JP2024070019A - 棚装置 - Google Patents

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圭 小谷
雄介 丸岡
吉行 入江
幸照 由利
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Abstract

【課題】複数段の棚を有する格納棚を、同時に安定して引き出すことが可能な棚装置を提供する。【解決手段】所定位置に配置される固定棚と、固定棚に格納され、固定棚に対して前後方向に引き出し可能である格納棚とを有し、固定棚には脱落防止機構が固定されて配置されており、格納棚は、固定棚に対して前後方向に移動可能な第1部材と、複数段の第2棚および複数段の第2棚を支持する左右一対の第2支持体を有し、第1部材に対して上下方向に移動可能な第2部材と、作業者の足による操作により上記第1部材に対して第2部材を上方向に移動させるための移動機構と、を有し、第2部材には、前後方向に延伸し、格納棚の引き出し中に上記第1車輪上を移動し、両端部に第1車輪が嵌入する溝を有する第1レール、および前後方向に延伸し、格納棚の引き出し中に第2車輪下を移動する第2レールが固定して配置される。【選択図】図1

Description

本開示は、棚装置に関するものである。
従来、積載エリアを拡張する機能を有する棚として、格納した台や棚を引き出すことで、工具が不要で積載量の調節が可能な棚が提案されている。
例えば、特許文献1には、固定台に対して前後方向のスライド移動を可能とした調整台を備えた物品載置台が開示されている。これにより、調整台が引き出されていない状態の物品載置台に載置された物品を、調整台とともに前方に移動させることができることが記載されている。
また、特許文献2には、スーパーマーケットやデパート等において、商品を異なる態様で陳列できるようにした組み合わせ商品陳列台に関し、上面に、前後方向を向く複数の凹溝を設け、かつ下面の少なくとも前部に下向きの凸部を設けた複数の商品支持台を、上段の商品支持台の凸部を下段の商品支持台のいずれかの凹溝に係合させて、前後方向に摺動可能として積み重ねたことを特徴とする組み合わせ商品陳列台が開示されている。複数の商品支持台を、1段ずつ引き出すことで、階段状に拡張することが可能である。
特許文献3には、スーパーマーケットやコンビニエンスストア等で商品を陳列する、前後方向に移動可能に取付けられた棚ユニットを備えた棚装置に関し、棚本体の下方の商品を効果的に照らす照明装置を備えながら、ラッチ機構の解除操作を容易に行うことができる棚装置が開示されている。
特開2020-78391号公報 特開2009-195282号公報 特開2022-111326号公報
工場や倉庫等の作業現場では、繁忙期および閑散期による物品の増減が頻繁に発生する。また、一般的に、このような作業現場で増減する物品の数は、スーパーマーケットやコンビニエンスストア等の店舗で増減する物品の数に比べて、非常に多い。そのため、従来では、物品の増減に合わせて、追加の保管棚の設置と撤去を繰り返しており、手間なく簡単に収納能力を増減可能な棚が求められている。
例えば、特許文献1~3に開示されている棚では、積載エリアの調整が可能な機能を設ける場合は、台を1段ずつ引き出すスライド機構や棚本体に棚ユニットを1段ずつ取付ける機構があり、積載エリア増設の負荷が高い。また、実際の使用時に積載エリアを拡張する際も、一段ずつ引き出して積載エリアを拡張する必要があり、複数段の棚を一度に同時に収納および拡張することができない。従って、頻繁な物品の増減に対応する工場等の作業現場等でのニーズを十分に満たしていなかった。
本開示は、上記問題に鑑みてなされた発明であり、複数段の棚を有する格納棚を、同時に安定して引き出すことが可能な棚装置を提供することを主目的とする。
本開示は、所定位置に配置される固定棚と、上記固定棚に格納され、上記固定棚に対して前後方向に引き出し可能である格納棚と、を有し、上記固定棚は、複数段の第1棚および上記複数段の第1棚を支持する左右一対の第1支持体を有し、上記固定棚には、上記格納棚の引き出し中において上記格納棚を前後方向に移動可能に支持する第1車輪および上記格納棚に下向きの応力を加えて脱落を防止する脱落防止機構が固定されて配置されており、上記脱落防止機構は、下向きの応力を生じる応力発生部および上記応力発生部に接続された第2車輪を有し、上記格納棚は、上記固定棚に対して前後方向に移動可能な第1部材と、複数段の第2棚および上記複数段の第2棚を支持する左右一対の第2支持体を有し、上記第1部材に対して上下方向に移動可能な第2部材と、作業者の足による操作により上記第1部材に対して上記第2部材を上方向に移動させるための移動機構と、を有し、上記第2部材には、上記前後方向に延伸し、上記格納棚の引き出し中に上記第1車輪上を移動し、両端部に上記第1車輪が嵌入する溝を有する第1レール、および上記前後方向に延伸し、上記格納棚の引き出し中に上記第2車輪下を移動する第2レールが固定して配置されている、棚装置を提供する。
本開示によれば、複数段の棚を有する格納棚を、一度に同時に引き出すことが可能な棚装置を提供することができる。
本開示の棚装置の一例を示す概略側面図である。 図1に示す棚装置の一例を示す概略斜視図である。 図1および図2に示す棚装置から格納棚を引き出す様子を例示した概略側面図である。 図2に示す棚装置の第1車輪近傍の点線枠内の部分拡大図である。 図2に示す棚装置の脱落防止機構近傍の点線枠内の部分拡大図である。 図1に示す棚装置の格納棚の概略側面図である。
下記に、図面等を参照しながら本開示の実施の形態を説明する。ただし、本開示は多くの異なる態様で実施することが可能であり、下記に例示する実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。また、図面は説明をより明確にするため、実際の形態に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表わされる場合があるが、あくまで一例であって、本開示の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。
本明細書において、ある部材の上に他の部材を配置する態様を表現するにあたり、単に「上に」、あるいは「下に」と表記する場合、特に断りの無い限りは、ある部材に接するように、直上、あるいは直下に他の部材を配置する場合と、ある部材の上方、あるいは下方に、さらに別の部材を介して他の部材を配置する場合との両方を含むものとする。また、本明細書において、ある部材の面に他の部材を配置する態様を表現するにあたり、単に「面側に」または「面に」と表記する場合、特に断りの無い限りは、ある部材に接するように、直上、あるいは直下に他の部材を配置する場合と、ある部材の上方、あるいは下方に、さらに別の部材を介して他の部材を配置する場合との両方を含むものとする。
以下、本開示の棚装置について説明する。
図1は、本開示の棚装置の一例を示す概略側面図である。図2は、図1に示す棚装置の一例を示す概略斜視図である。図1および図2に示す棚装置100は、所定位置に配置される固定棚Aと、固定棚Aに格納され、固定棚Aに対して前後方向にスライド可能であり、固定棚Aに対して引き出し可能な格納棚Bと、を有する。固定棚Aは複数段の第1棚1および第1棚1を支持する一対の第1支持体2(2X、2Y)を有する。固定棚Aには、格納棚Bの引き出し中において格納棚Bを前後方向にスライド可能に支持する第1車輪3、および格納棚Bに下向きの応力を加えて脱落を防止する脱落防止機構4が固定されて配置されている。脱落防止機構4は、下向きの応力を生じる応力発生部41および応力発生部41に接続された第2車輪42を有する。
また、格納棚Bは、格納棚Bを床面に対して支持し、固定棚Aに対して前後方向にスライド可能な第1部材10と、複数段の第2棚21および第2棚21を支持する一対の第2支持体22(22X,22Y)を有し、第1部材10に対して上下方向に移動可能な第2部材20と、作業者の足による操作により第1部材10に対して第2部材20を上方向に移動させるための移動機構30と、を有する。第2部材20には、前後方向に延伸し、格納棚Bの引き出し中に第1車輪3上を移動し、両端部に第1車輪3が嵌入する溝5a、5bを有する第1レール5、および前後方向に延伸し、格納棚Bの引き出し中に第2車輪42下を移動する第2レール25が固定して配置されている。
なお、本明細書において、前後方向とは、引き出し中に棚装置を作業者側から見た場合における、作業者側の方向(手前方向)を前方として定める。また、左右方向とは、引き出し中に棚装置を作業者側から見た場合の方向として定める。なお、水平方向において、前後方向と左右方向とがなす角度は、通常、90度である。
次に、本開示における棚装置の作動機構について、詳述する。図3は、図1および図2に示す本開示における棚装置100から格納棚Bを引き出す様子を例示した概略側面図である。
まず、作業者が移動機構30を足で操作することにより、格納棚Bの第1部材10に対して第2部材20が上方向に上昇する。この上昇により、固定棚Aに固定されて配置されている第1車輪3が、格納棚Bの第2部材に固定されて配置されている第1レール5の第1の溝5aから外れる。これにより固定棚Aと格納棚Bとのロックが解除される。また、この格納棚Bの上昇時に、固定棚Aに固定されている下向きの応力を生じる応力発生部41および応力発生部41に接続された第2車輪42を有する脱落防止機構4により、格納棚Bに下方向の応力が加えられ、格納棚Bの過度な上昇が抑制される(図3(a))。
次に、作業者が手で格納棚Bを前方向に引くことにより、格納棚Bが引き出される(図3(b))。この格納棚Bの引き出し中、固定棚Aにおける第1車輪3上を、格納棚Bの第2部材20に固定されて配置されている第1レール5が移動する。また、脱落防止機構4の第2車輪42下を、格納棚の第2部材に固定されて配置されている第2レール25が移動する。これにより、格納棚の引き出し中には、脱落防止機構により格納棚に下方向の力が加えられ続けるため、格納棚の傾きや振動を抑制でき、第1レールが第1車輪から脱落することを抑制できる。そのため、安定して格納棚を引き出すことができる。その後、第2部材の第1レール5の第2の溝5bに、固定棚に固定されて配置されている第1車輪3が嵌入することにより、格納棚Bが下降し、引き出された状態でロックされる(図3(c))。
本開示によれば、複数段の棚を有する格納棚を、同時に引き出すことができる。また、作業者は、足で操作して格納棚を上昇させることにより固定棚Aと格納棚Bとのロックを外すことができるため、手で格納棚を引き出す操作が容易となる。従って、物品の積載エリアを一度にすぐに拡張することができるため、繁忙期および閑散期による物品の増減が頻繁に発生する工場等の作業現場等において特に有用である。
以下、本開示における棚装置の各構成及び特性について、詳細に説明する。
1.固定棚
(1)第1棚および第1支持体
本開示における固定棚は、複数段の第1棚を有する。固定棚の第1棚の段数は2段以上であれば特に限定されない。例えば、図2に示すように、固体棚Aは、3段の第1棚1を有していてもよく、2段であってもよく、4段以上であってもよい。図2に示すように、第1棚1は、左右方向に延びる複数の第1柱状体1a、1b、1c、1dを有するものであってもよい。第1棚1に含まれる第1柱状体の本数は特に限定されないが、例えば、2本以上であり、4本以上であってもよく、10本以上であってもよい。一方、第1棚は、板状であってもよい。
また、図1に示すように、固定棚Aは、例えば、複数段の第1棚1を支持する左右一対の第1支持体2(2X、2Y)を有する。また、第1支持体2X、2Yは、上下方向に延びる複数の第2柱状体2a、2b、2c、2dを備えるものであってもよい。後述する第1車輪や脱落防止機構を固定することが容易となるためである。第1支持体に含まれる第2柱状体の本数は特に限定されないが、例えば、2本以上であり、3本以上であってもよく、4本以上であってもよく、10本以上であってもよい。一方、第1支持体は、1つの板状部材であってもよい。
(2)第1車輪
本開示においては、固定棚には、格納棚を前後方向に移動可能に支持する第1車輪が固定して配置されている。図1および図2に示すように、第1車輪3は、固定棚Aの左右一対の第1支持体2X、2Yのそれぞれの前方端部に固定されて配置されていることが好ましい。具体的には、左右一対の第1支持体が、それぞれ、複数の第2柱状体2a、2b、2c、2dを備える場合、最も前方側の左右一対の第2柱状体2dに固定されて配置されていることが好ましい。
それぞれの第1支持体に配置される第1車輪の数は特に限定されないが、例えば、1以上であり、2以上であり、3以上であってもよい。図1および図2に示すように、それぞれの第1支持体2に配置される第1車輪3の数が2つである場合、第1支持体2の上部と下部とのそれぞれに配置されることが好ましい。また、左右方向から見た平面視において、左側支持体2Xにおける第1車輪3と、右側支持体2Yにおける第1車輪3とは、重複した位置に固定されて配置されていることが好ましい。
第1車輪3は、格納棚Bの第2部材20に固定された第1レール5の下側に配置され、格納棚Bの引き出し中においては、格納棚Bを前後方向に移動可能に支持する。第1車輪3は、凹型ローラーであることが好ましい。凹型ローラーの凹部に第1レール5が接触しながら移動することにより、格納棚の引き出し中の傾き等の歪みを抑制でき、スムーズに格納棚を引き出すことができるためである。
図4は、図2に示す棚装置100の第1車輪3近傍(点線枠内)の部分拡大図である。図4(a)は、格納棚の格納時の様子を示す図であり、図4(b)は、移動機構により格納棚を上昇させた際の様子を示す図であり、図4(c)は格納棚の引き出し中の様子を示す図であり、図4(d)は格納棚が完全に引き出された様子を示す図である。例えば、格納棚の格納時には、第1車輪3は第1レール5の第1の溝5aに嵌入しており、これにより、固定棚と格納棚とがロックされている(図4(a))。作業者が移動機構により格納棚を上昇させると同時に、第1車輪3は第1レール5の第1の溝5aから外れる(図4(b))。その後、作業者が格納棚を手で引き出した時には、第1車輪3上を第1レール5が移動する(図4(c))。格納棚を完全に引き出すと、第1車輪3が第1レール5の第2の溝5bに嵌入し、固定棚と格納棚とがロックされる(図4(d))。
(3)脱落防止機構
本開示においては、固定棚には、格納棚に下向きの応力を加えて脱落を防止する脱落防止機構が固定されて配置されている。脱落防止機構は、下向きの応力を生じる応力発生部および応力発生部に接続された第2車輪を有する。固定棚に脱落防止機構が配置されていることにより、移動機構によって格納棚を上昇させる際に、格納棚に下方向の力が加えられ、過度な上昇を抑制することができる。さらに、格納棚の引き出し中には、格納棚の傾きや振動を抑制でき、第1レールが第1車輪から脱落することを抑制できるため、安定して格納棚を引き出すことができる。
図1に示すように、脱落防止機構4は、下向きの応力を付与する応力発生部41および応力発生部41に接続された第2車輪42を有する。応力発生部41としては、下向きの応力を生じることができるものであれば特に限定されないが、外部の動力や電気制御を必要としないものが好ましい。環境負荷の低減が可能であり、環境や場所の制限なく使用することができるためである。このような応力発生部としては、下向きの応力を発生することが可能なものであれば特に限定されるものではないが、省スペース化を図ることができ、格納棚の引き出しを妨げない観点から、ばね、およびゴム等の弾性体が好ましい。格納棚の上昇時に圧縮された弾性体の復元力により、下向きの応力が発生し、第2車輪を通じて格納棚に下向きの応力を加えることができる。本開示においては、繰り返しの使用に耐える点等から巻きばねであることが好ましい。
図5は、図2に示す棚装置の脱落防止機構4近傍(点線枠内)の部分拡大図である。図5(a)は、移動機構により格納棚を上昇させた際の様子を示す図であり、図5(b)は格納棚の引き出し中の様子を示す図であり、図5(c)は格納棚が完全に引き出された様子を示す図である。格納棚の上昇時には、応力発生部41としてのばねが圧縮され、第2部材に固定されて配置されている第2レール25に下向きの応力が加わる(図5(a))。格納棚の引き出し中においては、第2車輪42下を第2レール25が移動するが、この第2レール25の移動中にも、第2レール25に下向きの応力が加わる(図5(b))。格納棚を完全に引き出すと、応力発生部41による下向きの応力により、上述したように第1車輪3が第1レール5の第2の溝5bに嵌入し、固定棚と格納棚とがロックされる(図5(c))。
図1および図2に示すように、脱落防止機構4は、固定棚Aの左右一対の第1支持体2X、2Yのそれぞれに固定されて配置されていることが好ましい。図1および図2では、一対の第2柱状体2cに、脱落防止機構4が固定されて配置されている。それぞれの第1支持体に配置される脱落防止機構の数は特に限定されないが、例えば、1以上であり、2以上であり、3以上であってもよい。また、左右方向から見た平面視において、左側支持体2Xにおける脱落防止機構4と、右側支持体2Yにおける脱落防止機構4とは、重複した位置に固定されて配置されることが好ましい。
2.格納棚
本開示における格納棚は、図1および図2に示すように、格納棚を床面に対して支持し、固定棚Aに対して前後方向にスライド可能な第1部材10と、複数段の棚を有し、第1部材10に対して上下方向に移動可能な第2部材20と、作業者の足による操作により上記第2部材を上方向に移動させるための移動機構30と、を有する。
2.1 第2部材
(1)第2棚および第2支持体
第2部材は、複数段の第2棚を有する。格納棚の第2部材の第2棚の段数は2段以上であれば特に限定されない。例えば、図2に示すように、格納棚Bの第2部材20は、3段の第2棚21を有していてもよく、2段であってもよく、4段以上であってもよい。図2に示すように、第2棚21は、左右方向に延びる複数の第3柱状体21a、21b、21cを有することが好ましい。第2棚21に含まれる第3柱状体の本数は特に限定されないが、例えば、2本以上であり、4本以上であってもよく、10本以上であってもよい。一方、第2棚は、板状であってもよい。
図6は、図1に示す棚装置の格納棚の概略側面図である。図1、図2及び図6に示すように、格納棚Bの第2部材20は、複数段の第2棚21を支持する左右一対の第2支持体22(22Xおよび22Y)を有する。それぞれの第2支持体22X,22Yは、例えば、複数の第3柱状体21a、21b、21cが連結された、前後方向に延びる複数の第4柱状体22a、22b、22cと、複数の第4柱状体22a、22b、22cが連結された上下方向に延びる第5柱状体22dと、を有する。
(2)第1レール
図1、図2及び図6に示すように、本開示における第2部材20は、前後方向に延伸し、格納棚Bの引き出し中に第1車輪3上を移動し、両端部に第1車輪3が嵌入する溝5a、5bを有する第1レール5を有する。例えば、第1レール5の前後方向における前方端部には第1の溝5a、後方端部には第2の溝5bが設けられている。また、第2支持体22X,22Yが第5柱状体22dを有する場合、第1レール5は、左右一対の第5柱状体22dに固定されて配置されていることが好ましい。
(3)第2レール
図1、図2及び図6に示すように、本開示における第2部材20は、前後方向に延伸し、格納棚の引き出し中に脱落防止機構4の第2車輪42下を移動する第2レール25を有する。また、第2支持体22X、22Yが第5柱状体22dを有する場合、第2レール25は、左右一対の第5柱状体22dに固定されて配置されていることが好ましい。また、図6に示すように、上述した第4柱状体22a、22b、22cのいずれかが、第2レール25を兼ねていてもよい。
2.2 第1部材
本開示における第1部材は、格納棚を床面に対して支持し、固定棚に対して前後方向にスライド可能な部材である。図1および図2に示すように、第1部材10は、スライダ37を介して第2部材20と接続していることが好ましい。
図1および図2に示すように、第1部材10は、上下方向に延びる複数のキャスター付き柱状体10a、10b、10c、10dを有することが好ましい。また、左側の第2支持体22Xの下側に位置するキャスター付き柱状体10aおよび10bは、連結部11によって互いに連結していることが好ましい。同様に、右側の第2支持体22Yの下側に位置するキャスター付き柱状体10cおよび10dも、連結部11によって互いに連結していることが好ましい。
2.3 移動機構
本開示における格納棚は、作業者の足による操作により第1部材に対して第2部材を上方向に移動させるための移動機構を有する。移動機構は、リンク機構を有することが好ましい。例えば、図1および図2に示すように、移動機構30は、ペダル31と、ペダル31により連結部11を前後方向に摺動するスライダージョイント32と、スライダージョイント32とリンク33を介して連結された、上下方向に摺動するスライダージョイント34と、を有する。この場合、スライダージョイント32とスライダージョイント34とは、リンク33によって連結している。スライダージョイント34は、接続部35を介して第2部材20に接続されている。このようなリンク機構を有する場合、ペダル31によるスライドの並行動作を格納棚Bの昇降動作に容易に変換できる。
また、移動機構30がリンク機構を有する場合、移動機構30は、さらに、リンク33および第2部材20を連結する弾性体36を有することが好ましい。弾性体36を有することにより、ペダル31の踏み込み動作を補助することができ、さらに、弾性体36の復元力により、格納棚を完全に引き出した際に格納棚が自動的に下降する。
一方、移動機構は、第1の部材に対して第2の部材を上昇させることができれば、他の構成も採用可能である。例えば、第1部材のいずれかを支点とする、てこの原理を利用した機構であってもよいし、1以上の滑車(例えば、定滑車および動滑車)にロープを掛架した機構であってもよい。
3.用途
本開示における棚装置は、例えば、工場および倉庫等の作業現場、スーパーマーケットやコンビニエンスストア等の店舗等で使用される。本開示における棚装置は、複数段の棚を有する格納棚を、一度に同時に引き出すことが可能であるため、繁忙期および閑散期による物品の増減が頻繁に発生する工場および倉庫等の作業現場において使用される場合に、より効果が発揮される。
本開示は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は、例示であり、本開示の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本開示の技術的範囲に包含される。
このように、本開示においては、例えば、以下の発明が提供される。
[1]
所定位置に配置される固定棚と、前記固定棚に格納され、前記固定棚に対して前後方向に引き出し可能である格納棚と、を有し、
前記固定棚は、複数段の第1棚および前記複数段の第1棚を支持する左右一対の第1支持体を有し、
前記固定棚には、前記格納棚の引き出し中において前記格納棚を前後方向に移動可能に支持する第1車輪および前記格納棚に下向きの応力を加えて脱落を防止する脱落防止機構が固定されて配置されており、
前記脱落防止機構は、下向きの応力を生じる応力発生部および前記応力発生部に接続された第2車輪を有し、
前記格納棚は、前記固定棚に対して前後方向に移動可能な第1部材と、
複数段の第2棚および前記複数段の第2棚を支持する左右一対の第2支持体を有し、前記第1部材に対して上下方向に移動可能な第2部材と、
作業者の足による操作により前記第1部材に対して前記第2部材を上方向に移動させるための移動機構と、を有し、
前記第2部材には、前後方向に延伸し、前記格納棚の引き出し中に前記第1車輪上を移動し、両端部に前記第1車輪が嵌入する溝を有する第1レール、および
前記前後方向に延伸し、前記格納棚の引き出し中に前記第2車輪下を移動する第2レールが固定して配置されている、棚装置。
[2]
前記固定棚において、
前記第1棚は、左右方向に延びる複数の第1柱状体を有し、
前記第1支持体は、上下方向に延びる複数の第2柱状体を有し、
前記第1車輪および前記脱落防止機構は、複数の左右一対の前記第2柱状体のうちのいずれかに固定されて配置されている、[1]に記載の棚装置。
[3]
前記格納棚における前記第2部材において、
前記第2棚は、左右方向に延びる複数の第3柱状体を有し、
前記第2支持体は、前後方向に延びる複数の第4柱状体および複数の前記第4柱状体が連結された上下方向に延びる第5柱状体を有し、
前記第1レールおよび前記第2レールは、左右一対の前記第5柱状体に固定されて配置されている、[1]または[2]に記載の棚装置。
[4]
前記応力発生部が、弾性体である、[1]から[3]までのいずれかに記載の棚装置。
[5]
前記移動機構が、リンク機構を有する、[1]から[4]までのいずれかに記載の棚装置。
A … 固定棚
B … 格納棚
1 … 第1棚
2 … 第1支持体
3 … 第1車輪
4 … 脱落防止機構
5 … 第1レール
10… 第1部材
20… 第2部材
21… 第2棚
22… 第2支持体
25… 第2レール
30… 移動機構
41… 応力発生部
42… 第2車輪

Claims (5)

  1. 所定位置に配置される固定棚と、前記固定棚に格納され、前記固定棚に対して前後方向に引き出し可能である格納棚と、を有し、
    前記固定棚は、複数段の第1棚および前記複数段の第1棚を支持する左右一対の第1支持体を有し、
    前記固定棚には、前記格納棚の引き出し中において前記格納棚を前後方向に移動可能に支持する第1車輪および前記格納棚に下向きの応力を加えて脱落を防止する脱落防止機構が固定されて配置されており、
    前記脱落防止機構は、下向きの応力を生じる応力発生部および前記応力発生部に接続された第2車輪を有し、
    前記格納棚は、前記固定棚に対して前後方向に移動可能な第1部材と、
    複数段の第2棚および前記複数段の第2棚を支持する左右一対の第2支持体を有し、前記第1部材に対して上下方向に移動可能な第2部材と、
    作業者の足による操作により前記第1部材に対して前記第2部材を上方向に移動させるための移動機構と、を有し、
    前記第2部材には、前後方向に延伸し、前記格納棚の引き出し中に前記第1車輪上を移動し、両端部に前記第1車輪が嵌入する溝を有する第1レール、および
    前記前後方向に延伸し、前記格納棚の引き出し中に前記第2車輪下を移動する第2レールが固定して配置されている、棚装置。
  2. 前記固定棚において、
    前記第1棚は、左右方向に延びる複数の第1柱状体を有し、
    前記第1支持体は、上下方向に延びる複数の第2柱状体を有し、
    前記第1車輪および前記脱落防止機構は、複数の左右一対の前記第2柱状体のうちのいずれかに固定されて配置されている、請求項1に記載の棚装置。
  3. 前記格納棚における前記第2部材において、
    前記第2棚は、左右方向に延びる複数の第3柱状体を有し、
    前記第2支持体は、前後方向に延びる複数の第4柱状体および複数の前記第4柱状体が連結された上下方向に延びる第5柱状体を有し、
    前記第1レールおよび前記第2レールは、左右一対の前記第5柱状体に固定されて配置されている、請求項1に記載の棚装置。
  4. 前記応力発生部が、弾性体である、請求項1に記載の棚装置。
  5. 前記移動機構が、リンク機構を有する、請求項1に記載の棚装置。
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