JP2024108309A - データ処理方法および生産装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】デバイスのリソースを節約しつつ、時系列データを処理できる技術を提供する。【解決手段】マイコン20は、時系列データD1の最新のデータ値をメモリ22に記憶させるとともに、過去の一部のデータ値をメモリ22から削除する。これにより、時系列データD1の全てのデータ値をメモリ22に記憶させる場合よりも、メモリ22のリソースを節約できる。また、マイコン20は、時系列データD1の波形全体に基づいて特徴量を算出するのではなく、メモリ22に記憶された所定数のデータ値に基づいて、特徴量を算出する。これにより、プロセッサ21のリソースを節約できる。【選択図】図1

Description

本発明は、プロセッサおよびメモリを有するデバイスにより時系列データを処理する技術に関する。
従来、生産装置には、多数のセンサが搭載されている。これらのセンサは、対象物の状態を示す検出値を、微小な時間間隔で出力する。すなわち、センサの出力信号は、複数の検出値で構成される時系列データとなっている。生産装置の制御部は、センサから得られる時系列データに基づいて、対象物の状態が正常であるか否かを判定する。
センサを有する従来の生産装置については、例えば、特許文献1に記載されている。
国際公開第2019/244203号公報
生産装置は、装置全体を統括的に制御するコンピュータ(中央処理部)とは別に、各センサの近傍に専用のマイコン(マイクロコントローラ)を備えている場合がある。この場合、センサの出力信号は、マイコンで処理される。これにより、中央処理部の演算負担が軽減され、生産装置の処理を効率よく行うことができる。
しかしながら、マイコンは、中央処理部としてのコンピュータと比べて、メモリやプロセッサ等のリソースが小さい。このため、センサから出力される時系列データのサイズが大きい場合には、マイコンにおいて当該時系列データの全体を記憶して処理することが困難となる場合がある。
特に、近年の生産装置では、センサから出力される時系列データのサイズが大きくなる一方で、対象物の状態を遅延なく監視することが、ますます重要となっている。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、デバイスのリソースを節約しつつ、時系列データを処理できる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本願の第1発明は、プロセッサおよびメモリを有するデバイスにより時系列データを処理するデータ処理方法であって、a)前記時系列データの最新のデータ値を前記メモリに記憶させるとともに、過去の一部のデータ値を前記メモリから削除する工程と、b)所定の条件を満たすタイミングか否かを判定する工程と、c)前記工程b)において前記所定の条件を満たすタイミングであると判定された場合に、前記メモリに記憶された複数のデータ値に基づいて、特徴量を算出する工程と、d)前記工程c)により算出された前記特徴量を、前記メモリに記憶させる工程と、を有する。
本願の第2発明は、第1発明のデータ処理方法であって、e)前記特徴量に基づいて異常の有無を判定する工程をさらに有する。
本願の第3発明は、第1発明または第2発明のデータ処理方法であって、前記時系列データは、ノズルからの処理液の吐出流量を示すデータであり、前記時系列データは、前記データ値が次第に増加する立ち上がり段階と、前記データ値が略一定となる安定段階と、前記データ値が次第に低下する立ち下がり段階と、を有し、前記特徴量は、前記立ち上がり段階の時間と、前記立ち上がり段階と前記安定段階との間における前記データ値のオーバーシュート量と、前記安定段階における前記データ値の変動量と、前記立ち下がり段階の時間と、のうちの少なくとも1つを含む。
本願の第4発明は、第1発明または第2発明のデータ処理方法であって、前記時系列データは、第1方向に搬送すべき対象物の前記第1方向に直交する第2方向の加速度を示すデータであり、前記特徴量は、前記対象物の前記第2方向の加速度の最大値と、前記対象物の前記第2方向の加速度の最小値と、のうちの少なくとも1つを含む。
本願の第5発明は、プロセッサおよびメモリを有するデバイスにより時系列データを処理するデータ処理方法であって、a)前記時系列データの最新のデータ値を前記メモリに記憶させるとともに、過去の一部のデータ値を前記メモリから削除する工程と、b)前記メモリに記憶された複数のデータ値に基づいて、特徴量を算出する工程と、c)前記工程b)により算出された前記特徴量を、前記メモリに記憶させる工程と、を有し、前記工程a)では、mを自然数として、前記メモリに記憶されるデータ値の間隔が2番間隔となるように、データ値を削除する。
本願の第6発明は、第5発明のデータ処理方法であって、d)前記特徴量に基づいて異常の有無を判定する工程をさらに有する。
本願の第7発明は、時系列データを出力するセンサと、前記センサと電気的に接続されたマイコンと、前記マイコンと電気的に接続された中央処理部と、を備えた生産装置であって、前記マイコンは、a)前記時系列データの最新のデータ値をメモリに記憶させるとともに、過去の一部のデータ値を前記メモリから削除する工程と、b)所定の条件を満たすタイミングか否かを判定する工程と、c)前記工程b)において前記所定の条件を満たすタイミングであると判定された場合に、前記メモリに記憶された複数のデータ値に基づいて、特徴量を算出する工程と、d)前記工程c)により算出された前記特徴量を、前記メモリに記憶させる工程と、を実行する。
本願の第8発明は、時系列データを出力するセンサと、前記センサと電気的に接続されたマイコンと、前記マイコンと電気的に接続された中央処理部と、を備えた生産装置であって、前記マイコンは、a)前記時系列データの最新のデータ値をメモリに記憶させるとともに、過去の一部のデータ値を前記メモリから削除する工程と、b)前記メモリに記憶された複数のデータ値に基づいて、特徴量を算出する工程と、c)前記工程b)により算出された前記特徴量を、前記メモリに記憶させる工程と、を実行し、前記工程a)では、mを自然数として、前記メモリに記憶されるデータ値の間隔が2番間隔となるように、検出値を削除する。
本願の第1発明から第6発明によれば、デバイスは、時系列データの最新のデータ値をメモリに記憶させるとともに、過去の一部のデータ値をメモリから削除する。これにより、時系列データの全てのデータ値をメモリに記憶させる場合よりも、メモリのリソースを節約できる。
また、本願の第1発明から第6発明によれば、デバイスは、時系列データの波形全体に基づいて特徴量を算出するのではなく、メモリに記憶された所定数のデータ値に基づいて、特徴量を算出する。これにより、プロセッサのリソースを節約できる。
特に、本願の第1発明によれば、デバイスは、最新のデータ値が入力されるたびに特徴量を算出するのではなく、所定の条件を満たすタイミングにおいてのみ、特徴量を算出する。これにより、プロセッサのリソースをより節約できる。
また、本願の第5発明によれば、デバイスは、メモリに記憶されるデータ値の間隔が2番間隔となるように、データ値を削除する。このように、メモリに記憶されるデータ値を間引くように削除すれば、メモリのリソースを節約しつつ、長期のデータ値に基づいて、特徴量を算出できる。
また、本願の第2発明または第6発明によれば、デバイスのリソースを節約しつつ、異常の有無を判定できる。
また、本願の第7発明または第8発明によれば、マイコンは、時系列データの最新のデータ値をメモリに記憶させるとともに、過去の一部のデータ値をメモリから削除する。これにより、時系列データの全てのデータ値をメモリに記憶させる場合よりも、メモリのリソースを節約できる。
また、本願の第7発明または第8発明によれば、マイコンは、時系列データの波形全体に基づいて特徴量を算出するのではなく、メモリに記憶された所定数のデータ値に基づいて、特徴量を算出する。これにより、プロセッサのリソースを節約できる。
特に、本願の第7発明によれば、マイコンは、最新のデータ値が入力されるたびに特徴量を算出するのではなく、所定の条件を満たすタイミングにおいてのみ、特徴量を算出する。これにより、プロセッサのリソースをより節約できる。
また、本願の第8発明によれば、マイコンは、メモリに記憶されるデータ値の間隔が2番間隔となるように、データ値を削除する。このように、メモリに記憶されるデータ値を間引くように削除すれば、メモリのリソースを節約しつつ、長期のデータ値に基づいて、特徴量を算出できる。
データ処理方法が実行される生産装置の構成を示した図である。 時系列データの第1の処理手順を示したフローチャートである。 時系列データの例を示した図である。 メモリに記憶される検出値の例を示した図である。 時系列データの第2の処理手順を示したフローチャートである。 図4とは異なる方法でメモリから検出値を削除する例を示した図である。 液吐出装置の構成を示した図である。 ノズルから処理液を吐出するときに、流量計から出力される時系列データの例を示すグラフである。 搬送装置の構成を示した図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
<1.生産装置の構成>
図1は、本発明の一実施形態に係るデータ処理方法が実行される生産装置1の構成を示した図である。生産装置1は、例えば、半導体ウェハ、フラットパネルディスプレイ用基板、プリント基板等の基板を処理する基板処理装置である。ただし、生産装置1は、基板以外の被処理物を処理する装置であってもよい。また、生産装置1は、紙などの基材に印刷を行う印刷装置であってもよい。また、生産装置1は、被処理物の検査のみを行う装置であってもよい。
図1に示すように、生産装置1は、複数のセンサ10と、複数のマイコン20と、中央処理部30とを有する。
センサ10は、生産装置1内の対象物の状態を検出する検出器である。対象物の状態とは、例えば、対象物の位置、速度、加速度、温度、圧力、流量などである。センサ10は、対象物の状態を、微小な時間間隔で検出する。これにより、対象物の状態を示す検出値(データ値)が、微小な時間間隔で並んだ時系列データD1が得られる。センサ10は、得られた時系列データD1を、マイコン20へ出力する。
マイコン(マイクロコントローラ)20は、センサ10から出力される時系列データD1を処理するデバイスである。マイコン20は、センサ10と電気的に接続されている。図1に示すように、マイコン20は、CPU等のプロセッサ21とメモリ22とを有する。プロセッサ21は、メモリ22に記憶されたプログラムに従って、時系列データD1を処理することにより、対象物の状態が正常であるか否かを判定する。そして、マイコン20は、対象物の状態を示す判定結果D2を、中央処理部30へ出力する。
中央処理部30は、生産装置1の全体を統括的に制御するコンピュータである。中央処理部30は、複数のマイコン20と電気的に接続されている。中央処理部30は、CPU等のプロセッサ31と、RAM等のメモリ32と、ハードディスクドライブ等の記憶部33とを有する。プロセッサ31は、記憶部33に記憶されたプログラムに従って動作する。中央処理部30は、マイコン20から判定結果D2を受信する。そして、判定結果D2に基づいて、生産装置1内の各部の動作を制御したり、アラートを出力したりする。
上記のように、図1の生産装置1では、中央処理部30とは別に、各センサ10に対して専用のマイコン20が設けられている。これにより、中央処理部30の演算負担が軽減され、生産装置1の処理を効率よく行うことができる。また、対象物の異常を、迅速に検知することができる。
ただし、マイコン20のリソースは、中央処理部30のリソースよりも小さい。すなわち、マイコン20のプロセッサ21は、中央処理部30のプロセッサ31よりも処理能力が低い。また、マイコン20のメモリ22は、中央処理部30のメモリ32および記憶部33よりも、記憶容量が小さい。このため、マイコン20では、センサ10から出力される全ての時系列データD1を、そのまま記憶して処理することが難しい。そこで、本実施形態のマイコン20は、リソースを節約しつつ時系列データD1を処理する。
<2.マイコンにおける時系列データの処理>
<2-1.第1の処理手順>
図2は、時系列データD1の処理手順の一例(第1の処理手順)を示したフローチャートである。マイコン20は、センサ10から検出値を受信するたびに、図2の処理を実行する。
図2に示すように、マイコン20は、まず、センサ10から最新の検出値v(n)を取得する(ステップS1)。そして、マイコン20は、取得した検出値v(n)をメモリ22に記憶させる(ステップS2)。
図3は、時系列データD1の例を示した図である。図3に示すように、時系列データD1は、複数の検出値v(1),v(2),v(3),…,v(n)が、微小な時間間隔で並んだデータである。図4は、メモリ22に記憶される検出値の例を示した図である。図4に示すように、メモリ22には、所定数の検出値v(n-9)~v(n)のみがキューとして記憶される。図4の例では、メモリ22に10個の検出値v(n-9)~v(n)が記憶されている。ただし、メモリ22に記憶される検出値vの数は、図4の例に限定されるものではない。
ステップS1において、最新の検出値v(n)が入力されると、マイコン20は、ステップS2において、当該検出値v(n)をメモリ22に記憶させて、最古の検出値v(n-10)をメモリ22から削除する。これにより、メモリ22には、常に所定数の検出値v(n-9)~v(n)のみが記憶される。
最新の検出値v(n)がメモリ22に記憶されると、次に、マイコン20は、メモリ22に記憶された所定数の検出値v(n-9)~v(n)に基づいて、特徴量F(n)を算出する(ステップS3)。特徴量F(n)は、例えば、所定数の検出値v(n-9)~v(n)の最大値、最小値、中央値、平均値、標準偏差、回帰係数などである。ただし、特徴量F(n)は、上記の例に限定されるものではなく、尖度、傾度、四分位数、外れ値の数などであってもよい。マイコン20は、少なくとも1種類の特徴量F(n)を算出する。
マイコン20は、算出された特徴量F(n)を、メモリ22に記憶させる(ステップS4)。そして、マイコン20は、特徴量F(n)に基づいて、対象物の状態が正常か否か(異常の有無)を判定する(ステップS5)。例えば、マイコン20は、特徴量F(n)が、予め設定された閾値よりも大きい場合または小さい場合に、対象物の状態が異常であると判定する。
また、マイコン20は、特徴量F(n)を入力変数とし、対象物の状態(正常または異常)を出力変数とする機械学習モデルを有していてもよい。その場合、マイコン20は、ステップS5において、機械学習モデルに特徴量F(n)を入力する。そうすると、機械学習モデルから、対象物の状態が出力される。マイコン20は、機械学習モデルの当該出力値を判定結果D2としてもよい。
なお、機械学習の手法として、k近傍法、One-class SVM、One-class NNなどを利用してもよい。
このように、マイコン20は、時系列データD1の全ての検出値をメモリ22に記憶させるのではなく、所定数の検出値v(n-9)~v(n)と特徴量F(n)のみを、メモリ22に記憶させる。これにより、メモリ22のリソースを節約することができる。
また、マイコン20は、時系列データD1の波形全体に基づいて特徴量F(n)を算出するのではなく、メモリ22に記憶された所定数の検出値v(n-9)~v(n)のみに基づいて特徴量F(n)を算出する。これにより、プロセッサ21のリソースも節約することができる。
したがって、リソースが小さいマイコン20において、リアルタイムに対象物の状態を検知することができる。
<2-2.第2の処理手順>
図5は、時系列データD1の処理手順の他の例(第2の処理手順)を示したフローチャートである。マイコン20は、センサ10から検出値を受信するたびに、図5の処理を実行する。
図5の例では、マイコン20は、まず、センサ10から最新の検出値v(n)を取得する(ステップS1)。そして、マイコン20は、取得した検出値v(n)をメモリ22に記憶させる(ステップS2)。ここでは、マイコン20は、上記の第1の処理手順と同様に、最新の検出値v(n)をメモリ22に記憶させて、最古の検出値v(n-10)をメモリ22から削除する。これにより、メモリ22には、常に所定数の検出値v(n-9)~v(n)のみが記憶される。
最新の検出値v(n)がメモリ22に記憶されると、次に、マイコン20は、現時刻が、特徴量F(n)を算出すべきタイミングか否かを判定する(ステップSa)。すなわち、マイコン20は、現時刻が、所定の条件を満たすタイミングか否かを判定する。所定の条件は、例えば、現時刻が、予め設定された算出開始時刻と算出終了時刻との間であること、とされる。ただし、特徴量F(n)を算出すべきタイミングは、他の条件により決定してもよい。
現時刻が特徴量F(n)を算出すべきタイミングでないと判定された場合(ステップSa:No)、マイコン20は、後述するステップS3~S5の処理を省略して、第2の処理手順を終了する。
一方、現時刻が特徴量F(n)を算出すべきタイミングであると判定された場合(ステップSa:Yes)、マイコン20は、メモリ22に記憶された所定数の検出値v(n-9)~v(n)に基づいて、特徴量F(n)を算出する(ステップS3)。特徴量F(n)は、例えば、所定数の検出値v(n-9)~v(n)の最大値、最小値、中央値、平均値、標準偏差、回帰係数などである。ただし、特徴量F(n)は、上記の例に限定されるものではなく、尖度、傾度、四分位数、外れ値の数などであってもよい。マイコン20は、少なくとも1種類の特徴量F(n)を算出する。
マイコン20は、算出された特徴量F(n)を、メモリ22に記憶させる(ステップS4)。そして、マイコン20は、特徴量F(n)に基づいて、対象物の状態が正常か否か(異常の有無)を判定する(ステップS5)。例えば、マイコン20は、特徴量F(n)が、予め設定された閾値よりも大きい場合または小さい場合に、対象物の状態が異常であると判定する。
また、マイコン20は、特徴量F(n)を入力変数とし、対象物の状態(正常または異常)を出力変数とする機械学習モデルを有していてもよい。その場合、マイコン20は、ステップS5において、機械学習モデルに特徴量F(n)を入力する。そうすると、機械学習モデルから、対象物の状態が出力される。マイコン20は、機械学習モデルの当該出力値を判定結果D2としてもよい。
なお、機械学習の手法として、k近傍法、One-class SVM、One-class NNなどを利用してもよい。
この第2の処理手順においても、マイコン20は、時系列データD1の全ての検出値をメモリ22に記憶させるのではなく、所定数の検出値v(n-9)~v(n)と特徴量F(n)のみを、メモリ22に記憶させる。これにより、メモリ22のリソースを節約することができる。
また、マイコン20は、時系列データD1の波形全体に基づいて特徴量F(n)を算出するのではなく、メモリ22に記憶された所定数の検出値v(n-9)~v(n)のみに基づいて特徴量F(n)を算出する。これにより、プロセッサ21のリソースも節約することができる。
さらに、この第2の処理手順では、最新の検出値v(n)が入力されるたびに特徴量F(n)を算出するのではなく、所定の条件を満たすタイミングにおいてのみ、特徴量F(n)を算出する。これにより、最新の検出値v(n)が入力されるたびに特徴量F(n)を毎回算出する場合よりも、プロセッサ21のリソースを、より節約できる。
したがって、リソースが小さいマイコン20において、リアルタイムに対象物の状態を検知することができる。
<2-3.検出値の記憶・削除について>
上記の第1の処理手順または第2の処理手順では、マイコン20は、図4のように、最新の検出値v(n)が入力されたときに、最新の検出値v(n)をメモリ22に記憶させるとともに、最古の検出値v(n-10)をメモリ22から削除していた。この場合、メモリ22には、常に直近の所定数の検出値v(n-9)~v(n)が記憶される。ただし、ステップS2では、他の方法でメモリ22から検出値vを削除してもよい。
図6は、図4とは異なる方法でメモリ22から検出値vを削除する例を示した図である。図6の例では、マイコン20は、最新の検出値v(n)が入力されたときに、最古の検出値v(1)を残し、他の検出値vを間引くように削除していく。
具体的には、まず、pを自然数として、時系列データD1の2×p番目に相当する検出値vを、小さいものから順に削除する(図6の(a)~(d))。すなわち、まず、検出値v(2)を削除し(図6(a))、次に検出値v(4)を削除し(図6(b))、次に検出値v(6)を削除し(図6(c))、次に検出値v(8)を削除する(図6(d))。そうすると、図6(e)のように、メモリ22には、時系列データD1の2×p-1番目に相当する検出値vのみが残る。すなわち、メモリ22に記憶される検出値vの間隔は、2番間隔となる。
メモリ22に2×p番目に相当する検出値vが無くなると、次に、マイコン20は、4×p-1番目に相当する検出値vを、小さいものから順に削除する(図6の(e)以降)。これにより、メモリ22に記憶される検出値vの間隔を、4番間隔とする。
このように、図6の例では、mを自然数として、メモリ22に記憶される検出値の間隔が、2番間隔となるように、検出値vを削除する。すなわち、最古の検出値v(1)を削除するのではなく、メモリ22に記憶される検出値vを間引くように削除する。これにより、メモリ22のリソースを節約しつつ、長期の検出値vに基づいて、特徴量F(n)を算出することができる。したがって、対象物の状態が正常であるか否かの判定において、長期の検出値の傾向を反映させることができる。
<2-4.特徴量の記憶・削除について>
上記の第1の処理手順または第2の処理手順では、マイコン20は、算出した特徴量F(n)をメモリ22に記憶させる。このとき、マイコン20は、メモリ22に記憶された特徴量F(n)を上書きすることにより、最新の特徴量F(n)のみをメモリ22に記憶させてもよい。あるいは、マイコン20は、過去に算出された特徴量F(n)を、全てメモリ22に記憶させてもよい。
また、対象物の状態を判定するために、一定期間の特徴量F(n)が必要である場合、マイコン20は、最新の特徴量F(n)をメモリ22に記憶させるとともに、最古の特徴量F(n)をメモリ22から削除することにより、常に所定数の特徴量F(n)がメモリ22に記憶されるようにしてもよい。
また、図6の検出値と同様に、mを自然数として、メモリ22に記憶される特徴量F(n)の間隔が、2番間隔となるように、検出値を削除してもよい。このように、メモリ22に記憶される特徴量F(n)を間引くように削除すれば、メモリ22のリソースを節約しつつ、長期の特徴量に基づいて、対象物の状態を判定することができる。
<2-5.液吐出装置への適用例>
図7は、上述した生産装置1の一例である液吐出装置40の構成を示した図である。この液吐出装置40は、被処理物9の表面に処理液Lを吐出する装置である。被処理物9は、例えば、半導体ウェハ、フラットパネルディスプレイ用基板、プリント基板、工業部品、印刷用の基材などであるが、これらに限定されるものではない。処理液Lは、例えば、レジスト液、現像液、洗浄液、インクなどであるが、これらに限定されるものではない。
図7に示すように、液吐出装置40は、処理液供給源41、ポンプ42、圧力制御バルブ43、流量計10、流量制御バルブ44、ノズル45、バルブコントローラ46、制御用マイコン47、状態判定用マイコン20、および中央処理部30を備えている。
処理液供給源41とノズル45とは、配管48により接続されている。ポンプ42、圧力制御バルブ43、流量計10、および流量制御バルブ44は、配管48上に設けられている。ポンプ42を動作させると、処理液供給源41から配管48を通ってノズル45へ、処理液Lが供給される。そして、ノズル45から被処理物9の表面へ向けて、処理液Lが吐出される。
圧力制御バルブ43は、ノズル45へ供給される処理液Lの圧力を制御するためのバルブである。流量計10は、配管48を流れる処理液Lの流量(流速)を検出するセンサである。流量計10は、図1の生産装置1におけるセンサ10に相当する。流量計10は、処理液Lの流量を、微小な時間間隔で検出する。これにより、ノズル45からの処理液Lの吐出流量を示す検出値(データ値)が、微小な時間間隔で並んだ時系列データD1が得られる。流量計10は、得られた時系列データD1を、制御用マイコン47および状態判定用マイコン20へ出力する。
図8は、ノズル45から処理液Lを吐出するときに、流量計10から出力される時系列データD1の例を示すグラフである。図8のように、処理液Lの吐出流量を示す時系列データD1は、略台形状の波形となる。すなわち、時系列データD1は、立ち上がり段階D11、安定段階D12、および立ち下がり段階D13を有する。立ち上がり段階D11では、吐出流量を示す検出値が次第に増加する。安定段階D12では、吐出流量を示す検出値が略一定となる。立ち下がり段階D13では、吐出流量を示す検出値が次第に低下する。
流量制御バルブ44は、ノズル45へ供給される処理液Lの流量を制御するためのバルブである。バルブコントローラ46は、流量制御バルブ44の開度を調節する。制御用マイコン47は、流量計10およびバルブコントローラ46と、電気的に接続されている。制御用マイコン47は、流量計10から出力される検出値に基づいて、バルブコントローラ46を動作させることにより、流量制御バルブ44の開度を調節する。これにより、配管48を流れる処理液Lの流量が、フィードバック制御される。
状態判定用マイコン20は、流量計10と電気的に接続されている。状態判定用マイコン20は、図1の生産装置1におけるマイコン20に相当する。状態判定用マイコン20は、CPU等のプロセッサ21とメモリ22とを有する。プロセッサ21は、メモリ22に記憶されたプログラムに従って、時系列データD1を処理することにより、処理液Lの流量が正常であるか否かを判定する。そして、状態判定用マイコン20は、処理液Lの流量が正常であるか否かを示す判定結果D2を、中央処理部30へ出力する。
中央処理部30は、液吐出装置40の全体を統括的に制御するコンピュータである。中央処理部30は、状態判定用マイコン20と電気的に接続されている。中央処理部30は、図1の生産装置1における中央処理部30に相当する。中央処理部30は、CPU等のプロセッサ31と、RAM等のメモリ32と、ハードディスクドライブ等の記憶部33とを有する。プロセッサ31は、記憶部33に記憶されたプログラムに従って動作する。中央処理部30は、状態判定用マイコン20から判定結果D2を受信する。そして、中央処理部30は、判定結果D2に基づいて、液吐出装置40内の各部の動作を制御したり、アラートを出力したりする。
上記のように、図7の液吐出装置40では、中央処理部30とは別に、流量計10から出力される時系列データD1を処理する状態判定用マイコン20が設けられている。これにより、中央処理部30の演算負担が軽減される。また、処理液Lの流量の異常を、迅速に検知することができる。
ただし、状態判定用マイコン20のリソースは、中央処理部30のリソースよりも小さい。すなわち、状態判定用マイコン20のプロセッサ21は、中央処理部30のプロセッサ31よりも処理能力が低い。また、状態判定用マイコン20のメモリ22は、中央処理部30のメモリ32および記憶部33よりも、記憶容量が小さい。このため、状態判定用マイコン20は、上述した第2の処理手順と同様の処理を行うことにより、リソースを節約しつつ時系列データD1を処理する。
その際、状態判定用マイコン20は、ステップS3において、例えば、以下の特徴量Fa~Fdのうちの少なくともいずれか1つを算出する。
Fa=立ち上がり段階D11の時間
Fb=立ち上がり段階D11と安定段階D12との間におけるデータ値のオーバーシュート量
Fc=安定段階D12におけるデータ値の変動量
Fd=立ち下がり段階D13の時間
また、ステップSaでは、状態判定用マイコン20は、これらの特徴量Fa~Fdを適切に算出できるタイミングであるか否かを判定する。
状態判定用マイコン20は、算出された特徴量Fa~Fdを、メモリ22に記憶させる。そして、状態判定用マイコン20は、特徴量Fa~Fdに基づいて、処理液Lの吐出流量が正常か否か(異常の有無)を判定する。例えば、状態判定用マイコン20は、特徴量F(n)が、予め設定された閾値よりも大きい場合または小さい場合に、処理液Lの吐出流量が異常であると判定する。
また、状態判定用マイコン20は、最新の特徴量F(n)を、過去の特徴量F(n)と比較することにより、処理液Lの吐出流量が正常であるか否かを判定してもよい。また、状態判定用マイコン20は、機械学習モデルを利用して、処理液Lの吐出流量が正常か否かを判定してもよい。
<2-6.搬送装置への適用例>
図9は、上述した生産装置1の他の例である搬送装置50の構成を示した図である。この搬送装置50は、被処理物9を第1方向に搬送する装置である。被処理物9は、例えば、半導体ウェハ、フラットパネルディスプレイ用基板、プリント基板、工業部品、印刷用の基材などであるが、これらに限定されるものではない。
図9に示すように、搬送装置50は、ステージ51、搬送機構52、加速度センサ10、モータコントローラ53、制御用マイコン54、状態判定用マイコン20、および中央処理部30を備えている。
被処理物9は、ステージ51上に載置される。搬送機構52は、モータ(回転モータまたはリニアモータ)を有する。搬送機構52は、モータから出力される動力により、ステージ51を第1方向へ搬送する。搬送機構52は、ステージ51を第1方向に搬送するものであるが、レールの歪みや取付誤差等により、ステージ51が、第1方向に直交する第2方向に僅かに位置ずれする場合がある。
加速度センサ10は、ステージ51に取り付けられている。加速度センサ10は、ステージ51の第1方向および第2方向の加速度を検出するセンサである。加速度センサ10は、図1の生産装置1におけるセンサ10に相当する。加速度センサ10は、ステージ51の第1方向および第2方向の加速度を、微小な時間間隔で検出する。これにより、ステージ51の第1方向および第2方向の加速度を示す検出値(データ値)が、微小な時間間隔で並んだ時系列データD1が得られる。加速度センサ10は、得られた時系列データD1を、制御用マイコン54および状態判定用マイコン20へ出力する。
モータコントローラ53は、搬送機構52に含まれるモータの動作を制御する。制御用マイコン54は、加速度センサ10およびモータコントローラ53と、電気的に接続されている。制御用マイコン54は、加速度センサ10から出力される第1方向の加速度に基づいて、モータコントローラ53を動作させることにより、モータの動作を制御する。これにより、ステージ51の第1方向の加速度がフィードバック制御される。
状態判定用マイコン20は、加速度センサ10と電気的に接続されている。状態判定用マイコン20は、図1の生産装置1におけるマイコン20に相当する。状態判定用マイコン20は、CPU等のプロセッサ21とメモリ22とを有する。プロセッサ21は、メモリ22に記憶されたプログラムに従って、時系列データD1を処理する。具体的には、プロセッサ21は、加速度センサ10から出力される時系列データD1のうち、第2方向の加速度を示す検出値を処理する。これにより、ステージ51の第2方向の加速度が、正常であるか否かを判定する。そして、状態判定用マイコン20は、ステージ51の第2方向の加速度が正常であるか否かを示す判定結果D2を、中央処理部30へ出力する。
中央処理部30は、搬送装置50の全体を統括的に制御するコンピュータである。中央処理部30は、状態判定用マイコン20と電気的に接続されている。中央処理部30は、図1の生産装置1における中央処理部30に相当する。中央処理部30は、CPU等のプロセッサ31と、RAM等のメモリ32と、ハードディスクドライブ等の記憶部33とを有する。プロセッサ31は、記憶部33に記憶されたプログラムに従って動作する。中央処理部30は、状態判定用マイコン20から判定結果D2を受信する。そして、中央処理部30は、判定結果D2に基づいて、搬送装置50内の各部の動作を制御したり、アラートを出力したりする。
上記のように、図9の搬送装置50では、中央処理部30とは別に、加速度センサ10から出力される時系列データD1を処理する状態判定用マイコン20が設けられている。これにより、中央処理部30の演算負担が軽減される。また、ステージ51の搬送状態を、迅速に検知することができる。
ただし、状態判定用マイコン20のリソースは、中央処理部30のリソースよりも小さい。すなわち、状態判定用マイコン20のプロセッサ21は、中央処理部30のプロセッサ31よりも処理能力が低い。また、状態判定用マイコン20のメモリ22は、中央処理部30のメモリ32および記憶部33よりも、記憶容量が小さい。このため、状態判定用マイコン20は、上述した第2の処理手順と同様の処理を行うことにより、リソースを節約しつつ時系列データD1を処理する。
その際、状態判定用マイコン20は、ステップSaにおいて、第2方向の加速度を示す検出値が0付近の所定範囲から外れた場合に、特徴量F(n)を算出すべきタイミングであると判定する。そして、状態判定用マイコン20は、ステップS3において、例えば、以下の特徴量Fmax,Fminのうちの少なくともいずれか1つを算出する。
Fmax=ステージ51の第2方向の加速度の最大値
Fmin=ステージ51の第2方向の加速度の最小値
状態判定用マイコン20は、算出された特徴量Fmax,Fminを、メモリ22に記憶させる。そして、状態判定用マイコン20は、特徴量Fmax,Fminに基づいて、ステージ51の第2方向の加速度が正常か否か(異常の有無)を判定する。例えば、状態判定用マイコン20は、特徴量Fmaxが、予め設定された第1閾値(正の値)よりも大きい場合、または、特徴量Fminが、予め設定された第2閾値(負の値)よりも小さい場合に、ステージ51の第2方向の加速度が異常であると判定する。
また、状態判定用マイコン20は、最新の特徴量F(n)を、過去の特徴量F(n)と比較することにより、ステージ51の第2方向の加速度が正常であるか否かを判定してもよい。また、状態判定用マイコン20は、機械学習モデルを利用して、ステージ51の第2方向の加速度が正常か否かを判定してもよい。
<3.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではない。
上記の実施形態では、時系列データが、センサの検出値により構成されていた。しかしながら、時系列データは、必ずしもセンサの検出値により構成されるものでなくてもよい。時系列データは、時間の経過とともに変化し得る複数のデータ値で構成されるものであればよい。
上記のステップS2において、メモリからデータ値を削除する方法は、図4または図6の方法に限られない。マイコンは、最新の検出値が入力されたときに、過去の一部の検出値をメモリから削除すればよい。
また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
1 生産装置
9 被処理物
10 センサ(流量計,加速度センサ)
20 マイコン(状態判定用マイコン)
21 プロセッサ
22 メモリ
30 中央処理部
40 液吐出装置
41 処理液供給源
42 ポンプ
43 圧力制御バルブ
44 流量制御バルブ
45 ノズル
46 バルブコントローラ
47 制御用マイコン
48 配管
50 搬送装置
51 ステージ
52 搬送機構
53 モータコントローラ
54 制御用マイコン
D1 時系列データ
D11 立ち上がり段階
D12 安定段階
D13 立ち下がり段階
D2 判定結果
F 特徴量
v 検出値
L 処理液

Claims (8)

  1. プロセッサおよびメモリを有するデバイスにより時系列データを処理するデータ処理方法であって、
    a)前記時系列データの最新のデータ値を前記メモリに記憶させるとともに、過去の一部のデータ値を前記メモリから削除する工程と、
    b)所定の条件を満たすタイミングか否かを判定する工程と、
    c)前記工程b)において前記所定の条件を満たすタイミングであると判定された場合に、前記メモリに記憶された複数のデータ値に基づいて、特徴量を算出する工程と、
    d)前記工程c)により算出された前記特徴量を、前記メモリに記憶させる工程と、
    を有する、データ処理方法。
  2. 請求項1に記載のデータ処理方法であって、
    e)前記特徴量に基づいて異常の有無を判定する工程
    をさらに有する、データ処理方法。
  3. 請求項1または請求項2に記載のデータ処理方法であって、
    前記時系列データは、ノズルからの処理液の吐出流量を示すデータであり、
    前記時系列データは、
    前記データ値が次第に増加する立ち上がり段階と、
    前記データ値が略一定となる安定段階と、
    前記データ値が次第に低下する立ち下がり段階と、
    を有し、
    前記特徴量は、
    前記立ち上がり段階の時間と、
    前記立ち上がり段階と前記安定段階との間における前記データ値のオーバーシュート量と、
    前記安定段階における前記データ値の変動量と、
    前記立ち下がり段階の時間と、
    のうちの少なくとも1つを含む、データ処理方法。
  4. 請求項1または請求項2に記載のデータ処理方法であって、
    前記時系列データは、第1方向に搬送すべき対象物の前記第1方向に直交する第2方向の加速度を示すデータであり、
    前記特徴量は、
    前記対象物の前記第2方向の加速度の最大値と、
    前記対象物の前記第2方向の加速度の最小値と、
    のうちの少なくとも1つを含む、データ処理方法。
  5. プロセッサおよびメモリを有するデバイスにより時系列データを処理するデータ処理方法であって、
    a)前記時系列データの最新のデータ値を前記メモリに記憶させるとともに、過去の一部のデータ値を前記メモリから削除する工程と、
    b)前記メモリに記憶された複数のデータ値に基づいて、特徴量を算出する工程と、
    c)前記工程b)により算出された前記特徴量を、前記メモリに記憶させる工程と、
    を有し、
    前記工程a)では、mを自然数として、前記メモリに記憶されるデータ値の間隔が2番間隔となるように、データ値を削除する、データ処理方法。
  6. 請求項5に記載のデータ処理方法であって、
    d)前記特徴量に基づいて異常の有無を判定する工程
    をさらに有する、データ処理方法。
  7. 時系列データを出力するセンサと、
    前記センサと電気的に接続されたマイコンと、
    前記マイコンと電気的に接続された中央処理部と、
    を備えた生産装置であって、
    前記マイコンは、
    a)前記時系列データの最新のデータ値をメモリに記憶させるとともに、過去の一部のデータ値を前記メモリから削除する工程と、
    b)所定の条件を満たすタイミングか否かを判定する工程と、
    c)前記工程b)において前記所定の条件を満たすタイミングであると判定された場合に、前記メモリに記憶された複数のデータ値に基づいて、特徴量を算出する工程と、
    d)前記工程c)により算出された前記特徴量を、前記メモリに記憶させる工程と、
    を実行する、生産装置。
  8. 時系列データを出力するセンサと、
    前記センサと電気的に接続されたマイコンと、
    前記マイコンと電気的に接続された中央処理部と、
    を備えた生産装置であって、
    前記マイコンは、
    a)前記時系列データの最新のデータ値をメモリに記憶させるとともに、過去の一部のデータ値を前記メモリから削除する工程と、
    b)前記メモリに記憶された複数のデータ値に基づいて、特徴量を算出する工程と、
    c)前記工程b)により算出された前記特徴量を、前記メモリに記憶させる工程と、
    を実行し、
    前記工程a)では、mを自然数として、前記メモリに記憶されるデータ値の間隔が2番間隔となるように、検出値を削除する、生産装置。
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