JP2024074493A - 半導体装置の製造方法および金型 - Google Patents

半導体装置の製造方法および金型 Download PDF

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Abstract

【課題】モールド樹脂によってコーナ部の近傍に穴を形成しながら封止する際に、ボイドが残ってコーナ部に欠けなどの外観不良が発生することを抑制することができる半導体装置の製造方法および金型を提供する。【解決手段】半導体部品が搭載された基板をモールド樹脂4で封止する半導体装置の製造に用いられる金型18であって、半導体部品が搭載された基板が配置されるキャビティ8と、キャビティ8からあふれたモールド樹脂4を収容するフローキャビティ16と、モールド樹脂4の一部をフローキャビティ16に導くための流路15と、封止後のモールド樹脂4のコーナ部の近傍に穴を形成するためにコーナ部の近傍に配置された金型部品5と、を備え、流路15は、コーナ部の近傍であって、コーナ部を形成する2つの面にそれぞれ設けられた第1の流路15Aおよび第2の流路15Bを有する。【選択図】図6

Description

本発明は、半導体装置の製造方法および金型に関する。
半導体装置のモールド封止プロセスは、基板などの封止対象部品を金型のキャビティ内に設置した後、モールド樹脂を金型内に充填することによって、封止対象部品をモールド樹脂で一体化モールドして封止する製造方法である。このプロセスで製造された半導体装置は、メモリーやパワーモジュールなどとして幅広く用いられている。
このモールド封止プロセスにおいては、金型のキャビティ内の空気とモールド樹脂を置換する必要がある。しかし、樹脂流れの先端部は金型のキャビティ内の空気と接して流れるため、流れが乱れやすく、空気の巻き込みによるボイドが発生しやすい。このボイドによって、絶縁不良や外観不良の問題が発生する。
このボイドを防止する製造方法としては、金型におけるモールド樹脂の最終充填部にフローキャビティを設置し、このフローキャビティにモールド樹脂とともにボイドを流し込むことが行われている。
半導体装置のモールド封止のフローキャビティの位置を開示するものとしては、例えば、特許文献1がある。
特許文献1の図5および図7、段落0037には、「最終段のキャビティ27を形成する凹部27aのうちスルーランナ53に対応する角部に連通させて下金型24にはフローキャビティ用の凹部54aが形成されている。」ことが記載されている。すなわち、特許文献1では、フローキャビティを半導体装置のコーナ部に設けることが記載されている。
また、空気を抜くためのエアベントの位置を開示するものとしては、例えば、特許文献2がある。
特許文献2の図2および要約には、課題として、「エアベント部に対応するリードフレーム上に樹脂バリを形成させない樹脂封止装置を提供する。」ことが記載されており、その解決手段として、「樹脂封止装置1の上方キャビティ部15aからのエアベント21の経路を、リードフレーム10のリード部32とステー部33を接続するダイバー部34と交差させる第1、第2のエアベント部51、52を設け、第1、第2のエアベント部51、52とダイバー部34とが交差する第1、第2の交差部55、56部に形成される空洞を狭くすることで、樹脂の流れに対する抵抗を大きし、第1、第2の交差部55、56部を通って第1、第2の領域部に放出される樹脂量を少なくし、第1、第2のエアベント部51、52とステー部33とで形成される空洞に樹脂を侵入させないようにする。」ことが記載されている。
より具体的には、特許文献2の段落0014には、「本発明によれば、半導体装置を搭載したリードフレームの前記半導体装置を樹脂封止する樹脂封止装置おいて、樹脂封止装置のキャビティからのエアベントの経路を、リードフレームのリード部とステー部を接続するダイバー部と交差させた後にステー部を通過させる構造としたことで、リードフレームのステー部のエアベントの経路には樹脂バリが形成されないので、樹脂封止後のリードカットおよびリードベンド工程における上述した樹脂バリがリード部上に付着し、その後圧着されることがない。従って、半導体装置の測定工程時、リード部に圧着された樹脂バリによるリード部と測定端子間がコンタクト不良が無く、測定工程での半導体装置の製造歩留が向上する。また、半導体装置の電子機器への実装時における、リード部に圧着された樹脂バリによる実装不良の発生が無い。」ことが記載されている。すなわち、特許文献2では、ステー部とエアベント部とが重なる位置に樹脂バリが形成されないようにエアベントの経路を工夫することが記載されている。
特開平9-115937号公報 特開平10-125706号公報
特許文献1では、フローキャビティを半導体装置のコーナ部に設けている。しかしながら、フローキャビティは製品から切り離して廃棄するので、特許文献1のようにコーナ部にフローキャビティを設置すると、コーナ部が例えば面取り形状ではない角型形状や曲面形状の場合には、フローキャビティの切り離しの処理が難しいという問題がある。また、フローキャビティの切り離しの処理の際にコーナ部の欠け等の外観不良が生じる可能性がある。
また、例えば半導体モジュールにおいて、コーナ部の近傍に取付用などの穴をモールド封止プロセスにて形成する場合がある。この場合、コーナ部ではモールド樹脂の流動性が悪くなり、フローキャビティにモールド樹脂とともにボイドを流し込むことが難しくなり、ボイドが残ってしまうと、コーナ部に欠けなどの外観不良が生じるという問題がある。
ここで、特許文献1および特許文献2では、半導体チップを想定したものであるため、モールド封止プロセスにてコーナ部の近傍に穴を形成することについては考慮がされていない。したがって、それに適したフローキャビティへの流路についても考慮がされていない。
本発明が解決しようとする課題は、モールド樹脂によってコーナ部の近傍に穴を形成しながら封止する際に、ボイドが残ってコーナ部に欠けなどの外観不良が発生することを抑制することができる半導体装置の製造方法および金型を提供することである。
上記の課題を解決するために、本発明の半導体装置の製造方法は、例えば、半導体部品が搭載された基板をモールド樹脂で封止する半導体装置の製造方法であって、金型内のキャビティに前記半導体部品が搭載された前記基板を配置する基板配置ステップと、前記キャビティ内に前記モールド樹脂を充填して前記半導体部品が搭載された前記基板を樹脂封止する樹脂封止ステップと、を有し、前記金型は、前記半導体部品が搭載された前記基板が配置される前記キャビティと、前記キャビティからあふれた前記モールド樹脂を収容するフローキャビティと、前記モールド樹脂の一部を前記フローキャビティに導くための流路と、封止後の前記モールド樹脂のコーナ部の近傍に穴を形成するために前記コーナ部の近傍に配置された金型部品と、を備え、前記流路は、前記コーナ部の近傍であって、前記コーナ部を形成する2つの面にそれぞれ設けられた第1の流路および第2の流路を有することを特徴とする。
また、本発明の金型は、例えば、半導体部品が搭載された基板をモールド樹脂で封止する半導体装置の製造に用いられる金型であって、前記半導体部品が搭載された前記基板が配置されるキャビティと、前記キャビティからあふれた前記モールド樹脂を収容するフローキャビティと、前記モールド樹脂の一部を前記フローキャビティに導くための流路と、封止後の前記モールド樹脂のコーナ部の近傍に穴を形成するために前記コーナ部の近傍に配置された金型部品と、を備え、前記流路は、前記コーナ部の近傍であって、前記コーナ部を形成する2つの面にそれぞれ設けられた第1の流路および第2の流路を有することを特徴とする。
本発明の半導体装置の製造方法および金型によれば、モールド樹脂によってコーナ部の近傍に穴を形成しながら封止する際に、ボイドが残ってコーナ部に欠けなどの外観不良が発生することを抑制することができる。
実施例1の半導体装置の製造方法で製造された半導体装置の概略構成を説明する上面図。 実施例1の半導体装置の製造方法とそれに用いられる金型の概略構成を説明する上面図。 図2のA-A断面図。 比較例の金型のコーナ部の近傍の概略構成と課題を説明する上面図。 比較例の金型のコーナ部の近傍の概略構成と課題を説明する上面図。 実施例1の金型のコーナ部の近傍の概略構成を説明する上面図。 実施例1の金型のコーナ部の近傍の概略構成を説明する上面図。 実施例2の金型のコーナ部の近傍の概略構成を説明する上面図。 実施例2の金型のコーナ部の近傍の概略構成を説明する上面図。
以下、図面を用いて本発明の実施例を説明する。各図、各実施例において、同一または類似の構成要素については同じ符号を付け、重複する説明は省略する。
図1は、実施例1の半導体装置の製造方法で製造された半導体装置の概略構成を説明する上面図である。
本実施例の半導体装置12は、半導体部品2が搭載された基板1をモールド樹脂4で封止することによって製造されている。半導体装置12は、半導体モジュールとも呼ばれる。
基板1としては、例えば絶縁基板の上に配線パターンが形成されたDBC(Direct Bonded Copper)基板を用いることができる。なお、図1では配線パターンは図示省略している。基板1の絶縁基板としてはガラスエポキシ基板や紙フェノール基板などの任意の絶縁基板を用いることができる。基板1の配線パターンとしては、例えば銅などを用いることができる。
半導体部品2は、例えば半導体チップである。半導体部品2は、例えばはんだなどの接合部材を介して基板1に形成された配線パターンに接合されている。
また、図示していないが、基板1の半導体部品2を実装していない裏面側に形成された配線パターンにより、電気信号を外部に伝えることができる。なお、このような構成に限られず、例えば、リードフレームなどの配線部材を、基板1の配線パターンや半導体部品2と金線やアルミワイヤなどの接続部材で電気的に接続し、電気信号を外部に伝える構成としてもよい。
半導体部品2が搭載された基板1を封止するモールド樹脂4としては、例えば、エポキシ(Epoxy)樹脂、フェノール(Phenol)樹脂、ポリエステル(Polyester)樹脂などを主成分とする熱硬化性樹脂を用いることができる。このモールド樹脂4の熱硬化性樹脂には、フィラーが充填されていても良い。フィラーとしては、例えばシリカ、マイカ、タルクなどの成分を含む無機材料、カーボンや高分子材料などの成分を含む有機材料、銅、アルミニウム、金、銀、鉄などの成分を含む金属材料を用いることができる。
なお、図示していないが、電気信号を外部に伝えるための配線パターンまたは配線部材は、モールド樹脂4から露出させている。
また、半導体装置12のコーナ部の近傍には、取付用などの穴3が形成されている。この穴3は、モールド封止プロセスにて後述する金型部品5を用いてモールド樹脂4に形成されている。穴3は、例えば貫通穴であってもよいし、非貫通穴であってもよい。また、成型後のモールド樹脂4が引き抜きやすいように抜き勾配が形成されていてもよい。また、穴3の中央部に金属製のブッシュなどを形成してもよい。
また、図示していないが、基板1の裏面側に冷却用の部材を設けてもよい。
図2は、実施例1の半導体装置の製造方法とそれに用いられる金型の概略構成を説明する上面図である。図3は、図2のA-A断面図である。
本実施例の半導体装置の製造方法は、金型18内のキャビティ8に半導体部品2が搭載された基板1を配置する基板配置ステップと、キャビティ8内にモールド樹脂4を充填して半導体部品2が搭載された基板1を樹脂封止する樹脂封止ステップとを有する。図2および図3では、基板配置ステップが終わり、次の樹脂封止ステップを行う前の状態を示している。
ここで、金型18は、半導体部品2が搭載された基板1が配置されるキャビティ8と、キャビティ8からあふれたモールド樹脂4を収容するフローキャビティ16(図2では図示省略)と、モールド樹脂4の一部をフローキャビティ16に導くための流路15(図2では図示省略)と、封止後のモールド樹脂4のコーナ部の近傍に穴3を形成するためにコーナ部の近傍に配置された金型部品5とを備える。フローキャビティ16と流路15の詳細については後述する。
金型18は、図示していないモールド装置のクランプによって上金型9と下金型10をZ方向の上下から挟み込む構造である。図3に示すように、上金型9と下金型10との境界部に形成される空間部であるキャビティ8に、半導体部品2が搭載された基板1を設置する。金型18は、ヒータなどで温度調節され、ポット部7に挿入したモールド樹脂4を加熱溶融させた後、Z方向のプラス方向からモールド装置で荷重を加えて、金型18内のモールド樹脂4の流路であるランナ6と、キャビティ8への入口であるゲート11とを介して、キャビティ8へモールド樹脂4を充填し、半導体部品2が搭載された基板1をモールド樹脂4で封止する。
キャビティ8からあふれたモールド樹脂4は、流路15を介してフローキャビティ16に収容され、モールド樹脂4が冷却されて硬化した後に、ランナ6、流路15、フローキャビティ16に充填されたモールド樹脂4は、半導体装置12から切り離されて廃棄される。なお、ゲート11の部分は、ランナ6よりも薄くなっており、ランナ6のモールド樹脂4を切り離しやすくなっている。また、金型部品5が配置された箇所にはモールド樹脂4が流れないので、穴3を形成することができる。
金型18のキャビティ8内は、モールド樹脂4の充填前に減圧することができ、上金型9と下金型10との境界部には空気が流れるがモールド樹脂4は流れない金型18外と通じる微細な空間であるエアベントが部分的に設けられている。なお、図示していないが、キャビティ8に基板1を固定するために、金型18内に基板1の固定機構や固定溝などを有する構造としてもよい。
図4および図5は、比較例の金型のコーナ部の近傍の概略構成と課題を説明する上面図である。図5は、図4よりも後の状態を示している。
モールド封止プロセスにおいては、金型18のキャビティ8内の空気とモールド樹脂4を置換する必要がある。しかし、モールド樹脂4の流れの先端部は、キャビティ8の空気と接して流れるため、流れが乱れやすく、空気の巻き込みによるボイド13が発生しやすい。この流動先端のボイド13はコーナ部における最終充填部の近傍に集まった状態でモールド樹脂4が硬化・固化する。このため、コーナ部の近傍において、半導体装置12のモールド樹脂4の表面にボイド13が露出して外観不良の問題が生じる。
このボイド13が半導体装置12のモールド樹脂4内に残留し、外観不良の問題が発生するのを防ぐために、最終充填部の近傍に流路15を介してモールド樹脂4と一緒にボイド13を流し込むフローキャビティ16を設置する。
しかしながら、流路15とフローキャビティ16は半導体装置12から切り離して廃棄されるため、図示していないが、最終充填部であるコーナ部と同じ位置に流路15を設置すると、コーナ部が例えば面取り形状ではない角型形状や曲面形状の場合には、流路15を切り離す処理が難しく、コーナ部の欠け等の外観不良の課題が生じる可能性がある。
そこで、図4に示す比較例のように、コーナ部から少し離れたコーナ部の近傍であって、コーナ部を形成する1面だけに流路15およびフローキャビティ16を設置することが考えられる。
しかしながら、コーナ部の近傍に金型部品5が存在する場合、金型部品5の左側から流れるモールド樹脂4のボイド13はモールド樹脂4とともにフローキャビティ16内に排出することができる。しかし、コーナ部においては流れが淀むので、金型部品5の右側から流れるモールド樹脂4のボイド13は、図5に示すようにコーナ部に残留し、外観不良となるという課題がある。
図6および図7は、実施例1の金型のコーナ部の近傍の概略構成を説明する上面図である。図7は、図6よりも後の状態を示している。
本実施例の金型18は、比較例の課題を解決するために、図6に示すように、流路15として、コーナ部の近傍であって、コーナ部を形成する2つの面にそれぞれ設けられた第1の流路15Aおよび第2の流路15Bを有する構成とした。これにより、図6および図7に示すように、金型部品5の左側から流れるモールド樹脂4のボイド13は、モールド樹脂4とともに第1の流路15Aを介してフローキャビティ16内に排出することができる。さらに、金型部品5の右側から流れるモールド樹脂4のボイド13も、モールド樹脂4とともに第2の流路15Bを介して別のフローキャビティ16内に排出することができる。これによって、モールド樹脂4によってコーナ部の近傍に穴3を形成しながら封止する際に、ボイド13が残ってコーナ部に欠けなどの外観不良が発生することを抑制することができる。
なお、フローキャビティ16への流路15(第1の流路15Aおよび第2の流路15B)の位置は、最終充填部であるコーナ部に近い方が望ましい。これは、最終充填部であるコーナ部から離れた位置に流路15を設置すると、流路15から最終充填部であるコーナ部までの間で、空気の巻き込みによるボイド13が発生し、ボイド13がコーナ部に残留する可能性が高くなるためである。また、ここで示すように、金型部品5がコーナ部の近傍にある場合には、例えば円筒形状の金型部品5の中心部でモールド樹脂4が流れる流路が最小となり、ボイド13が狭い流路に集まる。このため、フローキャビティ16へボイド13を排出するために、ボイド13が狭い流路に集まってからコーナ部までの領域に、フローキャビティ16への流路15の位置を設置すると、狭い流路に集まったボイドを効率よく排出することができ、廃棄する樹脂量を低減できる。このため、例えば図7に示すように、第1の流路15Aおよび第2の流路15Bは、金型部品5の中心からコーナ部を形成する2つの面のそれぞれへの垂線17の位置からコーナ部までの範囲にそれぞれ設けられていることが望ましい。
また、第1の流路15Aおよび第2の流路15Bの厚さを、フローキャビティ16よりも薄くすることで、切り離しやすくしてもよい。
実施例2は実施例1の変形例である。
図8および図9は、実施例2の金型のコーナ部の近傍の概略構成を説明する上面図である。図9は、図8よりも後の状態を示している。
本実施例では、第1の流路15Aおよび第2の流路15Bは、同じ1つのフローキャビティ16に接続されている。これにより、実施例1に比べてフローキャビティ16の数を減らすことができるので、廃棄するモールド樹脂4の量を減らすことができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は実施例に記載された構成に限定されず、本発明の技術的思想の範囲内で種々の変更が可能である。また、各実施例で説明した構成の一部または全部を組み合わせて適用してもよい。
1 基板
2 半導体部品
3 穴
4 モールド樹脂
5 金型部品
6 ランナ
7 ポット部
8 キャビティ
9 上金型
10 下金型
11 ゲート
12 半導体装置
13 ボイド
14 最終充填部
15 流路
15A 第1の流路
15B 第2の流路
16 フローキャビティ
17 垂線
18 金型

Claims (6)

  1. 半導体部品が搭載された基板をモールド樹脂で封止する半導体装置の製造方法であって、
    金型内のキャビティに前記半導体部品が搭載された前記基板を配置する基板配置ステップと、
    前記キャビティ内に前記モールド樹脂を充填して前記半導体部品が搭載された前記基板を樹脂封止する樹脂封止ステップと、を有し、
    前記金型は、前記半導体部品が搭載された前記基板が配置される前記キャビティと、前記キャビティからあふれた前記モールド樹脂を収容するフローキャビティと、前記モールド樹脂の一部を前記フローキャビティに導くための流路と、封止後の前記モールド樹脂のコーナ部の近傍に穴を形成するために前記コーナ部の近傍に配置された金型部品と、を備え、
    前記流路は、前記コーナ部の近傍であって、前記コーナ部を形成する2つの面にそれぞれ設けられた第1の流路および第2の流路を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 請求項1において、
    前記金型部品は円筒形状であり、
    前記第1の流路および前記第2の流路は、前記金型部品の中心から前記コーナ部を形成する2つの面のそれぞれへの垂線の位置から前記コーナ部までの範囲にそれぞれ設けられていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 請求項1において、
    前記第1の流路および前記第2の流路は、同じ1つの前記フローキャビティに接続されていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 半導体部品が搭載された基板をモールド樹脂で封止する半導体装置の製造に用いられる金型であって、
    前記半導体部品が搭載された前記基板が配置されるキャビティと、
    前記キャビティからあふれた前記モールド樹脂を収容するフローキャビティと、
    前記モールド樹脂の一部を前記フローキャビティに導くための流路と、
    封止後の前記モールド樹脂のコーナ部の近傍に穴を形成するために前記コーナ部の近傍に配置された金型部品と、を備え、
    前記流路は、前記コーナ部の近傍であって、前記コーナ部を形成する2つの面にそれぞれ設けられた第1の流路および第2の流路を有することを特徴とする金型。
  5. 請求項4において、
    前記金型部品は円筒形状であり、
    前記第1の流路および前記第2の流路は、前記円筒形状の中心から前記コーナ部を形成する2つの面のそれぞれへの垂線の位置から前記コーナ部までの範囲にそれぞれ設けられていることを特徴とする金型。
  6. 請求項4において、
    前記第1の流路および前記第2の流路は、同じ1つの前記フローキャビティに接続されていることを特徴とする金型。
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