアトマイザー液体輸送部品貫通孔932bが形成され、網状加熱部品931は、アトマイザー液体輸送部品貫通孔932b内に設けられ、かつアトマイザー930の内周面に貼り付けられている。
アトマイザー930は鉛直に設置されている。つまり、霧化モジュール700を水平に置いた場合、霧化モジュール700の中心軸は水平面に対して垂直になる。
アトマイザー液体輸送部品932の外周面の少なくとも一部には、透かし彫りの金属管9396が外被されており、アトマイザー液体輸送部品932の外周面は透かし彫りの金属管9396を介して液体貯留部品100中の液体と連通している。
具体的には、霧化モジュール700は、第1電極936aと、第2電極936bとを含み、第1電極936aの一端には、第1電極プラグイン部9365aが設けられ、電極プラグイン部9365がアトマイザー液体輸送部品貫通孔932bに挿入されて網状加熱部品931に接続され、第2電極936bは、アトマイザー液体輸送部品932の外周面に外被された透かし彫りの金属管9396と、第2電極936bの一端に設けられた金属リング9397と、と含み、金属リング9397が透かし彫りの金属管9396の外周壁に外被されて透かし彫りの金属管9396に接続され、透かし彫りの金属管9396の第1電極プラグイン部9365aに対向する端部は、透かし彫りの金属管9396の内部へ突出し、第2電極プラグイン部9365bを形成している。透かし彫りの金属管9396がアトマイザー930の外周面に外被された場合、第2電極プラグイン部9365bはアトマイザー液体輸送部品貫通孔932bに挿入されて網状加熱部品931に接続されている。
本発明において、透かし彫りの金属管9396とは、管壁に管壁を貫通する貫通孔が複数設置された金属管を指し、液体を、管壁の外部から複数の管壁上の貫通孔を通って管壁内に進入させることができる。
霧化モジュール700は、独立した集成モジュールであり、霧化モジュール上カバー710と、霧化モジュールベース720と、霧化モジュールベース720と霧化モジュール上カバー710の間に設けられたアトマイザー930と、気液交換部品290と、電極936と、を含む。霧化モジュール上カバー710には、第1霧化モジュール液体輸送孔712a、第2霧化モジュール液体輸送孔712b及び霧化モジュール上接続口711が設けられている。第1霧化モジュール液体輸送孔712aは上へ延びて管状突起を形成している。気液交換部品290は、その上部が第2霧化モジュール液体輸送孔712bに組み立てられ、下部が霧化モジュールベース720の凹溝に延び、大気と連通することができる。
霧化モジュール700は、霧化モジュール上カバー710と、霧化モジュールベース720と、霧化モジュールベース720と霧化モジュール上カバー710の間に取り付けられたアトマイザー930と、気液交換部品290と、をさらに含む。霧化モジュール上カバー710には、第1霧化モジュール液体輸送孔712a、第2霧化モジュール液体輸送孔712b及び霧化モジュール上接続口711が設けられている。第1霧化モジュール液体輸送孔712aは、霧化モジュール上カバー710の上面から下に向かって延び、そして横に向かって霧化モジュール上接続口711に延びる。アトマイザー930は、霧化モジュール上接続口711に鉛直に取り付けられ、第1霧化モジュール液体輸送孔712aと連通している。
気液交換部品290は、その上部が第2霧化モジュール液体輸送孔712bに組み立てられ、下部が霧化モジュールベース720の凹溝に延び、大気と連通することができる。
図35と図36に示すように、本発明の実施例3における第1種類のエアロゾルカートリッジ800によれば、液体貯留部品の封止部品を省略しており、霧化モジュール上カバー710は、液体貯留部品の封止部品として兼用しており、液体貯留部品100内の液体は第1霧化モジュール液体輸送孔712aを介して透かし彫りの金属管9396と直接連通し、透かし彫りの金属管9396を介してアトマイザー液体輸送部品932と連通している。気液交換部品290は液体貯留部品100中の液体と連通しているが、アトマイザー930への液体の輸送には関与せず、主に液体貯留部品100へ独立して気体を伝導する役割を果たしている。
本発明の実施例3における第1種類のエアロゾルカートリッジ800によれば、エアロゾルカートリッジ800が作動すると、アトマイザー液体輸送部品932の内周面に貼り付けられている網状加熱部品931は、液体を霧化させ、霧化した気体がアトマイザー液体輸送部品貫通孔932b内部を通過する空気と混合してエアロゾルを形成している。
エアロゾルカートリッジ800に気液交換部品290が設けられることで、霧化がより安定的で信頼的なものになる。気液交換部品290は、軸方向の貫通孔を含んだ管状接着繊維であってもよい。
図37と図38に示すように、本発明の実施例3における第2種類のエアロゾルカートリッジは、その構造が図35と図36での構造と略同じであり、同じ部分については、繰り返して説明する必要がない。
図37と図38に示すように、本発明の実施例3における第2種類のエアロゾルカートリッジにおけるエアロゾル通路1303と霧化モジュール上カバー710との間には、横にアトマイザー930に液体を輸送するための開口があり、アトマイザー930の外周面に外被された透かし彫りの金属管9396は、この液体を輸送するための開口に対向して設置されている。アトマイザー930の上部は、エアロゾル通路1303の内管壁によって固定され、アトマイザー930の下部は霧化モジュール上接続口711によって固定されている。好ましくは、アトマイザー930の中心軸は、エアロゾル通路1303の中心軸と重なり合っているように設置される。
実施例4
図39は、本発明の実施例4における第1種類のエアロゾルカートリッジの構成を示す図であり、図40は、本発明の実施例4における第1種類のエアロゾルカートリッジの分解構成図であり、図41は、本発明の実施例4における第2種類のエアロゾルカートリッジの構成を示す図であり、図42は、本発明の実施例4における第2種類のエアロゾルカートリッジの分解構成図である。本実施例は、実施例1の構造と類似しており、実施例1と同じ部分について、本実施例では繰り返して説明する必要がない。
図39と図40に示すように、アトマイザー930は、アトマイザー液体輸送部品932と、網状加熱部品931と、を含み、網状加熱部品931が、360度で取り囲むようにアトマイザー液体輸送部品932の外周面を被覆しており、及び/又は、360度で取り囲むようにアトマイザー液体輸送部品932の内周面に貼り付けられている。
図39及び図40に示すように、本発明の実施例4における第1種類のエアロゾルカートリッジ800の霧化モジュール700において、アトマイザー930は、2層以上の網状加熱部品931を含み、そのうちの1層がアトマイザー液体輸送部品932の外周面に密着しており、複数層の網状加熱部品931を有するアトマイザー930は、液体をより十分に霧化させることができ、エアロゾルの粒子を小さくすることに役立ち、使用者により乾燥したエアロゾルを感じさせることができる。
図41と図42に示すように、本発明の実施例4における第2種類のエアロゾルカートリッジ800の霧化モジュール700において、霧化モジュール700は、第1気液交換部品290Aと、第2気液交換部品290Bと、をさらに含む。
第1気液交換部品290Aは、プラスチック又は繊維から作られてもよく、第1気液交換部品290Aの軸方向に沿って外周面の凹溝又は内部貫通孔を設けてもよい。好ましくは、第1気液交換部品290Aは、軸方向の貫通孔を有する管状接着繊維である。
好ましくは、第2気液交換部品290Bは、スポンジ、接着繊維、焼結粉末プラスチックなどの多孔質材料から作られてもよい。
霧化モジュール700は、霧化モジュール上カバー710と、霧化モジュールベース720と、霧化モジュールベース720と霧化モジュール上カバー710の間に取り付けられたアトマイザー930と、電極936と、をさらに含む。電極936は、霧化モジュールベース720を貫通して網状加熱部品931と電気的に接続されている。
霧化モジュール上カバー710は、霧化モジュール上カバー710を貫通する霧化モジュール上接続口711と、霧化モジュール液体輸送孔712と、を含む。
第1気液交換部品290Aは、霧化モジュール液体輸送孔712に組み立てられ、第1気液交換部品290Aの外周面の凹溝と霧化モジュール液体輸送孔712の内周壁は、液体輸送又は気体伝導の貫通孔を形成することができる。
アトマイザー液体輸送部品932は、軸方向のアトマイザー液体輸送部品貫通孔932bを備え、アトマイザー液体輸送部品932は第2気液交換部品290Bの外周壁に外被され、アトマイザー液体輸送部品932の内周壁は第2気液交換部品290Bの外周壁と接触している。また、第2気液交換部品290Bの両端はそれぞれアトマイザー液体輸送部品932の両端を貫通し、2つの第1気液交換部品290Aの下端面はそれぞれ第2気液交換部品290Bの両端に連通している。気液交換部品290中の液体は、第1気液交換部品290Aを通じて第2気液交換部品290Bに輸送され、そして、第2気液交換部品290Bからアトマイザー液体輸送部品932に輸送される。
実施例5
なお、本発明では、網状加熱部品931は中空柱状を形成しており、中空柱状の網状加熱部品931はアトマイザー液体輸送部品932の外周面に被覆されているか、または、アトマイザー液体輸送部品932の内周面に貼り付けられている。
本発明では、網状加熱部品931のメッシュ数は、網状加熱部品931の軸方向の長さ25.4mmの中で編組したり、エッチングしたりした網目の数を指す。メッシュ数は編組したり、エッチングしたりした網目の密度を評価する指標である。
本発明では、網状加熱部品931の軸方向の長さとアトマイザー液体輸送部品932の軸方向の長さがほぼ等しいというのは、両者の長さの差が20%を超えていないことを指す。
網状加熱部品931は、通電部分と非通電部分を含むことができる。通電部分は熱を生じさせ、生じた熱が非通電部分にも伝導される。
本発明では、抵抗線9311の線径とは、抵抗線9311の横断面が円形の場合の直径を指す。ただし、本発明に使われる抵抗線9311の横断面は任意の幾何学的形状であってもよく、抵抗線9311の横断面が非円形の場合、同じ横断面積の円形抵抗線9311の直径に換算して抵抗線9311の線径とすることができる。
本発明では、アトマイザー930の電気抵抗とは、電極936をアトマイザー930に接続した後、2つの電極936によって測定された電気抵抗のことである。
本実施例の他の実施例と同じである部分について、繰り返して説明する必要がない。
図1と図2に示すように、アトマイザー930は、アトマイザー液体輸送部品932と、網状加熱部品931と、を含み、網状加熱部品931が、360度で取り囲むようにアトマイザー液体輸送部品932の外周面を被覆しているか、及び/又は、360度で取り囲むようにアトマイザー液体輸送部品932の内周面に貼り付けられている。
アトマイザー液体輸送部品932は、霧化する液体をアトマイザー930に輸送するために使われ、その材質は、セルロースを含んだ繊維又は粉末、炭素繊維、ガラス繊維、セラミックス繊維、及び多孔質セラミックスなどを含んでもよい。最もよく使われるアトマイザー液体輸送部品932は、綿ロープまたはガラス繊維を含む。1m当たりのアトマイザー液体輸送部品932の重量は、好ましくは、1.0g~6.0gであり、より好ましくは1.8g~4.5gである。綿ロープは霧化液の食感還元性に役立ち、ガラス繊維と多孔質セラミックスは高温に強く、高温霧化が必要なシステム、例えばTHCの霧化などにおいて優位性を持っている。
本発明では、抵抗線9311とは、一定の電気抵抗を有し、且つ通電時に発熱できる針金又は非針金、例えばニクロム線、鉄クロム線などを指す。抵抗線9311の横断面は円形、長方形などの幾何学的形状であってもよく、その中で円形が最もよく使われている。好ましくは、抵抗線9311の線径は10~150μmであり、例えば、10、12.5、20、25、30、40、50、60、70、80、90、100、110、120、150μmなどであってもよく、より好ましくは、抵抗線9311の線径は25~100μmである。
図3~図10に示すように、網状加熱部品931は、1本又は複数本の抵抗線9311を編組したり、交差巻回したりして形成され、網状加熱部品931を作る抵抗線9311の抵抗値は同じであってもよいし、異なってもよい。
本発明では、アトマイザー930の電気抵抗とは、アトマイザー930を電極936に接続した後、2つの電極936によって測定された電気抵抗のことである。本発明では、アトマイザー930の電気抵抗は、好ましくは、0.2Ω~2.0Ωであり、例えば、0.2、0.3、0.4、0.5、0.6、0.7、0.8、0.9、1.0、1.2、1.5、1.8、2.0Ωなどである。従来の螺旋状の抵抗線9311を巻回するアトマイザー930の電気抵抗は1.2~1.8Ωである。網状加熱部品931は抵抗線9311の線径、本数、メッシュ数を柔軟に選択できるため、電気抵抗の範囲を大幅に広げて、様々な応用ニーズに対応することができる。例えば、8本~36本の抵抗線9311で2層の網状加熱部品931を編組し、アトマイザー930の抵抗を0.2~1.0Ωに下げることができる。低いアトマイザー930の電気抵抗はホストの恒常電力出力時に電池の使用時間を延ばすことができる。
好ましくは、網状加熱部品931は、4~36本の抵抗線9311を含み、より好ましくは、抵抗線9311の数は、4~36本のうち4又は6の倍数であり、例えば、4、6、8、12、16、18、20、24、28、32、36本などである。
好ましくは、網状加熱部品931の軸方向の長さ25.4mmにおける網目の数は、20~300個であり、即ち、網状加熱部品931のメッシュ数は20~300メッシュであり、例えば20メッシュ、30メッシュ、40メッシュ、50メッシュ、60メッシュ、70メッシュ、80メッシュ、100メッシュ、120メッシュ、150メッシュ、200メッシュ、250メッシュ、300メッシュなどである。抵抗線9311の数が同じである場合、メッシュ数が小さいと、アトマイザー930に大きなエアロゾル粒子を発生させることに役立ち、エアロゾルの食感は湿潤であり、メッシュ数が大きいと、アトマイザー930に繊細なエアロゾル粒子を発生させることに役立ち、エアロゾルの食感が乾燥している。
図14に示すように、アトマイザー930は、2層以上の網状加熱部品931を含んでもよい。2層の網状加熱部品931のメッシュ数と電気抵抗、及び2層の網状加熱部品931を作る抵抗線9311の数と線径は、同じであってもよいし、異なってもよい。さらに、網状加熱部品931の層数を増やすことで、エアロゾルへの加熱を強め、エアロゾルの繊細、乾燥の要求を満たすことができる。
図11と図12に示すように、網状加熱部品931が360度で取り囲むようにアトマイザー液体輸送部品932の内周面に貼り付けられた場合、セルロース繊維又は粉末スラリーを網状加熱部品931の外周面に塗布した後、乾燥してアトマイザー液体輸送部品932を形成することができる。本発明では、粉末スラリーはカオリンスラリーであってもよい。
本発明では、抵抗線9311を編組したり、交差巻回したりする場合、左旋回と右旋回の抵抗線9311に上1下1、上1下2、上2下2などの方式を採用することができる。
図23~図28に示すように、網状加熱部品931が360度で取り囲むようにアトマイザー液体輸送部品932の外周面を被覆した場合、電極カードインターフェース9364をアトマイザー930の径方向から網状加熱部品931の外周面に係合接続することができる。アトマイザー930を電極カードインターフェース9364に装着した後、電極カードインターフェース9364の端部を窄めて、電極カードインターフェース9364のアトマイザー930に対する固定を強めることができる。
図23~図26にしめすように、網状加熱部品931とアトマイザー液体輸送部品932の長さはほぼ等しい。このような構造は、新しいメリットをもたらしている。即ち、霧化時に電極936間の網状加熱部品931の通電部分で発熱して液体を霧化させ、一部の熱をアトマイザー930両端の非通電部分に伝導させ、アトマイザー930両端の液体を加熱して液体の粘度を低下させ、アトマイザー930両端からアトマイザー930の中間加熱部分への液体の輸送速度を高めることができることは、粘稠液体の霧化に役立つ。例えば、CBDとTHC霧化リキッドは、常温においてねばねばして、乃至スラリー状であり、寒い屋外環境での電子タバコのヤニもねばねばしているが、これらの液体を50℃以上に加熱すると粘度が著しく低下する。
図43は、本発明の実施例5における第1種類のエアロゾルカートリッジの構成を示す図であり、図44は、本発明の実施例5における第1種類のエアロゾルカートリッジの分解構成図であり、図45は、本発明の実施例5における第1種類のエアロゾルカートリッジのアトマイザーの構成を示す図であり、図46は、本発明の実施例5における第2種類のエアロゾルカートリッジの構成を示す図であり、図47は、本発明の実施例5における第2種類のエアロゾルカートリッジの分解構成図である。本実施例は、実施例1の構造と類似しており、実施例1と同じ部分について、本実施例では繰り返して説明する必要がない。
図43~図45に示すように、本発明の実施例5における第1種類のエアロゾルカートリッジ800の霧化モジュール700において、アトマイザー930は、アトマイザー液体輸送部品932と、網状加熱部品931と、を含み、網状加熱部品931が、360度で取り囲むようにアトマイザー液体輸送部品932の外周面を被覆している。網状加熱部品931は、単層構造であり、8本の抵抗線9311で編組して作られ、編組密度が50メッシュであり、アトマイザーの電気抵抗が1.2Ωである。
図44と図45に示すように、本発明の実施例5における第2種類のエアロゾルカートリッジ800の霧化モジュール700において、アトマイザー930は、アトマイザー液体輸送部品932と、網状加熱部品931と、を含み、網状加熱部品931が、360度で取り囲むようにアトマイザー液体輸送部品932の外周面を被覆している。網状加熱部品931は2層構造であり、第1層は8本の抵抗線9311で編んで作られ、編組密度が60メッシュである。第2層は8本の抵抗線9311で編組して作られ、編組密度が40メッシュであり、アトマイザーの電気抵抗が0.6Ωである。
本発明の実施例5における第1種類と第2種類のエアロゾルカートリッジでは、アトマイザー液体輸送部品932はいずれも3.2g/mの綿ロープであり、網状加熱部品931を作る抵抗線9311の線径はいずれも60μmである。
タバコ味、ミントタバコ味、ダブルアップル水タバコ味という3種類の異なる霧化液をエアロゾルカートリッジに注入し、調整可能な恒常出力ホストで比較し、テストを行い、取得した各エアロゾルカートリッジの最適吸引食感時の出力パワーは、下記の通りである。
実験の結果によると、単層の網状加熱部品931のアトマイザー930に比べて、2層の網状加熱部品931のアトマイザー930は、低い出力パワーで香りの励起、充実度、持続性、エアロゾル温度などを含んだ最適吸引食感を達成できるため、2層の網状加熱部品931のアトマイザー930はホストの電力を節約し、航続時間を増やすことに役立つことが分かった。また、2層の網状加熱部品931のアトマイザー930は、単層の網状加熱部品931のアトマイザー930と比べて、より繊細なエアロゾルを発生させ、香りがより濃厚であることも分かった。これらの結果から、2層の網状加熱部品931を備えたエアロゾルカートリッジでは、液体がアトマイザー液体輸送部品932に密着した第1層網状加熱部品931によって霧化された後、他の層の網状加熱部品931によってさらに加熱されたりベーキングされたりすることは、エアロゾルの粒子を小さくし、霧化をより十分にし、使用者により繊細で乾燥した香りの強いエアロゾルを感じさせることに役立つことが分かった。
本実施例では、電極カードインターフェース9364を備えた第1電極936aは、アトマイザー930に係合接続され、第2電極936bの上端が、第1電極936aの下端と接触して接続されている。このような別体式電極936のメリットは、エアロゾルカートリッジ800とホスト(図示せず)との接続の柔軟性を高めることができることである。
本発明のアトマイザー930は、網状加熱部品931を2層以上の構造に作ることに役立ち、アトマイザー液体輸送部品932と接触する第1層の網状加熱部品91が液体を加熱して霧化させ、発生したエアロゾルが他の層の網状加熱部品931によってさらに加熱され、ベーキングされ、エアロゾルがより繊細で、乾燥しており、香りの励起がより十分である。螺旋状の加熱部品を採用し、ピンが付いている従来のアトマイザーは、形状の安定性が悪く、取り付け時のピンの位置合わせが制御されにくく、組み立て効率が悪い。本発明のアトマイザー930は、網状加熱部品931がアトマイザー液体輸送部品の外周面又は内周面を360度で取り囲んでいるため、アトマイザーの強度が高く、安定性に優れ、且つピンを必要とせず、電極が任意の方向から網状加熱部品の外周壁又は内周壁と接触することができ、アトマイザーのエアロゾルカートリッジでの高効率組立に役立つ。
実施例6
図48は、本発明の実施例1における第11種類のアトマイザーの構成を示す図である。実施例6は、実施例1の変化例であり、実施例1の構造と類似しており、実施例1と同じ部分について、本実施例では繰り返して説明する必要がない。
本実施例における網状加熱部品931は、少なくとも2本の折れ線状の抵抗線9311が隣接する折り曲げ箇所で互いに係合して形成されてもよい。図48に示すように、網状加熱部品931は8本の折れ線状の抵抗線9311で作られており、各抵抗線9311と隣接する抵抗線9311とが折り曲げ箇所で互いに係合して中空柱状の網状構造を形成している。
中空柱状の網状加熱部品931は、アトマイザー液体輸送部品932の外周面に被覆されているか、または、アトマイザー液体輸送部品932の内周面に貼り付けられており、アトマイザー930に良好な強度と形状安定性を持たせている。360度で取り囲まれた網状加熱部品931から発生した熱は、アトマイザー液体輸送部品932の表面に均一に分布し、アトマイザー液体輸送部品932上の液体をより均一に霧化させることができ、霧化をより安定的で信頼できるようにし、食感をより繊細で充実させることができる。
実施例7
本発明によって提供された第10種類のアトマイザーの製造方法は、以下のステップを含む。
綿繊維束、炭素繊維束、セラミックス繊維束又はガラス繊維束などをアトマイザー液体輸送部品932とする。
抵抗線9311を折れ線状、例えば、S字状又はZ字状に折り曲げ、隣接する抵抗線9311を折り曲げ箇所で互いに係合するようにして、アトマイザー液体輸送部品932の外周面に網状加熱部品931を形成し、網状加熱部品931は360度で取り囲むようにアトマイザー液体輸送部品932を被覆する。
アトマイザー930のコイル材を作る。
アトマイザー930のコイル材から必要な長さを切り取ってアトマイザー930とする。
実施例8
図49は、本発明の実施例1における第12種類のアトマイザーの構成を示す図であり、図50は、本発明の実施例1における第12種類のアトマイザーの断面図であり、図51は、本発明の実施例8におけるエアロゾルカートリッジの構成を示す図である。本実施例は、実施例1の構造と類似しており、実施例1と同じ部分について、本実施例では繰り返して説明する必要がない。
図49~図51に示すように、アトマイザー930は、アトマイザー液体輸送部品932と、網状加熱部品931と、を含み、網状加熱部品931が、360度で取り囲むようにアトマイザー液体輸送部品932の外周面を被覆しているか、及び/又は、360度で取り囲むようにアトマイザー液体輸送部品932の内周面に貼り付けられている。
好ましくは、網状加熱部品931は、360度で取り囲むようにアトマイザー液体輸送部品932の内周面に貼り付けられている。
アトマイザー930は、電極936をさらに含み、電極936は、網状加熱部品931の軸方向と平行であり、かつ前記網状加熱部品936に接続されている。好ましくは、電極936はリード線である。
本実施例では、網状加熱部品931は1層であってもよいし、2層以上であってもよい。電極936と網状加熱部品931は、溶接または機械的接触などの接続方式を採用することができる。
網状加熱部品931が2層以上である場合、電極936を第1層と第2層の網状加熱部品931の間に埋め込んで電極936と網状加熱部品931を接触させることができる。
好ましくは、電極936は網状加熱部品931の軸方向と平行な2本のリード線である。網状加熱部品931の横断面の周長は、霧化芯が均一に加熱されるように、2本のリード線によって均等に分割されている。
電極936の網状加熱部品931に接続される長さは、網状加熱部品931の軸方向の長さと等しいか、または網状加熱部品931の軸方向の長さよりも小さくなってもよい。
本実施例では、電極936と網状加熱部品931との接続長さを変えることで、アトマイザー930の電気抵抗の大きさを変えることができる。
本実施例では、アトマイザー液体輸送部品932は不織布、綿パドルなどであってもよく、アトマイザー液体輸送部品932の外周面の少なくとも一部には、透かし彫りの金属管9396が外被され、アトマイザー液体輸送部品932の外周面は、透かし彫りの金属管壁貫通孔9397を介して液体貯留部品100中の液体と連通している。
本実施例では、アトマイザー930とエアロゾル通路1303の中心軸は、平行するか、または重なって配置され、アトマイザー930が液体貯留部品100に挿入された後、透かし彫りの金属管9396とエアロゾル通路1303が接続され、透かし彫りの金属管壁貫通孔9397と液体貯留部品100の液体が直接接触し、液体貯留部品100中の液体が透かし彫りの金属管壁貫通孔9397を介してアトマイザー液体輸送部品932に輸送される。
本実施例では、図51に示すように、霧化モジュール上カバー710には、霧化モジュール液体輸送孔712が設けられている。霧化モジュール液体輸送孔712は、その上部開口が直接液体貯留部品100中の液体と連通し、その下部開口が大気と連通し、霧化モジュール液体輸送孔712中には気液交換部品290が設けられている。本実施例では、気液交換部品290は、主に液体貯留部品100に気体を輸送する役割を果たす。これにより、霧化モジュール700の霧化をより安定的で信頼できるようにすることができる。
実施例9
図52は、本発明の実施例9におけるエアロゾルカートリッジの構成を示す図であり、図53は、本発明の実施例9におけるエアロゾルカートリッジの分解構成図である。本実施例は、実施例1の構造と類似しており、実施例1と同じ部分について、本実施例では繰り返して説明する必要がない。
図52と図53に示すように、アトマイザー930は、アトマイザー液体輸送部品932と、網状加熱部品931と、を含み、網状加熱部品931が、360度で取り囲むようにアトマイザー液体輸送部品932の外周面を被覆するか、及び/又は、360度で取り囲むようにアトマイザー液体輸送部品932の内周面に貼り付けられる。
本実施例では、網状加熱部品931は360度で取り囲むようにアトマイザー液体輸送部品932の内周面に貼り付けられている。
好ましくは、網状加熱部品931は、8~36本の抵抗線9311を含み、その一部が左旋回抵抗線9311aであり、他の一部が右旋回抵抗線9311bである。
図52と図53に示すように、アトマイザー液体輸送部品932には、アトマイザー液体輸送部品932を軸方向に貫通するアトマイザー液体輸送部品貫通孔932bが形成されており、網状加熱部品931は、アトマイザー液体輸送部品貫通孔932b内に設けられ、かつアトマイザー930の内周面に貼り付けられている。アトマイザー液体輸送部品932の外周面は液体貯留部品100中の液体と連通している。
本実施形における霧化モジュール700は、電極936と、電極936の一端に設けられた電極カードインターフェース9364と、を含み、電極カードインターフェース9364が網状加熱部品931に係合接続されている。
網状加熱部品931が360度で取り囲むようにアトマイザー液体輸送部品932の内周面に貼り付けられた場合、アトマイザー液体輸送部品932の周壁を貫通するアトマイザー液体輸送部品切り欠き932eをアトマイザー液体輸送部品932に設けることができる。これにより、電極936は、アトマイザー液体輸送部品切り欠き932eを貫通してアトマイザー930の径方向から網状加熱部品931の外周面に係合接続されることができる。
本実施例では、液体貯留部品の封止部品823を省略することができ、霧化モジュール上カバー710を液体貯留部品の封止部品823として兼用することができる。霧化モジュール上カバー710には、第1霧化モジュール液体輸送孔712aと第2霧化モジュール液体輸送孔712bが設けられている。第1霧化モジュール液体輸送孔712aは、その上部開口が直接液体貯留部品100中の液体と連通し、その下部開口がアトマイザー液体輸送部品932の外周面と接触することで、液体貯留部品100中の液体をアトマイザー液体輸送部品932に輸送する。
本実施例では、エアロゾルカートリッジ800は、エアロゾル通路1303をさらに含む。アトマイザー液体輸送部品932がアトマイザー液体輸送部品932を軸方向に貫通するアトマイザー液体輸送部品貫通孔932bを備えた場合、アトマイザー液体輸送部品貫通孔932bとエアロゾル通路1303との挟角は45度より大きく且つ135度以下である。好ましくは、アトマイザー液体輸送部品貫通孔932bとエアロゾル通路1303との挟角は、45度、60度、75度、90度、105度、120度、及び135度であり、最も好ましくは、ほぼ90度に等しい。つまり、最も好ましくは、アトマイザー液体輸送部品貫通孔932bとエアロゾル通路1303とは、ほぼ垂直に配置される。
アトマイザー液体輸送部品貫通孔932bは、エアロゾル通路1303と連通している。エアロゾルカートリッジ800が作動するときに、アトマイザー液体輸送部品932の内周面に取り囲まれた網状加熱部品931は、液体を蒸発させ、蒸発した気体がアトマイザー930内部を流れる空気と混合してエアロゾルとなり、エアロゾルがエアロゾル通路1303を経て逸出する。このような構造は、液体貯留部品100中の液体をアトマイザー液体輸送部品932に迅速に補充することに役立つ。
第2霧化モジュール液体輸送孔712bは、その上部開口が直接液体貯留部品100中の液体と連通し、その下部開口が大気と連通し、第2霧化モジュール液体輸送孔712bには、気液交換部品290が設けられ、気液交換部品290が軸方向の貫通孔を備えた管状接着繊維又は管状プラスチック又は管状金属であってもよい。本実施例において、気液交換部品290は、主に液体貯留部品100に気体を輸送する役割を果たしている。これにより、霧化モジュール700の霧化をより安定的で信頼できるようにすることができる。気液交換素子の下部の周囲に緩衝室を設けることができ、気液交換素子は異常時に緩衝室に漏れた液体を液体貯蔵素子に吸い戻すこともできる。
実施例10
図54は、本発明の実施例9におけるエアロゾルカートリッジの分解構成図である。本実施例は、実施例1の構造と類似しており、実施例1と同じ部分について、本実施例では繰り返して説明する必要がない。
図54に示す実施例は、図24に示す実施例の変化例である。本実施例において、1つの電極936の電極カードインターフェース9364は、2つまたは2つ以上に設定されてもよい。1つの霧化モジュール700のアトマイザー930は、2つまたは2つ以上であってもよい。
電極936の電極カードインターフェース9364が2つに設定された場合、1つの電極936に2つのアトマイザー930を同時に係合接続することができる。例えば、電極936の電極カードインターフェース9364は、W字状又はダブルU字状に設計されることができる。電極936は、金属片で打ち抜いて、W字状又はダブルU字状の電極カードインターフェース9364の形状を作ることができる。
1つの電極936に2つのアトマイザー932を同時に係合接続することができるため、2つ以上のアトマイザー930を持つ霧化モジュール700とエアロゾルカートリッジ800の製造難易度を明らかに低減し、製造効率を大幅に向上させ、コストを下げることができる。このような構造は、エアロゾル量を倍増することができるため、大きなエアロゾル量を必要とする霧化装置1、例えば電子水タバコに適している。
以上のことから、本発明のアトマイザー930は、360度で取り囲むようにアトマイザー液体輸送部品932の外周面を被覆するか、及び/又は、360度で取り囲むようにアトマイザー液体輸送部品932の内周面に貼り付けられる網状加熱部品931を含み、アトマイザー930は、優れた強度と形状安定性を有している。
360度で取り囲まれた網状加熱部品931から発生する熱は、アトマイザー液体輸送部品932の表面により均一に分布し、アトマイザー液体輸送部品932上の液体をより効率的に加熱して霧化させ、霧化をより十分にし、使用者により繊細で充実した食感を与えることができる。
本発明のアトマイザーは、網状加熱部品931を2層以上の構造にすることに役立ち、単層の網状加熱部品931と比べて、2層以上の網状加熱部品931のエアロゾルカートリッジを採用することで、霧化がより十分で、エアロゾルがより繊細になる。
本発明のアトマイザー930では、網状加熱部品931は、360度で取り囲むようにアトマイザー液体輸送部品932の外周面を被覆するか、及び/又は、360度で取り囲むようにアトマイザー液体輸送部品932の内周面に貼り付けられるため、アトマイザー930は電極936に接続されるピンを設ける必要がなく、電極936が任意の方向から網状加熱部品931の外周壁又は内周壁と接触することが可能であり、アトマイザー930のエアロゾルカートリッジ800での組立に役立つ。
本発明のアトマイザー930では、アトマイザー930のコイル材を連続的に生産して巻回取得することができ、生産効率を大幅に高め、アトマイザー930の貯蔵と輸送を便利にすることができるため、アトマイザー930のコストを大幅に削減することができる。アトマイザー930の組立時に、巻き出してから必要な長さを切り取ることができ、アトマイザー930の自動化組立に役立つ。
上記の実施例は、本発明の原理及びその効能を例示するに過ぎず、本発明を限定するものではない。いずれの当業者も、本発明の精神及び範囲に反することなく、上記の実施例を改善又は変更することができる。したがって、当業者が本発明で開示された精神と技術思想を逸脱せずに完成したすべての同等な改善又は変更は、依然として本発明の特許請求の範囲に含まれるべきである。

Claims (42)

  1. アトマイザー液体輸送部品と、網状加熱部品と、を含み、前記網状加熱部品は、360度で取り囲むように前記アトマイザー液体輸送部品の外周面を被覆し、及び/又は、360度で取り囲むように前記アトマイザー液体輸送部品の内周面に貼り付けられる、
    ことを特徴とするアトマイザー。
  2. 前記網状加熱部品はアトマイザー液体輸送部品の外周面に部分的に埋め込んでおり、及び/又は、前記網状加熱部品はアトマイザー液体輸送部品の内周面に部分的に埋め込んでいる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のアトマイザー。
  3. 前記網状加熱部品は抵抗線を編組したり、交差巻回したりすることで形成される、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のアトマイザー。
  4. 前記網状加熱部品は、少なくとも1本の左旋回抵抗線と、少なくとも1本の右旋回抵抗線と、を含む、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のアトマイザー。
  5. 前記網状加熱部品の抵抗線は、経線抵抗線と、緯線抵抗線と、を含む、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のアトマイザー。
  6. 前記網状加熱部品は、ピッチの異なる左旋回抵抗線又は右旋回抵抗線を少なくとも2本含む、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のアトマイザー。
  7. 前記網状加熱部品は少なくとも1本の抵抗線を含み、前記1本の抵抗線は、左旋回抵抗線と、右旋回抵抗線と、を含み、前記左旋回抵抗線と前記右旋回抵抗線が編組されたり、交差巻回されたりした後、網状を形成している、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のアトマイザー。
  8. 前記アトマイザーは2層以上の網状加熱部品を含む、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のアトマイザー。
  9. 前記網状加熱部品と前記アトマイザー液体輸送部品は別体で成形される、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のアトマイザー。
  10. 前記網状加熱部品と前記アトマイザー液体輸送部品は一体で成形される、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のアトマイザー。
  11. 前記アトマイザー液体輸送部品の材質は、セルロースを含んだ繊維又は粉末、炭素繊維、ガラス繊維、セラミックス繊維、及び多孔質セラミックスを含む、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のアトマイザー。
  12. 前記網状加熱部品は、電気抵抗材料をエッチングし、ダイカッティングし、又は溶接して形成される、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のアトマイザー。
  13. 1m当たりの前記アトマイザー液体輸送部品の重量は、1.0g~6.0gである、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のアトマイザー。
  14. 抵抗線の線径は10~150μmである、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のアトマイザー。
  15. 前記アトマイザーの電気抵抗は、0.2Ω~2.0Ωである、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のアトマイザー。
  16. 前記網状加熱部品の抵抗線の数は、4~36本である、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のアトマイザー。
  17. 前記網状加熱部品の軸方向の長さ25.4mmにおける網目の数は、20~300個である、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のアトマイザー。
  18. 前記網状加熱部品の軸方向の長さと前記アトマイザー液体輸送部品の軸方向の長さがほぼ等しい、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のアトマイザー。
  19. 前記網状加熱部品は、少なくとも2本の折れ線状の抵抗線を含む、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のアトマイザー。
  20. 前記アトマイザーは、電極をさらに含み、前記電極は、前記網状加熱部品の軸方向と平行であり、かつ前記網状加熱部品に接続されている、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のアトマイザー。
  21. 少なくとも請求項1~19のいずれか1項に記載のアトマイザーを含む、
    ことを特徴とする霧化モジュール。
  22. 前記霧化モジュールは、電極と、前記電極の一端に設けられた電極カードインターフェースと、を含み、前記電極カードインターフェースが前記網状加熱部品に係合接続されている、
    ことを特徴とする請求項21に記載の霧化モジュール。
  23. 前記電極の一端に設けられた電極カードインターフェースは、2つまたは2つ以上である、
    ことを特徴とする請求項22に記載の霧化モジュール。
  24. 前記霧化モジュールは、2つまたは2つ以上のアトマイザーを含む、
    ことを特徴とする請求項21に記載の霧化モジュール。
  25. 前記霧化モジュールは、電極と、前記電極の一端に設けられた電極プラグイン部と、を含み、前記電極プラグイン部がアトマイザー液体輸送部品貫通孔に挿入されてから前記網状加熱部品に接続される、
    ことを特徴とする請求項21に記載の霧化モジュール。
  26. 前記霧化モジュールは、気液交換部品をさらに含む、
    ことを特徴とする請求項21に記載の霧化モジュール。
  27. 液体貯留部品と、請求項21~24のいずれか1項に記載の霧化モジュールとを含む、
    ことを特徴とするエアロゾルカートリッジ。
  28. 前記アトマイザーが液体貯留部品中の液体と直接連通している、
    ことを特徴とする請求項27に記載のエアロゾルカートリッジ。
  29. 前記霧化モジュールは、気液交換部品を含み、気液交換部品は、アトマイザー液体輸送部品に液体を輸送するときに、前記アトマイザーが気液交換部品を介して液体貯留部品中の液体と連通することに用いられる、
    ことを特徴とする請求項27に記載のエアロゾルカートリッジ。
  30. 前記網状加熱部品が360度で取り囲むように前記アトマイザー液体輸送部品の内周面に貼り付けられる場合、前記アトマイザー液体輸送部品の外周面は液体貯留部品中の液体と連通している、
    ことを特徴とする請求項27に記載のエアロゾルカートリッジ。
  31. 前記アトマイザー液体輸送部品の外周面の少なくとも一部には、透かし彫りの金属管が外被されており、前記アトマイザー液体輸送部品の外周面は透かし彫りの金属管を介して液体貯留部品中の液体と連通している、
    ことを特徴とする請求項30に記載のエアロゾルカートリッジ。
  32. 前記エアロゾルカートリッジは、エアロゾル通路をさらに含み、前記アトマイザー液体輸送部品が前記アトマイザー液体輸送部品を軸方向に貫通するアトマイザー液体輸送部品貫通孔を有する場合、前記アトマイザー液体輸送部品貫通孔と前記エアロゾル通路との挟角は45度以上かつ135度以下である、
    ことを特徴とする請求項27に記載のエアロゾルカートリッジ。
  33. 綿繊維束、炭素繊維束、セラミックス繊維束又はガラス繊維束などをアトマイザー液体輸送部品とすることと、
    抵抗線を編組したり、交差巻回したりして、360度で取り囲むようにアトマイザー液体輸送部品の外周面を被覆する網状加熱部品を形成し、そのうちの少なくとも一部の抵抗線が右旋回抵抗線を形成するようにアトマイザー液体輸送部品の外周面を螺旋状に被覆するように制御し、かつ、そのうちの少なくとも一部の抵抗線が左旋回抵抗線を形成するようにアトマイザー液体輸送部品の外周面を螺旋状に被覆するように制御することと、
    アトマイザーのコイル材を作ることと、
    アトマイザーのコイル材から必要な長さを切り取ってアトマイザーとすることと、を含む、
    ことを特徴とするアトマイザーの製造方法。
  34. 綿繊維束、炭素繊維束、セラミックス繊維束又はガラス繊維束などをアトマイザー液体輸送部品とすることと、
    抵抗線を編組したり、交差巻回したりして、360度で取り囲むようにアトマイザー液体輸送部品の外周面を被覆する網状加熱部品を形成し、そのうちの少なくとも1本の抵抗線が第1ピッチでアトマイザー液体輸送部品の外周面を螺旋状に被覆するように制御し、そのうちの少なくとも1本の抵抗線が第2ピッチでアトマイザー液体輸送部品の外周面を螺旋状に被覆するように制御し、ここで、第1ピッチは第2ピッチと等しくないことと、
    アトマイザーのコイル材を作ることと、
    アトマイザーのコイル材から必要な長さを切り取ってアトマイザーとすることと、を含む、
    ことを特徴とするアトマイザーの製造方法。
  35. プラスチック又は金属を補助コアとし、抵抗線を編組したり、交差巻回したりして、360度で取り囲むように補助コアの外周面を被覆する網状加熱部品を形成し、ここで、そのうちの少なくとも一部の抵抗線が右旋回抵抗線を形成するように補助コアの外周面を螺旋状に被覆するように制御し、少なくとも一部の抵抗線が左旋回抵抗線を形成するように補助コアの外周面を螺旋状に被覆するように制御することと、
    網状加熱部品の外周面にアトマイザー液体輸送部品、例えば織布又は不織布を被覆したり、網状加熱部品の外周面にセルロースを含んだ繊維又は粉末スラリーを塗布して乾燥させたりすることと、
    アトマイザーのコイル材を作ることと、
    アトマイザーのコイル材から必要な長さを切り取り、補助コアを取り出してアトマイザーを作ることと、を含む、
    ことを特徴とするアトマイザーの製造方法。
  36. 綿繊維束、炭素繊維束、セラミックス繊維束又はガラス繊維束などをアトマイザー液体輸送部品とすることと、
    1本の抵抗線をアトマイザー液体輸送部品の下寄りの箇所から左旋回又は右旋回で螺旋状に上昇させて、アトマイザー液体輸送部品の上寄りの箇所に巻回して、左旋回抵抗線又は右旋回抵抗線を形成することと、
    そして、抵抗線をアトマイザー液体輸送部品の上寄りの箇所から右旋回又は左旋回でアトマイザー液体輸送部品の下寄りの箇所に巻回して、右旋回抵抗線又は左旋回抵抗線を形成することと、
    左旋回抵抗線と右旋回抵抗線を編組したり、交差巻回したりして網状加熱部品を形成することと、を含む、
    ことを特徴とするアトマイザーの製造方法。
  37. 綿繊維束、炭素繊維束、セラミックス繊維束又はガラス繊維束などをアトマイザー液体輸送部品とすることと、
    1本の抵抗線の両端をアトマイザー液体輸送部品の下寄りの箇所から、それぞれ左旋回又は右旋回で螺旋状に上昇させてアトマイザー液体輸送部品の上寄りの箇所に巻回し、アトマイザー液体輸送部品の外周面で編組したり、交差巻回したりして、網状の網状加熱部品を形成することと、
    アトマイザーのコイル材を作ることと、
    アトマイザーのコイル材から必要な長さを切り取ってアトマイザーとすることと、を含む、
    ことを特徴とするアトマイザーの製造方法。
  38. 綿繊維束、炭素繊維束、セラミックス繊維束又はガラス繊維束などをアトマイザー液体輸送部品とすることと、
    一定数量の抵抗線を編組したり、交差巻回したりして、360度で取り囲むようにアトマイザー液体輸送部品の外周面を被覆する第1層の網状加熱部品を形成することと、
    一定数量の抵抗線を編組したり、交差巻回したりして、360度で取り囲むように第1層の網状加熱部品の外周面を被覆する第2層の網状加熱部品を形成することと、
    アトマイザーのコイル材を作ることと、
    アトマイザーのコイル材から必要な長さを切り取ってアトマイザーとすることと、を含む、
    ことを特徴とするアトマイザーの製造方法。
  39. 抵抗線を補助コアに編組したり、交差巻回したりして網状加熱部品を形成し、補助コアが金属又はプラスチックなどで作られることができることと、
    補助コアを含んだ網状加熱部品を金型に入れて位置決めし、セルロースを含んだ繊維又は粉末スラリーを金型に注入して成形するか、又は、金型で補助コアを含んだ網状加熱部品のストリップを連続的に引っ張りながら、セルロースを含んだ繊維又は粉末スラリーを注入して成形することと、
    乾燥してアトマイザーのストリップ状半製品を作ることと、
    アトマイザーの半製品を切断し、補助コアを取り出して、アトマイザーを得ることと、を含む、
    ことを特徴とするアトマイザーの製造方法。
  40. 抵抗線を補助コアに編組したり、交差巻回したりして、二重網状構造を形成し、切断後に補助コアを取り出して網状加熱部品を作るか、又は、抵抗線を加熱部品のストリップとして編組したり、交差巻回したりして、切断して網状加熱部品を作ることと、
    セルロースを含んだ繊維又は粉末スラリーを押し出して軸方向アトマイザー液体輸送部品貫通孔を含んだロングチューブを形成し、乾燥してから切断してアトマイザー液体輸送部品を作るか、又は、セルロースを含んだ繊維又は粉末スラリーを押し出して補助コアを含んだストリップを形成し、乾燥してから、切断して、補助コアを取り出してアトマイザー液体輸送部品を作ることと、
    網状加熱部品の外にアトマイザー液体輸送部品が外被されるか、又は、アトマイザー液体輸送部品の外に網状加熱部品が外被されることで、アトマイザーを作ることと、を含む、
    ことを特徴とするアトマイザーの製造方法。
  41. 抵抗線を編組したり、交差巻回したりして網状の網状加熱部品のストリップを形成することと、
    金型にて網状加熱部品のストリップを引っ張りながら、セルロースを含む繊維又は粉末スラリーを注入して成形することと、
    乾燥してアトマイザーのストリップを作ることと、
    アトマイザーのストリップを切り取ってアトマイザーを作ることと、を含む、
    ことを特徴とするアトマイザーの製造方法。
  42. 綿繊維束、炭素繊維束、セラミックス繊維束又はガラス繊維束などをアトマイザー液体輸送部品とすることと、
    抵抗線を編組したり、交差巻回したりして、360度で取り囲むようにアトマイザー液体輸送部品の外周面を被覆する網状加熱部品を形成し、そのうちの少なくとも2本の折れ線状の抵抗線を隣接する折り曲げ箇所で互いに係合するように制御することで、網状を形成してアトマイザー液体輸送部品の外周面を被覆することと、
    アトマイザーのコイル材を作ることと、
    アトマイザーのコイル材から必要な長さを切り取ってアトマイザーとすることと、を含む、
    ことを特徴とするアトマイザーの製造方法。


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