JP2024084949A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機 Download PDF

Info

Publication number
JP2024084949A
JP2024084949A JP2022199169A JP2022199169A JP2024084949A JP 2024084949 A JP2024084949 A JP 2024084949A JP 2022199169 A JP2022199169 A JP 2022199169A JP 2022199169 A JP2022199169 A JP 2022199169A JP 2024084949 A JP2024084949 A JP 2024084949A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cleaning
heat exchanger
dehumidification
indoor
indoor heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022199169A
Other languages
English (en)
Inventor
大樹 皆川
智史 莅戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Corona Corp
Original Assignee
Corona Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Corona Corp filed Critical Corona Corp
Priority to JP2022199169A priority Critical patent/JP2024084949A/ja
Publication of JP2024084949A publication Critical patent/JP2024084949A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

【課題】洗浄運転における室内熱交換器から発生する湿気戻りを低減させる空気調和機を提供する。【解決手段】室内制御部40は、洗浄用冷房運転の実施時、温度センサ41で検出した室温が所定の運転切替温度以下になったと判断したら、洗浄用乾燥運転に切り替える洗浄運転を行う空気調和機において、室内制御部40は、除湿弁36を絞ることで第一室内熱交換器32aと第二室内熱交換器32bの内の一方の熱交換器を凝縮器、他方を蒸発器とする洗浄用除湿運転の制御が可能であり、室内制御部40は、洗浄用冷房運転の終了後、一方の熱交換器を凝縮器、他方を蒸発器として洗浄用除湿運転を行い、一方の熱交換器の洗浄用除湿運転が終わると、洗浄用乾燥運転を行うようにした。【選択図】図1

Description

本発明は、室内機内にある室内熱交換器を洗浄する洗浄運転が実施可能な空気調和機に関する。
従来、この種のものでは、室内に設置された室内機内にある室内熱交換器が蒸発器として機能する洗浄用冷房運転により室内熱交換器の表面に結露水を発生させ、結露水を利用して室内熱交換器の表面に付着した塵埃を洗い流す洗浄運転を実施する空気調和機があった。(例えば、特許文献1)
特開2009-300030号公報
特許文献1は、洗浄用冷房運転により室内熱交換器を露点温度以下まで冷却し、当該室内熱交換器の表面に結露水を発生させ、次に洗浄用乾燥運転を行うことで室内熱交換器の表面に付着した結露水を乾燥させているが、室内熱交換器に付着した結露水が一気に室内に湿気となって排出されるため、室内の湿度が急激に上昇してしまい、室内に人がいた場合は、不快に思ってしまうという課題があった。
本発明に係る空気調和機は、冷媒が循環して流れる冷媒回路と、当該冷媒回路に設けられ回転数が可変の圧縮機と、前記冷媒回路に設けられ室外空気と熱交換する室外熱交換器と、前記冷媒回路に設けられ前記冷媒の圧力を下げる膨張弁と、前記冷媒回路に設けられ室内空気と熱交換する第一室内熱交換器と、前記冷媒回路に設けられ室内空気と熱交換する第二室内熱交換器と、前記第一室内熱交換器と前記第二室内熱交換器との間に設けられ、弁を絞ることにより前記冷媒を減圧することのできる除湿弁と、前記冷媒回路に設けられ前記冷媒の通流方向を変更する切替弁と、室温を検出する温度センサと、前記第一室内熱交換器及び前記第二室内熱交換器を結露させて洗浄する洗浄用冷房運転と、当該洗浄用冷房運転とは逆方向に前記冷媒回路内を前記冷媒が通流するよう前記切替弁を切り替え、前記第一室内熱交換器及び前記第二室内熱交換器を高温にして室温を上昇させる洗浄用乾燥運転とを制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記洗浄用冷房運転の実施時、前記温度センサで検出した室温が所定の運転切替温度以下になったと判断したら、前記洗浄用乾燥運転に切り替える洗浄運転を行う空気調和機において、前記制御部は、前記除湿弁を絞ることで前記第一室内熱交換器と前記第二室内熱交換器の内の一方の熱交換器を凝縮器、他方を蒸発器とする洗浄用除湿運転の制御が可能であり、前記制御部は、前記洗浄用冷房運転の終了後、前記一方の熱交換器を凝縮器、前記他方を蒸発器として前記洗浄用除湿運転を行い、前記一方の熱交換器の前記洗浄用除湿運転が終わると、前記洗浄用乾燥運転を行うようにした。
また、請求項2では、前記洗浄用除湿運転を行うか否かを判定する除湿可否判定手段を設け、前記制御部は、前記除湿可否判定手段で前記洗浄用除湿運転を行う必要がないと判定した場合、前記洗浄用冷房運転の終了後、前記洗浄用除湿運転を行わず、前記洗浄用乾燥運転を行うようにした。
また、請求項3では、室内の湿度を検出する湿度センサを設け、前記除湿可否判定手段は、前記洗浄用冷房運転終了時に、前記湿度センサで検出した湿度が所定湿度以下である場合、前記洗浄用除湿運転を行う必要がないと判定するようにした。
また、請求項4では、前記室内熱交換器には熱交温度センサを設け、前記除湿可否判定手段は、前記洗浄用冷房運転終了時に、前記温度センサで検出した室内温度と前記熱交温度センサで検出した熱交温度とから推定した湿度が、所定湿度以下領域内である場合、前記洗浄用除湿運転を行う必要がないと判定するようにした。
また、請求項5では、前記第一室内熱交換器と前記第二室内熱交換器を内部に有する室内機と、前記室内機に室内に人がいるか否かを検出する人感センサを設け、前記除湿可否判定手段は、前記洗浄用冷房運転終了時に、前記人感センサで室内に人がいないと検出した場合、前記洗浄用除湿運転を行う必要がないと判定するようにした。
この発明によれば、洗浄運転時に、第一室内熱交換器及び第二室内熱交換器の内の一方に付着した結露水を洗浄用除湿運転で乾燥させ、一方の乾燥が終えたら、他方の室内熱交換器を洗浄用乾燥運転で乾燥させることで、二つの室内熱交換器を同時に乾燥させる場合よりも室内への湿気戻りを低減することができ、室内にいる人が不快な思いをするのを防ぐことができる。
本発明の一実施形態における空気調和機の模式図である。 同実施形態の制御ブロック図である。 同実施形態の洗浄用暖房運転の制御内容を説明するフローチャートである。 同実施形態の洗浄用冷房運転及び洗浄用除湿運転及び洗浄用乾燥運転の制御内容を説明するフローチャートである。 室温と熱交温度から湿度を推定する計算テーブル
本発明の一実施形態を添付図に基づいて以下に説明する。
図1には、内部を冷媒が流れる冷媒回路11を備えたエアコン装置10(空気調和機)が示されている。エアコン装置10は、室内Rを冷却する冷房運転と、室内Rを暖める暖房運転と、を行う機能を備えている。冷媒回路11は、室外Ouに配置された室外機20と、室内Rに配置された室内機30とを、含んでいる。以下、特に説明のない限り、冷媒の循環する方向は、冷房運転時を基準とする。
室外機20は、冷房運転時及び暖房運転時における冷媒の通流方向を切り替える切替弁21と、この切替弁21を通過した冷媒が流され冷媒を圧縮する圧縮機22と、この圧縮機22において圧縮され高温高圧となった冷媒が流れる室外熱交換器23と、この室外熱交換器23に向かって室外空気を送るプロペラファン24と、室外熱交換器23を通過した冷媒を減圧する膨張弁25と、を有する。
室内機30は、室内Rにおいて壁Waに掛けられている。室内機30は、室内から空気を取り込むと共に室内へ空気を送風する室内ファン31と、この室内ファン31が取り込んだ室内空気と熱交換する室内熱交換器32と、室内ファン31及び室内熱交換器32及び除湿弁36を収納しているケース33と、を有している。
ここで、室内熱交換器32は、第一室内熱交換器32aと第二室内熱交換器32bとで構成されている。
第一室内熱交換器32aは、室内熱交換器32の一方の熱交換器であり、冷房運転時における冷媒の流れにおいて上流側に配置された熱交換器である。また、第一室内熱交換器32aの上流には膨張弁25が配置されている。
第二室内熱交換器32bは、室内熱交換器32の一方の熱交換器であり、冷房運転時における冷媒の流れにおいて下流側に配置された熱交換器である。また、第二室内熱交換器32bの下流には切替弁21が配置されている。
ケース33は、室内ファン31が送り出す風の吹出口となる送風口33aを有する。送風口33aには、吹き出される送風の左右の向きを調整する左右ルーバ34と、吹き出される送風の上下の向きを調整する上下ルーバ35と、が配置されている。
除湿弁36は、第一室内熱交換器32aと第二室内熱交換器32bとの間に設けられ、弁を絞ることにより冷媒を減圧することが可能であり、弁を全開にすることで冷媒を減圧しないことも可能である。
したがって、除湿弁36を全開状態にしたときは、第一室内熱交換器32aと第二室内熱交換器32bを一体の室内熱交換器32として機能させることが可能である。
冷房運転について説明する。圧縮機22により高温高圧とされた冷媒は、室外熱交換器23において室外空気と熱交換を行い、熱を放出する。このとき、プロペラファン24が回転することによって、外気を強制的に室外熱交換器23の外周に流し、熱交換を促す。室外熱交換器23を通過し熱を放出した冷媒は、膨張弁25において減圧され、温度が低下する。温度が低下した冷媒は、第一室内熱交換器32aに流れ、全開にした除湿弁36で冷媒は減圧されず、そのまま第二室内熱交換器32bへ流れる。
室内熱交換器32に流れ込んだ低温の冷媒は、室内熱交換器32において室内Rの室内空気と熱交換を行い、室内Rの空気を冷却する。冷却された空気は、室内ファン31によって室内Rに送風される。室内ファン31は、空気を強制的に室内熱交換器32の外周に流し、冷媒との熱交換を促す。
暖房運転時には、切替弁21が冷媒の流路を切り替え、冷房運転時とは逆方向に冷媒を循環させる。
図2には、エアコン装置10(図1参照)の制御ブロック図が示されている。室内機30は、室内ファン31と、左右ルーバ34と、上下ルーバ35、除湿弁36とを制御する室内制御部40(制御部)と、室内の温度を検出する温度センサ41と、室内制御部40により運転状況を表示する表示ランプ42と、リモコン12との間で所定の情報をやり取りするリモコン送受信部43と、を内蔵している。
室内制御部40は、リモコン送受信部43を介して受信したデータや、温度センサ41の検出値や、後述する設定温度や基準時間や、その他所定のプログラム等が記憶される記憶部44と、経過時間を計測する複数のタイマt1~t5と、後述する洗浄用冷房運転終了後に再熱除湿による洗浄用除湿運転を行うか否かを判定する除湿可否判定手段46と、を有している。
室外機20は、室内制御部40と電気的に接続している室外制御部45を有している。室内制御部40は、室外制御部45を介して、切替弁21と、圧縮機22と、プロペラファン24と、膨張弁25とを制御可能である。
エアコン装置10は、室内熱交換器32(図1参照)の表面に付着した塵埃を洗浄する洗浄運転を行う機能も備えている。以下、エアコン装置10の洗浄運転の制御内容を説明する。
図3及び図4には、エアコン装置10の制御内容を表すフローチャートが示されている。リモコン12(図2参照)から室内制御部40へ洗浄運転開始の信号が送信された場合、又は、冷房運転又は暖房運転の終了後、所定の条件を満たしている場合(例えば前回の洗浄運転の終了から所定の時間が経過しているなど)、室内制御部40は、表示ランプ42で洗浄運転を行っている旨を示す態様で洗浄運転を開始する(スタート)。
洗浄運転が開始されると、ステップSt1では、第1のタイマt1が”0”からスタートする。第1のタイマt1は、洗浄運転の継続時間を計測する。
ステップSt2では、温度センサ41が検出した室温Trを室内制御部40が取得する。
ステップSt3では、室温Trが所定の温度の範囲内に収まっているか判断する。具体的には、室温Trが、基準室温値Ts1未満、かつ、基準室温値Ts1よりも低く設定された最低基準値Ts2以上か判断する(Ts2 ≦ Tr < Ts1)。基準室温値Ts1と最低基準値Ts2とは、予め設定された値である。
室温Trが最低基準値Ts2に満たない場合(Tr < Ts2)、洗浄運転は終了する(エンド)。
室温Trが、最低基準値Ts2以上、かつ、基準室温値Ts1未満の場合(Ts2 ≦ Tr < Ts1)、ステップSt4では、第2のタイマt2が”0”からスタートする。
その後、ステップSt5では、室内Rを暖める洗浄用暖房運転を実行する。図1及び図2も参照する。洗浄用暖房運転は、室内熱交換器32の表面を結露させるのに適した環境を整えることを目的とする。洗浄用暖房運転は、通常の暖房運転と同様に、室内制御部40からの指示を受けた室外制御部45が、圧縮機22と膨張弁25及び切替弁21とを制御することにより実行される。
洗浄用暖房運転は、予め設定された条件に基づいて実行される。この条件として、例えば、洗浄用暖房運転では、少なくとも基準室温値Ts1よりも高い温度を設定温度Ts3とし、室内ファン31による風量を最大とする。上下ルーバ35及び左右ルーバ34は、風量最大時における位置で固定する。
ステップSt6では、温度センサ41が検出した室温Trを室内制御部40が取得する。
ステップSt7では、洗浄用暖房運転により室温Trが所定の設定温度Ts3に達したか判断する(Tr ≧ Ts3)。
室温Trが設定温度Ts3に達した場合(Tr ≧ Ts3)、ステップSt8では、第3のタイマt3を”0”からスタートさせる。
その後、ステップSt9では、結露により室内熱交換器32の表面に結露水を発生させる洗浄用冷房運転を実行する。結露により発生した結露水は、室内熱交換器32の表面に付着した塵埃を洗い流す。洗浄用冷房運転は、通常の冷房運転と同様に、室内制御部40からの指令を受けた室外制御部45が、圧縮機22と膨張弁25及び切替弁21とを制御することにより実行される。
洗浄用冷房運転は、予め設定された条件に基づいて実行される。例えば、洗浄用冷房運転の設定温度Ts4は、所定の温度(例えば、最低基準値Ts2)とし、左右ルーバ34及び上下ルーバ35は、風量最大時における位置で固定する。風量は、室温Trによって適宜変化させる。そして、設定温度Ts4は洗浄冷房運転から洗浄用乾燥運転へ切り替えるための運転切替温度である。
また、洗浄用冷房運転は、予め設定された第1の所定時間が経過したら圧縮機22を停止させ室内ファン31のみ駆動させる送風運転を予め設定された第2の所定時間だけ実施するよう室内制御部40により制御される。第1の所定時間は第2の所定時間よりも長くなるように設定される。洗浄用冷房運転の終了条件が満たされるまで、冷房運転と送風運転とが繰り返し実施されるよう室内制御部40により制御される。送風運転を実施することで、室内機30内に溜まった湿気を室内Rへ戻すことで室内の湿度を上昇させ、洗浄用冷房運転による結露水の発生量を上昇させて室内熱交換器32の洗浄効率を高めることができる。洗浄冷房運転時の詳細な制御内容は後述する。
なお、ステップSt7において、室温Trが設定温度Ts3に達していない場合(Tr < Ts3)、ステップSt10では、第2のタイマt2による計測時間(洗浄用暖房運転の継続時間)が、予め設定された所定の基準時間m1(第1の基準時間)を経過したか判断する(t2 > m1)。
第2のタイマt2による計測時間が基準時間m1を経過している場合(t2 > m1)、第3のタイマt3を”0”からスタートさせ(ステップSt8)、その後に洗浄用冷房運転を実行する(ステップSt9)。
第2のタイマt2による計測時間が基準時間m1を経過していない場合(t2 < m1)、洗浄用暖房運転を継続する。
なお、ステップSt3において、室温Trが基準室温値Ts1を超えている場合(Tr > Ts1)、室内制御部40は、室内Rがすでに室内熱交換器32の表面を結露させるために適した環境であると判断する。そのため、室内制御部40は、洗浄用暖房運転(ステップSt5)を実行せずに、第3のタイマをスタートさせ(ステップSt8)、洗浄用冷房運転を実行する(ステップSt9)。
ステップSt9の洗浄用冷房運転の開始後、ステップSt11では、温度センサ41が検出した室温Trを室内制御部40が取得する。
その後、ステップSt12では、室温Trが洗浄用冷房運転の運転切替温度である設定温度Ts4以下になったか判断する(Tr ≦ Ts4)。
室温Trが設定温度Ts4以下になった場合(Tr ≦ Ts4)、ステップSt13では、第1のタイマt1による計測時間(洗浄運転の継続時間)が予め設定された基準時間m2(第2の基準時間)を経過したかを判断する(t1 > m2)。
第1のタイマt1による計測時間が基準時間m2を経過していない場合(t1≦ m2)、洗浄用冷房運転を停止して、第2のタイマt2をリセット後に再スタートさせ(ステップSt4)、洗浄用暖房運転を再度実行する(ステップSt5)。洗浄用冷房運転を継続すると、室内熱交換器32内を通流する冷媒の温度が下がり続け、当該室内熱交換器32の表面に付着した結露水が凍結する場合がある。結露水が凍結すると、室内熱交換器32の表面に付着した塵埃を結露水により洗い流すことができず、洗浄運転における洗浄効率が低下する。洗浄用冷房運転時、温度センサ41で検出された室温Trが設定温度Ts4以下になり、基準時間m2を経過していない場合は、洗浄用暖房運転を再開して室温を上昇させる。室内熱交換器32の表面温度を上げて結露水が凍結することを未然に防止し、洗浄運転における洗浄効率低下を阻止する。
ステップSt13において第1のタイマt1による計測時間(洗浄運転の継続時間)が基準時間m2を経過した場合(t1> m2)や、ステップSt12において室温Trが設定温度Ts4以上となった場合(Tr ≧ Ts4)、ステップSt14では、第3のタイマt3による計測時間(洗浄用冷房運転の継続時間)が予め設定された基準時間m3を経過しているか判断する(t3 > m3)。
ステップSt14において第3のタイマによる計測時間が基準時間を経過している場合(t3 > m3)、除湿可否判定手段46で再熱除湿による洗浄用除湿運転を行うか否かの判定を行う(ステップSt15)。
ステップSt15で後述する除湿可否の条件を満たし、除湿可否判定手段46が再熱除湿による洗浄用除湿運転が必要であると判定した場合、ステップSt16では、第4のタイマt4を”0”からスタートさせる。
その後、ステップSt17では、一方の室内熱交換器32を乾燥させるための洗浄用除湿運転を開始する。洗浄用除湿運転は、洗浄用冷房運転と同様に冷房サイクルで冷媒を循環させ、第一室内熱交換器32aを凝縮器として、第一室内熱交換器32a側を結露させておき、除湿弁36を絞り、第二室内熱交換器32bを蒸発器とすることにより実行される。
なお、ステップSt14において第3のタイマt3による計測時間(洗浄用冷房運転の継続時間)が基準時間m3を経過していない場合(t3 ≦ m3)、ステップSt18では、第1のタイマt1による計測時間(洗浄運転の継続時間)が予め設定された基準時間m4を経過したかを判断する(t1 > m4 )。
第1のタイマt1による計測時間(洗浄運転の継続時間)が基準時間m4を経過していない場合(t1 ≦ m4 )、洗浄用冷房運転(ステップSt9)を継続する。
第1のタイマt1による計測時間(洗浄運転の継続時間)が基準時間m4を経過している場合(t1 > m4 )、洗浄用冷房運転を終了する。
洗浄用冷房運転が終了すると、除湿可否判定手段46で再熱除湿による洗浄用除湿運転を行うか否かの判定を行う(ステップSt15)
そして、ステップSt15で後述する除湿可否の条件を満たし、除湿可否判定手段46が再熱除湿による洗浄用除湿運転が必要であると判定した場合、室内制御部40は、第4のタイマt4を”0”からスタートさせ(ステップSt16)、除湿弁36を絞り、第一室内熱交換器32aを凝縮器として、第二室内熱交換器32bを蒸発器とすることで洗浄用除湿運転を開始する(ステップSt17)。
ステップSt17の洗浄用除湿運転の開始後、ステップSt19では、第4のタイマt4による計測時間(洗浄用乾燥運転の継続時間)が予め設定された基準時間m5を経過しているか判断する(t4 > m5)。
第4のタイマt4による計測時間(洗浄用除湿運転の継続時間)が予め設定された基準時間m5を経過していない場合(t4 ≦ m5)、洗浄用除湿運転を継続する。
第4のタイマt4による計測時間が予め設定された基準時間m5を経過した場合(t4 > m5)、室内制御部40は、洗浄用除湿運転を終了し、第5のタイマt5を”0”からスタートさせ(ステップSt20)、その後に洗浄用乾燥運転を開始する(ステップSt21)。
ステップSt21では、室内熱交換器32を乾燥させるための洗浄用乾燥運転を開始する。洗浄用乾燥運転は、通常の暖房運転と同様に、室内制御部40からの指令を受けた室外制御部45が、圧縮機22と膨張弁25及び切替弁21とを制御することにより実行される。
洗浄用乾燥運転は、予め設定された条件に基づいて実行される。例えば、洗浄用乾燥運転の設定温度Ts6(不図示)を所定の温度とする。暖房運転開始時に冷風の吹き出しを防止するホットスタート機能と、室外熱交換器23を暖めて霜を融かす除霜運転機能と、は無効とする。上下ルーバ35及び左右ルーバ34は、風量最大時における位置で固定する。風量は、室温Trに応じて適宜変化させる。
ステップSt21の洗浄用乾燥運転の開始後、ステップSt22では、第5のタイマt5による計測時間(洗浄用乾燥運転の継続時間)が予め設定された基準時間m6を経過しているか判断する(t5 > m6)。
第5のタイマt5による計測時間(洗浄用乾燥運転の継続時間)が予め設定された基準時間m6を経過していない場合(t5 ≦ m6)、洗浄用乾燥運転を継続する。
第5のタイマt5による計測時間が予め設定された基準時間m6を経過した場合(t5 > m6)、室内制御部40は、洗浄運転を終了する(エンド)。洗浄運転の終了の際、室内制御部40は、室内機30に設けられた表示ランプ42を消灯させ、上下ルーバ35及び左右ルーバ34を運転停止時の際の処理を行う。
このように、洗浄用冷房運転により第一室内熱交換器32aと第二室内熱交換器32bを結露させ、室内熱交換器32の表面に付着した塵埃を結露水により洗い流す洗浄運転時に、第一室内熱交換器32a及び第二室内熱交換器32bの内の一方に付着した結露水を洗浄用除湿運転で乾燥させ、一方の乾燥が終えたら、他方の室内熱交換器32を洗浄用乾燥運転で乾燥させることで、二つの室内熱交換器32を同時に乾燥させる場合よりも室内への湿気戻りを低減することができると共に、室内の湿度が上昇してしまい、室内にいる人が不快な思いをするのを防ぐことができる。
また、室内熱交換器32の一方を洗浄用除湿運転(再熱除湿)により、乾燥しているため、洗浄用乾燥運転では他方の室内熱交換器32を蒸発させるだけで済むため乾燥運転の時間を短縮することができる。
次に、本実施形態における洗浄運転の洗浄用除湿運転の運転を行う必要があるか否かを判定する除湿可否判定手段46の除湿可否の条件について、詳述する。
37は、室内機30に設けられた室内Rの湿度を検出する湿度センサである。除湿可否判定手段46は、この湿度センサ37で検出した湿度が所定湿度未満(ここでは、50%)である場合、洗浄用除湿運転を行う必要がないと判定し、湿度センサ37で検出した湿度が所定湿度以上(ここでは50%以上)である場合、洗浄用除湿運転を行う必要があると判定する。
また、湿度による除湿可否の条件は、室内Rの温度によって所定湿度が変化するようにしても良く、温度センサ41の検出値が高く、室温が高いほど洗浄用除湿運転(再熱除湿)を行いやすくするように所定湿度を高くしても良い。
次に、湿度センサ37を用いずに除湿可否判定を行う手段について別実施形態を説明する。
38は、室内熱交換器32に設けられた熱交温度を検出する室内熱交センサである。室内制御部40は、この室内熱交センサ38で検出した熱交温度と、温度センサ41で検出した室内温度とから予め記憶されている図5の計算テーブルにあてはめ、現在の湿度が図中の所定湿度以下領域内にあると推定した場合、洗浄用除湿運転を行う必要がないと判定し、現在の湿度が図中の所定湿度以下領域外にあると推定した場合、洗浄用除湿運転を行う必要があると判定する。
次に除湿可否の条件に湿度を用いない方法で除湿可否判定を行う手段について別実施形態を説明する。
39は、室内機30に設けられた室内Rに人がいるかいないかを検出する人感センサである。室内制御部40は人感センサ39の検出値に応じて室内Rに人がいるかいないかを判定している。
除湿可否判定手段46は、人感センサ39の検出値で室内Rに人がいると判定している場合、結露させた第一室内熱交換器32aと第二室内熱交換器32bとを同時に洗浄用乾燥運転で乾燥させると室内Rに湿気戻りが大量に発生して、室内Rにいる人が不快な思いをしてしまため、洗浄用除湿運転(再熱除湿)を行う。
また、除湿可否判定手段46は、人感センサ39の検出値で室内Rに人がいないと判定している場合、結露させた第一室内熱交換器32aと第二室内熱交換器32bとを同時に洗浄用乾燥運転で乾燥させる。この際、湿気戻りが大量に発生するが、室内Rに人がいないうちに乾燥運転を完了させることができる。
このように、除湿可否判定手段46を用いて洗浄用除湿運転を行うか否かを判定し、湿気戻りの影響が少ない場合は、洗浄用除湿運転を実行しないようにすることで、洗浄運転の開始から完了までの時間を短縮することができると共に、電気代コストを低減することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。例えば、実施形態では、人感センサ39の検出値で室内に人がいると判定した場合、湿気戻りにより不快感を低減するために、洗浄用除湿運転を行うとしたが、人感センサ39の検出値で室内に人がいると判定した場合、室内Rにいる人が寒さを感じないようにするために洗浄用除湿運転をしないようにしても良い。
また、洗浄用除湿運転のサイクルは冷房サイクルで説明したが、暖房サイクルで冷媒を循環させることで、第一室内熱交換器32aを先に乾燥させるようにしても良く、サイクルの流れで限定しない。
10 エアコン装置(空気調和機)
11 冷媒回路
21 切替弁
22 圧縮機
23 室外熱交換器
25 膨張弁
32a 第一室内熱交換器
32b 第二室内熱交換器
37 湿度センサ
38 室内熱交センサ
39 人感センサ
40 室内制御部(制御部)
41 温度センサ
46 除湿可否判定手段

Claims (5)

  1. 冷媒が循環して流れる冷媒回路と、
    当該冷媒回路に設けられ回転数が可変の圧縮機と、
    前記冷媒回路に設けられ室外空気と熱交換する室外熱交換器と、
    前記冷媒回路に設けられ前記冷媒の圧力を下げる膨張弁と、
    前記冷媒回路に設けられ室内空気と熱交換する第一室内熱交換器と、
    前記冷媒回路に設けられ室内空気と熱交換する第二室内熱交換器と、
    前記第一室内熱交換器と前記第二室内熱交換器との間に設けられ、弁を絞ることにより前記冷媒を減圧することのできる除湿弁と、
    前記冷媒回路に設けられ前記冷媒の通流方向を変更する切替弁と、
    室温を検出する温度センサと、
    前記第一室内熱交換器及び前記第二室内熱交換器を結露させて洗浄する洗浄用冷房運転と、当該洗浄用冷房運転とは逆方向に前記冷媒回路内を前記冷媒が通流するよう前記切替弁を切り替え、前記第一室内熱交換器及び前記第二室内熱交換器を高温にして室温を上昇させる洗浄用乾燥運転とを制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記洗浄用冷房運転の実施時、前記温度センサで検出した室温が所定の運転切替温度以下になったと判断したら、前記洗浄用乾燥運転に切り替える洗浄運転を行う空気調和機において、
    前記制御部は、前記除湿弁を絞ることで前記第一室内熱交換器と前記第二室内熱交換器の内の一方の熱交換器を凝縮器、他方を蒸発器とする洗浄用除湿運転の制御が可能であり、
    前記制御部は、前記洗浄用冷房運転の終了後、前記一方の熱交換器を凝縮器、前記他方を蒸発器として前記洗浄用除湿運転を行い、前記一方の熱交換器の前記洗浄用除湿運転が終わると、前記洗浄用乾燥運転行うようにしたことを特徴とする空気調和機。
  2. 前記洗浄用除湿運転を行うか否かを判定する除湿可否判定手段を設け、
    前記制御部は、前記除湿可否判定手段で前記洗浄用除湿運転を行う必要がないと判定した場合、前記洗浄用冷房運転の終了後、前記洗浄用除湿運転を行わず、前記洗浄用乾燥運転を行うようにしたことを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
  3. 室内の湿度を検出する湿度センサを設け、
    前記除湿可否判定手段は、前記洗浄用冷房運転終了時に、前記湿度センサで検出した湿度が所定湿度以下である場合、前記洗浄用除湿運転を行う必要がないと判定するようにしたことを特徴とする請求項2記載の空気調和機。
  4. 前記室内熱交換器には熱交温度センサを設け、
    前記除湿可否判定手段は、前記洗浄用冷房運転終了時に、前記温度センサで検出した室内温度と前記熱交温度センサで検出した熱交温度とから推定した湿度が、所定湿度以下領域内である場合、前記洗浄用除湿運転を行う必要がないと判定するようにしたことを特徴とする請求項2記載の空気調和機。
  5. 前記第一室内熱交換器と前記第二室内熱交換器を内部に有する室内機と、前記室内機に室内に人がいるか否かを検出する人感センサを設け、
    前記除湿可否判定手段は、前記洗浄用冷房運転終了時に、前記人感センサで室内に人がいないと検出した場合、前記洗浄用除湿運転を行う必要がないと判定するようにしたことを特徴とする請求項2記載の空気調和機。
JP2022199169A 2022-12-14 2022-12-14 空気調和機 Pending JP2024084949A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022199169A JP2024084949A (ja) 2022-12-14 2022-12-14 空気調和機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022199169A JP2024084949A (ja) 2022-12-14 2022-12-14 空気調和機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2024084949A true JP2024084949A (ja) 2024-06-26

Family

ID=91616268

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022199169A Pending JP2024084949A (ja) 2022-12-14 2022-12-14 空気調和機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2024084949A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2019024722A1 (zh) 空调器及其室内机自清洁控制方法
JP5709993B2 (ja) 冷凍空気調和装置
TWI689688B (zh) 空調機、空調機的控制方法以及程式
JP4468962B2 (ja) 空気調和機及びその制御方法
JP4666061B2 (ja) 空気調和装置
CN105814369B (zh) 空调装置
TWI645135B (zh) air conditioner
TW571060B (en) Air conditioner
JP6032330B2 (ja) 空調機
JP3410859B2 (ja) 空気調和機
KR19980076725A (ko) 냉난방겸용 공조기기 및 냉난방겸용 공조기기의 제어방법
WO2006114983A1 (ja) 冷凍サイクル装置
JP3785893B2 (ja) 空気調和装置
CN113324316A (zh) 空气调节系统
JP2017089950A (ja) 空気調和システム
JP2024084949A (ja) 空気調和機
JP2006226568A (ja) 空気調和機
JP6551437B2 (ja) 空調機
JP7179952B2 (ja) 空気調和機
JP7454489B2 (ja) 空気調和機
JP3504188B2 (ja) 冷蔵庫
JP4178906B2 (ja) 空気調和機および空気調和機の制御方法
JP2022062486A (ja) 空気調和機
JP2022128154A (ja) 空気調和機
WO2022049873A1 (ja) 空気調和装置