JP2024075396A - 作業機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業機械において、第1部材の姿勢変更時に、当該第1部材から垂下された第2部材が他の第3部材と干渉することを防止する。【解決手段】クレーン100は、上部旋回体2と、ガントリ4と、固縛リンク70と、カウンタウエイト5と、連動機構7Sとを備える。固縛リンク70は、固縛リンク支点部70P回りに回動可能なようにガントリ4に支持された上端部を有し、ガントリ4が起立姿勢とされた状態においてガントリ4の先端部から垂下される。カウンタウエイト5は、ガントリ4が起立姿勢とされた状態おいて、固縛リンク70の下方に配置される。連動機構7Sは、ガントリ4の起立姿勢から倒伏姿勢への姿勢変更に連動して、固縛リンク70とカウンタウエイト5との干渉を阻止するように固縛リンク70を固縛リンク支点部70P回りに後方に回動させる。【選択図】図2

Description

本発明は、作業機械に関する。
クレーンなどの作業機械として、機体と、当該機体に起伏可能に支持された起伏部材と、前記起伏部材の後方で前記起伏部材を起伏可能に支持する支持部材とを有するものが知られている。特許文献1には、前記起伏部材としてのブームを、前記支持部材としてのガントリが後方から支持する技術が開示されている。当該技術では、前記クレーンが機体に装着されたブーム起伏ウインチを更に有し、当該ブーム起伏ウインチから引き出されたブーム起伏ロープがガントリの先端部に設けられたシーブおよびブームガイラインを介してブームの先端部に接続されている。ブーム起伏ウインチがブーム起伏ロープの巻き取り、繰り出しを行うと、ブームがガントリとともに機体に対して起伏する。
特許文献1に記載された技術では、ガントリが起立姿勢と倒伏姿勢との間で姿勢変更することができる。前記起立姿勢では、ガントリの一部が後方かつ上方に向かって延びることで、ガントリがブームを後方から支持する。前記倒伏姿勢では、ガントリが前記起立姿勢から後方に倒伏し、機体に沿った姿勢となる。更に、本技術では、前記起立姿勢においてガントリの先端部から垂下された連結部材の先端部が、前記倒伏姿勢において機体に連結されることで、ガントリが倒伏姿勢に保持された状態が維持され、機体を輸送、保管することができる。
特開2018-2384号公報
特許文献1に記載された技術を、機体の後端部にカウンタウエイトが搭載されたクレーンに適用しようとすると、ガントリの倒伏時に連結部材がカウンタウエイトに干渉し、連結部材またはカウンタウエイトが損傷するという問題がある。このように、作業機械では、必要に応じて姿勢変更する部材が多く、作業者の手間を要することなく姿勢変更時に複数の部材同士が干渉することを防止する技術が望まれている。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、作業機械において、第1部材の姿勢変更時に、当該第1部材から垂下された第2部材が他の第3部材と干渉することを防止することを目的とする。
本発明によって提供されるのは、作業機械である。当該作業機械は、ベース部と、前記ベース部に第1支点部回りに回動可能に支持された基端部を有し、前記回動に伴って第1の姿勢と第2の姿勢との間で姿勢変更可能な第1部材と、第2支点部回りに回動可能なように前記第1部材に支持された上端部を有し、前記第1部材が前記第1の姿勢とされた状態おいて前記第1部材から垂下される第2部材と、前記第1部材が前記第1の姿勢とされた状態おいて、前記第2部材の下方に配置される第3部材と、前記第1部材の前記第1の姿勢から前記第2の姿勢への姿勢変更に連動して、前記第2部材と前記第3部材との干渉を阻止するように前記第2部材を前記第2支点部回りに回動させる連動機構と、を備える。
本構成によれば、第1部材から垂下された第2部材が、第1部材の第1の姿勢から第2の姿勢への姿勢変更時に、第3の部材と干渉することを連動機構が防止することができる。この結果、第1部材の姿勢変更を安全に行いつつ、第2部材または第3部材が損傷することを防止することができる。
上記の構成において、前記ベース部は機体であり、前記機体に起伏可能に支持された起伏部材を更に備え、前記第1部材は、前記起伏部材の後方で前記機体に前記第1支点部回りに回動可能に支持された前記基端部と、当該基端部とは反対側の回動端部とを有し、前記機体に対して起立した前記第1の姿勢としての起立姿勢と前記機体上に倒伏した前記第2の姿勢としての倒伏姿勢との間で姿勢変更可能であり、前記起立姿勢において前記起伏部材を支持する支持部材であり、前記第3部材は、前記支持部材の後方において前記機体に支持されるカウンタウエイトであり、前記第2部材は、前記支持部材の前記回動端部に前記第2支点部回りに回動可能に支持された前記上端部を有し、前記支持部材が前記起立姿勢とされた状態において前記回動端部から垂下され、前記支持部材が前記倒伏姿勢とされた状態において前記カウンタウエイトまたは前記機体に連結されることで前記支持部材を前記倒伏姿勢に保持する姿勢保持部材であり、前記連動機構は、前記支持部材の前記起立姿勢から前記倒伏姿勢への姿勢変更に伴って前記姿勢保持部材と前記カウンタウエイトとの干渉を阻止するように、前記支持部材の回動に連動して前記姿勢保持部材を後方に回動させるものでもよい。
本構成によれば、支持部材が起立姿勢から倒伏姿勢に姿勢変更する際に、姿勢保持部材がカウンタウエイトと干渉することを防止することができる。また、支持部材が倒伏姿勢とされると、姿勢保持部材がカウンタウエイトまたは機体に連結されることで、支持部材を倒伏姿勢に維持しながら作業機械を輸送、保管することができる。更に、支持部材の姿勢に関わらず、姿勢保持部材を支持部材に装着しておくことができるため、姿勢保持部材の当該装着に掛かる手間を省くことができる。
上記の構成において、前記支持部材は、前記起伏部材の後方において前記第1支点部回りに回動可能に支持されたコンプレッションメンバと、前記コンプレッションメンバの先端部に第3支点部回りに回動可能に支持された上端部と、前記機体に接続された下端部とを有するテンションメンバであって、前記上端部と前記下端部との間に配置された屈曲支点部を支点として屈伸可能なテンションメンバと、を有し、前記姿勢保持部材の前記第2支点部は、前記テンションメンバの前記上端部よりも後方において前記コンプレッションメンバの先端部に回動可能に支持されており、前記連動機構は、前記起立姿勢から前記倒伏姿勢への前記コンプレッションメンバの前記第1支点部回りの回動に伴って前記テンションメンバが前記屈曲支点部回りに屈曲する力を前記姿勢保持部材に伝達することで当該姿勢保持部材を後方に回動させるものでもよい。
本構成によれば、コンプレッションメンバの姿勢変更に連動してテンションメンバの屈曲動作の力を連動機構が姿勢保持部材に伝達することで、当該姿勢保持部材を後方に回動させ、姿勢保持部材とカウンタウエイトとの干渉を安定して防止することができる。
上記の構成において、前記連動機構は、前記テンションメンバの前記上端部に配置される突起と、前記突起の前記第3支点部回りの回動に伴って前記突起から受ける押圧力を前記姿勢保持部材に伝達して、前記姿勢保持部材を後方に回動させる伝達部と、を有するものでもよい。
本構成によれば、テンションメンバの回動に伴って突起が伝達部を押圧すると、当該伝達部が押圧力を姿勢保持部材に伝達することで、姿勢保持部材を容易に後方に回動させることができる。この結果、コンプレッションメンバの姿勢変更、テンションメンバの屈曲動作に連動して、姿勢保持部材をスムーズに後方に回動させ、姿勢保持部材とカウンタウエイトとの干渉を安定して防止することができる。
上記の構成において、前記伝達部は、前記突起に当接可能な第1端部と、前記第1端部とは反対側の第2端部と、前記第1端部と前記第2端部との間に配置され前記コンプレッションメンバの前記先端部に回動可能に支持されたリンク支点部とを有する第1リンクと、前記第1リンクの前記第2端部に回動可能に接続された第3端部と、前記第3端部とは反対側の第4端部であって前記姿勢保持部材のうち前記第2支点部から離れた位置に回動可能に接続された第4端部とを有する第2リンクと、を有するものでもよい。
本構成によれば、突起を含むテンションメンバの屈曲動作に連動して、第1リンクおよび第2リンクが屈伸することで、姿勢保持部材を容易に後方に回動させることができる。
上記の構成において、前記伝達部は、前記突起に当接可能な一端部と、前記一端部とは反対側に配置され前記姿勢保持部材に当接可能な他端部とを有する押圧部材と、前記押圧部材を前記一端部と前記他端部とを結ぶ方向に沿って移動可能に案内する案内部材と、を有するものでもよい。
本構成によれば、突起を含むテンションメンバの屈曲動作に連動して、押圧部材が案内部材に案内されながら移動することによって、姿勢保持部材を容易に後方に回動させることができる。
上記の構成において、前記突起は、前記テンションメンバの前記上端部に着脱可能に装着されるものでもよい。
本構成によれば、カウンタウエイトが機体に装着されていない場合など、姿勢保持部材の回動が不要な場合には、突起をテンションメンバから取り外すことで、姿勢保持部材の無駄な回動を防止することができる。また、必要に応じて、突起をテンションメンバに装着することで、姿勢保持部材とカウンタウエイトとの干渉を防止することができる。
本発明によれば、作業機械において、第1部材の姿勢変更時に、当該第1部材から垂下された第2部材が他の第3部材と干渉することを防止することができる。
本発明の一実施形態に係るクレーンの側面図である。 本発明の一実施形態に係るクレーンにおいて、ガントリが機体に対して倒伏する様子を示す側面図である。 本発明の一実施形態に係るクレーンにおいて、ガントリが機体に対して倒伏する様子を示す側面図である。 本発明の一実施形態に係るクレーンにおけるガントリの倒伏時の連動機構の様子を示す側面図である。 本発明の一実施形態に係るクレーンにおけるガントリの倒伏時の連動機構の様子を示す側面図である。 本発明の一実施形態に係るクレーンにおけるガントリの倒伏時の連動機構の様子を示す側面図である。 本発明の一実施形態に係るクレーンにおけるガントリの倒伏時の連動機構の様子を示す側面図である。 本発明の一実施形態に係るクレーンにおいて、姿勢保持部材がカウンタウエイトに連結された様子を示す側面図である。 本発明の他の実施形態に係るクレーンにおいて、姿勢保持部材がカウンタウエイトに連結された様子を示す側面図である。 本発明の変形実施形態に係るクレーンにおけるガントリの倒伏時の連動機構の様子を示す側面図である。 本発明の変形実施形態に係るクレーンにおけるリアストラットが起立される様子を示す側面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係るクレーン100(作業機械)の側面図である。なお、図1を含む以後の各図には、「上」、「下」、「右」、「左」、「前」および「後」の各方向が示されているが、当該方向は、本実施形態に係るクレーン100の構造を説明するために便宜上示すものであり、本発明に係る作業機械の使用態様などを限定するものではない。
クレーン100は、地面上で走行可能な下部走行体1と、下部走行体1の上方に配置される上部旋回体2(機体、ベース部)と、起伏部材としてのブーム3と、を備える。なお、上部旋回体2の前端部には、キャブが備えられている。キャブは、クレーンの運転席に相当する。上部旋回体2は、上下方向に延びる旋回中心CL(図1)回りに旋回可能なように下部走行体1に搭載されている。上部旋回体2は、基台としての旋回フレーム21を備える。
ブーム3は、上部旋回体2の旋回フレーム21に起伏可能に支持されている。
クレーンは、左右一対のガントリ4(第1部材、支持部材)と、カウンタウエイト5(第3部材)と、左右一対のブームガイライン6と、下部スプレッダ8Aおよび上部スプレッダ8Bと、ブーム起伏ロープ9と、ブーム起伏ウインチ10(ウインチ)と、ブームポイントシーブ11と、アイドラシーブ12と、フック13と、巻上げロープ14と、巻上げドラム15と、を更に備える。
左右一対のガントリ4は、上部旋回体2の旋回フレーム21の後部(ブーム3の後方)に装着されている。また、左右一対のガントリ4は、上部旋回体2に対して起立した起立姿勢(第1の姿勢)と上部旋回体2上に倒伏した倒伏姿勢(第2の姿勢、図3参照)との間で姿勢変更可能なようにブーム3の後方で上部旋回体2に回動可能に支持されている。各ガントリ4は、前記起立姿勢においてブーム3を支持する支柱として機能する。なお、図1では、紙面手前側の右側のガントリ4が現れている。
カウンタウエイト5は、ガントリ4の後方で旋回フレーム21に装着、支持されており、クレーンが吊り荷を吊りあげる際にクレーン100のバランスを保つ機能を備えている。
下部スプレッダ8Aおよび上部スプレッダ8Bは、それぞれ複数のシーブを含む。下部スプレッダ8Aは、ガントリ4の先端部に支持されている。また、上部スプレッダ8Bは、ブームガイライン6によってブーム3の先端部に接続されている。
ブーム起伏ロープ9は、ブーム起伏ウインチ10から引き出され、ガントリ4の先端部のシーブ(不図示)に掛けられた後、下部スプレッダ8Aと上部スプレッダ8Bとの間で複数回掛け回される。ブーム起伏ウインチ10は、旋回フレーム21の後部、より詳しくは、ブーム3の後方かつカウンタウエイト5の前方に配置される。なお、引き出されたブーム起伏ロープ9の先端は、上部旋回体2のブーム起伏ウインチ10の近傍に固定される。ブーム起伏ウインチ10は、ブーム起伏ロープ9の巻き取りおよび繰り出しを行うことで、下部スプレッダ8Aと上部スプレッダ8Bとの間の距離を変化させ、ブーム3をガントリ4に対して相対的に回動させながらブーム3を起伏させる。
巻上げドラム15は、旋回フレーム21の中央部に備え付けられている。また、ブームポイントシーブ11およびアイドラシーブ12は、ブーム3の先端部に回転自在に支持されている。巻上げドラム15から引き出された巻上げロープ14の先端部には、吊荷用のフック13が備え付けられる。そして、巻上げロープ14の一端は、ブーム3の先端部のブームポイントシーブ11と、フック13に設けられた不図示のシーブブロックのシーブとの間に掛け回された後、ブーム3の先端部に固定される。一方、巻上げロープ14の他端は、ブームポイントシーブ11、アイドラシーブ12を経由して巻上げドラム15に巻きつけられている。従って、巻上げドラム15が巻上げロープ14の巻き取りや繰り出しを行うと、ブームポイントシーブ11とフック13のシーブとの間の距離が変わって、ブーム3の先端部から垂下されたフック13の巻上げ及び巻下げが行われる。
図2および図3は、本実施形態に係るクレーン100において、ガントリ4が上部旋回体2に対して倒伏する様子を示す側面図である。図2では、ガントリ4の起立姿勢が二点鎖線で示され、起立姿勢から所定の角度だけ倒伏したガントリ4が実線で示されている。また、図3で一点鎖線で示されたガントリ4は、図2の実線で示されたガントリ4よりも更に倒伏した状態であり、図3の実線で示されたガントリ4は倒伏姿勢とされた状態に相当する。
図2に示すように、旋回フレーム21は、左右一対の縦壁21Hを有している。各縦壁21Hは、上下方向に所定の高さを有し、前後方向に長く延びている。なお、図2では、紙面手前側の右側の縦壁21Hが現れている。また、前述のカウンタウエイト5は、複数のウエイト本体50が積層されることで構成されている。図2では、カウンタウエイト5が3段のウエイト本体50を有している。
左右一対のガントリ4の各々は、コンプレッションメンバ41と、テンションメンバ42とを有する(図2)。コンプレッションメンバ41およびテンションメンバ42の各々は上部旋回体2に支持されており、左右方向に沿って見て略三角形をなすように配置されている。
具体的に、コンプレッションメンバ41の基端部は、旋回フレーム21の縦壁21Hの前後方向の略中央部に、基端支点部41P(第1支点部)を支点として回動可能に支持されている。図2、図3において二点鎖線で示されたガントリ4の起立姿勢では、コンプレッションメンバ41は基端支点部41Pから後方かつ上方に向かって斜めに傾斜するように延びている。コンプレッションメンバ41のうち前記基端部と反対側の回動端部には、前述のシーブが装着されている。
テンションメンバ42は、コンプレッションメンバ41の後方かつカウンタウエイト5の直ぐ前方において、縦壁21Hに支持されている。テンションメンバ42は、上側部材42Aと下側部材42Bとを含む。上側部材42Aはテンションメンバ42の上側部分を構成し、下側部材42Bはテンションメンバ42の下側部分を構成する。上側部材42Aの先端部(上端部)は、コンプレッションメンバ41の先端部において上支点部42Q(第3支点部)回りに回動可能に支持されている。一方、下側部材42Bの基端部(下端部)は、縦壁21Hの後端部に設けられた下支点部42Pに回動可能に接続され支持されている。更に、上側部材42Aの先端部と下側部材42Bの基端部との間には中央支点部42Sが配置されている。テンションメンバ42はこの中央支点部42Sを支点として屈伸可能とされている。
更に、ガントリ4は、シリンダ43を有する(図2)。シリンダ43は、油圧式シリンダであり、不図示の油圧ポンプから吐出される作動油の供給を受けて伸縮する。シリンダ43のロッド部分の先端部は、コンプレッションメンバ41の後側側面に回動可能に接続されており、シリンダ43のシリンダ本体の基端部は、巻上げドラム15(図1)を支持する不図示の支持機構に回動可能に支持されている。シリンダ43の伸縮動作に伴って、ガントリ4が起立姿勢と倒伏姿勢との間で姿勢変更することができる。
更に、クレーン100は、固縛リンク70(第2部材、姿勢保持部材)を備える(図2)。固縛リンク70は、固縛リンク支点部70P(第2支点部)回りに回動可能なようにガントリ4のコンプレッションメンバ41に支持された上端部を有する。固縛リンク70は、ガントリ4が起立姿勢とされた状態おいて、ガントリ4から自重で垂下される。固縛リンク70は、ガントリ4が倒伏姿勢とされた状態においてカウンタウエイト5に連結されることでガントリ4を倒伏姿勢に保持する。なお、他の実施形態において、固縛リンク70は、カウンタウエイト5の代わりに上部旋回体2に連結されてもよい。
図2のように、上部旋回体2の後端部にカウンタウエイト5が搭載されたクレーン100においてガントリ4が実線のように倒伏しようとすると、ガントリ4の倒伏時に固縛リンク70がカウンタウエイト5に干渉し、固縛リンク70またはカウンタウエイト5が損傷する可能性がある。このように、クレーン100では、必要に応じて姿勢変更する部材が多く、作業者の手間を要することなく姿勢変更時に複数の部材同士が干渉することを防止する技術が望まれている。
上記のような問題を解決するために、本実施形態では、クレーン100が連動機構7Sを有している。連動機構7Sは、ガントリ4の起立姿勢から倒伏姿勢への姿勢変更に連動して、固縛リンク70とカウンタウエイト5との干渉を阻止するように、図2に示すように固縛リンク70を固縛リンク支点部70P回りに後方に回動させる機能を有している。
図4乃至図7は、本実施形態に係るクレーン100におけるガントリ4の倒伏時の連動機構の様子を示す側面図である。連動機構7Sは、起立姿勢から倒伏姿勢へのコンプレッションメンバ41の基端支点部41P回りの回動に連動してテンションメンバ42が中央支点部42S(図2)回りに屈曲する力を固縛リンク70に伝達することで当該固縛リンク70を後方に回動させる。
図4を参照して、コンプレッションメンバ41の先端部には、部分的に広幅の支持板41Tが配置されている。テンションメンバ42および固縛リンク70は、この支持板41Tに回動可能に支持されており、連動機構7Sは、その間の領域に介在するように配置されている。具体的に、テンションメンバ42の上側部材42Aの上端部は、上支点部42Q回りに回動可能なように、支持板41Tの下側部分(基端側部分)に支持されている。一方、固縛リンク70の固縛リンク支点部70Pは、テンションメンバ42の上端部よりも後方においてコンプレッションメンバ41の先端部(支持板41T)に回動可能に支持されている。
連動機構7Sは、突起42Mと、伝達リンク80(伝達部)とを有する。また、固縛リンク70は、固縛リンク支点部70Pから前方に離れた位置に配置される固縛リンクピン70Qを有する。固縛リンクピン70Qは、固縛リンク70の上端部において左右方向に突設されたピンである。
突起42Mは、上側部材42Aの上端部の外周面に装着された略三角形状の部材である。突起42Mは、複数のボルトによって、上側部材42Aに固定されている。図4に示すように、上側部材42Aの上端部は上支点部42Qを中心とする円弧状の外周面を有しており、その一部に突起42Mが装着されることで、カム構造が設けられている。
伝達リンク80は、上支点部42Qと固縛リンク支点部70Pとの間で、屈伸可能に配置されたリンク構造である。伝達リンク80は、支持板41Tに支持されている。伝達リンク80は、突起42Mの上支点部42Q回りの回動に伴って突起42Mから受ける押圧力を固縛リンク70に伝達して、固縛リンク70を後方に回動させる。伝達リンク80は、第1リンク81と、第2リンク82とを有する。
第1リンク81は、伝達リンク80のうちテンションメンバ42側に位置するリンク部材である。第1リンク81は、被押し上げ部81T(第1端部)と、第1連結部81P(第2端部)と、リンク支点部81Sとを有する。被押し上げ部81Tは、第1リンク81の端部に配置され、突起42Mに当接可能な部分であり、突起42Mによって押し上げられる。被押し上げ部81Tは、図4に示すようにL字形状を有している。第1連結部81Pは、第1リンク81のうち被押し上げ部81Tとは反対側の端部に相当する。リンク支点部81Sは、被押し上げ部81Tと第1連結部81Pとの間に配置され、支持板41Tに回動可能に支持されている。
第2リンク82は、第2連結部82P(第3端部)と、係合フック82T(第4端部)とを有する。第2連結部82Pは、第1リンク81の第1連結部81Pに連結支点部80S回りに回動可能に接続されている。換言すれば、第1リンク81および第2リンク82は、図6の連結支点部80Sを支点として互いに屈伸可能とされている。係合フック82Tは、第2リンク82のうち第2連結部82Pとは反対側の端部である。係合フック82Tは、固縛リンク70の固縛リンクピン70Qに回動可能に接続されている。なお、固縛リンクピン70Qに係合された係合フック82Tに、ロック部材83が装着されることで、係合フック82Tと固縛リンクピン70Qとの脱離が防止される。
なお、図4に示される各部材の回動における支点(中心軸)は互いに平行であり、本実施形態では、いずれも左右方向に延びている。
次に、図2乃至図7を参照して、ガントリ4の姿勢変更に伴う連動機構7Sの動きについて詳述する。図2において二点鎖線で示すように、ガントリ4が起立姿勢とされている場合、図4に示すように、固縛リンク70は固縛リンク支点部70Pから鉛直下方に垂下した姿勢となっている。一方、カウンタウエイト5は、ガントリ4が起立姿勢とされた状態おいて、図3に示すように固縛リンク70の下方に配置される。
伝達リンク80は、第1リンク81および第2リンク82の各々の重心位置に応じて、第1リンク81が略水平方向に延びる姿勢となっている。ガントリ4のテンションメンバ42も鉛直方向に沿って延びており、この結果、図4に示すように、突起42Mが被押し上げ部81Tから前方に離間した位置に配置されている。
この状態から、図2の実線で示すように、ガントリ4のコンプレッションメンバ41が後方に倒伏し始めると、これに連動して、テンションメンバ42が中央支点部42Sを支点として屈曲し始める。テンションメンバ42の上側部材42Aが上支点部42Q回りに回動することで、図5に示すように、突起42Mが被押し上げ部81Tに接近する。その後、図6に示すように、突起42Mが被押し上げ部81Tを押し上げ、第1リンク81がリンク支点部81Sを支点として、図6において反時計回りに回動する。この結果、連結支点部80Sにおいて第1リンク81に連結されている第2リンク82が図6の紙面右下方向に引っ張られるため、固縛リンク70が固縛リンク支点部70Pを支点として、後方に回動する(振り上げられる)。
上記の固縛リンク70の回動によって、図2の実線で示すように、固縛リンク70がカウンタウエイト5の上方を後方に移動し、やがて、図3で一点鎖線、実線で示すように、カウンタウエイト5の後面部に沿って固縛リンク70が配置される。
更に、本実施形態では、図3に示すように、固縛リンク70の下端部に連結部材71が装着される。なお、連結部材71は、固縛リンク70とともに本発明の姿勢保持部材を構成する。図8は、連結部材71がカウンタウエイト5に連結された様子を示す側面図である。連結部材71は、略V字形状からなる部材であり、先端部に連結フック71Pを有し、その反対側にはピン孔71Qが形成されている。一方、カウンタウエイト5の後端部かつ下端部には部分的に切りかかれたウエイト接続部55が形成されており、当該ウエイト接続部55には左右方向に延びる係合ピン55Pが配置されている。作業者は、図8に示すように、連結部材71の連結フック71Pをウエイト接続部55に係合させ、連結部材71を矢印で示す方向に回動させる(押し上げる)。この結果、図3に示すように、固縛リンク70の下端部に形成されたピン孔70Sに連結部材71のピン孔71Qを合致させ、両者を不図示の接続ピンで連結する。この結果、固縛リンク70および連結部材71がカウンタウエイト5に係合し、ガントリ4を倒伏姿勢で保持(ロック)することができる。
なお、ガントリ4が倒伏姿勢とされると、図7に示すように、突起42Mと被押し上げ部81Tとの間には所定の隙間(あそび)が形成されている。換言すれば、第1リンク81(カムフォロア)は突起42M(カム)から離れる方向には拘束されていない。このため、作業者が連結部材71のピン孔71Qと固縛リンク70のピン孔70Sとを位置合わせするために、固縛リンク70を所定の範囲で揺動させることができる。仮に、突起42Mが被押し上げ部81Tと強く係合した状態の場合、固縛リンク70を揺動させることが困難なため、上記のピン孔同士の位置合わせに手間がかかる。
図9は、他の実施形態に係る連結部材72がカウンタウエイト5に連結された様子を示す側面図である。連結部材72は、連結部材71と比較して短いL字形状からなり、連結フック72Pとピン孔72Qとを有している。先の連結部材71と同様に、連結部材72の連結フック72Pが係合ピン55Pに係合した状態で、連結部材72が図9の矢印で示す方向に回動されることで、固縛リンク70と連結部材72とを連結することができる。この場合、本実施形態に係る固縛リンク70よりも長い固縛リンクが用いられる。
以上のように、本実施形態では、ガントリ4から垂下された固縛リンク70が、ガントリ4の第1の姿勢から第2の姿勢への姿勢変更時に、カウンタウエイト5と干渉することを連動機構7Sが防止することができる。この結果、ガントリ4の姿勢変更を安全に行いつつ、固縛リンク70またはカウンタウエイト5が損傷することを防止することができる。このため、固縛リンク70とカウンタウエイト5との干渉を防止するために、固縛リンク70の先端部の軌跡に応じてカウンタウエイト5の一部を欠落させる必要がなく、カウンタウエイト5の重量を充分確保し、クレーン100の吊り性能を確保することができる。特に、本実施形態では、複数のウエイト本体50を積み上げてカウンタウエイト5が構成されているため、上記のような部分的な欠落を回避することで、複数のウエイト本体50の形状を共通化することも可能になる。
また、ガントリ4が倒伏姿勢とされると、固縛リンク70がカウンタウエイト5に連結されることで、ガントリ4を倒伏姿勢に維持しながらクレーン100を輸送、保管することができる。更に、ガントリ4の姿勢に関わらず、固縛リンク70をガントリ4に装着しておくことができるため、固縛リンク70の当該装着に掛かる手間を省くことができる。
また、本実施形態では、コンプレッションメンバ41の姿勢変更に伴うテンションメンバ42の屈曲動作の力を連動機構7Sが固縛リンク70に伝達することで、当該固縛リンク70を安定して後方に回動させ、固縛リンク70とカウンタウエイト5との干渉を防止することができる。このため、固縛リンク70の回動のために独自の駆動装置を用いることなく、ガントリ4の倒伏における駆動力を利用して、固縛リンク70とカウンタウエイト5との干渉を防止することができる。
また、テンションメンバ42の回動に伴って突起42Mが伝達リンク80を押圧すると、当該伝達リンク80がその押圧力を固縛リンク70に伝達することで、固縛リンク70を容易に後方に回動させることができる。この結果、コンプレッションメンバ41の姿勢変更、テンションメンバ42の屈曲動作に連動して、固縛リンク70をスムーズに後方に回動させ、固縛リンク70とカウンタウエイト5との干渉を安定して防止することができる。
また、本実施形態では、伝達リンク80が第1リンク81と第2リンク82とから構成される。このため、突起42Mを含むテンションメンバ42の屈曲動作に連動して、第1リンク81および第2リンク82が屈伸することで、固縛リンク70を容易に後方に回動させることができる。また、第1リンク81および第2リンク82の組み合わせによって、テンションメンバ42から固縛リンク70に伝達する作用力の方向を好適に変更することが可能になり、連動機構7Sの実装時の自由度を増すことができる。また、第1リンク81および第2リンク82の各々の可動範囲が制限されているため、これらのリンク部材の意図しない挙動を防止することができる。
また、本実施形態では、突起42Mがテンションメンバ42の上端部に着脱可能であるため、カウンタウエイト5が上部旋回体2に装着されていない場合など、固縛リンク70の回動が不要な場合には、突起42Mをテンションメンバ42から取り外すことで、固縛リンク70の無駄な回動を防止することができる。また、必要に応じて、突起42Mをテンションメンバ42に装着することで、固縛リンク70とカウンタウエイト5との干渉を防止することができる。
以上、本発明の一実施形態に係る連動機構7Sを備えたクレーン100について説明した。このようなクレーン100によれば、ガントリ4の姿勢変更時に、当該ガントリ4から垂下された固縛リンク70がカウンタウエイト5と干渉することを防止することができる。なお、本発明はこれらの形態に限定されるものではない。本発明では、以下のような変形実施形態が可能である。
(1)上記の実施形態では、本発明に係るベース部材、第1部材、第2部材および第3部材として、上部旋回体2、ガントリ4、固縛リンク70およびカウンタウエイト5を用いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。ベース部材、第1部材、第2部材および第3部材として、ブーム3、不図示のジブ、ジブバックストップおよびブームの先端部に設けられたシーブなどに、連動機構7Sが適用されてもよい。
(2)また、本発明に係る支持部材としてガントリ4を用いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。支持部材はマストなどの他の部材でもよい。また、ガントリ4は、コンプレッションメンバ41およびテンションメンバ42を有する構造に限定されるものではなく、単一の部材から構成されるものでも良い。
(3)本発明に係る起伏部材はブーム3に限定されるものではなく、起伏可能なその他の部材でもよい。
(4)また、カウンタウエイト5は、複数のウエイト本体50から構成されるものに限定されるものではなく、単一の部材でもよい。
(5)図10は、本発明の変形実施形態に係るクレーン100におけるガントリ4の倒伏時の連動機構7Sの様子を示す側面図である。本変形実施形態では、先の実施形態に係る伝達リンク80の代わりに、連動機構7Sが、押圧部材91と、案内部材92とを有する。押圧部材91は、突起42Mに当接可能な一端部911と、一端部911とは反対側に配置され固縛リンク70に当接可能な他端部912とを有する。案内部材92は、前記押圧部材91を一端部911と他端部912とを結ぶ方向に沿って移動可能に案内する。
本変形実施形態では、テンションメンバ42の上側部材42Aが回動すると、突起42Mが一端部911を後方に押圧する。この結果、押圧部材91が案内部材92に沿って移動し、他端部912が固縛リンク70を後方に押圧し、固縛リンク支点部70P回りに回動させる。このような構成においても、ガントリ4の倒伏時に、固縛リンク70がカウンタウエイト5と干渉することを安定して防止することができる。特に、突起42Mを含むテンションメンバ42の屈曲動作に連動して、押圧部材91が案内部材92に案内されながら移動することによって、固縛リンク70を容易に後方に回動させることができる。
更に、連動機構7Sは、上記の態様に限定されるものではなく、油圧シリンダ、電動モータなどの駆動力を利用して、固縛リンク70を回動させるものでもよい。また、連動機構7Sは固縛リンク70を押し上げる構造に限定されるものではなく、固縛リンク70を引き上げる構造(引っ張る構造)でもよい。
(6)図11は、本発明の他の変形実施形態に係るクレーン100におけるリアストラット21が起立される様子を示す側面図である。図11に示されるクレーン100は、下部走行体1と、上部旋回体2と、ブーム3と、不図示のジブと、ブーム3の先端部に回動可能に支持されたリアストラット21およびフロントストラット22とを備える。不図示のジブは、ブーム3の先端部に配置されたジブフット支点部3Tに軸支される。図11は、クレーン100の組立中の様子を示すものであり、ブーム3および各ストラットが地上に倒伏した状態から、リアストラット21がフロントストラット22の上方で起立される。リアストラット21の基端部には、ストラットバックストップ25が装着されている。ストラットバックストップ25の先端部は、ブーム3の起立状態において、ブーム3の背面部に当接することで、リアストラット21の更なる回動を阻止する。ストラットバックストップ25の基端部(上端部)はリアストラット21に左右方向に延びる回動中心軸(第2支点部)回りに回動可能に支持されている。ストラットバックストップ25は、リアストラット21の回動途中で、リアストラット21から垂下した姿勢となる。
リアストラット21を起立させるために、一時的に、巻上げロープ14の先端部14Tがリアストラット21に接続される。ウインチ32が巻上げロープ14を巻き取ると、リアストラット21が矢印DA方向に回動する。この際、リアストラット21の先端部が補助クレーンのフック80によって吊り上げられてもよい。
ジブ起伏ウインチ34から引き出されたジブ起伏ロープ44(44A、44B)は、ブーム3の先端部に固定されたガイドローラ46を経由して、リアストラット21の先端部のシーブ47とフロントストラット22の先端部のシーブ48との間に掛け回されている。また、ブーム3の先端部には図1と同様に、ブーム起伏ロープ9、左右一対のブームガイライン6が接続されている。
図11の状態でリアストラット21が矢印DA方向に回動すると、ストラットバックストップ25の先端部(図11の下端部)がガイドローラ46と干渉してしまう。このため、先の実施形態と同様の構造を利用して、ストラットバックストップ25の先端側を一時的に後方に跳ね上げることが望ましい。この結果、ストラットバックストップ25の先端部がガイドローラ46を超えて、ブーム3の背面部に当接することができる。
すなわち、本変形実施形態では、ブーム3が本発明のベース部に相当し、リアストラット21が本発明の第1部材に相当し、ストラットバックストップ25が本発明の第2部材に相当し、ガイドローラ46が本発明の第3部材に相当する。なお、ブーム3とリアストラット21の接続部、換言すれば、リアストラット21の回動支点が本発明の第1支点部に相当する。また、クレーン100の組立時におけるリアストラット21の姿勢が本発明の第1姿勢に相当し、クレーン100の作業時のリアストラット21の姿勢が本発明の第2姿勢に相当する。また、リアストラット21とストラットバックストップ25との接続部が、本発明の第2支点部に相当する。上記の各部材に対応して、先の実施形態と同様の連動機構7Sが設けられれば良い。
1 下部走行体
10 ブーム起伏ウインチ
100 クレーン
2 上部旋回体(機体、ベース部)
21 旋回フレーム
21H 縦壁
3 ブーム
4 ガントリ(支持部材、第1部材)
41 コンプレッションメンバ
41P 基端支点部
41T 支持板
42 テンションメンバ
42A 上側部材
42B 下側部材
42M 突起
42P 下支点部
42Q 上支点部
42S 中央支点部
43 シリンダ
5 カウンタウエイト(第3部材)
50 ウエイト本体
55 ウエイト接続部
55P 係合ピン
6 ブームガイライン
70 固縛リンク(姿勢保持部材、第2部材)
70P 固縛リンク支点部
70Q 固縛リンクピン
70S ピン孔
71、72 連結部材
71P、72P 連結フック
71Q、72Q ピン孔
7S 連動機構
80 伝達リンク(伝達部)
80S 連結支点部
81 第1リンク
81S リンク支点部
81T 被押し上げ部
82 第2リンク
82T 係合フック
83 ロック部材
91 押圧部材
92 案内部材
CL 旋回中心

Claims (7)

  1. ベース部と、
    前記ベース部に第1支点部回りに回動可能に支持された基端部を有し、前記回動に伴って第1の姿勢と第2の姿勢との間で姿勢変更可能な第1部材と、
    第2支点部回りに回動可能なように前記第1部材に支持された上端部を有し、前記第1部材が前記第1の姿勢とされた状態おいて前記第1部材から垂下される第2部材と、
    前記第1部材が前記第1の姿勢とされた状態おいて、前記第2部材の下方に配置される第3部材と、
    前記第1部材の前記第1の姿勢から前記第2の姿勢への姿勢変更に連動して、前記第2部材と前記第3部材との干渉を阻止するように前記第2部材を前記第2支点部回りに回動させる連動機構と、
    を備える、作業機械。
  2. 前記ベース部は機体であり、
    前記機体に起伏可能に支持された起伏部材を更に備え、
    前記第1部材は、前記起伏部材の後方で前記機体に前記第1支点部回りに回動可能に支持された前記基端部と、当該基端部とは反対側の回動端部とを有し、前記機体に対して起立した前記第1の姿勢としての起立姿勢と前記機体上に倒伏した前記第2の姿勢としての倒伏姿勢との間で姿勢変更可能であり、前記起立姿勢において前記起伏部材を支持する支持部材であり、
    前記第3部材は、前記支持部材の後方において前記機体に支持されるカウンタウエイトであり、
    前記第2部材は、前記支持部材の前記回動端部に前記第2支点部回りに回動可能に支持された前記上端部を有し、前記支持部材が前記起立姿勢とされた状態において前記回動端部から垂下され、前記支持部材が前記倒伏姿勢とされた状態において前記カウンタウエイトまたは前記機体に連結されることで前記支持部材を前記倒伏姿勢に保持する姿勢保持部材であり、
    前記連動機構は、前記支持部材の前記起立姿勢から前記倒伏姿勢への姿勢変更に伴って前記姿勢保持部材と前記カウンタウエイトとの干渉を阻止するように、前記支持部材の回動に連動して前記姿勢保持部材を後方に回動させる、請求項1に記載の作業機械。
  3. 前記支持部材は、
    前記起伏部材の後方において前記第1支点部回りに回動可能に支持されたコンプレッションメンバと、
    前記コンプレッションメンバの先端部に第3支点部回りに回動可能に支持された上端部と、前記機体に接続された下端部とを有するテンションメンバであって、前記上端部と前記下端部との間に配置された屈曲支点部を支点として屈伸可能なテンションメンバと、
    を有し、
    前記姿勢保持部材の前記第2支点部は、前記テンションメンバの前記上端部よりも後方において前記コンプレッションメンバの先端部に回動可能に支持されており、
    前記連動機構は、前記起立姿勢から前記倒伏姿勢への前記コンプレッションメンバの前記第1支点部回りの回動に連動して前記テンションメンバが前記屈曲支点部回りに屈曲する力を前記姿勢保持部材に伝達することで当該姿勢保持部材を後方に回動させる、請求項2に記載の作業機械。
  4. 前記連動機構は、
    前記テンションメンバの前記上端部に配置される突起と、
    前記突起の前記第3支点部回りの回動に伴って前記突起から受ける押圧力を前記姿勢保持部材に伝達して、前記姿勢保持部材を後方に回動させる伝達部と、
    を有する、請求項3に記載の作業機械。
  5. 前記伝達部は、
    前記突起に当接可能な第1端部と、前記第1端部とは反対側の第2端部と、前記第1端部と前記第2端部との間に配置され前記コンプレッションメンバの前記先端部に回動可能に支持されたリンク支点部とを有する第1リンクと、
    前記第1リンクの前記第2端部に回動可能に接続された第3端部と、前記第3端部とは反対側の第4端部であって前記姿勢保持部材のうち前記第2支点部から離れた位置に回動可能に接続された第4端部とを有する第2リンクと、
    を含む、請求項4に記載の作業機械。
  6. 前記伝達部は、
    前記突起に当接可能な一端部と、前記一端部とは反対側に配置され前記姿勢保持部材に当接可能な他端部とを有する押圧部材と、
    前記押圧部材を前記一端部と前記他端部とを結ぶ方向に沿って移動可能に案内する案内部材と、
    を含む、請求項4に記載の作業機械。
  7. 前記突起は、前記テンションメンバの前記上端部に着脱可能に装着される、請求項4乃至6の何れか1項に記載の作業機械。
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