JP2024075912A - 硬貨処理装置 - Google Patents

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信晴 西濃
Nobuharu Nishino
聡 合田
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Abstract

【課題】収納部に投入された硬貨が収納部に入らず飛散することを防止することが可能な硬貨処理装置を提供する。【解決手段】硬貨を収納する収納部と、前記収納部に前記硬貨を投入する投入口と、前記投入口を開閉するシャッターと、前記シャッターに接続され、前記シャッターが前記投入口を開く開状態および前記シャッターが前記投入口を閉じる閉状態を切り替える切り替え部と、前記切り替え部に接続され、前記シャッターを閉状態から開状態に推移させる途中の第1の状態点において、前記シャッターを開状態に推移させる方向に前記切り替え部を付勢し、前記シャッターが前記第1の状態点における開き具合よりも閉じた状態である第2の状態点において、前記シャッターを閉じる方向に前記切り替え部を付勢する付勢部材と、を備える、硬貨処理装置。【選択図】図5

Description

本発明は、硬貨処理装置に関する。
近年、店舗に設置されたレジスター等の、硬貨を管理する硬貨処理装置が利用されている。例えば、特許文献1には、受け入れた硬貨を計数し、着脱可能なカセットに当該硬貨を収納する硬貨計数装置が開示されている。当該カセットには、計数された硬貨が投入される投入口と、当該投入口を開閉するシャッターが設けられる。
特開2010―033384号公報
特許文献1に開示されるような技術では、硬貨を収納するカセットのシャッターが開ききっていない状態のまま保持されることが可能となっている。この点、シャッターが半開きの状態でカセットへの硬貨の投入動作が行われると、硬貨がカセットに入らずに飛び散るという課題があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、収納部に投入された硬貨が収納部に入らず飛散することを防止することが可能な硬貨処理装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、硬貨を収納する収納部と、前記収納部に前記硬貨を投入する投入口と、前記投入口を開閉するシャッターと、前記シャッターに接続され、前記シャッターが前記投入口を開く開状態および前記シャッターが前記投入口を閉じる閉状態を切り替える切り替え部と、前記切り替え部に接続され、前記シャッターを閉状態から開状態に推移させる途中の第1の状態点において、前記シャッターを開状態に推移させる方向に前記切り替え部を付勢し、前記シャッターが前記第1の状態点における開き具合よりも閉じた状態である第2の状態点において、前記シャッターを閉じる方向に前記切り替え部を付勢する付勢部材と、を備える、硬貨処理装置が提供される。
前記切り替え部は、前記投入口及び前記シャッターが設けられた面に対して垂直方向の回転軸をもった回転機構であってもよく、前記付勢部材は、前記付勢部材の力の支点と作用点を結ぶ線が、前記第1の状態点と前記第2の状態点の間において、前記回転軸と一直線に並ぶように設けられてもよい。
前記収納部は、前記硬貨を収納する空間を形成する底板部、壁部、および天板部を有し、前記投入口は、前記天板部の少なくとも一部に形成された開口部分であってもよく、前記シャッターは、前記開状態と前記閉状態との間を摺動可能に前記天板部に取り付けられ、前記切り替え部の回転に連動して、前記開状態に推移する開方向または前記閉状態に推移する閉方向に摺動してもよい。
前記付勢部材は、前記付勢部材の両端の間で力を発揮するばね部材であり、前記付勢部材の一端は、前記切り替え部に係止され、前記付勢部材の他端は、前記天板部に係止され、前記切り替え部は、前記付勢部材の前記他端を支点として前記付勢部材の前記一端を作用点とする力を受けて、前記シャッターを前記開方向または前記閉方向に摺動させるように回転してもよい。
前記付勢部材の力の向きは、前記切り替え部の回転に連動した前記付勢部材の前記一端の位置に応じて変化し、前記第1の状態点では、前記付勢部材の力の向きは前記切り替え部を前記シャッターの開方向へ回転させる向きであってもよい。
前記付勢部材の力の支点及び作用点と、前記切り替え部の前記回転軸とが一直線に並んだ際の前記シャッターの開き具合よりも前記シャッターが開いた場合に、前記シャッターを開状態であると検出する開検知部をさらに備えてもよい。
前記硬貨処理装置は、前記切り替え部と係合され、前記切り替え部の回転に連動して摺動可能となるように前記天板部に取り付けられた係止リンクと、前記係止リンクを係止することで前記係止リンクを固定可能な係止レバーと、をさらに備えてもよい。
前記硬貨処理装置は、前記収納部が着脱可能に装着される取付部をさらに備えていてもよく、前記係止レバーは、前記収納部が前記取付部に装着されていない状態において、前記係止リンクを係止して前記係止リンクを固定してもよい。
前記係止レバーは、前記切り替え部の前記回転軸と同軸方向の回転軸をもった回転機構であり、前記係止リンクに設けられた凹部と篏合する凸部を有し、前記係止リンクの摺動範囲のうち、前記シャッターが閉状態にあるときの前記係止リンクの位置において、前記凹部と前記凸部が篏合可能なように前記天板部に設けられてもよい。
前記係止レバーの前記回転軸は、前記係止レバーの両端の間に位置付けられ、前記凸部は、前記係止レバーの両端のうちの一端の側に設けられ、前記係止レバーの前記回転軸よりも他端の側には、突起であるセットポストが形成され、前記取付部には、前記収納部が前記取付部に装着されると、前記係止レバーの前記セットポストと係合して前記セットポストを溝形状に沿って案内するセット溝が形成されてもよい。
前記セット溝は、前記収納部が前記取付部に装着されると、前記係止レバーの前記凸部と前記係止リンクの前記凹部の篏合が外れる方向に前記係止レバーを回転させるように前記セットポストを案内し、前記収納部が前記取付部から脱着されると、前記凸部と前記凹部が篏合する方向に前記係止レバーを回転させるように前記セットポストを案内するように設けられてもよい。
前記係止レバーは、前記収納部が前記取付部に装着されており、かつ、前記シャッターが前記閉状態よりも開いた状態にあると、少なくとも前記係止レバーの凸部と前記係止リンクの凹部が篏合せず、また、前記凸部が前記係止リンクの前記凹部以外の部分に当接するように設けられてもよい。
前記硬貨処理装置は、前記係止レバーを、前記凸部と前記凹部が篏合する方向に回転するよう付勢するレバー付勢部をさらに備えてもよい。
前記係止リンクの前記凹部以外の部分と前記凸部が当接した状態では、前記係止レバーは、前記レバー付勢部によって前記凸部が前記リンクを押圧する方向に付勢されてもよい。
前記硬貨処理装置は、前記開検知部により前記シャッターが閉状態であると検知されている状態で前記硬貨の前記投入口への投入動作の開始操作が行われると、前記投入動作を中止する制御ユニットをさらに備えてもよい。
前記制御ユニットは、前記硬貨の前記投入動作を中止し、さらに、ユーザへの通知を出力する出力部にエラー通知を出力させてもよい。
前記硬貨処理装置は、前記切り替え部に接続され、前記シャッターを前記開方向または前記閉方向に摺動させるように前記切り替え部を回転させる開閉レバーをさらに備えてもよい。
以上説明したように本発明によれば、収納部に投入された硬貨が収納部に入らず、飛散することを防止することが可能である。
本実施形態に係る硬貨処理装置の内部構成の一例を示す概略図である。 図1に示す硬貨処理装置1を右側面側から見た図である。 回収カセット44の右側面図である。 回収カセット44の上面図である。 回収カセット44を上方向から俯瞰し、天面100uを非表示にした状態の図である。 シャッター103が摺動範囲の中間点付近まで開いた状態で回収カセット44を上方向から俯瞰した図である。 回収カセット44および取付部112の俯瞰図である。 天面100uが非表示の状態の、回収カセット44および取付部112の俯瞰図である。 取付部112の前側に回収カセット44が配置され、取付部112に装着される前の状態を示す俯瞰図である。 図9の状態から、回収カセット44の天面100uを非表示にした俯瞰図である。 図10の状態から回収カセット44を後側方向に移動させた状態を示す俯瞰図である。 回収カセット44を図11の状態からさらに後側に移動させ、回収カセット44を取付部112の所定の取り付け位置に装着した状態の俯瞰図である。 図12に示した状態から、開閉レバー104を左方向へわずかに動かした状態の俯瞰図である。 図13に示した状態から、開閉レバー104をさらに左方向に動かした状態を示す俯瞰図である。 図14の状態から、開閉レバー104をさらに左方向に動かした状態を示す俯瞰図である。 図15の状態から、開閉レバー104を左方向に最大まで動かした状態を示す。 開検知部113による開検知のタイミングを説明する為のシーケンス図である。 他の実施の形態1による硬貨処理装置401の内部構成の一例を示す概略図である。 図18に示す硬貨処理装置401を右側面側から見た図である。 出力部470に表示されるユーザへの通知の画面例を示す図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、本明細書では、硬貨処理装置1を構成する各部の説明において、図面の各々に示された座標系が示す上下左右方向を用いて、各部の位置関係および形状を説明する。
<1.本発明の一実施形態に係る硬貨処理装置の構成>
まず、図1および図2を参照して、本発明の一実施形態に係る硬貨処理装置の構成の一例について説明する。図1は、本実施形態に係る硬貨処理装置の内部構成の一例を示す概略図である。図2は、図1に示す硬貨処理装置1を右側面側から見た図である。
硬貨処理装置1は、店舗等に設置されたレジスター等で取り扱われる硬貨を管理する。硬貨処理装置1は、硬貨を一括して受け入れた後、各硬貨の硬貨認識を行って金種を判別する。その後、硬貨処理装置1は、判別結果に応じて金種ごとに硬貨を選別し、選別した硬貨を収納した後に出金する。
図1に示すように、硬貨処理装置1は、硬貨受領部10と、硬貨繰り出し部12と、硬貨認識部14と、選別搬送部20と、リジェクト硬貨収容部26と、一時保留部30と、返却箱34と、金種別ホッパ36と、搬送切替部38と、出金箱40と、回収カセット44と、制御ユニット90を有する。
硬貨受領部10は、投入される硬貨CNを受け入れる部分である。硬貨受領部10は、硬貨処理装置1の上方、かつ前面側に位置する。硬貨受領部10は、硬貨が投入される受入口11を有する。受入口11は、硬貨を一括して投入し易いように、広く開口している。硬貨受領部10に投入された硬貨は、硬貨繰り出し部12に落下する。
硬貨繰り出し部12は、硬貨受領部10の下方に位置し、硬貨受領部10から落下した硬貨を一枚ずつ繰り出す。硬貨繰り出し部12内には、例えば回転円盤(図示せず)が設けられている。硬貨繰り出し部12内の硬貨は、回転円盤が回転する際の遠心力により移動して、一枚ずつ硬貨認識部14へ繰り出される。
硬貨認識部14は、硬貨繰り出し部12から繰り出された硬貨の真偽、金種等の判別を行う。硬貨認識部14は、硬貨を認識するセンサを有し、センサで検出した硬貨の特徴に基づいて、硬貨の真偽、金種等を判別する。硬貨認識部14は、判別した硬貨を選別搬送部20に搬送する。
選別搬送部20は、硬貨認識部14による判別結果に基づいて、硬貨を選別して搬送する。図2に示すように、選別搬送部20は、リジェクト口21と、金種別排出口22a~22fとを有する。硬貨認識部14において真貨で無いと判別された硬貨は、リジェクト口21を通過する。真貨であると判別された硬貨は、金種別排出口22a~22fを通過する。
リジェクト硬貨収容部26は、リジェクト口21を通過した硬貨を収容する。リジェクト口21の下方には、リジェクト口21を通過した硬貨をリジェクト硬貨収容部26へ導くリジェクトシュートが配置(図2に示す矢印Rのルートで配置)されている。図2に示すように、リジェクト硬貨収容部26は、硬貨処理装置1の前面に開閉可能な扉28を有する。
一時保留部30は、金種別排出口22a~22fから排出された硬貨を、金種別に一時的に収容する。図2に示すように、金種別排出口22a~22fの下方には、金種別排出口22a~22fから排出された硬貨を一時保留部30へ導くシュート51a~51fが設けられている。例えば、シュート51aは、金種別排出口22aから排出された硬貨を下方に設けられた一時保留部30の保留部31aへ導く。
また、一時保留部30は、周囲の4面を囲むフレーム内を金種別に区切って直線状に並んだ金種別の収容部の一例である保留部31a~31fを含む。保留部31a~31fは、対応するシュート51a~51fから導かられた硬貨を収容する。また、一時保留部30は、底部を成すガイド32に対して、図1に示す矢印H及び矢印Sで示す方向に移動可能である。
返却箱34は、一時保留部30が矢印H方向に移動した際に、一時保留部30から落下する硬貨を収容する。返却箱34は、使用者によって硬貨処理装置1の正面から装置外へ引き出し可能になっている。
金種別ホッパ36は、一時保留部30が矢印S方向に移動した際に、一時保留部30から落下する硬貨を金種別に収納する。金種別ホッパ36は、金種別の保留部31a~31fに対応するように直線状に並べられた複数の金種別ホッパ36a~36fで構成されている。金種別ホッパ36a~36fは、硬貨を一枚ずつ繰り出す繰り出し部も有する。
搬送切替部38は、金種別ホッパ36a~36fの各々に対して設けられ、金種別ホッパ36a~36fから繰り出された硬貨の搬送先を切り替える。搬送切替部38は、第1位置と第2位置の間で回動する切替ブレードを有する。切替ブレードが第1位置に位置する際には、硬貨の搬送先は図1の矢印Tで示すルートになり、切替ブレードが第2位置に位置する際には、硬貨の搬送先は矢印Uで示すルートになる。
出金箱40は、出金される硬貨を収容する。出金箱40には、搬送切替部38により矢印Tのルートで搬送された硬貨が収容される。出金箱40は、装置本体に対して着脱可能に設けられている。出金箱40には、個々に硬貨を取り出すことができる金種別の出金小箱42a~42fが直線状に並べて収納されている。
回収カセット44は、回収される硬貨を収容する。回収カセット44には、搬送切替部38により矢印Uのルートで搬送された硬貨が収容される。回収カセット44は、装置本体に対して着脱可能に設けられている。硬貨処理装置1の保守員等のユーザは、回収カセット44を硬貨処理装置1から取り外し、硬貨CNが回収カセット44に収納されたままで搬送することが出来る。回収カセット44は、硬貨処理装置1の収納部の一例である。
制御ユニット90は、硬貨処理装置1の全体動作を制御する。制御ユニット90は、上述した各構成要素の動作を制御する制御部と、制御部が実行するプログラムおよび各種のデータを記憶する記憶部と、を有する。制御部は、図示しないプロセッサを中心に構成される。
<2.回収カセット44および取付部112の詳細構成>
<2-1.回収カセット44の外観>
図3~図8を参照しながら、本実施形態による回収カセット44の詳細構成について説明する。まず、図3は、回収カセット44の右側面図である。図4は、回収カセット44の上面図である。
(回収カセットフレーム100)
図3および図4に示したように、回収カセット44は、全体として直方体に類似した形状に構成された回収カセットフレーム100によって形成される。回収カセットフレーム100は、硬貨CNを収納する収納空間105を形成する底板部、壁部、および天板部100sを有する。回収カセット44は、硬貨処理装置1の収納部の一例である。
回収カセット44の天面100uには、金種別ホッパ36から出金され、搬送切替部38により矢印Uのルートで搬送された硬貨が投入される投入口102が設けられる。投入口102は、天面100uの少なくとも一部の領域に形成された開口部分であり、投入口102bは、天板部100sの少なくとも一部の領域に形成された開口部分である。天面100uに設けられる投入口102は、天面100uおよび天板部100sを上方向から正面視した時に、少なくとも天板部100sに設けられる投入口102bと重畳する領域に形成される。
天板部100sの上側には、投入口102を開閉するシャッター103と、シャッター103を手動で開閉するための開閉レバー104が設けられる。シャッター103および開閉レバー104は、天面100uの下側に設けられ、天面100uにより覆われている。シャッター103は、回収カセット44が硬貨処理装置1から取り出された際に、収納空間105に収納された硬貨CNが投入口102から飛び出すことを防止する機能を持つ。
(回収カセット扉101)
図3に示すように、回収カセットフレーム100には、収納空間105に収納された硬貨CNを取り出すための回収カセット扉101が設けられる。回収カセット扉101は、回収カセットフレーム100の内側に設けられた回転軸101axを回転軸とする回転機構である。回転軸101axは、図3の左右方向に平行な軸である。図3では、回収カセット扉101は閉じた状態である。回収カセット扉101には、図3に図示しない、回収カセット扉101の閉状態の維持と解除を切り替える鍵部が設けられる。当該鍵部が解除状態に切り替えられると、回収カセット扉101は、図3に示した状態から、回転軸101axを回転軸として反時計回りに回転し、回収カセットフレーム100を開口する。硬貨処理装置1の保守員は、回収カセット扉101を回転させて開けることで、収納空間105内に収納された硬貨CNを取り出すことが出来る。
<2-2.天板部100sの詳細構成>
図5は、回収カセット44を上方向から俯瞰し、天面100uを非表示にした状態の図である。天板部100sには、シャッター103を動作させる機構として、開閉レバー104、開閉リンク106、係止リンク107、係止レバー108、および付勢部材110が設けられている。
(開閉レバー104)
開閉レバー104には、回収カセット44の左右方向に平行な摺動穴104aが設けられる。摺動穴104aは、天板部100sに設けられたポスト100pに係合されている。開閉レバー104は、ポスト100pに係合された摺動穴104aに沿って、回収カセット44の左右方向に摺動可能に設けられる。また、開閉レバー104には、開閉リンク106に設けられた突起であるポスト106cと係合する摺動穴104bが設けられる。
(シャッター103)
シャッター103は、投入口102bを開閉する機能を有する。シャッター103には、シャッターポスト103aおよびシャッターポスト103bが設けられる。シャッターポスト103aおよびシャッターポスト103bは、天板部100sに設けられた左右方向に平行なシャッター摺動溝100qに係合されている。シャッター103は、シャッター摺動溝100qに沿って左右方向に摺動可能に設けられる。
また、シャッター103の後側側面には、接触部103cが設けられる。接触部103cは、シャッター103が開方向に摺動すると、スイッチレバー109と当接するように設けられる。
(開閉リンク106)
開閉リンク106は、天板部100sに対して垂直方向の回転軸106axをもった回転機構である。開閉リンク106は、開閉レバー104の左右方向の動作を、シャッター103の左右方向(開閉方向)の動作に伝達する機能を有する。開閉リンク106は、開閉レバー104、および、シャッター103の下側に設けられる。
開閉リンク106の前側には、開閉レバー104の摺動穴104bと係合する突起であるポスト106cが設けられる。また、開閉リンク106の後側には、シャッター103のシャッターポスト103bと係合する摺動穴106dが設けられている。これにより、開閉リンク106は、開閉レバー104およびシャッター103と接続される。
(付勢部材110)
開閉リンク106には、開閉リンク106を付勢する付勢部材110が設けられる。付勢部材110は、例えばトーションスプリング等の、付勢部材110の両端で力を発揮するばね部材により実現される。付勢部材110の一端は、開閉リンク106に設けられた取付穴106eに係止される。また、付勢部材110の他端は、天板部100sに設けられた取付穴100eに係止される。
開閉リンク106は、付勢部材110の取付穴100e側の一端を支点とし、付勢部材110の取付穴106e側の他端を作用点とする力を受けて、シャッター103を開方向または閉方向に摺動させるように回転する。付勢部材110の力の向きは、開閉リンク106の回転に連動した、付勢部材110の取付穴106e側の端部の位置に応じて変化する。
ここで、図6を参照して、取付穴100eおよび取付穴106eの位置関係を説明する。図6は、シャッター103が摺動範囲の中間点付近まで開いた状態で回収カセット44を上方向から俯瞰した図である。説明の便宜上、図6では天面100uは非表示の状態である。
図6に示すように、取付穴100eおよび取付穴106eは、シャッター103が半分程度開いた状態で、回転軸106ax、取付穴100e、および取付穴106eが一直線となる位置に設けられる。このとき、付勢部材110の力の向きは、回転軸106axの方向となる。従って、このとき、開閉リンク106は、付勢部材110から受ける力によって、いずれの回転方向にもトルクを受けない。
また、シャッター103が図6に示した状態よりも閉じている時には、開閉リンク106は、取付穴106eの位置の変化によって、回転軸106axを中心として反時計回り方向に付勢部材110からトルクを受ける。これにより、開閉リンク106はシャッター103を閉じる方向に付勢される。一方、シャッター103が図6に示した状態よりも開いた状態では、開閉リンク106は、取付穴106eの位置の変化によって、回転軸106axを中心として時計回り方向に付勢部材110からトルクを受ける。これにより、開閉リンク106はシャッター103を開く方向に付勢される。このように、付勢部材110が図6に示すような位置に設けられることで、付勢部材110は、シャッター103の開き具合と連動して、開閉リンク106をシャッター103の開方向または閉方向に付勢するように働く。付勢部材110による開閉リンク106を付勢する力の向きと、シャッター103の開閉動作の連動については、後により詳細に説明する。
(係止リンク107)
図5に示すように、係止リンク107は、開閉リンク106よりも上側に設けられ、開閉リンク106と摺動穴107aとで係合される。係止リンク107には、回収カセット44の前後方向に延びる摺動穴107bが設けられる。摺動穴107bは、天板部100sに設けられたポスト100rと係合されている。係止リンク107には、摺動穴107bが前後方向の同一直線上の2か所に設けられており、それぞれ、天板部100sに設けられた2のポスト100rと係合されている。このように、係止リンク107は、天板部100sに、摺動穴107bに沿って前後に摺動可能に設けられる。
また、係止リンク107の前側の端部付近には、摺動穴107aが設けられる。摺動穴107aは、開閉リンク106に設けられたポスト106fと係合される。これにより、係止リンク107と開閉リンク106が接続される。
また、係止リンク107の後側の端部付近には、凹部107cが設けられる。凹部107cは、後述する、係止レバー108に設けられた凸部108cと嵌合するように形成される。
(係止レバー108)
係止レバー108は、上下方向に平行な回転軸108axにより天板部100sに回転自由に取り付けられる。係止レバー108の前側には、係止リンク107の凹部107cと嵌合する凸部108cが設けられている。係止レバー108の後側には、セットポスト108eが設けられる。係止レバー108は、凸部108cが凹部107cと篏合する、又は非嵌合することで、係止リンク107の前後方向の動きを停止または停止解除する。
また、係止レバー108の前左側には、係止レバー108を、回転軸108axを中心に反時計回りに回転させるトルクを発生させるレバー付勢部108bが設けられている。係止レバー108が係止リンク107を固定または固定解除することにより、係止リンク107と接続されている開閉リンク106と、開閉レバー104、および、シャッター103も、固定または固定解除される。
(スイッチレバー109)
スイッチレバー109は上下方向に平行な回転軸109axにより天板部100sに回転自由に取り付けられる。スイッチレバー109の前左側には、シャッター103が左側(すなわち、閉方向)に移動した際に接触部103cと当接するように、接触部109bが設けられる。接触部109bは、シャッターが閉方向に移動すると、接触部103cと当接して左方向に押され、スイッチレバー109が回転軸109axを中心に時計回りに回転するように機能する。
また、スイッチレバー109の前右側には、接触部109cが設けられる。接触部109cは、シャッター103が右側(すなわち、開方向)に移動すると、接触部103cと当接して右方向に押されるような位置に設けられる。接触部109cが接触部103cにより右方向に押されることで、スイッチレバー109は、回転軸109axを中心に反時計回りに回転する。
スイッチレバー109の後右側には、凸部109dが設けられる。凸部109dは、スイッチレバー109が反時計回りに回転した時に、後述する取付部112に設けられた開検知部113のスイッチに当接するように設けられる。シャッター103が開方向に移動すると、接触部109cが接触部103cと当接して右方向に押され、スイッチレバー109が時計方向に回転する。これにより、スイッチレバー109は、凸部109dが開検知部113のスイッチを押し込むように機能する。
<2-3.取付部112の詳細構成>
次に、図7を用いて、硬貨処理装置1の回収カセット44の取付部112について説明する。図7は、回収カセット44および取付部112の俯瞰図である。図7は、回収カセット44が、取付部112の前側に配置され、取付部112に取り付けられようとしている状態を示している。
(取付部112)
取付部112は、回収カセット44を装着可能なフレームである。取付部112は、硬貨処理装置1の装置本体に設けられる。図7に示したように、取付部112は、回収カセット44の底部側、左側面、右側面、および後側を囲むフレームにより形成される。また、取付部112には、セットレバー111と開検知部113が設けられる。
取付部112の内側の左右方向の幅は、回収カセット44の左右方向の幅よりも大きい寸法で形成される。回収カセット44は、取付部112の前側から、取付部112に案内され、取付部112の奥側までスライドし、所定の取付位置に装着される。
また、取付部112の後側内側には、回収カセット44が取付部112の奥(後側)まで装着されると回収カセット44を所定の取付位置で支持する支持部が設けられていてもよい。
(セットレバー111)
セットレバー111は、取付部112の後側の内側に設けられる。セットレバー111は、回収カセット44が装着される方向(前側)に突出して延在している。図7に示すように、回収カセット44には、回収カセット44が取付部112の所定の取付位置に装着された際に、セットレバー111が差し込まれるセット穴100hが設けられる。
図8は、天面100uが非表示の状態の、回収カセット44および取付部112の俯瞰図である。図8は、回収カセット44が、取付部112の奥側までスライドして取り付けられた状態を示す。図8に示すように、セットレバー111には、係止レバー108に設けられたセットポスト108eと係合してセットポスト108eを溝形状に沿って案内するセット溝111aが形成される。
図8に示すように、セット溝111aは、セットレバー111の前側の端部から、後側方向へ延在し、途中から右側方向へ斜めに曲がるような形状で形成される。これにより、セット溝111aは、回収カセット44が取付部112に装着されると、係止レバー108の凸部108cと係止レバー108の凹部107cの篏合が外れる方向(図8の時計回り方向)に係止レバー108を回転させるように、セットポスト108eを案内する。
(開検知部113)
開検知部113は、取付部112の後側の内側に設けられる。開検知部113は、スイッチレバー109の凸部109dと接触することによってオンオフが切り替えられるスイッチ機構を有する。開検知部113は、スイッチレバー109によってスイッチがオンオフされることによって、シャッター103が開いているか否かを検知する。開検知部113は、開検知部113のスイッチ機構が、セット穴100hを通って凸部109dと当接可能な位置に設けられる。開検知部113は、凸部109dによりスイッチがオン状態にされると、シャッター103が開いていると検知する。
これによれば、図1に示す制御ユニット90は、開検知部113によるシャッター103の開閉状態の検出結果に応じて、硬貨処理装置1の動作を制御することができる。例えば、制御ユニット90は、開検知部113によりシャッター103が開状態であると検出されている場合に、硬貨を回収カセット44に放出する投入動作の処理を開始することが出来る。また、制御ユニット90は、開検知部113によりシャッター103が閉状態であると検出されている状態で、硬貨処理装置1において硬貨の投入口102への投入動作の開始操作が行われると、投入動作を中止する。
以上、図3~図8を参照して、本実施形態による硬貨処理装置1の、回収カセット44および取付部112の詳細構成を説明した。
<3.各構成部の動作およびシャッターの開検知の詳細>
次に、図9~図16を参照して、回収カセット44の取付部112への装着時、および、シャッター103が開閉される際の回収カセット44の各構成部の動作について詳細に説明する。また、図17を参照して、シャッター103の開閉に応じた開検知部113による開検知についてより詳細に説明する。
なお、図10~図15では、説明の便宜上、回収カセット44の天面100uは非表示の状態を示している。
<3-1.回収カセット44の取付部112への装着時の動作>
図9~図12を用いて、回収カセット44を硬貨処理装置1にセットする際の各部の動作について説明する。図9は、取付部112の前側に回収カセット44が配置され、取付部112に装着される前の状態を示す俯瞰図である。
回収カセット44は取付部112に案内され、取付部112の奥側へスライドする。図9に示すように、回収カセット44のセット穴100hのちょうど後側に、取付部112に設けられたセットレバー111と開検知部113が設けられている。
図10は、図9の状態から、回収カセット44の天面100uを非表示にした俯瞰図である。回収カセット44が取付部112の所定の取付位置に装着されていない状態では、係止レバー108の凸部108cが、係止リンク107の凹部107cと嵌合している。このとき、係止レバー108は、レバー付勢部108bにより、回転軸108axを中心に反時計回りのトルクを受けている。すなわち、係止レバー108は、レバー付勢部108bにより、凸部108cと凹部107cが篏合する方向に回転するよう付勢されている。
凸部108cと凹部107cが篏合しているため、係止リンク107は前後に動かせない状態に固定されている。開閉リンク106は係止リンク107と係合されているため、回転できない状態に固定される。シャッター103も、開閉リンク106と係合されているため、同様に開閉動作が出来ない状態となっている。また、開閉レバー104も、開閉リンク106に係合されているため動かせない状態となっている。このとき、開閉レバー104を操作者が左方向に動かしてシャッター103を右方向(開方向)に移動させようとしても、開閉レバーが動かせず、シャッター103を開くことが出来ない状態となっている。
図11は、図10の状態から回収カセット44を後側方向に移動させた状態を示す俯瞰図である。図11に示した状態では、係止レバー108のセットポスト108eがセットレバー111のセット溝111aに係合された状態になっている。
図12は、回収カセット44を図11の状態からさらに後側に移動させ、回収カセット44を取付部112の所定の取り付け位置に装着した状態の俯瞰図である。図12では、回収カセット44は、取付部112の奥側に設けられた支持部に突き当たった状態である。
図11の状態から続いて、係止レバー108のセットポスト108eが、セットレバー111のセット溝111aに係合されている。セットポスト108eは、図11の状態と比較して、セット溝111aに沿って案内され、後右側方向に移動している。そのため、係止レバー108は回転軸108axを中心に時計回りに回転しており、凸部108cと係止リンク107の凹部107cとの嵌合が外れている。
凸部108cと凹部107cとの篏合が外れているため、係止リンク107は、前後に摺動可能な状態となっている。また、係止リンク107と係合されている、開閉リンク106も、回転可能な状態となっている。また、開閉リンク106と係合されているシャッター103も開閉可能な状態となっている。開閉リンク106に係合されている開閉レバー104も、左右方向に動かせる状態となっている。すなわち、開閉レバー104を操作者が左方向に動かすと、シャッター103が開方向に動く状態となっている。
<3-2.シャッター103開閉時の動作>
次に、図12~図16を参照して、シャッター103の開閉時の各部の動作を説明する。上記で参照して説明したように、図12は、回収カセット44が取付部112に装着された状態を示す。このとき、シャッター103は、投入口102を閉じる閉状態である。
シャッター103が閉状態であるとき、図12に示すように、付勢部材110の力の作用点となる取付穴106eの位置と、付勢部材110の力の支点となる取付穴100eの位置関係により、付勢部材110の力の向きは、矢印で示した方向となる。従って、図12に示した状態では、開閉リンク106は、付勢部材110から、シャッター103を閉方向に摺動させるように回転する方向に力を受けている状態であることが理解される。
図13は、図12に示した状態から、開閉レバー104を左方向へわずかに動かした状態の俯瞰図である。開閉レバー104に開閉リンク106が係合され、かつ、開閉リンク106にシャッター103が係合されていることから、開閉レバー104がわずかに左に動かされたことにより、シャッター103がわずかに右(開方向)に動いている。すなわちシャッター103が、わずかに開いた状態になっている。
このとき、開閉リンク106は、付勢部材110により矢印の方向のトルクを受けている。当該トルクの力の向きは、回転軸106axを中心に、開閉リンク106を反時計回りに回転させる方向に働いている。
図14は、図13に示した状態から、開閉レバー104をさらに左方向に動かした状態を示す俯瞰図である。シャッター103は、図13に示した状態よりも開方向に動いており、投入口102は半分程度開いた状態になっている。
また、係止リンク107は、開閉リンク106が回転軸106axを中心に時計回りに回転したことに伴って、前方向に動いている。また、取付穴100eと取付穴106eは、開閉リンク106の回転軸106axと一直線上に並ぶ位置関係になっている。このとき、開閉リンク106は付勢部材110により矢印の方向の力を受けている。この力は回転軸106axの方向を向いているため、開閉リンク106を回転させようとするトルクを発生させない。従って、図14に示した状態では、開閉リンク106は、シャッター103を閉じる方向、または、開く方向のいずれの方向にも付勢されていないことが理解される。
また、図14に示した状態では、係止リンク107が前方向に動いたことにより、凸部108cの位置が、係止リンク107の凹部107cの後方向にずれている。さらに、凸部108cが、係止リンク107の凹部107c以外の部分に当接している。また、係止レバー108はレバー付勢部108bにより凸部108cが係止リンク107を押圧する方向(右方向)に付勢されている。このため、図14に示したようにシャッター103が開いた状態で回収カセット44が取付部112から引き出されようとした場合、凸部108cが係止リンク107に干渉する。従って、シャッター103が開いた状態で、回収カセット44を取付部112から脱着することが困難になることが理解される。
また、図14に示した状態では、シャッター103の接触部103cが、接触部109cに当接している。シャッター103が図14に示した状態よりもさらに開方向へ移動すると、接触部103cは、接触部109cをさらに右方向へ押す。接触部109cが接触部103cによって右方向に押されることにより、スイッチレバー109は、図14の状態と比較して、回転軸109axを中心に反時計回りに回転している。
また、スイッチレバー109の凸部109dは、スイッチレバー109が回転したことにより、開検知部113のスイッチに当接する状態となっている。
図15は、図14の状態から、開閉レバー104をさらに左方向に動かした状態を示す俯瞰図である。
図15では、図14の状態よりもシャッター103が開方向に動いている。そして、シャッター103が、開閉範囲の半分よりも大きい開き具合の程度に開いた状態になっている。
このとき、開閉リンク106は、付勢部材110により矢印の方向のトルクを受けている。当該トルクは、開閉リンク106を、回転軸106axを中心に時計回りに回転させる方向に働いている。すなわち、開閉リンク106は、シャッター103を開く方向に回転するように、付勢部材110により付勢されている。
また、シャッター103が開方向にさらに移動したことにより、シャッター103の接触部103cが接触部109cを右方向へ押して、スイッチレバー109が、回転軸109axを中心にさらに反時計回りに回転している。凸部109dは、図14に示した状態よりも、開検知部113のスイッチを押し込んでいる。開検知部113は、スイッチが押し込まれたことにより、オン状態となって、シャッター103が開状態であると検知する。
図16は、図15の状態から、開閉レバー104を左方向に最大まで動かした状態を示す。すなわち、開閉レバー104を、摺動穴104aとポスト100pが突き当たるまで左方向に動かした状態を示す。
図16では、図15の状態よりもシャッター103が右に動いて、シャッター103が最大まで開いた状態になっている。このとき、開閉リンク106は付勢部材110により矢印の方向のトルクを受けている。このトルクは、開閉リンク106を、回転軸106axを中心に時計回りに回転させる方向に働いている。このように、付勢部材110の力の向きは、開閉リンク106の回転に連動した、付勢部材110の一端の位置(すなわち、取付穴106eの位置)に応じて変化することが理解される。
また、シャッター103がさらに開方向に移動したことにより、スイッチレバー109の接触部109cがさらに右方向へ押されている。このためスイッチレバー109は、図15の状態よりもさらに、回転軸109axを中心に反時計回りに回転している。そのため、凸部109dが開検知部113のスイッチをさらに押し込んでいる。すなわち、図16に示した状態においても、開検知部113は、スイッチが押し込まれていることにより、オン状態となって、シャッター103が開状態であると検知する。
開検知部113は、付勢部材110の力の支点および作用点と、開閉リンク106の回転軸106axとが一直線に並んだ際のシャッター103の開き具合よりもシャッター103が開いた場合に、シャッター103を開状態と検知するように設けられる。すなわち、取付穴100e、取付穴106eおよび回転軸106axが一直線に並んだ際のシャッター103の開き具合よりもシャッター103が開いた状態になると、凸部109dが開検知部113のスイッチを押し込むように、接触部103c、スイッチレバー109、凸部109d、および開検知部113が位置付けられる。
<3-3.開検知部113による開検知のタイミングの詳細>
ここで、図17を用いて、シャッター103の開閉状態と、付勢部材110が開閉リンク106を付勢する力の向きと、開検知部113による開検知の関係について説明する。図17は、開検知部113による開検知のタイミングを説明する為のシーケンス図である。
図17に示したシーケンス図の横方向の軸は、開閉レバー104の左右方向の可動範囲内における、開閉レバー104の位置を示す。開閉レバー104が最も右寄せの位置とは、図12に示したように、開閉レバー104の左右方向の摺動可能範囲において最も右方向に位置しているときの開閉レバー104の位置を指す。このとき、シャッター103は閉じた状態である。また、開閉レバー104が最も左寄せの位置とは、図16に示したように、開閉レバー104の左右方向の摺動可能範囲において最も左方向に位置しているときの開閉レバー104の位置を指す。このとき、シャッター103は最も開いた状態である。
また、図17に示したシーケンス図の縦方向の軸には、上段から下段へ順に、開検知部の検知状態A、シャッターの開閉状態B、および付勢部材の力の向きCの状態が示されている。
開検知部の検知状態Aは、開検知部113が、シャッター103が開いている、または閉じている、のいずれの状態であると検知しているかを示す。図17のシーケンス図において、線PAが閉検知側に示されている区間では、開検知部113のスイッチがオフ状態であり、かつ、開検知部113がシャッター103を閉じていると検知していることを示す。また、線PAが開検知側に示されている区間では、開検知部113のスイッチがオン状態であり、かつ、開検知部113がシャッター103を開いていると検知していることを示す。
硬貨処理装置1の制御ユニット90は、開検知部113によりシャッター103が閉じていると検知されていると、硬貨処理装置1において硬貨の投入口102への投入動作を開始する操作が行われても、当該投入動作を中止する。これにより、硬貨処理装置1は、シャッター103が閉じている状態で硬貨CNの投入口102への投入動作が行われ、硬貨CNが飛散することを防ぐことが出来る。
シャッターの開閉状態Bは、シャッター103が、閉状態から開状態に推移する間の、いずれの位置にあるかを示す。線PBは、シャッター103の位置が、閉状態から開状態の間のいずれに位置しているかを示す。状態点L1は、シャッター103が略半分程度開いた状態点を示す。状態点L1は、図14に示したような、取付穴100e、取付穴106e、および回転軸106axが一直線に並ぶ位置関係にあるときのシャッター103の開閉状態と対応付けられる。すなわち、状態点L1は、付勢部材110が開閉リンク106を付勢する力の向きが、開閉リンク106を回転させるトルクを発生させない向きになっている状態であるときと対応する。
第1の状態区間LS1は、シャッター103が閉状態から開状態に推移する途中の、シャッター103が状態点L1における状態よりも開いた状態にある区間を示す。第2の状態区間LS2は、シャッター103が第1の状態区間LS1および状態点L1のいずれにおける開き具合よりも閉じた状態にある区間を示す。
状態点L2は、開検知部113によるシャッター103の開閉状態の検知結果が、閉状態と開状態との間で切り替わるタイミングを示す。線PAは、状態点L2において、閉検知から開検知に切り替わっていることが理解される。すなわち、状態点L2は、スイッチレバー109の凸部109dにより開検知部113のスイッチが押し込まれ開検知部113がオン状態になるタイミングに対応する。状態点L2は、第2の状態区間LS2の間に設定される。
付勢部材の力の向きCは、付勢部材110が開閉リンク106を付勢する力の向きを示している。図17のシーケンス図において、線PCがシャッター閉方向を示している区間は、付勢部材110の力の向きが、開閉リンク106に対して、開閉リンク106がシャッター103を閉じる方向に回転する向きに働いていることを示す。線PCがシャッター開方向を示している区間では、付勢部材110の力の向きが、開閉リンク106に対して、開閉リンク106がシャッター103を開く方向に回転する向きに働いていることを示す。また、状態点L1の状態では、付勢部材110の力の向きが、開閉リンク106をシャッター103の閉方向または開方向に回転させるトルクを発生させない向きである。
図17のシーケンス図において、開閉レバー104が右寄せの状態にあるとき、回収カセット44および取付部112の各構成部は、図12に示す位置関係になる。このとき、図17のシーケンス図の線PBが示すように、シャッター103は閉状態である。また、線PCが示すように、付勢部材110の力の向きは閉方向である。この状態において、線PAが示すように、開検知部113はシャッター103が閉じていると検知する。
図17のシーケンス図において、開閉レバー104が、第2の状態区間LS2の区間に対応する位置にあるとき、回収カセット44および取付部112の各構成部は、例えば図13に示したような位置関係になる。このとき、当該シーケンス図の線PCが示すように、付勢部材110の力の向きは閉方向である。
従って、付勢部材110は、シャッター103が状態点L1における半分程度の開き具合よりも閉じている状態では、開閉リンク106を、開閉リンク106がシャッター103を閉じる方向に回転するよう付勢している。この状態では、線PAが示すように、開検知部113はシャッター103が閉じていると検知する。
図17のシーケンス図において、開閉レバー104が状態点L1に対応する位置、すなわち、開閉レバー104の可動範囲の半分程度の位置にあるとき、回収カセット44および取付部112の各構成部は、図14に示した位置関係となる。このとき、線PBが示すように、シャッター103は半分程度開いた状態である。また、線PCが示すように、付勢部材110の力の向きは、開閉リンク106をいずれの向きにも回転させないように働く向きになる。この状態では、線PAが示すように、開検知部113はシャッター103が閉状態であると検知している状態から変化しない。
図17のシーケンス図において、開閉レバー104が第1の状態区間LS1の区間に対応する位置にあるとき、回収カセット44および取付部112の各構成部は、例えば図15に示すような位置関係になる。このとき、当該シーケンス図の線PBが示すように、シャッター103は状態点L1における開き具合よりも開いた状態である。また、線PCが示すように、付勢部材110の力の向きは開方向である。
従って、付勢部材110は、シャッター103が状態点L1における開き具合よりも開いた状態では、開閉リンク106を、開閉リンク106がシャッター103を開く方向に回転するよう付勢する。
また、線PAが示すように、シャッター103が状態点L1における開き具合よりも開いた状態であり、かつ、付勢部材110の力の向きが開方向である第1の状態区間LS1の区間において、開検知部113は、シャッター103が開いていると検知する。
以上、図9~図17を用いて、回収カセット44および取付部112の各構成部の動作およびシャッターの開検知の詳細について説明した。
<4.効果等>
以上の構成において硬貨処理装置1は、付勢部材110の力の支点と作用点を結ぶ線が、シャッター103が半分程度開いた状態において、開閉リンク106の回転軸106axと一直線となるように、付勢部材110を設けるようにした。また硬貨処理装置1は、付勢部材110を実現する部材の一例として、付勢部材110の両端の間で力を発揮するばね部材を用いるようにした。また硬貨処理装置1は、付勢部材110の一端を取付穴106eに係合して設けるようにした。これにより、開閉リンク106の回転動作に連動した付勢部材110の当該一端の位置の変化に応じて付勢部材110の力の向きが変化する。これにより、硬貨処理装置1は、シャッター103の開閉状態に応じて、開閉リンク106を開方向または閉方向に付勢することが出来る。
さらに硬貨処理装置1は、シャッター103が半分程度よりも開いた状態においては、シャッター103を開状態に推移させる方向に開閉リンク106が付勢されるように、付勢部材110を設けるようにした。このため硬貨処理装置1は、操作者が開閉レバー104の操作をシャッター103が開ききっていない状態でやめた場合であっても、シャッター103が最大に開くように、開閉リンク106を付勢することが出来る。これにより硬貨処理装置1は、シャッター103の開き具合が不十分な状態で維持されることを防ぐことが出来る。従って、硬貨処理装置1は、シャッター103が開ききっていない状態で硬貨が投入口102に投入され、硬貨処理装置1内で硬貨が飛散することを防止することが出来る。
また、上記の構成により、シャッター103が開ききった状態においても、付勢部材110によってシャッター103が開方向に付勢されている。これにより硬貨処理装置1は、硬貨の投入口102への投入動作中に、硬貨処理装置1の動作振動により、シャッター103が途中で動いて閉まってしまうことを防ぐことが出来る。
また硬貨処理装置1は、シャッター103が半分程度よりも閉じた状態において、シャッター103を閉状態に推移させる方向に開閉リンク106が付勢されるように、付勢部材110を設けるようにした。このため硬貨処理装置1は、回収カセット44が輸送される際などの回収カセット44単体で取り扱われる場面で、シャッター103が開方向に推移することを防止することで、シャッター103のガタつきの発生を低減することが出来る。これにより硬貨処理装置1は、回収カセット44の摩耗及び破損を発生しにくくすることが出来る。
さらに硬貨処理装置1は、付勢部材110の力の支点及び作用点と、回転軸106axとが一直線に並んだ際よりもシャッター103が開いた場合に、開検知部113によりシャッター103が開状態であると検出されるように、接触部103cおよびスイッチレバー109を設けるようにした。これにより硬貨処理装置1は、開閉リンク106が付勢部材110から受ける力によって、いずれの回転方向にもトルクを受けていない状態でのシャッターの開き具合でシャッター103が維持されている場合には、シャッター103が閉状態であると検出することが出来る。
また硬貨処理装置1は、開検知部113によりシャッター103が閉状態であると検知されている状態で硬貨の投入口102への投入動作の開始操作が行われると、前記投入動作を中止するように、制御ユニット90を設けるようにした。従って、硬貨処理装置1は、シャッター103が半開きの状態で硬貨が投入口102に投入されることを防ぐことが出来る。
さらに硬貨処理装置1は、回収カセット44が取付部112に装着されており、かつ、シャッター103が閉状態よりも開いた状態では、係止レバー108の凸部108cと係止リンク107の凹部107cが篏合せず、かつ、凸部108cが係止リンク107の凹部107c以外の部分に当接するように、係止リンク107および係止レバー108を設けるようにした。これにより、硬貨処理装置1は、シャッター103が半開きの状態では、凸部108cが係止リンク107に干渉することによって、回収カセット44が引き出されることを防ぐことが出来る。また、上記の構成により、硬貨処理装置1は、回収カセット44が取付部112に装着されていない状態では、シャッター103が開閉できないようにすることが出来る。従って硬貨処理装置1は、回収カセット44の投入口102から硬貨が抜き取られることを防ぎ、防犯性能を確保することが出来る。
<5.他の実施の形態>
<5-1.他の実施の形態1>
図1、図2と対応する部材に同一符号を付した図18、図19に示すように、他の実施の形態による硬貨処理装置401は、硬貨処理装置1と比較して、出力部470を有する点において相違するものの、他の点については同様に構成されている。
出力部470は、硬貨処理装置401の操作者等のユーザへの通知を出力する機能を有する。出力部470は、文字または画像等の各種情報を表示する事が可能な表示装置により実現される。表示装置は、例えば、タッチパネルであってもよい。この場合、出力部470は、ユーザからの入力を受け付ける操作部としての機能をさらに有していてもよい。例えば、操作部としての機能を有する出力部470は、ユーザからの硬貨の入金または出金等の取引方法の入力を受け付けてもよい。
または、出力部470は、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ(LCD)、またはOLED(Organic Light Emitting Diode)装置等などの表示装置により実現され得る。
図18および図19に示すように、出力部470は、硬貨処理装置401のユーザが視認可能な位置に設けられる。図18および図19に示した例では、出力部470は、硬貨処理装置401の上側に、硬貨処理装置401の前方向に向かって設けられる。
出力部470は、図示しない通信路により制御ユニット90と相互に通信可能に構成され、制御ユニット90の制御に従って動作する。制御ユニット90は、例えば開検知部113によりシャッター103が閉状態であると検知されている状態で硬貨の選別搬送部206への投入動作の開始操作が行われた場合に、投入動作を中止し、さらに出力部470に、ユーザへの通知を出力させてもよい。
図20は、出力部470に表示されるユーザへの通知の画面例を示す図である。制御ユニット90は、例えば通知文言M1のような通知を出力部470に表示させてもよい。これにより、硬貨処理装置401のユーザは、回収カセット44のシャッター103が開いていない状態であることを認識することが出来る。ユーザは、出力部470に表示された通知を確認し、回収カセット44の開閉レバー104を操作してシャッター103を開いた後に、再度、投入動作の開始動作を行うことができる。
または、制御ユニット90は、出力部470に、ユーザにより入金された硬貨の入金枚数など、硬貨処理装置401の取引結果を表示させてもよい。
<5-2.他の実施の形態2>
なお、上記の他の実施の形態1では出力部470が表示装置である例を説明した。しかし、出力部470は、音声によりユーザへの通知を出力するスピーカ等の音出力装置であってもよい。この場合、制御ユニット90は、出力部470に、ユーザへの通知を音声で出力させてもよい。
<5-3.他の実施の形態3>
また上述した実施の形態においては、1の開閉リンク106および1の付勢部材110が回収カセット44に設けられる場合について述べた。本発明はこれに限らず、例えば硬貨処理装置1は、複数の開閉リンク106および複数の付勢部材110を設けるようにしてもよい。
<5-4.他の実施の形態4>
さらに上述した実施の形態においては、付勢部材110としてトーションスプリングが用いられる構成について述べた。本発明はこれに限らず、例えば付勢部材110は、付勢部材110の両端で力を発揮するばね部材であれば、U字状またはV字状の線加工バネまたは板バネによって構成することも可能である。
本発明は、例えばユーザとの間で硬貨に関する取引処理を行うレジスター等で利用できる。
1 硬貨処理装置
44 回収カセット
100s 天板部
104 開閉レバー
105 収納空間
106 開閉リンク
107 係止リンク
107c 凹部
108 係止レバー
108b レバー付勢部
108c 凸部
109 スイッチレバー
110 付勢部材
111 セットレバー
111a セット溝
112 取付部
113 開検知部
90 制御ユニット
470 出力部

Claims (17)

  1. 硬貨を収納する収納部と、
    前記収納部に前記硬貨を投入する投入口と、
    前記投入口を開閉するシャッターと、
    前記シャッターに接続され、前記シャッターが前記投入口を開く開状態および前記シャッターが前記投入口を閉じる閉状態を切り替える切り替え部と、
    前記切り替え部に接続され、前記シャッターを閉状態から開状態に推移させる途中の第1の状態点において、前記シャッターを開状態に推移させる方向に前記切り替え部を付勢し、
    前記シャッターが前記第1の状態点における開き具合よりも閉じた状態である第2の状態点において、前記シャッターを閉じる方向に前記切り替え部を付勢する付勢部材と、
    を備える、硬貨処理装置。
  2. 前記切り替え部は、前記投入口及び前記シャッターが設けられた面に対して垂直方向の回転軸をもった回転機構であり、
    前記付勢部材は、前記付勢部材の力の支点と作用点を結ぶ線が、前記第1の状態点と前記第2の状態点の間において、前記回転軸と一直線に並ぶように設けられる、
    請求項1に記載の硬貨処理装置。
  3. 前記収納部は、前記硬貨を収納する空間を形成する底板部、壁部、および天板部を有し、
    前記投入口は、前記天板部の少なくとも一部に形成された開口部分であり、
    前記シャッターは、
    前記開状態と前記閉状態との間を摺動可能に前記天板部に取り付けられ、
    前記切り替え部の回転に連動して、前記開状態に推移する開方向または前記閉状態に推移する閉方向に摺動する、
    請求項2に記載の硬貨処理装置。
  4. 前記付勢部材は、前記付勢部材の両端の間で力を発揮するばね部材であり、
    前記付勢部材の一端は、前記切り替え部に係止され、
    前記付勢部材の他端は、前記天板部に係止され、
    前記切り替え部は、前記付勢部材の前記他端を支点として前記付勢部材の前記一端を作用点とする力を受けて、前記シャッターを前記開方向または前記閉方向に摺動させるように回転する、
    請求項3に記載の硬貨処理装置。
  5. 前記付勢部材の力の向きは、前記切り替え部の回転に連動した前記付勢部材の前記一端の位置に応じて変化し、
    前記第1の状態点では、前記付勢部材の力の向きは前記切り替え部を前記シャッターの開方向へ回転させる向きである、
    請求項4に記載の硬貨処理装置。
  6. 前記付勢部材の力の支点及び作用点と、前記切り替え部の前記回転軸とが一直線に並んだ際の前記シャッターの開き具合よりも前記シャッターが開いた場合に、前記シャッターを開状態であると検出する開検知部をさらに備える、
    請求項2~5のいずれか一項に記載の硬貨処理装置。
  7. 前記切り替え部と係合され、前記切り替え部の回転に連動して摺動可能となるように前記天板部に取り付けられた係止リンクと、
    前記係止リンクを係止することで前記係止リンクを固定可能な係止レバーと、
    をさらに備える、請求項3に記載の硬貨処理装置。
  8. 前記収納部が着脱可能に装着される取付部をさらに備え、
    前記係止レバーは、前記収納部が前記取付部に装着されていない状態において、前記係止リンクを係止して前記係止リンクを固定する、
    請求項7に記載の硬貨処理装置。
  9. 前記係止レバーは、
    前記切り替え部の前記回転軸と同軸方向の回転軸をもった回転機構であり、
    前記係止リンクに設けられた凹部と篏合する凸部を有し、
    前記係止リンクの摺動範囲のうち、前記シャッターが閉状態にあるときの前記係止リンクの位置において、前記凹部と前記凸部が篏合可能なように前記天板部に設けられる、
    請求項8に記載の硬貨処理装置。
  10. 前記係止レバーの前記回転軸は、前記係止レバーの両端の間に位置付けられ、
    前記凸部は、前記係止レバーの両端のうちの一端の側に設けられ、
    前記係止レバーの前記回転軸よりも他端の側には、突起であるセットポストが形成され、
    前記取付部には、前記収納部が前記取付部に装着されると、前記係止レバーの前記セットポストと係合して前記セットポストを溝形状に沿って案内するセット溝が形成される、
    請求項9に記載の硬貨処理装置。
  11. 前記セット溝は、
    前記収納部が前記取付部に装着されると、前記係止レバーの前記凸部と前記係止リンクの前記凹部の篏合が外れる方向に前記係止レバーを回転させるように前記セットポストを案内し、
    前記収納部が前記取付部から脱着されると、前記凸部と前記凹部が篏合する方向に前記係止レバーを回転させるように前記セットポストを案内するように設けられる、
    請求項10に記載の硬貨処理装置。
  12. 前記係止レバーは、前記収納部が前記取付部に装着されており、かつ、前記シャッターが前記閉状態よりも開いた状態にあると、少なくとも前記係止レバーの凸部と前記係止リンクの凹部が篏合せず、また、前記凸部が前記係止リンクの前記凹部以外の部分に当接するように設けられる、
    請求項11に記載の硬貨処理装置。
  13. 前記係止レバーを、前記凸部と前記凹部が篏合する方向に回転するよう付勢するレバー付勢部をさらに備える、
    請求項12に記載の硬貨処理装置。
  14. 前記係止リンクの前記凹部以外の部分と前記凸部が当接した状態では、前記係止レバーは、前記レバー付勢部によって前記凸部が前記リンクを押圧する方向に付勢される、
    請求項13に記載の硬貨処理装置。
  15. 前記開検知部により前記シャッターが閉状態であると検知されている状態で前記硬貨の前記投入口への投入動作の開始操作が行われると、前記投入動作を中止する制御ユニット
    をさらに備える、請求項6に記載の硬貨処理装置。
  16. 前記制御ユニットは、前記硬貨の前記投入動作を中止し、さらに、ユーザへの通知を出力する出力部にエラー通知を出力させる、
    請求項15に記載の硬貨処理装置。
  17. 前記切り替え部に接続され、前記シャッターを前記開方向または前記閉方向に摺動させるように前記切り替え部を回転させる開閉レバーをさらに備える、
    請求項3に記載の硬貨処理装置。
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