JP2024076808A - 皮膜および皮膜形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】亜鉛または亜鉛合金皮膜を有する皮膜の密着性を向上させることが可能な皮膜形成方法を提供する。【解決手段】皮膜形成方法は、下地材10上に形成された亜鉛または亜鉛合金皮膜である第1皮膜12の表面に、亜鉛または亜鉛合金を含む複数の粉体を衝突させることで、亜鉛または亜鉛合金皮膜であり表面が凹凸状である第2皮膜14を形成する工程と、前記第2皮膜14の表面に、亜鉛または亜鉛合金を含む第3皮膜16を形成する工程と、を含む。【選択図】図1

Description

本発明は、皮膜および皮膜形成方法に関し、例えば亜鉛または亜鉛合金皮膜を有する皮膜および皮膜形成方法に関する。
亜鉛または亜鉛合金皮膜の耐食性向上のため、亜鉛または亜鉛合金皮膜上に、亜鉛、アルミニウムおよびシリカ化合物を含む皮膜を焼付塗装し、その上に多孔質シリカ皮膜を形成することが知られている(例えば特許文献1)
特開2016-84510号公報
特許文献1の方法によれば、耐食性を高めることができる。しかしながら、過酷な条件下では皮膜に剥がれが生じることがある。これにより、耐食性が低下することがある。このように、亜鉛または亜鉛合金皮膜を複数積層するときに、皮膜が剥がれることがある。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、亜鉛または亜鉛合金皮膜を有する皮膜の密着性を向上させることを目的とする。
本発明は、下地材上に形成された亜鉛または亜鉛合金皮膜である第1皮膜の表面に、亜鉛または亜鉛合金を含む複数の粉体を衝突させることで、亜鉛または亜鉛合金皮膜であり表面が凹凸状である第2皮膜を形成する工程と、前記第2皮膜の表面に、亜鉛または亜鉛合金を含む第3皮膜を形成する工程と、を含む皮膜形成方法である。
上記構成において、前記複数の粉体は、前記亜鉛または亜鉛合金より硬い剛体紛を含む構成とすることができる。
上記構成において、前記複数の粉体は、亜鉛および鉄を含有する合金、または、亜鉛、マグネシウムおよびアルミニウムを含有する合金を含む構成とすることができる。
上記構成において、前記第3皮膜を形成する工程は、前記第2皮膜の表面に亜鉛粉体および有機ケイ素化合物を含む溶液を塗布し、加熱処理することにより前記第3皮膜を形成する工程を含む構成とすることができる。
上記構成において、前記第3皮膜を形成する工程は、前記第2皮膜の表面に亜鉛粉体、アルミニウム粉体、並びにアルコキシシランおよびその加水分解物の少なくとも一方を含む溶液を塗布し、加熱処理することにより前記第3皮膜を形成する工程を含む構成とすることができる。
上記構成において、前記第1皮膜は、亜鉛ニッケル合金皮膜である構成とすることができる。
上記構成において、下地材上に、電気めっき法を用い前記第1皮膜を形成する工程を含む構成とすることができる。
上記構成において、前記第2皮膜を形成する工程の前に、前記第1皮膜の表面に三価クロムを含む溶液を用いクロメート処理を行う工程を含む構成とすることができる。
上記構成において、前記第3皮膜の表面にシリカ皮膜を形成する工程を含む構成とすることができる。
本発明は、下地材上に、電気めっき法を用い亜鉛ニッケル合金皮膜である第1皮膜を形成する工程と、前記第1皮膜の表面に、亜鉛または亜鉛合金と前記亜鉛または亜鉛合金より硬い剛体紛とを含む複数の粉体を衝突させることで、亜鉛合金皮膜であり表面が凹凸状である第2皮膜を形成する工程と、前記第2皮膜の表面に、亜鉛粉体、アルミニウム粉体、並びにアルコキシシランおよびその加水分解物の少なくとも一方を含む溶液を塗布し、加熱処理することで混合皮膜を形成する工程と、を含む皮膜形成方法である。
本発明は、下地材と、前記下地材上に形成された亜鉛または亜鉛合金皮膜である第1皮膜と、前記第1皮膜の表面に設けられ、亜鉛または亜鉛合金を含む複数の粉体が潰れ互いに接合した構造を有する亜鉛または亜鉛合金皮膜であり表面が凹凸状である第2皮膜と、前記第2皮膜の表面に設けられ、亜鉛または亜鉛合金を含む第3皮膜と、を備える皮膜である。
上記構成において、前記第1皮膜は亜鉛ニッケル合金皮膜であり、前記複数の粉体は、亜鉛および鉄を含有する合金、または、亜鉛、マグネシウムおよびアルミニウムを含有する合金を含み、前記第3皮膜は、亜鉛およびアルミニウムを含む構成とすることができる。
本発明によれば、亜鉛または亜鉛合金皮膜を有する皮膜の密着性を向上させることができる。
図1(a)から図1(e)は、実施形態1に係る皮膜形成方法を示す断面図である。 図2(a)から図2(c)は、実施形態1における第2皮膜の形成方法を示す断面図である。 図3は、比較例2における振動試験後の処理2のボルトの表面の写真である。
[実施形態1]
図1(a)から図1(e)は、実施形態1に係る皮膜形成方法を示す断面図である。
[工程1:下地材の準備]
図1(a)に示すように、下地材10を準備する。下地材10は、例えば鉄(Fe)または鉄合金であり、例えばボルト、ナット等である。鉄合金は、鉄を50質量%以上含む。下地材10は鉄または鉄合金以外の部材でもよく、例えば銅、アルミニウムまたはこれらの合金等の金属材料または硬めの樹脂でもよい。
[工程2:第1皮膜12の形成]
図1(b)に示すように、下地材10上に、第1皮膜12を形成する。第1皮膜12は、亜鉛または亜鉛合金皮膜である。第1皮膜12は、例えば亜鉛皮膜、亜鉛ニッケル合金皮膜、亜鉛鉄合金皮膜、亜鉛錫合金皮膜である。亜鉛皮膜は亜鉛以外の元素を意図的に含まない。亜鉛合金皮膜における亜鉛の含有量は例えば70~99質量%であり、亜鉛以外の意図的に含有する金属元素の含有量は例えば1~30質量%である。意図的に含有しない不回避金属元素の含有率は1質量%以下である。亜鉛系皮膜が亜鉛ニッケル合金皮膜のとき、亜鉛ニッケル合金皮膜における亜鉛の含有率は70質量%以上かつ99質量%以下でありニッケルの含有率は1質量%以上かつ30質量%以下であることが好ましく、亜鉛の含有率は85質量%以上かつ90質量%以下でありニッケルの含有率は10質量%以上かつ15質量%以下であることがより好ましい。亜鉛ニッケル合金皮膜は亜鉛およびニッケル以外の金属元素を意図的に含んでもよいし、意図的に含まなくてもよい。亜鉛ニッケル合金皮膜に含まれる亜鉛およびニッケル以外の金属元素の含有率(質量%)はニッケルの含有率(質量%)より小さい。亜鉛ニッケル合金皮膜に含まれる亜鉛およびニッケル以外の金属元素の含有率(質量%)はニッケルの含有率(質量%)の1/10以下がより好ましく、例えば5質量%以下であり、1質量% 以下である。第1皮膜12の形成方法は電気めっき法を用い形成してもよいし、溶融めっき法を用い形成してもよい。膜厚の制御性および表面を滑らかに形成するため電気めっき法を用いることが好ましい。めっき液には光沢剤を含んでもよい。第1皮膜12の膜厚は例えば1μm~20μmであり、一例として6μmである。
亜鉛ニッケル合金を形成した後クロメート処理を行ってもよい。これにより、第1皮膜12上にクロメート皮膜が形成される。クロメート処理としては、例えば三価または六価を含む処理液を用い、第1皮膜12の表面を処理する。処理液は例えばクロム酸を含む。環境負荷の大きい六価クロムを用いない観点から処理液は三価クロムを含み六価クロムをほとんど含まないことが好ましい。第1皮膜12が形成された下地材10を処理液に浸漬することで、第1皮膜12の表面にクロムを含む不動態皮膜(すなわちクロメート皮膜)が形成される。クロメート皮膜の膜厚は例えば0.05μm~1μmであり、一例として0.2μmである。
[工程3:第2皮膜14の形成]
次に、図1(c)に示すように、第1皮膜12の表面に第2皮膜14を形成する。図2(a)から図2(c)は、実施形態1における第2皮膜の形成方法を示す断面図である。図2(a)に示すように、下地材10上に第1皮膜12が形成されている。
図2(b)に示すように、メカニカル乾式メッキ法を用い第1皮膜12上に第2皮膜14を形成する。メカニカル乾式メッキ法としては、常温において第1皮膜12の表面に複数の粉体20を衝突させる。粉体20は、例えば亜鉛紛または亜鉛合金紛を含む。亜鉛粉は亜鉛(Zn)以外の元素を意図的に含まない。亜鉛合金粉は、例えば亜鉛を50質量%以上含み、鉄(Fe)、ニッケル(Ni)、アルミニウム(Al)およびマグネシウム(Mg)の少なくとも1つの元素を含む。粉体20の一例は、亜鉛を50質量%以上含み、鉄を含む亜鉛合金である。粉体20の別の一例は、亜鉛を50質量%以上含み、アルミニウムおよびマグネシウムを含む亜鉛合金である。亜鉛合金は亜鉛を70質量%以上含むことが好ましい。粉体20は例えば球形であり、粉体20の粒径は例えば10μm以上かつ150μm以下であり、例えば100μm以下である。例えば、粉体20をバレル内に投入しバレルを回転させたときの遠心力、または空気圧等の熱以外のエネルギーを主に用い、粉体20を第1皮膜12の表面に高速に投射する。
図2(c)に示すように、粉体20が第1皮膜12の表面に衝突すると、粉体20の運動エネルギーにより、粉体20が潰れる。潰れた粉体13は第1皮膜12の表面に凝着する。複数の潰れた粉体13は互いに接合し、積層する。これにより、潰れた粉体13が接合した第2皮膜14となる。第2皮膜14には、潰れた粉体13の接合した界面が存在する。また、第2皮膜14の上面は粉体20が衝突するため、凹凸が大きくなる。粉体20が亜鉛粉のとき、第2皮膜14は亜鉛皮膜となり、粉体20が亜鉛合金粉のとき、第2皮膜14は亜鉛合金皮膜となる。第2皮膜14の厚さは例えば0.1μm以上かつ3μm以下であり、例えば0.2μm以上かつ0.5μm以下である。
図2(b)において、粉体20は、亜鉛または亜鉛合金より硬い核と、核の周囲に亜鉛層または亜鉛合金層と、を有してもよい。核は、例えば金属または絶縁体であり、例えば鉄または鉄合金のである。亜鉛層または亜鉛合金層の好ましい組成は上記した亜鉛紛または亜鉛合金紛の好ましい組成と同じである。図2(b)において、粉体20を第1皮膜12の表面に衝突させるときに、複数の粉体20と複数のショット球とを第1皮膜12の表面に衝突させてもよい。ショット球は粉体20より硬い金属または絶縁体であり、例えば鉄または鉄合金のである。ショット球は例えば球形であり、ショット球の平均粒径は例えば10μm以上かつ150μm以下であり、例えば100μm以下である。
図2(a)から図2(c)のように形成した第2皮膜14は、粉体20が第1皮膜12に衝突するため第2皮膜14と第1皮膜12との密着性がよい。特に、粉体20が硬い核を有する場合、またはショット球と粉体20とを第1皮膜12に衝突させる場合、核またはショット球が潰れた粉体13の表面に衝突するため、潰れた粉体13は第1皮膜12の表面により強固に凝着する。複数の潰れた粉体13は互いに強固に接合する。さらに、第2皮膜14の表面は凹凸はより大きくなる。粉体20は、チタン粉体等の亜鉛および亜鉛合金以外の金属粉体、酸化アルミニウム等のセラミック粉体を含んでもよい。
[工程4:第3皮膜16の形成]
次に、図1(d)に示すように、第2皮膜14の表面に亜鉛または亜鉛合金を含む第3皮膜16を形成する。亜鉛化合物は、亜鉛に例えばアルミニウム、ニッケル、錫、鉄およびマグネシウムの少なくも1つを含む。第3皮膜16は、亜鉛または亜鉛合金に加えケイ素化合物を含んでもよい。
第3皮膜16の形成方法の一列としては、第2皮膜14上に第3皮膜用溶剤を塗布し、加熱処理(焼付け処理)することで形成する。第3皮膜用溶剤は、亜鉛粉体、有機ケイ素化合物および溶媒を含む。第3皮膜用溶液は、亜鉛粉体に加え、アルミニウム粉体、ニッケル粉体、錫粉体、鉄粉体およびマグネシウム粉体の少なくも1種類の金属粉体を含んでいてもよい。特に、第3皮膜用溶液は、亜鉛粉体とアルミニウム粉体を含むことが好ましい。亜鉛粉体および金属粉体の形状は、例えば球状でもよいし鱗片状でもよい。粉体の短径は例えば0.05μm~5μmであり、長径は例えば0.5μm~100μmである。亜鉛粉体は、例えば亜鉛を90質量%以上または99質量%以上含む。亜鉛以外の金属粉体(例えばアルミニウム粉体)は、例えば亜鉛以外の金属元素(例えばアルミニウム)を90質量%以上または99質量%以上含む。亜鉛粉体と亜鉛以外の金属粉体(例えばアルミニウム粉体)との合計の粉体質量に対する亜鉛粉体の質量の比は50質量%以上が好ましく、70質量%以上がより好ましい。亜鉛粉体と亜鉛以外の金属粉体(例えばアルミニウム粉体)との合計の粉体質量に対する亜鉛以外の金属粉体(例えばアルミニウム)の質量の比は1質量%以上が好ましく、5質量%以上がより好ましい。
有機ケイ素化合物は例えばアルコキシシランおよびその加水分解物の少なくとも一方を含む。アルコキシシランは、特に炭素数が3個以下のテトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、テトラプロポキシシラン等のテトラアルコキシシランが好ましい。第3皮膜用溶液の溶媒は、例えばアルコール類、エステル類、グリコール類またはエーテル類である。溶媒は、特にメタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、ヘキサノール、メトキシブタノール、メトキシメチルブタノール等のアルコール類が好ましい。第3皮膜用溶液内の亜鉛粉体および金属粉体の合計の含有量は例えば20~60質量%である。溶液内の有機シリコン化合物の含有量は例えば5~40質量%である。第3皮膜用溶液内の有機溶剤の含有量は例えば10~60質量%である。
第3皮膜用溶液の第2皮膜14の表面への塗布は、例えば浸漬法、スプレー法またはスピンコート法を用いる。第3皮膜用溶液を塗布した後の加熱処理の温度は例えば100℃~400℃である。加熱処理の温度は第3皮膜用溶液内の溶媒が蒸発する温度以上である。加熱処理の時間は例えば10分~120分である。これにより、第2皮膜14の表面に第3皮膜16が形成される。第3皮膜16の膜厚は、例えば1μm~20μmであり、一例として8μmである。第3皮膜16内の亜鉛粉体および亜鉛以外の金属粉体(例えばアルミニウム粉体)の合計の含有量は例えば70質量%以上かつ95質量%以下であり、シリコン化合物の含有量は例えば5質量%以上かつ30質量%以下である。亜鉛粉体と亜鉛以外の金属粉体(例えばアルミニウム粉体)との合計の粉体質量に対する亜鉛粉体の質量の比は50%以上が好ましく、70%以上がより好ましい。一例として第3皮膜16における亜鉛粉体の含有量は70質量%、アルミニウム粉体の含有量は15質量%、シリコン化合物の含有量は15質量%である。
[工程5:シリカ皮膜18の形成]
次に、図1(e)に示すように、第3皮膜16上に多孔質シリカ皮膜18を形成する。多孔質シリカ皮膜18の形成は、第3皮膜16上にシリカ皮膜用溶液を塗布し、加熱処理(焼付け処理)することで形成する。シリカ皮膜用溶液は、シリコン化合物および溶媒を含む。シリコン化合物は例えばオルガノシロキサンおよびシランカップリング剤の少なくとも一方である。シリコン化合物は、ケイ酸アルカリ金属を含んでもよい。シリカ皮膜用溶液はチタン化合物を含んでもよい。チタン化合物は例えば有機チタネート化合物である。シリカ皮膜用溶液の溶媒は、例えば水、アルコール類、エステル類、グリコール類またはエーテル類である。シリカ皮膜用溶液内のシリコン化合物の含有量は例えば40質量%以上かつ90質量%以下であり、溶媒の含有量は例えば10質量%以上かつ60質量%以下である。シリカ皮膜用溶液を第3皮膜16の表面へ塗布することで、第3皮膜16の表面に例えばポリオルガノシロキサン薄膜が形成される。
シリカ皮膜用溶液の第3皮膜16の表面への塗布は、例えば浸漬法、スプレー法またはスピンコート法を用いる。シリカ皮膜用溶液を塗布した後の加熱処理の温度は例えば100℃~400℃である。加熱処理の温度はシリカ皮膜用溶液内の溶媒が蒸発する温度以上である。加熱処理の時間は例えば10分~120分である。これにより、第3皮膜16の表面に多孔質シリカ皮膜18が形成される。シリカ皮膜18の膜厚は、例えば0.1μm~10μmであり、一例として1μmである。多孔質シリカ皮膜18がシリコン化合物とチタン化合物を含む場合、シリコン化合物の含有量は例えば50質量%以上かつ95質量%以下であり、チタン化合物の含有量は例えば5質量%以上かつ50質量%以下であり、一例としてシリコン化合物およびチタン化合物の含有量はそれぞれ75質量%および25質量%である。
特許文献1では、過酷な条件下では亜鉛または亜鉛合金皮膜と混合皮膜とが剥がれが生じることがある。実施形態1では、図2(a)から図2(c)のように、下地材10上に形成された亜鉛または亜鉛合金皮膜である第1皮膜12の表面に、亜鉛または亜鉛合金を含む複数の粉体20を衝突させることで、亜鉛または亜鉛合金皮膜であり表面が凹凸状である第2皮膜14を形成する。図1(d)のように、第2皮膜14の表面に、亜鉛または亜鉛合金を含む第3皮膜16を形成する。複数の粉体20が第1皮膜12の表面に衝突することで、第1皮膜12と第2皮膜14とは強固に接合する。また、第2皮膜14の表面は凹凸面となるため、第2皮膜14と第3皮膜16とが強固に接合する。これにより、第1皮膜12と第3皮膜16とのの密着性を向上させることができる。このように形成した第2皮膜14は、図2(c)のように、亜鉛または亜鉛合金を含む複数の粉体13が潰れ互いに接合した構造を有する。
図2(b)において、第2皮膜14を形成するときに、複数の粉体20は、亜鉛または亜鉛合金より硬い剛体紛(核またはショット球)を含む。剛体紛が第1皮膜12の表面に付着した亜鉛または亜鉛合金に衝突する。これにより、第1皮膜12と第2皮膜14とがより強固に接合し、第2皮膜14の表面はより凹凸面となり第2皮膜14と第3皮膜16とがより強固に接合する。これにより、第1皮膜12と第3皮膜16とのの密着性をより向上させることができる。
粉体20は、亜鉛および鉄を含有する合金、または、亜鉛、マグネシウムおよびアルミニウムを含有する合金を含む。これにより、第1皮膜12と第3皮膜16とのの密着性をより向上させることができる。
図1(d)における第3皮膜16の形成では、第2皮膜14の表面に亜鉛粉体および有機ケイ素化合物を含む溶液を塗布し、加熱処理することで第3皮膜16を形成する。特許文献1のように第1皮膜12上に第3皮膜16を形成することにより耐食性を向上できる。しかし、第1皮膜12上に第3皮膜16を形成すると第1皮膜12と第3皮膜16との密着性が低下する。そこで、第2皮膜14を形成することが好ましい。
また、図1(d)における第3皮膜16の形成では、第2皮膜14の表面に亜鉛粉体、アルミニウム粉体、並びにアルコキシシランおよびその加水分解物の少なくとも一方を含む溶液を塗布し、加熱処理することで第3皮膜16を形成する。これにより第1皮膜12上に第3皮膜16を形成することにより耐食性を向上できる。しかし、第1皮膜12上に第3皮膜16を形成すると第1皮膜12と第3皮膜16との密着性が低下する。そこで、第2皮膜14を形成することが好ましい。このように形成した第3皮膜16は、亜鉛およびアルミニウムを含む。
図1(a)のように、第1皮膜12は、亜鉛ニッケル合金皮膜である。また、下地材10上に、電気めっき法を用い第1皮膜12を形成する。この場合、第2皮膜14を設けないと第1皮膜12と第3皮膜16との密着性が低下することがある。よって、第2皮膜14を形成することが好ましい。
第2皮膜14を形成する前に、第1皮膜12に三価クロムを含む溶液を用いクロメート処理を行う。これにより、第1皮膜12と第2皮膜14との密着性がより向上する。
また、図1(e)のように、第3皮膜16上にシリカ皮膜18(多孔質シリカ皮膜)を形成してもよい。これにより、耐食性がより向上する。
実施例および比較例として、以下の実験を行った。実験の工程は以下である。
工程1:下地材10としてSPCC-SD鋼材のM24六角ボルト、M24ナットおよびM24ワッシャーを準備した。
工程2:下地材10に電気めっきを施し第1皮膜12として亜鉛ニッケル合金皮膜を形成した。亜鉛とニッケルとの質量比を20:3とし、水酸化ナトリウム水溶液に溶解させためっき液を用いた。第1皮膜12を形成後、第1皮膜12の表面を水洗した。第1皮膜12の膜厚は約6μmであり、第1皮膜12内の亜鉛の含有率は87~92質量%、ニッケルの含有量は8~13質量%である。その後、三価クロムを含む溶液を用いクロメート処理を行った。クロメート処理によりクロメート皮膜の膜厚は約0.2μmである。
工程3:第1皮膜12の表面に第2皮膜14を形成した。粉体20を直径が約100μmの球形の亜鉛合金粉とした。亜鉛合金粉は、直径が約100μmであり、亜鉛、アルミニウムおよびマグネシウムからなる合金であり50質量%以上の亜鉛を含む。ショット球として直径が約100μmの球形のステンレス球を用いた。第2皮膜14の厚さは0.2μm~0.3μm程度である。
工程4:第2皮膜14の表面に第3皮膜16を形成した。第3皮膜用溶液として、ユケン工業株式会社製 メタス YC-B17Jとメタス YC-B3とを体積比25:3の比率で混合し、第1皮膜12の表面に塗布した。その後、250℃~290℃において30分以上の加熱処理を行った。以上の塗布および加熱処理を2回繰り返した。YC-B17Jには、亜鉛粉体、亜鉛以外の金属粉体としてアルミニウム粉体、有機ケイ素化合物としてテトラエトキシシランが含まれている。第3皮膜16の膜厚は約8μmであり、第3皮膜16内の亜鉛、アルミニウムおよびシリコン化合物の含有率はそれぞれ70質量%、15質量%および15質量%である。
工程5:第3皮膜16の表面に多孔質シリカ皮膜18を形成した。シリカ皮膜用溶液として、ユケン工業株式会社製 メタスYC-T、ルブラスC14またはルブラスC24を用い、第3皮膜16の表面に塗布した。その後、110℃~160℃において10分以上の加熱処理を行った。多孔質シリカ皮膜18の膜厚は約1μmであり、シリコン化合物およびチタン化合物の含有量はそれぞれ75質量%および25質量%である。
[比較例]
比較例1として、工程3を実施しないサンプルを作成した。比較例2として、工程3の代わりにアルカリ粗し処理を行いサンプルを作成した。アルカリ粗し処理は、第1皮膜12の表面を強アルカリ溶液に曝す処理であり、第1皮膜12の表面を粗面とすることができる。強アルカリ溶液はNaOHの濃度が100g/Lの水溶液を用いた。処理温度は20℃~30℃であり、処理時間は5分~10分である。
[クロスカット法試験]
密着性の評価として、JIS-K5600-5-6(ISO2409)により規定されているクロスカット法を用い皮膜の付着性を評価した。皮膜に1mm間隔で格子状の6本×6本の切り込みを入れ、切込みを入れた皮膜上に粘着テープを貼り付けはがす。切込みを入れた領域の皮膜の剥がれの程度により皮膜の密着性を評価した。剥がれの程度はJIS-K5600-5-6の分類とした。分類0では、剥がれがほとんどなく、分類が大きくなると剥がれが大きいことを示している。
表1は、比較例1、2および実施例1におけるクロスカット法試験による密着性評価の結果を示す表である。
Figure 2024076808000002
表1に示すように、比較例1では、クロスカット法の分類4であり密着性が低い。比較例2および実施例1では、クロスカット法の分類0であり、密着性が高い。比較例1では、耐食性が高いものの第1皮膜12と第3皮膜16の密着性が低く、第3皮膜16が第1皮膜12から剥がれやすい。比較例2のように、アルカリ粗し処理を行い第1皮膜12の表面の凹凸を大きくした後、第1皮膜12上に第3皮膜16を形成すると、第1皮膜12と第3皮膜16との間の密着性が向上する。実施例1のように、第1皮膜12上に第2皮膜14を形成し、第2皮膜14上に第3皮膜16を形成すると、第1皮膜12と第3皮膜16との密着性が向上する。クロスカット法を用いた密着性評価では、比較例2および実施例1はいずれも良好である。
[振動試験]
比較例2および実施例1のボルト、ワッシャーおよびナットを箱詰めし、運搬による振動を与えた後の外観試験を行った。シリカ皮膜18を形成するときの処理の異なる3種類のサンプルを用いた。各処理毎に、ボルトの個数は9個、ワッシャーの個数は18個、ナットの個数は9個である。
図3は、比較例2における振動試験後の処理2のボルトの表面の写真である。図3に示すように、破線丸30において振動試験により皮膜が剥がれている。このように、ボルト、ワッシャーおよびナットを箱詰めした箱に運搬の振動を加えると、各サンプルは衝突または擦れ皮膜が剥がれることがある。各サンプルについて振動試験後の皮膜の剥がれの有無を評価した。
表2は、比較例2、実施例1における振動試験による密着性評価の結果を示す表である。A、BおよびCは、工程5においてシリカ皮膜18を形成するときに、異なるシリカ皮膜用溶液を用いている。
Figure 2024076808000003
表2に示すように、比較例2では、剥がれの発生が多く観察された。実施例1では剥がれはほとんど観察されない。比較例2のように、第1皮膜12の表面の凹凸を大きくすることで、第1皮膜12と第3皮膜16との密着性が向上する。しかし、振動試験のように、大きな衝撃がサンプルに加わる場合に比較例2の密着性では不十分な場合もある。実施例1では、第2皮膜14を設けることで、第1皮膜12と第3皮膜16との密着性を向上でき、かつ大きな衝撃がサンプルに加わっても第3皮膜16が第1皮膜12から剥がれることを抑制できる。
図2(a)から図2(c)のように、実施例1では、粉体20を第1皮膜12の表面に衝突させることにより、潰れた粉体13と第1皮膜12との密着性を向上させている。よって、実施例の結果は、第1皮膜12が亜鉛または亜鉛合金の場合に一般化できると考えられる。第2皮膜14の表面の凹凸が大きくなるため、第2皮膜14と第3皮膜16との密着が向上する。よって、実施例の結果は、第3皮膜16が亜鉛または亜鉛合金の場合に一般化できると考えられる。シリカ皮膜18は、耐食性の向上に寄与するものの、第1皮膜12と第3皮膜16との密着性にはあまり寄与しないと考えられる。よって、実施例1の結果はシリカ皮膜18を用いない場合にも一般化できる。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明はかかる特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 下地材
12 第1皮膜
14 第2皮膜
16 第3皮膜
18 シリカ皮膜

Claims (12)

  1. 下地材上に形成された亜鉛または亜鉛合金皮膜である第1皮膜の表面に、亜鉛または亜鉛合金を含む複数の粉体を衝突させることで、亜鉛または亜鉛合金皮膜であり表面が凹凸状である第2皮膜を形成する工程と、
    前記第2皮膜の表面に、亜鉛または亜鉛合金を含む第3皮膜を形成する工程と、
    を含む皮膜形成方法。
  2. 前記複数の粉体は、前記亜鉛または亜鉛合金より硬い剛体紛を含む請求項1に記載の皮膜形成方法。
  3. 前記複数の粉体は、亜鉛および鉄を含有する合金、または、亜鉛、マグネシウムおよびアルミニウムを含有する合金を含む請求項1または2に記載の皮膜形成方法。
  4. 前記第3皮膜を形成する工程は、前記第2皮膜の表面に亜鉛粉体および有機ケイ素化合物を含む溶液を塗布し、加熱処理することにより前記第3皮膜を形成する工程を含む請求項1または2に記載の皮膜形成方法。
  5. 前記第3皮膜を形成する工程は、前記第2皮膜の表面に亜鉛粉体、アルミニウム粉体、並びにアルコキシシランおよびその加水分解物の少なくとも一方を含む溶液を塗布し、加熱処理することにより前記第3皮膜を形成する工程を含む請求項1または2に記載の皮膜形成方法。
  6. 前記第1皮膜は、亜鉛ニッケル合金皮膜である請求項1または2に記載の皮膜形成方法。
  7. 下地材上に、電気めっき法を用い前記第1皮膜を形成する工程を含む請求項1または2に記載の皮膜形成方法。
  8. 前記第2皮膜を形成する工程の前に、前記第1皮膜の表面に三価クロムを含む溶液を用いクロメート処理を行う工程を含む請求項1または2に記載の皮膜形成方法。
  9. 前記第3皮膜の表面にシリカ皮膜を形成する工程を含む請求項1または2に記載の皮膜形成方法。
  10. 下地材上に、電気めっき法を用い亜鉛ニッケル合金皮膜である第1皮膜を形成する工程と、
    前記第1皮膜の表面に、亜鉛または亜鉛合金と前記亜鉛または亜鉛合金より硬い剛体紛とを含む複数の粉体を衝突させることで、亜鉛合金皮膜であり表面が凹凸状である第2皮膜を形成する工程と、
    前記第2皮膜の表面に、亜鉛粉体、アルミニウム粉体、並びにアルコキシシランおよびその加水分解物の少なくとも一方を含む溶液を塗布し、加熱処理することで混合皮膜を形成する工程と、
    を含む皮膜形成方法。
  11. 下地材と、
    前記下地材上に形成された亜鉛または亜鉛合金皮膜である第1皮膜と、
    前記第1皮膜の表面に設けられ、亜鉛または亜鉛合金を含む複数の粉体が潰れ互いに接合した構造を有する亜鉛または亜鉛合金皮膜であり表面が凹凸状である第2皮膜と、
    前記第2皮膜の表面に設けられ、亜鉛または亜鉛合金を含む第3皮膜と、
    を備える皮膜。
  12. 前記第1皮膜は亜鉛ニッケル合金皮膜であり、
    前記複数の粉体は、亜鉛および鉄を含有する合金、または、亜鉛、マグネシウムおよびアルミニウムを含有する合金を含み、
    前記第3皮膜は、亜鉛およびアルミニウムを含む請求項11に記載の皮膜。
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