JP5993631B2 - カート装置 - Google Patents

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Description

本発明は、オフィス、病院、公共施設、等の現場にて、物品の搬送や補助テーブルなどとして利用される、カート装置に関する。
オフィス、病院、公共施設、等の現場においては、例えば、電子機器を様々な場所に移動しながら各種作業を行いたい場合がある。こうした要望に対しては、カート装置の天板上に電子機器を載置し、作業者がカート装置と共に移動することによって、対応することが多い。
このようなカート装置は、例えば、床面に接地する四個の車輪であるキャスターが、矩形のベース部材の四つの角部の各々に個々に配置されている。このようなベース部材の左右後部から上方に支持部材が立設されており、この左右一対の支持部材の上端で天板部材が支持されている。
このようなカート装置の車輪であるキャスターは水平方向にも回転するので、カート装置は床面を前後左右に移動することができる。そこで、このようなカート装置の天板上面に電子機器などを載置することにより、重量がある精密機器である電子機器を自由に容易に移動させることができる。
上述のような構造のカート装置においては、左右一対の支持部材の上端から前方に天板部材が突出しており、この天板部材より下方には、支持部材より前方に空間が確保されている。例えば、病院などの現場おいては、患者の診察や治療に使用する電子機器をカート装置に積載して移動させることがある。
このような場合、患者が横たわっている医用ベッドを、カート装置の天板部材の下方の空間に位置させる。これにより、天板部材の前部を医用ベッドの上方に位置させることができる。
従って、医用ベッドに横たわっている患者の上方に電子機器を配置することができるので、この電子機器を使用して患者に診察や治療などの医療作業を容易に実行することができる。
しかも、医用ベッドの側方にカート装置を配置する場合に比較して、全体の占有面積を大幅に削減することができる。このため、カート装置に載置された電子機器を使用して各種作業を実行する医師や看護人の作業性を阻害することもない。
なお、上述のようなカート装置を補助テーブルとして利用することもある。このような場合、例えば、会議用の大型テーブルのテーブルボードの上方に、カート装置の天板部材を位置させる。
ただし、このような用途では、カート装置の天板部材を支持している高強度の支持部材が、大型テーブルのテーブルボードの側面に衝突し、テーブルボードを損傷させるような場合がある。
これを防止するため、装置後部に配置した左右一対の支持部材で天板部材を支持し、この天板部材の下面に支持部材より前方に左右一対のストッパを突設させたカート装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このカート装置では、例えば、会議用の大型テーブルのテーブルボードの上方に、カート装置の天板部材を位置させるときに、テーブルボードが支持部材に衝突することをストッパで防止することができる。
特開2009−279414号公報
しかしながら、上述のような構造のカート装置の天板部材を、テーブルボードや医用ベッドの上方に配置するとき、そのテーブルボードや医用ベッドなどの上下方向の位置は一様ではない。しかしながら、特許文献1のカート装置では、天板部材の上下方向の位置が固定されている。
このため、各種のテーブルボードや医用ベッドなどの上方に天板部材を位置させようとすると、ストッパがテーブルボードや医用ベッドなどの上方を素通りして、支持部材がテーブルボードや医用ベッドなどの側面に衝突することや、天板部材がテーブルボードや医用ベッドなどの側面に衝突することがある。
本発明は上述のような課題に鑑みてなされたものであり、各種の医用ベッドやテーブルボードなどの上方に天板部材を位置させるときに、支持部材や天板部材がテーブルボードや医用ベッドなどの側面に衝突することを防止できる、カート装置を提供するものである。
上述のような課題を解決するため、本発明のカート装置は、床面に接地する複数の車輪と、複数の前記車輪が装着されているベース部材と、前記ベース部材から上方に立設されている支持部材と、前記支持部材の上端で支持されている天板部材と、前記天板部材の下面に突設されているバンパー部材と、を有し、前記バンパー部材は、前記天板部材の下面の前記支持部材より前方に配置され、かつ前記天板部材の周縁部および前記支持部材から離間して配置されており、前記支持部材は、上下方向に伸縮自在に形成されていて前記天板部材および前記バンパー部材を上下方向に変位自在に支持している。
従って、このカート装置においては、ベース部材の下面に複数の車輪が二次元状に分散されて配置されているので、装置全体を安定に自由に移動させることができる。上述のベース部材から支持部材が上方に立設されており、この支持部材の上端で天板部材が支持されている。そして、この天板部材の下面の支持部材より前方にバンパー部材が突設されているので、装置全体を前進させて天板部材の前部下方にテーブルボードや医用ベッドなどを位置させるとき、そのテーブルボードや医用ベッドなどが支持部材に衝突することを、バンパー部材で防止することができる。
上述のようなカート装置において、さらに本発明では、前記バンパー部材は、前記天板部材の下面の前記支持部材の前方の左右に配置されている。従って、このカート装置では、天板部材の下面の支持部材の前方の左右にバンパー部材が突設されているので、天板部材の左部や右部などの下方にテーブルボードや医用ベッドなどを位置させるときでも、そのテーブルボードや医用ベッドなどが支持部材に衝突することを、支持部材の前方の左右に配置されているバンパー部材で防止することができる。
上述のようなカート装置において、さらに本発明では、前記バンパー部材は、左右方向に離反された一対からなる。従って、このカート装置では、天板部材の下面に左右方向に離反した一対のバンパー部材が突設されているので、天板部材の左部や右部などの下方にテーブルボードや医用ベッドなどを位置させるときでも、そのテーブルボードや医用ベッドなどが支持部材に衝突することを、その前方の左右に各々配置されている一対のバンパー部材で防止することができる。
上述のようなカート装置において、さらに本発明では、前記バンパー部材は、左右方向に連続する形状に形成されている。従って、このカート装置では、左右方向に連続する形状にバンパー部材が形成されているので、天板部材の左部や右部などの下方にテーブルボードや医用ベッドなどを位置させるときでも、そのテーブルボードや医用ベッドなどが支持部材に衝突することを、その前方の左右に連続して形成されているバンパー部材で防止することができる。しかも、例えば、天板部材の下方に位置させるテーブルボードや医用ベッドなどの側面に凸部などがあっても、この凸部が支持部材に衝突することを確実に防止することができる。
上述のようなカート装置において、さらに本発明では、前記バンパー部材は、前記支持部材の左方および前方および右方に連続するコ字状の平面形状に形成されている。従って、このカート装置では、このカート装置では、支持部材の前方および左方および右方に連続するコ字状の平面形状にバンパー部材が形成されているので、天板部材の前部や左部や右部などの下方にテーブルボードや医用ベッドなどを位置させるときでも、そのテーブルボードや医用ベッドなどが支持部材に衝突することを、一個のバンパー部材で確実に防止することができる。
上述のようなカート装置において、さらに本発明では、前記バンパー部材は、少なくとも前面が弾性部材で形成されている。従って、このカート装置では、バンパー部材の少なくとも前面が弾性部材からなるので、天板部材の下方に相対移動させるテーブルボードや医用ベッドなどがバンパー部材に当接するときの衝撃を軽減することができる。
上述のようなカート装置において、さらに本発明では、前記バンパー部材は、少なくとも前後方向に変位自在に弾発支持されている。従って、このカート装置においては、バンパー部材が前後方向に変位自在に弾発支持されているので、天板部材の下方に相対移動させるテーブルボードや医用ベッドなどがバンパー部材に当接するときの衝撃を軽減することができる。
上述のようなカート装置において、さらに本発明では、前記支持部材は、前記天板部材の左右中心から一方に変位した位置に配置されており、前記天板部材の左側下方および右側下方に左右非対称の左側空間および右側空間が確保されている。
従って、このカート装置では、天板部材の左右下方に非対称の左側空間および右側空間が確保されているので、例えば、テーブルボードや医用ベッドなどの上方に天板部材の前部だけでなく左部や右部を位置させることができるので、目的により天板部材とテーブルボードや医療ベッドなどとの平面視における重合割合を、所望により変更することができる。さらに、支持部材の左右両側の非対称の左側空間および右側空間に、例えば、トレーやバスケット状の左側積載部材や右側積載部材を装着することができる。
なお、本発明の各種の構成要素は、必ずしも個々に独立した存在である必要はなく、複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等でもよい。
さらに、本発明では前後左右上下の方向を規定しているが、本発明で云う上下方向とは完全に鉛直方向である必要はなく、前後方向と左右方向も完全に水平方向である必要はなく、技術常識の範囲で傾斜していることを許容する。
本発明のカート装置では、ベース部材の下面に複数の車輪が二次元状に分散されて配置されており、このベース部材から上方に立設されている支持部材の上端で天板部材が支持されている。この天板部材の下面の支持部材より前方にバンパー部材が突設されているので、装置全体を前進させて天板部材の前部下方にテーブルボードや医用ベッドなどを位置させるとき、そのテーブルボードや医用ベッドなどが支持部材に衝突することを、バンパー部材で防止することができる。そして、このようなバンパー部材が下面に突設されている天板部材を支持している支持部材が上下方向に伸縮自在なので、上面および側面の位置が相違する各種のテーブルボードや医用ベッドなどの上方に天板部材を位置させる場合でも、ストッパ部材がテーブルボードや医用ベッドなどの上方を素通りして、支持部材がテーブルボードや医用ベッドなどの側面に衝突することや、天板部材がテーブルボードや医用ベッドなどの側面に衝突することを、防止することができる。
本発明の実施の第一の形態のカート装置の使用状態を示す模式的な斜視図である。 本発明の実施の第一の形態のカート装置の外観を示す背面図である。 本発明の実施の第一の形態のカート装置の外観を示す斜視図である。 本発明の実施の第二の形態のカート装置の外観を示す模式的な平面図である。 本発明の実施の第三の形態のカート装置の全体構造を示す模式的な背面図である。 本発明の実施の第三の形態のカート装置の要部構造を示す模式的な平面図である。 本発明の実施の第四の形態のカート装置の要部構造を示す模式的な平面図である。 本発明の実施の第五の形態のカート装置の要部構造を示す模式的な背面図である。
本発明の実施の第一の形態に関して図1ないし図3を参照して以下に説明する。なお、図1は、本実施の形態のカート装置100の使用状態を示す模式的な斜視図、図2は、本実施の形態のカート装置100の外観を示す背面図、図3は、本実施の形態のカート装置100の外観を示す斜視図、である。
本実施の形態のカート装置100は、主要部品として、図1ないし図3に示すように、ベース部材110と、車輪120と、支持部材130と、天板部材140と、ハンドル部材150と、図1および図2に示すように、バンパー部材160と、図3に示すように、左側積載部材である左側トレー171および左側バスケット172、右側積載部材である右側ボックス173、を有する。
ベース部材110は、放射状に拡開したH状の平面形状に形成されており、その四つの端部の各々に、床面に接地する四個の車輪120が個々に装着されている。このように四方に分散されて配置された四個の車輪120は、全部が水平方向に回転するキャスターからなり、後方の左右一対は足踏ストッパ121が装備されている。
支持部材130は、ベース部材110より前後方向に充分に幅狭で、さらに左右方向に幅狭の支柱状に形成されており、H状のベース部材110の中央部から上方に立設されている。ただし、図2に示すように、本実施の形態のカート装置100においては、支持部材130はベース部材110の中央から右方に変位した位置に立設されている。
支持部材130は、上下方向に伸縮自在に形成されているので、天板部材140およびバンパー部材160を上下方向に変位自在に支持している。より具体的には、ベース部材110に固定されている管状の下部支柱131と、この下部支柱131に上下方向にスライド自在に挿入されている上部支柱132と、からなり、この上下方向にスライド自在な上部支柱132はロック機構(図示せず)で下部支柱131に解除自在に固定されている。
天板部材140は、図1および図3に示すように、前縁部と後縁部と左縁部と右縁部とが直線状の矩形状に形成されており、その後側の右方に変位した位置の下面に支持部材130の上部支柱132が接合されている。
このため、図2に示すように、天板部材140の下方左側には幅広の左側空間LSが確保されており、天板部材140の下方右側には幅狭の右側空間RSが確保されている。また、天板部材140の下方前側には前側空間FSが確保されている。
バンパー部材160は、左右方向に離反された一対からなり、図1に示すように、天板部材140の下面の支持部材130より前方に突設されている。この左右一対のバンパー部材160は、軟質プラスチックや硬質ゴムなどの弾性部材で形成されている。
ハンドル部材150は、左右方向に細長形状のバーハンドルからなり、天板部材140の後縁部から後方に突設されている。このような形状のハンドル部材150が、天板部材140の後部に位置することにより、本実施の形態のカート装置100においては、図示するように、前後左右が規定されている。
左側トレー171は、支持部材130の下部支柱131の左側上部に着脱自在に装着されており、左側バスケット172は、支持部材130の下部支柱131の左側下部に着脱自在に装着されており、右側ボックス173は、支持部材130の下部支柱131の右側上部に着脱自在に装着されている。
本実施の形態のカート装置100においては、図2に示すように、左側トレー171および左側バスケット172は、天板部材140より左側に突出しないように左側空間LSの内部に配置されており、右側ボックス173は、天板部材140より右側に突出しないように右側空間RSの内部に配置されている。
さらに、ベース部材110も、天板部材140より左右外側に突出しないように形成されており、その四隅に装着されている四個のキャスターからなる車輪120も、水平方向に回転しても天板部材140より左右外側に突出しないように配置されている。
上述のような構成において、本実施の形態のカート装置100は、例えば、病院やオフィスなどの各種現場で、電子機器の搬送や補助テーブルなどの各種用途に利用される。
本実施の形態のカート装置100を、電子機器(図示せず)の搬送などに利用する場合には、例えば、その電子機器が天板部材140に載置され、電子機器とともに併用される各種機材や各種用具(図示せず)が、左側トレー171や左側バスケット172や右側ボックス173などに積載される。
このような状態で、利用者はハンドル部材150を把持してカート装置100を前方に押圧することにより、カート装置100は前方に移動することができる。このカート装置100においては、四個の車輪120の全部がキャスターからなるので、前方だけでなく前後左右に自由に移動することができる。
また、本実施の形態のカート装置100を補助テーブルとして利用する場合には、図1に示すように、例えば、その天板部材140を大型の会議テーブル(図示せず)のテーブルボードTBの上方に位置させる。
このとき、テーブルボードTBはカート装置100の前側空間FSに位置することになり、左側トレー171、左側バスケット172、右側ボックス173は、テーブルボードTBの下方に位置することになる。ただし、本実施の形態のカート装置100では、上述のようにテーブルボードTBの上方に位置する天板部材140の下面にバンパー部材160が突設されている。
従って、上述のようにカート装置100を会議テーブルのテーブルボードTBに設置するとき、その天板部材140の下面の左右一対のバンパー部材160がテーブルボードTBの側面に当接する。このため、テーブルボードTBや医用ベッドが支持部材130に衝突することを、バンパー部材160で防止することができる。
しかも、本実施の形態のカート装置100においては、支持部材130は、上下方向に伸縮自在に形成されているので、天板部材140およびバンパー部材160を上下方向に変位自在に支持している。
このため、各種のテーブルボードTBや医用ベッド(図示せず)などの上面および側面の位置が相違しても、これに対応して天板部材140およびバンパー部材160を上下方向に変位させることができる。
なお、本実施の形態のカート装置100においては、天板部材140の下方に上述のような前側空間FSだけでなく左側空間LSと右側空間RSも確保されている。このため、天板部材140の左側部分や右側部分をテーブルボードTBの上方に位置させることもできる。
しかしながら、バンパー部材160が左右方向に離反した一対からなるので、天板部材140の下方にテーブルボードTBや医用ベッドの左部や右部などを位置させるときでも、そのテーブルボードTBが支持部材130に衝突することを、左側と右側とのバンパー部材160で各々防止することができる。
しかも、本実施の形態のカート装置100においては、バンパー部材160が弾性部材で形成されているので、天板部材140の下方に相対移動させるテーブルボードTBなどがバンパー部材160に当接するときの衝撃を軽減することができる。
特に、バンパー部材160の全体が弾性部材で形成されているので、例えば、硬質な樹脂や金属などで形成したバンパー部材160の、前面や左右の側面に弾性部材を貼着する必要がなく、その生産性が良好である。
さらに、本実施の形態のカート装置100は、上述のように左右方向に幅狭の支持部材130が天板部材140の左右中心から一方に変位した位置に配置されているので、天板部材140の左右下方に非対称の左側空間LSおよび右側空間RSが確保されている。
このため、例えば、テーブルボードTBや医用ベッドなどの上方に天板部材140の前部だけでなく左部や右部を位置させることができるので、目的により天板部材とテーブルボードTBや医療ベッドなどとの平面視における重合割合を、所望により変更することができる。その場合の天板部材140の突出度合が相違するので利用の自由度が良好である。
しかも、支持部材130の左右両側の非対称の左側空間LSおよび右側空間RSに、左側トレー171や左側バスケット172や右側ボックス173を装備することもできる。この場合、左側トレー171や左側バスケット172と右側ボックス173を非対称とすることができるので、形状とサイズとが様々な各種機材や各種用具を最適に載置することもできる。
さらに、このカート装置100においては、図2に示すように、前述のように全部の部位が、左右方向で天板部材140より内側に配置されている。このため、天板部材140が通過できる経路であれば、左側トレー171、左側バスケット172、右側ボックス173、ベース部材110、車輪120、の何れも移動を阻害することがない。
しかも、本実施の形態のカート装置100においては、ハンドル部材150は天板部材140の後縁部から後方に突設されている。従って、利用者がハンドル部材150を把持して前方などに押圧することにより、装置全体を前方などに自由に移動させることができ、装置全体の前後左右の方向もハンドル部材150の位置により明確に認識することができる。
特に、本実施の形態のカート装置100においては、必要により左側トレー171や左側バスケット172や右側ボックス173を支持部材130に着脱することができるので、多彩な用途に対応することができる。
同様に、平面形状が放射状に拡開したH状のベース部材110と、その端部に個々に配置された四個の車輪120の全部とが、矩形の天板部材140の平面形状より外側に突出しない。このため、本実施の形態のカート装置100においては、移動するときに天板部材140が通過できる経路ならば、各部が壁面などに衝突して移動を阻害することがない。
なお、本発明は本実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で各種の変形を許容する。例えば、上記形態ではカート装置100の支持部材130が、天板部材140およびベース部材110の左右中心から右方に変位していることを例示した。しかしながら、カート装置100の支持部材130が、天板部材140およびベース部材110の左右中心から左方に変位していてもよい(図示せず)。
さらに、上記形態のカート装置100においては、左右方向に細長形状のバーハンドルからなるハンドル部材150が天板部材140の後部に突設されていることで、カート装置100の前後左右が規定されていることを例示した。
しかしながら、天板部材140の左部後方および右部後方の各々に、個々に設置されている左右一対のハンドル部材により(図示せず)、カート装置100の前後左右が規定されていてもよい。
また、上記形態では前方の左右一対および後方の左右一対の、四個の車輪120の全部が、水平方向に回転自在なキャスターからなることを例示した。しかしながら、前方の左右一対および後方の左右一対の四個の車輪120の一方が、軸心方向が左右方向に固定されていて水平方向に回転しない車輪で形成されていてもよい(図示せず)。
この場合でも、カート装置100は前後左右に問題なく移動することができる。しかも、この水平方向に回転しない左右一対の車輪120により、カート装置100の前後左右を規定することができる。
さらに、上記形態ではカート装置100の車輪120が、前方の左右一対および後方の左右一対の四個からなることを例示した。しかしながら、カート装置の車輪120が、前方の左右一対および後方一個の三個で構成されていてもよく、前方の一個および後方の左右一対の三個で構成されていてもよく、前方に三個以上および/または後方に三個以上の複数で構成されていてもよい(何れも図示せず)。
さらに、上記形態ではバンパー部材160の全体が弾性部材で形成されていることを例示した。しかしながら、バンパー部材が、硬質な樹脂や金属からなるバンパー本体と、このバンパー本体の前面や左右の側面に貼着されている弾性部材と、で形成されていてもよい(図示せず)。
また、硬質なバンパー部材が、スプリングやダンパーなどの弾発機構により、前後方向に変位自在に弾発支持されていてもよい(図示せず)。この場合でも、天板部材140の下方に相対移動させるテーブルボードTBや医用ベッドなどが、バンパー部材160に当接するときの衝撃を軽減することができる。
つぎに、本発明の実施の第二の形態に関して図4を参照して以下に説明する。なお、図4は、本実施の形態のカート装置200の要部構造を示す模式的な平面図である。また、以下に例示する複数の実施の形態のカート装置に関して、上述した実施の第一の形態のカート装置100と同一の部分は、同一の名称および符号を使用して説明は省略する。
本実施の形態のカート装置200では、図示するように、天板部材140の下面の支持部材130より前方に、バンパー部材211が左右方向に細長形状の一個として形成されている。
上述のような構成において、本実施の形態のカート装置200では、左右方向に連続する形状にバンパー部材211が形成されているので、天板部材140の左部や右部などの下方にテーブルボードTBや医用ベッドなどを位置させるときでも、そのテーブルボードTBや医用ベッドなどが支持部材130に衝突することを、その前方の左右に連続して形成されているバンパー部材211で防止することができる。
しかも、本実施の形態のカート装置210では、例えば、天板部材140の下方に位置させるテーブルボードTBや医用ベッドなどの側面に凸部(図示せず)などがあっても、この凸部が支持部材130に衝突することを確実に防止することができる。
つぎに、本発明の実施の第三の形態に関して図5および図6を参照して以下に説明する。なお、図5は、本実施の形態のカート装置の全体構造を示す模式的な背面図、図6は、本実施の形態のカート装置の要部構造を示す模式的な平面図、である。
本実施の形態のカート装置220では、図示するように、天板部材140の下面の支持部材130より前方に突設されている左右一対のバンパー部材160が、左右方向で支持部材130の直近の位置に配置されている。
上述のような構成において、本実施の形態のカート装置220では、左右一対のバンパー部材160が支持部材130の左右直近に位置しているので、天板部材140の左部や右部などの下方にテーブルボードTBや医用ベッドなどを位置させるとき、そのテーブルボードTBや医用ベッドなどの側面を支持部材130の側面近傍まで位置させることができる。
つぎに、本発明の実施の第四の形態に関して図7を参照して以下に説明する。なお、図7は、本実施の形態のカート装置の全体構造を示す模式的な平面図である。
本実施の形態のカート装置230では、図示するように、天板部材140の下面に突設されているバンパー部材231が、支持部材130の左方および前方および右方に連続するコ字状の平面形状に形成されている。
上述のような構成において、本実施の形態のカート装置230では、左右一対のバンパー部材231が支持部材130の左方および前方および右方に位置しているので、天板部材140の左部や前部や右部などの下方にテーブルボードTBや医用ベッドなどを位置させるときでも、そのテーブルボードTBや医用ベッドなどが支持部材130に衝突することを、その左方および前方および右方に連続して形成されているバンパー部材231で確実に防止することができる。
しかも、本実施の形態のカート装置230では、例えば、天板部材140の下方に位置させるテーブルボードTBや医用ベッドなどの側面に凸部(図示せず)などがあっても、この凸部が支持部材130に衝突することを確実に防止することができる。
さらに、本実施の形態のカート装置230では、コ字状の平面形状のバンパー部材231が支持部材130を直近で包囲しているので、天板部材140の左部や前部や右部などの下方にテーブルボードTBや医用ベッドなどを位置させるとき、そのテーブルボードTBや医用ベッドなどの側面を支持部材130の近傍まで位置させることができる。
なお、本発明は本実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で各種の変形を許容する。例えば、上記形態では、天板部材140の下面に突設されているバンパー部材231が、支持部材130の左方および前方および右方に連続するコ字状の平面形状に形成されていることを例示した。
しかしながら、天板部材140の下面に突設されているバンパー部材が、支持部材130の前方および左方および右方に個々に位置する三個からなってもよい(図示せず)。このようなバンパー部材でも、上述のコ字状の平面形状のバンパー部材231と同様に機能することができる。
つぎに、本発明の実施の第五の形態に関して図8を参照して以下に説明する。なお、図8は、本実施の形態のカート装置の要部構造を示す模式的な背面図である。
本実施の形態のカート装置では、左右一対のバンパー部材160が、左右方向に回動自在に軸支されていて、厚板状の天板部材140の下面に収容される構造に形成されている。従って、バンパー部材160が無用な場合には、これを天板部材140の下面に収容することができる。
なお、バンパー部材160は、外側に回動して天板部材140の下面に収容されるので、下方に突設した状態では外側から当接するテーブルボードTBや医用ベッドなどを停止させることができる。
なお、本発明は本実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で各種の変形を許容する。例えば、上記形態では、左右一対のバンパー部材160が、左右方向に回動自在に軸支されていて、厚板状の天板部材140の下面に収容されることを例示した。
しかしながら、バンパー部材160が、上下方向に変位自在に支持されていて厚板状の天板部材140の下面に収容される構造に形成されていてもよく、ボルト状に天板部材140の下面に着脱自在に装着されていてもよい(何れも図示せず)。
なお、当然ながら、上述した実施の形態および複数の変形例は、その内容が相反しない範囲で組み合わせることができる。また、上述した実施の形態および変形例おいては、各部の構造などを具体的に説明したが、その構造などは本願発明を満足する範囲で各種に変更することができる。
100,210,220,230…カート装置
110…ベース部材
120…車輪
121…足踏ストッパ
130…支持部材
131…下部支柱
132…上部支柱
140…天板部材
150…ハンドル部材
160,211,231…バンパー部材
171…左側トレー
172…左側バスケット
173…右側ボックス
FS…前側空間
LS…左側空間
RS…右側空間
TB…テーブルボード

Claims (8)

  1. 床面に接地する複数の車輪と、
    複数の前記車輪が装着されているベース部材と、
    前記ベース部材から上方に立設されている支持部材と、
    前記支持部材の上端で支持されている天板部材と、
    前記天板部材の下面に突設されているバンパー部材と、を有し、
    前記バンパー部材は、前記天板部材の下面の前記支持部材より前方に配置され、かつ前記天板部材の周縁部および前記支持部材から離間して配置されており、
    前記支持部材は、上下方向に伸縮自在に形成されていて前記天板部材および前記バンパー部材を上下方向に変位自在に支持している、
    カート装置。
  2. 前記バンパー部材は、前記天板部材の下面の前記支持部材の前方の左右に配置されている、
    請求項1に記載のカート装置。
  3. 前記バンパー部材は、左右方向に離反された一対からなる、
    請求項2に記載のカート装置。
  4. 前記バンパー部材は、左右方向に連続する形状に形成されている、
    請求項2に記載のカート装置。
  5. 前記バンパー部材は、前記支持部材の左方および前方および右方に連続するコ字状の平面形状に形成されている、
    請求項2に記載のカート装置。
  6. 前記バンパー部材は、少なくとも前面が弾性部材で形成されている、
    請求項1ないし5の何れか一項に記載のカート装置。
  7. 前記バンパー部材は、少なくとも前後方向に変位自在に弾発支持されている、
    請求項1ないし6の何れか一項に記載のカート装置。
  8. 前記支持部材は、前記天板部材より前後方向および左右方向で幅狭に形成されていて前記天板部材の左右中心から一方に変位した位置に配置されており、
    前記天板部材の左側下方および右側下方に左右非対称の左側空間および右側空間が確保されている、
    請求項1ないし7の何れか一項に記載のカート装置。
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