JP3994791B2 - 可動棚体付き棚設備 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、棚枠から突出した位置と棚枠内に退入した位置との間で前後移動自在な可動棚体を備えた可動棚体付き棚設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の棚設備としては、たとえば特開平4−30807号公報に見られる構成が提供されている。すなわち、棚枠に左右一対のガイドレールが設けられ、これらガイドレールにガイドローラを介して支持案内されて出退動自在なスライドテーブルが設けられている。
【0003】
この従来例によると、目的とする段のスライドテーブルを、棚枠の前面に対して前方へ突出動させることで、この突出動させたスライドテーブルに対して荷の出し入れを行えることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した従来構成によると、突出動させたスライドテーブルに重い荷が載置されたとき、スライドテーブル付き棚には偏荷重が作用されることになり、以て倒れ易い不安定な状態になる。特に、退入動されている他の段のスライドテーブルに荷が格納されていないときには、より不安定な状態になる。
【0005】
これを解決するものとしては、たとえば実公昭60−38905号公報に見られるように、棚枠の下部をアンカーボルトにより床側に固定させることが考えられるが、これによると、アンカーボルトは、設置する際に施工ミスの恐れがあり、また貸倉庫などではアンカーボルトが使えない場合もある。
【0006】
また、別の解決手段としては、たとえば実公平3−37445号公報に見られるように、棚枠を構成する前部支柱の下端から、前方へと突出される接地体が設けられた構成が提供されているが、この場合には、スライドテーブル群を退入動させた状態においても、棚枠の前面から前方へ接地体が突出されていることから、床面の有効利用などにおいて、充分な長さに突出させることはできない。
【0007】
そこで本発明の請求項1記載の発明は、可動棚体を突出動させたときの偏荷重に充分に対応し得る可動棚体付き棚設備を提供することを目的としたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、本発明の請求項1記載の可動棚体付き棚設備は、棚枠には、ガイド装置に支持案内されて前後方向に出退動自在な可動棚体が設けられ、前記棚枠の下部には前後方向に出退動自在な転倒防止体が設けられ、可動棚体の出退動に連動して転倒防止体を出退動させる連動手段が設けられ、この連動手段は、棚枠側に案内されて前後方向に移動自在な上下方向の連結体を有し、この連結体は、その下部が転倒防止体に連結されるとともに、突出動される可動棚体が係合可能に構成されていることを特徴としたものである。
【0009】
したがって請求項1の発明によると、ガイド装置の支持案内により可動棚体を前方に突出動させたとき、連動手段を介して転倒防止体を突出動させ得、また可動棚体を後方に退入動させたとき、連動手段を介して転倒防止体を退入動させ得る。その際に連動手段は、可動棚体を前方に突出動させたとき、この可動棚体を連結体に係合させて、転倒防止体を一体的に突出動させ得る。
【0010】
また本発明の請求項2記載の可動棚体付き棚設備は、上記した請求項1記載の構成において、可動棚体は上下複数段に設けられ、任意な段の可動棚体の出退動に連動して転倒防止体が出退動されることを特徴としたものである。
【0011】
したがって請求項2の発明によると、任意な段の可動棚体を出退動させたとき、連動手段を介して転倒防止体を出退動させ得る。
そして本発明の請求項3記載の可動棚体付き棚設備は、上記した請求項1または2記載の構成において、可動棚体は上下複数段に設けられ、任意な段の可動棚体が出退動されるとき、残りの可動棚体は、ロック手段により退入位置でロックされることを特徴としたものである。
【0012】
したがって請求項3の発明によると、任意な段の可動棚体を出退動させるとき、残りの可動棚体が出退動することをロック手段により阻止し得る。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を、図に基づいて説明する。
図1、図2において、棚枠1は、左右一対の前部支柱2と、左右一対の後部支柱3と、各支柱2,3の前後間を連結するラチス4と、後部支柱3間を連結するブレース5と、各支柱2,3の上部間を連結する平枠状の天板フレーム(最上段の固定テーブル)6と、下部間に位置する下部サポート7などにより、その一例が構成されている。そして棚枠1は、たとえば各支柱2,3の下部側にアンカーボルト8が作用されることで、床面B上の所定位置に定着される。
【0015】
前記棚枠1には、上下3段(単数段または複数段)のガイド装置10が配設されている。すなわちガイド装置10は、図1、図3、図5〜図7、図12に示すように、左右一対のガイドレール11を有し、これらガイドレール11はU字型状であって、その横向きの開放部を相対向させた状態で前後方向に配設され、その上向き面によって支持面11aが形成されるとともに、内向き面によってガイド面11bが形成される。
【0016】
そしてガイドレール11は、その両端の外面側に取り付け用のブラケット12,13が連結されている。その際に取り付けは、支柱2,3に形成された被係止部に、ブラケット12,13に形成された係止部が前後から係止されることなどで行われる。前記ガイドレール11の内部には、中間部ストッパ体14と後部ストッパ体15とが設けられ、そして前端部分には、縦ピン16を介して遊転ガイド体(ベアリングなど)17が設けられている。
【0017】
前記ガイドレール11は、ブラケット12,13に対して上下方向の上部位置で連結され、そして前部のブラケット12でガイドレール11の下方位置には、左右方向軸18を介して受けローラ19が遊転自在に設けられている。また、一方側(左側)の前部のブラケット12には、支持部材20を介して左右方向の回転軸21が設けられ、この回転軸21の外端に回転操作部22が設けられるとともに、内端にはアンチバック体23が設けられている。以上の11〜23などによりガイド装置10の一例が構成される。
【0018】
前記ガイド装置10のうち、最下段のガイド装置10におけるブラケット12,13の下端間には支持レール30が連結されている。これら支持レール30ははU字型状であって、その横向きの開放部を相対向させた状態で前後方向に配設され、その上向き面によって支持面30aが形成されるとともに、内向き面によってガイド面30bが形成される。ここで支持レール30は、前部支柱2に対して少し前方へ突出される長さとされ、そして下面側に着地部材31が設けられることで、床面B上に着地可能とされている。
【0019】
各段のガイド装置10における左右一対のガイドレール11間には、ガイド装置10に支持案内されて前後方向に出退動自在な可動棚体40が設けられ、この可動棚体40は、前後方向で伸縮動自在に形成されている。すなわち図4〜図6、図12、図13に示すように、可動棚体40は、1個(または複数個)の中間可動部41と、先端部分を形成する被格納物支持用の棚体部51とによって多段伸縮形式に構成されている。
【0020】
前記中間可動部(セカンダリーテーブル)41は平枠状であって、その両側部の下面によって被支持面41aが形成され、以て中間可動部41は両ガイドレール11間に位置されるとともに、被支持面41aを介して前記受けローラ19上に載置される。
【0021】
そして中間可動部41の後部で両側外方には、左右方向ピン42を介して遊転輪体43が設けられている。ここで遊転輪体43は、前記ガイドレール11に設けられた両ストッパ体14,15間において、このガイドレール11の支持面11a上で転動自在に構成されている。また、遊転輪体43の近くにおいて中間可動部41の両側外方には、縦ピン44を介して遊転ガイド体45が設けられている。ここで遊転ガイド体45は、前記ガイドレール11のガイド面11bに当接自在に構成されている。
【0022】
さらに中間可動部41の前部で両側内方には、左右方向ピン46を介して支持輪体47が遊転自在に設けられるとともに、この支持輪体47の近くにおいて中間可動部41の両側内方には、縦ピン48を介して遊転ガイド体49が設けられている。そして、中間可動部41の中間部から後部に亘っての両側内方には、上下一対のプレートからなるガイド体50が設けられている。
【0023】
前記棚体部(プライマリーテーブル)51は平枠状であって、その両側部の下面によって被支持面51aが形成され、以て棚体部51は両ガイドレール11間に位置されるとともに、被支持面51aを介して前記支持輪体47上に載置される。
【0024】
そして棚体部51の後部で両側外方には、左右方向ピン52を介して遊転輪体53が設けられている。ここで遊転輪体53は、前記ガイド体50に設けられた前後のストッパ体50a,50b間において、このガイド体50に嵌合して転動自在に構成されている。また、遊転輪体53の近くにおいて棚体部51の両側外方には、縦ピン54を介して遊転ガイド体55が設けられている。ここで遊転ガイド体55は、前記ガイド体50の内向き面により形成されるガイド面50cに当接自在に構成されている。
【0025】
また、棚体部51における一側方(左側)の上面には係止条体56が設けられ、この係止条体56の前端は、後向きの前記アンチバック体23が係止作用可能な突出阻止用係止部56aに形成され、後端は、回転して前向きとしたアンチバック体23が係止作用可能な退入阻止用係止部56bに形成されている。そして、棚体部51における他側方(右側)の後端部分でかつ前記遊転ガイド体55の上方位置には、ピン状の係止体57が側外方に突出されて設けられている。以上の41〜57などにより、上下複数段に設けられる各可動棚体40の一例が構成される。
【0026】
最下段の可動棚体40の下方において、左右一対の支持レール30間には、前後方向に出退動自在な転倒防止体60が設けられている。すなわち図5、図6、図10に示すように、転倒防止体60の本体61は、左右一対の前後方向材61aと、これら前後方向材61aの後端間ならびに中間部間を連結する左右方向材61bなどによって、前部に前方で開放された凹部61dが形成される状態で平枠状に構成されている。
【0027】
両前後方向材61aはU字型状であって、その開放部を下向きとして配設され、そして内部の後端部分には、左右方向ピン62を介して遊転輪体63が設けられている。ここで遊転輪体63は、前記支持レール30の支持面30a上で転動自在に構成されている。また、遊転輪体63の近くにおいて前後方向材61aの外側面には、縦ピン64を介して遊転ガイド体65が設けられている。ここで遊転ガイド体65は、前記支持レール30のガイド面30bに当接自在に構成されている。
【0028】
そして前後方向材61aの内部で前端部分には、ボルト・ナット形式により上下位置を調整自在とした着地体66が設けられている。ここで着地体66は、支持面30aに対して隙間を置いて上方に位置されるように調整されている。以上の61〜66などにより、転倒防止体60の一例が構成される。
【0029】
前記支持レール30の前端部分には、前記転倒防止体60の支持案内手段33が設けられている。すなわち、支持レール30の支持面30a上にはL型状のブラケット34が取り付けられ、このブラケット34には、左右方向ピン35を介して支持輪体36が遊転自在に設けられている。ここで支持輪体36は、前後方向材61a内に位置され、そして前後方向材61aの下向き面61eを支持自在に構成されている。
【0030】
また、支持輪体36の近くには、縦ピン37などを介して遊転ガイド体38が設けられている。ここで遊転ガイド体38も前後方向材61a内に位置され、そして前後方向材61aの内向き面61fに当接自在に構成されている。以上の34〜38などにより、支持案内手段33の一例が構成される。
【0031】
図1、図5、図10に示すように、前記可動棚体40の出退動に連動して転倒防止体60を出退動させる連動手段70が設けられている。その際に転倒防止体60は、任意な段の可動棚体40の伸縮しながらの出退動に連動して、前後方向に出退動されるように構成されている。
【0032】
すなわち、他方側(右側)の両支柱2,3間でかつラチス4の内側には、C型レール状の連結体71が上下方向に配設されている。そして、連結体71の下端が、ブラケット72と連結具(ボルト・ナットなど)73とを介して前記転倒防止体60に連結されている。その際に連結は、前後方向材61aの外面でかつ後部寄りの位置に行われる。また連結体71の上端には、縦ピン74を介してガイドローラ75が設けられ、このガイドローラ75が、両支柱2,3の上端間に設けられた前後方向のガイドレール76に下方から係合されている。
【0033】
これにより連動手段70は、棚枠1側に案内されて前後方向に移動自在な上下方向の連結体71を有し、この連結体71は、その下部が転倒防止体60に連結される。以上の71〜76などにより、連動手段70の一例が構成される。なお連結体71の後面71aに対しては、可動棚体40における中間可動部41の後部下面側から横外方に突出されたストッパー体58が後方から係合可能(当接可能)に構成されている。
【0034】
図1、図5、図6、図14に示すように、前記棚枠1側と連動手段70側との間には、前記可動棚体40を段階的に伸縮動させる係脱装置80が設けられている。すなわち、前記連結体71の所定箇所には、側外方へ突出される軸体81が設けられ、この軸体81には前部カム板82と後部カム板85とが、各別に上下揺動自在に取り付けられている。これらカム板82,85の下面側には、それぞれ相対向する側に係止部82a,85aが形成されるとともに、遊端部分には、横ピン83,86を介してカムローラ84,87が遊転自在に設けられている。
【0035】
そしてカム板82,85間において軸体81には巻きばね(付勢体の一例)88が外嵌され、この巻きばね88は、その遊端が両カム板82,85に振り分けて係止されることで、両カムローラ84,87が互いに接近される方向に両カム板82,85を上方へと揺動付勢している。なお、両カムローラ84,87が最も接近されたとき、軸体81の軸心と横ピン83,86の軸心とを結ぶ線が成す角が、ほぼ100度になるように構成されている。両カム板82,85は、巻きばね88の付勢力に抗して下方へ揺動されることで、その係止部82a,85aが、前記棚体部51における係止体57の前後方に位置されるように構成されている。
【0036】
前記ガイド装置10のガイドレール11側には、両カムローラ84,87の案内を行う案内体90が設けられている。すなわち、案内体90はガイドレール状であって、その前端部分がブラケット91などを介してガイドレール11の前端部分に連結され、また後端部分が浮き上がり防止体(後述する。)側に連結されている。前記案内体90の下面側には、水平状のカム規制面90aが前後方向に形成され、そして、前端部分には上方起立状の前端カム面90bが形成されるとともに、後端部分には上方起立状の後端カム面90cが形成されている。
【0037】
ここで両カムローラ84,87がカム規制面90aに案内されることで、両カム板82,85は巻きばね88の付勢力に抗して下方へ揺動されて、その係止部82a,85aが可動棚体40側の前記係止体57に前後方から対向して位置されるように構成されている。また、前部のカムローラ84が前端カム面90bの前方へ出たとき、前部カム板82が巻きばね88の付勢力によって上方へ揺動され、その係止部82aが係止体57の前方から上方に逃げるように構成されている。同様に、後部のカムローラ87が後端カム面90cの後方へ出たとき、後部カム板85が巻きばね88の付勢力によって上方へ揺動され、その係止部85aが係止体57の前方から上方に逃げるように構成されている。以上の81〜91などにより、係脱装置80の一例が構成される。
【0038】
各段には、前記可動棚体40群のうち、任意な段の可動棚体40が伸縮して出退動されるとき、残りの可動棚体40は、収縮された退入位置でロック手段95によりロックされるように構成されている。
【0039】
すなわち、ガイドレール11における後端部分の上面側には、ブラケット96などを介して浮き上がり防止体97が設けられている。この浮き上がり防止体97には、下向きの浮き上がり防止面97aが形成され、この浮き上がり防止面97aに前記棚体部51の係止体57が下方から対向されるように構成されている。そして浮き上がり防止体97の前端部分には、左右方向ピン98を介してロック体99が上下揺動自在に設けられている。
【0040】
ここでロック体99は、その下端がガイドレール11に当接された下方への揺動限姿勢において、下端が後方となる傾斜姿勢となるように構成されている。そして傾斜状態において、前面側が揺動案内面99aに形成されるとともに、後面側がロック面99bに形成されている。その際に、揺動案内面99aに対しては、可動棚体40側の係止体57や係脱装置80の軸体81が当接作用され、またロック面99bに対しては係止体57が当接作用されるように構成されている。なお、前記浮き上がり防止体97の上部には、前述したように案内体90の後部が連結される。以上の96〜99などにより、ロック手段95の一例が構成される。
【0041】
以下に、上記した実施の形態における作用を説明する。
図1、図2、図5は、全ての段の可動棚体40と転倒防止体60とを退入動させた状態にある。すなわち、可動棚体40における中間可動部41は、その前部が被支持面41aを介して受けローラ19に支持され、そして後部が遊転輪体43を介して支持面11aに支持された状態で、退入動位置とされている。また可動棚体40における棚体部51は、その前部が被支持面51aを介して支持輪体47に支持され、そして後部が遊転輪体53を介してガイド体50に支持された状態で、退入動位置とされている。さらに転倒防止体60は、その前部が下向き面41eを介して支持輪体36に支持され、そして後部が遊転輪体63を介して支持面30aに支持された状態で、退入動位置とされている。
【0042】
そして、後向きのアンチバック体23が係止条体56の突出阻止用係止部56aに係合可能とされることで、棚体部51の不測な突出動が阻止されている。また連動手段70においては、その連結体71が退入限にあり、このとき係脱装置80の軸体81が揺動案内面99aに当接してロック体99を後方上方へ揺動させている。
【0043】
さらに係脱装置80は、後部のカムローラ87が後端カム面90cの後方へ出ており、後部カム板85が巻きばね88の付勢力によって上方へ揺動され、その係止部85aが係止体57の後方から上方に逃げている。なお、前部のカムローラ84はカム規制面90aに案内されており、前部カム板82は巻きばね88の付勢力に抗して下方へ揺動されて、その係止部82aが可動棚体40側の係止体57に前方から対向されている。また係止体57は、ロック体99の部分を通過して、浮き上がり防止体97の浮き上がり防止面97aに下方から対向されており、以て可動棚体40の不測な浮き上がりを防止している。
【0044】
このような退入動状態において、たとえば、最下段の可動棚体40を突出動させるに、まず回転操作部22を介してアンチバック体23を前方へ回転させ、突出阻止用係止部56aに対する係合可能な姿勢を解除させる。次いで、棚体部51に手を掛けて引き出し力を作用させる。これにより、棚体部51のみが引き出され、この棚体部51側の係止体57が、浮き上がり防止面97aや後部カム板85やロック体99の下方を通過される。
【0045】
そして、このような引き出しが少し行われたときに、ロック体99の下方を通過した係止体57が、係脱装置80における前部カム板82の係止部82aに後方から係合され、以て係脱装置80の軸体81を介して連結体71を一体的に引き出し移動させる。この移動時において、後部カム板85のカムローラ87がカム規制面90aに案内され、これにより後部カム板85は巻きばね88の付勢力に抗して下方へ揺動されて、その係止部85aが係止体57に後方から対向される。これにより図14に示すように、棚体部51と連結体71と転倒防止体60との一体状での突出動が行われる。
【0046】
その際に棚体部51の突出動は、その被支持面51aが支持輪体47に支持されるとともに、側面51bが遊転ガイド体49に案内され、そして後部の遊転輪体53がガイド体50に支持されるとともに、遊転ガイド体55がガイド面50cに案内される状態で、安定してスムースに行われる。また係脱装置80を介しての連結体71の突出動は、上端のガイドローラ75がガイドレール76に案内される状態で、安定してスムースに行われる。
【0047】
さらに転倒防止体60の突出動は、その下向き面61eが支持輪体36に支持されるとともに内向き面41fが遊転ガイド体38に案内され、そして後部の遊転輪体63が支持面30aに支持されるとともに、遊転ガイド体65がガイド面30bに案内される状態で、安定してスムースに行える。その際に、転倒防止体60に凹部61dが形成されていることで、作業者の足などに対する転倒防止体60の接触を防止し得る。
【0048】
前述した棚体部51と連結体71と転倒防止体60との一体的な突出動が或る量で行われたとき、遊転ガイド体55がストッパ体50aに当接され、以て中間可動部41が一体的に突出動される。そして棚体部51と中間可動部41との一体的な突出動が所定量で行われ、前部カム板82のカムローラ84が前端カム面90bの前方へ出たとき、図15に示すように、前部カム板82が巻きばね88の付勢力によって上方へ揺動され、その係止部82aが係止体57の前方から上方に逃げることになる。
【0049】
したがって以降の突出動は、連動手段70を残したまま、棚体部51と中間可動部41とを一体的として、ガイド装置10に対して中間可動部41が移動される状態で行われることになる。その際に中間可動部41の突出動は、その被支持面41aが受けローラ19に支持されるとともに、側面41bが遊転ガイド体17に案内され、そして後部の遊転輪体43が支持面11aに支持されるとともに、遊転ガイド体45がガイド面11bに案内される状態で、安定してスムースに行われる。
【0050】
このような中間可動部41の突出動は、中間部ストッパ体14に遊転ガイド体45が当接されることで規制される。これにより図16に示すように、中間可動部41に対して可動棚体40を伸展させながら突出動させ得、その際に、前方へ回転させていたアンチバック体23が、退入阻止用係止部56bに対して自動的に係合され、以て可動棚体40の不測な後退動が防止される。
【0051】
このようにして、最下段の可動棚体40を伸展動させながら突出動させたのち、その先端部分の棚体部51に対する被格納物Aの載置作業、または棚体部51上からの被格納物Aの取り出し作業などを行える。その際に、偏荷重などによって棚設備が前倒れしようとしたとき、転倒防止体60の着地体66が床面Bに当接されることで、その前倒れを阻止し得る。なお、上述した作業中において、たとえば被格納物を平枠状の中間可動部41に仮置きすることもできる。
【0052】
上述したように、最下段の可動棚体40を伸展動させながら突出動させることで、連動手段70を介して転倒防止体60を一体的に突出動させることになり、その際に連動手段70の突出動に伴って、残りの段における係脱装置80も一体的に移動される。すなわち、残りの段における係脱装置80は、軸体81を介して連結体71とともに突出方向に移動され、この軸体81の移動によって、ロック体99が左右方向ピン98の回りに下方へ揺動されて、その下端がガイドレール11の上面に当接される。
【0053】
このとき、可動棚体40は突出動されないことから、その係止体57は、図16の上段に示すように、浮き上がり防止体97の浮き上がり防止面97aに下方から対向された位置にあり、この係止体57に対してロック体99のロック面99bが前方から対向されることになる。したがって、残りの段における棚体部51が不測にして突出動しようとしたとき、その係止体57がロック面99bに当接されて突出動を阻止することになり、以てロック手段95によって二重の引き出しを自動的に防止し得る。
【0054】
上述したように、突出動させた棚体部51に対して各種の作業を行っているときで、振動や外力などによって転倒防止体60と連結体71とが一体的に退入動(後退動)しようとしたとき、突出動している棚体部51側のストッパー体58に対して連結体71の後面71aが前方から当接されることになり、以て連結体71側の退入動、すなわち戻り移動を阻止し得る。
【0055】
上述したように、突出動させた棚体部51に対して各種の作業を行ったのち、この可動棚体40を退入動させるに、まず回転操作部22を介してアンチバック体23を後方へ回転させ、退入阻止用係止部56bに対する係合可能姿勢を解除させる。次いで、棚体部51に手を掛けて押し込み力を作用させる。これにより、まず棚体部51のみが押し込まれ、そして、遊転輪体53がストッパ体50bに当接されることで中間可動部41が一体状に押し込まれる。
【0056】
このような一体状の押し込みが行われる前後において、棚体部51側の係止体57が、係脱装置80における後部カム板85の係止部85aに前方から係合され、以て係脱装置80を介して連結体71が一体的に押し込み移動される。つまり、連結体71を介して転倒防止体60が一体的に押し込み移動されることになる。
【0057】
そして押し込みが終わりに近づくと、まず係止体57がロック体99の揺動案内面99aに当接して、このロック体99を上方へ揺動させることになり、以て係止体57は、ロック体99の部分を通過して、浮き上がり防止体97の浮き上がり防止面97aに下方から対向される位置へと移動される。次いで係脱装置80の軸体81がロック体99の揺動案内面99aに当接して、このロック体99を上方へ揺動させる。そして係脱装置80は、後部のカムローラ87が後端カム面90cの後方へ出ることで、その係止部85aが係止体57の後方から上方に逃げている。これにより図1、図2、図5に示すように、全ての段の可動棚体40と転倒防止体60とを退入動させた最初の状態に戻されることになる。
【0058】
上記した実施の形態では、中間可動部41と棚体部51とにより伸縮動自在とした可動棚体40が示されているが、これは棚体部のみからなるに伸縮動されない可動棚体の形式や、2個以上の中間可動部を組み込んで構成された多段伸縮形式などであってもよい。
【0059】
上記した実施の形態では、可動棚体40の前後方向での出退動を、人手による引き出し、押し込みによって行う形式が示されているが、これは電動モータなどを使用して機械的に出退動させる形式などであってもよい。
【0060】
上記した実施の形態では、転倒防止体60として、本体61の前端部分に上下位置を調整自在とした着地体66が設けられた形式が示されているが、これは本体61の前端部分に遊転車輪が設けられた形式などであってもよい。
【0061】
上記した実施の形態では、各支柱2,3の下部側にアンカーボルト8が作用されることで、棚枠1が床面B上の所定位置に定着される形式が示されているが、これはアンカーボルト8が省略された形式であっても、安定した出退動を維持できる。この場合には、アンカーボルトを配設するための工事が不要となり、さらに可動棚体付き棚装置の設置位置を簡単に変更できる。
【0063】
上記した実施の形態では、可動棚体40が上下複数段に設けられた形式が示されているが、これは1段のみ可動棚体40が設けられた形式などであってもよい。
【0064】
上記した実施の形態では、任意な段の可動棚体40が出退動されるとき、残りの可動棚体40がロック手段95により退入位置でロックされる形式が示されているが、これはロック手段95が省略された形式などであってもよい。
【0066】
上記した実施の形態では、可動棚体40の上方レベルに案内体90が配設された形式が示されているが、これは可動棚体40の下方レベルに案内体90が逆向きで配設された形式などであってもよい。
【0067】
【発明の効果】
上記した本発明の請求項1によると、ガイド装置の支持案内により可動棚体を前方に突出動させたとき、連動手段を介して転倒防止体を突出動でき、また可動棚体を後方に退入動させたとき、連動手段を介して転倒防止体を退入動できる。したがって、転倒防止体の突出長さを充分に取ることによって、可動棚体を突出動させたときの偏荷重に充分に対応でき、以て載置される荷重に関係なく、常に倒れ難い安定した状態にできる。そして、この安定した状態は、アンカーボルトの有無に関係なく維持できる。さらに転倒防止体を退入動させることで、床面の有効利用を可能にできる。その際に連動手段は、可動棚体を前方に突出動させたとき、この可動棚体を連結体に係合させて、転倒防止体を一体的に突出動でき、以て連動手段を簡単にして構成できる。
【0068】
また上記した本発明の請求項2によると、任意な段の可動棚体を出退動させたとき、連動手段を介して転倒防止体を出退動でき、したがって、可動棚体を上下複数段に設けた格納効率のよい棚設備に容易に採用できる。
【0069】
そして上記した本発明の請求項3によると、任意な段の可動棚体を出退動させるとき、残りの可動棚体が出退動することをロック手段により阻止でき、以て二重の引き出し(出退動)を自動的に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示し、可動棚体付き棚設備の側面図である。
【図2】同可動棚体付き棚設備の正面図である。
【図3】同可動棚体付き棚設備におけるガイド装置部分の斜視図である。
【図4】同可動棚体付き棚設備における可動棚体の分解斜視図である。
【図5】同可動棚体付き棚設備における要部の一部切り欠き側面図である。
【図6】同可動棚体付き棚設備における要部の一部切り欠き正面図である。
【図7】同可動棚体付き棚設備における要部の縦断正面図である。
【図8】同可動棚体付き棚設備における中間段部分の一部切り欠き正面図である。
【図9】同可動棚体付き棚設備における支持レール部分の一部切り欠き平面図である。
【図10】同可動棚体付き棚設備における転倒防止体部分の一部切り欠き平面図である。
【図11】同可動棚体付き棚設備におけるガイド装置部分の一部切り欠き平面図である。
【図12】同可動棚体付き棚設備における中間可動部の部分での一部切り欠き平面図である。
【図13】同可動棚体付き棚設備における棚体部の部分での一部切り欠き平面図である。
【図14】同可動棚体付き棚設備における可動棚体の動作を示し、棚体部が少し突出動したときの一部切り欠き側面図である。
【図15】同可動棚体付き棚設備における可動棚体の動作を示し、中間可動部が少し突出動したときの一部切り欠き側面図である。
【図16】同可動棚体付き棚設備における動作を示し、可動棚体と転倒防止体が突出動したときの一部切り欠き側面図である。
【符号の説明】
1 棚枠
2 前部支柱
3 後部支柱
6 天板フレーム
8 アンカーボルト
10 ガイド装置
11 ガイドレール
17 遊転ガイド体
19 受けローラ
22 回転操作部
23 アンチバック体
30 支持レール
33 支持案内手段
36 支持輪体
38 遊転ガイド体
40 可動棚体
41 中間可動部
43 遊転輪体
45 遊転ガイド体
47 支持輪体
49 遊転ガイド体
50 ガイド体
51 棚体部
53 遊転輪体
55 遊転ガイド体
56 係止条体
57 係止体
58 ストッパー体
60 転倒防止体
61 本体
61d 凹部
63 遊転輪体
65 遊転ガイド体
70 連動手段
71 連結体
71a 後面
75 ガイドローラ
76 ガイドレール
80 係脱装置
81 軸体
82 前部カム板
82a 係止部
84 カムローラ
85 後部カム板
85a 係止部
87 カムローラ
88 巻きばね(付勢体)
90 案内体
90a カム規制面
95 ロック手段
97 浮き上がり防止体
97a 浮き上がり防止面
99 ロック体
99a 揺動案内面(前面)
99b ロック面(後面)
A 被格納物
B 床面
Claims (3)
- 棚枠には、ガイド装置に支持案内されて前後方向に出退動自在な可動棚体が設けられ、前記棚枠の下部には前後方向に出退動自在な転倒防止体が設けられ、可動棚体の出退動に連動して転倒防止体を出退動させる連動手段が設けられ、この連動手段は、棚枠側に案内されて前後方向に移動自在な上下方向の連結体を有し、この連結体は、その下部が転倒防止体に連結されるとともに、突出動される可動棚体が係合可能に構成されていることを特徴とする可動棚体付き棚設備。
- 可動棚体は上下複数段に設けられ、任意な段の可動棚体の出退動に連動して転倒防止体が出退動されることを特徴とする請求項1記載の可動棚体付き棚設備。
- 可動棚体は上下複数段に設けられ、任意な段の可動棚体が出退動されるとき、残りの可動棚体は、ロック手段により退入位置でロックされることを特徴とする請求項1または2記載の可動棚体付き棚設備。
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